※この作品はR-18です。

オムニバス形式・ヒロインたちのその後   作:しゃもじん

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久しぶりに書いた気がする。
ゆずだと和奏ちゃんの次に好きなのは葵なんだけど、中々書く機会を見つけられてない気が。


あの日のままで(葵・天神乱漫)

 真っ昼間、こんなに天気が良い日ならデートに行くところだけれども、今日はちょっと趣向を変えてお部屋でのデート。特別なことがあるわけでは無いけれど、こうして部屋にやってきて寛ぐ葵の姿というのも少し珍しいように感じる。

 

「なんだか、これはこれで緊張するね」

「あんまり部屋に居座ってることは少ないかもな」

「そうじゃなくて、もう、ハルの意地悪」

 

 頬を赤面させ、ぷいと後ろを向く。そんな彼女の姿もまた普段は見ることが出来ないからこそ、むしろ新鮮味を感じる。まだ少し不機嫌そうにする葵だったが、部屋においたテレビから流れる昼のニュースや再放送のバラエティを二人で眺めている間にその機嫌も少し治ってきたらしい。

 

「そうだ、ちょっと待ってて」

「何か取ってくるのか」

 

 返事をせず、部屋から去っていく彼女を見送る。流れるようなポニーテールを目の端で追い、また現れるのを待っていた。彼女と同棲を初めてもうそれなりに経つこともあってか、そこに葵がいることにさほど緊張することもなければ、あるいはドキドキするようなことも少なくなってきた。それが彼女には不満だったのか、と今更ながら考えが至ったけれども今更取り繕うことはできない。

 

「どう……かな、ちょっと着るのに時間かかっちゃった」

「それ、持ってきてたんだ」

「置いてきても良かったんだけど、なんだか勿体なくて」

 

 葵が身につけているのは水薙の制服。もちろんあのときに比べて少し大人びた彼女だったけれども、俺達が付き合い始めたその時の格好をしている、よく見慣れたその姿。それは彼女なりの抵抗だったのか、あるいは反撃なのか。思い出の中にあるその見た目そのままな彼女にまた恋慕の情を刺激される。

 

「黙ってないで、何か感想はないの?」

「とても、良かった」

「そっか、なら持ってきてよかった」

 

 ほっと胸を撫で下ろす彼女。あの日の記憶そのままの姿を前に、自分の中に押し留めていた劣情が一気に顔を出す。まるでいつかの続きをするように、彼女の乳房に手を添え、そしてベッドへと押し倒した。

 

「ちょっと、我慢できないかもしれない」

「もう、ハルったら……っ」

 

 彼女の乳房をゆっくりと手のひらでこねる。制服の下に手を伸ばし、布地とブラの間でゆっくりと触れるそれは手の中に収まる程の大きさ。程よいそのボリュームをしたそれを、存在を確かめるように揉んでいく。年月は経てど、まるであの日の彼女がいるような、そんな興奮を押し隠したまま、唇も重ねオトナのキスをする。

 

「ん、んっ……んはぁっ、そんなに、あたしの制服が好きなんだ」

「そうじゃなくて、葵が好きだから」

「それなら、お部屋デートって言ったんだから」

 

 もう一度、今度は彼女から口を封じるようなキス。頭の中を焼くような、吸い付く力は強く、脳を焼き切るような勢いで続けてくる。いつもの快活な彼女の声とは違う、色艶をまとったその声色が耳から脳へ。ずっとキスしていたいと思っても、彼女の口はすぐに離れてしまった。彼女から発せられた熱にあてられ、彼女に覆いかぶさるようなキスを今度はこちらからし返す。

 一度火がついてしまった昂りを抑えることなんてできるわけもなく。少し乱暴なぐらいに彼女の口を塞ぐ。甘美な恋人同士の時間、倦怠期だったわけではないけれど、こうして二人の時間に向き合うことは少しずつ、日々の生活で減っていたような気がする。今日だけは、それをすべて取り戻すかのような甘い時間を繰り広げたい。

 

「ん、んちゅっ……ん、は、ハル……ハルぅ……」

「やっぱり、俺我慢できない」

 

 彼女の手がゆっくりとズボンへと伸びる。わかりやすいほどに怒張したそれを、彼女は慣れた手付きで顕にしていく。手でゆっくりと弄び始めたそのときにやってくる快感、必死に耐えようと体を硬直させてしまったが最後、さっきまでは寝転がっていたはずの葵が俺の上に。屹立したそれを咥え、ひたすら愛おしそうに優しく舐めていた。

 

「ん……あむっ、ちゅうぅっ……ハルのここ、こんなに固くなってる」

 

 続く愛撫に体は素直に反応し続ける。彼女の口の中で跳ねるペニスが、ひたすらに快感を伝えてきた。少し欲求不満だったのか、彼女の舌使いはいつもよりも激しく、形を確かめるかのように何度も何度も、しつこいほどに続いていた。我慢しなければすぐにイッてしまいそうだったけれども、今日は彼女ともっと深く交わりたい。

 

「葵も気持ちよくなって欲しいから……ダメか」

「そんなこと言われて、あたしが断るわけない……でしょ」

 

 彼女がスカートの下に手を伸ばす。脱いだショーツは足に引っかかったまま、陰唇の間を開き、物欲しそうに愛液をこぼしているそこをゆっくりと当ててくる。亀頭の先端が当たり、葵の体が震えた。

 先端が飲み込まれ、奥底まで導かれていく。これまで何度もこうして、彼女と愛を確かめあったというのに、今日はまたいつもと違ったような興奮がやってくる。それは彼女がこんな記憶の中にある姿をしているからか、それとも葵を求める俺の気持ちが暴発しているからか。奥深くまで、俺の形を覚えているかのようにフィットする彼女の膣内をゆっくりとかき混ぜるように動かし始める。

 

「あっ、やぁっ……ハルの……硬い……」

「こんなに求めてくるなんて、葵はエッチだな」

「エッチでいいから、あたしの中をハルでいっぱいにして」

 

 陰茎に一層の血液が集まる。彼女は制服を乱し、自らの乳房を揺らしながら体を大きく動かす。そのたびにひだがペニスを擦り上げ、頭が真っ白になりそうな快感を伝えてくる。お互いの愛を、存在を確かめるように何度も何度も、彼女の中に劣情をぶつける。それに応えるように、彼女の膣はまた大きく収縮して離そうとしてくれない。

 

「ん、んむっ……んあぁぁっ」

 

 彼女の気持ちいいところは熟知している。先端が当たるそのスイートスポット、彼女の秘所を何度も刺激し、とめどなくあふれる蜜をその股の間に満たしていく。ネチョネチョと艶めかしい音を立てながら、早く彼女に絶頂という快楽を与えたくて、何度も何度も腰を打ち付ける。

 負けじと対抗してくる彼女の腰使いは、まるで俺の精を搾り取るような淫魔すら想像點せてくる。幼い時から一緒だった彼女と、こうして心を通じあわせて共に快楽を求め獣のように交わるその瞬間。得も言えぬ背徳的な気持ちは未だに捨てきれるわけもなく。倒れかかってきた彼女と唇を重ねながら、背中に手を回し、逃さないようにまた奥深くまで貫く。

 

 「ん、んんんっ! はあああっ、だ、だめっ、あたし、イッちゃってるから……っ、ふぁ、むっ……れろ……」

 

 一度、大きな収縮。体の筋肉が弛緩していく感覚が伝わってくる。絶頂を迎えた葵の体がずしりとのしかかってくるけれど、あと一歩のところで堪えていた俺はその体の動きを止めることが出来ず。溢れ出る愛液が淫靡な水音を立て、またひたすらに快楽を貪り食う。

 

「は、ぁぁっ、イッちゃう、またイッちゃうから……今度は、ハルと一緒に、っ」

 

 彼女の呼びかけに応じるように、一気に精液を注ぎ込む。彼女と子を為したいという本能的な欲求、生物として原始的な欲求を呼び覚まされた俺は、なおも中にドクドクと送り込み続けていた。

 

「出てる……ハルの精液……こんなに出されちゃったら、すぐに出来ちゃいそう……」

「その時は、ちゃんと俺も」

「もう、言わなくていいの」

 

 うっとりとした表情の彼女が俺に笑いかける。嬉しそうな彼女を見ているだけで、心が満たされる。同時に、これまで人知れず寂しさを募らせていた葵の内面に触れられたような気がして、ぼんやりとした頭は少しの罪悪感と有り余るほどの充足感に包まれていった。

 

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