暁の堕姫~堕ちていく人妻~ 作:人妻大好き
大月と淫紋契約を結んだことで、雪菜はさらに深い後悔に苛まれることになった。
下腹部に刻まれた卑猥な紋様は、大月が言ったとおり契約者にしか見ることができないらしい。これは肉体に刻まれたものではなく、精神に刻まれたものだからだ。物理的に存在しないものを他人が目で見ることはできない。そういう理屈のようだ。
そして、それは同時に雪菜の精神が直接大月の支配下に置かれたことも意味していた。
淫紋契約を結んだ直後から、雪菜の身体は無意識のうちに大月を求めるようになっていた。近くにいると、それだけで淫紋が疼くような感覚がする。
もともと、それを目的とした契約で、刻まれた者が刻んだ者に性的に従属することになる悪質な代物だ。大月の一族が考案した高度な呪いである。
無論、雪霞狼で無効化することは不可能ではないが、大月に弱みを握られていることから、それを実行に移すことは躊躇われた。
そうしている間にも一日一日と日が経って、淫紋の疼きが取れないまま仕事に追われる日々を送った。
「こうしてホテルに来るのも久しぶりですね、雪菜さん」
「……ぅ」
雪菜は仕事終わりに大月にホテルに誘われた。
拒否権はない。
そのまま、大月と共に彼が選んだラブホテルに連れ込まれた。
内心の諦めと抵抗感、そして身体から滲み出る期待感の板ばさみに雪菜は苛まれていた。
大月という未だかつて会ったことがないほどの野蛮人。軽蔑するべき下衆とラブホテルの一室を利用しているという状況なのに、雪菜の身体は酷く興奮していた。
まるでえさを前に待てを強要された犬のような状態だ。いつの間にか呼吸が乱れ、下腹部が熱くなっている。
「雪菜さん。どうしたんです、そんなところに突っ立って。こっちに来てくださいよ」
何と言うことのないように大月がベッドに腰掛け、隣をぽんぽんと叩く。
「分かり、ました」
雪菜は言われるがままに大月の隣に腰掛ける。
(大月さんが隣にいるだけで、こんな……)
身体がぞくぞくとして、火照ってしまう。
職場でも感じていた異変だが、ラブホテルという環境がそれを一層強いものにしていた。
「正直、雪菜さんの精神力には感服しました」
「何の話ですか?」
「お分かりでしょう。淫紋契約を結んだときから、雪菜さんの身体は俺を求めて仕方がなかったはず。普通の人なら、一日もすれば我を忘れて、契約者を求めてしまう代物です」
「そんな、危険な術を人にかけたんですか!? 信じられませんっ。何を考えているんですか!?」
「そりゃあ、雪菜さんみたいな美人と関係を持つために決まっているでしょう。淫紋契約を結べて、俺は心底嬉しいですよ」
「わたしは、嬉しくなんかありません」
「そうでしょうか?」
「何が、言いたいんですか?」
大月は、雪菜の肩を抱き寄せる。太ももを撫でて、スカートを捲り挙げていく。
「ッ……」
「口ではそう言いつつも、内心では悦んでいるんでしょう」
「そんなこと……わたしは……」
大月の吐息が近い。体温を感じて、雪菜の身体が期待に震える。どうしても刻まれた淫紋から大月を求めろと命じられているかのように身体が反応してしまう。
「ほら、キスから始めましょう」
「あ、ダメ……やめて、ください。離れて……」
大月が頬に触れて、雪菜の顔を上げさせる。
(ダメ、離れないと。今、キスしちゃ)
雪菜は大月を突き飛ばそうと抵抗するが、どうしても力が入らない。
唇を寄せる大月に、雪菜も自分の唇を寄せてしまう。思考と行動が一致しない。その矛盾に戸惑いながら、雪菜は唇を許した。
「ふ……ん」
唇同士が触れ合って、雪菜は骨の心から蕩け落ちそうな幸福感が湧き上がった。
「ふっ、ん、んんんっ! ん、ふぅ、ぅ……ん、ぁ」
雪菜の身体が痙攣し、すぐに脱力した。
(何これ……キスが、こんなに気持ちイイなんて……抵抗しないと。このままだと、わたし)
大月の口が開いて、雪菜の唇を挟み込む。
大月の涎で、雪菜の唇を汚される。
「雪菜さん。ディープにいきましょう」
「あぅ……ぁ、ぅあ……ぁ」
大月の誘いを雪菜は断われない。
口を開いて、舌を差し出してしまう。
大月は雪菜が出した舌を、味わうように舐めた。雪菜も自然と大月の舌を追う。吐息が混ざり合い、蛇のように二人の舌が絡まり、舐め味わった。
「れろぉ、れろ、ちゅぷ、れろ、んぅ……ぁ、ぁ、んあ、れろぉ……ちゅ、ぉ、んああぁ♡」
キスをすればするほど、どんどん気持ちよくなってしまう。膨れ上がる多幸感は、雪菜から抵抗力を奪っていく。舌を吸われ、涎を飲まされ、唇を犯されても、雪菜は蕩けそうな表情を浮かべてすべて受け入れてしまう。
「ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ……れろ、んぅぅ。ちゅっ、れろ、れろ……ん、ん、んんぅ……」
唇を離すと、粘つく糸が二人の舌を繋ぐ。
はあはあと荒く息を吐いて、雪菜はキスの続きをせがむように背を伸ばす。
「あ、ん、わたし……違う、これは……」
「何が違うんです?」
「だって、こんな……こと」
雪菜は咄嗟に我に帰り、身体を離す。
ディープキスに耽ったことが受け入れ難いというように、視線を泳がせる。
「キス、気持ちよかったでしょ?」
「……そんなこと、ありません」
「またまた、そんなことを言って。こっちも、準備万端って感じじゃないですか」
スカートの下からショーツに触れた大月。雪菜の秘所から溢れた愛液がべっとりとショーツを濡らしているのが分かる。
「さ、触らないでください」
「だったらもっと抵抗してくださいよ。そんなに嫌ならね」
「そんな……ふ、ぅ……ぁっ」
軽く触れられるだけで身体の奥底から欲望の火が燃え広がっていくようだった。
大月は雪菜のショーツの中に指を入れて、直接、秘所に触れる。湿った秘所は、易々と大月の指を受け入れる。それどころか、悦んで咥え込んでしまう。
「はぁっ、あ――――ぁ♡」
雪菜は大月の指から与えられる刺激を受けて、身を捩る。ほかにどうすることもできず、よじ登ってくる快楽の波を懸命に押し殺した。
大月は早々に指を抜いて、愛液に濡れた指を雪菜に見せ付けた。
「ほら、雪菜さん。こんなに濡らしてたんですよ。よっぽど、溜まってたんですね」
「ぁ……こんな、嘘です。わたし……」
発情の証を見せ付けられて、雪菜は恥ずかしさに震えた。
「早く服、脱いでしまいましょうよ」
「う、ぁ……」
雪菜は大月の囁きに抗することができず、衣服を脱いだ。白い素肌を曝し、ベッドに押し倒される。弱みを握られているというだけでなく、身体が淫紋の疼きに耐えかねている。
(身体がどんどん熱くなってくる……こんな、本当にこのままじゃ。どこかで、ちゃんと抵抗しないと)
仰向けに寝転がった雪菜は、大月に目を向ける。
立派にそそり立ったペニスの先端を雪菜に向けて、こともあろうに雪菜の顔の上に跨ってくる。未だかつて、このような扱いを受けたことはない。本来ならば、激しい怒りに身を焦がしていただろうに、睨み付けた先、透明な雫を滲ませたペニスを鼻先に突きつけられると、抗議しようという考え自体が消し飛んでしまう。
「は――――ぁ、う……」
呻く雪菜を、にやにやと笑う大月が見下ろしていくる。屈辱的な姿勢なのに、雪菜は身動きすら取れなかった。
ものすごい熱を感じる。呼吸するだけで、淫らな男の臭いが鼻を突く。
(何、これ……臭い、すごい……それに、大月さんのおちんちん、こんな、こんなに、立派……)
眼前のペニスの太さ。張り出たカリ。脈動する血管。漂う異臭。それらすべてが、雪菜の身体を発情させる。淫紋が疼いて疼いて仕方がない。淫紋が疼けば、それだけ雪菜自身の性欲も刺激される。
雪菜はペニスから目が離せなくなった。
「はあ……はあ……はあ……はあ……こんな、おちんちん……う、ぁ……ぁ」
「どうしましたか、雪菜さん? そんなに物欲しそうにして。そんなにこれが欲しいんですか?」
「ちがい、ます。こんな、もの……わたしは、全然……ぅ」
ぐい、と前に突き出されるペニスの亀頭が雪菜の唇に触れる。悪臭がますます強まって、雪菜の鼻腔を侵していく。
臭いはそのまま脳を蕩かして、思考を白くしていく。
「ぅ、ぁ……ぅ、ん、ふぅ……あ……はあ、離れて、ください……早く」
「いいんですか? 離れても? ほら、こんなに近くにあるのに。ほらほら、もっとよく見てくださいよ、雪菜さん。臭いだって嗅いでいいんですよ」
頑なに唇を閉じる雪菜に、無理矢理ペニスを押し付ける。先走り汁が雪菜の顔を穢していく。
臭いが強いのは獣人の特性の一つだ。
動物でも魔獣でも、臭いで縄張りを主張する。獣人も同じである。
(あ、これ……獣人のマーキング。今、所有物宣言されてる……大月さんの臭い、刷り込まれてるんだ。このおちんちんの調子だと、すぐに射精する。そうなったら、もっと濃い臭いを付けられる)
雪菜は、それをどうしても嫌な事だと思えなかった。振り払って逃げることができず、それどころか雄の臭いを愉しんでしまっていた。
「はあ、ん、すう……ぁ……ふう、ん、はあ……ん、ふう、はあ……」
「どうです、俺の臭いは?」
「すごい、です……変になりそう……ん、臭い、はあ……」
「そんなに熱心に嗅いでおいて、臭いはないでしょう」
「ち、がうんです。これは、目の前に、あるから……臭いを、嗅いでしまうだけです」
「ふふふ、そんなこと言って、しっかり俺の臭いを覚えようとしてくれる雪菜さんは大好きですよ」
手足を拘束されているわけではない。物理的に自由が奪われているわけではないのだ。それでも雪菜は逃げられなかった。まるで、身体が逃げること自体を拒否しているかのようだった。
「臭いの次は味なんかどうです?」
「ぁ、味……あ、んぁ……ん、じゅぷ……」
弱弱しく口を開いた雪菜を、大月のペニスが蹂躙する。
口内に押し入ったペニスは、あっという間に喉奥に達する。
「うぁ、温かいな、雪菜さんの口は。ぬるぬるで、気持ちイイですよ」
「はう、ん、ん、じゅる……ちゅぷ……ん、じゅる、れる……ちゅぷ、ちゅぶ、じゅる……んぉ、ちゅ、んあ、じゅる」
雪菜の口にペニスを入れたまま、大月は腰を前後させる。
涎がカリに掻き出されて、口から溢れ出る。
(うぁ……味、濃い。今までのよりもずっと感じる)
滲み出る先走り汁を雪菜は啜った。舌で鈴口を刺激するだけでなく、口内で抽送されるペニスの動きに合わせて、舌全体を絡みつかせた。
(男の人は裏筋のところが好き。大月さんもここを舐めると、気持ちよくなってた。違う、そうじゃない。ダメ、こんな、流されちゃ。このままだと、本当に)
すでにフェラチオを教え込まれていた雪菜は大月の弱点を的確に愛撫する。舌先が亀頭の裏側を逃がさないように舐め回している。
自己矛盾を抱えたまま、雪菜の理性は本能に駆逐されつつあった。
「雪菜さん。そんな、ねっとりしゃぶってくれて嬉しいですよ。ん、く、さっそく出てしまう、くっ」
「んぶっ、ん、じゅる……ん、ちゅ、ん、ん、んんっ」
口の中で震えるペニスに雪菜は射精の気配を感じた。
逃げようがない。喉の奥まで押し込まれたペニスは、我慢することもなく思い切り射精したのだ。
「はぶっ!? ん、ぶぅ、んんんんんんんんんんっ!?」
どろどろとした粘液が口の中に溢れる。ペニスから流し込まれる怒涛のような精液。舌の上に感じるそれは、想像以上の粘性で、口内粘膜に張り付いてくる。
「はぐ、ん、ん、んぐ……じゅる、じゅる……」
雪菜は懸命に口内にへばりつく精液を飲んでいく。
(相変わらず、何て濃い精液……これ、注がれたらわたし……っ)
つい雪菜は精液を注がれることを想像してしまう。この屈強なオスに雪菜のメスが反応してしまっている。子宮が下がって、膣内が苦しいくらいに期待してしまっているのが分かる。
口からペニスを出すと、射精直後だというのにガチガチに固いままだ。
「出した、ばかりなのに……」
「発情期の獣人チンポは一味違うのさ。分かってるでしょう? もう散々、雪菜さんのケツ穴を犯しまくったんですからね」
「そういうことを、言わないでください」
アナルセックスは何度も繰り返した。
もう雪菜のアナルは大月に征服されていると言っても過言ではなかった。
「ふふ、まあ、今日は違いますよ。今日は、いよいよ本番です。淫紋契約の最終段階ですよ!」
「え……何、待って、それって……!」
「はい。今日は、しっかり膣内に射精します。それで、淫紋は完全に雪菜さんに根付きます。この日を楽しみにしてたんです。あなたは、今日、ここで俺のメスになるんです」
「な……膣内って、ダメですっ。それだけは……それだけは本当にダメなんです!」
大月がペニスの先端を雪菜の膣口に押し当てる。
挿入される恐怖が雪菜に冷や汗をかかせた。
「待ってくださいっ! ダメっ、嫌っ! 挿入は……それだけは許してくださいっ! 他のことなら、何でもしますからっ。お尻もフェラも何でもしますからっ、本当にそれだけは許してくださいっ!」
「何でもするんですか?」
「はい……何でもします。だから、挿入しないで……」
「どうしてですか?」
「え?」
「どうして、挿入はダメなんです? ここまで色々してしまっているのに?」
「それは……」
雪菜の中の線引きだった。前を許さないのは、偏に雪菜がそれを許さなければ最低限の貞節を守っているという言い訳ができるからだった。
「今更、無理があるんですよ。アナルもフェラもキスも許して、オマンコだけ許さないなんて。どうせ誰も信じないし、だから何だって感じですよ。そうでしょう?」
「そんなんじゃ……ただ、わたしは……」
「旦那さんを初めから裏切ってるのに」
「ち、違います。わたしは、古城さんを裏切ったわけじゃない。そうじゃないんです。そんなつもりじゃ……」
「そんなつもりじゃなくても、現実はこうですからね」
大月はあえて挿入せずに、ペニスの裏筋を雪菜のクリトリスに擦り付ける。
「あっ、ん、ふぅ……ぅ、あ」
「擦られただけで、そんな甘い声だしちゃって。もうすっかり出来上がってるじゃないですか」
「違います。こ、ぅ、んん、ちが、う、ん、ふぅ、んんっ……」
(違うのに。淫紋が疼いて、あそこが切ない……)
こうしている間にも雪菜の秘所は大月のペニスを欲しがってしまっている。身体が一刻も早い挿入を必要としている。なけなしの理性を動員して、雪菜はその願望を押しとめているのだ。
(今、あれを挿入されたらわたし、どうにかなっちゃう。間違いなく、負ける。あのオスに、確実に征服される。それは、絶対に――――)
ずぷり、と雪菜の許可なく大月は亀頭を秘所に押し込んだ。
「え……? あ、な、何して、何してるんですかっ!?」
「見ての通りの本番ですよ。言ったでしょう。今日は、そのつもりで来てるってさ」
「抜いて、抜いて抜いて、抜いてくださいっ! ダメ、それだけはダメって言ってるじゃないですかっ!?」
「俺が雪菜さんの言うことを聞く理由はないですからねー」
「そんな……だって、そんな、今挿入されたらわたし……こんな、あ、やめ、ん……いやあ」
「分かってますよ。身体はもう受け入れているんですよね。だったら話は早い。素直になってしまえばいいんです。どうせ、前も後ろも変わらない。バレなきゃいいんですからね」
ゆっくりと存在感を示すように押し込まれてくるペニスに、雪菜の膣内が大きく悦び歓喜に湧いた。淫紋を刻まれてからというもの我慢してきた快感が、炸裂寸前にまで膨れ上がっている。
「抜いて、抜いてください……そうじゃないと、わたし、わたしぃ」
「そうじゃないと何なんです?」
「そうじゃないと、はあ、はあ、はあ……へ、変になる。おかしくなる。絶対、これは、ダメなんです。ほ、ほんとうに」
「じゃあ、思う存分変になればいいじゃないですかっ」
大月は雪菜の腰を掴み、思い切りペニスを奥深くまで挿入した。いとも容易く、あっさりと雪菜はその巨根を飲み込んでしまう。
「あ――――っ」
あまりにも唐突に訪れた終わりに、雪菜は何一つ理解することができなかった。ただの一突きでそれまで守ってきた最後の砦が崩されたのだ。
「ああああああああああああああああああああああああああああっ!? は、挿入った、いや、い、いやぁ!? 止めて、止めてぇ」
「止めません。すごい締まりだ。本当に、ずっと使ってなかったんですね。何年振りなんです? まるで未使用品みたいですよ」
「いやいやいやぁ。動かないでください、抜いてくださいぃ! こんなの、ダメ、ダメなんです。んん、ふう、ああああっ」
雪菜は髪を振り乱して狂乱する。
それでも、抵抗しているのは口だけだ。膣肉はペニスにむしゃぶりついて離さず、襞という襞はカリに引っかかれて悦んでしまう。涎を垂れ流すように、愛液が結合部から掻き出されている。
「んぐぅ、んあ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ! んあ、ひぃ、ん、ふぐぅ、んあ、あ、んぎ、ぃ、ぁ、ふあ、あ、んあ、あ、んあ、ん、ん、ふぐぅ!」
リズミカルな抽送に雪菜は無理矢理喘がされる。
挿入のショックが収まるや、襲い掛かってくるのはかつてな快感だ。
「ふあ、はあ、はあ、んあ、んあ、ああ、んあ、あ、あ、んあ、ふぐ、う、んあ、あ、あ、あ、んあ、ふあ、あ、く、ん、ふあうっ、あ、んあ、あ、奥、ぁ、届いて、んあ、ひう、んん、ああ……」
雪菜の意思に関わらず、ペニスを膣が受け入れる。しっかりと媚肉を棹に張り付かせ、きゅうきゅうと締め上げて射精を促してしまう。
「んあ、ひぐ、ん、あああ――――ん、ふぐ、ああ、あ、ん、いや、あ、やだ、あ、あ、んあ、んあ、やめ、て、ん、これ以上、あ、ふぐ、ふぅ、んあ、あ、あ、ひあ、あああ」
「ずいぶんと気持ち良さそうに喘いでますね。もう堪らないんじゃないですか?」
「ちが、違い、ます。誰が、ん、ふう、んあ、あああ」
雪菜はそうは言うが、大月の言うとおりではあった。
挿入された瞬間に全身が悦んだのを自覚している。
(ダメ、これ、気持ちイイ! おちんちん、気持ち良すぎて、頭がどうにかなる!)
「うあ、ああ、うあああっ。んあ、ふぐ、んあ、んんん、あ、イクっ。んあ、あ、いや、んあ、あああ!」
「イキますか? いいでしょ、淫紋でずいぶんと焦らされてましたからね。好きなだけ、本当のままによがってください」
「い、いや、イキたくないっ。イキたくないんです! 止めてください。もう、動かないでぇ! お願いします。おかしくなる。イッたら、絶対、おかしくなるからぁ」
「じゃあ、おかしくなってください。堕ちるところまで堕ちてしまいましょう!」
「嫌嫌嫌ぁ! 堕ちたくないんですっ! そんな、そんなのぉ! 許してくださいっ! 許してぇ!」
呼吸困難になるほどの快感の中で雪菜は泣き叫んだ。このままでは取り返しのつかないことになると実感していた。淫紋が急激に力を増して、雪菜を侵食している。呪術の専門家でもある雪菜には、その効力が明確に理解できていたのだ。
淫紋は今でも成長している。雪菜の絶頂に合わせて、完全に根付くつもりだ。言うなれば、今までは待機状態だったのだ。
「このまま種付けプレスして、射精してやりますよ。しっかり、俺の精液とチンポの味を教え込んでやりますからね! 俺のチンポで、全部上書きしてやる!」
「ひぎぃ! な、なん、んあ、ああ! しゃ、射精、中に!? そんな、ダメ、そんなのっ、んあ、ああ、あああああ、抜いてぇ! いま、今そんなの、されたらぁ!」
雪菜は泣き喚きながらペニスを絞る。
本当に久しぶりの挿入だ。それが、淫紋によって高められた性感の中で行われている。大月のペニスがしっかりと雪菜の秘所に刻み込まれてしまう。
「ほら、イクぞ」
「いやあああああああああああああああああああ!!」
どびゅどびゅっと激しい射精があった。膣内で炸裂したペニスは、雪菜の大事なところを汚染していく。それに合わせて淫紋が活性化して、
(あ――――今、完全に……)
淫紋が、しっかりと雪菜の中に根付いたのを感じた。
「んお、ほぉ……♡」
雪菜はぐるりと白目を剥いた。
射精の直後、根付いた淫紋から強烈な快感が脳に届けられたのだ。声も何もなく、一瞬にして雪菜の理性が溶け落ちた。
「はは、すごい顔ですね、雪菜さん。そんなだらしない顔、あなたのファンが見たら自殺ものだ」
「んあ、あ――――♡ あ、んあ、ふぐ、ひ、み、ないで、くださ、あ、んあ、あ、き、気持ちイイ……♡」
「そんなに気持ちよかったんですか?」
「気持ちイイ、の、嫌、あ、んあぁ」
「じゃあ、もっと気持ちよくなりましょう。これで、あんたは俺のメスだ」
「う、動くの、ダメ、また、来ちゃう、あ、あ――――――――♡」
雪菜の腰を掴んだ大月は、抽送を再開した。
ただの一突きで与えられる快感は、それまでの数倍にもなる。
「んあああああああああああああああああ! これ、すごひっ! んあ、ひぃぃ、あ、んあ、んあああああ、あ、きも、きもち、イイっ、なに、これ、こんあ、こんなの、知らな、あ、あ、んあ、ひぃ、ああ、んあ、んほぉおおおおお♡ ひあ、あ、あ、んあ、んああ♡ 壊れる、わたし、壊れて、変になるぅ♡」
「そうでしょう。完全に根付いた淫紋が与える快感は、薬なんてもんじゃない。雪菜さんは、もう俺から離れられないんですよ」
「ひい、ひい、ひい、んあ、はあ、ああ、んあ、あ、あ……んあ……んあ……は、激し、い、んあ、またイクっ、あ、イクイクイクぅ。ん――――ふへあああああああ♡」
嬉しそうに雪菜は舌を出して笑みを浮かべた。
少し前まで必死に拒否していた女の顔とは思えないほどにだらしなく性欲に満ち溢れていた。
「気持ちイイですか? どうですか?」
「気持ちイイです! 大月さんの、ちんぽ、気持ちイイ! はあ、はあ、んあ、ど、どうして、こんな、はあ、気持ちイイ、あ、ありえない、あ、ダメ、こんな、ダメなのにぃ♡」
僅かばかり理性を残しているのか、雪菜は自問自答しつつも快感に流されていく。
髪を振り乱し、汗の雫を飛ばし、涎を垂らして快感に咽び泣く。
「いいですよ、雪菜さん。もっと声を聞かせてください。もっと乱れて、俺のメスに堕ちてください」
「ひぃ、んあ、もう突かないで、んあ、さっきから、イって、イキすぎて、んあ、ふあ、んあ、んあ、んあ、ふああああああ、ひぅ、んあ」
「まだまだイキたいんでしょ? この程度じゃ、全然足りない。そうでしょ? 俺のメスになって、交尾しまくりましょうよ!」
「んあ、ああ、メス、交尾、しまくる――――んあ、ひう、んあ、あ、あ、あ、あ、あ♡ なな、い、んん、分かり、ましたぁ、あ、んあ、んあ、ふう、ふう、んあ、メス、なる、堕ちます。んあ、だから、もっと、もっとイカせてくださいぃ」
勢いのままに雪菜は言ってしまう。
言葉にしたことで、身体の我慢も不可能になった。
(言っちゃった。でも、こんな気持ちイイの我慢なんて無理)
「あはっ、んあ、あ、ふあ、あ、気持ちイイの。すごく、大月、さぁん♡ はあ、んあ、ちんぽ、久しぶり過ぎて、分けわかんなくて、んあ、イイっ、んあ、淫紋セックス、イイです。これ、すご、ほあ、んあ、もっとぉ♡」
甘えた声で雪菜は抽送を強請る。
美しい顔が淫らな欲望に汚れ、ペニスに媚肉を絡ませて精子を搾り取ろうとする。溜まらず大月は射精するが、その熱を雪菜は絶頂と共に愉しんでしまうようになった。
「んひああああ、射精してます。んあ、き、気持ちイイ。これ、淫紋元気になって、んあ、い、イクイクイクっ、んああああああああ♡」
何度も何度も絶頂する雪菜。
体位を変えて、大月を仰向けにして、雪菜は自ら大月の腰に跨る。
「雪菜さん、自分で挿入してください」
大月の試すような視線に、雪菜は生唾を飲む。
「は、はい。ん――――」
固いペニスを掴んで、自らの膣口に押し当てて、挿入していく。
「あっ、ああ、ん、挿入って、ん、んんんぅ♡」
騎乗位となった雪菜は、ぐりぐりと腰を前後に揺すり、ペニスの挿入具合を確かめる。
「は――――ぁ、ん、大月、さん。しっかり、挿入りました。あ、ん、ふぅ、ん、う、動いて、いいですか? ん、あ♡」
「ふふ、あっという間に陥落しちゃいましたね。雪菜さん」
「ん、だって、これ、気持ちイイ……こんな、淫紋の所為で。これ、は、ん、ふ、う、これ、が、気持ちイイのが悪いんです」
「そうですね。俺も気持ちイイです。このまま、一緒に気持ちよくなりましょう」
「――――は、はい。んっ!」
雪菜は嬉しそうに腰を降り始める。パンパンという肉と肉を打ち付ける音が室内に響く。
「ふう、ふう、ふう、ふう、ん、ふあ、あ、あ、大きい、ん、すご、い、奥まで、届く。ん、んあ、あ、ひ、ふぃ、んあ、ん、んん、ふう、あ」
雪菜は積極的に腰を振った。
じゅぶじゅぶと愛液を垂れ流しながら、雪菜は快楽に溺れていく。
「雪菜さん」
雪菜を抱き寄せた大月は、ディープキスをした。ペニスを突き上げながら、口も一緒に犯していくのだ。
「んん――――!? ん、れる、ちゅぷ、れろぉ……んあ、んあ、ふあ、あ、ん♡ れろ、ちゅぷ、れろぉ、ちゅ……キスなんて、反則です。んんっ」
「でも、好きでしょ、これ。キスしながら、突き上げられるの」
「んっ、ん、ちゅ……れろ、す、好きです。ん、ちゅ、れろ……もっと、お願い、します。イカせて、ください。ん、んんん♡」
舌を絡めて涎を吸いあい、ペニスの固さをしっかりと膣内で感じる。
(オマンコも口も熱い。もっと、気持ちよくなりたい。逞しい大月さんのちんぽ、すごい。頭、痺れて、もう――――)
「んんぅ、ん、ん、んんんんんん!」
数えるのも馬鹿らしくなるくらいに絶頂を繰り返した後で、雪菜は気だるさを纏ってベッドに座り込んでいた。
体力はもう限界に近い。何度も精液を注がれたので、ピルを服用した。擬似吸血鬼ともなれば、妊娠する確率はとても低いのだが、念のためだ。
「とてもよかったですね、雪菜さん」
大月のほうが、まだ元気がありそうだ。発情期なだけあって、性的な面では非常に余裕があった。
「あ、ぅ……」
大月の問いかけに雪菜は顔を紅くして俯いた。
もうどうにもならないところまで来てしまったことを、今更ながらに後悔していた。けれど、仕方がない。この刻み込まれた淫紋と覚えこまされた快楽からは、もう逃れられないのだ。
「ねえ、雪菜さん。明日も、お願いします。俺、まだまだ元気が有り余ってるんですよ」
「あ、明日も、ですか?」
「ええ、ダメですか?」
「あ……」
雪菜は視線を泳がせた後で、ゆっくりと頷いた。
「分かりました」
「よかった。じゃ、キスしましょ」
「え? んっ、ちゅ」
不意打ち気味にキスをされた雪菜は、身体を強張らせる。しかし、ちろちろと唇を舐められてすぐに緊張が解けて、大月の舌を自分の舌で追い回した。
「あむ、れる……れろ……ちゅぷ……れろ……ん、ちゅ、ちゅ、んん……ぁ、れろぉ、ちゅぷ」
しっかりと唇を重ねて、貪るように舌を絡め合う。
雪菜は大月の舌を吸い、涎を啜り、舌を相手の口内に押し込んで粘膜を愛撫した。
キスだけで身体が蕩けてしまいそうだった。
念入りにディープキスをしながら、雪菜は大月の股間に手を伸ばす。案の定、復活していた。キスをしながら手コキをしていく。
「元気になった」
「雪菜さんの所為ですよ」
「だったら、責任、取らないと」
雪菜は妖艶に微笑んだ。
「フェラ、していいですか?」
「してくれるんですか?」
「だって、わたし――――大月さんのメスですから」
熱に浮かされた瞳をペニスに向けて、雪菜は顔を近づけていく。
「あむ、ん、ちゅぷ――――ちゅ、れろ……はあ、逞しい……ちゅ、ん、あ、む、んんぅ……」
愛おしそうに、雪菜はゆっくりとペニスを飲み込んでいく。
上司と部下という関係性はそこにはもう存在しなかった。
そこにいるのはただのオスとメスだった。
堕落した雪菜にとって大月のペニスは嫌悪の対象ではなく、奉仕するべき主人へと変わってしまったのである。