※この作品はR-18です。

暁の堕姫~堕ちていく人妻~   作:人妻大好き

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別物 30話

 まぶしさを感じて目を上げる。

 窓から朝の日差しが差し込んで、ちょうど顔を照らしていた。

 時刻は朝の六時を過ぎたところで、いつもよりも一時間ほど早かった。身じろぎすると投げ出した左腕が何かに引っかかった。

 艶のある黒い髪がさらりと肌を撫でる。

 綾瀬の左腕が雪菜の首の下に入っていた。雪菜は綾瀬に背を向けて横になっている。枕は二人で使えるほどに大きいがベッドまでは大型化するわけにもいかずシングルベッドのままだ。そのため身体を重ねた後は、身を寄せて眠るのだが、それで困ることは特にない。

 直射日光は熱いが冷房のおかげで室内の温度は一定で、むしろタオルケットだけでは寒いくらいだ。それで、雪菜と身体を密着させるとちょうどいいのだ。

 そこで、雪菜が身体を動かして、顔をこちらに向けた。

 

「雪菜さん、おはようございます。起きてたんですか?」

「おはよう。今、起きたところ」

「起こしちゃいましたか。すみません」

「そんなことないよ。十分、よく眠れたから」

 

 綾瀬は身体を横にして、雪菜を抱いた。朝の挨拶代わりに雪菜の胸を軽く揉む。

 

「いやらしい」

 

 と、雪菜は非難する。そうは言っても、振り払うことはない。綾瀬の股間がぴくりと跳ねた。ペニスの先端を雪菜の爪が引っ掻いたのだ。

 

「う……雪菜さん、いきなりそこ責められると」

「先に手を出してきたのは綾瀬君でしょ」

 

 カリカリとペニスを引っ掻く雪菜。朝勃ち気味だったペニスに血流が回り、痛いほど勃起してしまう。

 そうしていると雪菜が不意に身体を反転させて、こちらを向いた。そして、綾瀬の胸に顔を埋めて乳首を舐め始める。

 勃起したペニスを雪菜の臍の辺りに擦り付けながら、身体を密着させる。すぐに挿入したい欲情に駆られ、雪菜のマンコを責めるべく、手を伸ばしたところで不躾な電子音が鳴った。

 机の上に置いて充電していたスマホが鳴っているのだ。それは雪菜のスマホだ。雪菜はベッドを抜けてスマホを手に取った。

 

「ちょっと出てくるね」

「仕事ですか?」

「うん、何だろう」

 

 不思議そうにしながら雪菜は部屋を出て行った。

 いいところで寸止めを食らった形になった綾瀬は、入った邪魔にむっとしつつベッドから出た。雪菜の話の邪魔にならないように気配を殺しつつ洗面所に行って顔を洗い、着替えをする。適当にTシャツとジーンズを着る。外出の予定はないので、お洒落に気を遣うこともない。楽な服装を選んだ。

 この後どうするか決めていないが、いったんはお開きになるだろう。今日は零菜が帰ってくるはずで、雪菜はこれから零菜の出迎えなど様々にすることがあるはずだ。

 朝のルーティンを終えて、リビングに戻ると雪菜はスマホを置いてTシャツを着ているところだった。

 

「呼び出しでもありましたか?」

 

 と聞くと、雪菜は首を振ってテレビを付けた。

 朝の情報番組が流れていて外国のニュースを取り上げていた。いくつかの国で同時にサイバー攻撃があったらしい。その影響が物流に出ることを懸念する内容だ。

 

「空港も止まってるんですか?」

「そう。ほら、零菜がいるところも」

「ああ、見覚えがあると思ったら」

 

 空港も被害を受けたようで、零菜を含む暁の帝国の幹部たちも足止めを食らったらしい。ニュースが取り上げているのはそれもあってのことだ。暁の帝国は浅葱がいる時点でサイバー攻撃にはめっぽう強い。こちらに電子戦を仕掛けて勝てる相手などこの世に存在しないので、この手の話題は十中八九外国のネタなのだが、今回は古城や零菜も巻き込まれてしまった形となった。

 

「もしかして、それを分かっててやったとか?」

「今のところは偶然って整理。あの空港が使ってるシステムが、メインターゲットになった企業の製品だから巻き込まれたみたい」

 

 零菜の帰りが遅くなるのは残念だが、武力行使に巻き込まれるようなものではないのでそこは安心か。もっとも、第四真祖とその娘、そして一流の攻魔官からなる護衛団に突っかかるのは戦争を仕掛けるくらいの覚悟がなければ無理だろう。それにしても勝ち目はほぼゼロになるのだが。

 

「大丈夫ってことですか」

「うん、そこは問題ない。足止めされているから今日は帰ってこられないけど、システムが復旧すれば最優先で飛行機に乗せてもらえるって話だから」

「そこは気を遣うでしょうね」

 

 第四真祖一行を気持ち良く送り出せると思ったら、こんなことになって相手国の担当者の胃が心配される。王侯貴族をこのような形で足止めさせてしまうというのは、かなり気まずいことになりそうだ。もちろん、古城も零菜もそれで機嫌を損ねるようなタイプではないが。

 

「それじゃ、朝ご飯にしよう。トーストには何を乗せる? ハム、チーズ?」

「両方はありですか?」

「いいよ。じゃあ、両方ね」

 

 雪菜はそういってキッチンへ向かう。

 テレビのニュースは次の話題に進む。バスケットボール選手のインタビューだ。プロバスケ選手に興味のない綾瀬には誰が誰なのか皆目見当も付かない。チャンネルを代える。適当にリモコンを押して興味を引く番組を探したが、早朝の番組に綾瀬が好む内容は期待できない。とりあえず、スマホを取りに自室に戻ったところで、今度は綾瀬のスマホが鳴り出した。

 画面に表示されるのは零菜の名前だ。

 椅子に座って、電話に出る。

 

「もしもし」

『あ、起きてた。おはよう、綾瀬君。そっち、今何時?』

「いきなり一方的すぎないか? ……六時半」

『こっちは夜の十一時過ぎ。で、今日の高速便で帰るはずだったんだけど、飛ばなくなっちゃったよ』

「ニュースになってた。大変だったな。この後、どうすんだ?」

『もう報道されてたんだ。こっちはホテルに延泊だから、問題なし』

「今、ホテルにいるんか?」

『そう。シャワーから出たところ。もう寝ようかなって』

 

 零菜から電話が来ること自体、あまり多くない。普段はメールかメッセージのやり取りで済ませる。外遊に出てから初めて声を聞いたくらいだ。

 電話口で零菜が外遊の成果を語る。といっても、訪問した国――――アルディギア王国が大半を占める――――の土産話だ。ほとんど旅行なのかというような内容で、正直羨ましいところだ。

 

『いやいや、疲れるから。ずっと遊んでたわけじゃないからね』

「分かってるって」

『ほんとにぃー? 王族とか貴族とか、そういうのと話するってけっこうシンドイからね。食事会だって粗相がないようにめっちゃ気を遣うんだから』

「まあ、確かにそれはキツいかも」

 

 それもお姫様の仕事の一つだ。そういうところは、まったく羨ましいと思わない。零菜が担う役目が楽ではないのは、一緒に過ごした時間が長いので理解している。

 こうして電話をするのも息抜きになっていれば、それはそれでいいことなのだろう。

 と、話をしている内に床板が軋む音がして、香ばしいパンの香りが漂ってくる。

 雪菜がトーストと飲み物を持ってやって来たのだ。部屋の扉を開けたままにしていたので雪菜はノックするまでもなく綾瀬が電話中であることに気がついた。いや、話し声からすでに誰と会話をしているのかも知っているだろう。

 

『あ、そうそう。それで、そっちはどう?』

「……あ、別に変わらないよ。俺は、零菜と違って一般人だからな」

『変わらないね。ママは?』

「今、忙しそう。けっこう、大変みたい。仕事が」

『ちなみに、今日は綾瀬君の家に来てる?』

「……いないよ」

 

 うっかり嘘をついてしまう。

 幼馴染の母と一夜を共にして、そのまま朝を迎えたというのは背徳感が強烈だ。零菜は雪菜との関係を知っているし、零菜自身も混ざっているので今更だが、それはそれとして後ろめたい気持ちはどうしても湧いてくる。

 

『ふーん……そう。まあ、いいんだけどね。ちなみに、何回やった?』

「何回って」

『ママと。わたしがいない間』

「いや、それは、なぁ」

『ゼロじゃないって時点で、問題ありじゃない?』

 

 と、零菜が咎めるように言う。

 仰る通りなので何も言い返せない。言いよどんだ時点で負け戦だ。そんな話をしていると、雪菜が今度は音もなく忍び寄ってきた。さすがは剣巫の中でも上位の実力者。体幹のブレはなく、滑るように移動すると綾瀬の前に膝を突いた。

 

「ッ……!」

 

 息を呑む。雪菜はこともあろうに電話中の綾瀬の股間に手を伸ばして擦り始めたのだ。ムクムクとペニスが膨らんでいく。

 雪菜は唇に人差し指を当ててしーと合図をする。

 

(何でそんなことするんだ!?)

 

 綾瀬は内心で焦りつつ、平静を装う。

 

『まあ、ママが忙しいのはそりゃそうなんだけどね。それは否定しないけどさぁ』

 

 電話の向こうで零菜が雪菜への不平を述べる。

 相づちを打つ綾瀬の眼下では雪菜がズボンの股間部分に顔を埋めている。何をしているのかは一目瞭然だ。雪菜の一挙手一投足が見て取れる。

 雪菜の視線が綾瀬の視線と交錯する。困惑する綾瀬を見て微笑む雪菜は、これ見よがしに舌を出してフライの中に差し入れる。雪菜の吐息の熱さを布越しに感じながら、電話で零菜の愚痴を聞いている。今までにない感覚に頭が混乱する。

 

『ねえ、聞いてる?』

「ばっちり」

『だからさ、古城君がまたトラブってさ。眷獣なんて簡単に出せないってのに』

 

 雪菜の舌は引き手を探り当てた。舌先で器用に引き手を起こすと、前歯でしっかりと咥えて、下げていく。

 前が全開になると今度は舌をジーンズの中に差し込む。パンツ一枚ごしに雪菜の舌がペニスを舐める。もぞもぞとジーンズの中を動き回る雪菜の舌の感触は、恐ろしく背徳的だ。

 

「うッ」

『どうかした?』

「いや、何でもない。椅子引っかけてシャーペン落とした」

『何してんの』

 

 零菜は電話口でからから笑う。

 対してこちらはそうも言っていられない。雪菜の舌がペニスを探して蠢いているのを感じる。パンツの前開き部分に舌先がかかってそのままこじ開ける。腰を引く間もなく雪菜の舌はペニスを絡め取ってしまった。

 

「れるる……れる、れろ、れろれろ」

 

 パンツの中でぬめる舌に弄ばれるペニスは瞬く間に限界まで勃起させられる。

 さらに固くなったペニスを雪菜は舌だけを使って外に引っ張り出してしまった。

 ペニスが外気に触れることはない。ジーンズの外に飛び出た時には、雪菜の口の中にすべて納まっている。

 

「ん……ふう……んう……じゅる……じゅる……れるれる♡」

 

 雪菜はペニスを根元まで頬張りながら綾瀬に静かにとアイコンタクトをする。舌が絡みつき、快感で腰が蕩けそうになる。

 

(こ、これはマジでヤバい)

 

 雪菜は音を立てないようにしながらペニスへの愛撫を止めない。熱い口内粘膜でペニスを被い、涎を塗りつけながら舌を動かしている。

 

「そ、そっちのメシはどんなのがあるんだ? ホテルで食ってる?」

『ホテルばっかりだね。外に簡単に出られないしさ。夜はいつもパーティだから、何でもあり。うちに合わせて和食はいつも用意されてるね。ご当地グルメがもっと欲しいなって思うんだけどねぇ。ああ、昨日はめっちゃ肉厚のステーキだったよ』

「それはマジで羨ましい。俺も食いてえ」

 

 声が上擦れないように気をつけて発言する。できるだけ、雪菜や性的な話を関係のない当たり障りのない話題を選びつつ、電話の着地点を探る。

 雪菜はフェラを止めない。

 口から解放されたペニスの竿を舐め上げて、裏筋も舌先で舐める。亀頭を咥えて唇で挟み吸う。

 脅威的なフェラテクを見せる雪菜は綾瀬のペニスを徹底的に舐め回して、快感を与えていく。

 寝起きの寸止めの影響もあって、我慢を続けるのはかなり厳しい。しかし、電話の向こうには何も知らない零菜がいて日常会話を続けている。零菜との会話に意識を割かれれば、ペニスが暴発しかねず、かといって性欲を抑えようとすれば零菜との会話が不自然な物となりかねない。

 脂汗すら滲む緊張感の中で零菜と会話を続ける。

 

『……で、お土産買うんだけど、何がいい?』

「もしかして、それ本題?」

『まあ、それもある。で、何がいい?』

「何って言われても、何があるかも分からんから、な」

 

 雪菜の舌が尿道を責める。

 美しい顔を歪ませてペニスに食らいつき、先端の割れ目を舌でチロチロと舐めている。かと思えば、頭を前後に揺らしてペニス全体を愛撫する。スマホが音を拾わないように気をつけながら、的確に綾瀬の感じるポイントを攻撃している。

 関係を持ってから何度も何度も味わってきたペニスだ。どこをどう責めるのがいいのか、雪菜はすでによく理解していた。

 内心の動揺を堪えて、綾瀬は零菜の質問に耳を傾ける。

 

『食べる系と置物系』

「それだったら食べる系」

『だよね。言うと思った』

 

 置物系は当たり外れが大きい上に、置き場に困る。

 貰えるのならありがたいのはありがたい。零菜のことだから、突拍子もないものは買ってこないだろう。いや、ネタとして訳の分からないものを買ってくる可能性は否定できない。

 それより、食べ物であれば、話の種になるし失敗しても消費できるので無駄にはならない。

 

『じゃあ、わたし寝るね。付き合ってくれてありがと。おやすみ』

「おやすみ……ッ」

 

 零菜の電話が切れた瞬間、股間の緊張も解けた。

 視線を下に向ける。

 ペニスを咥えた雪菜が喉を鳴らしている。

 雪菜の口内で綾瀬のペニスは精を吐き出してしまった。雪菜はそれを一滴も零すことなく口で受け止めたのである。

 

「雪菜さん、本当に危ないじゃないですか……」

「ん……ちゅぱ……ふふ、零菜と楽しそうに話してるから」

 

 雪菜は精液を飲むと唇を舐めた。艶のあるしっとりとした唇は、とても扇情的だ。今すぐに奪い、その口を塞ぎたくなるほどだ。

 

「雪菜さんのせいで朝から滅茶苦茶興奮しちゃってるじゃないですか」

 

 勃起は治らない。

 ただ一度の射精では落ち着くはずがない。

 零菜と電話をしながら、雪菜のフェラを我慢し続けるという苦行を味わったのだ。射精を解禁されたからといって、一発だけですっきりしたとはいかない。

 

「俺も雪菜さんに意地悪しますよ」

「う……ん、ええと、それはどんなこと……?」

 

 バキバキに勃起したペニスを見せつけられながら、雪菜は目を白黒させた。

 

 

 ♪

 

 

「ん、ふう……はあ……あ、う、んん、ふうぅ♡」

 

 雪菜が吐息が色っぽい。

 裸になった雪菜がベッドの上でお尻を突き上げた姿勢で拘束されている。

 膝を突いた姿はまるで背中を伸ばしてストレッチをする猫のようだ。事実、雪菜の身体のしなやかさは確かに猫を彷彿させる。

 雪菜は両手首にSMプレイ用の手錠を嵌められ、さらにその手錠はベッドの柵に紐で繋がれている。両目は黒い布を巻き付けて視覚も封じられた。

 至高の作品を愛でるかのように綾瀬は拘束した雪菜を見て回り、その形のよい尻肉を撫でる。

 

「は……あッ、あ」

 

 お尻から背筋に手をスライドさせる。少し汗ばんだ身体を労るように、宝石に傷を付けないように丁寧に愛撫した。

 

「ん……はぁ……綾瀬君、ん、はあ……ふう……ん、そろそろ……いいんじゃ、ない? 撫でてばかりじゃなくて、ね」

 

 雪菜は腰をふりふりしながら綾瀬の欲情を誘う。

 男を誘うことにもすっかり慣れた様子だ。

 綾瀬は雪菜のマンコを開いた。

 

「あ……ん、綾瀬君? も、もしかして見てる?」

「はい。ばっちり見てますよ」

「ちょ、あ、うぁ、待って、それは、恥ずかしい」

 

 雪菜は逃げようと藻掻く。

 朝日に照らされるマンコの媚肉がテラテラと光っている。

 

「本当によく見えますよ、雪菜さんの膣内。もうびしょびしょ。フェラで感じたんですか? それとも、縛られて?」

「あん♡ や、ぁ、そんなこと、聞かないで……ん♡ あ、指♡」

 

 人差し指でマンコの肉を引っ掻く。

 

「ん……ん……んあ……あ、んふ……ふう……あ、う、ん、んん♡」

「どうです、気持ちイイですか?」

「あ……は、はい……気持ち、イイ、です♡ ふあ、あん♡ あ、んあ……あん、あ、そこ、イイ♡ あう、もっと、欲しい♡」

「めっちゃイキたがってるの分かりますね」

「んふ……ふう……んあ、あ、あ……もっと、引っ掻いて、強く」

「じゃあ、さっきの質問に答えてください」

「ふえ……?」

「どこから感じてたんですかって」

「あ、あ、あ、そんな、あふ……んあ……ああ、あ♡」

 

 マンコをくちゅくちゅと穿りながら質問する。雪菜の羞恥心を煽るとマンコはしっかりと応えて指に絡みついてくる。

 

「ひふ、んふ……あ、あ、んあ……あ、あん、あぁ、ふううう♡」

「ほら、答えてください」

 

 指を膣内で捻る。

 Gスポットを狙って弾く。雪菜の発情した身体では耐えられない。

 

「あ、あッ、んあ、ふぇ、フェラの時から、あ、感じてました♡ 綾瀬君のおちんちん、舐めながら、あ、子宮、ジンジンして、ましたぁ♡ あ、あ、早く、い、イカせてぇ♡」

 

 雪菜は涎を垂らして懇願した。

 お尻を振って綾瀬の指を自分から感じようとしている。

 

「こらえ性のない人ですね」

 

 サディスティックに微笑んで、綾瀬は指を抜き差しする。媚肉を引っ掻いて、かき回し、雪菜を一気に高みに導く。

 

「あ、あ、あ、あ、ああああああああああああああ!」

 

 急速な快感の増大に雪菜が悶える。

 

「イクイク、マンコイク、あ、あ、んふああああああああああああ♡」

 

 びくんびくんと腰が跳ね上がる。綾瀬は逃がすマジと指を引っかけてそれを追いかけ、追撃を仕掛ける。軽イキだけで済ませない。激しい手マンで雪菜を完全に絶頂させる。

 

「ひいい、んほぉ、お、おおおおお♡ ああ、イク、指、気持ちイイ♡ あ、は、んああああああああああああああああああああああああああ♡」

 

 ガタガタとベッドを揺らしながら雪菜は絶頂する。

 美しい肢体がピンと張って、痙攣し、少ししてからがくんと脱力する。

 見事な絶頂を遂げた雪菜の尻を撫でる。まだ痙攣している。ちょっとの刺激でイクくらいに敏感だ。

 

「はあ、はあ、はあ……ん……はあ……はあ……すごい、朝から、はあ、はあ……」

 

 雪菜はオーガズムの余韻を楽しんでいるようだ。目隠しをしたから余計に興奮している。目が見えないので、自分の状況を想像するしかない。綾瀬が自分の秘所を見ているということも、想像する。その光景がより卑猥な形で、脳裏に浮かび上がる。

 そこで漂ってくる臭いがある。

 嗅ぎ慣れた雄の臭いだ。

 綾瀬のペニスがすぐそこにある。顔のすぐ近くだ。熱を感じる。ごくりと生唾を飲んだ。ついさっき精液を飲んだばかりだというのに、雪菜の口はペニスを頬張りたくて仕方がない。涎の分泌量が増えて、ペニスの臭いを嗅ぐために嗅覚が鋭敏になる。

 

「雪菜さん、すごいですね。犬みたい」

 

 臭いでペニスに気づいて、臭いを頼りにペニスを探っている。そんな雪菜の姿は犬を彷彿させるには十分だ。

 

「だって、目隠ししてるから、ん……はあ……すう、はあ……」

 

 ペニスがあるだろう方向に顔を向けつつ、雪菜はそう言った。

 

「じゃあ、はい、雪菜さん。好きなだけ嗅いでください」

「ふあぁ♡」

 

 綾瀬は雪菜の顔の傍に座ると雪菜はすぐに顔を上げて綾瀬の股間に鼻を近づける。すんすんと臭いを嗅いでいるのは本当に犬そのものだった。

 そんな雪菜の顔にペニスを擦りつけながら、綾瀬は雪菜の尻と頭を撫でる。よしよしと、飼い犬を愛でるようにする。

 

「はあ、ふう……んふう……あ、あ、んふう……」

「舐めたければ舐めて」

「はぁい♡ んむ……くぷ……じゅる……じゅる……れるるるる♡」

 

 雪菜は言われるがままにペニスを咥える。

 本日、二度目のフェラだ。

 さっきのフェラが綾瀬の様子を窺いながらの理性的フェラなら、今のフェラは性欲に任せた動物的フェラだ。精液を飲むためにペニスに食らいついている。

 

「ぴちゃ、ちゅぱ、れろ……れろ……んはぁ、れろぉ♡ んむ、じゅるるう♡」

(すごい固くて、逞しい。見えないから余計に、口の中で形も大きさも味もはっきり分かる)

 

 雪菜は鋭敏になった感覚を頼りにフェラを続ける。

 ともすれば口内粘膜だけでイキそうだ。

 雪菜にペニスを咥えさせたまま、綾瀬は雪菜の尻を擦る。形のよいすべすべとした感触。そのまま尻肉の割れ目をなぞり、アナルに触れる。

 

「んふッ、ふう……んふうう♡」

 

 アナルに触れられたことで羞恥心が刺激されたのか、雪菜が腰を震わせる。

 それでも今の雪菜の姿は男を誘っているとしか思えない。

 アナルの入り口を撫でていると、さすがに雪菜も気になったようでペニスから口を離す。

 

「あ、綾瀬君。さっきから、お尻を触ってるの、ダメだよ」

「ダメですか?」

「だ、ダメに決まってるでしょ」

 

 雪菜は慌てたように言う。

 アナルなど、普通は誰も触れることのない部位だ。そんな反応は当たり前。しかし、そうは言っても雪菜は今までに何度もアナルセックスを体験している。雪菜の性感帯としてのアナルは、綾瀬が育てたと言っても過言ではない。

 綾瀬に触れられたことで、雪菜のアナルはその快感を思い出してる。普段は排泄のための器官。それが、綾瀬が触れると性感帯に早変わりだ。指先で軽く引っ掻く。カリカリとアナルを刺激すると雪菜の太ももが震えた。じわりと愛液がマンコから滲んで、太ももを伝って垂れている。アナルを軽く引っかかれるだけで雪菜の胎内が興奮しているのである。

 

「雪菜さん、ほんとは触って欲しいんじゃないですか?」

「ち、違うから、ん、そんな……あ、ん、んんッ!」

 

 つぷり、と人差し指の第一関節をアナルに差し込む綾瀬。これだけならさほどの異物感もない。だが、やはり本来は出て行くだけの器官を逆流するというのは違和感がある。まして、綾瀬が指を入れているという事実は雪菜に著しい背徳感と羞恥心を与えた。

 

「き、汚いから、そこは」

「ちゃんと普段から綺麗にしてるって知ってますから。昨日も今日も、ちゃんとお手入れしてますもんね」

「ッ……!?」

 

 雪菜が息を呑む気配がする。図星だった。綾瀬が自分の身体をどう使ってもいいように、入念に準備をしている。例え急にアブノーマルなプレイに突入しても対応できるように「中」も含めて身だしなみを整えている。そのための道具も最近は優秀なものが多く出回っていて、雪菜も愛用しているほどだ。

 とはいえ、それは即ち、アナルセックスも念頭に置いた準備をしているということであって、雪菜の反応は口先ばかりで期待に胸を膨らませているのは間違いないのである。

 その劣情と期待を綾瀬相手に隠しきれるはずがない。

 

「指一つじゃ、足りなそうですね」

 

 綾瀬は立ち上がってベッドから下りると、机の引き出しを開ける。道具箱から取り出したのは、細長いアナルプラグとローションだ。

 

「何、してるの?」

「秘密です」

「綾瀬君……?」

 

 目隠しで視界を奪われた雪菜は物音でしか察することはできない。が、さすがに綾瀬が何か道具を取り出したことは分かる。

 綾瀬はアナルプラグにローションを塗った。先端に行くほど小さい七つの膨らみがある。シリコン製の柔らかい素材は粘膜を傷付けることなく内部に侵入する。

 雪菜のアナルに先端をつけて、ゆっくりと押し込む。

 

「ま、待って……んふ、ぅ、あ……は、は、あ、だ、めぇ、朝から、こんな、あ……ぁ」

 

 雪菜は舌を出して苦しげに喘ぐ。

 全長二十センチ、根元までいくと三センチ大の瘤があるそれが雪菜の直腸内に挿入されていく。

 

「は――――ぐ……あ、お、んふ……う、お……ぉ、んあ……あ、は、ふぅううう♡」

 

 歯を食いしばり異物感と戦う雪菜。

 鍛えた身体も消化器官まで頑強というわけにはいかない。

 

「うッ……うッ、あッ……んふ、うう、あ、んんん」

「雪菜さん、これで全部入りました」

「は、は、はッ、ふッ、んふう……おぉ♡ お゛♡ お尻、に、ふぅ、ふぅ、入って、あ、広がるぅ♡」

 

 苦しそうに喘ぎながら、表情を見るとどうにも嬉しそうだ。雪菜はマゾだ。綾瀬が躾けたようなものである。アナルプラグを挿入されてもうすでに気持ち良くなっているのだ。

 その証拠に、マンコが大洪水だ。ぱくぱくと雄を求めて涎を垂らす、情けない痴女マンコと化している。はしたない媚肉に綾瀬は軽く手マンする。 

 

「あッ、ひゃふん♡ いきなり、そこ、触っちゃ♡ お尻に入ってるのに♡」

 

 嗜虐心を煽られる。

 ここまで従順で綾瀬が与える快楽を享受している女を前にすれば当然だ。

 幼馴染の母親であるという関係性すら、今この時には不要で、綾瀬だけの女として扱いたい。その証をもっともっと感じたい。

 

「そうだ。じゃあ、ベッドから出ましょうか」

「え……」

 

 綾瀬は雪菜の手の拘束を解いた。

 自由になった雪菜はそれでもすぐに身を起こすことはなかった。アナルプラグが挿入されたままで、体勢を変えるとどうしても直腸内が刺激されるからだ。

 

「雪菜さんとこの前ポリネシアンセックスしたじゃないですか」

「う、うん。そうだけど」

「あれは雪菜さんからの提案だったし、今度は俺からの提案、どうですか?」

「え……いいけど、何をするの?」

「かくれんぼ」

「かくれんぼ?」

「はい」 

「どういうこと?」

「俺がこれから隠れるので、雪菜さんは俺を探してください。もちろん、この家の中だけですよ」

「探すって、これつけたまま?」

 

 雪菜は目隠しをしている。かなりしっかりとした目隠しで、光どころか、霊視すらも遮断するという特別製である。

 

「もちろん、つけたままです。ネットで見たプレイなんですけどね」

「こんなのもネットで?」

「世の中いろいろな趣味の人がいるみたいで」

 

 綾瀬は肩を竦ませる。ネットの海は広大だ。綾瀬では想像もつかない性癖の人がたくさんいる。

 

「場所を限定しますよ。この部屋とリビングだけにします」

「分かった」

「見つけられたら、セックスしましょう」

「……うん♡」

 

 雪菜はその時を想像したのか、少し相好を崩した。それから、綾瀬は部屋を出た。足音を殺しながら、去って行く。綾瀬の気配が遠のいていくのを感じながら、一人綾瀬の部屋に取り残された雪菜は深呼吸をした。裸のまま目隠しをして、アナルプラグが挿入された姿で佇むという、普通に考えたらあり得ない姿を曝している。綾瀬と二人きりでなければ、こんな格好はしない。

 アナルの異物感は依然として強い。目は見えないが、他の機能に支障はない。綾瀬が「もういいよ」と言うので、雪菜は声の方に向かって歩き出す。

 心臓が高鳴っている。

 セックスするという言葉が大変に魅力的だ。期待してしまっている。雪菜の子宮が、綾瀬の一言ですっかり雌になってしまった。

 

(早く、綾瀬君と繋がりたい。身体が欲しがってるのが分かるから……あの、おちんちんを、またわたしに)

 

 雪菜はすり足で足下を確認しながら確実に歩を進める。

 目が見えないので本当に暗中模索状態だ。綾瀬が部屋を出て行ったのは間違いないので、リビングの方にいるはずだ。

 机に手を触れて、自分の位置を確認しながら恐る恐る進んでいく。綾瀬の部屋はそう大きくない。大股三歩程度で扉には辿り着くだろう。その間に障害物らしい障害物もない。足下に物も置いていないだろうし、足を何かにぶつけるということも、慎重に歩いていれば避けられる。

 いつもは何も意識するはずのない距離を非常に時間を掛けて進む。

 予想の上ではそろそろ扉のところにさしかかった頃、

 

「ふぎぃッ♡」

 

 不意打ちにアナルプラグが振動し始めた。

 雪菜は情けない声を上げて、内股になり尻を手で押さえた。

 

「あ、あ、何、これ、動く……んふ……あ、ビリビリって、んん♡ で、電動なんて、ず、ずるい♡ は、あ、んん、お、お尻、お尻、震える、あ、こ、これじゃ、立てないぃ♡」

 

 雪菜は尻を押さえたまま前のめりになって崩れ落ちた。快感で膝に力が入らない。びぃいいいいいい、というモーター音が雪菜のアナルから響き、雪菜自身が悶えながら床に這いつくばる。

 唇を噛み締めながら、四つん這いになって部屋を出た。

 この家の間取りはすべて把握している。間取りも家具の位置も頭に入っているし、雪菜の研ぎ澄まされた第六感によって、目が見えなくとも自分の現在地を見失うことはない。

 

「ふッ、ふぅぅう♡ う、んふ……ううぅ♡」

 

 腰が自然と浮き上がってしまう。

 歯を食いしばり、生まれたての子鹿のような格好でフローリングの冷たい床を這った。

 アナルバイブの振動は一定していない。

 入れたまま女をイカせるための設計になっていると分かる。強弱を付けた振動によって、慣れるということがない。快感が強まったり弱まったりする。アナルの中が痺れて、太ももの筋肉が連動して震える。そして、その熱と痺れは子宮にまで達して雪菜を快楽責めする。

 

(このままじゃ、綾瀬君のところにいくまでにイッちゃう!)

 

 アナルが立派な性感帯であるということは嫌と言うほど理解させられている雪菜だ。

 自分のアナルがどれくらいで限界を迎えるのかも分かってしまっている。

 綾瀬がどこにいるのか、まだ特定できない。自分の心臓の音と息づかい、そしてアナルバイブのモーター音だけしか聞こえない。

 広くはないリビングのどこかに綾瀬はいる。

 立っているのか、座っているのか分からないが、遠くには行かない。

 

(今、わたしがこうしているのを綾瀬君が見てると思うと、奥が痺れる♡ ああ、本当にどうしようもない、この身体♡)

 

 自然と笑みを浮かべてしまう。

 自分の卑猥な身体の声が、こうしているとよく聞こえてくるようだ。

 性的快感がここまで人を変えるのか。

 子どもを産むためでも愛を確かめるためでもなく、ただ、欲望に身を任せるという破滅的行為。同じ性行為ではあるが、バックグラウンドの違いだけでこうも味わいが変わる。

 すっかり綾瀬とのセックスに嵌まってしまった。もはや後戻りはできない。今更な自問自答。綾瀬という雄を求める雌に成り下がることでしか得られない快感に、この上なく病み付きになっている。

 雪菜は一歩一歩、四つん這いのまま進んだ。

 霊的な視覚も遮断されている今、頼れるのは聴覚と嗅覚だけだ。頭の中に思い浮かべる部屋の構造と調度品の位置から自分の現在地を割り出して、アナルを震わせるバイブの振動に腰をひくつかせながらリビングを張った。

 本当に犬になったかのような情けない姿。

 それを綾瀬に見られていると思うと尋常ではないくらいに興奮する。

 

(――――ああ、すごい♡)

 

 思わず笑みが零れる。卑猥な想像に股が濡れる。唇を舐めた雪菜は、快楽の期待に胸を膨らませて綾瀬を求めてリビングを彷徨った。

 とはいえ、何の目的地もなく闇雲に進んでいるわけではない。

 言ってみれば茶番だ。性行為の前のお遊びでしかない。本当にかくれんぼをしているわけではなく、綾瀬は隠れてもいない。

 雪菜の研ぎ澄まされた感覚は、霊視を除いても十分に対象を捕捉できる。

 綾瀬はソファに腰かけている。

 空気の流れ、わずかな息遣い、そして濃密な雄の臭い。それらを雪菜はしっかりと感じ取って、綾瀬に向かって進んでいく。

 

 

 ♪

 

 

(雪菜さん、全然迷わないな)

 

 分かっていたが、さすが一流の剣巫だ。以前にも何度か目隠しプレイをしたことはあるので、特段驚きはないが、それでも目を塞がれてもなおまっすぐ目標に向かう能力には脱帽する。

 アナルをいじめる綾瀬の妨害にもめげずに雪菜は床を這って綾瀬の元にたどり着いた。

 

「はあ……はあ……はあ……ん……ぁ、はあ……ぁ、綾瀬君、ゴールし、んふ、ぅ、はあぁ♡」

 

 ヴヴヴ……とバイブが音を鳴らして雪菜のアナルを責めている。

 雪菜は言葉を途切れさせながらも、綾瀬の膝に手を乗せた。

 切羽詰まったような表情は、雪菜の興奮が限界に達していることの表れだ。はあはあと熱い吐息を漏らしながら雪菜は腰を虚空に向かってふりふりと振っている。

 

「雪菜さん、お疲れ様です。すぐでしたね」

「はあ、ん……それは、もう……分かりやすいから……はあ、はあ、こんなに臭わせてるんだもの」

 

 雪菜は鼻先を綾瀬の股間に寄せて臭いを嗅いだ。

 

「はあ、ふう……ズボンの上からでも分かる、この……んふう♡ おちんちんの臭い♡ はあ……んはあ♡」

「本当にそんなことを言ったら犬みたいですよ。それとも今日はそんなふうに可愛がった方がいいですか?」

 

 そう言うや綾瀬は雪菜の頭を撫でた。

 さらさらとした柔らかい髪の感触が心地いい。

 母親代わりの女性にするようなことではないが、この立場逆転ともいえる行為すらも興奮の材料となる。まして、大人と子供ではなく飼い主と犬の関係に近い行為である。アブノーマルな関係性をより明確に自覚させるものでもあった。

 

「はあ、ふう、んん♡」

 

 雪菜の口から吐息とも嬌声とも聞こえる声が漏れ出る。

 それから綾瀬は両手を使って雪菜を頭と顔を撫でまわした。

 

「よしよし、よくできましたね。雪菜さん、頑張りました」

「あふ……あ、はぁ、ん……はい……はあ、はあ……♡」

 

 雪菜も自分の立場が犬であることを自覚し、そのように応じた。過去にもこうして綾瀬に飼われるプレイに興じたことがあるのだから、対応するのは簡単だ。

 そして、雪菜の肉体もまた綾瀬の下に置かれることに何の疑問も違和感も抱いていない。綾瀬に触れられた場所が熱く、そして褒められることが嬉しい。心身ともに犬に堕ちたといっても過言ではなかった。

 そして、当然ながら犬である以上は、褒められた後は、

 

「ご褒美、ほしいですか?」

「は、はい♡ ほしい、です♡」

「じゃあ、いいですよ。好きにして」

 

 綾瀬はもったいぶることなく、そう言った。

 

「はあ――――あ、あむ♡ んふぅうう♡」

 

 雪菜はズボンに唇を寄せて、チャックを咥えて下した。

 開いた穴に顔を押し付けて、今度は下着のゴムを咥えて引っ張る。勃起したペニスはそれだけで下着からはみ出し、顔を出すこととなった。

 

「ふふ……出てきた♡ んふう……はあ……んあぁ♡」

 

 そして、雪菜は躊躇することなく大きく口を開けて、ペニスを頬張った。

 目隠しの意味はほとんどないのだろう。雪菜はペニスの位置を正しく認識していて、しゃぶりつくのも躊躇いがなかった。

 熱く蕩ける口内粘膜がペニスを包み込む。それだけでなく、舌が激しく絡みついて快感を増幅していく。

 

「うぐ……いきなりキツイ。雪菜さん、がっつきすぎです」

「んふ♡ じゅるる♡ んぶ……じゅぶ……じゅるるる♡ らって、ご褒美ほしいから、んむ♡ ちゅぷ……じゅるる♡ くれるんでしょ? れろれろれろ♡」

 

 舌先で先端を舐る。

 ぞくぞくした快感が電流のように全身を駆け抜けていく。

 魔性の美女の舌技がペニスに熱を与えていく。

 この技術も性欲も自分が教え込んだものだと思うと誇らしい気持ちになる。自分のペニスでこの美女を作り変えたのだと。それは大きな雄としての自信になった。

 

「れろ……れろ……れろぉ♡ ちゅ……んふふ♡ 大きい……おちんちん♡ れろぉ♡ 早く、らしてぇ♡」

「う……ぐ、さすがに」

 

 これまでのやり取りで綾瀬も期待感に胸を膨らませている。

 ナメクジのようにペニスを這い回る雪菜の舌に翻弄され、射精欲求が極限に高まった。

 雪菜の口に射精をするのは、今日だけでも何回目になるだろうか。

 

「ん、あ……ん、んじゅるる♡ ん――――ん、じゅる……ちゅ、じゅるッ♡」

 

 雪菜は射精の気配を感じ取ると、ペニスを咥えて強く吸った。

 雪菜の口の動きに合わせて綾瀬は雪菜の口内で果てた。雪菜が吸ったタイミングとぴったり合わせた射精。最高の瞬間だ。阿吽の呼吸で放たれた精液を雪菜は速やかに飲みほした。

 

「ん――――ん……ちゅ……はあぁ♡ はあ……ん♡ ふふ、まだ濃い、全然、萎えないね」

「当然ですよ。雪菜さんのフェラなんですから、いくらでも射精せます」

 

 強がりでもなんでもなく、綾瀬のペニスは依然として固さを保っている。さすがに夢魔の血族。性欲をコントロールすることには何の不自由もない。

 

「それじゃ、雪菜さん……お尻、出してください」

「……はい」

 

 雪菜は立ち上げって、後ろを向く。膝に手をついた雪菜。アナルプラグがしっかりと納まった雪菜の尻穴が綾瀬の眼前に突き出された。

 アナルプラグを綾瀬は掴んで左右にゆする。

 

「は……あ、あん♡ 綾瀬君……それ、ダメ♡」

「雪菜さん、足が震えてますよ。ちゃんと踏ん張ってください」

「んん……あ、お尻、が……ふうぅ♡ ん……あ♡ い、く……ダメ♡ お尻、痺れる♡」

「尻穴が気持ちイイみたいですね」

「……んんん♡」

「このまま一気に抜いちゃいますよ」

「あ゛――――ぁ、ああ♡ そ、れ……んあ、ああ!」

 

 雪菜の尻穴を拡張していたアナルプラグを綾瀬は容赦なく引き抜く。ずるずると自分の内から這い出ていく異物の感触に雪菜は打ち震え、羞恥からの抵抗もまた難なく粉砕されて、快感の余韻を残してアナルプラグは雪菜の直腸から脱出する。

 

「あ、くはぁああああああああ♡ あ、ひう、んんんん♡」

 

 その衝撃に雪菜は嬌声を上げた。ここに来るまで溜まりに溜まっていた快感が、弾けたかのようだ。

 だが、それでもこれは始まりに過ぎない。

 本番はこれからだ。

 

「雪菜さん、そのまま腰下げて」

「あ……はあ、はあ……あふ……ん」

 

 はあはあと呼吸を整えながら、雪菜は綾瀬の前に腰を下ろしていく。

 そそり立つペニスの上に尻穴が来るように綾瀬が調整をする。

 

「ん……ふ……ぁ」

「どうしたんですか? 雪菜さん。そのままそのまま。自分で挿入してください」

「あ、そんな……ぁ、は……んふ……ん……んんん♡」

 

 ペニスの先端がアナルの入口を広げる。

 

「はあ――――はあ――――おチンポ、綾瀬君の、おほ♡ 固い、おチンポ、ん、ぉ、おお♡」

 

 ずるずるとゆっくり腰を下ろす雪菜。

 アナルは拡張済みである。

 しっかりと敏感になっていて、性感帯として万全の準備を整えている。

 そんなところに待ちに待ったペニスが挿入されるのだから、我慢できるはずがない。

 雪菜のアナルはペニスの根本まで完全に咥えこんだ。

 

「おッ、おおッ、はあぁ、あ゛――――挿入ったぁ♡ すご……お♡」

 

 背面座位の体位で綾瀬のペニスを挿入された雪菜は、感極まった恍惚の声を漏らした。

 

「感動してないで動いて」

「はい♡ ん、すぐ……ん……は、ぁ♡ あん♡ あ、あ、あは♡ はあ……あ♡ んん♡」

 

 雪菜は腰を浮かせて下す上下運動を始める。

 アナルの中を埋め尽くすペニスの感触を楽しみながらの抽挿だ。

 

「はあ、はあ、んあ♡ あん♡ あん♡ はあん♡ はあ、ああ、すごく、んん、感じる♡ はあ、ん、ふう♡ はあ、ああん♡」

 

 いやらしいアナルとペニスの接合部をはっきりと見ることができる。

 快感を貪る腰使いは、雪菜の嬌声をスパイスにして綾瀬の快感をも加速度的に上昇させていく。

 引き締まった括約筋が、媚肉と同様にペニスを締め上げる。

 ペニスを排泄しようとする筋肉の運動が、そのまま精液を欲する性器の動きと同じ働きをしている。

 

「んん――――はあ、あん、お尻、あ、イイ、すごく……ん、はあ……あん♡ あ、イク♡ イキ、そう♡ はぁ、ああん♡」

「気持ちイイ?」

「あ、あ、あ……ん、気持ち、イイ♡ はあ、今まで我慢、してたから♡ あ、溢れちゃう♡」

「エッチすぎですよ、雪菜さん」

「綾瀬君のせいなんですから、はあ、はあ、んん、責任取って♡ もっとおちんちん固くして、奥まで穿ってぇ♡」

 

 甘えるような声音で抽挿を求める雪菜。

 振り返ってきた雪菜は舌を伸ばして綾瀬の頬を舐めた。

 

「あは♡ ぴくんってなったよ。れろ、ちゅ……ねえ、綾瀬君も気持ちイイ?」

「気持ちイイですよ。イキそう」

「ん……いいよ。射精して。はあ、わたしのお尻に、このまま、いっぱい……ん、注ぎ、こんで、ね♡」

「言われなくてもそのつもりです、よ」

 

 綾瀬は腰を突き上げる。

 その不意打ちは雪菜の思考を真っ白にして、喉奥から野太い嬌声をひりださせる。

 

「んお゛!? お、いきなりッ、突き上げるなんて、反則ッ、ふお♡ ん、んん、あ、ダメ、イっちゃ、ぁ」

 

 雪菜はすぐに決壊してしまう。

 絶頂の寸前で堪えていたようなものだ。これまで絶頂を踏みとどめてきた理性が今の不意打ちでひび割れてしまったので、あとは、崩れていくだけだ。

 

「ひい、んあ……あ、あ、上がってくるッ。気持ちイイの、が、はあん♡ んあ、おおん♡ お、ふあ、あ、ああ♡ ダメ、ほんとに、おほぉ♡ お、んほおお♡ 深い、チンポ深すぎぃぃ♡」

 

 えぐいほどの嬌声。卑猥な発言。雪菜の理性が崩れて、雌の本能がむき出しになる。交尾するだけの雌犬に覚醒した雪菜はパンパンと肉を打ち付ける音を立てながら、自分から激しく腰を振る。

 

「おほッ、んほぉ♡ んあ、あん♡ イイ、イイの♡ チンポイイ♡ 好き♡ はあ、はあ、ああ、イク、イク、イキます♡」

「俺もイク。射精しますよ」

「ん――――んん、いいよ。射精して、アナル中出しして、あ、あ、あああ!」

「うぐ……くうう!」

 

 頭が真っ白になりそうな快感をそのまま射精につなげる。雪菜の身体を抱きしめながら、綾瀬はできるだけ奥深くにペニスを押し込んで、ありったけの精液を放出した。

 

「あは――――あ、はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 

 

 雪菜は大きく仰け反って、盛大に絶頂した。

 舌を突き出して、全身を震わせる。

 

「あ、あ、射精してるぅ♡ お尻の中、すごく熱い……気持ち、イイ♡」

 

 ビクン、ビクンと不規則に雪菜は震えた。

 軽い絶頂の繰り返しだ。

 ペニスは射精したときのままの固さを維持してアナルに蓋をする。熱を持ったドロドロの精液は外に出ることでもきずに雪菜の直腸内にとどまって、ペニスとともに雪菜に存在を伝えている。

 

「んはぁ♡ はあ……はあ……ああ、本当に元気で、すごい、イイ♡」

「雪菜さんのお尻も最高ですよ」

「もう……変な言い方しないで」

 

 雪菜が立ち上がると自然とペニスが抜ける。ずるりと抜けたペニスは所在なくぶらぶらと揺れた。

 

「じゃあ、お風呂入らない?」

 

 と、目隠しを取った雪菜がそうつぶやく。

 瞳を潤ませて、頬を染めた雪菜はまだ満足していない様子だ。

 その誘うを断るはずもなく、綾瀬もまた立ち上がるのだった。

 

 

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