彼女に連絡を取ろうとすること数日、何の音沙汰もなくなって不安になって部屋を尋ねる。任務のおかげで学院を少し離れている間、一向にメッセージの一つも返さないとあってはまともに集中できるわけもなく。同じ任務に出ていた七海にすら呆れられる始末だ。
「もう、そんな落ち着きのないお兄ちゃんならむしろ邪魔になっちゃうよ」
「そんな落ち着きが無いように見えるのか、俺が」
「めちゃくちゃ。さっきからずっと携帯気にしてるでしょ」
否定しようにも、ポケットの中でしっかり握りしめた携帯の存在に黙りこくる。茉優先輩が連絡を返さなくなることなんてしょっちゅうだったけれど、直接確認しに行ける普段と今ではその気持ちの持ちようが大きく違った。
「お父さんには先に帰ったって伝えておくから」
「……悪い」
七海を置いて、服だけ着替えてすぐに学院への電車に乗る。その間も一切連絡をしてこない彼女への不安だけが胸を締め付けてきた。いっそ護衛だの理由をつけて残ればよかった、なんて言えば親父には笑われてしまいそうなものだが。
正門からパスを提示してそのまま彼女の研究室へ。連絡を返さないときは決まって何かに没頭しているときだと知っている。部屋にはしっかり鍵がかかっていたが、ノックもせずに合鍵でドアを開ける。
「あっ……暁、君」
「やっぱりここに居たか」
「ちょ、ちょっとストップ!」
後ずさりする茉優先輩を前に、さんざん焦らされた俺の気持ちは抑えられるわけもなく。じりじりと距離を詰め、気付けば部屋の隅に彼女を追いやる形になっていた。もう一歩、あと少しで彼女を捕まえられると思ったその瞬間、透明な壁に阻まれた。
「ったぁ!」
「だから、今はちょっとストップだって!」
能力で抵抗しようとしてももう遅い、見つけた隙間から彼女を押し倒すような形で抱きつく。散々心配させられたのだから、このぐらい直接的な愛情表現をしたっていいだろう。そんな自己弁護をしながら、彼女の豊満な乳房に顔をうずめた。
「シャワー、まだ浴びてないのにぃ……」
鼻孔をくすぐるように彼女の匂いが顔を満たす。普段ならふんわりと漂うはずのシャンプーの香りは薄く、かわりに彼女から発せられる甘ったるいような匂いがやってきた。彼女は突然の抱擁にそれ以上の言葉は発する事もできず、ただ硬直して地面に転がっていた。
かすかに酸っぱい匂いと、そしてそれを押しつぶすような彼女の匂い。まだ白衣も脱いでいない茉優先輩に抱きつき、匂いをすするようにまた大きく呼吸した。
「やぁっ……暁君、ダメ、だからっ」
白衣の下は制服姿ではなく、明らかな薄着。彼女の発する匂いにあてられ、ゆっくりと白衣をめくり、下に着たシャツに手をかけた。すぐに現れる双丘に手をやり、強引に白いブラの下に手をやった。
「あっ、はぁっ、ふぁぁっ」
彼女のツンと立った乳首をつねり、そして離してはまた指でくすぐる。そのたびに躰が跳ね、口からは吐息がこぼれる。ピンク色のそれをまたいじり、そしてもう一度つねって感じさせる。
「はぁっ……今日の暁君、こんな、激しいのっ……!」
たまらず乳房にしゃぶりつく。コリコリと固くなった感触を舌先でいじり、ザラザラしたところで刺激する。体をくねらせ、快感に耐えながら逃げようとするその体を捕まえ、またねちっこいほどに舌を使い続けた。
乳房にこぼれた唾液が、ブラインド越しに差し込む光を反射して妖艶に光る。大きな乳房は、体が揺れるたびに遅れて動き、その質量を伝えてくる。
「もう、我慢できそうにない」
「それ、って……! あーーっ、はぁ、ああっ、そんな、奥まで」
彼女への愛撫を続けている間に、俺のイチモツはカチカチになっていた。もっともそれより前から、彼女の匂いにあてられ発情していた俺の興奮は抑えられるわけもなく。一気に膣奥まで激しく突き上げる。小刻みに震える膣内をぐちゃぐちゃに、その体を逃さないように今度はガッシリと体を抱き上げ、対面座位の形で彼女の膣奥を突き続ける。
「あっ、あ……っ! あああッ」
だらしなく開いた口からはなおも喘ぎ声がこぼれ、彼女の余裕はもうなくなっていることが伝わる。それでも、俺の体に回した手は徐々に強く、そして離さないように足も絡めてきた。完全にホールドされた俺だったが、今度は強引に立ち上がり彼女の乳房を押しつぶしながら壁に彼女をよりかからせる。
「なにこれっ、暁君の、おちんちんが、奥まで……ッ!」
膣奥のちょっと硬くなったところを捉えるように、また腰を打ち付ける。細かく震える膣内、彼女の体重がすべて繋がったところにのしかかり、また奥を強く刺激した。亀頭を締め付けるその感触、すっぽりと入ってしまったその中で、何度も何度も激しく腰を動かしては間もなくやってくる射精に備える。
「はっあ、はああっ、ああっ、あぁあぁあっ!」
行き場をなくした劣情が一気にこみ上げ、そして彼女の中を満たす。溜まりに溜まった子種が彼女の中に注ぎ込まれ、そして隙間から泡立って溢れてくる。爆発的な射精は自分の体力も一気に奪い、先程まで彼女を支えられていたはずの足が笑い始める。その場にしなしなとへたり込み、今度は彼女が上に乗るような形へと移っていく。
「はぁっ……暁君の精液、こんなにアタシの中に出てるんだ……」
手ですくい、ちょっと確かめるように見てはそれをなめる。そんな淫靡な姿にまたペニスは力を取り戻し、彼女の膣内を押し広げはじめた。
「あっ、あぁぁっ大きく、なってッ! 暁君の、アタシの中でまた」
いつしか俺だけでなく、茉優先輩も腰をゆっくりと動かし始めた。前後だけでなく上下に、膣奥だけでなくその周りで擦るようなその動きに、一度射精したはずのペニスが更に力を取り戻していく。
「っ、はぁっ、あぁあぁあぁ! そんな、激しくされちゃうとっ」
彼女の腰の動きが、たちまちに射精を促す。必死で我慢しようとしても、彼女の豊満な乳房が目の前で揺れ、そして陰茎を締め付けてくるその動き。視覚だけでなく触覚の両方で激しく刺激してくるその感覚、倒れ込んでくる茉優先輩と唾液を交換するようなキスを交わしながら、お互いに激しく乱れる。
何度目かの抽送、彼女の中にずっぽりとペニスは収まり、ズンッと奥まで突き上げたその瞬間、二度目の射精がやってくる。今度はさっきみたいな爆発的なものではなく、ダラダラと垂れ流されるようなその射精。彼女の膣内をいっぱいにする精液は、お互いのピストン運動でまた泡立ち、お互いの秘部を白く汚していった。
「はぁっ……あぁっ、はひぁあっ!? そこ、んんんっ、あっいいっ、ああああっ」
彼女の絶頂がやってくる。射精に合わせてひときわ大きく締め上げられ、そして中を満たした。中でまだ小刻みに震えるペニスをゆっくりと引き抜くと、茉優先輩の股からどろりと白く精液がこぼれていった。
「はぁっ、はぁぁっ。もう、こんな汚れちゃったらシャワー浴びなきゃ」
「俺も一緒に入っていいか?」
お互いに体液でどろどろになってしまい、同時に部屋の後始末に追われる。お互いに乱れた姿のまま、床に溢れたお互いの体液を拭きつつ、窓を明け換気を済ませる。まだ余韻に浸るオレたちは、そんな姿のまま抱き合ってシャワールームへと向かっていった。