自分の中の理想のいろはすはこんなイメージ。
長かった残業を終えてようやく会社の外へ出る。久しぶりに吸う外の空気に思わず深呼吸してしまった。
あれから悶々としたまま、業務が終わるまで仕事に打ち込み続けた。頭の中で何千回と除夜の鐘を鳴らし続けてようやく片付ける事ができた。
今日はとにかく早く家に帰りたかった。誰かと話していると一色の顔を思い出してしまって会話の内容が全く頭に入らない。会議が無くて本当に良かった。
さて、時間も時間なのでどこかで軽く食べてから帰らなければ…。残業が長くなりそうだったので。今日の夜は必要ないと昼間のうちに結衣に連絡しておいたのだが、この時間となると居酒屋かコンビニくらいしか選択肢が存在しない。
「コンビニで買ってさっさと家に帰ろう……」
その時だった。人通りの少なくなった会社のビルの前で、後ろからタックルを受けたかのような衝撃を受ける。
「あいたぁ」
たたらを踏んで振り返る。
「お仕事お疲れ様です!先輩☆」
一色いろはだった。何度も確認した。やはり、いつも仲良くしているあざとい後輩だった。ぱっと見様子は変わらない。これまでのいろはすだ。敢えてそうしているのか、本当に日中のことは気にしていないのか、一瞬の気の迷いを有耶無耶にしようとしているだけなのか。俺には皆目検討がつかない。
こっちは目が泳ぎすぎて止まったらマグロみたいに死んでしまうんじゃないかというくらいに動揺している。
「ぉ……ぉう…。サンキュ。一色もお疲れさん」
「どちらかというと仕事よりも先輩を待つ方が疲れました☆」
「悪かったな。仕事量半端なかったんだから仕方ないだろ」
「わたしは定時キメました♪玉木さんがこっちに仕事投げてきそうだったから、危なかったですね☆」
その後ちょっとやつれた顔になった玉木さんとエントランスでバッタリ出くわした時には超気まずかったんですよと付け加える一色。そりゃそうだろうなぁ。定時で上がったはずの後輩がずっとビルの一階で誰かを待っていたと思うと、心中穏やかでいられるはずもない。
つまり一色はそこまでして、俺を待っていたということになる。どういう腹づもりなのだろうか。
日中、あんなことがあったのに彼女はあっけらかんとしている。恥ずかしさは微塵も感じられなかった。
「明日玉木さんにこってり絞られるんじゃないか?」
「定時退社の何がいけないんですかね~?だってわたしは自分の仕事はきっちり終わってから帰ってるんですから別に社会的規律は何も違反してないですよ?」
「俺が言ってるのは暗黙の了解というか日本人にありがちな忖度とかそういう話だよ。お前分かってて話しそらしただろ」
「ふふふ、そうですね。こうなった時の先輩って面倒くさそうだから流すことにしてるんです」
「説教臭くてごめんね。でもいろはすのためを思ってのことだから」
「パワハラ訴えられた人の言い訳みたいな事言わないで下さい。セクハラで訴えますよ?」
「え、なんで!?」
「冗談です☆だいたいこんなんで、訴えること出来たら、昼間のわたしの行動なんて性犯罪ですよ?」
「なっ……!?」
「………あ…」
何こいつ墓穴ほってるんだ。自分で言ってからようやく気づいたらしい。なんたる間抜けな。
「あ……その……えーっとですね……」
一色はどうにか仕切り直そうと打開を試みるが糸口を全く見いだせないまま、会話を繋げてしまったらしく、その後の言葉が続かない。
「とりあえず、ご飯一緒に行きませんか?」
「え、普通にコンビニで飯買って帰るつもりだったんだけど」
「は?」
いや、マジで急にトーン落として殺意マシマシになるのやめて。八幡泣きそうになるから。つーか、怖すぎて一瞬死期を感じたから。というか卑怯じゃないですかね。自分は定時であがったにもかかわらず、残業で夜遅くまで仕事をしていた貴方の為に待っていたからそれ相応のサービスをしろみたいな。ギブアンドテイクってそういう使い方じゃないんですよ?
「……この時間だと居酒屋ぐらいしか空いてないけど良いのか?」
「問題なしです♪先輩と食べられるのならどこでも♡」
相変わらずあざといなぁ。いつものことだけど。
「そうか。なら念の為、お前の最寄りに近いところにしておくか」
終電なくなったら怖いしな。
「ありがとうございます!しかも先輩が身銭を切って全額負担だなんて…☆」
「おいまて、いつから俺が全部金を出すことが前提になっているんだ。異議あり!」
「却下です」
いや、それはないだろ。
「暴君だ…。人間の血が通ってるとは思えない」
「かわいい女の子の血が通ってるんですよ?ほら、とくんとくんて聴こえるでしょ?」
「わかった。俺が全部払うから、俺の手をお前の胸に持っていくのを止めてくれ……。理性がもたん」
しかも超柔らかい。というかさっき抱きしめられた時にも思ったことだが、一色の胸ってあんなに大きかったっけ?勿論、結衣ほどではないにしてもそれなりの弾力を感じた。万乳引力の力か()
「もたなくなっていいのに……」
一色が胸を抱くようにして寄せあげる。視線が離れない……。
わざと俺に聴こえるようにぼやかなくてもいいのに……。
とりあえず、一色の最寄り駅近くへ移動することにした。移動はもう面倒くさかったのでタクシーを使った。
-Side Iroha-
……さっきのはわざとらしすぎたかなぁ。
だってああでもしないとこの朴念仁ひねくれクズ野郎先輩はわたしのこと意地でも意識しようとしてくれないから。本当、割に合わない…。
タクシーの中でも喧嘩したカップルみたいな変な距離感で座ってるし。
もう少し、こっちに寄ってくれたって良いじゃないですか…。それとも運転手さんを警戒しているのかな。本当に恋人だったり、夫婦だったりすればそんな気遣いも必要ないのに、今のわたしたちにはそれが必須だと思うと少し悲しくなる。
やっぱりどんなに頑張ってもこの人の一番隣にはなれないのかなぁ……。
試しに先輩の右手にわたしの左手をそっと近づける。触れるか触れないかの距離。先輩は多分気づいてる。見ないようしているのが、バレバレだった。わたしも極力先輩の方を見ないようにして素知らぬ顔で距離を詰めていく。
左手の小指をそっと当ててみた。
先輩の右の小指がピクッと反応した。表情に変化は見られない。でも身体が少しばかり強張っている。意識してるんですよね?♫
今度は小指を乗せてみた。先輩は嫌がる素振りを見せない。
顔が紅くなってきた。わたしのことちゃんと女の子として見てくれているんだってわかって凄く嬉しい……。
あぁ…もう……可愛いなぁ……我慢できない……。
思い切って手を握った。しかも恋人繋ぎのように指を一本一本しっかりと絡めて。
「っ!?」
先輩は一瞬驚きで目を見開いた。頭は動いていないけど、一瞬わたしの方を先輩が見た気がした。わたしは先輩の方を見ていなかった。だって、目が合ってしまうともっと先輩が欲しくなる…。抱きついて、腕を組んで頭を肩に乗せてしまう。それはまだ早い。だから窓越しに先輩を見るだけで我慢した。
先輩を焦らして、焦らして、焦らして。先輩の中のわたしの存在をゆっくりを膨らませていく。急激な熱の上昇はすぐに冷めてしまうから。そうじゃなくて……じっくりとわたしへの愛情を温めてもらいたい。そのための約十年……。高校の時から進めてきたわたしの作戦。偶に欲望が暴走して先輩に強引に迫ってしまったことが何回かあったけど。
一色いろはという女性の必要性を先輩の人生に緩やかに浸透させていって、他の女性の領域を奪う。ゆっくりと回る毒のように、わたしの愛情を先輩の意識の中にじっくりと染み込ませる。
ほら、先輩。わたしの指から伝わるでしょ?力を軽く入れるだけで解ける指なのに。決して拒絶しない。先輩は優しいから。お人好しだから。こんなわたしみたいな悪女にも情けをかけちゃう。
だからこそ……欲しい。
こんなわたしですらも受け入れてしまうから。魅力として認めてくれるから。
左手をぎゅっと握りしめる。
渡したくない…。
この人だけは譲れない。
本当はもっと前に強引に奪ってしまいたかった。
でもわたしは待った。
何故なら、一夜の過ちなんてものでは、わたしは満足出来ないから。
一人の大切な女性として認めてほしかったから。
タクシーが止まった。もう目的地に着いてしまったらしい。もう少しこの状態を楽しみたかったけれど仕方ないかな。
先輩がお金を出そうとするのを制するようにわたしが代金を支払った。
先輩は気まずさと驚きで表現し難い気持ち悪い表情になっていた。
これも作戦。そうすれば先輩は罪悪感で少しだけわたしに対するガードが甘くなる。
タクシーを降りて大きく伸びをした。そして当たり前のように先輩の腕に抱きつくようにして、腕を絡める。先輩は何も言わずにまっすぐ歩き始めた。抵抗が無かったから逆にわたしが動揺しちゃうんですけど……。どうしたんだろう……。もう観念しちゃったり?いや、この人に限ってそれはないなぁ。
居酒屋に入って先輩が店員さんに話をすると、あっという間に席に案内された。ピークよりもちょっと遅い時間だから、待ち時間もなく座ることが出来たみたい。途中、出来上がっていたサラリーマン達の下卑た視線にさらされたけど、それには目もくれず先輩の腕の感触を思いっきり楽しんだ。
席は4人席のものだった。
普段なら正面に座るけど、わたしは敢えて隣に座った。店内にかかっている洋楽がうるさい。雰囲気ぶち壊しで不快になる。
「そっちに座れば良くないか…?」
そう言って、先輩は反対側の椅子を指差した。
”座れ”とは言わずあくまで自発的な行動を促すかのような注意の仕方。警戒してるけど、どこかわたしのことを受け入れている時の反応。だから、わたしは言うことを聞かない姿勢を見せて断固拒否した。
「……、で何飲む?」
折れてくれた。ドリンクのメニューを開いて、気怠げにカクテルのページを見せてくる。わたしがカクテルをよく飲むのを知っているからだろう。こういう優しさでもっと好きになる。でもわたし、先輩と飲む時は大体1杯目はビール行くじゃないですか。いや、それをわかってて、2杯目以降のためにメニューを見せてくれたんだろうけど。
「生キメてから、日本酒にします☆」
「え、本当に?」
「ボトル一緒に開けましょ!」
「滅茶苦茶飲む気じゃね―か」
本当はあんまり日本酒は飲まないんだけど、嫌いなわけじゃない。それに先輩が日本酒をよく飲むみたいだから、一緒のものを口にして感想を言い合ったりしてみたい。そんなバカみたいな理由だなんて予想だにしないだろうなぁ。
「先輩、お通し来るまでに食べるもの先に決めませんか?」
「そうだなぁ……て……っ!?」
「どうしたんですか先輩?」
「どうって……お前……」
そりゃあ驚くのも無理ないか。でも手を繋いだくらいでそんな嫌そうな反応しなくても良いじゃないですか。机の下だから誰にも見えないですってば。
「とりあえず枝豆とたこわさ……とりなんとか食べたいです!」
「たこわさとは……渋いな…チョイスが」
「え、でも美味しくないですか?たこわさ。女子会やった時とかもそこそこの頻度でこれ出てきますよ?」
「え、お前女子会とか出来る友達居たの!?」
「…そう言うと思ってたから今回は不問にしといてあげます」
わたしってどんだけぼっちに思われてるんだろ……。先輩にぼっち扱いされるとか屈辱の極みだよ……。わたしにだって女子会をする友人の一人や二人居ないわけじゃない。玉木さんとか玉木さんとか玉木さんとか。ほら、3人いるでしょ?
………。
やばい、自分で言ってて悲しくなってきた。流石に、同性の友人を作らなさすぎた気もする。
「たこわさと……とりなん……あと、生2つか」
隣で先輩が注文用のタブレット端末を使いながら、さっきわたしが言ったものを注文していく。初っ端からお冷を2つ一緒に頼んでいるあたり、先輩らしさを感じて笑ってしまう。
「先輩は何か食べたいものとか無いんですか?わたしが言ったものしか食べ物選んでないじゃないですか」
「そうだな。一色は他に何食いたい?」
「あの、わたしが質問したんですけど」
本当、こういうの困る。『晩ごはん何が良い?』って聞いて『何でも良いよ』って答えられる主婦の気持ちが凄く分かる。先輩と結婚したらこればっかり言われそうな気がするなぁ。……この妄想今までにもう何百回もやってる。
「本当に適当に頼んでも良いのか?」
「先輩のおごりなんですから、流石に決定権ぐらいは先輩にありますよ」
「え、他の権利はないってこと…?」
「いえ、『わたしを介抱する権利』とか『わたしを持ち帰る権利』とか『わたしを抱く権利』とかちゃんとありますよ?」
「全部同じじゃねーか」
先輩は悪態をつきながらも、結局串焼き盛り合わせを選んで、送信ボタンを押していた。
飲み物が来るのを待ちながら、静かな時間が訪れる。
わたしは先輩の肩に頭を乗せた。先輩はただ黙って受け入れてくれた。
……………………。
………あれ?
そういえば先輩。さっき『わたしを持ち帰る権利』とかありますよ~!って言った時に、『いや、その権利は行使しないわ』って感じのツッコミ入れてこなかった?いつもなら、いらねーわくらいの一言はにべもなく浴びせてきてたのに。
もしかして、結構満更でもない?
仕掛けてみるか。
「今日のお仕事は忙しかったんですか?」
「……忙しかったからあんな時刻に退社したんだよ」
「そうですね~。繁忙期ってだいたいあのくらいの時間帯に退社なんですか?」
「いや、偶にもっと遅くなって日付をまたぐ時がある」
「げ。それヤバいですね…。芦間さんとか智佐吹さんとかも皆そんな感じなんですか?」
「まぁな。最後の追い込みともなるとだいたいそんなもんだ」
「相変わらずみあげた奉仕の心ですね……。少しくらいはわたしにその心を割いてくれても良いのになぁ~」
「だから今こうして時間作ってるだろ?」
「それはわたしが待ってたからでしょ?」
「バレた?」
「バレバレです。バツとして来週もわたしに付き合って下さい」
「……来週だと水曜日なら早いと思う」
「え。結構すんなり受け入れてくれるんですね」
「あ…。いや、やっぱり無しで。水曜予定あったの思い出したわ」
「嘘ですよね?もし嘘だったら、休日デートしてもらいますよ?」
「それ、来週水曜日と週末デート両方やるやつじゃね?」
「バレました?」
「バレバレです」
「全然似てない」
「マジトーンでツッコミ入れるのやめてね。マジで怖いから」
別に脅しているわけでも嫌悪感を表しているわけでもないのに、なぜか男子から怖がられるんだよなぁ。ほんと意味分かんない。
「というか、やっぱり水曜日に予定あるのは嘘ってことでいいんですよね?暇なんですよね?」
「暇ってわけじゃないけどな…。普通に仕事が長引くかもしれんし」
「まぁ水曜の方は了解です☆ それで…週末デートの方はどうします?」
「お前、俺が既婚者ってことわかってるよね?」
「それ、先輩が言ったら自分に刺さりません?」
「はい。その通りです……。今世紀最大の『お前が言うな』だったわ……」
「卓球しましょ卓球!ほら、高校の時のリベンジマッチってことで!」
「そんなんでいいのか?」
「社会人になってからそんなことすら出来てないんですよわたし。先輩付き合い悪くなっちゃったし…」
「それは、流石に仕方ないだろ…」
「まぁわかってて言っているので、そこまで気に留める必要はないですよ~……はぁ……」
「めっちゃ罪悪感抱かせようとしてるじゃね―か」
バレました?バレバレですよね?☆
「その前に映画ですね。あ、あと、ラーメン屋行きたいです!連れて行ってもらったあのめっちゃこってりした味のところ!」
「え、アレでいいの?アレが好きな女子とか平塚先生くらいだと思ってたけど」
「……先輩って未だに平塚先生と連絡取ってるんですか?」
「取ってるというか一方的に連絡が来るだけだぞ。仕方ないから一応月イチで二人で二郎行ったり、家系行ったり、燕三条系行ったり…」
「全部ラーメンなんですね」
というか月イチって。思ったよりも頻度がめちゃくちゃ高い。下手したら、わたしよりもずっとオフデートしてるんじゃ…。もしかして、愛人レースで今一番リードしてる女性って平塚先生!?だとしたら思わぬ伏兵すぎるし、勝ち目が……。だって先輩平塚先生のこと超好きだし。あの人がもう少し若かったら余裕で先輩の奥さんになってたと思うし。
「因みになんですけど一緒にラーメン屋行ったときには、どんな話をするんですか?」
「大体は愚痴だな。彼氏が出来ないとか、知り合いがまた結婚したとか、前に結婚式に参加した知り合いが離婚したけど直ぐに再婚したとか」
「最後のは普通に気になってしまいますね」
「あぁ。タイトル通り凄く闇の深い話だった」
「聞きたくないけど聞いてみたいかも」
「お前、他人の込み入った話とか好きだったけか?」
「先輩よりはそういう話に関心があるとは思います」
「……そうか」
「もしかして、先輩。『なんだ、一色も女子なんだな』とか思ったりしました?」
「い、いや…。そんなことはない、ぞ?」
「うわ、絶対思ってるやつだこれ…」
「因みに再婚相手は前の旦那と同じ会社に勤めてたらしいぞ」
「うわ、何その修羅場……。というか、話そらさないで下さい。再婚話も後で聞きますけど」
「聞くんかい……」
店員さんが、お通しと生ジョッキ2つを机に置く。何故か食い入るようにわたしのことを見つめていたけど相手にしなかった。どうせ後で個人的に連絡先を聞かれるんだろうけど、生憎わたしは今、一人の男性にしか興味がありません。連絡先も教えません。それくらい察してほしい。だってこんなに色々話していて、未だに机の下でわたしと先輩は手を繋いでいるんだから。まぁわたしが一方的に手を握っているだけとも言うけど。
「じゃあ食べましょうか!♪」
ここでようやくわたしは手を離した。先輩は少し驚いたような顔をしてこちらをじっと見た。もしかして、あーんで食べさせてくださいみたいなことをわたしが言うかもと危惧していたのかもしれない。正直、それも一瞬頭をよぎった。だけど敢えてそれをしなかった。先輩にもっと意識してもらいたかったし、先輩から距離を詰めてきてほしかった。
「いただきまーす」
「……いただきます」
これからだ。これからもっと貴方にはわたしに溺れてもらわないと……。
私は着ていたシャツの第一ボタンを先輩の目の前でそっと外した。否が応でも、先輩の男性としての本能を目覚めさせる。
ふふ。先輩、獣の目になってる。ほんの少しでも、頭の中でわたしを犯してくれたのかな。
まだまだこんなものじゃない。もう手は抜かないで本気で堕とすと決めたのだから。
あ、あと『あ~ん』は後々ちゃんとやってもらいますからね。
続く
牛歩に見えますが、いろはすは着々と八幡の退路を断っていきます。
毒蛇は急がない。
あと、自分が下戸なので飲み屋の描写本当に困る‥。
”とりあえず生”は一生無理ですね。
次回も一週間後の投稿を予定しています。
今回も読んでくださってありがとうございました!
次回もよろしくお願い致しますm(_ _)m