オムニバス形式で綴られていくゆずソスケベ二次小説 作:水晶水
「へ!? い、一緒に、ですか?」
寧々が気絶したまま眠りに就いて、その翌朝。昨日の出来事にドギマギしつつもシャワーを浴びたり朝食を摂ったりと活動の準備を終えた頃、あなたは昨日のビデオを見てみたい、と寧々に何とも無しに口にした。あなたとしては一度ぐらい確認してみたい程度の意識で口にしたことであったが、寧々からすれば自分の人生史上最低の痴態を再度あなたに見られることに他ならない。故に、寧々は昨夜の朧げな記憶のフラッシュバックで顔をみるみるうちに赤くしながら、そのオネダリを渋るような姿勢をあなたに見せる。
「あ、うぅ……そ、そんなに見たいんですか……?」
しかし、その程度ではあなたが退く理由にはならず、あなたは再度寧々へとオネダリの言葉を口にすると、彼女は耳まで綺麗な朱色に染めながら、上目遣いであなたへ確認の言葉を投げかけた。心の天秤が揺らいでいる寧々の問いかけに、あなたは間髪置かずに首肯を返す。
「わ、わか、分かり、ました……」
結局、数秒間の睨み合いの後、非常に小さな声で寧々がそれを了承することで、あなたと寧々の鍔迫り合いは終わりを迎えた。心の深層の部分ではあなたにまた痴態を見られたいと思っていることを彼女自身も気づいてはいない。
「そ、それではリビングの方に行きましょうか」
今からやることも決まって、寧々の早口で綴られる指示に従って、あなたたちはこの家で唯一テレビがあるリビングへと移動を始めた。可愛い娘のためを思って立派なテレビを買い与えてくれた寧々の父親のことを想うと涙を禁じ得ない状況であるが、生憎それを指摘できる人間はこの場にはいない。
「はぁ、ふぅ……し、心臓が、はち切れそうでひゅ……」
震える手つきでカメラの接続を終えて寧々がソファに座るあなたの隣に腰かけた。寧々はバクバクと接触するあなたに聞こえんばかりに心臓を駆動させて、緊張を露にしているようだ。呂律が既に事故を起こしている様子からもそれは推察できよう。
「はじ、まりましたね」
真っ暗だったテレビの画面も切り替わり、寧々がベッドに座っている様子が映ると、寧々はもう後には引けないということを理解して、少々強張った声であなたに話しかけた。無意識の内にあなたの手に手が触れて重なり合う。
「あ、改めてこういう風に自分を客観的に観るというのは……何だか恥ずかしいです」
緊張でガチガチになっている自分がただカメラに撮られているという光景を見て、寧々は自身をそう分析しながら言葉を零した。これから更に恥ずかしい想いをすることになることを指摘するのは野暮である。
「う、うぅぅ……♡」
やがて始まるあなたのインタビューに、寧々が初心な処女である体で答えていく様子を見てあなたが揶揄ってみせると、寧々は恥ずかしそうに呻き声を上げた。自分で用意した台本であるということは彼女自身が一番分かっているので、寧々はあなたの意地悪に何も返すことができない。
「あ……」
停止ボタンを押していない以上、そうしている間にも動画は進んでいくわけで、大画面にカメラを回していたあなたが現れると寧々は気の抜けた声を口から漏らした。まだ寧々の意識もハッキリしていた時の出来事であるが故に、この後に起きることを予測できた彼女は、心臓の駆動を速めながらもその視線をテレビに釘付けにされる。
「ひゃ……っ♡」
そして、画面の向こう側であなたと寧々の唇が重なった。何かイケないものを見てしまったという風に口元を両手で隠す寧々を、あなたは横目で確認しながら彼女の腰を抱き寄せる。
「はわ、あわわわ……♡」
そのまま、寧々は熱烈なキスを交わす自分の姿をぐるぐると目を回しながら食い入るように見つめ続けた。彼女の中で加速度的に膨れ上がっていく内なる欲望の顕現の時は近そうだ。
「……っ♡」
少しの愛撫だけで身体をビクリと跳ねさせ、息を荒らげる自分を見て、寧々はその敏感さにそこはかとない羞恥の感情を覚えた。自分はそんなに淫乱ではないと否定したい気持ちと、それとは裏腹に実際にいやらしく反応してしまっている事実が寧々の心の裏でせめぎ合う。
「わ、私、こんなにいやらしく反応して……♡」
そんな寧々の葛藤を他所に、視界に映るあなたと寧々の行為は段々と激しくなっていき、とうとう本格的な前戯が始まってしまった。キスされながらも抵抗せずに胸を揉まれる自身の姿を見て、寧々は自分が破廉恥であるという事実を戸惑いながらも受け入れる。
「ごく……っ♡」
忍び寄る発情の気配を感じながら生唾を飲み込み、寧々は荒ぶる鼓動を抑え込むように豊満な乳房越しに自身の心臓に手を重ねた。熱を孕んだ吐息も部屋の空気に溶けていって、生まれてこの方味わったことも無い感情に胸が支配されていく中、彼女はただ液晶に目を向けるだけである。
「はぁ、はぁ……♡」
そして、テレビの中の自分が脱がされ始める頃、寧々はもう一人の自分と同様に瞳を蕩かしてしまっていた。篭もり始める熱を逃がすように服は少しずつはだけていき、然れど、その熱さを楽しむようにあなたとの距離は零距離を越えて一体となっていく。
「あんなに、あっという間に……お、女に、されてたんですね……♡」
すっかり雌の顔へと変貌した映像の自分を見つめて、寧々はあなたにギリギリ聞こえる程度の声量でそう零した。いつの間にかあなたの内腿に添えられていた寧々の左手が、燻る熱を燃料にして緩慢な円運動を始める。
「ん……っ♡ ふぅ、ふぅ……♡」
それに応えるように、あなたも寧々の腰を抱き寄せる右腕に力を込めながら、その彼女よりも大きな掌で瑞々しい太ももを撫で始めた。視線は両者共に前を向いたままだが、想いは既にお互いに食らいついて離れない。
「はぁぁ……♡ はぁぁぁ……♡」
媚熱で灼かれた喉から溢れる吐息もそのままに、寧々はあなたに更に密着するべく、正面を向きつつもゆっくりとあなたの片膝に跨った。座り心地は悪いであろうに、より強くあなたを感じていたいがために、寧々はそのまま甘えるように全身を擦り付け始める。
「んっ♡ も、もっと……っ♡」
まるで喋ることが悪いことであるかのように声を潜めながら、寧々は下着姿に剥かれた自分のように、太ももだけでなく全身を愛して欲しいと、あなたの耳に口付けするほどに顔を近づけて囁いた。震える声によるオネダリが、あなたの情欲にも火をつける。
「ん、ぅぅっ♡♡」
そして、恋人の懇願に応えるために、あなたは腕にぐっと力を込めて寧々を強く抱き寄せた。透き通るような銀糸の髪があなたの頬を撫でて、漂うフェロモンに頭が煮立っていく感覚をあなたは覚える。
「ひゃんっ♡」
鼻腔から寧々に侵食されながら、あなたは画面の自分に倣うように寧々の乳房を揉み始めた。混ざり合う二人の寧々の嬌声が、不思議な性衝動をあなたと寧々に齎していく。
「はぁ、はぁはぁ♡ あ、あの……もう、我慢できません……っ♡」
やがて、されるがままで胸の突起を弄られ絶頂を迎えた自分の姿を見せられると、寧々はギリギリで保っていた理性を陥落させてしまった。膝の上から股の間に落ちながら、寧々は肢体に這い回るあなたの両手に双手を重ねる。
「やだぁ……っ♡ 焦らさないで、くださいぃ……っ♡♡」
そのまま流れるように後ろから抱きつかれながら、寧々は未だ愛撫に留まるあなたに切ない声を上げた。誘発された発情に促されるまま、寧々は本能に従ってあなたを一心に求め始める。
「び、ビデオみたいに乳首と、お、おまんこ、弄ってください……♡ 意地悪しないでぇっ♡♡♡」
一方、あなたは動画の最中は鑑賞に集中するようで、的確に絶頂のポイントを外しながら寧々を可愛がり続けた。その影響でもどかしさで支配される寧々は、くねくねといやらしく身を捩りながらあなたに甘え媚びる声を上げる。
「こ、こんなの、イジメですよぅ♡ 犯してぇっ♡」
そして、画面の向こうでは肉打つ音が響き始めた頃になっても、あなたは寧々の乳房を掬い上げるように揉み、鼠径部に指を這わせて焦らしに焦らしていく。発情でどうにかなってしまいそうな寧々は涙を浮かべて抗議するが、力の抜けてしまった身体ではくねくねと扇情的にあなたを誘うことしかできない。
「やだやだやだぁ♡ 昨日みたいに激しくシてくだひゃいぃ……♡」
欲求不満が爆発しそうなのに、もう一人の自分が足首を拘束されて獣みたいに犯されているのを見せつけられ続ける寧々は、子供みたいに駄々を捏ね始めた。その愛液がソファを濡らすぐらい溢れている姿は子供とは程遠いが、快楽で心を掻き乱されて少しばかり不安定になっているようだ。
「あっ、やったぁ♡ 指、キましたぁっ♡」
流石にそんな姿を見せられるとあなたも申し訳ない気がしてきて、ひたすら指先で周辺を弄る動きから、下着の中に手を突っ込んで掻き回すような動きに変えた。その瞬間、寧々は快楽のあまり腰を浮かしながら歓喜の声を上げる。
「ん、ぅぅ……っ♡ 指、ゆびしゅきぃぃ……っ♡♡」
ぐちゅぐちゅと蜜壺を蹂躙されることで意識も呂律も蕩かして、寧々はあなたの手に手を重ねながらいやらしく喘いだ。閉じる力も失くしてしまって、ずっと開きっぱなしの口からは唾液も零れ続けている。
「はぁ、あんっ♡ こん、なにぃ……えっちなこと、されてたんれひゅね……♡」
そして、そうこうしている内にビデオの方も最後のパートを迎えたようで、画面に艶姿を総て見せつけるような自分が映し出されるのを見て、寧々は耳まで赤くしながら思考のフィルターを通していない感想を漏らした。全身を弛緩させて、大股を広げて秘部と胸を弄られている今も十分に恥ずかしい姿であるが、それを理解できるほどの理性はもう寧々には残っていない。
「私も、はぁぁっ♡ いっぱい射精されたいれひゅ……っ♡♡ はぁはぁはぁ♡」
自身が艶めかしく懇願し、大量に射精される姿を見て、寧々は熱く呼吸を乱しながら同様にオネダリを始めた。目にしたものに意識を引きずり込まれてトレースしているのか、
「終わり、まひたよぅ……♡ 早く、やらしい私を、さっきみたいに激しく犯してくらひゃいぃ……♡♡♡ 早く早くぅ……っ♡」
やがて、自分の痴態でこの上なく高められたままAVの再生が終わり、画面が真っ暗になると、寧々は待っていましたと言わんばかりにあなたに媚を売り始めた。発情に後押しされているとはいえ、清楚さの欠片もないその姿に、あなたのどうにか保っていた理性もここでとうとう切れてしまう。
「ひゃっ♡ あっ、待っ────♡♡♡」
そのまま、あなたがガバっとノータイムで寧々をソファに押し倒すと、淫靡な表情を浮かべた寧々はいきなり覆い被されたことで静止の声を上げた。然れど、それを言い切るよりも早く、あなたの膨れ上がった欲望が寧々の最奥まで貫き通す。
「お゛っっっ♡♡♡♡♡」
脱ぐ暇さえ惜しいとばかりにびしょびしょのショーツをずらして行われた挿入によって、寧々は汗だくの肢体を弾かれるように弓形に仰け反らせた。数十分かけて焦らされ続けて、それを一気に解放される形で突き込まれたそれに、寧々は意識を一瞬トばしてしまい、反射的に濁った嬌声を上げてしまう。
「はっ♡ あ゛っ♡♡ イぐっ♡ これ無理っっ♡♡♡」
しかし、そんな寧々にお構いなしに、あなたは無防備な寧々の下半身に激しく腰を打ち付け始めた。昨夜の自分に負けない勢いで動かされるあなたのブツに、寧々は恥も外聞も気にする余裕も持てずにただひたすら喘ぐことしかできない。
「気持ちいいれひゅっ♡♡ 気持ち良すぎて、頭おかしぐなるっっっ♡♡♡♡」
代償の影響か、奥を突かれる度に絶頂しながら、寧々はその身を蹂躙する快楽に身を任せた。脳を焼き切らんばかりにスパークし続ける快楽信号は、寧々を性に忠実な一匹の獣へと作り替えていく。
「イぐっ♡
それだけ激しくしていれば当然射精も秒読みで、あなたは搾り取る様にうねる寧々の膣に思い切り射精した。連続絶頂の最中に齎された大絶頂は、既に白みがかっていた寧々の意識を完全にトばしてしまう。
「はへぇっ♡♡ らめっ♡ お、ぐぅっ♡♡」
だが、昨夜は気絶によって終局を迎えた行為も、カメラが回っていない現状では全く関係なく、あなたは気絶する寧々の脚を折りたたむように抑え込みながら、射精直後の陰茎を再び動かし始めた。完全に抵抗を許されない体位で犯される寧々は、その身で暴れ狂う快楽で無理矢理叩き起こされながら、言葉にならない嬌声を紡ぐことしかできない。
「ひぎっ♡ イぎ死ぬっっ♡♡ これ、やばっっ♡♡♡♡」
完全に乙女がしてはいけない表情になりながら、寧々は犬の呼吸のように激しく喘ぎ声を上げ続ける。自分が何を喋っているかも理解していない快楽によって引きずり出された嬌声に、普段は決して見ることができないナニかを垣間見て、あなたの興奮は更に増大していった。
「無理無理無理無理っっ♡♡♡ 本当にっ、お゛っ♡ 死んじゃいまひゅっっっ♡♡♡♡♡」
寧々は噴水のように潮を吹きながら犯されて、体液という体液を全身から零していく。お互いにもう気持ち良くなることにしか思考が回っておらず、本能に導かれるままに動く様は、ヒトのそれと呼ぶにはかなり無理があるだろう。
「~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡♡♡」
そして、永遠に続くはずもない時間は二度目のあなたの射精で終わりを迎える。子宮を満たさんばかりに勢いよく放出された子種に人生史上最大の絶頂を促されて、寧々は数秒の間目を見開きながら腰を飛ばしてから、事切れるように眠りに就いてしまった。
一方、あなたも場の雰囲気と寧々の発情のせいでいつもの倍激しく動いてしまい、本能だけで動いていた身体に遅ればせながら重苦しい感覚が蔓延し始める。起きていられないとばかりに自身の下で気絶する寧々に重なるように倒れ込むと、自然と落ちていく瞼に身を任せるのであった。
目を覚ました時に寧々が恥ずか死ぬんじゃないかという心配もあるが、それと同時に、発情と自作AVを組み合わせるのは流石に封印しようと、あなたは独りこっそりと誓う。闇に意識が溶けていく中、過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉を身を以て味わうあなたであった。
ゆずオンで寄稿した小説は無事完売したようで何よりです。