※この作品はR-18です。

雪の楽園   作:ホネ

78 / 91
R18シーンは基本ヒッキー視点です。




第六十八話☆

-Side Hachiman-

 

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重厚な扉を閉じて鍵がかけられる。これで外に出るには精算をしなければならなくなったわけでそう簡単には退出できない。隣りにいる女性は結衣でもなければ雪乃でもない。

 

一色いろは。

 

俺があの2人に加えて一生をかけて大切にすると決めた女性。どこまでも一緒に最低へと堕ちていくことを誓った女性。

腰まである長さの亜麻色の髪に整った顔立ち、メリハリのある身体。妖艶さと愛らしさが共存した魔性の女。高校生の時のあざとさは垣間見えつつも、更に高次元の魅力的な女性へと変貌を遂げていた。

高校の頃からずっとアプローチを受け続けてきて、はや10年経とうかという時にやっとのことで彼女のことを受け入れる決心がついた。もしかすると、結衣よりもずっと側に居た彼女。そんな女性をどれだけ待たせてしまったか。俺はこれからその責任を取り続けなければならない。いや、取り続けたいと思っている。

そんな彼女だが、今はおかしなことに借りてきた猫のようにどこか気まずさを感じているのか、もじもじとして入り口から動かない。

「おい……一色さん……?」

「ひゃ!?は……はい!なんでしょうか……!?」

「いや、それこっちの台詞なんだけど……こ……ここに居てもなんだから、部屋の方に移動しないか?」

「そ…そうですよね……あはは……なんでわたし、こんなところでつっ立ってたんだろ…」

一色は俺から逃げるようにそそくさと移動した。そして、ソファに腰掛けること無く、ベッドの前で呆然と立ち尽くしている。

「こ………ここで……せんぱいと……あぁぅ……どうしよう……下着とか……大丈夫だよね……?」

一人でぼそぼそと呟いているが何を言っているのかは俺のところからではギリギリ聴こえなかった。

そんな一色をよそに一先ずソファに腰を下ろした。どっと疲れが吹き出るが、これからの事を考えるとそれも吹き飛びそうだ。

「うわぁ………こんな風に照明とか調節できるんだ………」

一色はラブホテルの仕様に興味津々のようでこちらに目を合わせようともしない。それが単に初めてのラブホテルへの興味なのか、わざと俺から意識を外そうとしているからなのかはよく分からなかった。

「一色?」

「ひゃい!?………あ……そ……そのぉ……」

あ、これはマジで動揺してるやつだ。こいつ直前まではあんなにも攻めっ気が強いのにいざとなると急にしおらしくなるよなぁ。前から知ってたけど。

「……というか先輩。また、呼び方戻ってるじゃないですか。せっかく下の名前呼びになったんですから継続する努力をして下さい」

そこはきちんと指摘するのか。相変わらず面倒くさい。でもそこが可愛い。

「悪かった…いろは」

「うん。許します」

どうやら落ち着いたらしくいっし……いろはは俺の隣に座ってきた。とはいえ、未だに肩の力は抜けておらず縮こまっている。

「……でどうしましょうか?」

「お前、あんだけ強気なこと言っておいて滅茶苦茶ウブじゃね―か」

「あっ当たり前じゃないですか!わたし、二十歳とっくに超えてるのに処女ですよ!?純情乙女なんですよ!?」

「いや、そ、それは知ってるけども…」

本当今まで無理してたんだなこいつ。

「自分から行くのには慣れてるけど来られるのは初めてか?」

「そりゃあそうですよ。気になる人っていうのは葉山先輩とか居たしそういう人にアプローチかけたりとかは昔から処世術としてやってましたけど、マジで好きな人から来られるなんて当たり前ですけど初めてに決まってるじゃないですか。大体初恋の人が先輩なのに……」

「お、おう。そうか」

「葉山先輩が初恋じゃないのか?って思いましたか?まぁ好きか嫌いかなら好きですよ。でも、多分本当の意味で好きとかそういうのではなかったと思います。現に高校卒業してから全く接点ないですからわたし」

「総武高校のサッカー部で同窓会的なものは無いのか?」

「あっても行くと思いますか?自慢じゃないですけど結構避けられてた自覚ありますから、わたしが行くと100%空気壊れますね。バルスします」

例えが古いな…。

「あーうん。まぁでも一部の男子生徒からは受けが良いんじゃねーの?知らんけど」

「名前も覚えていない人から好意的に見られてもしょうがなくないですか?どこぞの知らない馬の骨に”いろはす可愛いクね?やばいっしょ!”とか言われても全く嬉しくないですよ」

「それは戸部の真似か……。驚くほど似てないな」

どこぞの馬の骨て。あいつ全く覚えられてないのかよ。いや、俺も顔浮かぶかどうか怪しいけど。

「あ~……居ましたね。そういう人」

「お前、名前覚えてないのに真似したのか…。どんだけ印象だけ強いんだよ戸部」

「逆に言うとそれ止まりなのでなんともですけど」

「奴隷みたいにこき使ってたのにその仕打ちは流石にどうかと思うけどな」

「じゃあ逆に、わたしが戸部先輩……でしたっけ?その人との思い出話を楽しそうに話し始めたら先輩どう思いますか?」

「それは、普通に嫌だな。俺、戸部以下なのかってショック受ける」

「戸部先輩への嫉妬じゃなくて、そっちでダメージ食らうんですね。わたしが言うのもなんですけど、先輩の戸部先輩?に対する評価も相当ですよ」

「まぁな。でも戸部の話をしながら手を繋いでくるお前もどうかと思うぞ」

「うるさい。先輩。うるさい」

いろはは指をしっかりと絡めると肩にぽんと頭を乗せてきた。もう片方の手で暇を持て余すようにリモコンを持ってテレビ画面を切り替えている。

「何か見るのか?」

「シャワーを浴びる前にエッチなビデオでも見ようかなって……ってこのリモコン反応悪すぎ……」

ポチポチと画面を遷移しながら番組を物色するいろは。無機質に女性の裸体が羅列した画面を二人で見る。それだけで今自分たちの非日常性、異常性が垣間見れる。

「というかこんなクソ明るい中でAV見るのか?」

現状部屋の明るさは入った時から何もいじっていないのでマックスである。つまり普通の室内と変わらない。多少なりとも暗くしたほうが雰囲気が出ると思うのだが。

「じゃあ先輩が思うAVを見るのに最適なライトアップを考えて設定して下さい」

「操作方法がイマイチ分からなかったのね…」

仕方なく、立ち上がってベッド近くにあるライトの操作パッドに手を伸ばす。

「4つありますね」

いつの間にか後ろにいろはが居た。

「そうだな、左端のがON/OFFで、右にある矢印のボタンで明暗の調節だな」

「へー。あ、1番押したら玄関のライトが消えましたね」

後ろから覆いかぶさるように一色が背中に体重を乗せたまま操作盤を触っている。彼女の柔らかい感触が伝わってきて、早くも股間が苦しくなっている。なんでこういう時には遠慮なく女を意識させてくること出来るのかねぇ君は。

「2番は……あ、壁のライトか。3番がメインの照明で……4番がソファ上のところか」

仕方なく、ここはいろはのペースに合わせることにした。

「ソファの上のライトは消したいですよね、その方がエッチな気分になれそうです」

「逆に行為の時はそこだけ点けるのもありだけどな。間接照明みたいになるし」

「あ……う……は……はい。そう……です……ね」

「な、なんで急にしおらしくなるんだよ」

「いえ、この後するんだよなぁって。なんか感慨深くなってしまって」

いろはが後ろからぎゅっと抱きしめてくる。首から回された腕の閉まる力が強まった。耳元に彼女の熱を帯びた吐息がかかって獣じみた欲望が沸々と湧き出てくる。

「いろはは俺としたくないのか?」

「そんな当たり前の質問しないで下さい。先輩の意地悪。はむ……」

耳殻を甘噛される。そして、ちろちろと舌で優しく舐め始めた。

「……っう……。AV見るんじゃなかったのか?そっちに移動してからにしよう」

「ふふふ。やっぱりエッチなビデオは見たいですか?」

「そりゃ男だからな」

「へ~。まぁ良いですけどわたしの目の前で他の女の人にうつつを抜かされるのはちょっと癪ですね。でも後でちゃんとわたしで興奮していっぱい出してくれるんなら許します」

「それは保証する……その証拠に……」

「ひゃ!?」

いろはの手を俺の隆起した股間に引き寄せた。

「もうこうなってる」

「こ……これが……せんぱいの……もう固くなってる……」

いろはがうっとりとした表情でズボンごしにさすってくる。徐々に迫りくる快感のさざ波に腰が浮いてしまう。

「……えへへ。先輩が気持ちよくなってる……」

「当たり前だろ、誰に触ってもらってると思ってるんだ?」

「先輩の可愛い後輩ですね♡」

「今は可愛い後輩だけじゃないだろ?」

「うふふ。そうでした☆」

いろはは俺の顔をぐいと自分の方に向けさせると唇をそっと重ねてきた。

「ん……ちゅ……ん…」

いろはの腰に手を回そうとすると、それを彼女に制止される。人差し指を俺の唇に押し付ける。

「ほら、続きはエッチなビデオを見ながらしこしこしてあげますから♡」

「洗ってないのに汚いぞ……」

「良いじゃないですか……でも出したらダメですよ?最初の一発目はわたしの中で出して下さいね……あ、する時はちゃんとゴムして下さい。今日ちょっと危ないかもなんで……」

「勿論そのつもりだけど」

いろははそう言いつつ俺のベルトを外し始めた。それに合わせて俺も着ていたジャケットを脱いで近くにあったハンガーにかけておいた。

「偶には中出しもされたいなって思うんですけどね」

いろはが俺のズボンを畳みながらボヤいている。

「処女なのにえらくプランニングがしっかりしてるな」

「耳年増の典型みたいになってますからねわたし。知識だけ馬鹿みたいに蓄えて実践経験ゼロの一番扱い困るやつですよ」

「そんな相手に任せてみるというのも悪くない」

「上はインナーで下がパンツの人に言われてもなぁ…威厳ってものが全く無いですよね」

いろはが太ももをなで上げてくる。身体を密着させてきて、甘い匂いとフェロモンが鼻孔をくすぐる。気がつけば彼女の腰に腕を回してしまっていた。

「座りますか?」

「あぁ」

「それで、先輩はどの女優が好きなんですか?」

再びソファに腰を下ろしながらいろはがリモコンのボタンをポチポチと押している。空いた手でパンツの間から屹立した俺の愚息と引っ張り出して指先でいやらしくソフトタッチするのは勘弁してほしい。

「ん…ふぅ……そ、そうだなぁ……」

「うふふ。ぴくぴくしてる……」

「わかってて耳元で囁くなよ……」

「ちゅこちゅこしてほしいですかぁ?♡わたしの手を~……こうやって……」

いろはの手が優しく上下し始めた。これまでのウブな雰囲気とはガラリと豹変し、小悪魔な彼女の顔をのぞかせている。

「うっ……そ……それ……やばい……」

それにしても滅茶苦茶に上手い。彼女の手がまるで膣内の名器のようにペニスを包み込んでくまなく愛撫されている。

「いち。に。いち。に……ってさっきカフェで一人で抜いちゃったんですかぁ……?♡」

「…卓球の時に胸元見せられただろ?あれで我慢できなくなった…」

「それって……もしかしてこれですか?」

いろはが胸元を開けた。ハリの良い双丘が暗闇深く先に垣間見えて、パンパンに膨れ上がった陰茎がいろはの手を追いやろうと膨張を続けている。

「ほら~……早く好きな女優教えて下さいよ~♡それともわたしのおっぱい見ながら気持ちよくなりますか?」

「う………ぁ………い……ろ……うっ……!」

「えへへ……しゅこしゅこ……ちゅこちゅこ……いち。に。いち。に♡」

年下の女性に優しく導かれながら、赤ちゃん言葉を囁かれながら上り詰めていく。

「ぁ……ぅぅ……ぁ…」

「ねぇ……でちゃうんですかぁ……?ぴゅっぴゅしたいんですか……?♡」

「やめ……ほんと……でる……」

「もっとがんばりましょーよぉ、せんぱい……。せんぱいだって……わたしのあそことかおっぱいにかけたいでしょ?こんなところでせーし出しちゃったら……勿体ないですよ?ほら、ちゃんと力入れて♡かたぁいのを……わたしに教えて下さい……♡」

いろはの動く速度が緩やかになる。既にも焦らしの影響は出ており、先端からは透明な体液がドロドロと流れ出ていた。いろははそれを丁寧に手で絡め取ると自分の唾液と合わせてぬちゃぬちゃとペニスに粘液をまとわせた。

くちゅ……ぬちゃ……ねちょ……。

淫猥な効果音が鳴り響く。テレビ画面ではいろはがランダムで選択したナンパ物のAVが流れている。どうやらいつの間にか選定したらしい。

「ーーーそれにしてもAVってエッチの前にインタビューが流れてること多いですけどこのパートを飛ばさずにじっくり見る人とかいるんですかね?シークバーすっ飛ばしてさっさと前戯なり、本番なりから始める人多そう……」

「そう……だ……な……ぁぅっ!」

曖昧な返事を返した。

今、動画の内容なんてものが頭に入るわけがないだろ……。こっちは頭おかしくなるくらい気持ちが良いのに……。

ねちょねちょ……クチュクチュ……ぬちょ……。ぬちゃぬちゃぬちゃ……。

音でも犯されている。隣で蠱惑的に微笑む彼女は俺の苦悶の表情を楽しみ慈しむように一定のペースで俺が絶頂しないギリギリの塩梅を攻め続けている。いろはす……お前、本当に処女なのか……?AVの知識なんてどこで仕入れて来たんだよ。

「まぁ、インタビュー……で、出演者の人となりを知って……ふぅ……興奮する人間も……一定数……ぅ……居るんじゃないか?」

「ふーん。そんなもんですかね~…。やっぱり先輩も見た目だけじゃなくて内面も知って興奮するタイプですか?それともいきなりセックスから?」

くちゅくちゅ。ねちょ、ぬちゃ……。ぐちゅ、ちゅ、ぬる…。

粘着音が鳴り止まない。いろはの手は止まることなくいやらしい演奏を続けている。ビクビクと痙攣するように肉棒が反応する度に彼女は僅かに微笑んで耳元を優しく甘噛してきた。

「お、女性が脱ぎ始めましたね。へぇ~。子供が居るのに結構色っぽい下着付けてるなぁこの人。もしかして仕込み?」

確かに、既婚の女性が着用するにしては異様に艶めかしいというか、情欲を掻き立てる造形をしていた。別に、結婚したからといって女性らしさを捨てたわけでもないはずなので、それくらいはおかしいとまでは思わないが。あと、いろはの手淫が上手すぎて身体がガチガチに力入ってしまう。

「さぁな……。結衣も偶にこういうタイプのは……んぐ……付けてるぞ……」

「ほぇ~。結衣さんが、ねぇ。それで、先輩は下着とか気にするタイプですか?」

「寧ろ……下着姿をずっと見ていたいまである」

「へぇ~、じゃあ、今のうちに先輩の好みの下着とか聞いておいたほうが良さそうですね~」

ねちょねちょ。くちゅ……。ぬちゅぁ……ぬちょっ…。

「……いろは。もうパンツまで濡れそうだから脱いでも良いか?」

「ん。良いですよ。それならわたしが脱がしましょうか?というか脱がしたいです。先輩はそのままこの人妻のおばさんがおっぱい隠して恥ずかしがってるところを視姦し続けといて下さい」

「おばさんって、お前なぁ」

いろはは俺の股の間に屈むと腰の両端に手をかけてパンツを引っ張った。脱げやすいように少しだけ腰を浮かせると、するりと足までパンツが下ろされて、淫靡に光った男の象徴が彼女の目の前に晒された。

「うわ……すごくいやらしい……」

「そんなにまじまじと見つまられると、滅茶苦茶恥ずかしいんですけど」

「ん…れろ…」

いろはがピンク色の舌を出して肉竿を控えめに舐めあげた。

「おい汚いからやめとけ……嬉しいけど」

「ちゅ…れろ…。え~、どうせいつかは即尺もするんですから良いじゃないですか♡」

「その単語どこで覚えたんだよ…」

「それにしてもすごい臭いですね。でもちょっと癖になりそうかも」

「マジカ…」

「でも今は一緒にAV見たいから隣に座りますね☆よいしょっと……」

席に戻るいろはは何故か俺のペニスをずっと掴んだままだった。別にちょっとくらい離しても良かったんだが。着席した後はいろはは指先を器用に使って爪でカリカリと子種袋を刺激してきた。射精感がないのものの肉棒を刺激される快感とは違って永遠と楽しんでいられる。だが、それも最初だけで、時間が経つにつれて拷問に変わっていく。

「あ……ぅ……ぅぁぐ……」

「先輩って結構いじめられるの好きですか?」

「ぐ…結構、結衣が、攻めっけが強くてな……」

「その言い方だと雪乃さんは受け身っぽいですね。というかマグロ?」

「……ぅ……。言い方に棘が……。雪乃は最初は確かに俺任せではあったけど、その後すぐに自分からもするようになったぞ……」

「へ~……。先輩的にはどっちが良いんですか?」

「どっちも嫌いじゃ……ない……」

「そうなんですね~。先輩はわたしのこと好き勝手に犯してみたいですか?それともわたし主体の方が良い感じですか?」

ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ。しこしこしこ……。

「正直なところ……両方試してみたい…」

「っ!…………えへへ~♡そうですか~。因みに先輩がどんな性癖でも良いようにわたしなりに色々なシチュエーションとプレイは予習してあるので合わせられると思いますよ☆」

「予習ってなんだ予習って……。そんなこと言ったってお前未経験だろ…」

「その”未経験”の相手にここをカリカリされて気持ちよくなってるのは先輩じゃないですか?♡」

「ぅ……んぐ……はぁ……ふぅ……し、仕方ないだろ……」

「雪乃さんはともかくとして、結衣さんならこのくらいのプレイはやってそうですけどね~……えいっ、えいっ……」

「そうだな……。でも滅多にやらないぞ……」

「そうなんですね。ふふふ……」

玉袋をにぎにぎと形が変わる程度の強さでマッサージするように握りながらいろはは怪しく微笑んでいる。

「どうしたんだよ…?あ、悪代官みたいな、表情して」

「結衣さんと雪乃さんはわたしとの関係を知らないのに、わたしだけが先輩の女性関係を把握してるってなんか”一番の女”って感じがしませんか?」

そう言われると、改めて彼女の存在の大きさを自覚させられる。考えてみればいろはが居たからこそ、雪乃との関係に踏み切るまでの決心がついたわけで……。今になって振り返ると、彼女の思う通りに俺は動かされているんじゃないか……?結局の所、いろはが言っていた全員を選ぶという選択肢になりつつあるわけで……。

ねちょ……。ぬる……。くちゅくちゅ。

「そうだな……。なんかお前にしてやられたような気もするけどな」

「わたしってそんなに策士に思われているんですか……?」

「逆に、策士じゃなければ何だっていうんだ?」

「……恋する純情乙女っていうのは?」

「半分正解で半分不正解だろそれ」

「むぅ。でも一人の男の人を何年もずっと好きなわけですから純情と言っても差し支えないと思うんですけど〜?」

「そう……だなぁ。とはいえ……まぁ純情というか、執着というべきか……っで!?」

「何か言いましたか?先輩♡」

「お前…急に玉を握るのは人のやることじゃないぞ…」

割とマジで痛いんですけど。このお嬢様、機嫌の浮き沈み激しすぎない?

「本当ですね…。おかげでカチカチだった先輩のおちんちんが縮んじゃいました…」

いろはは心底残念そうに呟く。そのままもう一度撫で回すように慈愛を込めて愛撫されると直ぐに復活した。我ながらなんと正直な息子なことで。

「あ、ビデオに出てる奥さんがキスし始めましたね。わたしたちも一緒にしちゃいませんか?」

「え……いや、その前にシャワーを……んん!ん……ちゅ……って返事聞く前にキスするなよ……」

「でも嬉しかったでしょ?ぴくぴくって先輩のここ…喜んでましたし」

いろはとのキスとテレビで流れるキスの音が二重奏になって部屋の中に響き渡る。淫猥な粘着音が股間から溢れそうな劣情を加速させていく。

「んちゅ……ちゅ……はぅ……ん……せん……ぱ…い……ん…もう……出そうですか?」

「ぁぁ……いろは……もうやばい……」

「いや……。ちゃんと……わたしの中でイッてください……ん……」

いろはは手を離した。AVの方は既に人妻が撮影者の男の肉棒を咥えている。それはいつも自分が結衣や雪乃にさせていた行為のはずなのにどうしてか、恥ずかしくなってしまうような。未知の領域に足を踏み入れるかのような謎の高揚感を持って見入ってしまいそうだった。

「シャワーどうする……?」

慌てて目をそらす。平静を装っていろはに順番を尋ねた。彼女は動画を食い入るように見つめていた。動画の中の女性が頬張る様子をじっと見てそれをトレースするかのように、舌を空で動かしている。

「先輩が先に入って下さい……。終わったらわたしが入ります」

いろははこちらに目を向けずに返事をした。

「わかった。ちょっと待っててくれ」

「お風呂で抜かないで下さいよ?」

「わかってる」

もう一度だけ唇を合わせたくなったが、そこはぐっと堪えてその場を後にした。いろはは、ソファに座り直すとリモコンでテレビの電源を落としていた。

静寂に包まれたまま俺はそっと洗面所の扉を静かに閉めた。

 

生殺しにされた影響で色欲で脳内が埋め尽くされたまま機械的にシャワーを浴びた。

俺はもう一色いろはを抱くことしか考えられなくなってしまっていた。

 

 

続く

 







やっといろはすのエロシーンに入りました。
大変お待たせいたしました。

いろはすのエロシーンはもう他のキャラでは出来ないような奔放なHを描いていきたい。ゆきのんだとキャラ性格的に無理というかあんまり書けなかったやつとかいろはすなら出来そうなので。いろはすって全部行けそうだし、いろはすならちょっとくらいタガ外れても読者の皆様も許してくれそう()



次回の投稿も1週間後です。
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