※この作品はR-18です。

オムニバス形式で綴られていくゆずソスケベ二次小説   作:水晶水

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 スマブラにハマってるので初投稿です。今回は満員電車の中で憧れの寧々ちゃんが……って感じのお話。


発情Train!(綾地寧々)

「あ、ご、ごめんなさい」

 

 ある休日の昼のことである。やることも無く、何となく街へ繰り出すべく電車に乗ったあなたであったが、そこで偶然見知った少女と鉢合わせた。あなたが通う学院に咲く、高嶺の華とも言うべき麗しき乙女である、綾地寧々その人だ。

 特に話したことも無い彼女の存在にあなたが驚いていると、流れてくる人混みに巻き込まれ、あなたと寧々は開いたドアとは反対側のドア──閉め切られて今は壁となっているが──に追いやられてしまう。あなたを押す形でもみくちゃになって壁を背にした寧々は、眉尻を下げてあなたに謝罪の言葉を口にした。

 

「ん、ぅ……これが、満員電車というものですか……っ」

 

 それに対して、大丈夫だ、とあなたは短く返す。少しばかり気まずい空気が二人の間に流れて、窮屈な人波に居心地悪くしていると、寧々はぽつりとそんな言葉を口にした。寧々の内面を伺い知らぬあなたには分からぬことであったが、彼女は初めて経験する満員電車というものに、ほんの少しだけ興奮を覚えていたのだ。気持ち輝きを増した瞳が、あなたの胸のあたりに吸い込まれていく。

 

「く、くるしい……」

 

 だが、当然それは心地の良いものではないので、押し寄せる圧力に対して、寧々は喘ぐように救いを求める声を上げた。華奢な女性──加えて、碌に電車に乗る機会もない──にとって、この状況はかなりの程度厳しいのは、想像に難くないことだ。

 

「あ……ありがとう、ございます」

 

 そんな寧々を見て、流石に何もしない訳にもいかないと思ったあなたは、腕を壁に突っ張るようにして少しだけあなたと寧々の間にスペースを生み出した。僅かとはいえ、楽になった寧々は、あなたへ上目遣いでお礼の言葉を口にする。

 

「わ、ぷ……っ!」

 

 しかし、たった一人の力と大量の人間の圧力が均衡するはずもなく、追加の人員によって、あなたは寧々を壁に押し付けてしまった。あなたの胸に顔が埋まる寧々は、驚いて甘い吐息を溶かすように零していく。

 

「こ、こんな状況ですからね……仕方ないですよ」

 

 助けようとしてカッコがつかなかったこともそうだが、今度はあなたが寧々を押しやってしまったことに謝罪すると、寧々は先程と同様に困ったような笑みを浮かべて、あなたのそれを受け入れた。今まで味わったことの無い距離感にドギマギする時間が訪れる。

 

「はぁ、ん……っ」

 

 そんな折、顔を赤くして身動ぎをしながら、寧々が一つ息苦しそうな吐息を漏らした。圧迫されているのが苦しいのかとあなたは思ったが、ふと、あなたは自分の脚が寧々の股の間に挟み込まれるような位置に入り込んでいることに気が付く。

 

「ん、ぅう……っ♡」

 

 それに気付けば、赤い頬も苦し気な吐息も全く違う意味に見えてきて、あなたの背中にぶわっと大量の冷や汗が吹き出した。頭に過ぎるのは“痴漢”の二字である。

 

「ふぅぅ……はぁぁ……♡」

 

 然れど、この超満員の電車の中でできることなんぞあるはずもなく、あなたは自分の人生の終わりを悟った。目の前で、どんどん吐息に艶めかしさを纏わせる美少女の姿を目に焼き付けながら。

 

「ん、んぅぅ……っ♡♡」

 

 しかし、あなたの膝の辺りが熱くなってきた頃になっても、寧々は声を上げることはしなかった。ナニかに耐えるように口を結ぶ姿は、あなたの股間をも熱くしていく。

 

「こんな、ところでぇ……っ♡」

 

 一方、人酔いするほどの荒波に飲み込まれて、全身を擦られていた寧々は、最悪のタイミングで代償が発動していた。加速度的に熱くなっていく身体と、変身しようが絶対に逃げることが適わない状況に、みるみるうちに焦りが募っていく。

 

「だ、め……っ♡ それは、らめぇ……♡♡」

 

 偶然にも、そこには丁度いい位置、すなわち、開かれた自身の脚の間にあなたの膝があり、寧々の桃色の感情はそれを使って気持ちよくなろうとし始めていた。当然、まだ働いている理性はそれを良しとせず、必死に動きそうな腰を押し留めてはいるが、発散しなければ治まらない呪いを抱えている以上、それも時間の問題だ。

 

「あ、んっ♡ ごめんなさいっ♡」

 

 自身とあなたの間に挟み込むように位置した寧々の両腕は、あなたの衣服を強く握りしめる。皺ができるほどに力を込めて、ナニかを耐え忍ぶ姿は、普段のお淑やかな彼女からは一片も想像できないほどに淫靡であった。学友と同様に、密かに寧々への憧れを抱いていたあなたは、無意識の内にごくりと生唾を飲み下す。

 

「は、あぁっ♡」

 

 そして、我慢の限界を迎えてしまった寧々は、とうとうあなたの膝で気持ち良くなる選択を是としてしまった。ゆっくりと動き出す下半身が、心地良い摩擦を齎していく。

 

「ふぅ、ふぅぅ……♡ あ、あぁぁ……っ♡♡」

 

 憧れの人の想像だにしない痴態に、あなたは当然驚き慄いた。あの綾地さんが自分の膝でオナニーをしているというあり得ない状況に、あなたの思考はこれまでにないほど混乱している。だが、そんな思考とは裏腹に、あなたは自分のブツが硬くなっていくのを知覚した。一般的男子学生たるあなたに、これを我慢しろというのはあまりにも酷であるが。

 

「ごめんなさい、ごめんなさいっ♡」

 

 ぐるぐるとあなたの思考だけが加速している間に、寧々はすっかり劣情を催してしまったようだ。呂律も媚熱ですっかり浮き上がった謝罪の言葉を紡いで、寧々はすりすりと秘裂を擦り付けていく。

 

「ん、んんっ♡ んぅぅっ♡♡」

 

 ここで手を出さない──より正確に言えば出す勇気がない──のが、あなたが童貞たる所以であるが、あなたは寧々の自慰行為を眺めながら所在なさげに宙で手を揺らした。そんなあなたを下から見つめ上げて、寧々はとろんと蕩けた表情をあなたへと向けながら、腰をへこへこと動かし続ける。

 

「迷惑、かけてますよねっ♡ ごめんなさいっ♡ 本当に、ごめんなさいっ♡♡」

 

 自らが生み出す快楽で声を上擦らせて、寧々はあなたの耳元で何度も何度もいやらしく謝意を囁いた。何時の間にか耳にキスされてしまうほどに密着されていて、あなたは押し付けられる寧々の豊かな乳房から伝わる激しい鼓動に、至上の興奮を誘発される。

 

「もう少しっ♡ もう少しで終わりますからぁっ♡♡」

 

 罪悪感と自己嫌悪を抱くことも後回しにして、寧々は燻ぶる代償を霧散させるべく動き続けた。正常に物事を判断できない頭で、支えるように背中に添えられたあなたの手から伝わる体温に、何処となく安心感を覚えながら。

 

「ん、んっ♡ んんぅぅうぅぅぅぅっっ♡♡♡♡」

 

 やがて、寧々はあなたの胸板に顔を埋めながら、盛大に絶頂へと達した。図書室の机や大人の玩具からは感じることができない、心地良い人肌の温もりに、この上ない悦楽を感じて。

 

「はぁ、はぁぁ……♡」

 

 余韻に浸るようにゆっくりと股座を擦り付けながら、寧々はあなたの胸元に深く吐息を零す。溢れてくる愛液が自身の下着とあなたのズボンを濡らしていることに気を配る余裕は無さそうだ。

 一方、あなたは一連の淫行と、絶頂した寧々から漂ってくる甘い匂いに、思考をくらくらさせていた。夢見心地で、然れど、ハッキリとした意識がそれを否定する状況に、あらゆるものがオーバーヒート寸前である。

 

「ご迷惑、おかけしました……♡」

 

 やはりというか、寧々の方にあなたという存在は認知されていなかったようで、今更湧き上がってきた羞恥心で顔を真っ赤に染めながら、少女はちらちらと顔を逸らして再度謝罪の言葉を口にする。そのことに少しがっかりしつつも、あなたは挙動不審に対応した。

 

「そ、それでは、私はここで……っ!」

 

 尋常じゃないほどに気まずくなり始めたその時、タイミングを見計らったかのように自分たちの側の扉が開き、そこに活路を見出すようにして、寧々は足早に飛び出していく。終ぞ、あなたが同じ学院の者と気付くことは無かったが、遅いか早いかの問題なので、彼女の目から光が失われるのが先延ばしになっただけである。

 そんな割と近い未来のことはさて置いて、あなたも熱に浮かされた思考のまま、目的地の駅へと降りていく。未だに夢だと言われれば信じてしまいそうになるが、膝に籠ったままの熱がそれを否定して、どうしようもない劣情が身体を満たしていくのを感じ取った。故に、元々目的無く訪れたこの地から足を翻して、あなたは自宅へと戻るのであった。ナニをしたのかはもはや言うまでもないだろう。勿論、その数時間後、帰宅したとある少女が、枕に顔を埋めながらベッドを転げ回り、喉が張り裂けそうなほど絶叫していたことも同様に。

 

「あ、あの日見たことは、忘れてください……っ!!」

 

 なお、後日学院で再開を果たし、寧々が光の無い瞳のままあなたを部室に連行することとなった。無理な願いと知りながら、懇願を重ねる少女の姿があったそうだが、それはまた別の話である。




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