暁の堕姫~堕ちていく人妻~ 作:人妻大好き
肌と肌を触れ合わせ、肉と肉をぶつけ合う。
セックスの最中は世の理不尽も立場も何もかもを忘れて、ひたすらに快楽だけを追い求めて、その熱に酔いしれることができる。身体は疲れ果てても、心はすっきりとして蕩けるような満足感に溺れてしまいそうだった。
夫も娘もいる身でありながら、娘と同い年で息子も同然の少年に性的欲求を抱いている自分に嫌悪する。
(このままだと、よくない。絶対に、綾瀬君のためにならない)
雪菜は綾瀬の保護者でもある。彼をきちんと守り育てて社会に送り出す責任がある。母として、社会人として毅然とした態度を取らなければならない。
今更ではある。
ディープキスもセックスもアナルセックスだって何度も繰り返してきた。こそこそと隠れながら、バレるのではないかというスリルすらも楽しんできた。
綾瀬との距離感が掴みにくくなり、ともすれば欲望に火がついてしまいそうだった。
一緒に住んでいるから、外に出て、ホテルに行く必要もない。完全にプライベートな環境なのだから、外部にバレることもないのだ。
だからこそ、雪菜は自分を律した。つい男らしくなった綾瀬に縋りつきたい感情を抑えて、日々の仕事に打ち込んだのだ。
仕事で疲れ果て、家庭のことで悩んでも快楽に逃避することのないように。
綾瀬はモテル男だ。
零菜からも萌葱からも好意を寄せられているし、どうも萌葱とは関係を持っているようだ。母だから、それくらいは様子を見れば察しがつく。
綾瀬の性衝動の矛先は、雪菜ではなく別に向かう。雪菜から誘わなければ、このまま元の関係に戻れる。
それでいい、このままでいい。
そう心の中で訴えながら、同時に強い淋しさに苛まれている。
それすらも忘れようとして、一日一日を過ごしている。
始まりからして誤りだった。すべてが間違いの関係なのだ。だから、このまま関係性が希薄化して、昔の思い出になるのであれば、それが一番いいではないか。
そんな風に思っていた矢先のことだった。
真夜中だ。
雪菜は喉の渇きを覚えてキッチンに向かった。
「雪菜さん?」
「綾瀬君?」
キッチンには綾瀬がいた。
「どうしたの、こんな時間に」
「ちょうど、歯を磨いたところだったんです。もう寝ようかと」
「まだ起きてたの? もう、日付が変わってるよ」
「あー、すみません」
夜更かしは珍しいことではないが、母も同然の雪菜に指摘されるとばつが悪い。
「雪菜さんは?」
「ちょっと、お水を飲もうと思って。喉が渇いたから」
そう言いながら、雪菜はグラスを取って水を注いだ。
冷たい水が心身に染みわたるようだった。喉を鳴らして一杯を飲み干した。
「雪菜さん。何か、気に障ることしましたか?」
「どうしたの、急に?」
「最近、避けられてるような気がして」
「え? そ、そんなことないよ。気にしすぎ」
「そうですか?」
「そう」
「じゃあ、なんで最近は、その、何もしないんですか?」
と、綾瀬は言う。
雪菜の態度が変わったから、綾瀬も綾瀬で不安だったのだ。綾瀬は雪菜が好きだ。家族としても異性としても意識している。これだけの美人なのだから無理もない。不義ではあっても、肉体関係を結べたのは喜ばしいことだった。
今まで積極的に雪菜から関係を求めて来たのに、それがぱたりと止んでしまったら気になってしまうのも当然だった。
「何もって、その、それは……よくないことだから。わたしには夫がいるし、あなたのお母さん代わりでもあるんだから」
「でも、それは」
「ダメよ。もう、しないから。今までのことは、もう忘れたほうがいいよ」
雪菜はあえて綾瀬を目を合わせないようにした。
綾瀬の辛そうで不安げな表情を見ると、どうしても雪菜も気になってしまうからだ。
「明日からは昔通りに、ね。今まで、本当にごめんね」
雪菜は綾瀬に背を向けて、足早に立ち去る。
綾瀬をこうしてしまったのは自分の所為だ。母と息子の関係でずっと続いて行けばよかったのに、雪菜の不注意から関係を迫ってしまった。
「なかったことになんてできませんよ」
立ち去る雪菜を綾瀬は追った。
雪菜の手を掴んで引き戻したのだ。
「綾瀬君!? 待って、ダメだって。もう、わたしはっ!」
後ろから抱き着いてくる綾瀬を引き離そうとする雪菜に綾瀬は囁く。
「すいません。俺だってダメだって分かってるんですよ。でも、もう無理ですよ。雪菜さんだって、このままずっと何もしないでいる気なんですか?」
「どういう……」
「だって、雪菜さんだってしたいんじゃないですか? 欲求不満なんでしょ? 俺、そういうの分かります。夢魔ですから」
「なっ……違っ、そんなこと、は」
「違わないです」
「待っ……ダメっ」
綾瀬の手が雪菜のパンツの中に入ろうとするのを抵抗する。その時、綾瀬が雪菜の頤を掴んで振り向かせる。
一瞬の出来事だった。唇を奪われた雪菜は目を見開いた。
「ふむ……んんっ!」
柔らかい唇と唇が重なる。
不意を突かれた雪菜の口内に綾瀬の舌先を入る。軽く唇の内側をなぞる綾瀬の舌に思わず雪菜は舌で応えようとしてしまう。今までに何度もしてきた行為を咄嗟に繰り返そうとして、慌てて押し留まる。
「ん、んんっ……んむぅ……ふう」
(いきなりキスは、ダメ……せっかく、忘れようとしてたのに)
口づけは愛撫よりも強く雪菜の心を揺さぶった。
強引な抱きしめられて、強引にキスをされる。今まで以上に綾瀬が雪菜を求めてくるので、雪菜の本能が綾瀬に応えたくなる。
「ふう、ん、ちゅぱ……こんなの、本当にダメなの……」
「ダメかもしれませんけど、したくないわけじゃないんですよね? だって、ここがもうこんなになってる」
「え、あ、んあ♡」
雪菜のパンツの中に今度こそ入った綾瀬の指が秘所をあっさりと探り当てている。
「ふぐっ、はあ、んあっ……ん……ふ、あ……あ……ああっ、それ、ダメ、ん、ああ♡」
(久しぶりの綾瀬君の指が、どうしてこんなに気持ちイイの)
逃れようとする雪菜を抑えて綾瀬は愛撫を続ける。
瞬く間に濡れた雪菜の膣内。愛液を掻き出すことは造作もなく、Gスポットを引っ掻けば雪菜はぶるぶると震えて喉から嬌声を漏らす。
叫ばないよう声を殺して雪菜は口を自分の手でふさぐ。
「んふう、んふう、ふう、ふう、ふううぅ……ん、ふう、ふう、んんん、ん、ふう、ふぐぅぅ♡」
くちゅくちゅ、と音を立てる膣。
子宮まで痺れるようで、ずっとこれを欲しがっていたのだと実感させられる。
「う、あ、ん、ふうう♡」
(もう、立ってられない)
がくん、と雪菜は膝から崩れ落ちた。
久しぶりの本気の絶頂だ。
あまりにも快感が強くて、意識が持って行かれそうだった。
「どうして、こんなに……感じて」
「雪菜さんの感じるところなら、もう分かってるんです。何度もしたじゃないですか。だから、俺ならもっと雪菜さんを感じさせてあげられるんです」
綾瀬の中から黒い欲求が噴き出してくる。
雪菜をもっと味わいたい。手籠めにしたい。オスとして、この上質なメスとしたいと。
跪く雪菜の眼前に綾瀬はペニスを突き付けた。すっかり膨らんで臨戦態勢を整えている。
「いつもみたいにしゃぶってください」
「あっ……ぁ、こんなに」
鼻先、三センチまで近づけられたペニスの先端からは栗の花のような匂いが漂っている。膨張したペニスはいかにも苦しそうで、そして期待感に飢えている。雪菜を味わいたいと言う期待感だ。
じゅく、と膣から愛液が溢れる音がした。
「ん……はあ、はあ、はあ……ぅ、あ」
(目が離せない。すごいおちんちん。すごい臭い。固くて熱くて、わたしを気持ちよくしてくれるモノ。こんなの向けられたら、わたし。だめ、せっかく我慢してきたのに)
早まる呼吸。心拍数が急上昇する。臭いだけで頭が真っ白になってしまう。ずっと我慢に我慢を重ねてきたところでご馳走を目の前に差し出されたようなものだ。
「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあぁ♡」
熱い吐息をペニスの先端にかける。雪菜は身を乗り出して、綾瀬の腰を両手で掴む。視線はペニスに固定されていて、その様はご褒美を前に待てをされた犬のようだった。
「雪菜さん、早く、してください」
綾瀬も苦しい。
こんな美女がペニスの前で荒く息を吐いているのだ。今にもフェラチオが始まりそうなのに始まらない。じれったいにもほどがある。
「はあ、はあ、はあ、ダメ、ダメなのに、わたし……はあ、ん、はあ、すう……はあ、はあ、はあ、ぅ、ああ……」
雪菜の中で理性と本能がせめぎ合っている。
じわじわと身体が熱を帯びて、目尻に涙が浮かぶ。欲しい、と強く思った。今までみたいに、綾瀬を貪り合いたいと身体の欲求に心が瞬く間に食いつぶされていく。
ちょん、と唇に鈴口が触れた。粘つく先走り液を思わず舐めてしまう。それが引き金になった。
(あ……)
雪菜は自分でも制御できない衝動に突き動かされて、ペニスを頬張ってしまった。
「んむぅぅ、ぶじゅるるるる♡」
激しく啜る。
一口で根本まで咥えた雪菜は、全力で先走り液を吸い出すようにバキュームフェラをした。頬を窄めてペニスを思い切りしゃぶる。
「ん、ちゅ……れる、れる、れる、じゅるる……じゅるる……じゅるるぅ♡」
「雪菜さん、いきなりすごい」
「ふむ、んむ、じゅる、ちゅぷ、れるちゅ……ん、あ、わたし、ん、ふう、はあ、んあぁ、ちゅ、れるれる、これ、我慢できない……ん、ふう、れる、ごめんなさい……れろれろれろ……ごめん、なさい……んふぁ、ん、ちゅ、ぶじゅるる♡」
雪菜は謝罪の言葉を口にしながら、次に瞬間にはペニスにむしゃぶりついている。
口内で舌を蠢かせて亀頭から裏筋まで丹念に舐めまわしている。
綾瀬の腰が逃げないようにしっかりとしがみ付いて、頭を前後に揺らす。
「じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、れる、ちゅぷ……んは……ん、固い、すごい……れる、ちゅ、じゅぶるる、おいひい♡」
(ああ、わたし、なんてこと。こんなはずじゃなかったのに……こんなに舌の上で熱くなってるおちんちん、我慢できるわけがなかったんだ)
雪菜は舌先でちろちろと鈴口を舐める。
先走り液を零さないように掬い取り、それから睾丸に吸い付いて、ペロペロと舌を皺に這わせる。右手でペニスの棹を扱いてから、ねっとりと舌を裏側の根本から先端まで這い回らせる。
「はあ、はあ、はあ……ちゅ、ちゅ、ちゅ……れるれろぉ♡」
「雪菜さん、やっぱりしたかったんじゃないですか。こんなにいきなり舐めまわして」
「それは、はあ、れろ、ちゅ……ん、ふう、はあ……あ、う……んあ……ぁ」
「意地を張らないでください。俺も……く」
「ごめんなさい……だって、こんなの、絶対によくないって、思ったから、ん、ちゅ……れる、ちゅ……ちゅ……ぁ、ふあ、う……ちゅぷ……れる」
「でも、そんなに必死に舐めてくれるんですね」
「だって、はあ、こんなになって、わたしを欲しがってくれるから……ちゅ……れる、れる……わたしも、嬉しくて……ちゅぶ……れるちゅ……じゅるる♡」
「うく……はあ、待った」
「ぅあ」
雪菜の口からペニスを抜く綾瀬。
雪菜は突然ご馳走を奪われて不服そうだ。
「雪菜さん。部屋に行きましょう」
このままキッチンでするのは零菜のこともあって危険だ。
雪菜の半端な言動にカッとなった綾瀬だったが冷静になれば、とんでもないことをしていると思った。しかし、もう止められない。綾瀬の性衝動はまさに雪菜に向いていて、雪菜もそれに応えてくれたのだ。
「はっ――――ぁ、ふう、はあ」
雪菜が喘いでいる。
綾瀬の顔の上に股を乗せて、ペニスを扱いている。シックスナインの姿勢でベッドでむつみ合う二人。結局、綾瀬の部屋に来てしまった。
「はあ、はあ、はあ……んああ♡ れろぉ♡」
涎でぬるぬるに汚れたペニスを扱きながら、雪菜は先端を愛おしそうに舐めまわした。
亀頭が赤黒く、ぷっくりと膨らんでいるのが愛らしい。そして、苦しそうだ。舌のざらつきで敏感なところをなぞってやると素直にぴくぴくと反応する。
「んふ、んふ……れる、じゅる、じゅろぉ♡ はあ、はあ、綾瀬君、ん、あ……おちんちん、辛そうだね」
「雪菜さんの所為ですからね」
「ごめんなさい……でも、すぐに抜いてあげるから」
うっとりとしながら雪菜は舌での奉仕を続ける。
義理の息子のペニスだからといって遠慮することはなかった。ここまで強く誘われて、誘惑されて、今の雪菜に抗うことはできなかった。口づけで蕩かされ、ペニスで打ち砕かれた理性は何かと言い訳を重ねて綾瀬との行為を正当化してしまう。
「んあっ、あ、綾瀬君、そこぉ」
目の前に性器があるのは綾瀬も同じだ。
雪菜の綺麗で悍ましい媚肉の入り口を綾瀬は広げた。むわっと広がる飢えたメスの匂いを嗅いで、ペニスがますます固くなる。
膣内で綺麗な色をした媚肉が涎を垂らしている。
今にも吸い込まれそうないやらしい穴だ。
そこに綾瀬は舌を伸ばした。
クリトリスを舐め、媚肉を舐め、愛液を啜る。
ぞくぞくした快感が雪菜の腰をひくつかせる。
「ふ、あ、あっ、んあっ、あ、んんんっ、あっ」
綾瀬は雪菜の割れ目を丁寧になぞった。舌先でクリトリスを弾きながら、ぴちゃぴちゃと音を立てて膣内に舌を押し入れ、キスをして強く吸った。
「んあっ、あっ、あっ、んあっ、う、ぅぅ、んふあ♡ はあぁ♡ く、ん、ふうあっ、はあ、はあ、んんぁ♡」
びく、びく、と一舐めするごとに跳ねる腰を綾瀬は押さえつけて、強引にクンニを繰り返す。
「ふう、う……あ、ふう、もう……う、んあ、ぅ……んあぁ、んむ、ちゅぷ、れう♡」
雪菜は下半身の疼きに堪らず崩れ落ちそうになりながらも、目の前でそそり立つペニスを無視することはできなかった。
舌を伸ばして亀頭を舐め回し、鈴口を愛撫する。臭い雄臭を放つ一物は、それだけで雪菜を興奮させる。
ペロペロとだらしない犬のようになってシックスナインを楽しむ。これがイケナイことだと分かっていても、理性のブレーキは壊れてしまったかのように働かず、口と舌は止めることなくペニスを求め続ける。
「ふう、ふう、れる、れる、れろぉ♡ はあ、はあ、んあ、あ、気持ちイイ♡ あ、あん♡ んあ、ふう、はあ、れろぉ♡」
「雪菜さん、すごいびくびくしてる。れろぉ、れろぉ、堪らないって感じになってるじゃないですか」
「ふう、くう……あ、言わないで。そんな、恥ずかしいこと……う、ふはっ、あっ、あ、う……」
(綾瀬君に責められて、わたし……もう、イッちゃいそう。この弾けそうなおちんちん舐めるの、止められない♡)
「はあ、う……む、ちゅぷ……れる……ちゅ……ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぷ……んじゅるる♡」
雪菜はペニスを激しく啜る。頭を上下に動かして、根元から先端まで満遍なく快楽を与える。雪菜の口は熱くて情欲に塗れていて、綾瀬の腰を蕩かしてくる。今にも射精してしまいそうな法悦を綾瀬に与えてくる。
「く、雪菜さん」
「ちゅぷ……んあ?」
綾瀬は上体を起こした。雪菜を身体の上から押しのけて、体勢を変えた。
雪菜を仰向けにして、その身体に覆いかぶさる。
「綾瀬君……っ!」
「雪菜さん、俺、もう挿入したいです。いいですよね?」
「え、あ、それは、その……あっ」
雪菜は答えに窮した。
見れば綾瀬はゴムもつけていない。
このまま挿入されれば、間違いなく中出しされる。
(中出し、なんて……)
ぞくぞく、と雪菜はメスの悦びに震える。想像するだけでイってしまいそうだ。アナルに射精された時ですら快楽に思考が塗りつぶされたというのに、子宮に射精されてしまったらどうなってしまうのか。
自然と身体も心も期待してしまう。綾瀬のペニスを受け入れて、凌辱されて、子宮を満たされてみたいと思ってしまう。
「あ、待って、わたしは……ひぅん♡」
綾瀬のペニスの裏側が膣口に擦り付けられるだけで、腰が砕けそうなくらいに感じてしまう。
「あ、あ、あああ……」
泣きそうなくらいに切なくなる。
綾瀬に押し倒され、犯される。それだけで嬉しい。快感に身を浸し、心も身体も真っ白に染め上げられる。そんな未来に向かって突き進んでしまってもいいのではないか。
「雪菜さん。いいって言ってください。早く、一緒に気持ちよくなりたいです」
「あ、ああ、そんな、ダメ。もう、それだけは……せっかく、我慢してたのに、そんなことしたら、わたし……」
(当たってる。綾瀬君の立派なのが、わたしのおマンコに。あれを挿入されたら、子宮まで一気に墜とされる。あれを挿入されたら……されちゃったらぁ)
「ん、ひあぁ♡ 擦り付けないで、そんな、固いのぉ♡」
「固くないと入らないじゃないですか。それよりも、ほら、もう入りますよ」
「あ、ああ……!」
綾瀬のペニスの亀頭が膣口に押し当てられる。
そこからぐいぐいと押し込まれて、入口が広げられる。
「あ、あ、あああ、入って、来る。入っちゃ、あ、あああ、待って、心の準備がっ……ああ」
とめどなく高ぶる身体と堕落の気配に雪菜は興奮していた。だというのに、綾瀬は寸でのところで身を引いて、ペニスを出してしまう。そして、クリトリスをペニスの裏側で擦りながら、雪菜を焦らす。
「あ、う、嘘。そんなこと、どこで覚えたの?」
「何となく、こうするのが一番だと思ったので」
綾瀬は夢魔だ。雪菜の性的快感のツボをしっかりと心得ている。何度も貪り合った身体に適した焦らし方は完全に把握している。
「それに、俺も苦しいんです。雪菜さん、あれだけ誘ってくれたのに、全然相手にしてくれなくなって。もう、すぐにしたいんですけど、雪菜さんがいいって言ってくれるまでは我慢します」
「あ、何、でも、そんな……」
雪菜の胸に去来するのは、ささやかな絶望。
いっそのこと綾瀬から強引に征服してくれれば、気持ちは楽だった。まだ、言い訳はできた。綾瀬の想いに応えただけだと。しかし、雪菜から綾瀬を誘えばその限りではない。自分で自分を貶めることになる。もう引き返すことはできない。
雪菜は綾瀬の顔とペニスを交互に見る。
擦られるたびに、どうしようもない快感が棘になって心に突き刺さる。
「雪菜さん……」
綾瀬は雪菜の頬を撫でて、唇を寄せる。
雪菜は一瞬だけ拒否しようとしてから、しかし思いとどまって綾瀬の口づけを受け入れる。
自ら唇を差し出して、綾瀬のキスを迎え入れる。
「ちゅ……ん、あぅ、ちゅ……れる、れる、れる……ちゅぷ♡」
(ああ、優しいキス……こんなの、断れない。綾瀬君の舌が口の中で動いて、気持ちイイ……♡)
うっとりとしながら雪菜はディープキスに耽る。
そうしていると無意識に両膝で綾瀬を挟み込んでしまう。もっと密着したいと、縋りついた。
「ちゅぱ……ぁ、はあ、はあ、はあ……綾瀬君……ん、あ」
「いいですよね? 一緒に気持ちよくなっても」
「ああ……」
耳元で囁かれて、雪菜は夢見心地の中で生唾を飲む。
(もう、ダメなんだ、わたし……)
雪菜の手が伸びて、綾瀬のペニスに触れる。熱くて固い。涎と先走り液に汚れたペニスを慈しむように撫でる。
「綾瀬君……はあ、はあ、もういいから。挿入して」
雪菜は心が溶け落ちるのを自覚した。
言葉にした瞬間に、心臓が高鳴った。完全にこのペニスに屈したことを心底から理解したのだ。自分で腰をくねらせて、ペニスを迎え入れるように擦り付けてしまう。
「いいんですね、本当に?」
「うん……わたし、もう、我慢できない。う、ぅぅ……ごめんなさい、わたし、はあ、はあ……綾瀬君のおちんちん、挿入して欲しい……」
「雪菜さんっ」
この時を待っていたとばかりに腫れ上がったペニスは雪菜の媚肉を掻き分けてずるりと挿入される。
肉襞の間を滑るように一息で子宮口まで征服した綾瀬のペニスは歓喜に湧いた。そして、待ちに待ったペニスに悦んだのは雪菜も同じだった。
「ん、はっ――――ああああああ♡」
びくん、と腰を浮かせて仰け反る。
(終わった。これ、すごい……)
パンパンに腫れたペニスを挿入した綾瀬は、手早くピストンを開始する。
濡れた肉が打ち付けられてパンパンと音が響く。
「ひっ、あっ、はうっ、んはっ、あ、あ、あ、んふあ♡ はああ♡ あ、あ、ふわ、あ、あひあ、あああ♡」
雪菜の両膝を掴んで広げて、綾瀬はペニスを抜き差しする。結合部がよく見える。愛液を掻き出しながら、綾瀬は征服感に燃えていた。
今まで以上に興奮する。
雪菜の白い肌が仄かに紅く染まり、表情は快楽に蕩けている。腰を動かせばいちいち愛らしく反応を返してくれる。
「あ、あ、ああっ、こんな、んふっ、ああ、はあ、んああ♡ はあ、ふう、んあ、ふくうぅ」
「雪菜さん、これ、すごいです。いつも以上に締め付けてきて……それだけ、欲しかったってことですか?」
「うあ、それは、ん、んん、あなたが焦らすからっ、あ、んあ、あああっ、ひう、んあ、ああ、ん、ん、んんっ、深いぃ♡」
身を捩って雪菜は悦ぶ。
「どうですか、雪菜さん。久しぶりにセックス。俺、最高に気持ちよくて、はあ、はあ、く、うう」
「んあ、あ、激しいっ、あ、あ、あっ、そんな、奥ばかり、突かれたら……あひっ、あ、あ、あああ、い、イイっ、気持ちイイっ、奥っ、奥、気持ちイイ、感じるっ、すごいっ」
「雪菜さんっ」
「ひぎぃいいい♡ ああ、子宮の入り口ぐりぐりしないれっ、それ、されたらわたし、すぐに、お、おひ♡ ひい、はあ、あはぁ♡ 気持ち、んお、あああ♡ だめ、だめぇ♡ おかしくなるからぁ♡」
ずんずんずん、と一定のリズムで打ち込まれるペニス。その強靭さに雪菜の膣肉は嬉しい悲鳴を上げる。
一突きで愛液がぶしゅっと流れ出る。
頭が焼けるような快感に思わずふやけた笑みを浮かべてしまう。
「あひ、んひ、ふあああ♡ あ、あ、あ、すご、すごい、んあ、こんなの、すごすぎて、へあ、あ、あ、ああ、気持ちイイ♡」
雪菜の膣肉がペニスに絡みついてくる。
精液を欲しがって吸引してくる。
何度も味わってきた膣の感触だが、ゴムなしだと全く違う。
「ゴムなし、すごい気持ちイイ、です。雪菜さんっ!」
「あ、あ、あ、あっ、わたしもっ、気持ちイイっ♡」
雪菜の足が閉じあわさって綾瀬の腰を固定する。
どうしようもなくなって、全身で綾瀬に縋りついた。腰を動かしペニスに愛撫する。挿入のタイミングに合わせてひくつく雪菜の腰。媚肉は優しくペニスを包み込みながら、容赦なく吸着してくる。
「忘れようと、してたのにっ、このままじゃだめだって、思って、なのに、こんな……あ、あ、ああっ」
「忘れられるわけないじゃないですか。こんなことされて。雪菜さんの所為ですからね」
そう言いながら綾瀬は腰を前後させる。
「ごめんなさいっ。本当にごめんなさいっ。わたし、あ、あ、あ、こんなつもりじゃ、なかったのにっ、ふぐ、あ、あ、ああっ、綾瀬君のおちんちんが、あ、気持ち、良すぎて、ふあ、あ、あ、あっ♡ ――――もっとシテっ、もっと奥突いてぇ♡」
(なんて情けない……綾瀬君のおちんちん欲しさになりふり構わずオネダリして……なのに、いいえ、だからこそ、こんなに……)
「んああああああああっ、気持ちイ゛イ゛ぃ♡」
雪菜は舌を突き出し、涎を零して激しく絶頂した。
年下の息子同然の少年に恥じらいもなくセックスを強請ったことで、理性が完全に砕け散った。この一瞬の快楽のために、どんな醜態をさらしても構わないとすら思えるほどだった。
「はあ、はあ、はあ、んひ♡ あ、ああ、気持ちイイ♡ ああ、ああ、ああ、んあ、んあ、ふう、はあ、あふ、うう、イイっ、ああ、ん、ん、んんんっ」
雪菜は綾瀬にしっかりとしがみ付く。
固いペニスから伝わる快感。それがきちんと相手にも伝わるように。
綾瀬は雪菜をさらに感じさせるために、雪菜の首筋から耳まで舐め、キスをする。
「ふあ、あ、それ、反則……ぅあ、ああ、イクっ、ん、あ、またイッちゃう♡」
一度昂った身体は容易には冷めない。
僅かな刺激が加わるだけで、あっという間に雪菜の身体は達してしまうのだ。
「ふう、ふう、ふう、雪菜さん。俺、もうっ」
「うん、うん、いいよ。来てっ、いつでもいいから。綾瀬君の精液、わたしの子宮にいっぱい射精して」
「う、くおお」
ピストン運動を加速させる綾瀬。
雪菜は喉を反らせて嬌声を上げる。
「あ、あ、あ、あああ! 来るっ! 来る来る来るっ! すごいの来ちゃうっ!」
「ぐううう、イク。雪菜さん!」
「ひい、あ――――あ゛あ゛あ゛っ」
野太い声を上げて雪菜は絶頂した。
ぎちぎちに締め上げる膣肉がペニスから精液を搾り取る。
びゅるるるるるるるっ。
強烈な快感が雪菜の身体中を駆け抜ける。
迸る精液と魔力が雪菜の子宮に満ちて弾ける。
「あひいいいいいいいいいいいいい♡ 射精してるっ、息子のっ、息子の精液、子宮に来てるっ♡ すご、気持ち、い、おか、おかしく、おかしくなるぅぅ♡」
ガクガクガク、と雪菜は痙攣する。
「あ、うあ、あ、あああ。イク、イク、イクっ、あ、ぁ、まだイクっ、イクの止まらないっ、綾瀬君の精液、しゅご、ぉ、ふあ、ああ……♡」
雪菜は正気を失ったように光をなくした瞳で綾瀬を見つめる。
綾瀬のペニスが抜かれる。
どろりとした精液が膣口から零れ落ちた。
「雪菜さん、これ……お願いします」
放心状態の雪菜の眼前に綾瀬が汚れたペニスを見せつける。
鼻を突くような精液の匂いに雪菜は思わず笑ってしまう。
「あ、綾瀬君の精液……ん、あ……れる、ちゅぷ……」
惹き付けられるように雪菜はペニスを咥えた。
「ちゅぶ……ちゅぶ……れる、れる、れる……ん、じゅぶ……じゅるるる……ふう、はあ、ん、ちゅ……んあう♡ ふう、ふう、美味しいよ、れろれろれろれろ……ちゅぱ、ん、ふう、じゅるるる♡」
雪菜は口の中で膨らむペニスを愛おしそうにしゃぶり続ける。
気持ちよければもう何でもいい。
綾瀬の精液を吸い出した後も、雪菜はペニスを離さなかった。ペニスを逃がさず、次の射精を促したのだ。
身体を起こして四つん這いになり綾瀬の股に顔を埋めて、鼻息も荒く雄汁を啜る。
そうしながら雪菜は自分の股に手をやった。熱い精液を垂らす秘所を自分の指で掻き回した。
(気持ちイイ。もうどうでもいい。これさえあれば、何でもいい……)
雪菜はオナニーをしながらフェラチオをした。
綾瀬のペニスを舐め、しゃぶり、啜り、妖艶に微笑む。精も根も尽き果てて、それでも欲望の赴くままに男を貪ったのだった。