※この作品はR-18です。

暁の堕姫~堕ちていく人妻~   作:人妻大好き

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別物 3話

 雪菜が慌ただしく仕事の支度をしている最中、零菜はタブレットで小説を読み、綾瀬はスマホでゲームをする。もう何年も前からの日常的な風景だ。

 

「じゃあ、行ってくるから。帰りはいつも通りだと思うけど、何かあったら連絡するね」

「分かりました」

「んー」

 

 仕事に向かう雪菜に零菜が気のない返事をする。

 零菜はいってらっしゃいと言うことすら少々気恥ずかしい年代だ。

 

「零菜、今日の昼どうする?」

「面倒だしカップ麺でよくない?」

「んー、まあそれでいいか」

 

 わざわざ料理をしてまで昼食にありつく必要はない。しかし、お腹は減る。綾瀬は一般人だが、零菜は曲がりなりにもお姫様だ。その昼食がカップ麺というのはどうかと思うこともあるが、珍しいことではない。料理人の類を雇わない暁家では、基本的に母親が食事を用意するのが基本で、それができなければ子どもたちで適当に何か食べるという自由なスタンスだ。

 

「綾瀬君は、最近どっか行ったりした?」

「なんだ、急に?」

「夏休みなのに、いつも家にいるような気がするから」

「まあ、確かにあんまり出かけてはいないかな。といっても、ほら映画とかは行ったぞ」

「え、いつ?」

「一昨日」

「えー、知らなかった」

「零菜はどっか行ってたからな」

 

 零菜は夏休みということもあってアクティブに活動している。中には暁家での公の活動もあったようだ。外国の要人と顔を合わせて軽く話をする程度ではあっても、零菜は大分疲労しているようだった。そういった仕事以外にも個人的な付き合いで外出している。夏休みを謳歌しているリア充の一員と言えるだろう。

 対する綾瀬は零菜ほど外に出てはいない。が、だからといってまったく遊んでいないというわけでもないのだ。

 最近話題の映画を見に行くというくらいは普通にしている。

 零菜は怪訝そうな顔をして、口を開く。

 

「一人で?」

「友達と」

「ふぅん……友達?」

「友達。同じクラスの」

「誰かいたっけ?」

「いるわ、さすがに」

 

 零菜のひどい言い草に綾瀬は反論する。

 零菜と綾瀬は外ではほどほどに距離を取っている。それもあって互いに交友関係で見えていない部分はある。同い年で、同じ屋根の下に暮らしていても、互いに年々分からないことが増えてきた。

 

「それ、彼女?」

「ちげーよ。遠山っていう野球部のヤツ」

「ああ、その人なら知ってる。あの、ピッチャーやってる人でしょ」

「そうそう」

「仲良かったんだ」

「時々、出かける程度にはな」

「そう」

 

 零菜は、そこで興味をなくしたのか黙り込んでタブレットに視線を戻した。

 なんだかよく分からない。

 綾瀬は怪訝そうな顔をしたが、零菜に質問の意図を尋ねはしなかった。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 綾瀬の自宅は普段生活している暁家から数百メートルのところにあるマンションの一室だ。転移の魔法陣で内部で繋がっていて、一瞬で出入りできるようになっている。

 最近の綾瀬はこちらで寝起きをしている。朝起きてから、魔法陣を通って暁家に顔を出すという生活スタイルだ。

 寝る場所が変わっただけで、それ以外の変化はさほどない。

 物理的な距離は離れたが、実質的には変わりがないのだ。

 生活上の変化は、もっと別の場所にある。

 

「う……んふう……あふ……ん……ちゅぷ……」

 

 下半身に蕩けるような快感がある。

 綾瀬のペニスを美味しそうにしゃぶる雪菜を見ていると、それだけで射精してしまいそうだった。

 綾瀬が生活拠点を自宅に移した理由の一つが、これである。

 暁家には零菜もいる。雪菜との関係を続けるのなら、邪魔が入らない綾瀬の自宅が好都合だったのだ。

 

「ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ……ん、はあ、れろぉ♡ んふう、ちゅっ……れる……れる……れろぉ♡ はあ、はあ、はあ、ん……もう、すっかり大きくなったね」

「二日ぶり、ですから」

「溜まってた?」

「はい」

「ふふ……ちゅ」

 

 雪菜は亀頭に軽くキスをし、裏筋を唇で啄む。 

 仕事を終えて帰宅した雪菜は、風呂で一日の汗を流してから綾瀬の自宅を訪れた。そして、そのまま行為に突入したのだ。

 薄手のパジャマを脱げば、深い紺色の総レース仕上げの下着が現れる。雪菜の白い肌を輝かせる暗色のブラジャーとショーツが大人の色香を醸し出していた。

 

「ちゅぷ……れる……ん、ふう……ちゅ……れろぉ♡」

 

 帰宅間際の雪菜からメッセージが届いて、それから綾瀬は雪菜を待ち続けた。ざっと二時間ほどだろうか。待ちに待った雪菜との肉体接触にペニスは瞬く間に暴発間際まで追い込まれた。

 

「ん、ふぁ……ん……ちゅる……れる……れる……れる……ちゅぷ……ん、くぷ……くぷ……じゅるる」

 

 雪菜はペニスを咥えて頭が前後に揺り動かす。

 さらさらとした髪が揺れて、ぬるりとした口内で棹が扱かれてぞくぞくする。

 時折、ペースを変えて、舌先で裏筋をペロペロと愛撫する。

 雪菜のフェラチオは日増しにうまくなっているように思えた。

 

「綾瀬君、どうかな……ちゅ、ん……ちゃんと気持ちよくできてる?」

「はい……すごい、イイです」

「ふふ、よかった……んむ……じゅる……ちゅる……れるれる……じゅるる」

 

 しゃぶって吸うを繰り返す。

 雪菜のフェラチオは激しくはない。ゆるゆるとした愛撫だ。しかし、的確に綾瀬の感じる箇所を舐めてくる。ざらつく舌が裏筋を這いまわり、亀頭を舐めまわし、そして鈴口を掘り返すようにつつく。たっぷりと時間をかけて、ペニスをしっかり勃起させる。

 

「はあ……ぁ……れろれろ……やっぱり、立派、だね」

「そうですか?」

「うん……いやらしい味と匂いがいっぱい」

 

 気分を高揚させた雪菜はうっとりとした表情で鈴口の匂いを嗅ぎ、舌先で射精を促すようにチロチロと舐めてくる。

 

「雪菜さん、なんか前よりほんとにうまくなったような。実は勉強してたり」

「んっ、勉強なんて言うほどしてはないけど」

「え、少しはしてたってことですか?」

「それは、ん……もう……んむっ……じゅるる」

「う、ぁ……!」

 

 雪菜は答えをはぐらかし、フェラチオを続行した。

 綾瀬を関係を持ってからさほど時間は経っていないが、すでに五回も身体を交えていた。

 回数を重ねるごとに雪菜の中で綾瀬の存在が変わっていくようだった。

 息子同然という事実に変わりはない。しかし、同時に一人の異性としての綾瀬が大きくなってきている。

 男に奉仕する。男と身体を交える。そこに嫌悪感がなかった。綾瀬とのセックスは同時に心の交流でもあった。一方的な想いだけのセックスではなく、互いに信頼感を抱きながら交わっている。だからこそ、身体だけの関係よりも深い愛情を感じられたのかもしれない。

 雪菜は自分の息子も同然の綾瀬に対して複雑な想いを抱いていた。母親としての情と異性としての情が綯い交ぜになって区別がつかなくなっているようだった。

 

(綾瀬君が気持ちよくなってくれるのが、すごく嬉しい。不思議なくらい……)

 

 口の中にペニスを頬張り、その精を飲むことすら戸惑いがなくなっている。

 女としての性欲と母としての母性の両方が綾瀬に尽くすことで満たされる。

 

「雪菜さんっ」

「んっ!?」

 

 口に含んだペニスがびくりと震える。最後の一舐めで暴発し、綾瀬の精が雪菜の口内に溢れた。

 

「んく……ん、ごく……ん、ん、んんぅ……ん」

 

 雪菜は複数回に分けてその大量の欲望を飲んでいく。口を離すことなく、尿道に残った精液すらも吸い出した。

 

「ちゅ、ぷ……ん……はあぁ」

 

 雪菜は満足げに吐息を漏らした。

 

「ふふ、いっぱい、射精したね」

「すみません……雪菜さんのが、気持ちよすぎて」

「謝らなくていいよ。わたしも嬉しいから」

 

 綾瀬のペニスは射精直後だからか少しだけ元気がなくなった。

 

「若いからすぐに元気になるよね」

「多分、いつも通りなら」

 

 雪菜は指先で亀頭をつつく。

 粘り気のある液体が先端に滲み出ている。まだまだ元気になりそうだ。綾瀬の性欲は人一倍だ。雪菜のような美人に求められれば、あっという間に回復するだろう。

 

「あの、雪菜さん。俺、してみたいことがあるんですけど」

「え……?」

 

 意を決したような綾瀬の態度に雪菜は目をぱちくりとさせる。

 それから綾瀬の願いを聞き入れた雪菜はベッドの上で仰向けに寝転がった。

 恥ずかしさに顔を赤らめて、手で胸と局部を隠す。

 セックスまでしておいてと思うが、恥ずかしいという感情は拭い難いものだ。雪菜は自分の容貌が秀でていることを自覚しているが、だからといって身体のすべてに自信があるわけではない。とりわけ、人に見せることを想定していない部位を曝け出そうなどとは思わない。

 それでもきちんと手入れが行き届いているあたりは几帳面な性格が出ている。

 

「雪菜さん、すごく綺麗です」

「そんなこと言わないで」

「だって、事実ですから」

 

 綾瀬は雪菜の手をどけて秘所を目にする。桃色の媚肉と白い肌のコントラストが美しい。汚れ一つない白磁のような肌。その一方で膣口の卑猥さは言葉にできない。よく小説などではアワビとかザクロとかいろいろな表現がなされるが、確かにそう言いたくなるのも分かる。

 雪菜のほうも綾瀬の精を嚥下したためか、すでに興奮しているようだ。いやらしいアワビがまるで別の生き物のように蠢いているのが見て取れる。

 これが、あの雪菜の身体なのだ。美しい一点の穢れもないような完成された肉体から半ば独立したかのような卑猥な膣口を綾瀬は生唾を飲んで見つめる。

 

「そんなにじっと見ないで」

「すみません」

 

 綾瀬は気のない謝罪をする。見ないでと言われても、これは見てしまうのも無理はない。

 

(アワビじゃないな。これはもう、食虫植物とかそんなのだ)

 

 頭の中でそんな益体のない考えが浮かんだ。

 

「じゃあ、しますね」

 

 綾瀬はそっと雪菜の割れ目に舌を伸ばした。見ているだけでは何も始まらない。綾瀬は一度でいいからクンニというのがしてみたかった。雪菜は最初は戸惑ったが、最後には折れて綾瀬の願いを聞き入れた。

 

「あっ! うっ! んんっ!」

 

 雪菜が綾瀬の舌に反応して呻く。

 表面をなぞられただけでびりびりとした感覚が走った。

 ざらつく舌が膣口からクリトリスまでをさらりと舐める。

 

「はっ、ふっ、ん……く……あ……んん……ん……ん……ふう……はあ……んくぅ……ぁ」

「ぺろ……ぺろ……ぺろ……れろぉ……ちゅ……んちゅ……れろ……」

(綾瀬君がわたしのマンコを舐めてる。こんなに一生懸命……ぞくぞくする)

 

 恥ずかしさに満ちた雪菜の表情に変化が訪れる。

 綾瀬の拙い舌使いながらも雪菜の身体は明確に快感を得ていた。口元を隠して、嬌声を抑える雪菜。瞳に淫楽の念を宿し、奉仕する綾瀬を上半身を起こして見つめた。

 

「はあ、はあ、雪菜さん、どんな感じですか?」

「あ、ん……ふう……気持ちイイよ、綾瀬君……はあ、ん……その調子……んあ……」

「はい、れろ……れろ……れろぉ……」

「あ、ああっ……ん……いい、よ。ふう、ぅ……あ、もっと舐めて」

 

 綾瀬の舌が膣口で円を描く。

 大陰唇を広げて小陰唇を舌先で伸ばし、クリトリスを丹念に弾く。

 ぞわり、とした快感に雪菜は意識を持っていかれそうになる。息子に奉仕させているという特大の背徳感は、雪菜の理性と常識を責め苛んだが、それすらも快感をブーストする助けになるばかりだ。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ……ふぐ……んっ、ああっ」

「れる、れる、れる……んちゅ……はあ……れろぉ」

 

 綾瀬の舌が必死に雪菜の秘所を舐めている。懸命に雪菜に気持ちよくなってもらおうと頑張っているのだ。それが分かるから余計に雪菜は嬉しくなってしまう。

 

「綾瀬君……」

「あ、はい」

「はあ……ん……その、もっと奥までしていいんだよ?」

 

 雪菜は自分の両手の指で割れ目を開いて見せた。

 

「雪菜さんっ」

 

 ぐい、と綾瀬は雪菜の太ももに手当てて股を押し広げる。顔をその間に突っ込んで、雪菜が広げて見せた淫口に吸い付く。

 

「じゅるる、じゅるる……れる、れる、ん……じゅる……れろっ」

 

 雪菜が言う通りに舌を伸ばして、舐めるのではなく押し込むように膣口に舌を差し入れる。

 

「ふう……ああ……ん……ふ、くぅ……あっ……んあ……それ、んん……くふ、あ……イイ」

 

 雪菜の膣肉が蠢いているのを感じる。

 感じているという手ごたえに綾瀬も気を良くする。

 漂う媚臭が堪らない。

 愛液が滲み出て、それを舐め、啜り、クリトリスにキスもする。

 

「ひゃあ、あ! ん、あっ……クリ、あっ、ふあっ!」

 

 雪菜はクリトリスへの刺激で思わず腰を浮かせてしまう。

 

(雪菜さんが感じてる。もっと、してあげたい)

 

 そう綾瀬は思った。

 もっと乱れてほしいとも思った。

 舌先でクリトリスを何度も弾くように舐める。そしてキスをして啄む。舐めるだけではなく指も使った。膣内に指を入れてみると、ねっとりと肉が絡みついてくる。初めて触れた女性器の感触には感動すら覚えた。雪菜の膣内は温かく湿っていてつるりとしている。綾瀬は指を挿入して傷つけないように気を付けながら抜き差しし、そしてクリトリスを舐める。

 

「あっ、ああっ! んっ、ふあっ! あ、それ、刺激、強いっ! あ、気持ちイイ!」

 

 雪菜は快楽に身を焦がす。

 腰を捻り、捩り、いつしか自分の乳房を自分で揉んでしまっている。もっと快楽が欲しいという身体の要求に抗えない。

 

(わたし、本当にどうかしてる。綾瀬君は友達の子どもなのに。わたしの息子も同然で育ててきたのに、そんな子に舐めさせて、こんなに感じてるなんて)

 

 罪悪感で胸が締め付けられる。

 夫を裏切り、娘からも隠れて、亡き友の子に手を出している。

 

「ふぐ……あ、あ、あ、あ、い、イク、来ちゃう、綾瀬君♡」

 

 びく、びく、と腰が痙攣する。

 絶頂の予感に雪菜は打ち震える。

 

「ご、ごめんなさい……わたし、気持ちイイ……我慢できない、イ゛、クぅ♡」

 

 シーツを掴み、思い切り身体を捩った。

 その謝罪は誰に対してのものだったのか。

 友か夫か娘か綾瀬か、ともかく雪菜は快楽に身を任せ、禁断の階段を駆け上ってしまった。

 

「はあ、はあ、はあ……あ、ふう……綾瀬君、よかったよ」

「本当ですか? 嬉しいです」

 

 綾瀬は少し得意げだ。

 こういうところはまだまだ子どもだなと思う。雪菜をイカせられて達成感を得たという表情だ。

 雪菜は身を起こす。 

 それから視線を綾瀬の股間に向けた。

 雪菜にクンニをしたからか、綾瀬のペニスも元気を取り戻していた。

 

「綾瀬君、もう大丈夫そうだね」

「え、あ、はい」

「ふふ……ねえ、今日もいっぱいしよ? れろ」

 

 雪菜は淫蕩な表情を浮かべて、綾瀬の唇を舐めた。下唇にキスをして、そのまま首筋に吸い付く。そうしながら、雪菜の右手は綾瀬のペニスを握っていて、ゆったりとしたペースで上下に動いている。

 

「あ、雪菜さん、そんなことされたらすぐに出ちゃいますよ」

「そうなんだ。じゃあ、もうすぐにしないとね。ちゅ……ちゅぶ」

 

 肩から鎖骨まで雪菜は吸い付きながら舐めていく。

 今まではこんな愛撫はしなかった。

 この数日の間に勉強したことを雪菜なりに実践している。

 大人だからできる限りイニシアチブを握っていたい。蘇った女としての感情が、雪菜に強い性的関心を抱かせていた。

 コンドームをつけて、パンパンに腫れ上がったペニスの熱にぞくぞくとする。

 

「雪菜さん、俺、もう」

「うん、わたしもだから、綾瀬君はそのままじっとしてて」

 

 ベッドの上に座り込む綾瀬に雪菜は身体を預けた。

 綾瀬のペニスを握って、自分の膣口に押し当てて、対面座位でセックスをする。綾瀬のペニスを挿入しながら腰を下ろした。

 

「あ……ふぅん♡ ん♡ はあ――――ぁぁ♡」

 

 切ない吐息を漏らして、雪菜はペニスのすべてを受け入れる。

 

「ん……ん……ぁ、全部、入った、はあ……」

 

 自分の膣肉を押し広げる綾瀬のペニスの感触に雪菜の心臓は高鳴った。

 強い存在感を感じる。

 熱と固さとたくましさが雪菜の中に溢れている。数年前まで小さな子どもだったのに、こんなにも立派なペニスを持つようになって、雪菜を喘がせようとしている。

 

「ふふ、綾瀬君……ん、はあ……触って」

 

 雪菜は綾瀬の肩に腕を回して身体を密着させる。

 胸を押し付けて、腰を僅かに前後にグラインドさせた。

 そんな雪菜の誘いに綾瀬は乗るしかない。求められるままに乳房に右手を伸ばし、身体を安定させるために雪菜の腰に左手を回す。

 

「雪菜さん、めっちゃ柔らかいです」

「ん、綾瀬君はすごく固いよ……ん、じゃあ、動くね……んっ」

 

 雪菜は腰をくねらせ始める。

 キシキシとベッドが軋み、綾瀬のペニスを膣肉が扱く。

 

「あ……あ……あ……ふう……んあ……はあ……あ……はあ……はあ……ああ……ふあ、んあ、ふうぐ……ああ♡」

 

 雪菜は腰をただ動かすだけではなく、時に捻ったり、円を描いてみたり、奥深くに飲み込んだままぐりぐりと亀頭を刺激してきたりする。綾瀬が子宮口を突き上げたまま押し付けるようにするとひと際大きな喘ぎ声を漏らす。

 

「は、ふう……んふう……ああ、イイ……ん、くうう……固い、気持ちイイ……あ、あ、あ、あぐぅ♡ ふあ、ああっ♡」

「く……俺も、気持ちイイです、雪菜さん」

「ん、んん、いい、よ。もっと気持ちよくなって、ふう、あ、んん……ああう♡」

 

 雪菜は綾瀬に抱き着いて、ぎゅっとしがみ付く。両足を腰に回し、身体をしっかりと固定する。雪菜の髪のいい匂いとほんのりと香る汗の匂いが綾瀬のオスを刺激して、ペニスがさらに大きく張り出した。

 

「あ、あう……まだ、大きく!? ど、どういう、んひ♡ あはあぁ♡」

 

 驚愕は一瞬だった。

 綾瀬が本能に任せて突き上げると雪菜は淫楽に堕して、だらしない顔を浮かべた。相好を崩して舌を出し、瞳を潤ませて息を荒げる。およそ人妻のする表情ではなかった。

 

「おっ、ふおっ、おあっ……あ、あ、あ、あ、ん、ふぐぁう♡ お、奥、届いてる、ああっ」

 

 雪菜は息を荒げて、ペニスを堪能する。

 腰を何度も上下させ、結合を何度も確かめる。

 ぐちゅぐちゅ、と淫音がして痛いくらいに締め付けてくる媚肉に負けじとペニスを固めて雪菜を突き上げる。

 綾瀬の目の前で雪菜の身体が上下する。

 ワンテンポ遅れて形の良い乳房が揺れる。まるで綾瀬を誘っているかのようで、堪らず乳首に吸い付いた。

 

「はあ……ああん♡ そんな、いきなりなんて……♡ はひゃあ♡ あ、あ、あ、同時はずるい、んん♡」

 

 雪菜は乳首を撫でるざらつく感触と突き上げてくる強烈な快感のダブルパンチで脳を抉られているような錯覚に陥る。

 

「ん……あ、はう……んんっ!」

 

 雪菜は後ろに倒れ込み、綾瀬は雪菜を追って体勢を変えた。正常位となって、しかし足の位置は変わらず綾瀬の腰に絡みつけている。

 

「はあ、はあ、はあ……う、雪菜さんっ、すごい締め付けで」

「はあ、く……ん、はあ……ああ、く……綾瀬君だって、こんなに固くして、ん、わたしの膣内、滅茶苦茶にしてる、あぁ……んはあ……♡」

 

 堪らないといった表情を浮かべる雪菜。

 すっかり蕩け切った雪菜には綾瀬しか目に入っていない。

 

(夢魔とのセックスが気持ちよすぎるって、そういえば言ってたっけ。分かる。綾瀬君のおちんちん、よすぎて全部どうでもよくなる)

 

 綾瀬の母親が昔言っていたことを思い出す。

 

「気持ちイイって、すごいっ、もう、なんでもいいっ、あ、あ、ふはっ、あはっ、そ、そこ、もっと突いてっ、綾瀬君のおちんちんで、全部、犯してぇ♡」

 

 理性も常識も何もかもが溶けてなくなっていく。

 綾瀬のことしか考えられない。

 快楽以外には必要がない。

 そう思った。

 カリ首が引っかかって愛液があふれ出る。押し込まれた亀頭が媚襞をかき分け、ポルチオを突く。

 

「あはあっ♡」

 

 雪菜は腰を跳ね上げ、背中を反らした。目を見開いて舌を突き出し、痙攣する。

 

「あふ、んふ、んあああっ、あ、あ、んふう、ふあ、ああ、ん――――く、あ゛」

 

 びくん、と身体が弾ける。

 快感が途方もない力の奔流となって身体中を駆け巡った。

 

「は、ふ、んあっ、ああ~~~~~~♡ こんな、無理っ、イイ、我慢、できないぃ♡」

 

 雪菜ははしたなく喘いだ。

 

「雪菜さん、俺、もう出ます」 

「うん、うん、わたしも、わたしもイクから、あ、あ、い、一緒に……ふぐ、はひ、んああ、奥、奥ぅ♡」

 

 脳まで響くような衝撃で打ち込まれるペニス。そのピストン運動が速くなってきて、雪菜もそれに合わせて絶頂の階段を駆け上る。

 

「う、ぐぅ、ああっ!」

「ひ、ひ、ひあ、あ、あ、あ、あ、ああああ、ィ、イク、イクイクイクイクううぅぅ――――!!」

 

 ひと際高らかに雪菜は嬌声を上げた。

 締め付ける膣肉は何度も痙攣して同時に射精した綾瀬のペニスからさらに精液を搾り取ろうとしている。

 

「気持ち、いいぃ♡」

 

 オーガズムの余韻で雪菜は茫然とする。

 最高の快感を味わって、体力のすべてを使い切ったような感じがする。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ、ぅ……ぁ、雪菜さん」

「綾瀬君、もう少し、このままでいよう」

 

 繋がったままでゴム越しに精液の熱を感じている。

 

(綾瀬君の魔力がいっぱい。直接注がれたわけじゃないのに、こんなに気持ちイイなんて。これ、生だったらどうなるんだろう)

 

 雪菜の中に淡い期待が膨らんだ。

 中出しセックスをして夢魔の精液を注ぎ込まれたら、雪菜の膣は壊れてしまうのではないか。ゴム越しの魔力だけで雪菜はすっかり魅了されているというのに、直接性を受けたら子宮が完全に屈してしまう。

 フェラチオで精を飲んで、強制的に発情させられていたりもする。膣というメスそのものの器官にこれを塗りたくられれば、もう降参するしかないのではないか。

 

「綾瀬君……ふう、んちゅ……れろぉ……」

 

 雪菜は綾瀬の唇を奪って舌を口内に押し込んだ。

 子宮がきゅんきゅんする。

 ざらつく舌が心地よく、もっとキスをしていたいという気持ちになる。綾瀬との繋がったままの雪菜は、濃厚なキスを繰り返しながらオーガズムの余韻を味わい続けた。

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