暁の堕姫~堕ちていく人妻~ 作:人妻大好き
第四真祖は言わずと知れた暁の帝国の皇帝であり、その娘である零菜は第二世代の吸血鬼という世界的に見ても希有な立ち位置を通している正真正銘のお姫様だ。日夜綾瀬とセックスに耽溺しているという人に言えない日々を送っているものの、それはプライベートな顔であって、表向きは清楚な美少女お姫様で通っている。
そういう立場なので、学校と自宅の往復以外にも、公的な仕事が回ってくることは珍しくない。
国内の様々なイベントに顔を出したり、外国の大使と交流したりというのはもう慣れたもので、時には外国に招かれて父の外遊についていくということもある。
「アルディギアに?」
「うん」
綾瀬の腕の中に顔を埋める零菜は、小さく頷いた。
公務でアルディギアに行くことになったというのだ。
「どれくらい?」
「一週間だったかな。飛行機で大分かかるから、行きと帰りは丸一日移動」
「そりゃ、大変だ」
「アルディギアに行けるのはいいけど、めんどくさいよ。移動が本当に」
と、零菜は愚痴を言う。
そうは言っても仕事なのだから仕方ない。
アルディギアは暁の帝国にとっても重要な同盟国であり、古城とラ・フォリア女王との関係から事実上の姻戚関係ができあがっている。零菜にとっては仕事と同時に親戚の家に挨拶に行くようなものだ。
「一週間も綾瀬君の血が吸えないのは問題あるし」
「帰ってきてから、いくらでも吸えばいいよ……いて」
「んー、今のうちに吸っとく」
零菜は綾瀬の首を噛んで血を吸う。
痛みはすぐに引いて快感が押し寄せる。吸血鬼に噛まれると性感が惹起される。零菜ほどの美少女が相手なら、我慢することはできない。
すでに落ち着いていた欲望が鎌首を擡げて押し寄せる。
本能を押しとどめるものはなく、零菜の身体で存分に欲望を満たした。
■
皇女を伴う外遊は、特別な理由がなければ学校の長期休業中に行うのが通例だ。現代の価値観からすれば学業が優先で子どもを働かせるのはもってのほかという意見が多く、それは皇族であっても変わらないからだ。
そして、綾瀬はというと特に生活に変化はない。
綾瀬は一般人なので、零菜の公の活動に関わることはあり得ない。だから、零菜が忙しくしていても関係なく日常を過ごすことができる。
「雪菜さんは、アルディギアに行かないんですか?」
零菜の母である雪菜は古城の妻の一人だ。公の地位を有する彼女も同伴するのだと思ったが、雪菜は海外に行かず、転移魔法陣を通じて綾瀬の家にやって来た。
夕食の片付けを済ませて、落ち着いた頃に、綾瀬は尋ねた。
「わたしはこっちの仕事があるから残ったの。海外にみんなで纏まっていくと、どうしても進めなくちゃ行けない仕事が滞るからね」
「そういうものなんですか」
「子どもが小さいと、何とか都合を付けて一緒に行くけど、零菜ももう大きいから」
雪菜と零菜は外見的な違いがぱっと見では分からないくらいによく似ている。母娘というよりも、双子の姉妹といったほうが納得できるくらいだ。
綾瀬は慣れているが、そうでなければ近くで見ても区別は難しいかもしれない。
雪菜はとはもう数え切れないほど身体を重ねた。その回数は幼馴染の零菜よりも多いかもしれない。いけないことだと互いに分かっているが、だからこそ止めることができず、その快感を味わい尽くしている。
止めようのない泥沼に嵌まっている。自覚してなお、自ら沼に溺れようというのだから救いがない。
そして、それは雪菜も同じ。
雪菜からすれば、夫も娘も間違いなく一週間は帰ってこない。
これを好機だと思うくらいには、二人の関係は深化していた。
「綾瀬君、新しいことを試してみない?」
と、雪菜は言った。
「新しいこと?」
「うん」
雪菜は頷いて、スマホを操作する。隣に腰掛けた彼女からは、シャンプーの香りが漂う。風呂上がりの、無防備な姿だ。おそらく、他の誰も知ることのないTシャツと短パンというラフな格好は、それだけで男心をくすぐる。雪菜はそうとは思ってもいないだろうが。
「これ」
雪菜のスマホの画面には、ポリネシアンセックスの記事が表示されている。女性向けの年齢制限のある記事だ。
「雪菜さんがこういうの読んでるってのが意外でした」
「……んん! そういうのは、いいの。誰の所為だと思ってるの……」
「これ、したいんですか?」
ポリネシアンセックスは、時間をかけて行うスローセックスの一種だ。一般には五日かけて行い、徐々に気持ちを昂ぶらせて行為に及ぶ――――らしい。
雪菜は綾瀬の問いに頷いた。
「いつもだと綾瀬君は零菜とするでしょ? でも、今ならまとまった時間が取れると思って」
「そういうところ、めっちゃ可愛いです」
「あまりからかわないで」
「からかってないです」
「もう」
雪菜は少し頬を染める。
まるで恋人のような関係。
娘の零菜が綾瀬と関係を持つことも、咎めることはないし、その資格もない。何せ、このように雪菜のほうが綾瀬との肉体関係に積極的になってしまっているくらいだ。
新たに覚えた快感は、彼女の抑圧された欲望を曝け出し、日常から解放させる。雪菜にとって、綾瀬とのセックスは毒であり、同時に薬でもあるのだ。
忘れ去っていた女としての自分を、この瞬間は思い出せる。むしろ、綾瀬とのセックスからは、まったく知らなかった人生の悦びを得ることすらできた。
なので、雪菜のほうからも次は何をしようかと提案するということが時たまあったが、ポリネシアンセックスというのは、初めて出た提案だった。
「いいですよ。俺も興味ありますし」
綾瀬は承諾した。
他ならぬ雪菜からの提案なのだから、受け入れるに決まっている。それに噂に聞くポリネシアンセックスに興味があるというのも本当なのだ。
五日掛けてセックスするという新しい試みに、胸が躍るような気持ちになった。
ポリネシアンセックスチャレンジ初日。
何が正しい情報かははっきりしないが、雪菜が調べたサイトによると初日に許されるのはハグまでだそうだ。
裸になって、互いに身体を観察したり、話をしたりする。
「何となく気恥ずかしいね」
「確かに……普段、こんな風にしないですし」
雪菜の素肌をすぐ近くに感じながら、手が出せないというのはもどかしい。
染み一つないきめ細かな柔肌の美しさも、漆黒の髪の艶やかも、今日は一段と輝いて見える。いつもセックスするときに見慣れているはずの肢体だったが、そういう目的を度外視してまざまざと見ると、新鮮な「エロス」を発見できる。
雪菜をベッドの中で抱きしめる。
淡い女の香りが、綾瀬のペニスを硬くする。いつもなら、この流れでセックスしているの今日からしばらくは封印だ。残念ながら、このいきり立った一物を彼女に突き立てることはできないのだ。欲望を解放するには、最終日まで待たなければならない。
雪菜が綾瀬の腕の中で身じろぎする。
頬を胸の上に乗せて、頬ずりした。
「ちょっと鍛えた?」
「一応、運動するようにしてます」
「だと思った。がっしりしてきたよね」
雪菜の手が胸を撫でる。鍛え始めた胸筋に、最近ようやく成果が見え始めたところだ。雪菜がそれに気づいてくれたのは嬉しかった。
綾瀬は雪菜を抱き寄せて、もっと強く抱いた。
彼女が自分の女なのだというように、黒髪に頬を寄せて、体温を感じる。
なるほど、これがポリネシアンセックスか、と綾瀬は思う。この焦れったさを積み重ねていくのは、思いのほか辛そうだ。
――――二日目
キスと性器以外への愛撫が解禁される。
裸になって、唇を重ねる。
雪菜の柔らかく瑞々しい唇が綾瀬の唇を啄む。
このキスも、ディープキスはまだしない。
ポリネシアンセックスは徐々に徐々に、少しずつ気分を高めていく。まだ二日目で、半分にも達していない段階で激しく相手を求めることはNGだ。
「……んちゅ……ふう……ん……ん……ちゅ……はあ……」
雪菜が呼吸を整えて、またキスをする。
雪菜の髪を指で梳き、形の良い尻を撫でる。胸にもマンコにも触れられないので、肌を愛撫するに留める。
「んん……はあ……はあ……ん、ちゅ……すごい、ドキドキするね」
「そうですね」
「勃起、してる」
「雪菜さんこそ」
綾瀬のペニスは昨日から焦らされているので痛いほど腫れ上がっている。雪菜の乳首も硬く尖り、マンコも潤っている。
いつも時間を見つけては睦み合ってきた男女が、こうして触れあっているのにセックスできないという枷は、本能と理性の強烈なせめぎ合いを生み出している。
できることなら、今すぐにでも雪菜を押し倒し唇を貪り、子宮にまでペニスをねじ込みたい。そういう思いを堪えて、雪菜を抱きしめ、その首筋にキスを落とす。
「あ……ん」
耳元で雪菜の愛らしい声が聞こえる。
次いで、ぞわりとした感覚が襲ってくる。
雪菜が耳を舐めてきたのだ。
「ふふ、ぴくんてした」
「そういうことするんなら、俺もお返しします」
「ん……あ、ぁん♡」
雪菜の耳たぶを唇で啄む。
ルールに反しない範囲なら、何をしてもいい。そう言わんばかりに求め合う。大きな制約があるからこそ、どのようにして楽しむかという試行錯誤が求められるのだ。
身体を密着させて、軽いキスを繰り返す。
いつの間にか、本番なしでもたっぷり二時間を愛撫に費やした。
性器を除く全身にキスをしたと思うし、キスをされたと思う。それでも、刺激は足りない。早く射精したいという欲望に際限がなく収まりが付かない。もともと夢魔の血を引く綾瀬にとっては、このお預けはキツかった。
――――三日目
ようやく半分が過ぎた。
セックスまでのカウントダウンを無意識のうちにしている。
「余計なことすると、すぐに射精しそうです」
「ダメ、我慢して」
「雪菜さんこそ、もうギリギリじゃないんですか?」
「ん……」
綾瀬を黙らせるかのように唇を押しつけてくる雪菜。
雪菜も太ももを擦り合わせて、今にもオナニーを始めそうな雰囲気だ。
「舌、出して」
と、雪菜は言う。
言われるがままに口を開くと、雪菜の舌がぬるりと口の中に入ってくる。
今日から解禁されるディープキスを雪菜は自分から始めた。
「んふ……はあ……じゅる……んんぅ♡ れろ、ちゅ……ん、ん、んん♡」
くぐもった声が口内に響く。
雪菜に押し倒される形で綾瀬はベッドに倒れ込んだ。
「んあ……はあ……じゅる……ちゅ……れろ……ちゅぱ……れろれろれろ」
舌と舌が絡み合い粘つく音を奏でる。
雪菜の甘い涎を啜り、雪菜も綾瀬の涎を吸い出した。
「綾瀬君の……ちゅ……久しぶり……んん、ふぅん♡」
もじもじと尻を振りながら、雪菜は綾瀬の舌を堪能する。
綾瀬も雪菜をしっかりと抱き締めて、その小柄な身体を股ではさみディープキスを激しくする。
(綾瀬君のおちんちん、熱いのが当たってる)
勃起したペニスは雪菜の臍の辺りに当たっている。
綾瀬の肌よりも熱いペニスの存在は、驚くほどはっきりと感じ取れた。
子宮がペニスを欲しがっている。
熟成した性欲が、本番エッチを望んでいるのだ。
「は……ふぅ!」
雪菜がびくん、と震える。
綾瀬が雪菜の舌を咥えて吸った。
「ん、ちゅ、もう……んん……れろぉ……じゅる……ちゅ……んはぁ……はあ、れろ、れろ……」
雪菜の舌が綾瀬の舌を執拗に責める。
ざらざらした表面が口の中で蠢いているのだ。
チロチロと歯茎の内側を舐めてくる雪菜の舌先を追いかけ、舌を絡みつかせる。ぬるりと逃げだし、それを追いかけ、今度は綾瀬が雪菜の口内に侵入する。
雪菜の頭を抱き抱えるようにして、思い切り舌を押し込む。少し苦しげに息を吐いて、雪菜は綾瀬の舌を受け入れる。
口を介して雪菜と一つになったかのようだ。口が熱く、熱を持って焼けてしまいそうだ。
粘膜同士の接触がかつてないほど気持ちイイ。
吐息と涎が混ざり合い、意識も渾然一体となる。
唇を重ねて舌を絡ませるという作業のために時間を忘れて没入するのだ。
「ん……んあ……れろぉ……ちゅ……ふぁ、はあ……れろれろ……あ、んふ♡ んあ……♡」
雪菜も止まらない。
今日、解禁したディープキスを今までできなかった分を取り戻そうとするかのようにしてくる。口の周りがどっちの涎なのか分からないくらいに濡れてしまっている。
キスするだけで小一時間近くかけた。
これだけ長時間、キスし続けるというのもあまりないことだ。
これで折り返し地点を通り過ぎた。
もう少しで、セックスができる。
――――四日目。
いよいよ、我慢の最終日だ。明日になれば、思う存分にセックスができると思うと、早くこの日を終えてしまいたいとすら思えた。
雪菜が仕事を終えていつも通りに綾瀬の部屋にやってくる。
「綾瀬君……」
雪菜の頬は紅潮している。
抱き寄せて、すぐにキスをした。
前触れもなく最初からディープキスだ。雪菜もすぐに綾瀬を求めた。
「……昨日、たくさんキスしたのに」
「嫌ですか?」
「嫌じゃない、んちゅ……もっとしたいよ、ん……はあ……んちゅ」
キスをしながら服を脱いだ。シャワーを浴びるのも億劫で、そのまま相手の身体を弄る。
今日は性器への愛撫も許される。ただし絶頂はできないので、様子を見ながらだ。ある意味では一番辛い一日かもしれない。
雪菜の香りだけで勃起するほど興奮している。
全身の血流がすべてペニスに集まっているかのようだ。
「綾瀬君、もう大きい」
「そりゃ、そうです」
「一人でしてたりしない?」
「しませんよ。したくて堪りませんけどね」
雪菜の手がペニスを掴んで優しく撫でる。
ペニスが刺激で跳ねる。
キスをしながら、綾瀬も雪菜の乳首をコリコリと抓った。
「ん、ん、ちゅぱ……れろ……はあ、はあ……んふぅ、んお……はあ……ん、ちゅ……」
雪菜が表情をとろんとさせる。
「雪菜さん、もうしたいです」
「明日まで……ダメ」
「分かってますけど」
「あ……んん♡」
雪菜の首筋を舌でなぞる。気持ちよさそうに雪菜は身じろぎした。汗ばむ身体も、その匂いもすべて興奮を助長する。
「ん……はあ、すう……はあ……はあ……」
雪菜の吐息が荒くなる。
ベッドの上で二人で逆さまに横になった。
お互いの性器がよく見える。
雪菜のマンコはとても綺麗に手入れされている。ムダ毛はなく、ぷりぷりとしたピンク色の媚肉が涎を垂らしている。
雪菜をイカせないように気をつけながらクリトリスを撫で、ゆっくりと指を膣に挿入する。熱く滑る膣肉がひくひくと震えている。
「は……あん、ん、はあぁ……んん、ふう、あまり強くしないで。イっちゃう」
雪菜はそう言いながら、その視線はペニスに釘付けだ。
(すごい……綾瀬君の……いつも以上にパンパンになってる)
見ただけで分かる明確な雄の象徴。
ほんの数センチ先にある亀頭はエラが張っていて、強烈な雄の臭気に頭がくらくらする。
(これ、中に入れたら絶対に気持ちイイ。わたしの膣内、全部これでかき回されるんだ)
明日まで我慢すれば、最高の状態でこのペニスを迎えることができる。
そう思うだけで心臓がバクバクする。
むしろ、もう挿入したい。子宮が下りてきているのが分かる。いつでも、この雄を受け入れてしまえるよう自分の中の雌が準備を万端にしている。
(フェラ、してみたい。してもいいのかな? 射精させたらダメだし、今は止めておかないとかな……)
雪菜はペニスの臭いを嗅いだ。
至近距離から自分を犯すペニスを見つめていると身体が自然とセックスの準備を整える。口でも奉仕したい。今まで、散々綾瀬に教えられてきた性技を尽くして、このペニスから精液を吸い出したい。雪菜の身体は、そういう欲求を素直に覚えるほど、綾瀬との関係を覚えてしまっていた。
ペニスの臭いだけで、雪菜の発情を誘うには十分な威力がある。この四日間で、苦しい思いをしてきたのは綾瀬だけではない。
想像以上に、長期間の我慢を強いられるのは苦痛だった。
快楽を覚えた身体にとっては特にそうだ。
目の前に突きつけられたご馳走に舌を伸ばしそうになる自分を抑え、雪菜は明日に備えて我慢する。下腹部が熱く、喉が異様に渇く――――。
「じゃあ、また明日……」
「はい」
何とか理性を保って綾瀬と雪菜は別れた。
体温が異常に高い気がする。
オナニーして紛らわせたいが、それはできない。ここまで焦らされたのだ。明日に思い切りセックスする。そのために、今はとにかく我慢だ。綾瀬は雪菜が帰ってからすぐにベッドに潜った。寝て明日を待つ。今はネットもスマホも断って、寝なければ余計な思考に流されてしまいそうだった。
――――五日目
一晩明けて、綾瀬は悶々とした朝を迎えた。
結局、あまり眠れなかった。
雪菜と過ごした四日間で性欲は極限まで高められている。夢魔の力も下手をすれば暴発する。夢精しなかったことを褒めて欲しいくらいだ。
普通は性欲は時間が経てば収まるものだが、ポリネシアンセックスの超スローセックスは、綾瀬の身体の奥底に性欲の火種を灯し続けている。じっくりと炙られるようにで、ペニスに意識が向かってしまう。
「外、出られねえな」
下手をすれば、すぐに勃起してしまいそうだ。
今日が夏休みで良かった。
こんな強烈な前戯を普通の平日にしたら大変だ。
楽しみが目の前にある。
この苦しみも、その楽しみを得るために必要なものだ。そう理解しているが、早くヤリたいという思いが収まることはなく、時間とともに膨れ上がっていく一方だ。
昼食後もひたすら落ち着かない。
雪菜が早く来てくれることを願うばかりだ。時間が経つのが異様に遅く感じる。テレビを付けても没入できるような番組をしていない。金曜日の昼間だから、若者が楽しむ番組は全くと言っていいほど放送していないのだ。
仕方がないのでネットとスマホに逃避する。それすらも油断をするとエロサイトを眺めてしまいそうになる。
驚くほど、エロいことしか考えられなくなっているということに愕然とした。
綾瀬が最終日を悶々と過ごしているのと同様に雪菜もまた、落ち着かない一日を過ごすことになった。今日はデスクワークしかなかったのだが、じっとしているとどうしようもなく身体が疼いて仕方がなかった。中途半端に昂ぶった性欲が解消されないまま燻っているのである。ポリネシアンセックスをしようと提案したのは雪菜のほうなので、まかり間違っても途中でオナニーをするなどできない。
「雪菜さん、大丈夫ですか? 体調、よくなさそうですけど」
「ありがとう。大丈夫、ちょっと疲れてるのかもしれない」
部下の攻魔師に心配させてしまった。それほど、普段と違うのだろうか。集中力がなくなっていて、ともすれば綾瀬との行為に意識を持って行かれるというのは確かにある。
(今日はよくない。仕事が手に付かない)
時々、こういう日はある。人間だから仕方がないが、今日は特に仕事の能率が下がっている。急ぎの案件は終わったので、慌ててするような用事もないが、かといって放置していい決裁文書もない。雪菜が仕事をしないと部下の仕事が溜まるのだ。それを避けるために、アルディギアに行かなかったのである。
手元の時計に目を向けると、まだ終業まで一時間だ。
(今日は絶対に残業しない。早く帰って綾瀬君のところに行かないと)
集中して仕事を終わらせる。そうしないと無駄に長く職場に居残ることになる。それは避けたい。セックスしたいから休暇を取るというのはさすがに気が咎めるが、定時で帰るのは何も問題ない。そうと決まれて集中だ。ミスなく手早く仕事を熟せば、今日の仕事の量なら定時上がりは現実的だ。
手元のタッチパネルて操作して文書管理システムを立ち上げる。部下から上がってきた起案文書を決裁し、必要なら訂正指示を行う。残り一時間に全力投入し、テキパキと仕事をこなす。なけなしの精神力をつぎ込んで、終業までのカウントダウンを開始する。
そこで自席の固定電話がなった。四、五世代くらい前のモデルなのではないかというくらいに古い電話機の受話器を取る。
「はい?」
「雪菜さん、今大丈夫?」
それは同期からの電話だった。若くして出世街道をひた走るキャリアウーマンで、環境保全課の課長補佐だ。
普段、特に関わりがある部署ではないだけに困惑しつつ雪菜は返事をする。大丈夫と言いたくはなかったが、こういうときは大丈夫と言ってしまうのである。
「終業間際にごめんなさい。相談があるのですが」
「……あまり、いい話じゃなさそうですね」
「大した話じゃないですよ」
「大した話じゃないんですか?」
「内容的には。ただ、急ぎの案件でもありまして。今日は、大丈夫ですか?」
「……部下の残業も増えますので、できれば明日に回したいところなのですが」
「局長からの指示なんです。二年前のエコテロ対応時の会議資料の中で確認したい数字があって、その根拠のデータを教えて欲しいのです」
もうこちらに話を振るのが決定している話しぶりに雪菜は内心でため息をつく。局長クラスからの指示ともなれば、雪菜もおいそれと断れない。自分の上司ではないが、同期の上司ではあって、雪菜が協力しなければ環境保全課の業務に支障が出るのは確かだ。
「とりあえず、何を確認すればいいのか分からないので、資料を送ってください。根拠データでいいんですね?」
「ありがとうございます。すぐに送りますね」
二分後、雪菜のメールに問題の資料が届いた。二年前に発生したエコテロリズムの対応報告書から抜粋したものだ。雪菜も現場で対応した事件なので、よく覚えている。確認を頼まれたのは、使用された呪術に関する説明部分で、確かにこれは環境保全課で調べられる話ではない。攻魔師など、呪術の専門家でなければ説明できないだろう。データはもちろん雪菜の部署が持っている。
「これ、結構大変な作業だ……」
雪菜は独りごちた。
二年前のデータを引っ張り出せばいいという話ではなかった。相手はそこまで理解せずに雪菜に頼んでいるのだろうが、複数のデータを組み合わせて計算した結果を記載しているので、元データの元データをを確認しなければならない。それに呪術は専門性が高い。根拠データだけでは、おそらくは件の局長は理解できないだろうから、きちんと説明を付けなければならない。
時計を見る。
定時まで残り十分。
とても終わりそうもなかった。
■
雪菜の仕事が思いのほか長引いているという非常にショックな状況になってしまい、綾瀬は落ち着かない気持ちに抑えが効かなくなっていた。
まるでクリスマスプレゼントを待ちわびる子どものように、逸る気持ちが溢れている。
雪菜がいないのに雪菜を想って勃起している。
それほど、綾瀬の身体は雪菜を求めてしまっていた。
時刻は午後八時を回り、夕食を簡単に済ませる。雪菜も職場で軽く済ませたという連絡があったので、よほど仕事が立て込んでいるのだろう。
家の中の魔法陣が輝いて、雪菜が転移してきたのは夜の十時を回った頃だった。
スーツ姿のままなのは仕事を終えてまっすぐここに来たからだろう。自宅を経由しているのに、着替えることすらしないで来たのだ。
「おかえり、雪菜さん」
「ただいま、綾瀬君」
雪菜の表情はすでに蕩けている。外が暑いからしっとりと汗ばんでいるのだろうが、頬が上気しているのは決して気温の高さからではないだろう。
綾瀬の心臓もバクバクと高鳴っている。
汗ばむ雪菜の姿がいつも以上に魅力的に見えた。
「――――綾瀬君、ん♡」
出迎えた綾瀬の唇を雪菜はあっさりと奪った。
しなやかに獲物を襲う毒蛇のように懐に入り込み、つま先立ちになってキスをした。
「雪菜さ……ん!」
言葉を交わす時間すら惜しいと言わんばかりに雪菜のキスは情熱的だった。
雪菜の舌が口の中に入ってきて、もっと深く繋がりたいのだと自己主張してくる。
くちゅくちゅと交互に舌を口から出し入れしながら、雪菜はブラウスのボタンを外す。綾瀬も着ていたジャージのチャックを下ろし、脱ぎ始めた。
「ふぅ、ん♡ んんぅ♡」
雪菜の瞳は潤み、今にも泣き出しそうだった。
雪菜の胸に綾瀬は手を伸ばした。
キスだけで、十分過ぎるほどスイッチが入っていた。
「ん――――はあ……はあ……服、脱ぐから。皺になっちゃう」
「俺、もう我慢できないです」
「うん、すぐ、しよう。早く脱いで」
シャワーを浴びて、身だしなみを整えるという発想すらなかった。一分一秒でも早くセックスしたい。そういう衝動が綾瀬と雪菜を突き動かしていた。
服を脱ぎ散らかして早足でベッドに向かった。そして、その勢いのままに雪菜を押し倒す。
ペニスは勃起して痛いほど腫れ上がり、雪菜のマンコは水分を十分に含んでいる。下着に染みができるくらいに期待していたが、それを指摘する心の余裕はない。雪菜の肌を見ただけで、どうしようもないくらい興奮している。
強引に雪菜の唇を奪った。
瑞々しい唇が吸い付いてくる感触が気持ちイイ。すぐに雪菜は舌を伸ばして、綾瀬を誘ってくる。その誘いに乗った綾瀬は雪菜の舌を吸って、口内に舌を押し込み、じゅるじゅると音を立てて獣のようにキスを交わす。
「ふうー、はあぁ、お、大きい♡」
キスしながら雪菜の手は綾瀬の股間に伸びていた。
すでに勃起し、透明な汁を垂らしている。
それを手に取って、軽く扱きながら、自分の膣口に擦りつけた。
雪菜も綾瀬と同じく興奮していた。
今日一日、仕事にまったく熱が入らなかった。その代わり、子宮がずっと熱い。昂ぶった性欲が綾瀬を迎え入れることを望んでいる。
これほどセックスしたくて堪らなかったことは今までないのではないか。何もかも擲って、綾瀬のペニスで膣を突き崩して欲しいとしか思えなかった。
頭はすでに空っぽだ。強いて言えば、セックスの一言だけがぐるぐると巡っている。これほどまでに性を持て余したことは今までにないだろう。綾瀬が夢魔に連なる血統とはいえ、そういった者に対抗する専門家である雪菜がこれだけ堕落したのは、雪菜自身の渇望がかみ合った結果でもある。
押さえ込んでいた雌の本能が、綾瀬という年頃の夢魔を相手に抑えが効かなくなってしまった。
「綾瀬君、お、おちんちん、早く」
「分かってますよ。このままでいいですね」
「うん、いい。早く、ナマでいいからね」
発情しきった雪菜は息を荒げて股を広げた。
セックスは楽しい。
刹那的な快楽が日々のストレスをまとめて洗い流す。
綾瀬は身内も同然なので外に広まる心配もない。
すべてこの家の中で消化される。
だからこそ、このベッドの上で思い切り羽目を外すことができた。
「ふッ、んふぅう♡」
ペニスが膣肉をかき分けて入ってくる。
甘い刺激に雪菜は身を捩る。
待ちに待った結合は綾瀬にとっても表現しようのない深い快感を与えていた。
「は、ぁ……入ったね、あ、ん」
「すごい、締め付け。やばい、もう動きたいです」
「ふ……ぅ……待って、はあ……まだ、だめ」
雪菜の両足が綾瀬の腰に絡みつく。
そのまま綾瀬は雪菜を抱きしめるように体重を掛けた。
「動いちゃダメなんでしたっけ?」
「ん……しばらく、そのままにしないと。せっかく、ここまで我慢したんだから、ぁ……ん」
互いに抱き合いながら、抽挿は我慢する。
ポリネシアンセックス最後の試練だ。
繋がったまま一定時間をこうして過ごすのだ。相手の存在を全身で感じながら、セックスに溺れることなく理性を保ったまま、繋がり続けることが求められる。一応、三十分が目処だというが、これがなかなか堪える。我慢に我慢を重ねて、お互いに肉欲を求める精神状態だ。ようやく挿入までこぎ着けたのに、三十分も我慢を続けるのは堪らなく苦しい。
「ぁ……ぅ……ん……ふぅ……ぁ……ん、ん」
雪菜の切ない吐息が耳元で聞こえる。
身じろぎするとペニスが肉襞に引っかかる。熱い雪菜の膣肉が時折脈を打つように動くので、ペニスが微細な快感に苛まれている。
雪菜も目を瞑って、唇を噛みながら深呼吸をする。高鳴った心臓の音が頭の中で聞こえるようだ。
(綾瀬君のおちんちん、すごい感じる。わたしの膣内にいっぱいに広がってる)
自分の身体を抱き締めて離さない力強い腕と胸筋に歳甲斐もなくときめいてしまう。じっとりと汗をかき湿った肌が張り付いて、溶け合ってしまいそうだ。
(動きたい。今すぐ、このままどうなってもいいから)
膣を満たすペニスがあまりにも愛おしい。
自分の粘膜のすべてを使って愛して、愛されたい。
このままただのオスとメスに成り下がって、悦楽の海に沈むのだ。
雪菜の身体は、それを求めている。
すっかり、この綾瀬のペニスにメスにされた身体は、ただひたすらに繁殖行為を望んでいる。理性のないただのケダモノとなって、貪り喰らいあう。歳も立場も関係ない。ベッドの上では、自分も綾瀬もただ人の形をしただけの獣で、本能のままに交尾するだけの存在だ。
時間を掛けて昂ぶり続けた雪菜の肉体は、性の本質を剥き出しにしている。だいしゅきホールドで絶対に綾瀬を逃がすまいとしているのがその証拠だ。両手両足を使い、がっしりと男の身体を抱きしめている。
それでもまだ動けない。
約束の三十分が過ぎるまで、もう残り五分。
この頃になると会話は途切れていた。
部屋の時計には秒針がないデジタル時計だというのに、カチカチと音が聞こえるようだった。それくらい五分経つのが待ち遠しかった。
雪菜の手に力がこもる。
綾瀬の身体を掴まえて頬ずりする。
綾瀬のほうも、雪菜の頬にキスをして気持ちを切らせないように愛撫する。
(早く、早く、早く、早く早く早く来て)
(もう少し、後、ちょっとだ)
導火線についた火はすでに爆薬に到達し、炸裂の時を待っている。僅かに押しとどめられた爆発は、時計の表示が切り替わった時点で決壊する。
「……綾瀬君、三十分、経ったよ」
雪菜が囁いた。
それを皮切りに、綾瀬は腰をずいと押し込んだ。
「あッ、くぅ」
痺れるような甘い感覚に雪菜は呻いた。
ずっと止まっていたペニスが動いただけで、ものすごい快感があった。
「雪菜さん、もう我慢しないですからね」
「あ――――!」
ぱぁん、と激しい肉音。
雪菜と綾瀬の腰を打ち合った音だ。
五日分の溜まりに溜った、焦らされて焦らされて破裂寸前だったペニスが、ようやく解放されたのだ。その開放感と言ったら言葉にできない。
雪菜の膣をただ犯す。
そのためだけにペニスを激しく前後させる。
「き、気持ちイイ。ヤバい、雪菜さんの膣内、滅茶苦茶締めてくる、ぐうう!」
「あッ、嘘、激しい、こ、これッ、すご、ぉぉ、ぉほおお♡」
快感に快感が重なるようだった。
ペニスはすでに絶頂寸前。膣も同じだ。雪菜は野太い声で嬌声を上げて、綾瀬はそんな雪菜のはしたない表情と声にますます興奮してペニスを叩き込んだ。
乱暴な抽挿もすっかり綾瀬のペニスに馴染んだ雪菜の膣肉はしっかりと受け止める。カリ首が肉襞に引っかかり、ぞくりと背中を這い上がる快楽信号に綾瀬は腰から脱力しそうになった。
雪菜の膣内がかつてないほど気持ちイイ。
これほどの快感を味わったことはない。
ずんずんずんと体重をかけて膣深くを味わう。
「んあ♡ ああ♡ んああああ♡ ああん♡」
雪菜が喘ぐ。
言葉はない。
ペニスの抽挿に合わせて媚びるように声を上げた。
「ひい、んあ、ふああ♡ あ~~~~♡ 激し、ぃ、んお、それぇ♡ あああ、イイ♡ すごいぃ♡」
「雪菜さん、雪菜さん、んん、くう、はあッ」
「ひん、あん、突き上げ、あ、あ、飛ぶ、ん、きゃあ♡ あ、んぉ、奥、奥奥に、と、届いてる♡」
がくん、がくんと雪菜は揺さぶられる。
綾瀬は上体を起こして、ペニスに角度を付けて膣奥を擦るように突き上げた。
強い抽挿に雪菜の身体が揺れ、汗が飛ぶ。
「くひぃぃん♡ それすごいよぉ♡ んお、おお♡ んああぁ♡ イグ、おお、イグイグ、もう無理れす、お、お、んおお♡」
自分のペニスで女が絶頂を迎えるというのは、男冥利に尽きる。それが雪菜のような美女があられもない声を上げ、トリップしたかのように淫語を連発しながら理性をなくしてイキ狂う様二興奮しないなどということはない。
雪菜を組み敷いたまま、トドメとばかりにペニスを突き立てる。
何度も身体を重ねた中だ。
雪菜の膣内のどこをどう責めれば彼女を堕とせるかは身体が覚えている。
雪菜の身体が絶頂に向かえば向かうほど、膣の締まりも強くなる。何度交わっても飽きない最高の名器が今までにないほどに激しくペニスを締め上げてくる。
「雪菜さん、ヤバ、もう射精ます!」
「いいよ、膣内ッ、そのまま来てッ、熱くて固くて逞しい綾瀬君のチンポで一番奥に射精して!」
登ってくる射精感に抗えない。
匂い立つ雪菜のフェロモンに浮かされて、綾瀬の腰振りはエスカレートする。
肉襞とカリ首が擦れてぐちゃぐちゃに蕩けていく。雪菜の膣内は愛液とカウパー液の混じった混合液で粟立って、最高に気持ちがいい。
雪菜の足が綾瀬の腰を抱き込む。綾瀬は雪菜を押し潰すように全体重をかけてペニスを突き入れる。耳元で雪菜の嬌声が響く。
「ん、ああッ、射精るッ」
脳天を突き抜ける快感。溜まりに溜った精液が、噴射するように飛び出していくのが分かった。
「あ、熱ッ、んお゛、おおぁああ♡ 膣内ぁ、射精してる、綾瀬君の、お、んほおお、これダメ、あ、ああ、あ、あ、い、いっぱい来てる、来てる、ぃ、イク、イク、あ、あはああああ♡」
雪菜は舌を突き出して激しいオーガズムに襲われる。
あられもない姿だ。
普段の雪菜とはまるで別人だ。
イキながら膣を締める雪菜の膣内で綾瀬のペニスはどくどくと精液を吐き出し続ける。
「すげ、ぇ、まだ射精る……」
強烈な快感が突き抜けた後も、オーガズムが続く。もともと大量の精液を生産する綾瀬だが、今日は今までとは比較にならない量だと思った。
一頻り射精してから、ずるりと雪菜からペニスを引き抜く。
「ひぅん♡」
刺激で雪菜が愛らしく鳴いた。
「はあ、はあ、はあ……ほんとにすごい……」
雪菜は顔を紅くして、髪を乱したまま膣を指で弄る。彼女の指にはプリプリした精液が付着していて、膣穴からもどろりとこぼれ落ちていた。
「ん……ちゅぱ……苦い、いつもよりも濃い」
指に突いた精液を雪菜は舐めて味わった。
濃厚な性の味わいは生臭さも含めて雪菜は好きになっていた。
綾瀬の精液の味を雪菜の舌は覚え、快感に繋げている。
雪菜は綾瀬のペニスを手に取った。
「はあ……イイ臭い。男の人の、んはぁ♡」
「雪菜さん。そのまま舐めて」
「はい」
雪菜は頷いて、舌を亀頭に這わせる。
「ん、れろ……れろ……んちゅ……んむぅ♡」
軽くキスをしてから頬張った。
尿道に残された精液をしゃぶりながら吸い出して、頭を前後に揺すって口を窄める。
「んちゅう……じゅる……じゅる……じゅるる……んん……ん、ん、ん……んあう、ちゅ――――ちゅぱ」
あっという間に綾瀬は勃起した。
雪菜の口から取り出されたペニスは膨張し、雪菜の口内粘液でキラキラと光っている。
「綾瀬君、わたし……」
「はい」
勃起したペニスの行き先は一つしかない。
雪菜は四つん這いになって尻を突き出した。
精液と愛液が混じった汁が顔を覗かせる膣口にペニスで蓋をする。
「はぁ――――んはあああ♡」
膣肉が震える。
雪菜の身体が再びの挿入に絶叫して悦ぶ。
「もっとぉ、もっと、気持ち良くしてください。綾瀬君のチンポで、もっとイカせて」
「分かってます。ガンガンやりますから」
「はぁ、んああ、嬉しい。あ、あん、すごい、おかしくなる♡」
雪菜の手を引っ張り、綾瀬は力強くペニスを叩き込む。
ひいひいと呼吸を乱す雪菜の膣奥を突く。悲鳴のようなイキ声を上げて雪菜が仰け反った。快感に突き動かされて綾瀬は雪菜を犯す。
雪菜と交わり続けることだけが頭と身体を支配している。他のことなどどうでもよくなり、雪菜の膣の快感がすべてになった。
「ああイグ、んお、奥当たってる、ん、ふう……んんんん♡ ああ、イク♡」
雪菜の膣イキがペニスに伝わる。
雪菜の身体を余すところなく自分の物にしたような気になる。彼女に求められるままに、精液を注ぎ込む。メスの胎内を自分の精液で満たすのはオスの至高の快感だ。雪菜のような最高の美女の膣内を自分の色で染め上げる優越感は、何にも代えがたい。
綾瀬と雪菜はその後も小休止を挟みながらセックスに耽った。我慢を重ねた分を発散するかのように、一晩中盛り続けた後、繋がったまま泥のように眠りに就いた。