酒は飲んでも飲まれるな、という格言らしきものは幾度も聞いたが、目の前で空き缶を幾つも転がした部屋で酒をまだ飲む彼女を見てそれを痛感した。宅飲みをしようと誘ったは良いものの、家だからこその気安さが彼女のリミッターを飛ばしてしまった。
「まだまだ飲み足りないんじゃないの」
「そうは言ったって」
涼音さんの足元、今日だけですでに数缶ほど飲み干していたのだろうか。最初は晩ごはんに合わせて飲む程度だったというのに、他愛のないテレビを二人で見ている間も彼女が冷蔵庫に行っては酒を飲んでいた。いつしか積み上がる空き缶、久しぶりの休みを前にどこかリミッターが外れているかのような印象すら受けた。
さっきまで着ていたはずのパーカーはすでに脱ぎ捨てられ、すでにキャミソールにショートパンツ姿になっている彼女。少し動くたびにちらりと小さな乳房からはツンと立った乳首が見え、正直言ってもう限界まで興奮していた。
「そんなこと言って、こんなに固くしちゃって。このエロガキめ」
「押し倒してるのは涼音さんの方ですよね」
「あーあー、聞こえない。口答えする男はこうしちゃうよ」
背丈に大きな差がある俺でも、気を抜いた瞬間をつかれてしまってはすぐに押し倒される。彼女はカチカチになったその一物をゆっくりと布越しにさすっていった。肌に張り付いていたはずのシャツは、重力に従って下に垂れてきていた。当然、乳房を覆うはずのそれからは胸の谷間どころか、ピンクのそれもよく見える。
「それはっ……」
「昂晴はここが好きだもんね」
普段は俺の方から誘うことが多いが、今日の彼女は酒が入ったことで一味違う。パンツの奥、怒張したことでわかりやすくなってしまったカリをさするように手を動かした。それだけでは満足しないのか、ゆるくしていたズボンの隙間から、今度は直接ペニスを握られる。
「ほらほら、お姉さんの手でもう果てちゃっても良いんだよ」
酒のおかげか、その手の力加減が上手くできない。細い指先で握られる陰茎はもはや痛いほどに強く握られ、軽くうっ血しそうだ。今すぐ、ちらりと見えた乳首にしゃぶりつきたい、彼女のぐっしょりと濡れた膣を触りたい。そんな欲求をすべて押さえつけるように、鈴口をその指で蓋してくる。
「涼音さんの指、細いのに……!」
仕事場で見る彼女のその様子からは想像できないような、あまりに色っぽいその様子。ズボンの中で絶頂を迎えたくないと願ったところで、彼女の指使いを前に我慢ができそうにはなかった。煮立った鍋から吹きこぼれるように、白い精液がパンツの中を汚し、彼女の手までどろどろにしてしまう。
強制的な射精、主導権を奪われたまま彼女の手でイッてしまい、どこか屈辱的な気持ちすら刺激される。それでもまだ脈打つペニスからは精液がこぼれ、それを指先ですくっては彼女が口で飲み干そうとしてみせる。
「おっと、今日は生じゃダメだから」
「それって」
彼女が器用に破ったその袋、中に入っているものが何を意味するかわからないほど、俺も無知ではなかった。ズボンはあっさりと脱がされ、なおもしっかりと血を集めて屹立したそれを彼女がゆっくりと舌と唇で包み、きれいにゴムで覆っていった。
「これなら……っ! ひっ、ああっ、あっあっ!? 一回出させたのに、まだこんなに硬いなんて」
ゴム越しでも彼女の膣から伝わる熱、いつの間にか脱ぎ捨てられたショートパンツの舌から顕になったヴァギナに俺のものは飲み込まれている。手についた精液を舐め取り、まだ唾液のついた手で俺の顔を掴む。強引に向かい合う形になったかと思えば、引き起こしてキスを交わす。身長差のおかげか、彼女の手はちょっと力が入っていて、俺もこころなしか体を起こしキスを続けようとした。
「は、ぁっ……んむ、んっ、くぅ……まだガチガチにして、私のなか、むちゃくちゃにして……っ」
「涼音さんのここ、おまんこが気持ちよすぎて」
彼女の膣内、ちょっと無理な姿勢になったことでより奥まで突き上げる。指先でクリトリスを刺激し、震えるその中の感触を心ゆくまで味わおうとした。二人が繋がったその隙間から見える小さなピンク色のそれを、指先でまたなぞっていった。
「あっ、ひっ……あっあっああっ……クリトリス、そんな刺激しちゃ、っ気持ちよくて」
膣内が大きく収縮し、小刻みに絶頂を続ける。最初の余裕ありげな表情はどこか消えて、小さな体を震わせ愛液をこぼしていた。俺も二度目の絶頂を迎えそうになるが、まだすんでのところで耐え続けていた。
「ひゃっ、はぁぁっ……そんな、気持ちよくされたら……っ!」
大事なところをぐちゃぐちゃに、今すぐ白く染めたいけれどもそれはゴム越しにはかないそうにない。涼音さんの中で絶頂を迎え、一気にゴムを満たしていく精液の勢いに体を任せる。ぷっくりと膨れ上がった精液溜まりを見て、彼女はどこか満たされたような表情でこちらに微笑んできた。
「か、はッ……こんな出しちゃって、そんなに私を……」
恥ずかしかったのか、それから先の言葉は続かなかった。彼女の中に注ぎ込むことは叶わなかったが、それでも満足げな彼女を見て、意識の限界が訪れた。お互いに汗だくで、そして体液まみれだったが、今はもう何も考えず眠りにつきたい。