※この作品はR-18です。

雪の楽園   作:ホネ

10 / 91
松本清張のゼロの焦点という小説を読んでいて、パンパンという単語が出てきて何のことだと思ったら、戦後直後、アメリカ兵士に対して身体を差し出していた女性婦の事であると知りました。

因みに、何にもこの物語に関係は無いです汗 (書くことなかった)


では、第七話よろしくお願いします。





第七話☆

家に着いたのは午後10時を回ろうとしていた時だった。

 

 

ーーー雪ノ下さんとの一件の後、通常業務に戻った俺はデータの処理や会議資料の作成に追われていた。やっとのことでそれを終わらせた時には、周りの同僚の席が空席になりつつある頃だった。

中には確実に深夜まで食い込みそうな雰囲気を纏った社員も見受けられた。見るからに身体中から陰鬱なオーラを湯気のように発している。芦間もそのうちの一人であった。

 

 

「比企谷…もう終わりか?」

あわよくば残業の道連れにしてやると眼が語っている。

「まぁな。明日は出向だしな。早めに上がらせてもらうわ」

明日は朝から別の仕事場での作業になる。内容よりも環境になれるために精神的消耗が予想された。

「あらぁ!?明日、会社に来ないのか!?じゃあいろはちゃんと一緒に飯食えないじゃん!」

「別に俺がいなくても誘えばいいだろ」

「無理言うなよ…。いろはちゃんが一緒に食べてくれるのはお前が居るからじゃねーか」

芦間は魔剤をやけ酒の様に飲んでいた。そんなに一気に飲んだら良くないものだろ…。

先程、一色には出向の旨は伝えたのだが、あからさまに不機嫌な顔をしていた。何とは言わなかったが、何を言わんとしているかは察しがついた。『じゃあ、今度仕事終わったら、ご飯一緒に行きましょう』と交換条件のように言われたがどう考えても仕事なのだから仕方がないではないのか。それで承諾してしまう自分もどうかとは思うが・・。

 

「そんじゃあ、帰るわ」

このまま、ダラダラと話していてもお互いの時間が勿体無いと感じたので、こちらから話を切り上げて退社することにした。

「あいよ、出向先で女作るなよ〜」

何を藪から棒に。

「妙なフラグ立てるのやめてくれませんかね…」

「安心しろ。そうなったとしても男として秘密は守ってやる」

「痛み入る」

後ろでこいつ本気か!?と言うような目で芦間が見ているが、こちらもツッコミを入れられない程に疲弊していたので、何も言わずにそそくさと退散したのだった。

 

 

 

そうして、現在。

俺は今朝早くに見た自宅の重厚な扉の前に居る。部屋の電気はまだ点灯しており、結衣が起きている事がわかる。キーチェーンから自宅の鍵を探すのに苦労した。妻に会いたい気持ちで大慌てになる。結婚してそこそこになるのにもかかわらず未だに熱い夫婦関係なのが自慢だ。そう言ったら芦間にドン引きされ、一色には冷ややかな目で見られつつ思いっきり脚を踏まれた。

 

家の鍵を開けて思いドアをゆっくりと手前に引く。

「ただいま」

玄関の電気が自動で点灯されると、今朝にも増して生気を失ったサラリーマンの姿が鏡に映し出された。我ながらアメリカのFPSゲームの敵キャラとしてノーメイクで出演できそうな見てくれだ。因みに俺はその類のゲームは苦手なので全くと言っていいほどやらない。

 

「あ、おかえり〜〜!」

エプロン姿の結衣が嬉しそうに駆け寄ってくる。間近になっても速度を緩めることはなくそのまま胸に飛び込んできた。

「おっと」

愛妻のタックルをがっしりと受け止める。『一色のは避けただろ』って?

何を言う。嫁のタックルは避けてはいけない。いや、タックルではない。これは愛だ。

「えへへ〜。八幡お疲れ様!」

「おう、サンキューな」

顔を埋める結衣の頭を優しく撫で続ける。その度に結衣の頭が可愛らしく揺れ、柔らかい感触と甘い香りが広がった。今日一日に蓄積されたであろう疲労が霧散していく。

 

「ご飯にする?お風呂にする?それとm…」

「結衣にする」

「あぁん!」

言わせねぇよ!結衣を食べるに決まってるだろ。

新婚ホヤホヤの夫婦のお決まりの台詞、最早現実で使う人間がいないであろう言葉を結衣が言うのは毎日のことだった。

「ちゅ、ちゅる・・・あむ・・・れろ」

今朝とは違って、今回はこちらから舌を入れた。

結衣も離さないと言わんばかりに執拗に舌を絡める。口内を支配する快感の温もりに酔いしれつつ、着込んでいてたスーツやズボン、シャツを脱ぎ捨てていった。

器用に脱衣をして下着姿になった頃には、お互いの唾液の交換が充分に行われている程に熱い接吻を交わしていた。仕事から帰ってきてパンツ一枚にいきなりなるのもどうかとは思うが、結衣の綺麗な体を、汚れたスーツで汚す訳にはいかない。盛りきった類人猿のような行為を敢えて行うことで本来の自分が目を覚ましたかのような新鮮な感情が湧き上がる。奇行を意図的に行うことで、比企谷八幡という人間に全く別の人格が入りこんだように、性欲に囚われたもう一人の人格がインストールされた。

 

「八幡、もう固くなってるよ…」

「あぁ、あんだけキスしたら流石にな」

ゆっくりと言葉を紡ぎながらも、既に肉体の方はというと煩悩に逆らえず、両手は結衣の胸を包んでいた。豊満な乳房を何度もゆっくりとこね回すように揉みしだく。

「んん…んくっ…。はぁ……」

そのまま下半身を結衣の身体に擦り付けるように押し付ける。じんわりとした刺激が肉棒から伝わってきて、自然と恍惚とした表情になってしまう。

結衣はもたれかかるように身を預け淡い快感を反芻するように味わっていた。

そんな姿が愛らしくなって、乳首を服の上からつまみ上げた。

「ひゃうん!」

ビクビクと均斉の取れた肉体が弓なりの曲線を描く。おとがいを上げて、甘い喘ぎ声が漏れた。

たった今産み落とされた嗜虐心の小火に油が滝のように注がれていくようだ。結衣をもっと虐めたくて堪らなくなる。

 

一刻も早くこの女を犯したい。

 

募る情欲の業火を、かつて理性の化け物と呼ばれた精神で強引に律した。

 

 

なんと皮肉なことか。

今ここにいるのはタガが外れた、ただの欲望の化け物だった。

 

手を変えつつ、彼女の自制心を緩やかに奪っていく。

双丘を稜線に沿って撫で上げ、つまみ、耳元に息を吹きかけた。

「あぁ…はぁ…、ふぅ…」

結衣の息が徐々に荒くなっていく。両手で肩を強く掴み、紅潮した顔で更なる愛撫を乞う。

そうだ。これでいい。

毒蛇は急がない。

直ぐに絶頂させてしまっては面白くない。

キャベツの葉を一枚一枚丁寧に剥ぎ取り、芯をむき出しにしていくように、互いの内に潜む肉欲の芽を徐々に露わにしていく。終わりが見えるようで見えない作業。

 

彼女が自らオルガスムスを求めるまで、少しずつ積み上げよう。ドミノ倒しやトランプタワーと同じだ。最後の一瞬に向けて綿密な計画を組み立てる。それなのに、いつしかその最後のためのプロセスこそが快感の本分へと変わっていってしまう。

エロの探求において、少なくとも俺にとっては完成された人間に興味も意義も無い。

 

人間が何かを求めて、変わっていく姿に惹かれている自分がいた。

それは自分が見つけられることのない何かを求めているからなのか、求めることを諦めたからなのか。自分の深層に潜む心理は理解できなかったが、少なくとも親しい人物が欲しいものを懸命に求める姿こそが人間が最も魅力的になる瞬間ではないかと考えた。

 

目の前で比企谷結衣という一人の女性を淫欲の象徴へと昇華させる。

芸術家にでもなった気分だ。

真っ白なキャンバスを黒のペンで一気に塗りつぶすのではなく、油絵のように何度も塗り重ねていくように染めていく。

結衣は理想の女性として仕上がっていった。

しかし、それは逆もまた然りだ。比企谷八幡という人間は比企谷結衣という女性の手によって、男として形成されていき、今の自分がある。互いが互いに最高のオーガズムを求めて愛し合う。理想的な追求の形がここにあった。

 

ひとしきり愛撫した後は、逆に触れるか触れないかのギリギリの力でそっと結衣の身体を刺激し続けた。

「ふぁ・・・くぅ・・・んん」

我慢できなくなったのか、足をもぞもぞとさせ始めている。

包皮に包まれた欲望の塊の先が顔を出してきたようだ。

 

「はちまぁん…。もっと…」

「いや、まだ、風呂に入ってないだろ」

「いいから、触って・・・ああああああああああん!」

結衣は俺の手を強引に掴み自身の下半身に持っていった。そして、そのまま道具を使うかのように乱暴に恥丘に擦り付けると、淫猥な嬌声をあげた。元々は軽くペッティングを行うだけだったのだが、結衣はもう完全にその気になっているようだ。

結衣の下半身はすでに過剰と言えるほどに潤っていた。透き通るような体液が擦り付けられた右腕から雫となって垂れている。

 

突如抑制されていたはずの性欲の奔流が活動を再開し始めた。

彼女の愛液が放つ強烈なフェロモンが鼻孔を突き抜けて本能を打ち鳴らしているからであった。

「ねぇ・・・八幡…。お願い」

タイミングをはかったかのように結衣が哀願の表情で次なる奉仕を求めた。

また一段階、彼女が歩みを進めようとしている瞬間に立ち会えた事に興奮を禁じ得ない。

「結衣・・・イきたいのか?」

「・・・・・はい」

恒例の合図だ。こうして本人に確認を促し、承諾させることで自分が望んだ絶頂であることを自覚させる。

さもしい支配欲の器に一滴の水が落ちる音がした。

少々早い気もするがここで焦らすのは得策ではないと判断し、右手の運動を激しくさせた。

「あぁあああああ!!んんんんんんん!!!」

下着の上から陰核を摩擦する。優しく左右にこすり続けると、下着が段々と精液が漏れ出ている。既に下着は水分を許容できないほどにビショビショになっており、本来の役割をまるで果たしていなかった。

もうすぐだろうか。

結衣の抱擁に力がこもっていく。体中が緊張し頂点へ至るための準備が滞りなく行われているのを確認すると仕上げにかかった。

 

「あぁ!ひゃう!!いや…!ああん!あ、あ、あ、あ、うう!!」

崩れ落ちそうになる結衣の身体をしっかりと支えつつ秘所への愛撫の速度を限界まで上げる。程なくして結衣は喜悦の頂点へと上り詰めた。

 

「あぁ・・・。はぁ・・・。ううぅ、はちまんの、、、えっち」

腰の砕けた彼女の身体がのしかかってきた。夜の冷ややかな空気に反して、彼女の髪は自身の汗で綺羅びやかな光を放っている。

 

しばらく呼吸を整えた後、結衣が後ろに周り脇の下から腕を差し入れると、乳突を撫でるように抱きしめた。

聖母のような温かな温もりが情欲の牙を鈍らせた。

 

 

 

「えへへ。今度は八幡の番だよ」

「え、ちょ」

 

 

返答の是非は問わないようだ。結衣はトランクスのゴムに手をかけた。

あれよあれよと玄関先で生まれたままの姿になる。この歳にもなって明るい空間の中、身ぐるみ剥がされるのは羞恥を越えて陵辱に近いものがあるんですが。

「あの…結衣さん。寒いんですけど」

「じゃあ、温めてあげるね」

 

そう言うと、結衣は付けていたエプロンを俺にかけ始めた。え、何やってんの。 男の裸エプロンなんて変態以外の何物でもないんですけど。

「いや、ちょっと待ってくれ。俺の自尊心や男としての諸々が崩壊するので…」

「大丈夫。私は八幡の事かっこいいって思ってるよ」

「いや、そういうことでは……うぐっ!」

突如、結衣に屹立した男根を握られた。結衣の最後まで言わせてすらもらえないのか。

「ちょ・・・結衣!!」

「えへへ。とりあえず一回出したほうが良いでしょ?」

くちゅくちゅと口の中を動かした後、たっぷりの唾液を右手に落とした。ハンドクリームを塗るように粘液を付着させると愚息を静かに扱き始めた。

「うぅ。ふぅ…」

思わず吐息が漏れる。

いたずらを覚えた子供のような純粋な笑顔とは裏腹にやっている所業は小悪魔そのものだった。的確に竿の急所を責めつつ、鉾先への優しい摩擦が交互に押し寄せてくる。一分と経過しない内に腰が砕けそうになる。

結衣は右手で奉仕をしつつ、左手で身体を逃さないように抱き込んだ。顔を腰のあたりまで落とし、脇腹から顔を覗かせるようにその艶美な微笑を顔に浮かべている。

「はちまん、これ好きだよね?」

独特の粘着音を奏でつつ、徐々に手の運動が早くなる。結衣の手淫はこちらの性感のツボを知り尽くしているためか動きに一切の淀みが無かった。

厭らしい手の動きは前にかけられたエプロンによって隠されてしまっている。布の下で行われている激しい手の動きを窺知するには肉棒から伝わる快感から手繰るように想像する事でしか方法が無い。

 

玄関の両壁を突っ張るようにして快楽の波に必死に抗った。既に体勢は中腰になり、両足は生まれたばかりの子鹿よりもおぼつかない。

 

顔の直ぐ後ろに気配を感じる。シャンプーの淡い臭いが媚薬のように意識を色欲の海へと誘う。

 

「おちんちん、ぴくぴくしてる・・・。イきたいの?」

悪魔の囁きが聴こえる。

結衣は屈辱感を煽るために、幼稚な言葉遣いで男の尊厳を激しく揺さぶった。

先程の意趣返しなのか、結衣は動きを止め、両手で睾丸を揉むようにして、言葉を待っている。射精をしたい欲望もあるのだが、結衣の言葉責めをもう少し愉しみたい気持ちもあって中々、口が動かない。

結衣の手が揉みからソフトタッチになった。さわさわと触れるか触れないかのような指の感触が亀頭を漂っている。もう片方の手で乳首の先を指の腹で撫でるように動かした。

 

「ねぇ…しこしこして欲しい?」

 

結衣の舌が耳の中に侵入してきた。顔を持って鏡の方に向けさせ、見せつけるようにした。鏡には己のあられもない醜態が晒されている。我ながら自分とエプロンの相性はお世辞にも良いと言えるものではなかった。こんな格好をさせて結衣は何がしたいのだろう。いつにも増して、結衣は楽しそうだった。

後ろでは結衣が長い舌を厭らしく動かし、耳殻に添えるように舐めていた。

何か別の生き物が耳元でうごめくようなおぞましさと柔らかな心地よさに強制的に下半身をそそり勃たされる。

もう一度右手で肉棒を掴むと今度は絶頂へ導くように激しく扱いた。抵抗は許さない。そんな強い意志すら感じさせる止めどない奉仕だった。

 

結衣は左手で頭を動かさないように顎を持ち、固定すると鏡の前で誘惑的な表情を浮かべている。

「このまま、ぴゅっぴゅしよっか♡」

玄関先で情けなく全てをさらけ出せというのか。好き勝手に股間を弄ばれ、鏡の前で辱めを受け、耳の中を蹂躙される。言葉を紡ごうにも、身体は完全に彼女の支配下に置かれている。

 

スイッチの入った結衣は俺が絶頂しない限り手を緩めることはないだろう。

鏡の前で愚息を犯すだけで飽き足らず、視覚や聴覚、果てには嗅覚すら犯された。

 

 

もうすぐ出そうだ・・・。

それを察したのか結衣が俺の顔を解放し、右手に意識を戻した。

結衣が俺の身体を、発射させやすいように起こし弓なりに逸らさせる。彼女のマシュマロのような両胸が背中に押し付けられた。

「ゆ、い。この、ままだと、エプロンに…」

「いいよ、かけても♡」

結衣は本気だ。その証拠に右手が忙しなくなる。

抵抗する力は残っていなかった。

身体を結衣に預けるようにして、もたれかかった。目を閉じて快感に身を沈める。

観念した様子を認めたのか、結衣の口から笑みが溢れる。

上り詰める射精感を拒絶する理由は無かった。

「たくさんだして♡」 

その言葉がとどめの一言になった。

 

 

刹那、白濁した欲望が一瞬にして吹き出した。

「ぜんぶ!ぜんぶだして、はちまん!」

結衣は射精中も手を扱き、さらなる絶頂を促した。

痙攣した肉棒からドクドクと精液が溢れ、純白のエプロンを汚していく。裏側から付着したシミは射精を繰り返す度に大きさを増していき、最後には行き場を失った体液が滴るようになっていた。

 

陵辱の果てにもたらされる絶頂感は中毒症状を発生させるような強烈なものだった。女性に玩具のように弄ばれ、射精をさせられる。新たな境地へと至った気分だ。知識欲と性欲を鷲掴みにされるような奉仕に籠絡されきっていた。

 

玉袋の中まで全ての子種を放出したような喪失感に襲われる。

身体は既に力が抜けて崩れ落ち、息も絶え絶えに快楽の余韻を貪っていた。

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・。いっぱい出たね♡」

精子と唾液が混ざった厭らしい右手をかざしてこちらに向けている。今にも体液が滴り落ちそうだ。

 

結衣は屈託ない笑顔を見せている。

情事が終わると結衣はいつもの優しい妻へと戻るのが常だ。

 

 

「ふぅ、はぁ、はぁ。結衣」

虚ろな目でなんとかして彼女の方を見た。因みに裸エプロンのままだ。

 

「うん?何?」

結衣は大きな瞳をこちらに向けて可愛げに首をかしげる。

 

 

 

「風呂、先に入ってから飯でいいか?」

 

 

 

続く

 

 




ようやくエロシーンになりました。いかがだったでしょうか?
・・・・。
想像以上にエロシーン書くの大変だった(;^ω^)
マシンガンのようにR18書いてる人、しゅごい(小並感)

挿入はまだか?というお声が上がっている気がしたのでチョットだけ次回予告。

次回。挿れます()

ではまた次回もよろしくお願いします^^
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