オムニバス形式で綴られていくゆずソスケベ二次小説 作:水晶水
「あはっ、やっと起きてくれたっ」
酷く重い意識がゆっくりと覚醒していく。あなたが最初に認識したのは自身の上に跨った少女が満面の笑みを浮かべている光景だった。あなたは自分の記憶の中にある最後の光景との差異に思わず声を失ってしまう。
「むぅ……この状況で恋人から目を逸らすのはダメだからね」
置かれている状況をまるで理解できない。あなたはとりあえず唯一動かせる頭を動かして現状を把握しようと努める。しかし、目の前の少女はそんなあなたの顔を両手で挟むようにして宛てがって、無理矢理見つめ合うようにあなたの視線を固定させてきた。
その拍子に恋人と称した少女──椎葉紬と正面から顔を合わせることとなり、あなたは彼女が頬を膨らませて眉を逆八の字に吊り上げているのを目の当たりにする。平時であれば、可愛いと零しながら頭を撫でるなりするところであるが、今の混乱したあなたにそれをするだけの余裕は無いようだ。
「何でこんなことになったか分からなくて不安って顔してるね。えへへ、そんな君も可愛いなぁ♡」
動揺するあなたにズイっと顔を鼻と鼻とが突き合う距離まで近づけた紬は、笑顔を維持したまま揶揄うような口調でそう口にする。
そうすることで女の子特有の良い匂いがあなたの鼻腔を刺激するが、今はそれどころではない。
「教えて欲しい?」
紬の荒い吐息を首筋に浴びながら、あなたは何故このようなことになっているのか尋ねる。すると、彼女は妖艶な微笑みを携えながらそう返してきた。あなたはそれに無言で頷いて続きを促す。
「えへ、それはね……これなーんだ?」
そう言って──相変わらずあなたの上に跨ったままではあるが──あなたから距離を離した紬は後ろを振り向いてから何かを手に取って、それをあなたに見える様に掲げて笑顔を浮かべた。しかし、彼女の目は笑っておらず、瞳の奥に荒れ狂う嫉妬の炎が隠せていない。
「ダメでしょ、ワタシという恋人がいるのにこんなものでシコシコしてたらっ」
表面上はいつもの可愛らしい雰囲気を維持したまま、紬はあなたがベッドの下に隠していたエロ本を手にして怒りを露わにする。
「え? それは薬を盛ったからだよ?」
だが、それといつの間にかベッドで横になっていたことが繋がらず、あなたはその事についても尋ねてみた。そうすれば、紬はまるでそれが常識であるかのように自身の蛮行を語ってくれる。そんな紬にあなたは鼻白んでしまうが、ここに来てあなたはようやく事の経緯を把握した。
盛られたという薬の影響か、あなたは前後の記憶が曖昧だ。然れど、今日はお家デートと称して、あなたは紬を一人暮らししているあなたの部屋に招いていたことは思い出すことができた。あなたは御手洗のために一度席を外したのだが、その際に彼女によって部屋の捜索をされたのだ。結果としてあなたのお宝本は見事発掘されて、それに嫉妬した紬が飲み物の中に睡眠薬あたりを混入させて今に至るのだろうと予想し、そして、それは紛れもない事実である。
余談であるが、紬はその時に盗聴器と隠しカメラの設置も行っていたのだが、あなたがそれに気付くことは終ぞ無かった。状況が状況だけにそれも仕方が無いと言えば仕方がないのであるが。
「あっ! 大人しくしてないとダメだからね!」
薬のせいで酷く重い身体を動かして、あなたはどうにかこの拘束から逃れようと動き始めた。当然、下手人たる紬がそれを見逃すはずもなく、ムッと可愛らしく眉間に皺を寄せながら彼女はあなたの肩を抑える様にして覆い被さってくる。その拍子に紬の美しい亜麻色の髪が鼻にかかり、再度あなたの鼻腔を彼女の香りが満たしていき、次第に冷静になってきたあなたの頭は今度こそそれを強く意識してしまう。
「もうっ、言うこと聞かない悪い子は……ちゅっ♡ じゅるるっ、くちゅっ♡ ちゅぷっ、れろっ……」
そこに畳みかける様な紬の強引なディープキス。桃色の思考に満たされ始めていたあなたの頭はそれを回避することができず、ただされるがままで彼女に口腔内を犯されるのであった。
「ちゅっ、あふっ……ぺろっ……♡ ……ぷはぁっ、えへへ、もうおっきくなってるね♡」
そして、そのたっぷり一分もの蹂躙を受ければあなたの男性性は強く反応を示すのが道理というものだ。それに目敏く気が付いた紬はキスを中断して、心の底から嬉しそうに笑いながらあなたのイチモツを衣服越しに優しく撫で回し始めた。その緩やかな攻勢を受けて、あなたは自慢の竿を強く反応させる。
「えへ、とってもえっちな顔してる。……シたい?」
状況が特異なものであることに変わりはないが、妖艶な雰囲気を醸し出す見麗しい恋人に誘われて首を横に振れるほどあなたの理性は強くはなかった。一般的な男子高校生たるあなたにそこまでの鋼の理性を期待するというのも酷な話であるのだが。
「……でもダーメ♡ 君のことは大好きだけど、さっきのアレは本当に怒ってるんだからね」
しかし、紬から返ってきた答えは予想だにしていなかった拒絶で、その気になっていたあなたは思わず声を詰まらせる。
「ワタシ以外でシコシコした罰なんだから、ちゃんと反省しなさいっ」
それはあまりにも理不尽であるとあなたは紬へと抗議の声を上げるが、彼女は何処吹く風といった様子でそれすらも却下してきた。どうやら思春期であるあなたへの配慮は、静かに燃え上がる乙女心の前に完封されてしまったらしい。
「そ、そんなにワタシとシたい……?」
不思議な力が働いていて上手く身動きが取れないあなたが、せめてもの抵抗として紬に不満そうな視線を飛ばしていると、それを受けた彼女は頬を仄かに赤く染めて熱い視線をあなたへと向けてくる。あなたはそれを好機と見て強く頷いて肯定の意を示すと、紬は困ったような、それでいて嬉しそうな表情を浮かべて、それから一つ満足気に頷いた。
「そっか、そっかそっか……えへへっ、そんなにワタシとえっちなことがシたいんだ……♡」
先程までの意地の悪い雰囲気から一変して、紬は自然と上がっていく口角を抑えきれずに、自身の頬に両手を当てながらいやんいやんとトリップしながらあなたの上でそう独り言ちる。それによって、あなたの丁度お腹のあたりに跨っている紬の下腹部から彼女の熱い愛が溢れ出してきて、言葉だけで彼女が強く興奮していることをあなたは知った。
齎された熱によってあなたの情欲も熱く煮え滾っていき、あなたのブツは更に硬化していく。
「じゃあ一つだけ約束して。今後一切、ああいったモノで精液の無駄遣いはシちゃダメだからね?」
妄想の世界に浸っていた紬が意識を現実に引き戻してから、あなたの鼻の先に指を突き付けてそう口にした。彼女の要求は実質的なオナ禁の強要であったが、あなたはそれを表面上は受け入れた振りをするためにその首を縦に振る。
そして、次からは今まで以上に入念に注意を払ってバレないようにすればいいだろうと、あなたは高を括った。その考えが非常に甘かったと知るのはその直後の事である。
「えへ……♡」
あなたの答えを聞いた紬は嬉しそうに笑い、彼女はあなたの身体に秘部を擦り付けながら、自身が跨る位置をあなたのお腹からイチモツの真上へと移動した。
それによって熱いモノ同士が衣服を隔てて邂逅し、あなたの劣情の一振りはそれだけで紬の身体を持ち上げる勢いで隆起していく。それを感じ取った紬は艶めかしくその笑みを深めていった。
「こんなに早く……君はやっぱりえっちだね♡」
執拗に擦り付けるように腰を動かしながら、紬はあなたのことを短く評する。
「ふふ、確かにそうかも」
それに対して、あなたが好きな人が相手なのだから当然反応も早くなると返すと、紬は一瞬キョトンとした後にあなたの言葉に同意した。その間も彼女は前後に動き続けていて、あなたの性感は徐々に加速していく。
「ほら見て、ワタシももうこんなに濡れちゃった……♡」
緩やかに前戯が進んでいく中、紬はそう言いながら徐に自身の手でスカートを捲り上げて、愛液でびしょびしょに濡れた可愛らしいピンク色の下着を見せつけてきた。あなたと同じように興奮していると、その痴態を晒すことで証明してくるその様は少々今のあなたには刺激が強すぎる。
「こんなに想い合ってるなら……イイよね?」
薄く媚毒の霧が蔓延していると錯覚する様な空間の中で、紬は快楽に目を細めながらあなたに問い掛ける様に言葉を紡いだ。お互いに準備を終えて、いよいよ本番が始まると思ったあなたはそれに頷くことで応えとする。
その時、あなた重要なことを見逃していた。彼女の口元が何かの企みが成功したのを見届けた様に綺麗な弧を描いていたことを。
「わっ……! こんなパンパンにおちんちん腫らして、凄い……♡」
寝ている体勢から動けないあなたは、紬の慣れた手つきであっという間に下半身の衣服を取り払われてしまう。そして、空気中に晒された怒張したモノを彼女の指先で突かれてビクリと跳ねさせる。いつもより早い射精感の覚えにあなたは少しだけ頭に疑問符が浮かび上がるが、行為中の火照った頭ではそれは優先順位が低かったようで、適当に盛られた薬の影響だろうと思い込んで疑問を意識の端へと放り投げた。
「早くびゅっびゅってしたいってビクビクしてる……可愛い……♡」
次第に、紬はあなたのペニスを擦るように後ろ手で刺激し始める。彼女の張りのあるお尻と小さくてすべすべしている右手とで挟み込んで行われる手コキに、あなたは早速腰回りに浮遊感が纏わりつき始めた。
「でもダ~メ♡ まだ
しかし、射精するという意識に傾いた瞬間、あなたは不思議な力が働いたとしか形容できない感覚に襲われることとなる。今にも欲望を零さんとしていたあなたのイチモツが、白濁液を吐き出す直前のあの焦燥感とも言える感覚を維持した状態で、時を止めたかのように射精へと向かっていた動きを止めてしまったからだ。
これにあなたは疑問と焦りが混ざり合ったような嬌声を上げて、訳も分からずに紬へと視線を送る。
「ワタシ、許すなんて一言も言ってないよね?」
意地の悪い笑顔を浮かべたまま、紬はなおもあなたのペニスを扱き上げながらあなたにそう問いかけてきた。
そう、彼女は自身が事に及んだ原因となるあなたの行動を許したとは一言も口にしてはいないのだ。例えそれが理不尽なものだとしても、現在絶対的主導権を握っている紬の罰は今まさに執行されている途中なのである。
「えへ、そんな可愛い顔してもダメだからねっ」
堪らず、刺激される度に増していく股間の焦燥感を覚えながらあなたは紬に懇願した。しかし、彼女はあなたの泣きそうな顔を見てからニコニコと笑みを絶やさずに要求を突っぱねて、寧ろその攻め手を加速させていく。
「また目を離してる内にシコシコされたらもったいないから、君の射精はぜーんぶワタシが管理してあげるっ♡」
先の約束を引き合いに出して、紬はあなたの射精の一切を管理すると言い出した。確かにそうすれば約束は確実に守られるであろうが、総ての裁量が彼女次第になってしまうのは男子高校生たるあなたにとって酷どころの話ではない。
「むぅ……そんな酷いこと言うと……こうしちゃうんだからっ」
故にあなたは紬に対して非難の声を上げる。それを耳にした彼女はムッと不服そうな顔をしてから、クルリとその小さな身体を反転させた。
「あーむっ……じゅるるっ♡ じゅぞっ、じゅぷっ♡♡」
紬はゆっくりと小さなお口を開けて、そこに収まり切らないイチモツを下品な水音を立てながら丹念にしゃぶり始める。
フェラチオで気分が高揚し始めた彼女が、発情期の猫のように艶めかしくお尻を振る光景を間近に見せつけられながら、あなたは止まることなく強まっていく射精直前の感覚に思わず叫び出しそうになった。何かで縛られたようにして暴発寸前の快楽を叩き付けられ続ける状況に、あなたの思考は灼け堕とされていく。
「ぷはぁ……えへ、イきたくてもイけないの、辛いよね……♡」
あなたへ話しかけるために紬は一度竿から口を離し、代わりにカウパー液でどろどろになった手のひらであなたの亀頭を容赦なく刺激する。挑発するような言葉を紡ぎながら。しかし、あなたは動かない身体を必死に動かして弱々しくシーツを握りながら、襲い来る終わりのない浮遊感に翻弄されるしかないようだ。
「ちゅっ……♡ 君が、れろっ……♡ 本当に、ちゅっちゅっ……♡♡ ワタシにしか
手と口での二方面攻略であなたの精神を追い詰めながら、紬は悪魔の如き囁きをあなたに投げかけてくる。
どの道あなたがそれを受け入れなければ、彼女はあなたが壊れるまで
「あはっ♡ じゃあ全部吐き出させてあげるねっ♡」
それを聞いた紬は歓喜で上擦った笑い声を上げる。そして、再び体勢を変えて流れるような動作で下着をずらしながら、あなたの欲望が荒れ狂う場所に自身の秘裂を宛がっていく。それから、一瞬の溜めの後に彼女は一気に腰をあなたの上に降ろした。
「んうぅぅぅっっ♡♡ いつもよりっ、大きくて硬い、ぃぃっ♡♡♡」
騎乗位であなたの精を絞り尽くさんとする紬は、我慢を強制されたせいでいつもより巨大に膨れ上がったあなたのイチモツの具合を
その激しいまぐわいに射精までは秒読み。そう思われていたが、うっかり彼女があなたの射精を堰き止めている何かを解放し忘れていたようで、あなたは神経が焼き切れるのではないかと錯覚する程の快楽の荒波に襲われていた。
「あっ、はぁぁっ♡ ご、ごめんっ、今解除するからっ、あんっ♡ 君の精液っ、全部注ぎ込んで、ぇぇぇぇっっ♡♡」
いつまでも射精されないことを不審に思った紬が、ようやくあなたがまだ射精を封じられている状態であることに気が付く。謝罪の言葉を口にしながら彼女はあなたを呪縛からようやく解放してくれた。それと同時に止まっていた爆発的な衝動が溢れ出してきて、あなたは解放から一瞬遅れてから紬の蜜壺に勢いよく白濁液を注ぎ込む。
「はぁぁっ……ひぃっ……♡ これ、凄いぃ……っ♡」
いつもより七割増しの勢い。快楽ごと奥へと押し流すような
「えへ、へへ、えへへ……♡ いっぱい、いーっぱい君の精液もらっちゃった……♡」
暫しの休憩の後、紬はあなたとつながったまましなだれかかるようにしてあなたの胸板に頭を預けてくる。それによって、全身で密着し合うことであなたは彼女の感触を贅沢に味わうことになり、あなたは先程暴発した利かん坊が再び紬の膣壁を押し広げながら大きくなっていく感触を感じた。
「まだ、びゅーってしたい……?」
紬は肩で呼吸をしながら、上目遣いでナニかを期待するような意思を言葉に乗せてそう尋ねてくる。あなたはそんな紬を徐々に力が入るようになってきた腕で抱きしめながら見下ろして、一度だけ力強く頷いた。
「もう……えっちなんだから……♡」
それを受けて紬は責める様な言葉を口にするが、その表情が歓喜に染まっているのは全くもって隠せていない。元来正直な質の彼女は、あなたの精液を一滴も残らず注ぎ込んでもらいたいだけにそうなるのも必然ではあるのだが。
開始前の不穏な空気も何処にやら。あなたと紬は結局いつもと変わらぬ様相で、小さく嬌声を上げながらイチャイチャして二人きりの桃色の空間を作り上げていく。
「あっ、でも……これからはワタシの
だが、確実に紬のあなたへの愛は重くなっているようであった。まあ、当人たちが幸せであるならそれもまた良しとしよう。
思うがままに書いてたら、だいぶライトな仕上がりになってたわ。