※この作品はR-18です。

雪の楽園   作:ホネ

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場面の変わり目で話を区切っているので今回は短めになっています。
後書きは何故か長めです(;・∀・)

それではどうぞ。




第二十四話☆

「これで全部か…」

スーツケースに着替えと資料。お土産を入れるためのボストンバッグ。常備薬。必要なものを詰め込んでいった。海外なんて経験ないからどうしたら良いものか…。初めての海外旅行という感じで内心高揚しているのは否めないが、流石に行楽一辺倒というのは叶わぬ願いだ。和室には取捨選択の残骸が散乱していた。準備よりもこの部屋の片付けの方に時間が取られそうだな…。

海外渡航における手続きは完全に上司任せになっていた。右も左も分からない状態を見かねて芦間が丁寧に教えてくれたので助かった。

 

 

ふと視線を感じたので後ろを振り返ると襖の端から結衣が顔をのぞかせていた。さながら片思いの女子だった。

「……………………」

結衣は何も言わずただじっとこちらを見ていた。ここ二日間は目も合わせようとせずこちらを避けていたので、この反応を見るに多少は関係は回復していると捉えても良いのだろうか。しかしながら、こうも人の視線に晒され続けるのはいくら妻と言えども息苦しさを感じてしまう。

「…あの、な、結衣」

「うぇ!?な、なに!?べ、別に見てないし!」

いや、すんごい見てただろお前…。何を今更と思ったが、あくまで俺が自発的に話しかけてきたという形を取りたいのだろう。彼女の機嫌を損ねないためにもそれに乗るしかない。

「お土産、なにか欲しいものとかあるか?」

「え?」

「ほ、ほら。あんまり海外って行かないだろ?何か記念にどうかなっと」

そう言うと結衣は目を丸くした。

「う、うん!じゃあ、キーホルダーとか…がいいかな。八幡とおそろいとか、ペアのが良い」

もじもじと手を弄びながら返事を返してくれた。まだぎこちないが、それでも俺にとっては嬉しかった。

荷物の最終確認も済んだ。明日も早いのでそろそろ寝ないとやばい。

「ねぇ、八幡」

ふと結衣が後ろから抱きしめた。久しぶりに感じる愛妻の温もりにもだえる。が、それよりも驚きのほうが大きかった。

「どうしたんだ?」

彼女は震えていた。嗚咽が漏れる音も聴こえている。もしかして、泣いているのか?

「結衣…?」

「…抱いて」

結衣は俺から離れるとそのままパジャマのボタンを外し始めた。間もなくして、彼女の豊かな胸が露わになる。ズボンを下ろし、眼前に恥丘が広がった。彼女の性器は既に洪水のように濡れていた。クロッチの色が変色し、淫猥なフェロモンを拡散している。

どうしてこんなにも彼女の言葉は俺の理性をたった一言で崩壊させることが出来るのだろう。気がついた時には生まれたままの姿で俺に跨がり、淫らによがり狂う彼女の腰を掴んでいた。

彼女の重さ、感触、声。その全てが愛おしく、欲望の糧となる。硬直した愚息をしきりに打ち付けた。結衣はこれ以上ない程にたまらない声で啼いた。それがまた聴きたくて、もっと腰を振る。また結衣は啼いた。永遠と繰り返しても飽きない遊戯だ。嬌声と柔壁の律動が伝わると、たちまち精液を噴出しそうになる。

俺は出来る限り果ててしまうのを堪えた。彼女が満足した後も犯すつもりだったからだ。

結衣が6回目の絶頂を迎えた。俺の経験上、大体これくらいになると結衣が意識を失い始める。それを見計らって体勢を入れ替えると、後ろから覆いかぶさるようにして彼女の肢体を固定した。そのまま、一定のリズムを保ちつつ深奥部を突き上げていった。結衣は獣のような声を上げてけたたましく喘いでいる。おそらく、自我は五分ほど前に喪失しているだろう。快楽を享受し、男を迎え入れることにのみ脳の処理がなされているはずだ。おとがいを上げて女性の象徴を揺らす妻を陵辱し続ける悦びをゆっくりと賞翫していった。

思えば一ヶ月以上ぶりの逢瀬だった。肉棒が肉癖を押し分けて侵攻する度に柔らかな感触が肉棒を優しく包み込み、射精を促している。我慢しながら、適度に空打ちを繰り返していたが、既に4回は出していた。しかし、一向に俺の硬直は収まるところを知らないらしい。駅弁や、対面座位、他にも少々アブノーマルな体位も試した。分かったことはどんな体位でも結衣の膣内は最高だということだった。

彼女の10回目の絶頂で、結衣がペニスを抜き取った。そして、こちらに向き直って激しい接吻を交わした。

 

『ヒッキーがいないと嫌だよ…』微かにそう聴こえた。俺は結衣の胸にむしゃぶりついた。結衣は後頭部を撫でながら足を腰に回してしがみついた。結衣の上にのしかかりながら俺もクライマックスへと上り詰めていった。

愛する妻の泣き叫ぶような嬌声と最高の身体を記憶に焼き付ける。互いの肉体の感触を刻むように腰を動かした。

 

 

 

 

行為を終えた時、結衣は体液にまみれたあられもない肉体へと変貌していた。濃厚な精液が節操もなく彼女の身体をくまなく汚している。膣内に放った精液が濃厚な粘性を帯びて漏れ出ている。俺もまた彼女の愛液でべっとりだった。

波打ち際に打ち上げられた二頭の動物が一体となって虚無と快楽を飽食した。

無心になった心で考えた。彼女の言葉を今一度反芻する。

結衣は寂しかったのだろうか。傍らで眠る彼女の寝顔はとても安心しきったようだった。ようやく気がついたが、ここ最近の俺は彼女に全く構ってあげられていなかった。仕事や人間関係にかまけて彼女を気遣う時間も無かった。本来であれば最も優先すべき女性を蔑ろにしてしまったことをひどく後悔した。夫としてこれほど失格なことはない。眠る彼女の身体を抱きしめた。「放ってしまってすまない」と囁くと彼女はか弱い力でそっと抱き返してくれた。

 

朝になってシャワーを浴びた後、ようやく荷物を詰め込んだ。俺は一糸まとわぬ妻にキスを落とした。結衣はまだ気持ちよさそうに眠っている。起こすのも申しわけない。そっと出ていこうと玄関で靴を履いている途中、リビングの奥から小さな声で『行ってらっしゃい』と聞こえた気がした。

彼女にも聴こえるように『行ってくる』と返し、ドアを開けて空港へと向かった。

 

 

続く

 




出発前夜の営みでした。
唐突な夫婦の時間描写でしたが、どうしても出張編前にこのシーンは入れておきたかった。

さて、前回の後書きにて自分は今の所オリキャラとの本番は書く予定は無いですという旨の記載をしていたのですが、読者の皆様から思った以上に反響がありびっくりしました。頂いた感想の全部がオリキャラH書いて欲しいという内容だったのでこれには本当に驚愕しました( ゚д゚)

私見ですが、二次創作のSSを書くにあたって一番困るのがオリキャラの処遇です。
というか自分の作ったオリキャラって読者に受け入れられているのかが全く分からないというのが最早、恐怖です。俺ガイルという世界観、原作キャラ達の人間関係やあり方を出来る限り害さないように果たして書けているか。これ結構毎回どうしようか悩んでます(;´д`)トホホ… 実はオリキャラが出るSSを自分はあまり読まないんですよね…(;・∀・)
という心境だったので感想でオリキャラH見たいという意見・感想をもらった時は素直に嬉しかったです。
UAも確認しています。毎回、自分の作品は一話投稿の度に大体ですが同じ数増えているので、継続して見て頂けているのが分かって本当にありがたいです。

自分で作った手前、オリキャラには愛着もありますしがっつりHシーン書きたいなという欲望はあるので番外にでも書けたらなぁと思ってます。
長くなりましたが、要は毎回読んでくださって本当にありがとうございますという内容でしたm(__)m

次回から海外編に突入です。一応一週間後に投稿予定なのでお楽しみに!

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