暁の堕姫~堕ちていく人妻~ 作:人妻大好き
朝の光で綾瀬は目を覚ます。
ちょうど、綾瀬の顔に朝日が入る角度であった。
不自然なくすぐったさに気づいたのは、寝ぼけ眼で部屋の中を見回した時だった。
いつも綾瀬がいる部屋ではないので、匂いからしてまったく違う。ほとんど使っていない新品の家具類ばかりの真新しい家具の匂いに混じって、雌雄の発情した匂いがうっすらと混じっている。
いつもと違う部屋で目覚めるという違和感は、それ以上の違和感で拭い去られる。
下半身から上ってくるくすぐったさは、あっという間に快楽へと認識を変えられる。血流が股間に集中しているのを感じて、意識は完全に覚醒した。
「あ……何してんの?」
と、綾瀬は言葉にせざるを得なかった。
「あ、おはよう、綾瀬君」
「おはよう。朝ご飯、もうちょっと待ってね」
毎日顔を合わせる二人だ。
雪菜と零菜。
美しい妖精のような美女と美少女である。
一緒に暮らせるだけでも幸運だ。一生分の運をそこにつぎ込んでしまったのではないかというくらいのもので、ほかの男たちが遠目に眺めることしかできない母娘と同じ屋根の下で過ごせるのは、男冥利に尽きるというものである。
「ん……はあ……ふ……んむ……ちゅぷ」
ぬるり、とした感触が亀頭から伝わってくる。雪菜の唇が窄まって、男の象徴に吸い付いている。
「れろ……れろ……れろ……れろ……ちゅ……ちゅ……ん、ああ……」
先端を吸う雪菜に対して、娘の零菜は睾丸を舌先で愛撫し、さらに陰茎を舐める。
二種類の快感が同時に攻め寄せてきて、綾瀬の腰が引けてしまう。
朝、目が覚めたら、雪菜と零菜が争うようにフェラチオにふけっている。二人の美しい顔の間にそそり立つ朝勃ちペニスは、すでに二人の涎に塗れてテカテカと光っている。
「二人とも、どうして朝から?」
「れろ、れろ……ちゅ……だって、綾瀬君のが大きくなってたから……ちゅぷ、れろぉ♡」
零菜がうっとりとした表情でペニスを舐めあげる。ざらざらとした感触に思わずペニスが跳ねてしまう。
「わたしは、止めようとしたのよ。でも、やっぱり苦しそうだったし」
「ママ、またいい子ぶってる。じゃあ、いいよ。これは、わたしだけでするから無理しないで」
「そういうことじゃないし、いい子ぶってもいません。零菜だって昨日の今日じゃないの。うまくできるの?」
「できますぅ。綾瀬君のおちんちん、わたしだけで十分に気持ちよくしてあげられますぅ」
零菜はむっとした表情でペニスを握り、雪菜から奪うように咥える。
「う、く……熱っ」
零菜の口内は熱く、とろとろで咥えられた瞬間から気持ちイイ。
「ん……んふふ……ん、ちゅぷ……じゅぷ……んむぅ……じゅるる……ちゅぷ……」
零菜は綾瀬が気持ちよくなっていることに満足して、ペニスを咥えたまま笑みを浮かべる。そして、頭を揺らして奉仕を開始した。
「じゅぷ……じゅぷ……じゅぷ……じゅぷ……じゅぷ……じゅぷ……ん、んんぅ♡ じゅるるう……ちゅぱ……はあぁ♡ あはは、どう? れろれろれろ……気持ちイイ?」
「あ、ああ……気持ちイイよ、零菜」
「えへへ……だって、ママ。ちゅ……ちゅ……れろぉ♡」
零菜の舌が裏筋をペロペロと舐めている。ペニスの先端に吐息がかかってくすぐったいし、亀頭を愛撫する舌は執拗なまでに絡みついてくる。
昨日、フェラチオを覚えたばかりの零菜だったが、すっかり技術を向上させているようだった。そんな零菜を見て不服そうにしているのが雪菜だった。
「綾瀬君……」
「ええと、すいません」
「もう……ちゅぷ……れろぉ♡ まだまだ、わたしのほうができるんだから……れろ、れろ、れろぉ♡」
ほおを膨らませてすねたような表情を浮かべた雪菜は、零菜の反対側から舌を伸ばしてカリ首をペロリと舐める。そこから陰茎の側面に何度もキスをして、ざらつく舌の腹を押しつけてねっとりと舐めあげる。
しゃぶって舐めて吸い付く。ペニス全体に舌と唇が愛撫を続けている。普段、雪菜にフェラチオをしてもらうのも気持ちイイが、雪菜と零菜のダブルフェラは桁違いの快感だった。
「う、あ、やばい、それ……!」
ぞりぞりとペニスを刺激される。
雪菜と零菜がそろってペニスに舌を這わせているのは、視覚的にも強烈な光景だが、それが直接与えられる快感とリンクしている。
ペニスが限界まで膨らんで、精液が溢れ出る寸前だ。もう、我慢も不可能だ。
「ん……あぁ♡」
「ちゅぷ、れろぉ♡」
雪菜と零菜の舌が鈴口をほじくる。
先走り汁が舐めとられ、鋭い刺激で睾丸が震えた。そして、我慢の限界を突破した。
「う……くぅっ!」
びくん、と腰が震えた。
同時にペニスから火山の噴火のように白濁液が飛び出した。
「あん!」
「ひゃ、あ!?」
びゅる、びゅる、と飛び出た精液は、そのまま雪菜と零菜の顔に飛び散った。一晩かけてため込んだ精液は、二人の顔を汚すには十分すぎる量だった。
「うあ、あ……すごい。ん、ちゅぱ……はあ……」
雪菜はうっとりしながら唇の周りについた精液を舐めとる。
「ん……はあ、やっぱり臭いよ……ん、はあ、綾瀬君の匂いがいっぱいついちゃった」
零菜も同じく顔を白濁に汚されたことを怒るどころか、感じ入るように目を細める。
放心している零菜を横目に雪菜はペニスを掴んで、亀頭をしゃぶった。
「あっ、ママ、ずるい」
「ん……ぼうっとしているから、ん、んん、じゅるる♡」
尿道に残った精液も雪菜がバキュームフェラで残らず吸い出す。
綾瀬は腰から力が抜けて、足腰が立たなくなるかと思った。
朝から疲れた。
心地よい脱力感に包まれながら、綾瀬は大きく息を吐いた。
まさか、こんなことになろうとは、思ってもいなかった。
☆
綾瀬がやってきたのは、暁家が保有する別荘の一つである。観光地として開発されたビーチの近くで、広大な防砂林の中にあるコテージであった。完全な私有地で、魔術で守られたプライベートな空間は、許可がなければ誰も入ることができず、中の様子も窺えない。
ここに来るのは本当に久しぶりだ。
小さいときにキャンプのために連れてきてもらったのが最後である。それでも、定期的に清掃業者を入れているのか、コテージの中は綺麗であった。
雪菜と零菜と三人で、人目につかない場所に来たというのが何を意味するのか、綾瀬は承知している。雪菜とも零菜とも関係を持っているし、それが零菜にバレている。後はもう煮るなり焼くなり好きにしてもらうしかない。
雪菜と肉体関係を持った時点で、綾瀬は風下に置かれる立場になるのは目に見えていたのだ。
雪菜は零菜に問い詰められて、顔を青くしたり赤くしたり忙しそうにしつつ、あれこれと聞き出されて精神的に大分疲弊してしまった。
浮気しているというだけでアウト。その相手が一緒に暮らしてきた義理の息子でしかも娘の思い人となればさらにアウトが重なる。恥ずかしさと申し訳なさで、ただただ気分が落ち込むばかりだった。
そんな中で一家が都会の喧噪を離れてコテージにやってきたのは、零菜の発案があったからだ。
「零菜、マジでいいのか?」
と、綾瀬は尋ねた。
「今更じゃん。ママともわたしともいっぱいしてきた癖に」
咎めるような零菜の言い回しにぐうの音も出ない。
「零菜、でも、これはさすがに……」
なんと声をかけていいのか分からず、雪菜も狼狽している。
コテージには、仲直りの小旅行という名目でやって来た。それは間違いではないが、零菜には他にも目的があった。
雪菜と綾瀬の関係に悩んだのは零菜も同じだ。背徳感に嵌まって、どっぷりと性欲に浸かりきった雪菜と綾瀬の傍らで、それを苦々しく思っていた。零菜だって、綾瀬とそうなりたかったし、関係してからも状況が変わることはなかった。だから、すっきりしてしまおうと思った。
「みんな一緒にしちゃえばいい」
思い切った発案をした。
隠し事をなしにして、雪菜と零菜の二人で綾瀬を正式に共有してしまう。綾瀬の負担は今までと大差ない。何も変わらないが、家族の中で状況が容認されている状態にすることで、この件への苛立ちやら不満やらからは、多少は解放される。
零菜には綾瀬も雪菜も責める気はなかった。
「とにかく、この辺ではっきりさせて、すっきりさせる。そのために、ここまで来たんだから」
零菜の主張を雪菜も綾瀬も否定はしなかった。
本来ならば、きっぱりと雪菜は綾瀬との関係を切るべきだった。綾瀬も、今のままがいけないことだと分かっていたから、少なくとも雪菜とは離れなければならなかった。零菜に知られた以上、そこはきちんとするべきだったのに、零菜が受け入れる意思を示したことで、それに甘えてしまった。
結局、雪菜も綾瀬も離れるには互いに深入りしすぎていたのだ。零菜を巻き込んで三人だけの秘密にしてしまえば、少なくとも家庭の中だけの関係性を維持できる。
コテージの寝室で、ベッドに腰掛けた綾瀬に零菜はしがみついて、その首に噛みついた。吸血鬼である零菜は性的興奮で吸血衝動を得る。その逆もまたしかり。吸血によって自分を昂ぶらせることもできる。
「れ、零菜……」
雪菜が絶句する。目の前で零菜が綾瀬に口づける。それはさながら雪菜への挑戦のようであった。
「ん……ちゅぷ……ちゅ……ん、ん……」
零菜の舌が綾瀬の口の中に入ってくる。
ぎゅっと綾瀬の背中に腕を回して、零菜は熱心に唇に吸い付いてくる。血を啜ったばかりの零菜の口は錆びた鉄のような風味を残しながらも、甘い涎の味わいがあって綾瀬の頭は沸騰しそうだった。
零菜と舌を絡ませて、涎を行き来させながら、零菜の背後の雪菜を目が合ってしまう。雪菜は呆然とその光景を眺めていた。綾瀬は綾瀬で申し訳なさと雪菜に見られているという興奮の板挟みにされてしまう。
「ちゅ……ぱ、ふぅ、はぁ……はぁ……もう、しよ」
零菜は瞳を紅に染め上げて、呟く。
そして、零菜は綾瀬のズボンのベルトを外して、チャックを下ろす。
「いや、まて、するって言ったって」
「む、何」
「準備も何もないままって、早すぎる」
腹をくくった綾瀬ではあるが、セックスにはまだ準備が足りない。怒濤の展開に身体が追いついていない。
「……なんで、まだ勃ってないの?」
「んなこと言われても」
不服そうにする零菜。
取り出したペニスは半勃ち状態で、まだ完全に勃起しきっていない。睨まれて勃起する趣味はない。零菜は零菜でいっぱいいっぱいになっているのだろうが、さすがに性急すぎだ。
頬を膨らませる零菜は可愛いなと思いつつ、ペニスをにぎにぎされても萎えるばかり。というのも雪菜がこの場に佇んでいるという状況を楽しめないからだ。
「零菜、その、だったら、フェラ、してあげればいいんじゃない?」
と、零菜に助け船を出したのは、意外なことに雪菜だった。
「雪菜さん!?」
「……綾瀬君……ごめんなさい。わたし、零菜を止められないから」
申し訳なさそうに雪菜は言う。
零菜の暴走を止めるべき立場ではあるが、弱みを握られたも同然の状況である。それに、綾瀬からも離れられない。ならば、零菜の好きにさせるしかない。
「フェラすれば、すぐに大きくしてくれると思うよ」
「フェラって、あれ? え、う、う……」
ペニスを見ても尻込みしなかった零菜だったが、フェラチオの話題で口数が減った。
「零菜、したことない?」
「ま、まだしてないだけっ」
慌てた様子で零菜は言う。
零菜と肉体関係を結んだのは、比較的最近のことだ。行為に及べば、溺れたように互いを求め合ったものだが、オーラルセックスは未経験だ。普通のセックスだけで満足していた。零菜自身、知識としてそういうものがあると承知していたが、そこまで踏み込めなかったのである。
「う……」
フェラチオをするということは、ペニスを咥えるということだ。当たり前だが、それはそれで勇気がいる。
散々、受け入れてきたはずのペニスがものすごい凶器のように思える。眼前にある綾瀬のペニスを咥えて、舐めて、気持ちよくすることができるのだろうかという不安もあった。
「零菜、無理しなくていいぞ」
「無理じゃない。大丈夫だから」
零菜は声を震わせて言った。
「……ちょっと、手伝おうか?」
見かねた雪菜が歩みとってきた。
義理の息子と娘がセックスしようとしているところに巻き込まれるという異常事態ではあったが、ここまで来れば雪菜も状況に適応する。
「雪菜さん……!」
「もう、わたしたち止まれなくなっちゃったね」
雪菜はベッドに上って、綾瀬の後ろに回った。ぺたんとその場に座り込んで、後ろから綾瀬を抱きしめると、首元にキスをした。
「む、ママに反応した」
「うぐ……それは、なんか、すまん」
後ろから雪菜に抱きつかれてキスされれば、誰だって興奮してしまうだろう。おまけにペニスの目の前に零菜がいるのだから、効果抜群である。
「零菜、ほら、ちゃんとしてあげて」
雪菜は綾瀬のペニスに手を伸ばして、陰茎を掴んだ。そこから優しく前後に扱いて、勃起を促す。
「このまま、わたしが大きくしちゃっていい?」
今度は雪菜のほうが零菜を挑発するようなことを言った。
「あ、待ってよ。綾瀬君、まだダメだからね! わたしが、ちゃんとするんだから!」
そう言いながら零菜は雪菜が握るペニスの先端に顔を近づける。
(うう……綾瀬君のおちんちん、こんなに間近で見たことなかったけど、すごい形してる……これを舐めるって、大丈夫? わたし、ちゃんとできるの?)
困惑しながら、最初をどうするか悩んでいると、雪菜が、
「最初は先っぽにキスしてみて」
と、アドバイスする。
「あ、うん」
タイミングのよいアドバイスに零菜は素直に頷いて、鈴口にキスをした。
触れるだけのソフトなキスだった。それでもしてしまってから零菜は顔を真っ赤にする。
(今、わたししちゃった。綾瀬君のおちんちんにキスっ)
綾瀬側はほとんど刺激がなかったが、初々しい零菜の反応は最高に可愛いかった。ともすれば、それだけで勃起してしまうかもしれないというほどだった。
「零菜、次。裏側に筋があるでしょ? ここを舐めてあげて」
「ここ? ん、れろ」
雪菜が掴んで裏返したペニス。亀頭と陰茎の間をつなぐ裏筋を目がけて零菜は舌を伸ばした。舌先が軽く裏筋に触れて、優しい快感で腰が引けそうだった。
「れろ……れろ……れろ……れろ……ん……ん……れろ……」
「その調子、気持ちよくなってくると、先っぽから透明な汁が出てくるから、零さないで、ちゃんと舐めてね」
「分かった……れろ……れろ……れろれろれろ」
「同じところだけだと単調だから、別のところもしてあげるの。この頭のところとか、くびれたところとかは敏感だから、優しくね」
「ん……れろ……れろ……れろ……ちゅぱ……んあ……ふう、ん……れろぉ♡」
雪菜に先導されて、零菜はフェラチオを続ける。
ぎこちない舌使いではあったが、熱い吐息とざらつく舌が敏感な亀頭を刺激するので、十分に快感を得ることができた。
「う、く……零菜」
「ちゅ……ぱ……はあ、気持ちイイ?」
「ああ、すごくイイ」
「そ、そう? よかった……ん、あむ……ちゅう♡」
零菜は言われる前に亀頭を咥えた。綾瀬が気持ちよくなっているのが分かって自信に繋がったのだ。ここからは自分の知識だけで戦える。零菜は口内に含んだ亀頭を吸いながら、舌先で鈴口を弄った。
「ふむ……んちゅ……ちゅ……じゅる……れる……れる……れる……ちゅぷ……ちゅぷ……じゅぷ……」
(綾瀬君のおちんちん、大きくなってきた。それに、苦いのが……これが先走り……全部、吸わなくちゃ)
「じゅるるる……じゅるるる……んあ……ぁ……れるれるれる、ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ……はあ、はあ、ふあ、はあ、はあ……すごい、あっという間、れろれろ」
ペニスは完全に勃起していた。零菜のフェラチオは綾瀬を十分すぎるほどに性的興奮に導いたのだ。
「零菜で気持ちよくなったんだね、綾瀬君……れろぉ♡」
耳元でそうささやかれて、綾瀬はゾクゾクしてしまう。
そうしていると雪菜は綾瀬の首から耳までをゆっくりと舐めあげてくる。さらに、耳たぶを唇で挟み、舌を耳に入れてくる。恐ろしいほどに興奮させられてしまって、睾丸が精液を急速に生成し始める。
「はあ、はあ、はあ、れろれろ……ちゅぷ……れろ、ちゅ、ちゅ……んふ、はあ……れろ、れろ、れろぉ♡」
「ちゅぷ……ちゅぷ……ちゅぷ……れろ、れろ、れろ、れろ……ん、ちゅ♡」
首から耳までを蕩かす雪菜の舌と吐息で頭がおかしくなりそうだ。それに加えて、零菜の拙いながらも丁寧なフェラチオ。
二つの舌技に挟まれて綾瀬のペニスは限界にまで膨らんでしまう。
「やばい、零菜。もう、射精するっ」
「え、あ、んんんっ!?」
綾瀬は思わず零菜の口内でペニスを突き上げてしまう。同時に白濁液を流し込む。零菜を犯したい。この口の中に思い切り射精したいという欲望に負けてしまった。
「ん、ふあっ、んぁ……あ、あむ、ちゅぱ、う、うえ……苦い、う、う……もっと早く言ってよ、ん」
「ご、ごめん」
「うく……喉に絡む」
零菜は文句を言いながらも綾瀬の精液を飲んでいた。吐き出すこともできなかったので、仕方なくだ。美味しいとは思わなかったし、粘つく精液は癖があって飲みにくかった。
「ふぐ……♡」
零菜はぺたんとその場に座り込んだ。
「あ、身体、すごい……熱い」
「綾瀬君の精液を飲んじゃったからね。夢魔の精を取り込めば、そうやって興奮するのは当たり前でしょう?」
綾瀬との単純なセックスも興奮したが、精飲直後の今はそれに匹敵するかそれ以上に身体が熱くなっている。
(精液を飲んじゃったから? 中出しより興奮するってどういうことぉ?)
女を興奮させる夢魔の精液は、女がよりセックスに積極的になるためのものだ。つまり前戯の段階で効果を発揮するのが基本となる。口から摂取すれば、消化器から吸収されるので、効果が上昇する。中出しより興奮するというのは、そういった作用機序によるものだった。
「あ、あ、綾瀬君……わたし、もうしたいよ……」
すっかり興奮しきった零菜は愛液に濡れたパンツを脱いで、自らの性器を露にする。
「はあ、はあ、はあ……もうこのまま、しちゃうね」
そして、零菜は理性をなくしたように茫洋とした瞳を綾瀬に向けて宣言した。