※この作品はR-18です。

雪の楽園   作:ホネ

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またもや投稿遅れました。
申し訳ありません。
推敲があまり出来ていないので誤字脱字があるかもです。ご了承下さい(後日直します)
今回は超久しぶりの.五話シリーズです。



第六十.五話☆

 

-Side Iroha-

 

火照りきった身体をベッドの上に放り投げる。お酒のせいだけではなかった。身体の表面だけじゃない。寧ろ私の中が熱を帯びすぎていて、おさまりそうもない。着ていた服を乱雑に床に投げ捨てた。明日も仕事があるのに、本当に何をやってるんだか…。

あ。お風呂を入れないと……。

生まれた姿のままわたしは給湯ボタンを押して、流れるように寝室へと戻った。一人暮らしの独身女には似つかわしくないだだっ広い一室。最低限の家具だけで他のものは殆ど置いていないモデルルームと思われてもおかしくないの虚無。幸い大手の会社に入れたこともあり、手取りも多かったわたしは、惨めさを紛らわすためだけに見栄を張った。そのくせタワーマンションの一等地ではなく、そこそこ良い立地という中途半端さがいかにもわたしという人間を象徴しているのだから笑える話だ。こんなことをしてもわたしが一番欲しいと思っているものには届かないのに。そんなことだってもう何年も前から理解しているはずなのにどうしてもすがってしまう。

「ん……ちゅ……はむ……うわ……もう立ってる……ん……」

みっともないと言われてしまえばそれまでだ。そんなことは百も承知で、わたしは女性として最も大事な二十代を一人のひねくれ者に捧げてきたのだから。

この数ヶ月敢えて踏み込むことをしないでそのままの距離感を保ち続けてきた。思ったとおりそろそろ限界が来ていた。いや想像以上にわたしへの依存が垣間見えた。

思っていたよりも順調に計画は進んでいるのかもしれない。

先輩が介抱してくれた時、触れた手の位置を鮮明に思い出す。左肩と、右肩、左手の甲、左腕、右手……。介抱とはいえ本当に最低限だなぁ。もっと腰とかに腕を回してくれたって良いのに。まぁ、そんなことをしてくれるんだったら10年近くも落とせていないなんて状況にはなっていないんだけど…。

「んむ……ちゅ…はむ……」

『くちゅ……ちゅぷ……ぬちょ……。くちゅ……』

それにしても、ホント変に身持ち固いよなぁ先輩って。それとももしかして、わたしに対してだけ固いとかなのかなぁ。うん、十分にありえる。長い間、先輩にとってちょうど良い距離感を保ちすぎた弊害がここに来て……ってことかな。なんと厄介な。自己評価では結構いい線いっているはずなのに、最後の壁が物凄く髙い。それさえなんとかなれば、先輩ともっと近づけるのに。先輩ともっといやらしいこと出来るのに。

『ぐちゅ……!くちゅくちゅ……ちゅる……ねちょ……ドロ……』

「あ!……ん!い………!あぁ!」

やばい、垂れてきた……。お酒のせいでわたしの方もストッパー外れてる。

やっぱり、先輩と二人でバーに行った後のオナニーは滅茶苦茶気持ち良い……。誰にも見られる心配のない場所で気が済むまで狂ったように自分を慰める。大学の時も毎日のようにしちゃって偶に講義にも遅れたりしたなぁ。今となってはいい思い出?なのかな。

我ながら、かなりの変態。こんな自分でもあの人なら受け入れてくれるよね?

先輩が触れた場所を触りながらもう片方の手で秘所をまさぐる。触られただけじゃない。今日は間接キスだって。それに、今日はわたしにちょっとだけ気を許してくれた。それどころかノーガードといっても差し支えなかった。

 

”今のお前になら……もしかしたらコロッと行くかもしれないな”

 

あんな事言われたらもう頭が沸騰するくらいおかしくなる。だって、今までずっとはぐらかしてきたのに。わたしがどんなにアプローチしてもなびきもしなかったのに。浮気がバレた傷心と雪乃さんとの浮気のおかげで先輩の心に上手く入り込めた。

入り込んだんじゃない。先輩がわたしに対して一歩踏み出そうとしてくれた。

あの時、それが嬉しくて涙が出そうになった。本当に泣かなくてよかった。だって泣いてしまうと先輩はまた距離を取ろうとしてしまうから。

だから必死に誤魔化した。がらにもなく勢いでホテルに行こうとまで言ってしまった。もしあの時、嘘が真になっていたらと思うと心臓の鼓動が……。

ぺちょ……。

 

……濡れ方が今までの比じゃない。

愛液が湧き水のように流れ出て、シーツがぐしょぐしょになっていた。

あぁ……したい……。

先輩としたい。

本当は今すぐにでも挿れてほしかった。『わたしの身体で何もかも忘れて下さい』って言ってあげたかった。もし先輩が我慢できなくなって路地裏でしようって言われたとしても股を開いちゃうくらい気を許してた。そんなことあの人は絶対に言わないけど。

腰が浮く。もっと気持ち良くなりたくて大きくのけぞらせながら中をかき回す。もう片方の手で大きくなった突起をくりくりと指で優しくこね回した。

「あっ!……んふぅ……!うううん!!い……あああ!」

深夜なのに声が止まらない。これ以上は喘ぎ声が止まらなくなるから四つん這いになって顔を枕に押し付けた。

お尻を突き出してもう一度快楽の階段を登り始める。今わたしの頭の中では先輩に後ろから犯されている。わたしの身体に欲情した先輩が、我を忘れて腰を打ち付ける。必死に必死に動かして、わたしのことをイかせようと頑張ってる……。そんな都合の良い妄想。

ぱんぱんぱんぱんぱん……。

「んんんんんん!ふぁああ!ぁん!!んんんんん!ふぅ!あ……!い、いや……!せんぱ……っんん!」

もっと……もっと振って先輩!たくさんわたしの中にせんぱいのを……溢れちゃうくらい……出してほしい……。

「あぁ……せんぱい………」

ほしい…。

ほしいよぉ……。

せんぱいのせーしがほしい……。

セックスしたい……。

妄想だけじゃもう満足できない……。

早く犯してほしい。

せんぱいの、たくさん舐めてあげたい。

わたしのおっぱいに甘えてほしい。

わたしのも舐めてほしい。

舐め合いっこもしたい。

道具も使ってお互いに開発もしてみたい。

色んな体位を先輩と試してみたい。

SMだってやってみたい。

電車の中で痴漢プレイだってされてみたい……。

しちゃいけない場所で……しちゃいたい……。

 

………。

 

 

――――――――――先輩がわたしのことを好きになってほしい。

 

 

 

それなのに………。

 

 

どうして……。

どうしてダメなんですか?

わたしじゃいけないんですか?

わたしが、誰よりもずっと先輩の側で先輩のこと守ってきたのに……。先輩の為に時間も何もかも使ったのに…。ひどすぎる……。

なんでですか?

雪乃さんや結衣さんよりも会うのが遅かったからですか?

わたしに会ったと時にはもう雪乃さんと結衣さんだけで十分だと思ったんですか?

留美ちゃんにはもう気を許したんですか?

なんで智佐吹さんや玉木さんになんでデレデレしちゃってるんですか?

なんで食堂のお姉さんにもデレデレしちゃってるんですか?

なんで会社の女性の人に話しかけられるとキョドってドキドキしちゃってるんですか?

なんでわたしにはいやらしい目を向けてくれないんですか?

芦間さんを無理やり押し付けようとして逃げようとしてませんか?

それなのに……なんでわたしが誘ったら時間を作ってくれるんですか?

それなのに……なんでわたしが踏み込もうとしたら逃げるんですか?

ずるい。

ずるいよ。

最低だよ先輩。

許せない。

結衣さんも雪乃さんも留美ちゃんも玉木さんも智佐吹さんも先輩の事が好きな他の女の人も。

そして何より先輩が一番許せない。わたしを散々都合のいい女扱いし続けて……。本当何様だよ。

あんなゴミクズみたいな女たらしは一度地獄に落ちてしまえばいいのに。

他の女が全員先輩のことを見捨てちゃえばいいのに。

 

 

そしたら、地獄行きが確定しているわたしと一緒に落ちられるのに。

そうして、先輩はわたしが独り占めできるのに。

 

ほら、先輩のせいで今日の夜だけで何回イったと思ってるんですか?潮吹きすぎてシーツがビショビショになってるんですよ?せっかく沸かしたお風呂も冷めちゃって追い焚きしないといけないんですよ?もうすぐ朝になっちゃうんですよ?今日も仕事があるんですよ?寝不足でお肌の調子も最悪で、目の下にくまができた状態で出勤しないといけないんですよ?だから今日は最高に可愛いわたしを先輩に見せることが出来ないんですよ?

 

寝ないといけないのに……。お風呂に入らないといけないのに……。

身体が全然鎮まらない。

指が止まらない。

愛液が止まらない。

喘ぎ声が止まらない。

「ぁ………ぅ………ぁ………んん……」

息が苦しい。腕が疲れてきた。休まないと……。

でも休んだら……気持ちよくなれない……。

それは嫌。

だって今わたしは先輩とセックスしてるんだもん。

対面座位で優しく抱きしめてくれてるんだもん。

ビクビクと大きくなった先輩のあそこが、わたしの中で果てようと痙攣してて……。

ドロドロの精液を…、わたしに……注いでくれる……。

先輩と二人で一緒に上下に跳ねて。

そうしたらわたしの中に深く先輩が入ってきて、もっと繋がったような感覚になって。

そしたら子宮が下りてきて、上も下もキスしちゃって。

そんな幸せな交尾。

牝になったわたしが求める本物。どうしても欲しい本物。

皆で共有なんてのは詭弁だ。

わたしだけ。

わたしだけの男にしたい。

それが彼の欺瞞だったとしても。

一緒にいられるのは、最低を共有できるわたしだけ。

あの人の欺瞞と最低を受け入れられるのはわたししかいない。わたしにしか出来ない。

ようやくなんですよ。

もうすぐ、やっと始まるんですよ。

わたしの本当の楽園が………!

 

「イ……!く……!!」

刹那、わたしの身体が跳ねるようにベッドで暴れた。絶頂の波に何度も何度も飲み込まれて制御が効かなくなる。中も外も電気が走ったみたいに痺れて、ビクンビクン!って脈打って……。頭の中の先輩がありったけのザーメンを注いでくれる。それをこぼすまいと膣をキュッと締めて、ついでに先輩の竿から全部絞り出す。

わたしも先輩も疲れ果てて仰向けになって脱力した。

 

「………すごい汗」

妄想が終わって我に返ると、身体中から、サウナに入ったみたいに玉のような汗が出ていたことにようやく気づいた。自分の臭いだから良くわからないけど、凄い淫猥なフェロモンが充満してるんだろうなぁ。

もう、太陽が顔を出し始めている。

なのに、身体の疼きが全くおさまってない。

もう次の快感を欲してあたしの秘所がヒクヒクと飢えている。

 

「……もう。責任とって下さいね……先輩……。ばか………きらい……。んんん!……はぁ……あぅ……」

 

徹夜を覚悟した。もうこんなことをしなくても良いんだと願いながら、わたしは何度も先輩を想って絶頂し続けた。

 

 

 

続く

 

 





いろはすのオナニー回Part2。ゆきのんもガハマさんも個人パートないのにこの優遇。


次回からまた一週間投稿に戻ります。
金曜22時投稿を目標に毎週がんばりますのでよろしくお願い致します。
それでは今回も読んでくださってありがとうございました!
また次回もよろしくお願い致します。
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