年内の更新はおそらくこれが最後ですが、年が明けてもまた自分のペースで書いていくので宜しくおねがいします。
「うわー、びちゃびちゃだよ。明日までに乾かさないと」
「風邪引いたらいけないからシャワー浴びてきていいよ」
冷え込みが厳しくなってきた頃、昼頃から雲行きが怪しくなり気付けば大雨に。お互いに傘を持たず帰っていたおかげで二人揃ってひどく濡れてしまった。自分の体を軽く拭き、そして適当な服に着替えた後に、彼女の脱ぎ捨てた制服のほうに目をやる。
急いで脱いだおかげで乱雑に置かれた服のシワを伸ばし、そしてハンガーにかける。ちゃんとした洗濯はまた今度だが、ハンガーにかけて乾燥機をかけておけば十分着られるようになるだろう。
「制服、ちゃんと見たことなかったな」
彼女はまだ風呂場、シャワーの音だけが部屋に響く。ふんわりと香る柔軟剤の匂いや、彼女自身の匂い。こんなときに匂いを嗅いでいるところを見られたらなんと言われるか、なんて理性のほうが上回り、すぐに手を離す。
「にしても、これだけ濡れてたら乾くのに時間かかるな」
しっとりとわかるほどに濡れた服。とりあえず手頃な服があれば、と思ったが男家庭にそんなものがあるわけもなく。もっとも彼女の体躯に合う服はあんまりないような気がするが。
しばらく雨音を聞きながら、またタンスを軽く漁ってみる。結局見つかるわけもなかったのだが、それより先に彼女が風呂場から顔を出してきた。
「ごめん、服なかったから借りちゃった」
彼女がまとうのはオレのシャツ。当然サイズなんてあっているわけもなく、胸元は大きく開き、隙間からは色気のないブラすら見えているような様だった。彼女はそれに気づくことなく、ソファに腰掛け、外をゆっくりと眺めている。
「うわー……すごい雨。まだ帰れなさそう」
「ちょっとオレもシャワー浴びてくるよ」
「わかった、待ってる」
そんな無防備な姿を見せられ、理性が負けるのは時間の問題だった。逃げるように風呂場に向かうオレの背中を彼女は不思議そうに見つめるが、その意味は彼女に伝わってはいなかったわけだけれども。
気持ちを鎮めるためにシャワーを浴び、そして濡れた服から着替えリビングへと戻る。和奏はテレビをつけ、まるで自宅かのようにくつろいでいたが、それでもいつもとは違う様子だった。
時折シャツの匂いを嗅ぎながら、どこか幸福に満ちたような顔をしている。オレの存在に気付く様子のない彼女を部屋の隅から見ていると、どこか背徳的な気持ちすら湧いてくる。口から溢れる嬌声にも似た声、口の中に流れ込む甘ったるいなにか。時折感じる薬っぽさは彼女の罪悪感からか。
「……あっ」
「さっき上がったから、覗くつもりがあったわけじゃ」
「アタシ、こんなはしたないことするつもりなんてなかったのに」
恥ずかしがる彼女のそばに寄り、そのままソファへと押し倒す。もはや彼女の言葉を聞くほどの余裕なんてあるわけもなく。少し上気した頬の赤みを眺めつつ、今度は強引に唇を重ねた。くらくらするような刺激、蓋をするような熱いキスに何も考えられなくなってくる。
「ん、んむっ、れる……ちょっといきなり過ぎだって、はあっ」
和奏の頬が一気に赤らむ。息苦しさからか、それとも別の何かが原因か。一度口を離し、そしてまた大きく息を吸い込んでからもう一度キスを重ねる。ソファの上で抱き合い、体を密着させるとまだお互いの温もりがしっかりと感じられ、興奮はまた一層高まっていった。
ちゃんと前のボタンも止めず着たシャツはいともたやすく脱げ落ち、彼女の背中に広がっていた。柔らかなお腹や乳房が顕になり、可愛がるように撫でると口からは吐息がこぼれていた。
「あ、やぁっ……そこは、だめ、あああっ」
乳房をつまみ、ツンと主張するそれを可愛がる。嬌声は徐々に余裕なく、そして気付けば甲高くなっていた。指先の柔らかいところで刺激し、嬌声を上げたその瞬間にパッと手を離す。どこか懇願するような目でこちらを見てくる彼女は、じっと動かず俺のほうを見てきた。
「バカぁ……柊史ぃ……」
訴えかけるような目でオレを見据える彼女。応えるように今度はしっとりと湿った割れ目に手をやる。すでに蜜は溢れ出て、飲み込むように指を受け入れていた。そのまま彼女の大事なところを弄り、そしてまた刺激して彼女の気持ちいいところをひたすら刺激しつづける。
くちゅくちゅと水音が響き、そして交じる吐息。すでに余裕なく溶け切った表情をした彼女をひたすら快感へと導いていく。
「あ、ひゃぁぁっ、そこ、気持ち、いい……っ」
指の腹が彼女の気持ちいいところをこすり、そして引き抜いてはクリトリスをいじめる。刺激に声を上げ、ひときわ大きな声を上げる。広いリビングに響く彼女の嬌声、ゆっくりと快感をもたらし続けていた。
「ひゃぁぁっ……そこ、ん、っ、そこ、は、あっ」
すでに蕩けた目でこちらを見てくる和奏を、これでもかと弄ぶ。部屋に響く彼女の音を楽しみながら、同時に彼女が感じるたびに迸る電撃のような刺激を楽しんでいた。ゆっくりと、それでいて手加減することなく続く愛撫に彼女が限界を迎え、体をのけぞらせながら喘ぎ声を上げ、しばし痙攣する。
空気を求めて口を動かす彼女に、蓋をするよう唇を重ねる。お互いの息で呼吸をし合うような、酸欠になってぼーっとしてきた頭に彼女の感覚が流れ込んできて、まだ自分は何もされていないというのに感じそうになっていた。
「ん……はぁ、っ、ああ。アタシ、おかしくなってる」
「でも和奏だって、満足してないでしょ」
「それは、は、あっ、イッちゃう、イッちゃう」
彼女の中がまた収縮して、指先を締め付ける。狭くなったその中に強引にペニスをねじ込むまでそう時間はかからなかった。肉壁をかき分けながら膣を満たし、自分の肉棒が彼女の中へとすっぽり入り込んでしまう。ゆっくりと動かし始めると、すぐにダイレクトな刺激がやってきた。
「んぁっ! いきなり奥まで、っ、声、出ちゃうでしょ……っ」
悲鳴に似た声が響き、ペニスが一気に刺激される。ギュッと締め付けられる力がどんどん強くなっていくけれども、それに抵抗するようにひたすら彼女の膣内をぐちゃぐちゃにしていった。たちまちにこみ上げてくる精液を押し止めることなんてできず、そのまま一気に中へと注ぎ込んでいった。
「は、ぁっ、出てる、柊史の精液、いっぱい……」
「ごめん、我慢できなかった」
ドロドロとしたそれは彼女の愛液に混ざり、小さくなった膣内で音を立てる。乳房を鷲掴みにしながら、収まることのないリビドーをまたぶつける。肉と肉がぶつかり合い、パンパンと響く音は部屋の中ではうるさいぐらいだったけれども、そんなことに気を取られる余裕なんてなかった。
膣奥を突き上げ、また声が響く。静かな部屋に彼女の嬌声でリズムが奏でられる。中に出したばかりなのに、まだ収まることのないそれを受け止め続ける和奏だったが、すでに表情からは限界が見えていた。
「出して、柊史のいっぱい……は、ぁぁっ」
膣内から引き抜いたそれを、彼女の口へとあてがう。絶頂の直前、精液と愛液にまみれたそれを彼女は強引に引き起こした体で銜え、そのまま舌で包み込む。ザラザラとした感覚に刺激され、二度目の射精がすぐにやってきた。
「んんんんっ、んむっ……出しすぎ、口の中、もういっぱいだよ」
けほ、とむせて見せる彼女だったがすぐにそれを飲み込み。その様子を見せつける。すべて飲み干した様を見せて、少し笑ってみせる彼女の表情が目に焼き付いた。満足げな彼女を撫でながら、お互いの体液で濡れたままの体を横たえゆっくりと外の様子を眺めていた。