※この作品はR-18です。

暁の堕姫~堕ちていく人妻~   作:人妻大好き

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IF学生編 5話

 毎日、寝る前のアナニー動画撮影は、雪菜の身体を正しく変化させていた。自分で直腸内に物を押し込み、快楽を貪る。その行為を他者に見せるために撮影するという羞恥心を苛む行為であっても、二回、三回と繰り返しているうちに慣れてくる。人間のいいところであり、悪いところでもあるが、どんな行為も一度受け入れてしまうと次のハードルが下がるのだ。最初こそ嫌がり、困惑しながらしていた撮影も、日ごとに手際が良くなり、自分なりの創意工夫までするようになっていた。

 毎朝、綾瀬に雪菜はUSBを提出する。

 その場で内容をチェックされ、宿題をきちんとこなしているかを調べられる。

 それすらも、もはやいつものこととして受け入れている。

 

「姫柊、昨日もきちんと開発できたみたいだな。偉いぞ」

「別に偉くなんてありません。わたしは、こんなこと好きでしてるわけじゃないんですから」

「ああ、そうだろう。こんなことが好きなら、それこそ変態でいやらしいヤツでしかないからな」

 

 雪菜は思わず目を反らす。

 保健室で綾瀬と対峙する日々。アナニーの報告のために保健室に通っているが、最近は綾瀬からの施術もなく、もっぱら自己流のアナニーしかしていない。綾瀬からの治療が一通り済んだということなのだろうか。

 毎日、報告の度に淡い期待を裏切られる(・・・・・・・・)。今日こそは何かあるのではないかと思いながらUSBを渡し、いつも通りにすげなく帰される。放課後に呼ばれることもなくなった。第四真祖の監視任務に集中できるからいいのだが、お尻が物足りないと感じてしまう。

 

「どうかしたか?」

「ぁ……なんでもないです」

 

 慌てて雪菜は首を振る。

 まさか、アナルを弄って欲しいだなどと言うわけにはいかない。そういった潜在的な欲求を雪菜は徐々に自覚し始めていた。

 綾瀬からの宿題をこなすうちに、アナルセックスというものの存在を知った。ネット上にはいくらでもそういった動画が落ちていて、雪菜はそれらをおかずにして自慰をすることを覚えた。綾瀬の宿題とは別に性欲を覚えてからというもの、そうやって解消するようになっている。

 自分でアナルを弄って果てることはあっても、ああやって本物のペニスを挿入することはないのだから。

 

「姫柊、ちょっといいか?」

「え、あ、はい……なんですか?」

「こっちに来なさい」

 

 そう言って綾瀬はベッド脇に雪菜を連れ込む。カーテンを閉めると完全に外界から遮断される。物理的にも魔術的にも密室になる。そういう結界が張ってある。

 

「あの、何ですか?」

「姫柊、ベッドに手を突いて」

「え……?」

「今日の治療をする。どうも、姫柊のほうの準備が思ったよりも早くできてるみたいだからな」

「準備って、その何を」

「ほら、早く。ホームルームが始まるぞ」

「あ、はい」

 

 有無を言わせぬ綾瀬の言葉に雪菜は従った。

 言われた通りにベッドに手を突く。尻を突き出す姿勢になる。そんな雪菜のスカートを綾瀬は捲り、パンツを下ろした。

 

「う……先生?」

「なんだ、期待してたんじゃないのか?」

「ち、違います。どうして、こんなこと、期待なんてするんですか!」

 

 雪菜は慌てた様子で否定するが、頬は染まり、心臓は高鳴っている。快楽を味わえるという期待感が雪菜を否応なく興奮させている。それが、雪菜自身も信じられなかった。

 

「と、とにかく、ホームルームも近いのですぐに始めてください」

「素直じゃないな。ま、いいさ。ほら、力抜け」

 

 そう言いながら綾瀬はどこからか取り出したフィルムケースの蓋を開ける。

 ぷるぷるとしたゼリー状の透明な物体が入っている。

 

「何ですか、それ」

「心配しなくていい。ちょっとした薬だ。ああ、アナルビーズの仲間とでも思えばいい」

「え、ちょ、今っ……ん」

 

 ひんやりとした感覚がアナルに当たる。

 綾瀬がフィルムケースをひっくり返して、雪菜のアナルに押し当てたのだ。ぷるぷるとした物体――――綾瀬お手製のスライムは雪菜のアナルに触れると、その身を細く変化させて彼女の体内に滑り込んでいく。

 

「え、ひ、ひいっ……何ですか、何ですか、これっ、あ、嫌ですっ、中、入ってくるっ!?」

「スライムだ。それは俺が作った言わば使い魔でな。人体には無害だから安心するといい」

「無害って、なんでこんなもの……ん、ひあっ!?」

 

 雪菜は甲高い悲鳴を上げた。

 アナルの中に入ってきたスライムは、フィルムケースに納まる程度と小さい。しかし、それが常に直腸内で蠢いているのだから気持ちが悪い。

 

「お、お腹、熱いっ……これ、ん、ふう、ああっ……くっ」

 

 雪菜の中でスライムは形を変えている。雪菜自身で開発した直腸の性感帯が、柔らかくぷりぷりとしたスライムによって優しく刺激されているのだ。

 

「姫柊、戻っていいぞ」

「え? え?」

 

 雪菜は信じられないものをみたというような表情で綾瀬を見上げた。

 

「聞こえなかったか? ホームルームに遅刻したら、言い訳が面倒だろう。まあ、担任の先生には体調不良が頻発していることをこちらからも報告しているから、保健室に行っていたと言えばごまかしは聞くけどな」

「そ、そういうことじゃなくて、これ、このスライムどうするんですか!? わたし、ん、と、取ってくださいっ!」

「ダメだ。治療だと言っただろう。そいつは座薬だよ。姫柊の治療が次の段階に進んだんだと思え。それを入れたまま、今日一日過ごせ」

「な、何を言ってるんですか。こんなの入れたままなんて無理ですっ。こんな、いやらしい、もの……ん、く……あ……お尻に入れたままなんて、んく、動かないで、ください、く、ぅ」

 

 羞恥心に顔を紅くして、雪菜は唇を噛んだ。

 アナルの中で蠢くスライムが絶えず雪菜のアナルを愛撫している。興奮は身体に伝わり、秘所からも愛蜜が滲んでしまう。そのうち、パンツに染みができてくる。快楽を知り、自分の身体がどんな反応をするか把握した以上、この先に待ち受けるものも分かり切っていた。

 

「ともかく、人に知られないよう一日過ごせ。知られたら、まあ、いろいろと残念なことになるだろうな」

「ひ、他人事みたいに」

「他人事だからな。嫌なら、そのまま天使になって消えるだけだが、それが嫌だからこれを始めたんだろ?」

「他の方法も、あったんじゃ」

「どうかな。あったかもしれんが、俺のやり方じゃないんだ。悪いな、姫柊」

「あなたって人は……っ、う、ぐ」

 

 キッと綾瀬を睨む姫柊。当然の反応である。アナルの弄られることに慣れてはいるが、今はまだそれだけなのだ。

 雪菜の敵意を向けられても綾瀬は動じず、肩をすくめるだけだ。当たり前のようにその視線を受け流すのは、慣れているからだ。剣巫の中には男性に触られるのも嫌だという女子もいる。女子だけの世界で生きてきたのでそういう極端な態度になる者もいるわけで、そういった手合いの身体も診てきただけに、雪菜の反応は珍しくも何ともないのだった。

 ともかく、明確なのは綾瀬の背後には獅子王機関がいるということだ。雪菜では逆らうことは許されない。文字通りの「昇天」も時間の問題である。立場上も身体の都合上も綾瀬の指示に従う他ない。

 

「ふ、う……ぅ……ん……あ……く……ぅぅ……ほ、放課後、これ、ちゃんと取ってください」

「分かっている。約束する」

「約束、ですからね」

 

 雪菜は冷や汗を浮かべながら、ふらつく足取りで保健室を出て行った。

 綾瀬は時計を見る。午前八時十五分。ホームルームまで十五分である。放課後は、今日は四時頃だろうか。それまで雪菜は持つだろうか――――何だかんだで持つだろう。剣巫として鍛えられた彼女の精神も肉体もスライムに耐えられるだけのものはある。そういう計算で綾瀬はあのスライムを使ったのだから。

 

 

 

 ■

 

 

 

 実際、雪菜は耐えていた。

 綾瀬に送り込まれたスライムは雪菜の体内で変わることなく蠢いている。いつも使っている玩具よりも体積は小さいが、膨らんだり形状を変えたりするので表面積はいくらでも大きくなる。雪菜の感じる場所を知っているのかイボ状に変化した部位を押し付けてごしごし擦ってくる。柔らかいので痛みはない。しかし、ゲル状の疑似生物が腹の中で蠢いている感覚は気持ち悪いし、それに快感を覚えている自分が情けなくなってくる。

 

「姫柊さん、行ったよ」

「はい」

 

 体育の種目はバレーボール。

 獅子王機関で鍛えた身体能力はプロ顔負けで、同年代の普通の女子とは比較にならない。

 剣巫は一般に知られる職業ではない。攻魔師であるということも雪菜は公表していない。彼女はあくまでも普通の女子中学生として振る舞わなければならないので、あまり目立つ動きはできない。いつもは飛んで来たボールを問題なくトスして終わるのだが、

 

「うく……っ」

 

 体勢を崩した。

 こんなときでも、スライムは仕事を休まない。雪菜に与え続ける違和感は雪菜の身体中の筋肉の動きを阻害している。反応が遅れて、凡ミスをしてボールを落としてしまう。

 

「珍しいね、姫柊さんがミスるなんて」

「雪菜も人の子だからねー」

 

 なんて、周囲がにこやかに笑う。

 

「ごめんなさい、ちょっと遅れちゃって」

「いいっていいって」

「っ……」

 

 背中を叩かれる。その刺激が雪菜を震わせる。

 

(響く、お腹に……あまり動くと、スライムが……っ)

 

 運動で流した汗ではない汗がじわりと滲む。焦りと不安が自律神経をおかしくする。衆目に曝されながら、アナルにスライムを入れている。もしも、ここでスライムを入れていることがばれてしまったらどうなるか。雪菜の学校生活は終わる。それどころか、人生も狂うことになる。

 

(早く、終わって)

 

 運動の所為で刺激が腹部に伝わる。スライムが活性化して雪菜を責め苛む。唇を噛んで直腸から与えられる快楽を耐え忍び、サーブをする。

 ぎゅるん、とボールは勢いよく落ちて、相手コートに抉るように落ちる。誰一人として反応することができなかった。

 

(しまっ……)

 

 雪菜はぎょっとした。

 スライムに意識を割くあまり、力を込め過ぎた。狙ったところに正確無比なサービスエースだった。

 

「うお、すげえ。何あれ、男子でも真似できないよ!」

「姫柊さん、何急にどうしたの!?」

「運動神経いいと思ってたけど、そうだ、やっぱり、バレー部に来なよっ」 

 

 と、騒然とする。

 

「ぐ、偶然だよ、当たりどころが良かったのかな?」

 

 雪菜は取り繕うように言葉を濁した。

 こうしている間にもスライムは雪菜を責め苛む。刺激は微弱だが、だからこそ積み重なっていく。何かがそこにいて、何かをしている。そういう違和感がずっと直腸の辺りに蟠っている。おまけに、それが時々鋭い刺激を与えてくる。痛みとも快楽ともつかない刺激が不意に訪れるのだから雪菜は気が気でない。

 声を出さないように、表情に出さないようにと雪菜は必死だった。

 

(早く終わって、本当に、早く)

 

 念仏のように終わりを祈り続ける。

 五時間目の前、椅子に腰かけて教科書を用意していると凪沙がやってきた。

 

「雪菜ちゃん、調子悪そうだね。大丈夫?」

「え、そうかな?」

「うん、ちょっと顔紅いし」

「そう? 体育もあったし、大丈夫だよ。そういう日もあるよ」

「そう? 最近、風邪気味みたいだし、気を付けてね。何かあったら保健室連れてくから」

「保健室は……ううん、大丈夫、ぅ」

「雪菜ちゃん?」

「大丈夫だから、本当に」

「う、うん……分かった。風邪薬ちゃんと飲むんだよ。無理しちゃダメだからね」

「ありがとう」

 

 友人の忠告をありがたく受け取って雪菜は笑みを顔に張り付ける。

 最後の授業だ。これが終わったら保健室に行こう。すぐに綾瀬にスライムを取り除いてもらわないと、いよいよおかしくなってしまいそうだ。丸一日我慢してきた。もういっそのこと、オナニーでもなんでもいいから性欲を発散してしまいたいくらいだった。教室に誰もいなかったら、もしかしたら自分はそういう行為に及んでいたかもしれない。

 雪菜は自分の理性に感謝した。このスライムに耐えるのも、後一時間と少しの辛抱だ。

 

(終わって、早く終わって)

 

 祈るように雪菜は時計に目を向ける。

 後、四十分。秒針がぐるぐる回り、心拍数が上昇していく。もう少しで楽になれる。そのもう少しが遠い。朝から今までに流れた時間より、これから終業までの時間のほうが長く感じる。

 

「……さん」

(もう少し、あと少し、もうちょっとだけ)

「……柊さん」

(あと二十分、半分過ぎた。早く、早く、早く)

「姫柊さん」

「え、あ、はいっ」

 

 名前を呼ばれていることに気付かなかった雪菜は大いに慌てた。どこから話を聞いていなかったのか分からない。

 

「どうした、聞いてたか?」

「す、すみません」

 

 教師に指摘されて、雪菜は顔を紅くする。転校して初めての大きなミスだった。

 

「二十九ページの二行目から。起立して」

「は、はい……」

 

 雪菜は教科書を持って立ち上がる。

 指示された場所に目を向けて、音読する。

 

「……彼は一言も僕を責めませんでした。だからこそ、一層惨めな気持ちになって、僕は、ぁ、ふ……僕は……すみません」

 

 読んでいる内に体内のスライムが大きく膨らんで四方八方にイボを突き出し、腸内を刺激を与えてきた。

 

(よりにもよってこのタイミングで……)

 

 音読中に思わず呻いてしまった雪菜は顔を真っ赤に染める。幸い、誰もスライムのことには気づいていないようだが、このままではいつぼろが出てもおかしくない。

 

「調子悪そうだな。綾瀬先生からも聞いている。ここはいいから保健室に行きなさい」

「え、でも……」

「一人で行けるか? 誰かついて行ってやれる人は……」

「あ、だ、大丈夫です。一人で行けますから」

 

 教師が声をかければ、凪沙辺りはすぐに手を上げるだろう。事実、今も立ち上がりたくてうずうずしているようだ。迷惑をかけるわけにはいかない。雪菜は教師の言葉を遮って、一言謝ってから教室を後にした。

 

「はあ、はあ、はあ……ぅあ……あ」

 

 歩きながら苦しさが増していく。

 直腸で一日中スライムが動き回り、じわじわと雪菜の理性を貪り食っていた。保健室に行けと言われた瞬間、雪菜は救われたような思いだった。言われなくても行くつもりだったし、できるかぎりすぐに行きたかった。保健室に行くのを朝からずっと願い続けてきたのだ。

 雪菜は早足で保健室を目指した。甘い刺激は電流のように雪菜の筋肉を弛緩させ、あるいは収縮させて予期せぬ動きを強いる。

 走り出したい欲求を抑えて、雪菜は保健室のドアを開けた。

 

「ん? 少し、早いぞ?」

「先生に、保健室に行っていいと言われたので……んっ」

 

 ドアを閉めて雪菜は事情を説明した。

 

「綾瀬先生……ん、ふう……はあ、これ、外してください。わたし、もう……限界」

 

 涙目になって雪菜は言う。

 今もずっとスライムが雪菜に快感を与えている。アナルの好さを知った雪菜にとっては、その微弱な刺激は拷問のようだった。

 自分で弄る分には、刺激を調整できるがスライムはそうもいかない。

 

「そんなに苦しかったか? 剣巫のお前ならちゃんと我慢できると思ったんだが」

「が、我慢はしました。現に今だって、こうして……はあ、はあ、ぁ、ふう……ふう……んっ」

「その調子で今まで過ごしていたのか? そんな風に物欲しそうに喘いで。お前の喘ぎ声なんて、男子には堪らん刺激だろうな」

「変なこと言わないで、ください! みんなの前では、こんな風にしてません! せ、先生は全部知ってるから、く……」

 

 綾瀬は仕掛け人だ。喘ぐも何もすべて知っているので、そういう姿を知られたくない相手ではない。この場にいるのが綾瀬だけなら、喘ぎ声を精いっぱい堪える必要もないのだ。

 

「約束通り、これを何とかしてください。わたし、が、我慢したんですから」

「ああ、分かってる約束通りにするよ。そう睨むなって」

 

 綾瀬は雪菜の要求をあっさりと呑む。そして、時計を見る。

 

「後、十分だな」

「え?」

「約束通りにするって言っただろ。放課後までまだあと十分ある」

「あ、な、でも……わたし」

「自分で言ったじゃないか」

「そ、そんな……」

 

 絶望したような雪菜の表情。十分でも長すぎる。雪菜は保健室に来た時点で、すぐにスライムを取ってもらえるのだとばかり思っていたのだから、その期待が打ち砕かれて足元から崩れ落ちそうになる。

 

「十分だぞ、十分。そのベッドで休んでいればいい。どうせ、お前の荷物を届けに誰か来るだろうしな。その姿を見られたいか?」

「い、嫌です」

「なら、もうしばらく辛抱していろ」

 

 雪菜は言われた通りにベッドに向かった。そうする他になかった。綾瀬の言う通り、凪沙が雪菜の荷物を持ってくるだろう。その時にスライムのことで綾瀬と事を構えていたら、それこそ取り返しがつかない。

 

「はあ……はあ……はあ……あと、どれくらい……ん、はあ……もう、苦しい……お腹、ずっと、動いて、ああ♡」

 

 ぴくぴくと雪菜の身体が動く。

 スライムがぞりぞりと動いているのが分かる。一日中感じ続けてきたが、事情を知る綾瀬だけの空間にいると知られたくない相手がいない分だけ開放的になれてしまう。

 頭がぼうっとして、身体が熱くて仕方がない。雪菜は仰向けのまま、寝返りを何度も打った。うつ伏せよりも仰向けのほうがアナル付近を押さえつけられる。気分の問題なのかもしれないが、これが楽だと思えた。

 雪菜はいよいよ我慢の限界だった。初めてパンツの中に手を入れた。

 丸一日アナルを愛撫され続けていたので、雪菜のパンツはじっとりと濡れていた。性的興奮による愛液の分泌で雪菜の秘所はすっかり濡れている。

 

「う……はあ、ん……ん……ぅ……ふう……ん、ぁ、ぁ、ぅ、ん、んんっ」

 

 指で膣口を弄る。

 いまだ使ったことのないその場所は今の雪菜にとっては快感を得るためだけの器官だ。

 指の第二関節まで挿入し、折り曲げてゆっくりと気持ちいところを探りながら弄る。スライムを掻き出せないかとアナルにも恐る恐る指を入れてみる。しかし、スライムを掴むことはできなかった。余計にスライムを刺激してしまって、腹部の中で動きを活発にしてしまう。

 

「は――――んふ♡ んぉ♡ おあ、あ、ふぐっ、んぐっ、あっ♡」

 

 びくん、びくん、と思わず腰が跳ねる。

 スライムの動きに合わせて強い快感が襲ってきて、軽く絶頂する。それが引き金になって、連鎖的に絶頂が続く。

 秘所を愛撫していたことも手伝って一日分の快感が押し寄せてくる。

 

(我慢してた分が、一気に……あ、あたまがおかしく……っ)

 

 もう綾瀬のことも意識に入っていない。快感だけが雪菜を支配する。

 快楽の連続に雪菜が大きく呻き、喘ぎ、口を開いたその時だった。

 

「失礼しまーす。雪菜ちゃんの荷物持ってきましたーっ」

 

 そんな聞きなれた声が聞こえてきた。

 カーテン越しに凪沙が動くのが見えた。

 

「ふ、ぐっ」

 

 慌てて口を閉じる雪菜。喘ぎ声を綾瀬に聞かれるのならばまだしも、凪沙に聞かれるわけにはいかない。

 口を閉じた雪菜の中で行き場を失った悦楽が爆発しそうになる。絶頂間際の寸止めに意識が焼かれて狂いそうだ。

 

「暁だったか。保健室で大声を出すのはよくないぞ。寝てるのもいるんだからな」

「あ、すいません」

「荷物はそこにでも置いておけばいい。姫柊が帰るときに持って行くだろう」

「はい、分かりました。あ、そうだ、あの、雪菜ちゃん大丈夫ですか?」

「ただの風邪だろう。少し休めば治る。そのためにも静かな環境が必要だな」

「あはは、そうですね。すみません。じゃあ、雪菜ちゃんによろしく言っておいてください。失礼します」

 

 凪沙が保健室から出て行った音が聞こえた。

 

「は――――ふぁ」

 

 大きく息を吐いて、雪菜はほっとした。

 カーテンをのけて綾瀬が入ってくる。

 

「せ、先生」

「だから、人が来るって忠告したんだけどな。まさか、人が目を離した隙にオナニー始めるとは思わなかったぞ」

「ふ……う……ぅ」

 

 恥ずかしくて死にそうだった。

 今も絶頂寸止めの所為で身体がおかしくなりそうなのに。

 

「もう辛抱堪らんという感じだな。いいぞ、スライムは終わりにしよう。こっちに尻を向けろ」

「は、はい……っ」

 

 やっと解放される。

 雪菜は喜んで起き上がり、パンツを脱いでベッド上に四つん這いになった。

 尻を向けることに恥ずかしさは微塵も感じなかった。それよりも重要なことがあるのだ。

 

「スライムはな、取り出すというよりも吸収させると言う方が正しいんだ」

 

 そう言いながら、雪菜のアナルに綾瀬は指を入れた。

 

「あ――――く、んふぅ♡」

 

 強い刺激に雪菜は呻く。

 敏感になった直腸が綾瀬の指で限界近くまで快感を増幅させてしまう。

 

「ひぎっ、ぃ、あ、綾瀬、先生……ん、はっ、それ、しょんな、あ、動かすの、ひ、あっ……あっ、んふ♡」

 

 歯を食いしばる雪菜。

 アナルの中で蠢く指はスライムを探しているようであった。

 ずちゅ、ずちゅ、と激しくはないがしっかりとした男の太い指が二本分である。形のないスライムとは異なる明確な刺激で雪菜は身悶えする。

 

「はあ、ふ……んぉ……あ……や、あ、あひっ、んひっ、お、お尻、い、ひぅ♡ はあ、ああっ!」

「いいぞ、姫柊。そのままイケ。お前の絶頂とともにスライムは溶けて消えるからな」

「は、ひっ、ん、あ、あ、あっ、ああっ、昇って、くるっ、ぞくぞく、が、お尻からっ」

 

 シーツを掴み、雪菜はぎゅっと歯を食いしばる。

 そして、大きく腰を跳ね上げる。

 

「んぃぃ、あああああああああああああああああああああああああああああああああっ♡」

 

 ガタンガタンとベッドを揺らし、背中を反らして雪菜は吼える。雄叫びにも似た悦楽の絶叫。涎を垂らし、放心しながら身体中の痙攣で悦びを表現する。ぶしゅ、と潮が噴き出してシーツに染みを作る。弄ってもいないのに潮吹きまでしてしまったのだ。雪菜の細胞という細胞に快楽を刻み込んだも同然であろう。

 

「あっ、あっ、あっ……」

 

 一通り絶頂を終えてからも雪菜は茫然としたまま枕に突っ伏していた。

 絶頂の余韻はかなり強く身体に残っている様子だ。

 開発に開発を重ねただけあって、雪菜の身体は性を知らなかったころに比べてずいぶんと変わった。見た目ではなく、その存在が性を知らない初心な少女ではなくなってきたのだ。

 雪菜の唇を指でなぞると、雪菜は無意識のうちに指を舐めてくる。口の中に指を入れてしゃぶらせる。疲れ果てた雪菜は大人しく綾瀬の指を口に含み、吸う。従順な雪菜を見て、綾瀬は次のステップに進むことを決めた。

 

「姫柊、今日の夜に時間を作れ」

「夜、ですか?」

「ああ。これから指定するところ来い。ああ、制服ではなく私服でな。ここの制服は目立つからな」

「はい。分かりました」

 

 夜に出歩くには彩海学園の制服は不向きだ。

 青と白で明るい色は夜でも目立つし、どこの学校の制服なのかも一目瞭然だ。

 雪菜に約束を取り付けた綾瀬は、雪菜が落ち着いてから一旦、家に帰した。彼女にも一応は第四真祖の監視という任務がある。それに携わるということは雪菜が治療を続けるモチベーションにも繋がるので、綾瀬としても優先順位は高くしているのだ。

 

 

 

 ■

 

 

 

 綾瀬が指定したのはとあるマンションの一室だ。雪菜が暮らすマンションから自転車で十分程度のところであり、いわゆる工業団地である。同じ形の建物が立ち並び、日が暮れたころには人通りはほとんどなくなる。

 

「お邪魔します」

「いらっしゃい。時間通りだな」

 

 雪菜を待っていたのは綾瀬だった。

 

「あの、ここは?」

「ここは俺の工房、かな」

「工房?」

「普段の生活では使っていない隠れ家的な場所だよ。こういう仕事の時に使うのさ。最近までは自宅でも施術していたんだが、あの辺は何かと不便でね」

「そうなんですか……」

 

 綾瀬の家の位置が分からないので、何が不便なのかも分からない。それでも居住地と別に構えたこの部屋で何をするのかは察しがついた。

 1LDKの綺麗な家だ。古めの工業団地の中の一つというわりには綺麗と思ったが雪菜のイメージと実際が違うだけなのだろう。

 生活必需品は一式揃っている。普段使っていないのだろう。生活感はほとんどない。 

 

「本当に新品ばかりですね」

「ベッドに至っては昨日入ったばかりだからな。綺麗なもんだ」

「そうですか」

 

 ぴっしりとしたシーツが張ってある白いベッドがある。

 

「それで、その……わたしを呼んだのは」

「いよいよ次の段階に入る時が来たと判断したんだよ」

「次の段階?」

「姫柊、身体の具合はどうだ?」

「……っ」

 

 雪菜は俯いた。

 すべて綾瀬の手のひらの上だ。

 雪菜の身体は発情していた。自宅に戻ってからもずっと興奮状態が続いている。あれから自分で自分を慰めたがまったく収まらなかった。

 

「そうだろう。姫柊、お前の身体は今、穢れを望んでいる。それをお前も自覚できているはずだ」

「け、がれ……わたしは、その……ん」

 

 綾瀬の言う穢れの正体を雪菜は知っている。そして、それを得ると言う行為が何を意味しているのかも分かっている。

 綾瀬の施術を受けた時からいずれは受け入れなければならないものだと承知していたものだ。それがいよいよ目の前にやって来た。

 まったくの無知から始めた治療だが、治療が進むうちに雪菜も自分で知識を深めている。

 

「はあ、んっ、あ、わた、し……嘘っ……こんな、に」

 

 綾瀬が目の前にいて、「穢れ」を受け入れられる環境が整っている。それを理解しただけで雪菜は濡れた。

 

「姫柊も準備が整っているみたいだな。幸先のいいことだ」

 

 それから雪菜は綾瀬の指示にすべて従った。シャワーを浴びて汗を流し、しっかりと水を取ってベッドまでやって来た。綾瀬も汗を流した。雪菜がこの家にやってきて三十分で裸の男女が向かい合うことになった。

 

(まさか、綾瀬さんの裸なんて)

 

 雪菜は想像もできなかった。

 本物の異性の裸を目の当たりにする日が来るとは思ってもいなかったからだ。

 やせ型ながら以外にも筋肉質だ。

 

「姫柊は綺麗だな」

「そんなに見ないでください」

「じろじろ見てたのはお互い様だろう」

「っ――――っ」

 

 思わず顔を背ける雪菜だったが、綾瀬の男性的な身体は今や興味の対象となっている。一か月前ならばまだしも今の雪菜は性について人並み以上に関心を寄せるまでになっていたのだ。

 

「姫柊、いいな」

「……分かってます。覚悟、してますから」

 

 生唾を飲み、雪菜は頷く。

 そんな気丈な雪菜の頬に手を伸ばして、頤を上げさせる。

 

「力を抜いて、そうそのまま」

 

 囁きながら唇を重ねる。

 

「ふ、ん……っ」

 

 キスそのものは初めてではない。

 雪菜は古城を救うために自分の血を口移しで古城に飲ませたことがある。

 だが、その時のキスと綾瀬とのキスはまったくの別物だった。

 柔らかい綾瀬の唇が雪菜の唇を包み込み、吸う。

 

「ふ、ぅ……ん……はあ……んちゅ」

 

 若々しい雪菜のぷるんとした唇の弾力を綾瀬は楽しみながら、彼女を抱き寄せる。肌を肌を密着させ、優しいキスを繰り返すことで雪菜を昂らせていく。

 

「はあ、ん、ん……ふう……ん……ちゅ……ちゅ……ん……」

 

 唇を押し当てるキスを続けた後で、少しだけ距離を取る。

 

「姫柊、舌出せ」

「え、ぁ、はい……」

 

 雪菜は口を開けておずおずと舌を伸ばした。

 その舌を綾瀬は吸い、自分の舌を絡みつかせた。

 

「はあ――――あ、あ……ん、ふぅ♡ はあ、あ……れろ……れろ……んちゅ、ちゅ、んんぅ♡」

 

 雪菜は舌と舌との触れ合いに身を固めたが、すぐに自分からも舌を動かして綾瀬の口内を舐めるようになった。

 まったくの無知というわけでもなく、見様見真似でも自分からディープキスをするのは学習の成果だろう。

 

「はあ、ふ、ん……んちゅ、ちゅぷ……れる……ん、んく……ふう、ぁ、ふ、ん、ちゅ……れる」

 

 雪菜はうっとりとした表情を浮かべてキスに耽る。

 ざらつく舌の感覚が何とも気持ちイイ。

 はしたなくも自分から求めてしまう。

 

「ん、ん、ん……ちゅぱ……はあ、はあ……ぁ、あっ」

 

 雪菜がふと下に視線を向けると綾瀬のペニスが勃起していることに気づく。

 

「あの、これ……こんなに?」

「そうだぞ。姫柊とキスしてる間にこうなったんだ」

 

 熱く太くたくましく。雪菜の身体の中に潜り込みたいと主張するペニスに雪菜は瞠目した。生で見るのはもちろん初めてだ。孤児である雪菜には親の記憶も判然としない程度だ。比較対象となるのは動画の中の男優くらいのものだった。

 

「まずは穢れを吸い出すところからだ。どうすればいいか、分かるな?」

「……はい」

 

 雪菜は頷いて、綾瀬のペニスに手を伸ばした。

 動画で見て学んだ手淫だ。自信はない。何せまったく経験がないのだから。雪菜は力加減が分からないのでまずは軽く掴み様子を見ながら手を動かす。

 ベッドの上に座る綾瀬の様子を窺いながら、棹を上下に扱く。

 

(固いし熱い。男の人のってこんなになるの? 不思議……)

 

 人体で短時間にこれだけ形状を変化させる部位は他にない。

 それだけで十分に興味関心を引く。

 雪菜はじっくりとペニスを間近で観察した。皮の向けた亀頭は、本当に亀の頭のようで。あるいはキノコの傘のようで、赤黒くなっている。カリがしっかりと張り出していて、大きく反った棹はがっしりと太く、大樹のようだった。そしてその根本にある睾丸が皮の中で動いている。ここに穢れ――――精を溜め込んでいるのだ。

 

「はあ、はあ、すごい臭い……臭い……ぅ、ぅ」

 

 また臭気がすごいのだ。

 手淫をしているうちにますますその独特な臭いが強くなってくる。粘つくような臭いだ。栗の花とかイカ臭いとか言う臭いがプンプン漂っている。

 その原因となるのは精子を含んだ先走り液で、鈴口から滲み出る雫がそれであろう。

 精液を出す前の分泌物で潤滑液であり、精子を守るためのものでもあるらしい。

 

「ふう、ふう、ふう、はあ、ぁ……ん」

 

 雪菜は意を決して舌を先端に伸ばした。

 ぺろり、と雫を舐め取る。

 

「苦、い……ん、れろ、れろ、れろ」

 

 先走り液を舌先で掬い、眉を顰める。

 

(これ、フェラ……こんなの、どうしたらあんな風にしゃぶれるの?)

 

 自問自答しながら雪菜は先っぽを舐め続ける。

 ちろちろと恐る恐る舐めている。

 苦いしぬるぬるしている。普段味わうことのない味と触感に雪菜は吐き気すら催した。動画の女優は美味しそうにしゃぶっていたというのに、実際は想像とはまったく別物だ。

 

「姫柊、それだけじゃいけない。もっと、あれこれ工夫してみろ」

「工夫って言われても……ん、れろ……」

 

 どうしたらいいのか分からない。

 ペニスの感覚など知る由もない。

 先端ばかりでダメだというのなら、あれこれと確かめながら舐めてみるしかない。

 

「んあ……れる……れる……ちゅ……ちゅぷ……れろぉ……れろぉ……ん、ん、れろ……ぴちゅ……れちゅ……れる……れろ……れろ……」

 

 舌先で裏筋を舐め、カリ首をなぞり、亀頭をペロペロと舐める。綾瀬の反応を見ながら、棹にキスをして、とにかく満遍なく涎を塗りたくるように舌を動かした。

 

「いいぞ、姫柊。その調子だ。初めてにしては、なかなか上手いな」

「そうですか?」

「ああ、ほら続けて」

「はい……ん、ちゅ……れろ……れろれろれろ……んん……ちゅ……れろぉ♡」

 

 裏側の根本から先端まで舌を這わせる。少し強めに舌を押し当てて、鈴口を舌の腹で扱く。刺激は強めにしたほうがいいのかもしれないと思い、亀頭を舌に押しつけるようにして舐める。ペニスがぴくぴくと反応して、雪菜の奉仕に応えている。

 

(おちんちんが動いてる。もしかして、ここが気持ちイイのかな?)

 

 舌が触れる場所によって反応が違う。裏筋と亀頭、特に鈴口は敏感らしい。雪菜は舐めるだけではなく、亀頭を咥えてみた。ストローを吸うように鈴口から先走り液を啜る。

 

「んん……じゅるるる……ちゅる……れる、ちゅ……ん、ん、ん……じゅるる」

(うう……先走り液がどんどん出てきてキリがない。苦いし臭い……でも……)

 

 雪菜は棹の半ばまで口の中に入れた。

 舌を回しながら頭を揺する。

 吸い付きながら頭を前後して、ペニスを出し入れすると刺激が効率よく伝えられる。

 カリの出っ張りに涎が掻き出されて、口の端から零れた。今となっては気にすることもなくフェラチオを続ける。

 

「ふう……んふう……ぅ……んじゅる……れる……じゅる……んぶじゅる……れるちゅ……じゅるる」

 

 音を立てながら雪菜のフェラチオは続いた。

 いやらしい行為と分かっていながら、止めることができない。決して美味しいわけではないのに、苦くて臭くてたまらないのに、口の中で気持ちイイと訴えるペニスをもっと気持ちよくしてあげたくて、懸命に奉仕する。

 

「ん、ん、ん……ちゅぷ……れるれる……はあ、あ……大きい。顎が、疲れてしまって……ん、ちゅ」

「ああ、いいぞ姫柊。そろそろ、するぞ」

「ちゅぱ……え、ぁ、はい」

 

 ペニスを口から離した雪菜を四つん這いにさせる。

 綾瀬は専用ローションを雪菜のアナルに刷り込んだ。入口だけでなく中まで塗布する。柔軟性を身に着けたアナルは、指くらいなら簡単に飲み込んでしまえる。

 

「は……あ、ぁ♡」

 

 雪菜は切ない吐息を漏らした。

 ローションを塗られるだけでも、彼女の欲望を刺激して余りある。

 そして、雪菜が塗りたくった涎に濡れたペニスがギンギンに勃起している。今にも破裂しそうなペニスを綾瀬は雪菜のアナルに押し当てて、尻肉を掴むとゆっくりと挿入していく。

 

「はぐぅ――――っ、ぐ、うぅ!」

「力むと入りにくくなるぞ」

「はあ、んふっ、あっ、ぐ、ぅ……大き、い……あっ」

 

 雪菜のアナルを調教してきた綾瀬の大一番だ。

 大きく膨らんだ亀頭を何とかねじ込む。カリ首を通してしまえばあとは簡単だ。

 

「姫柊の中に、もうすぐ頭が入るぞ」

「ひぐっ、ん……は、あ、ん……入って、来る。分かります……わたしの中に、綾瀬さんのおちんちん♡」

 

 アナルセックスへの嫌悪感などあってないに等しく。むしろ、この時を待ち望んでいたとばかりに雪菜の身体は歓喜している。

 息苦しさすらも快楽のスパイスだ。

 アナルに押し込まれるペニスの太さに喘ぎながら、雪菜は亀頭を飲み込んだ。ずっぽりと吸い込まれた亀頭に続いて棹が入り込む。頭が入ったので後はずるずると吸い込まれるように入っていく。

 

「よくできたな、姫柊。偉いぞ。しっかり根本まで入ってるのが分かるか?」

「あ、あ、あ……ああ……んお♡ お、あ……はい……ぁ……分かる、感じます……あ、ふぁ♡」

 

 恍惚とした表情で雪菜は答えた。

 自分のアナルの中に綾瀬のペニスが奥深くまで挿入されている。バイブとは違う本物の肉の感触に雪菜は思わず感嘆の声を漏らしてしまった。

 

(これが、本物のおちんちん。固くて太くて、それに熱い。男の人の本当の……!)

 

 ぎちぎちにペニスを締め付けてくる雪菜の肉穴は、綾瀬のペニスを引き千切らんばかりの力強さである。この中で綾瀬のペニスは負けることなく存在感を示し続けている。ゆっくりと引き抜き、完全に排泄される前に押し戻す。抽挿を大きなストロークで繰り返す。雪菜の中に綾瀬のペニスの形を馴染ませるのだ。

 

「あっ、あっ、あっ、ん、ふ……あ……んあ……んあ……んお……ふぐっ、あ、んんっ……あっ、はあ、はあ、はあぁ♡」

 

 淡い吐息がペニスを押し込まれるたびに溢れ出る。

 アナルを掘り返されると思いもよらない快感が湧き上がってきて雪菜を蕩かしてしまう。

 

「んふ……あふ……んあ、あ……んん……ふう……はあ、はあ……ひぅ、ぅ♡ ん、あ、お尻、熱い、あ、あ、あ、壊れるっ……ふぐっ」

「大丈夫だ。もっと自分を曝せ姫柊。今日までしっかり準備してきただろう」

「あん……んん……あ、深い……ところまで、あ、すご、ぃ……はあ、んあぁ♡ あ、あ、と、届く、届いてますっ、ふあっ、あっ、んくふう、ああっ♡」

 

 綾瀬の抽挿速度が上がっていく。

 雪菜の直腸が綾瀬のペニスに慣れ始めたからだ。激しくしても痛むことなく、雪菜は快感だけを貪れる。

 しっかりと雪菜の身体を抱きしめて、綾瀬は腰を勢いよく打ち付けた。

 

「はふっ、んんん~~~~~~♡ お、お、おおっ、それ、強いっ♡ あ、ふぐ、ふあっ、あ、気持ち、イイ♡ あ、ダメ、ダメです♡ そんなに、されたらっ、あふぅ♡」

 

 両手が身体を支えられなくなり、ベッドの上に突っ伏す雪菜にさらに体重をかけてペニスを覚え込ませる。

 ずんずんとアナルを突く。

 壊れた楽器のように雪菜は容易く啼き、快楽を口にした。

 

「あひっ、んひっ、あ、あ、あ、んああっ、気持ちイイ♡ 気持ちイイです♡ はあ、そこ、奥、もっと♡」

「もっと欲しいか?」

「はい、欲しいです♡」

「何がどこに欲しい、ちゃんと言え、姫柊」

「ん、ん、んんっ、あ――――ふぐっ、んあっ、それ、それがっ」

「それじゃ、分からないだろ?」

「す、すみません……あ、ん、ちゃんと、言いますから……ふぅ、あっ」

 

 ずずん、とペニスを押し込まれて雪菜は意識を軽く飛ばす。

 それでも綾瀬の呪文のような囁きに答えて、溶け落ちた理性は何のブレーキにもならず言葉を紡ぐ。

 

「綾瀬さんのおちんちん……固くて太くてたくましいおちんちんを、わたしのお尻の穴に入れて、掻き回してください♡ いっぱい、いっぱいください♡ もっとたくさんわたしに気持ちイイことを教えてくださいぃ♡」

 

 卑屈な笑みを浮かべて、快楽の熱に誑かされて雪菜は思いつく限りの言葉を並べて懇願した。

 悦楽の前に生来の生真面目さなど砕け散り、もはやこの快感以外に必要な物などないと思えるほどに雪菜の頭はアナルセックスの虜になってしまった。

 

「なら、望みどおりにしてやるよ」

「ふおっ、お、あ、ありがとう、ございます♡ あ、あ、ああ、んあ、激し、激しい♡」

「欲しかったんだろう?」

「はひっ、欲しかったですっ、ん、あ、すご、すごいっ、太いっ、んあっ、あっ、イイ、すごく、イイですっ、はあ、はあ、はあ、もっと、ん、んんっ、あふっ、ひあ、んあお♡」

 

 楽しそうに雪菜は笑った。

 身体が前後に揺さぶられ、強引にアナルをこじ開けられれ犯されても、快感がすべてをよしとした。

 根元までペニスを飲み込み、届きうる限り奥までペニスを打ち込まれ、雪菜の直腸はすっかり綾瀬のペニスを覚えてしまっている。

 

(気持ちイイ。アナルセックスがこんなに気持ちイイなんて、思わなかった。もうどうでもいい。もっと、気持ちよくなれるならなんだっていいです)

 

 茫洋とした頭で快楽を肯定する。

 肉棒が雪菜を変える。どこまでも淫らにその本質を定義する。美しい少女は美しいままにアナルセックスにドはまりする変態に作り替えられる。

 

「姫柊、イクぞ。穢れを受け入れろ。飲み干せ。一滴残らずだ」

「はい、いつでも、んお……はう……あ、あ、あ、ああっ」

 

 拘束ピストンで視界が揺さぶられる。

 綾瀬のペニスがひときわ大きく膨らんだかと思うと、びくびくと震えるのが分かった。そして、遅れて伝わる猛烈な熱と魔力の奔流。

 

「あっ、あっ、あっ、出てるっ、中、わたしの中に、綾瀬さんの穢れ、がっ、ああああ♡」

 

 何度もびくびくと震えるペニスは一度の射精に終わらず、雪菜の穴を白濁液で汚していく。

 

「ああ、熱い、イクっ、わたしも、精子でイクっ……んあ、んおおおおおおおおおお♡」

 

 綾瀬の射精は雪菜の体内に夢魔の精液を送り込む。その刺激たるや剣巫とはいえ少女の身で耐えられるものではなく、白目を剥いたまま雪菜は舌を突き出して絶頂した。

 ピーン、と足が緊張して伸びる。根本まで押し込まれたペニスは栓となって精液を零すことを許さず、すべてが雪菜の体内で夢魔の精として吸収されていく。血の巡り神経の巡りあらゆる信号が夢魔に汚染される。快感が増幅されて、絶頂に絶頂が重なる。雪菜は言葉もなく、叫ぶこともできず脳神経を焼き尽くすほどの快楽にただ呻いた。

 

「お、あ、あ……ああ、あ……イク、イキ、ました……あ、また、イって、ふひ、あはっ、んあ、気持ちイイぃぃ♡」

 

 心底からの快感に雪菜は蕩ける。

 オナニーでは絶対に手に入らない快感だ。

 何度も連続絶頂。送り込まれた精液の量も半端なものではない。びゅるびゅると放たれた精液の感触が雪菜に分かってしまうほどだった。

 

「あふっ……?」

 

 綾瀬は繋がったまま雪菜を振り返らせた。

 

「ん……あ、ちゅ……れる……」

 

 そして、キスをする。舌を絡ませて雪菜の口内を堪能する。ペニスはまだまだ大きいままだ。雪菜のためのクールタイムは終わった。キスをしたまま少しずつ綾瀬は腰を動かし始める。雪菜は驚いたように目を見開いた。

 

「あ、ん……れる……まだ?」

「もちろんだ。姫柊。今日はとことんまで穢れを飲ませるからな」

「ああ……んっ、そんな、ことしたら……んちゅ……ふぁう♡」

 

 アナルで蠢くペニスの感触に雪菜は抵抗力をそぎ落とされる。

 キスをしながらアナルを犯される。もうどうにもならない。雪菜の身体は快楽に屈し、心も堕ちた。うっとりと雪菜は綾瀬のすべてを受け入れる。

 この夜、雪菜は数えるのも馬鹿らしくなるくらい絶頂し、それに相応しいだけの精を注ぎ込まれた。アナルセックスの快感を余すところなくすべて押し込まれた雪菜は完全にアナル堕ちしたのだった。

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