今回は場面の切り替わりということでちょっと短めです。><
よろしくお願いしますm(__)m
家に到着してサブの携帯電話を確認した。結衣はもう布団の中で近くには居ない。
LINEの通知が一軒来ていた。差出人は留美か雪乃しかいない。この時間なら留美と雪乃どちらの可能性もある。メッセージを確認すると雪乃からだった。
『今話せるかしら?』
話せるとはどういうことだろうか。LINEでのやり取りであれば問題なく行うことが出来るが。
『話せるってどういうことだ?』
直ぐに既読がついた。雪乃も携帯画面に釘付けなのだろうか。
『貴方の声が聴きたいのよ』
心臓が飛び跳ねそうになった。雪乃の方から我慢できなくなって連絡が来るとは思ってもみなかったからだ。
『今家に居る。結衣も寝ているから大声では話せないぞ?』
スーツをクローゼットにかけて、シャツのボタンを外した。すると間もなく雪乃から返事が返ってきた。
『ええ。構わないわ。だからお願い…』
雪乃は遠慮するどころか寧ろ乗り気のようだった。
当初の雪乃からすると考えられないほどに大胆になっていた。
出来るだけ結衣に迷惑がかからないように…というよりはバレないように寝室から最も離れた部屋の端で雪乃に電話をかけた。
『もしもし…?』
雪乃の声が聴こえた。つい先日会ったばかりなのに声を聴くだけで直ぐにでも会ってその身体を抱きたくなる。随分と俺も調教されたものだ。
「どうしたんだこんな夜遅くに?」
『用がなくては電話してはいけないのかしら…』
なんとまぁ彼女らしくもない言葉だと驚嘆した。もしかして、本当に俺の声が聴きたくて電話がしたかっただけだったのか。
確かに最近は雪乃からのLINEの頻度が日に日に高くなっている。その都度空いている時間を見つけては返信するようにはしているのだが、電話までしたがるようになるとはかなり依存率が高くなっているようだ。とはいえ、かくいう俺も彼女からの連絡を首を長くして待つようになってしまっているので人のことは言えない。
「問題ない。俺も雪乃の声が聴きたかった」
『そ、そう…。でも嬉しい』
あからさまに雪乃は照れていた。こんなことを恥ずかしげも無く言うように言い合える程に俺達の関係は急速に深まっている。
『こんなにも頻繁に連絡していては直ぐにバレてしまうわね…』
「そうだな。本来なら出来るだけ不要な連絡は控えたほうが良いだろうな」
『そうね…』
雪乃はバツが悪そうだった。自分から言ったことなのでこの場をどうまとめようか困惑しているのだろう。
「お前が気にすることはない。そう気に病まないでくれ」
『ええ。ありがとう』
「今はもう家だよな?」
『そうね。今日は定時に上がることが出来たのよ』
他愛の無い話だが、雪乃の声はこころなしか弾んでいた。
「そうか。俺もだが、帰る前に一色に捕まった」
『また一色さん?』
と思ったら一気に低くなった。
「あぁ。いつもの愚痴聞き役だ」
『一色さんはもう私と貴方の関係に気づいているのではないかしら?』
エスパーがもう一人いた。俺の周りにいる女性は一体何なんだ…。
「どうしてそう思うんだ?」
『その答え方でもう察したわよ』
「え」
『はぁ……流石に距離が近すぎるわよね…』
雪乃は大きくため息をはいた。部屋の蛍光灯が不規則に点滅している。もう買い換えないといけないのかと思ったが、よく考えてみたらこの前電気が切れたのは廊下の方だったな。
『一色さんはこのことは由比ヶ浜さんには言っていないのかしら?』
「いや、本人は黙っておいてあげるから私とも不倫してくれって言ってきてる」
言っておいて今更だが、こんなことまで雪乃に言って良いのだろうか。どうにも自分のペースが乱されている。その原因が一体なんなのかわからなかった。
『そ、その…比企谷君。最初から詳しく説明して貰えるかしら…』
雪乃の呆れ声がまたスマホ越しに響いた。
『……最初にその話を聞いた時に予想していた通りの展開ではあるのだけれど、それが現実だとなると受け止め方にやはり困るものね』
「一色は寧ろ俺と雪乃の関係がバレないように取り計らってくれているけどな」
『だからといって絶対に味方と割り切れるわけでもないでしょう?一色さんのことだから私から貴方を奪うに違いないわ』
もう既に俺が雪乃のものとして話が進んでいることに笑いそうになったが、ここで破顔してしまっては雪乃の反感を買ってしまうことになる。
「まぁ、寝取る気は満々だな」
『正直浮気をばらすと脅されたら抵抗できるだけの材料が無いわね…』
「そうだな。今俺達は完全に一色の手の上に居る」
最終手段だが、一色もこちら側に引き入れるという選択肢もあるが、依存が強く、独占欲の塊である雪乃が首肯することはまずありえないだろう。
『貴方を盗られたくないわ…』
雪乃が珍しく甘えるような声で囁く。それだけで固くなってしまった愚息が行き場を求めてしまっていた。
「その言葉だけで勃っちまったんだが」
節操の無さには自信がある。
『それを言うなら、私なんて貴方の声を聴くだけで濡れてしまっているのだけれど』
「な!?」
思わず吹き出しそうになった。そこだけ切り取ったらもうただの淫乱娘だぞ。
『あ、貴方がそうしたんじゃない…』
「そ、そうなのか…?」
『そうよ。それで、、、そ、その比企谷くん。物は試しなのだけれど…』
雪乃はいじらしそうに逡巡しながらも言葉を漏らす。下の名前で呼ぶのはまだ恥ずかしいのだろうか。
「どうした?」
『ごめんなさい…。その、貴方の声を聴いていると…が、我慢出来そうになくて…』
彼女が何を言わんとしているのかなんとなく予想は着いたのでトイレに入って便座に座り込みながら彼女の次の言葉を待った。
『い…今から、電話で、、一緒に慰め合えないかしら?』
俺はその言葉を聞く前に既に右手を上下に動かしていた。
続く
ゆきのんって欲望が凄そう()というのをやってみたかった。。。
次回の投稿も1週間後を予定しております。
またよろしくおねがいしますm(__)m