今回はちょっと短めです。ちょうど区切りが良かったのでご了承ください><
一週間ぶりに帰宅した我が家は変わり映えするはずもなく出発前とは変わらない姿で主を出迎えてくれた。妻も同じだ。変わらぬ美しさと可愛さで駆け寄ってきた。
「おかえりーーー!!!」
「ただいまっと」
結衣が胸の中に飛び込んでくる。いい歳にもなって子供らしさが抜けないのも彼女の魅力の一つだ。
「疲れたでしょ?とりあえずお風呂入って休む?」
「あぁ、そうさせてもらう」
雪ノ下の家で一度シャワーは浴びているのだが、流石に疲労も溜まっているので浴槽には浸かりたい。
スーツケースや荷物を一旦支度部屋に置くと直ぐに洗面所に向かった。
一週間ぶりに入る風呂は格別だった。思えばアメリカに居る時は風呂という文化もなくシャワーで済ますのが当然なので、肩までじっくりと浸かるなどということをしていなかったな。体の芯から疲れが抜けていく。やはり日本人には温泉が必要。はっきりわかんだね。
風呂からあがると結衣がまた抱きついてきた。後頭部を撫でてやりながら愛を伝える。同時に湧き水のように罪悪感の本流が顔を出す。
彼女ではない女性を抱いたという事実。それが遅効性の毒のように後から後から襲いかかってきた。
だが不思議な感覚だ。あれ程までに恐れ抱いていた罪の意識が今では背徳への燃料としてしか機能していない。
結衣を抱きしめながら既に雪ノ下のことを考え始めていた。
「ねぇ…ヒッキー。しよ?」
結衣が甘い声で身体を求めてくる。
「あぁ、分かった」
この猛りを鎮めるには女を抱くしかない。結衣の衣服を慣れた手付きで取り去るとお姫様抱っこで寝室へと連れて行った。
「あぁぁ!うん…!んんむぅ…はぁ、はぅ…!」
結衣が馬乗りになって腰を振る。
扇状的な胸の躍動。雪ノ下にはないものだ。だが、それでも雪ノ下に乗られる方が気持ちがいいし、絶景だった。
射精は問題なく出来る。間もなく結衣の中に精子が放たれるだろう。
なのに全く気持ちが良くない。
肉棒はこれ以上なく熱り立っているのに感情がついてこない。
結衣の腰を掴んで乱暴に振ってみる。男根が摩擦され強烈な射精感を催す。
結衣と唇を合わせてみる。舌を絡め合う度に幸福感が増す。
そのまま精液を放出してみた。精管を通り抜ける快感が下半身から伝わって激しい快感をもたらした。
どうしたことだろうか。
何もかもが機械的に感じてしまう。人体のメカニズムとして様々な感覚を享受しただけという結果がもたらされただけでそれ以上の感情が何も湧いてこない。
結衣は恍惚とした表情で肉棒に酔いしれている。一週間ぶりの夫婦の営みだ。溜まっているものがあったに違いない。
彼女の顔と膣内からドロドロと流れ出る体液とを呆けた面で交互に眺める。
昨日枯れるまで出したはずがもうこんなにも蓄えていたのか。己の節操の無さに呆れてものも言えない。
「ヒッキー、どうかしたの?」
結衣が心配そうにこちらを見た。
「いや、相変わらず激しいなと思ってな」
他の女の事を考えていたと正直に言えるはずもなくお茶を濁して答えた。
「ご、ごめんね。帰っていきなりすぎたかな…?」
「大丈夫だ。俺もしたかったから」
「そ、そっか。良かった」
結衣は俺の上から降りると、ティッシュで丁寧に拭き取った。
「また、お風呂入り直しだね」
「一緒に入るか」
「うん」
軽くキスをして、絶頂したばかりで足取りの重い結衣を支えながら風呂場に向かった。
「アメリカの話これからいっぱい聞かなきゃ」
「そういえばその話全く出来てないんじゃないか?」
「えへへ。すぐエッチになっちゃったもんね」
結衣は風呂場でもベッタリだった。俺の身体を洗うと自薦したので怪しいと思いつつも任せてみると案の定陰茎をいじくり回された。お陰様で二回戦の準備は万端だ。
「結衣、お前話聞く気無いだろ…」
「いいじゃん〜♫ エッチしながらでも。しこしこしてるから、そのまま話して♡」
「…。分かった」
仕方なく俺はことのあらましを結衣に愚息を扱かれながら頭から話し始めた。留美と再会したことは伏せておいた。それがこの出張での一番のイベントではあるのだが、流石にそのことまで話してしまうと雪ノ下との浮気をうっかり漏らしてしまいそうだったからだ。留美を押し倒して挙げ句、キスまでした話などもっての外だ。よくよく考えてみればこの短い間に四人もの女性とキスをしてしまい、そのうちの一人とは最後まで関係を持ったという女癖の悪さを露呈した状態となっている。
一色と智佐吹さんは相手からされたのでまだしも、留美と雪ノ下の場合は最早自分からしているので弁解のしようもない。
就活イベントの日に買い出しから戻った場面に差し掛かったところで精液が飛び出た。シャワーで付着したところを自分で洗い流しながら、結衣に扱かれ続ける。
そして、最終日直前に芦間とラーメンを食べに行った話で二回目の射精を迎えた。
今度は結衣に砲身を咥えこまれた。最後までしっかりと吸い出されると、ようやく結衣は満足したのか口を離した。
「じゃあ続きしよっか」
時刻はまだ午前だというのに夜遅くまで彼女の性欲は尽きることを知らないだろう。
俺は絞り尽くされる未来を覚悟した。
四つん這いになった結衣を後ろから突きながらこれからのことを考えていた。雪ノ下とついに結ばれたから終わりというわけでもない。彼女と不倫関係になった以上他の女性との関係にも答えを出さなければならないのだ。一色や留美は勿論、そして結衣に対しても…。
まだ課題は山積みだった。
だが、今は雪ノ下との蜜月の日々に没することしか考えられそうにもない。
来週まで雪ノ下とは会えそうにもない。
こんなにも次の週が待ち遠しいと感じたことはなかった。
早く雪ノ下雪乃に会いたい。思春期の若者が恋い焦がれるかのように胸が締め付けられる思いを抱きながら結衣の中をかき回した。
そしてとうとう俺は、虚ろな目で天井を眺めながら結衣の中で絶頂に至った。
頭の中の雪ノ下が幸せそうな顔を浮かべてこちらを見る。
「好きだ…」
雪ノ下。
「うん、ヒッキー。私もだよ…」
唇を合わせる。舌をねじ込んで口蓋を丁寧に舐め取った後はゆっくりと回して隅々まで愛撫した。
「ふぁ…、くぅ…ふぅ。ひっひぃ…」
腰にしっかりと手を回して離さないように抱きしめる。
「ちゅ、ちゅる…。愛してるぞ……」
「うん……ちゅ、ちゅ…ちゅぱ…」
愛してるぞ。
雪ノ下。
続く
ここまで読んでくださってありがとうございました!
次回の投稿は一応1週間後を予定しています!