※この作品はR-18です。

雪の楽園   作:ホネ

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前回からの続きのため早めの投稿です。

年末にあと一話か二話ほど投稿しようと思っています。

因みにですが、オリキャラの容姿についてコメントで質問があったので簡単に…。
(あくまで自分の中でのイメージです)

智佐吹:禁書目録や超電磁砲の麦野 (身長は高めで平塚先生よりは若干低い。)
玉木 :デレステの楓さん     (身長は結衣以上雪乃未満くらい。バストは結衣と同じかそれ以上くらい)

性格は全然違いますが(;・∀・)
それでは今回もよろしくおねがいします。



第二十六話☆

耳を優しく舐られつつ、ズボンのベルトを緩められる。紡がれた言葉が呪詛のように脳内を浸食した。

 

意識が遠くなる。虚ろになり、心に虚無が生まれる度に彼女の存在が埋められていく。

それでも彼女が手を緩めることはなかった。俺の抵抗や、悶える表情もお構いなし。タガの外れた彼女は陵辱を止めるということを知らない。

智佐吹さんの手が徐々に下半身に降りて来ている。そして、ついに股間に伸びた手を咄嗟に掴んだ。それが俺の最後の堤防だった。

彼女は鼻白んでいる。俺の抵抗が予想だにしなかったようだ。

「抵抗したら、痴漢で君のこと突き出すよ?」

「貴方にそんなことが出来るとは思いませんけどね」

「可愛くないなぁ。まぁその通りなんだけどね。君にいなくなられちゃったら困るのは私だし。でも、君は私がそうしないって可能性を100%切ることが出来る?」

「……」

「冗談。まぁ、しないよ。でも、君は拒否できない。そういう人だから」

 

彼女の言葉が果たして、洗脳か事実か。俺は既にその境界線を見失いつつあった。

俺の許可も返答も無しに、彼女は下着の中に手をねじ込んだ。既に硬くなりつつある男根を優しく包み込む。じんわりとした母性と温もりが与えられ、否応なしに愚息は硬直を帯びていった。

智佐吹さんは自分にかけていたブランケットを俺の足に乗せて周りから見えないように環境を整えた。

「腰上げてズボン下げて」

今更、自分の甘さを呪っても後の祭りだ。

気がつくと、隣で智佐吹さんが、顔を寄せてきていた。

唇に柔らかな感触がある。

粘液に満ちた生物のような舌が口内に侵入してきた。

「ん…くちゅ…じゅ…」

機内のシートベルト着用サインが点灯した。フライトアテンダントの『気流の悪い場所を通過中のため、機体の揺れに気を付けて下さい』という無機質な場内アナウンスが果てしなく遠くから聴こえたような気がした。

 

 

自分は今、航空機という逃げられない空の檻の中で下半身を露出させている。もし彼女が毛布を剥ぎ取ろうものなら俺の社会的立場は完全に地に落ちてしまう。

どうすれば良いか? 簡単だ。彼女を突き放してズボンを履けばいい。

難易度はそう高くない。力は間違いなく自分の方が強いのだ。

だが、抵抗出来なかった。

ブランケットの下では肉棒と手の擦れる音が微かに聞こえる。智佐吹さんの手が規則正しく運動していた。密着した豊満な彼女の身体が怒張を鎮めることを許さない。右半身に感じる彼女の身体を形容するとしたら男の欲望を完璧に具現化したとしか言いようがない。

手コキも絶妙な力加減だった。男のツボを良く心得ている。一体何人の男を弄べばこれほどの技術を身につけられるのだろうか。

もうかれこれ一時間以上も悶えるような快感を与え続けられていた。色欲にどっぷりと浸かっていた。

不定期で他の乗客が通路を通り横目で俺達を一瞥した。その度に訝しまれないか気が気でない。その度に背筋が凍りつくほどのおぞましい感覚が押し寄せてきた。

既に俺の頭の中はこの妖艶な上司のことしか考えられなくなってしまっている。手による奉仕だけじゃない。手淫に集中しながらも、ずっと耳元で『すごく可愛い』、『やっぱり好き♡』、『ねぇ、こうすると出ちゃうの?』と言葉責めを受け続けていた。甘く艶めかしい声が耳奥を突き抜けて脳内を麻痺させる。彼女の荒く激しい息がかかる度に一物が呼応した。

「気持ちいい?」

「…どうでしょうね」

「うふふ。身体固くなってるし、ピクピクしてる。 すっごく硬いね…挿れちゃったらおかしくなりそう♡」

虚勢は全くの無意味だった。既に窓際の肘掛けを強く握って必死に堪えているのも彼女にはバレているのだろう。

「…もしかして、八幡くん私のことビッチとか思ってたりしない?」

「そんなことはないですよ」

「嘘だね・・・。でも、私、今までで二人だけだよ?」

「滅茶苦茶リアルな数字ですね」

「うん。本当のことだもん。しかも、殆どやってないし」

「なんで急に清らかアピールしだしてるんですか…」

「あはは。やっぱ、手遅れか」

智佐吹さんは、軽やかな笑いをこぼしながら男根を手で回して弄んでいる。結衣にベッドの上で好き勝手に犯されることもあって、女性に陵辱されることに快感を覚えるように調教されていた。徐々に砲身が発射の準備に取り掛かっていくのが分かる。

「ふふ、イきそうでしょ。だんだん登ってきてるね♡」

「はぁ、、ふぅ、ぐっ…」

一瞬で悟られた。完全に手玉に取られている。

余裕を見せるのも限界だった。この人相手に毅然とした表情でいるのは至難の業だ。出来ることなら今ここで何も考えずに快楽に流されて精液を噴出したい。どれだけ気持ちがいいだろうか。会社の上司との不貞行為に於ける背徳感と艶美な大人の女性の手淫。公共の場で恥辱を晒しながら悦楽にふける自堕落さが生む得も言えぬ快感。これまでに経験してきた何よりも至高だった。こんなにも気持ちが良いのは初めてだ。

 

…何を言っているんだ俺は。それでは彼女の思う壺ではないのか。智佐吹さんの、否、一色の描いた構図になってしまっているではないか。

もう限界寸前だった。後数秒も経たない内に直属の上司にこの上ない醜態を晒すことになる。

「智佐吹さん…もう、出そ、うです」

少しでも下半身の力を抜けば矛先が爆発してしまいそうだ。もがくように言葉を絞り出した。

「いっちゃうの八幡くん?ぴゅっぴゅしちゃう?」

智佐吹さんはとても楽しそうだった。厭らしく微笑むその顔はこの状況を心底望んでいたのだろう。俺の言葉を聴いて口端が大きく上がり、それを待っていたと言わんとしている表情だった。手元の運動が激しくなった。間もなく俺ははちきれそうな肉棒を解き放つことが出来る。

あまりの快感に腰を浮かせて発射の体勢を整えてしまった。舌をだらしなくだして情欲を貪り尽くす。

智佐吹さんが唇を重ねてきた。行儀の悪い舌を咥え込むと程よい力で吸引しつつ手の速さを最大まで高めた。

「ん…ちゅ……ぷは。そっか。じゃあ我慢して」

重ねた唇をそっと離すと、智佐吹さんが手を止めた。この期に及んでまだ焦らすというのか。

「な、なん、、、で」

自分から漏れ出た言葉に我が耳を疑った。

 

だが、手を緩めてもらえたのは僥倖だ。下半身の力を抜いたまさにその時だった。

「はい♪気抜いたね〜♡」

「あ、ぐ。。う!ああああああああああああああ!」

ほんの三秒だった。彼女が突如、手の運動を急激に早めた。摩擦された肉棒が再び息を吹き返し、いとも容易く絶頂に導かれた。

「んぐ!」

口を反対の手で塞がれる。もう片方の智佐吹さんの温かく柔らかな手の中で節操もなく肉棒が暴れている。ポンプの自制も効かず、なすがままに性を吐き出した。長い時間射精を焦らされていたこともあり、全身が悦んでいるのが分かる。その証拠に肩まで大きく痙攣して快感に身を震わせていた。

痙攣のように体全体を使って精液の放出にエネルギーを消費する。ドクドクと流れ出る体液が恍惚さを物語っていた。

「う…ぁ…はぁ…」

「あははははは!凄い!たくさん出たね〜八幡くん♡」

首元を舐められながら胸を押し付けられる。

もう人間の言葉が出てこない。押し寄せる絶頂の波に飲み込まれ、藻掻くことすら許されなかった。

精液は漏れなく全て彼女の手の中に放たれた。限界までせき止められていたダムがついに決壊したかのように子種の氾濫が起こっている。彼女が俺にだけ聴こえるようにブランケットの中で手を握っては開きを繰り返し、艶めかしい粘着音を響かせていた。砲身も我慢汁を垂らし続けたせいで、粘液が男根全体に付着している。

全身が脱力した。座席に身体を放り投げる。息が荒い。上空で気温が下がっているはずなのに大粒の汗をかいていた。

一度の射精でここまで体力を消耗したのは初めてだった。意識が朦朧としている。焦点の合わない目で隣の彼女の顔を窺うと、智佐吹さんは今までに見たことがない艶美な笑顔で優しく片方の手で頭を抱き寄せた。彼女の大きな胸の感触が母性を強く意識させる。

「ゴメンね。片手だけど。もう片方は今、八幡くんの触っちゃったから、拭かないと」

智佐吹さんが近くにいるCAさんを手を上げて呼んだ。CAさんは直ぐにこちらに駆けつけると要件を伺った。顔がこちらに近づいた。先程の大粒の汗とは違い脂汗が出た。もしブランケットを捲られてしまえば自分の人生が終わってしまう。どうしてこの人は何事も無いような振る舞いが出来るのだろうか。智佐吹さんはお手拭きを複数と水を頼んだ。CAさんは要望を聞くと柔らかな笑顔で返事を返し、直ちにそれらを取りに戻っていった。

「ふぅ、ヒヤヒヤしたね」

「冷や汗どころじゃないですよ」

お互いが、緊張が解けたように肩の力を抜いた。俺は勿論の事だが、彼女も内心は焦燥感に見舞われていたのだろうか。大きなため息をついていた。

その顔はとても幸福に満ちている。怒張が収まった俺の愚息は今も尚彼女の手に包まれたままだ。

丁度その時、CAさんが頼まれたものを持ってきた。智佐吹さんが笑顔で受け取るとブランケットの下から精液でベタベタになった手を抜き出した。

「うわぁ!想像以上にえっちだね」

彼女の言う通り、手のひら一面が俺の精子まみれになっていた。本当にこれ全部俺の股間から出たものなのか。結衣とした時もこんなに出たことがなかった。智佐吹さんは目の前でおしぼりの入った袋を歯で噛むと持っている手を下ろし、包装を裂いた。そして器用におしぼりを取り出すと、丁寧に拭き取った。彼女の挙動の全てが相手を誘惑し色欲の沼に引きずり込もうとする。最後の一箇所だけ智佐吹さんは桃色の舌を使っていやらしく舐め取った。

「…やっぱりあんまり美味しくない、、、」

「そりゃあ、そうでしょう」

「でも、エッチな本だと凄い美味しそうに飲んでたよ」

「そんな本読むんですか?」

「ネットに落ちてるよ」

「そういうことは言わないほうが良いです」

「君は読まないの?」

「ノーコメントで」

「人妻浮気系とか好きじゃない?」

「それは読まないですよ…」

「ふふふ。じゃあ他のジャンルで読むものがあるんだね」

「………」

「ほんと、可愛いなぁ君は」

智佐吹さんが胸元に飛び込んできた。自分の頭を擦り合わせて甘えている。

芦間が近くに居なくて本当に良かった。こんなところを見られた暁にはこの先の出張が地獄になるところだった。

「これ以上は流石にいろはちゃんに悪いかな」

「…どういうことですか?」

「ううん、なんでもないよ。私は三番目でも四番目でも何番でもいいっていうどうでもいい話。ごめん、眠くなってきちゃった。ちょっとだけ休むね」

「え、いきなりですか」

驚いて彼女の顔を見た。途中よく聴こえなかったが何を言っていたのだろうか。

「すぅ…すぅ…」

もう寝ているのか。本当に自由な人だ。かくいう自分も相当の疲労が一気に吹き出した。同じくして、瞼を閉じて束の間の休息を頂こう。

 

…。

 

 

「て…。きて……起きて、比企谷君」

「う…眠い」

肩をそっと揺さぶられている。もう朝なのか?機内モードにしている携帯電話の待受画面を確認すると午前二時だった。まだ丑三つ刻近くではないか。それなのに妙に空が明るい。仮眠前の気怠さが未だに体の芯に残っていた。

俺はこの人に…。いや、今は考えるのは止めておこう。

「ほら、もう着くよ?外見て。日本じゃ見られないくらいの広い大地が広がってる」

目をこすって身体を伸ばす。エコノミー故に如何せん足をしっかりと伸ばすことが出来ない。頭に中々血が回らん。

窓からは陽の光が差し込んでいた。深夜とは何だったのか。

当たり前か。太平洋を渡ったのだ。大きな時差が存在知って然るべきだ。

彼女に勧められて小さな窓から眼下を見渡すと、彼女の言う通り広大な大地に迎えられた。地平線の彼方まで伸びる山脈が見える。少し進むと、今度は荒野が広がった。そして、ついに高層ビルに、乗用車が行き交う何本の車線が目に入った。次々にその姿を変える大陸の顔にその広大さ、己の小ささをまざまざと見せつけられた。結構な挨拶じゃないか。

というか正直、海外への渡航なんてものは俺が出たがりではないために初めてだ。仕事ではあるものの楽しみでもあった。

「さて、気合入れるか」

独り言を呟いて隣りにいる彼女をそっと見た。

彼女もこちらを見ていた。目が合うと、にこやかな笑みを浮かべた。

「これからがまた大変だよ比企谷君。…………色々な意味でね♪」

怪しく笑う彼女の声と共に、機体の翼から着陸用の補助翼がせり上がる。眼下に大陸を見下ろしながら、ふと雪ノ下の事を考えていた。

 

 

『———皆様、当機は只今、着陸の体勢に入りました。シートベルトをしっかりと締め直し、座席、フットレストを元の位置に戻して下さい。パソコンなどの電子機器類をお使いのお客様は電源を切り、カバンの中にしまうようお願い申し上げます……』

 




ようやく次回で到着です。第三部始まってもうそれなりに経過しますが、相変わらず長い導入で申し訳ないです><

このシーンは八幡の心の堤防を崩す要因の一つとして描写しておきたかったので入れました。原作のキャラだとどうしてもその役は性格的に厳しいものがあったので。当初はいろはにこの役をやってもらおうかと考えていたのですが、いろはすはここまで強引にはいけないタイプかなぁと思い変更したという経緯があります。
何で飛行機の中でのシーンにしたのかは単純にこういうシチュエーションってあんまり書かれてないなぁと思ったから。あと、背徳感をとにかく強調させたかったからです。(^_^;) 普通にベッドでR18も悪くはないですが、せっかくのエロSSなので普段他の人が書かなさそうなのを沢山かければ良いなと思ってます。

次回は一週間後を予定しています。
今回も読んでくださって有難うございました!
ではまた次回もよろしくおねがいします!
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