暁の堕姫~堕ちていく人妻~ 作:人妻大好き
しゅるしゅる、と衣擦れの音がする。
穏やかなオルゴールの音が流れる室内に零菜はいる。綾瀬の店の個室である。綾瀬と一線を越えたことで、心理的ハードルは格段に下がった。
性的快感と絶頂がもたらす多幸感と疲労感が、あまりにも魅力的で、零菜はさらなる快楽を求めてしまう自分を抑えられなかった。
年齢的にも性に強い関心を示す年頃である。基本的には真面目な零菜だったが、だからこそ息苦しいと思うこともある。真面目さの正反対にいるような行為は、普段の自分や周りへの当てつけでもあった。
ともかく、零菜は綾瀬との肉体的接触に強い快感を覚えていたし、今はそれがすべてだった。
服を脱いだ零菜の瑞々しい肢体に綾瀬は息を飲む。
色白ながらも健康的な肌色で、女性的な柔らかさを持ちながらも豹のようなしなやかな筋肉を備えている。ほっそりとした腰の括れに、豊満な乳房、そして幼さを残す美しい顔立ち、どれを取っても完璧だった。恥ずかしげに胸を股を手で隠す零菜だったが、表情には期待感を漂わせている。
「やはり、とても可愛らしいですね、零さんは」
「煽てないでください、もう」
羞恥心を刺激されて零菜はうつむいた。
それでも褒められて悪い気はしない。自分のスタイルには密かな自信があった。
「あの、今日は……」
「はい、本番込みで……ですね」
「はい」
こくり、と零菜は頷く。
おかしくなるくらいに気持ちよくなりたいという一心だった。すっかり快楽に嵌ってしまった零菜は、より高度なプレイすら望むようになっていた。そのためならば、処女すら捧げるというくらいに零菜は綾瀬に入れ込んでいる。
「それでは、こちらに……」
「ん……」
零菜の頬に綾瀬は手を伸ばす。
軽く触れて、零菜はくすぐったそうにする。
「力、抜いてください」
「ん、はい……ぁ」
ゆっくりと綾瀬は零菜に口づける。
「ん……ん、ちゅ……ぁ」
軽い口づけ。それだけで、零菜の胸は高鳴った。
(初めてキスしちゃった)
身構えていたわりにあっさりしていた。本当に触れるだけのキスだった。
それから綾瀬も服を脱ぐ。
前回は緊張してあまり気を回すことができなかったが、今回は二度目というだけあって比較的気持ちはすぐに落ち着いた。
綾瀬は細みながらも筋肉質で男性的な身体つきだ。無駄な肉はなく、適度に鍛えているのが分かる。
「零さん」
呼ばれて、零菜は綾瀬の元に向かう。
ベッドの上で向かい合って、再びキスを始める。
「ん……ん……ん……ちゅ……ぁ、ん……」
ゆっくりとした触れ合い。
軽く唇を重ねて、角度を変えて、柔らかい唇を押し付け合う。吐息と吐息が混ざり合って、相手の体温を唇で感じることに奇妙な感覚を抱く。
「ん……ぅ、む、ちゅ……ちゅ……ぁ、ぅ、む……ちゅ……はあ……ん」
じっくりと零菜をキスに慣らしていく。
キスをしながら、綾瀬は零菜の手を握る。身体的接触に零菜を慣れさせるためだ。
「ん、ふう……んちゅ……ぁ、はあ、ふ、ん……ちゅ……ちゅ……ん、ちゅ……はあ……」
零菜は唇を離す。
頬を赤らめて、少し呼吸を荒くしている。
そんな零菜を抱き寄せて、乳房に手を伸ばす。
「は、あんっ、綾瀬さん……!」
「ダメですか?」
「だ、ダメじゃないです。その、いきなりだったから。んんっ!?」
抱き寄せた零菜の頤を上げて、唇を奪う。それまでのキスよりも少しだけ乱暴に。零菜は驚愕して目を見開いたが、すぐに身をゆだねた。
「ん……あ、はあ……ん……ちゅ、んんっ、ぁ」
零菜の胸を弱めの力で揉みながら、口づけを続ける。
「零さん、舌出して」
「は、ぁ……ぁ」
言われるがままにおっかなびっくり口を開いて、零菜は舌を出す。
赤い舌に綾瀬はキスをして、舌先を触れ合わせる。
「はあ、ぁ……ぅ、あ……んん」
チロチロと舌先の挨拶。
零菜は困惑した様子ではあるが、逃げることはなかった。
「はぁ、ぁ、んあ……れろ、れろ……れろ……れろ、ん……ぁ」
零菜の舌をねっとりと舐る綾瀬。舌の動きはゆったりとして、無理なく零菜を感じさせる。舌先を使って零菜の舌の全体を焦らすように刺激したり、大きなストロークで舐めたりする。
「あふ、ん……れろ……ちろ……ん、ふうあ……ぁ……はあ……はあ……んあ」
(これ、ディープキス。何、これ、なんか、気持ちイイ……)
うっとりとして為すがままになっている零菜。
そんな零菜の様子に、そろそろいいかと綾瀬はより深い口づけを敢行する。
「ふうむっ!?」
がっしりと零菜の唇を奪い、口内に舌を押し込んだのだ。
綾瀬の長い舌が零菜の舌の付け根まで伸びる。
「んっ、んっ、んんっ……っ!」
ぐっと綾瀬の胸を手で押す零菜だったが、くちゅくちゅと口内を責められているうちに抵抗力をなくしていく。
「ん、ふう……う……じゅる……ちゅぷ……んんっ。じゅる、ちゅ、れる、んぐ……ふうぅ、んんっ」
(あ……これ、イイ……気持ちイイ……口の中、綾瀬さんに舐めれているのイイ)
零菜はすぐにディープキスの虜になった。綾瀬の舌が自分の口内粘膜を愛撫していることに得体の知れない快感を覚えていた。
他人に触れさせることのない部位を他人の絶対に触れることのない部位が触れている。それだけで背徳的な法悦を味わってしまう。
「ふむっ、ん、ん、れる……れる……じゅる……んんっ、ふう、あぁむ、ちゅ……んっ、んっ、んん……ふむっ、れる……れる……ん……ん……ぅ、ん……れる……」
零菜は見よう見まねで舌を綾瀬の舌に絡める。どうしたらいいのか分からないが、自分なりに奉仕をする。綾瀬の舌の裏側を舐めてみたり、上顎を舐めてくる綾瀬の舌を押し返してみたりする。綾瀬が舌に乗せて流し込んでくる涎も零菜は拒否することができない。自分の涎と混ざり合ったそれを、あふれ出す前に嚥下する。
「んく……ん、じゅる……ん、んふっ……んく……ちゅぷ……れろ……れろ……ん、ん、んく……」
口の端から涎が飲みきれなかった涎が零れて顎先から滴り落ちた。
唇を離すと、二人の間に銀の糸がかかる。
「ん、あっ……」
綾瀬は零菜の胸を揉みながら、零菜を背中から抱きしめる。零菜は綾瀬の股の間に座り、背中を預けた。
零菜の艶やかでさらさらとした黒髪を胸に感じながら、綾瀬は零菜の乳房と膣口に手を伸ばす。
「んあぁ♡」
零菜が極まった声を出す。
キスで蕩けた零菜の身体に不意に訪れた肉欲的な刺激が堪らなかった。
乳首をくりくりと弄られて、同時に膣口を指で撫でられている。
「んふう……ふう……んん……あ……うう……んん……っ」
(綾瀬さんの指、気持ちイイよ……もっと、奥触ってほしい)
恥ずかしいが、もっと深くイカせてほしいと望んでしまう。
「ん……ん……ふぁ……ん……くう……ぁ……ぁ……ふ、あ……ん……んくう……あ……きゅ、ふう……っ」
「零さん、ほら、濡れてきましたよ」
「ん、やあ……そんな、恥ずかしいこと言うの、ダメ……ん、あ……んんぅ♡」
くちゅくちゅと零菜の股座から音がする。
綾瀬の指が愛液で濡れている。
つるつるとした入口を越えて、膣内に侵入した指が愛液を掻き出している。
「ひゃん♡ あ、ふぁ、あ……あ、あ、んんん♡」
「ぺろ……れろ」
「きゃ、あ、耳、ん、は……そこ、舐めちゃ、あ♡」
綾瀬の舌が耳をなぞるといやらしい水音が直接頭の中に響くような感じになる。耳にかかる吐息がくすぐったく艶めかしい。膣口から上りくる快感が意識に靄をかける。
「ひ、う、あっ……あん、くう、ふうあっ……あ……い、く……ぅっ」
零菜の膣内が引き締まった。指にきゅうきゅう吸い付いてくる感覚で、零菜がイッたのだと分かる。
「はあ、はあ、はあ、ん……あ、イッちゃいました。はあ……はあ……」
零菜は額に浮かぶ汗を手で拭う。
それから、自分の尻に触れている綾瀬のペニスに手を伸ばした。
「固くなってる」
「ここまで来たら、そうもなります」
「ん……あの、わたしもしますよ」
「大丈夫ですか?」
「してもらってばかりだと、気が引けますし……その練習のつもりで」
零菜はそう言うや姿勢を変えた。
綾瀬の股間をまじまじと眺められる位置に顔を置く。
(この前もそうだったけど、やっぱり生で見ると迫力が違う……うわ、すごい形。男の人の身体ってすごい)
好奇心からしげしげと眺めてしまう。フェラチオはこの前もしている。ペニスを見るのは初めてではない。とはいえ、経験豊富というわけでもない。女にはない器官なだけに見慣れているということもなく、その不思議な形状に興味を惹かれてしまう。
「う……男の人の臭い」
鼻を衝く臭いはどことなく栗の花にも似ている。イイ臭いとは思わないが、悪臭というほどでもない。まだ勃起したばかりで、そこまで強い臭いということもない。
そんなペニスを右手で掴み、痛くない程度の力加減で上下に扱く。棹の余った皮を伸ばすようにしつつ、裏筋にも指先を当ててみる。
くにくに、と弄っているとペニスの固さが増してくる。
「まだ、固くなる。ん、もしかして、まだ半勃ちってやつだったんですか?」
「そうですね、実は」
「うわ、すごい。みるみる太くなる、こんなでしたっけ」
前回しゃぶったときよりも太くなっているような気がする。そんなすぐにペニスが大きく成長するはずもなく、気のせいではあるのだが、余裕がなかった前回よりも今回のほうが心が冷静だ。より観察することができているのだ。
「……舐めていいですか?」
「お願いします」
「はい……れろ」
零菜は舌先で裏筋を舐める。ペロペロと尿道口を舐めて、亀頭を一周し、それから棹の裏側をゆっくりと愛撫していく。
「ふう、ふう、ふう、ん……れろれろ……ちゅ……ぺろぉ……れろ……ちゅぷ、ちゅぷ、れろ……ん、はあ、あの、変だったら言ってください」
「大丈夫です。よくできてますよ」
「……本当ですか? よかった」
零菜は小さく笑った。
下手だといわれるのは、それはそれで傷つく。
それから涎をペニスの先端に垂らした。動画で見た女優のやり方を真似たのだ。涎を垂らしたペニスを上下に扱いてペニス全体に自分の涎を馴染ませる。
「ん、あぁむ……ん、ちゅう……ん、ふう、んっ」
零菜はペニスを扱いた後で、亀頭を咥えた。もごもごと舌で先端を舐った後で、根本までペニスを口内に押し込んでいく。
「ああ、いいですね、それ」
「ふむ、ん……んじゅるる……んじゅる、ぶじゅるる……んん、ふう……」
綾瀬は零菜の頭を撫でた。よくできているという証拠である。零菜は息苦しさを感じながらも、口内でペニスに奉仕することを忘れない。歯を立てないように気を付けながら、舌を蠢かせて愛撫を繰り返す。カリ首を丹念に舐めて、頬を窄めて吸い立てる。ゆっくりと頭を前後に動かして、ペニスから精液を搾り取ろうとする。
(思ったよりも大きい……それに、口に入れてからもっと太くなってない? すごい、熱い……!)
零菜は涙目になりながら、ペニスをしゃぶる。舌でぺろりと裏筋を舐め、じゅぶじゅぶと音を立てて口全体で扱く。
「ふうむ、んむ、じゅる、んん、ふうう……ん、ん、ん、じゅるる……じゅるる……れる、れる、ちゅぷっ、ふう、れろぉ♡」
時折、口から取り出しては棹や先端を舐める。赤い舌が大胆に亀頭を舐めまわす。フェラチオに慣れてきたのか、積極的に舌を使っている。
「んちゅっ、はむっ、んふう……れるれるれる……じゅるる、んちゅぷ、くぷ、くぷ、れる、じゅるるる♡」
(おちんちん、固くて大きくて熱い……苦いの出てる。気持ちイイってことだよね)
「じゅる、じゅる、じゅるっ、ふむっ、ふう、じゅるる、れるるる……ん、ふう、ふう、ちゅぷ……」
しばらく零菜がそうして頭を前後に揺らし、ペニスをしゃぶり続けていると綾瀬のペニスが急にぴくんと跳ねた。
「う、ん……零さん、そろそろイキそうです」
「ふむ、ん……んじゅるるるっ」
「零さん?」
「んちゅ、ちゅる、れる、ん、いいですよ。このままでも、ん、じゅるる、れる、れる……ふむ、ん、ふうぅ♡」
(綾瀬さんの精液、飲んでみたい。男の人って、そういうのが好きなんでしょ?)
湧き上がる情欲と奉仕欲求が零菜をそうさせる。
口の中でペニスが限界を迎えているのをしっかりと感じている。舌先でぺろりと尿道口をなぞると綾瀬のペニスは嬉しそうに緊張する。
「零さん、もう出ます」
「んぁい……ん、ん、んんっ」
綾瀬が注意しても零菜はペニスを離さない。
そうして零菜が根本までペニスを頬張ったとき、ついに耐え切れなくなったペニスは零菜の口内に精液を解き放ってしまった。
「んぶ、ん、んんんぅ~~~~~~♡」
びゅるるるるっ、と勢いよく精と魔力が零菜に注がれる。跳ねるペニスを口で押さえつけて、零菜はむせ返るような雄の臭気と苦みに顔を歪ませる。
「ん、んじゅる……く、ぷ、んふう……ちゅぷ」
零さないように気を付けて、零菜はペニスから口を離す。
「んく……ん、はあ、はあ、はあ、はあ……」
「飲んだんですか?」
「はい……ん、苦い……どろどろ……」
(気持ちよくなってもらえたし、嫌じゃないかも)
零菜は喉に張り付くような粘液に苦慮しながらも精液をすべて飲んでしまった。味は苦いということしか分からない。そのうち、美味しくなってくるのだろうか。今は無理だが、慣れればイケるな、というのが正直な感想だった。
「あ、まだ」
零菜に射精したペニスはまだまだ元気だった。ビンビンに固さを残している。
「零さん、お尻を向けてください。挿入しますので」
「ん、はい」
コンドームを付けた綾瀬のペニスに期待感を寄せて、零菜は四つん這いになった。
「それでは、行きますよ。まずは前回同様です」
「ふ、く……っ」
ローションでぬめらせたペニスをアナルに押し込む。
「は――――あ、はあ、入って来たぁ♡」
もはやアナルは慣れたものだ。前回、綾瀬に散々穿り返されたし、家に帰ってからも補充したスライムで弄り続けていた。零菜のアナルはすっかり性感帯として完成していた。強くしなやかな括約筋は、ペニスを扱くオナホのように淫らに蠢き、綾瀬のペニスを締め付ける。
「は、は、は、はいっ、ん、きゅ、ふう♡ はあ、奥、までずるずるってぇ♡」
挿入されただけで、零菜の表情は蕩けている。
「じゃあ、動きますからね」
「ふぐっ、は、はぁん♡」
まずは一突き。
パン、と肉の音がする。
それから、リズミカルに抽挿が始まる。
パンパンパン、と一定の感覚で腰を打ち付ける。
「うあ、うな、ん、んあ、んあ、ふぐ、んお……ん、ん、くうう……はふ、んふあ、あう……っ」
腹部を押し広げられる圧迫感が苦しい。
しかし、それが気持ちイイ。
括約筋を無理矢理広げられ、逆方向に刺激され、普通ではありえない場所に異物を撃ち込まれているのがとても気持ちイイ。
「はあ、んはあ、んはあ、ああう♡ ふう、んふう、あひっ、イイ、んあ、はあう、ん、ん、ん、く、ふうあ♡」
零菜は声を抑えようともしない。
ペニスが動くたびに、あられもない声を出している。
「あー、気持ちイイですよ零さん。ぎゅっと締め付けてくる」
「はあ、わ、わたしも、気持ちイイ、ですっ、は、は、はいっ、んあ、んあ、はぁう……んあ、もっと、奥、ん、ふうあ♡ あ、そこっ、んあ、イイ♡」
「ずいぶんと素直になりましたね。そんなに、アナルがいいんですか?」
「ん、ん、ふう、んふう♡ そ、それ、はっ、はうっ、あ、あ、んあ、強いっ、あ、あ、や、あ、ふぐっ、ん、わたし、こんな、お尻……あ、はあ♡」
零菜が素直になったのは、綾瀬の精液を飲んだからでもある。夢魔の精液だ。その魔力には、魅了の効果がある。性に奔放にして、素直に快楽を愉しめるようにしてしまうのだ。
零菜が意図せず精液を摂取したことで、零菜自身の欲望がさらに前面に出てきたのだ。
「ああん♡ 何、これ、ふうぁっ、なんか、変っ、いつもより、感じて、あ、あ、あ、あひっ、んあ、はあ、あ、うぁ、んあっ、ああ、ひ、ひぐっ、ふあ、あ、声、我慢できな、あ、あああっ」
「我慢なんてしなくていいですよ。もっと乱れて。ほら、もっとアナルで乱れてください」
「い、意地悪、そんな言い方。あ、なんで、か、感じて、わたし……ふぐっ、ひあ、あふ、んああ♡ あ、やぁ、き、気持ちイイっ。お、おふ、んおおおおおおお♡」
零菜のなけなしの理性が懸命に抗おうとしたが、容赦ない綾瀬のピストン運動がそれを許さない。津波のように押し寄せる快感が零菜の理性を押し流し、肉欲は雄たけびのような声となって溢れ出す。
「ふおっ、んおっ、んああ♡ は――――う、ぐ、んふう♡ んおぉ、あふ、んあ、あ゛あ゛う゛っ、あ、ぐ、ふう、んふう♡ ふい、ぃ、ぃ、あっ、ああっ♡ んいい♡」
零菜はアナルを貫かれながら、ただ嬌声を上げることしかできない。
ずんずんと響く快感は脳まで蕩かして、零菜の正常な判断能力を奪っていた。
「ん、ん、ふう、んああああああああああ! ダメ、ダメえええええっ!」
零菜の膣口から潮が吹きだした。同時にペニスを強烈な圧力で括約筋が締め付けてくる。
「う、あ……んあ、ああ、ん……ふぐああ……」
快感の津波に意識を流されて零菜はうめき声を上げて枕に突っ伏した。
気持ちイイという感想が頭の中で浮かんでは消えていく。
零菜の膣内が激しく痙攣しているのがペニスを通じて伝わってくる。アナルを犯されて潮吹きしてしまうくらいに、零菜のアナルは敏感になってしまっていた。
零菜は瞳を深紅に染めて、絶頂の余韻に浸っている。
アナルセックスは、かなり通常のセックスに比べればやはりマニアックだ。しかし、その一方でこの店の利用者の中では希望する人が多い。
普段できないプレイがしたい人だけでなく、性器への挿入を避けるためにあえてアナルセックスを希望するのである。宗教上の理由から処女を守りたい修道女もいれば、法律上の性交にならないということで不貞を咎められないようにと予防線を張る人妻もいる。
零菜のように快楽に積極的になり、処女性よりも快楽を優先したい人もまた一定数存在している。
「さあ、零さん。こっちを向いて」
「あ……はい」
零菜は我に返り、仰向けになった。
大きな乳房を隠すようにして恥じらう姿が煽情的だ。幼さの残る顔に朱がさして、白く透き通った肉体がオレンジ色のライトの明かりで妖しく陰影をつける。零菜の身体は、すでに成熟した大人の女の色香を漂わせている。発情し、性に奔放になった女の匂い。零菜の膣口はすでにひくひくと震え、雄を待ちわびている。
綾瀬はそんな零菜の膣口に指を差し入れる。
「ふ……あっ」
温かい膣の中をゆっくりと綾瀬の指が這う。つるつるとした入口から中に入り、ツブツブととした襞の感触を確かめる。
「あ、ふ、ん……ぁ、ん」
零菜の唇が小さく震える。
男に弄られているのが目で見て取れる。自分の中に綾瀬の指が入っていき、痺れるような快感を味わっている。それが零菜の羞恥心を掻き立てた。
「零さん」
「はぁ、ん……ちゅ」
零菜の身体を起こし、膣内を愛撫しながら、口づける。柔らかなキスの感触に零菜は一瞬強張り、それから身体の力を抜いた。
「ん、ふ……ん、ちゅ……はあ……」
蕩け顔の零菜に綾瀬は囁く。
「本番、いいですね?」
「はい……大丈夫です」
茫洋としたまま零菜は頷く。
太ももの内側を撫でる綾瀬。すべすべとした肌の感触を楽しみながら、零菜の股を広げる。綺麗なピンクの膣口に、コンドームを付けたペニスの先端が押し当てられる。
「挿入します。そのまま、力を抜いて」
「はい……んっ!」
ぐい、と綾瀬は腰を前に押し込む。亀頭が膣口に飲まれていく。十分に解した膣内にずっぽりと亀頭が入る。
「は――――あ、うっ! んんっ!」
ぎちり、と膣内が締まる。
キツイ、と綾瀬は思った。ペニスが奥に行こうとすると、こなれていない零菜の膣内が抵抗する。
「少しずつ、動かしていきますよ」
そういうや、綾瀬はペニスを引く。完全に抜かないうちに押し込む。少しだけだ。入口付近を何度も小突くように小刻みに腰を動かす。
「あっ、うっ、んっ……んっ、く、ふうっ! ん、あんっ、う……う……んんっ!」
(綾瀬さんのおちんちん、わたしの膣内に!)
零菜は綾瀬のペニスの存在をしっかりと感じ取っていた。
それが膣の入り口で行ったり来たりしている。
肘をついて身体を起こす。男に股を開き、その象徴を咥え込む淫らな自分の秘所が丸見えだ。
「あ……う……ん……あ、あ、ふう、んん……あう……ん、くう……」
「零さん、もっと深くしますよ」
「はい……いいですよ……んっ」
慣らし運転をしながら、綾瀬は零菜の膣の様子を探っている。ペニスの先端で肉壁を突き、カリで襞を引っ掛けて、少しずつ奥に侵入している。
そして、綾瀬の宣言の通りにずるり、とペニスが奥に入り込んできた。処女膜も簡単に食い破り、男の象徴はいともたやすく零菜の女を制圧する。
「はぐっ――――んああっ!?」
秘所の奥から刺すような痛みが駆け抜ける。
「い、つ……ん、くううっ」
涙が出てくる。太い注射をされたような痛みだ。それも敏感な部位でもあるから当然だ。
(これが、破瓜の痛み? 思ってたよりずっと痛いっ!)
顔を痛みに耐える零菜。
初体験が風俗というのも趣がないが、別に零菜は恋愛に夢も希望も抱いていない。今はただ気持ちよくなれればそれでよかったし、包容力を感じる綾瀬になら初めてを奪われてもいいとすら思っていた。しかしながら、この痛みばかりはいただけない。
零菜の膣内に挿入した綾瀬は腰を動かさないで零菜を仰向けに寝かせたまま抱きしめる。体重をかけて身体を密着させる。
「落ち着くまで、このままでいますね」
「あ、ありがとうございます」
綾瀬の配慮に零菜はほっとする。今のまま抽挿されても、痛いだけだ。
(綾瀬さんのおちんちん……膣内に入ってるのが分かる)
痛みの中にしっかりと感じるその存在。明らかに指よりも大きな物体が、奥深くまで入り込んでいる。自分の身体の中に、これほど大きな異物を抱え込んでしまったことを不思議に思った。
数分もしないうちに、零菜は痛みを感じなくなっていることに気が付いた。吸血鬼の身体は多少の傷ならすぐに再生してしまう。破瓜の痛みもすでに過去のものとなったのだ。
「あの、綾瀬さん。わたし、大丈夫そうです」
「そうですか? 無理はしないでくださいね」
「はい……その、本当に大丈夫です。吸血鬼ですから」
「そうみたいですね。では、続きしますね」
吸血鬼の再生能力は周知の事実だ。挿入から数分もすれば、どんな低級吸血鬼でも問題ないレベルにまで肉体を復元する。破瓜程度の傷、何ということもないのだ。
綾瀬は零菜の膣内からペニスを半分だけ抜く。それから、ぐい、と下に押し付けるようにしながら肉壁をえぐるようにペニスを押し込んでいく。
「あ……んぐっ、んんっ!」
ずぶり、と挿入されるペニスの圧迫感。敏感な膣肉から生じた悦楽の火が零菜の背筋を駆け抜ける。
「痛く、ない……ん、ふう、大丈夫、んあっ」
綾瀬がほんの少し動くだけで、勝手に声が出てしまう。
痛みは本当に感じない。
その一方で、腹部に感じるのは強い異物感だ。熱と圧迫感。ペニスというグロテスクな肉棒が零菜の膣内をじっくりと味わっているのを感じるのだ。
「はあ……んあっ、んふうっ、はうっ、あ、ん、ん、くう……はあ……んあ……ふうあ……ん……!」
抽挿はゆっくりだ。
じっくりと腰を引き、零菜を感じさせるように押し込んでいく。ペニスの形がしっかりと零菜の媚肉に伝わって、膣は零菜の意識に関わらず雄を求めてしまう。
零菜の身体はまだ若い。しかし、女としての機能は申し分ない。精を受け止めて孕む。そのための部位は、その役目を果たそうと綾瀬のペニスに食らい付く。
「はあ……ふう……んふう……あふっ、んあ……んう……はあ、んああ……!」
「零さんのここ、すごい吸い付きですよ。まるでセックスを待ちわびていたみたいです」
「ふ、あっ、違っ、ん……ふう……あん……そんな変なこと……んくう……はうっ、ぅあ……う、ああう♡」
(わたし、男の人とセックスしてるんだ)
言葉にされて、初めて実感した。
はち切れんばかりに膨らんだ男性器が自分の体内に押し込まれている。男の遺伝子を吐き出して、零菜を受精させようとしている。
「ふぐ――――んああ♡」
ペニスが子宮口をノックする。
セックスを自覚した瞬間に感度が跳ね上がったような気がした。びりびりと閃電のように頭に快楽が響く。目の前がちかちかとして火花が弾けるようだ。
「くふっ、はっ、はっ、はあっ――――んあ、ふう、ふう、ん……んあっ、あ、んあっ」
「ん……零さん、締め付けが、強くなりましたね。ふふ、感じてますね。もっと、声を張っていいですからね」
「ん、あ、ふあ♡ んあ、あ、んあ、んあ、ひぐっ……ん……ん……んあ……んひあ♡」
じゅぶじゅぶと愛液が零れる。
零菜の腰をしっかりと掴んで逃げられないようにして綾瀬は徐々に腰使いに工夫を凝らし始める。
入口を細かく刺激した後で、不意打ちのように深く挿入する。
「ひあっ、あああああっ! 急に、深いのっ!」
びくん、と零菜の腰が跳ねる。
零菜は目を大きく見開いて、驚愕の表情を浮かべる。
そんな零菜に追い打ちをかけるように綾瀬は奥深くを素早く連続で貫く。勢いよく腰を叩き付けパンパンパンと肉音を響かせる。
「ふぃっ、んあ、あっ、あっ、あっ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああ♡ そんな、激しく奥、つ、突かれたらっ」
危機感が零菜の内側で込み上げてくる。
今までにない感覚だった。筋肉という筋肉がすべて痙攣して、頭が焼け付いてしまうのではないか。ポルチオを圧迫されたことで生じる快感は零菜の知識にはない。燃えるような、深いところから湧き上がってくる間欠泉にような快感が零菜の理性を突き崩そうとしている。
「は、あ゛……あ、あひっ、んひぃ♡ あひっ、何、それ、し、知らないっ、そこ、なんで、き、気持ちイイぃぃぃ♡」
ポルチオを重点的に責められる。指の届かないこの部位は零菜にとって初めての性感帯だ。初セックスで初ポルチオ開発を受けた零菜の肉体は、零菜自身でも制御できないくらいに快感を味わい尽くしている。
「はあぁっ、はあ、んあ、ひぐっ、ん、はひぁ――――あはっ、んあ、あああ、イイっ! それ、気持ちイイ♡」
零菜は思わず綾瀬の腰に両足を回した。
無意識に本能がそうさせた。このペニスを逃すまいと身体が快感を貪るためにそうした。
零菜の性感帯は雪菜のそれと近い。奥をぐりぐりと圧迫されると潮を吹くくらいによがってしまう。
「ひああああ! んあ、はう、んひいっ! あ、あ、あ、んくう、ふあっ、あ、んあ、はあう!」
汗が噴き出す。
声が我慢できない。
身体を犯す快感で意識が沸騰してしまいそうだった。
「んはうっ、んぐぅ、あっ、んああっ、はあー♡ あ、いぁ♡ こんな、き、気持ちイイ、なんて……っ、セックス、ふぐっ、あ、あっ、ひぎぃ♡ あふ、つ、強い、奥、突かれるの、イイ♡」
初めてとは思えない乱れっぷりで零菜は錯乱したように叫んだ。
「ああああああっ、い、イクっ、来ちゃうっ、すご、いの、ダメっまだ、今は、飛んじゃうから、あっあっ――――はぐぅうぅ♡」
びくびくびく、と零菜が痙攣する。
シーツを力強く握りしめ、腰を跳ね上げる。身体を反らし、零菜は強烈な絶頂を味わった。
「んひっ、あ……はあぁ~~~~♡」
零菜は舌を突き出して白目を剥き、快楽に溺れた。
絶頂で痙攣する身体を押さえつけて、綾瀬はペニスを突き刺す。
「んおっ、ふぐっ、あ、まだ……んんっ」
零菜に圧し掛かった綾瀬は、零菜の唇を奪う。
「んふっ、ん、ちゅる、れる……ん、んんぐっ、んんんっ」
キスをしたまま抽挿を続ける。
「ふぐ、んぐ、んじゅるっ、んん、んぐ、ふぐ、んんんっ」
(これ、絶対ダメなやつ! わたし、イッたばかりなのに、キスしたままぐりぐりされたら、戻れなくなるっ)
口内を蠢く綾瀬の舌が零菜の舌に絡みつく。呼吸が苦しくなり、綾瀬の味と舌のざらつきを感じて気が遠くなる。零菜の感覚が快楽一色に塗り替えられてしまう。
(ダメ、これ、堕と、され、る――――♡)
ずん、と重い挿入を膣奥に感じる。
それから零菜は完全に白目を剥いた。
何を口走り、身体がどうなったのかも覚えていない。
時間の許す限り絶頂し続け、そして快楽に咽び泣いた。
■
仰向けに横たわる綾瀬の上で踊るように腰を振る。
白く澄んだ肌を桜色に染め、悦楽に表情を蕩かせて、雪菜は膣奥に夫ではないペニスを受け入れる。
「はあ、あっ……ん、固い、ふう……んっ」
ずちゅずちゅと水音が響き、いやらしい牝臭が漂う。
美しい面貌は欲望に染まり、白魚のように綺麗な両手は自分の胸を揉みしだくのに使っている。腰をくねらせ、気持ちのいい場所に当たるよう調整しながら、ペニスを貪っている。
「ん、ふうあ、あふっ、んあ……んあ、んんぅ♡ はあぁ、綾瀬さんの、やっぱり固くて大きい……それに熱い……今日、お客さん少なかったんですか?」
「どうして、そう思うんです?」
「だって、こんなに元気なんですもの。ん、はう……あ、ん、そうやって、んんっ、わたしの膣内、突いてくる。ん、全然、射精したりないって、言ってるようなもの、です、んっ♡」
騎乗位を愉しむ雪菜は、自分を貫くペニスの感触を味わう余裕がある。だてに何度も交わっていない。綾瀬のペニスの感じさせ方もきちんと心得ていた。
「ご心配には及びません。今日もいつも通りでしたよ。まあ、経営には問題ない程度にはです」
「ん、ああんっ、く、急に、突き上げるのは反則、んぐっ、はあう♡」
綾瀬が腰を突き上げて、雪菜を上下に揺さぶる。雪菜が綾瀬の悦ばせ方を知っている以上に綾瀬は雪菜の悦ばせ方を熟知しているのだ。この姿勢でも雪菜を喘がせることなど造作もない。
「ん、ふあう♡ あは、ん、元気、すぎ……ふう、本当に一日お仕事、されてたんですか? こんな、あふ、んんっ」
「もちろんです。ですが、雪さんみたいな美人を相手にしたら、固くなるのは当然です」
「んふっ、は、あっ、そんな、恥ずかしいことを、ん、ふあっ、あっ、ん、イイっ、んくう♡ はあ、でしたら、ふう、ん、今日もいろんな女の子を、これで鳴かせてきたんですね? はあ、ん、この悪い、チンポでっ」
「私のが悪いチンポなら、雪さんのは悪いマンコですね。旦那さん以外の男に、こんなに吸い付いてきて」
「ひゃう♡ ん――――それは、綾瀬さんのが気持ちイイから♡」
「それでも悪いものは悪いでしょう?」
「は――――あ♡ ん、ふぁい♡ わ、悪いです。悪いマンコです。綾瀬さんのチンポ入れてしまって、気持ちよくなってるんです♡」
言葉にすればするほど、雪菜は深みに嵌っていく自分を自覚する。
悪いことをしているという自覚はある。しかし、だからこそ燃え上げってしまう。
ほんの数時間前に自分の愛娘を快楽に漬け込んだペニスだとも知らず、雪菜はびしょびしょに濡れた膣内でそれをしゃぶっている。
「んふう♡ は――――ああっ、ああ、イイ、これっ! ん、ひゃう♡ あ、んんっ」
「ふふ、雪さんは久しぶりですからね。もっと、愉しんでいってください」
「はいっ、んあ、はあ、はあ、あはあ♡ ふひぃ♡ んんん……ああん♡ 綾瀬さん、もっと、激しくしてください♡」
より強い挿入を強請る。
雪菜は蕩けた表情で綾瀬に抱き着き、何度もキスを落としながら腰を振り続ける。
射精したりないというペニスから、徹底的に精液を搾り取るために。