最近の日課といえば、家に帰ってからめぐるとのゲーム時間だ。部活の時間、誰も来ないなら綾地さんを入れて3人で遊ぶこともたまにはあるけれど、普段は大体誰か来客がいる。となれば、家に帰ってから電話でも繋ぎながらやるのが自然な成り行きだ。綾地さんにも少し声はかけてみたけれども、いろいろ都合が合わず、めぐると二人でやっている。
今日も、部活はいつも通り。何人かの相談者を対応して後は皆でグダグダと、下校時間まで雑談を続けていた。下校路はちょっと遠回りをして、今度はふたりだけでずっと話をしていた。
家に帰って、いつものようにゲームを起動する。特に決めた時間はなくても、オレの家事が終わる頃に合わせていつも待っててくれる。同時にアプリを開いて電話をすると、ワンコールもしないうちに反応してくる。すぐに声がして、元気よくめぐるが返事してくれる。いつものことだけども、待たせていてちょっと悪いって気持ちも少しある。
最初は足を引っ張ってばかりだったけれども、最近はちょっとずつ、オレがめぐるを助けるシーンも増えてきた。そのたびに嬉しそうに声をかけてきてくれるから、もっと頑張って、早くめぐるに追いつきたい。
「あっ、そうだ。センパイ、携帯の内側にカメラついてますよね?」
「付いてるけど……何に使うの?」
「下のボタンを押すと……ほら!家にいるのにセンパイを見ながら話せちゃうんですよ!」
いきなり大写しになっためぐるの顔にびっくりしつつ、こっちも言われるがままに機能をオンにする。めったに使わないから忘れていたけれども、最近のアプリはこうやってビデオも使えるんだな……。
「センパイって、家の中だとそんな格好してるんですね」
「ん?あっ」
言われて気付いた、完全に室内で誰とも会わないから適当な格好でカメラの前に立ってしまった。かくいうめぐるは、前に家に行ったときとほとんど変わらない格好で、強いて言えば髪を下ろしてメガネをかけているくらいか。無防備な彼女が拝めるかも、という淡い期待はすぐに失われてしまった。
「オレだって家なら……少々面倒だしこういう格好を、ってそういうめぐるはそんな格好してるなんて」
「だってセンパイに、可愛くないめぐるは見られたくないじゃないですか」
少し膨れてみせるめぐるの様子を見たら、もう何も言い返せない。少ししてから、またさっきのようにゲームを続ける。お互いの顔が見える状態でゲームをする、というのはちょっと新鮮だ。ただ、これはこれで楽しくて、気付いたら遅い時間になってしまっていた。
「もうこんな時間だ……そろそろ終わりにしますか」
「切る前に、一つだけお願いしていい?」
「ん?なんですか、センパイ」
さっきからカメラ越しのめぐるがかわいくて、もう少しだけ見ていたいって思ってしまった。お願いとは、ただ画面の近くに近寄って、もっと顔を大きく写して欲しいというそれだけだ。
「まぁ……そのぐらいならいいですけど、それならセンパイももっと近寄ってくださいよ」
「はいはい」
カメラ越しというのに、そのサラサラとした髪の香りすら漂ってきそうなぐらい近くでお互いの顔を見る。見つめ合っていると、徐々にめぐるの顔がわかりやすく赤く染まっていく。つられてオレの顔もどんどん熱くなっていくような感覚に、今すぐカメラを切りたいような気分になってきた。
「センパイ……キスしたい……」
ボソッとつぶやかれた言葉も、携帯のマイクはきっちりと拾いオレの耳元に届けてくれた。本人はそんなことを言ったつもりすらない様子なのが、また興奮をそそる。それに、こうやってカメラ越しというところから、またちょっと背徳的な感じすら感じた。
「カメラ越しのめぐる、なんかちょっといつもと違う」
「センパイも、なんかいつもより大人っぽくて……って、普段が子供とかそういうつもりじゃないんですけど」
「偶然、オレも同じことを考えてたからわかるよ。なんだか、ちょっと怪しい感じが……」
「あー、もうこんな時間だ!お肌も荒れちゃうし、そろそろ寝ないと!!」
半ば強引な言い訳で、無理やり通話は落とされた。一気に現実に引き戻されてしまうような気分で電気を消し、ベッドに向かう。布団に入るか否かといったタイミングで、珍しいことに着信が入ってきた。まさかめぐるから電話とは。
「……センパイ、怒ってないですか?」
カメラ越しのめぐるはさっきと打って変わって、完全に寝巻きといった様子だった。もしかして、さっきの切り方を今更心配して寝られなくなった、ということなのだろうか。その場にいたら頭でも撫でてあげたいぐらいだが、今はそれも出来ない。
「あの程度で怒ったりしないよ。もしかして、それが怖くて寝られなくなったの?」
「そ、そんなわけじゃ、ない。ですけど……」
ちょっと不安そうに、無防備な姿でカメラ越しにこっちを見てくるめぐるの様子にちょっとだけ興奮をそそられた。なんてのを今言うのはちょっと雰囲気をぶち壊しだ。でも、普段じゃこんなめぐるは見ることが出来ないから少しうれしく思ってしまう。
「もしかして、今のめぐるを見て何か興奮しちゃってます?」
「いや、そんなこと、ちっとも思ってないって」
「とか言いながら、ちょっと声が震えてますよ」
良かった、ちょっと元気になったみたいだ。オレに反撃してくるだけの余裕があるなら、きっともう寝られるだろう。でも、カメラ越しに何かしてみたいというのもまた事実だ……。今ならお願いしても許してくれるかな。カメラ越しにちょっとエッチなことをするのって、ちょっとだけ憧れだったりする。
「センパイ、本気で言ってるんですか?」
「オレはいつでも本気だ」
「だからって……そ、そんなビッチみたいなこと……」
「だって、さっきからめぐるを見ていたらちょっと……このままじゃ眠れなさそうで」
「……もうっ、このマジエロヘンタイセンパイったら、本気でそんなこと言うなんてびっくりですよ」
などと、一悶着あったものの結局寝間着をたくし上げるぐらいは許可してくれた。お互い、家族は寝ているから静かに、逆にそのシチュエーションが興奮した。電気を暗くした部屋で、白い腹を見せてくるその姿に、ズボンの中のモノが膨らみ始めてしまう。
「こ、これで良いんですか……?」
「もっと、もっと上を」
「えっ、えぇ……そんな目で見られちゃったら、もう」
ゆっくりと、服を更にたくし上げ、ついには脱ぐ。飾りっ気はないが可愛らしいブラが現れ、カメラ越しなのにその柔らかさが伝わってくるようだ。眼の前にあったら、すぐにでもブラの上から揉みしだきたい。
「カメラの前でこんな……めぐるはこんなヘンタイじゃないですよぉ……」
「オレのために頑張ってくれる、かわいい彼女だよ」
恥ずかしそうにしながら、それでも手でブラを隠そうとはしないめぐるを食い入るように見る。その質感、匂い、味。カメラさえなければすべて味わえるのにと、なぜか妙に悔しい気持ちになる。
「めぐるにこんなことをさせて……ところで、センパイは脱がないんですか?」
「えっいや、オレが脱いだところで何も」
「ほらほら、さっきその、ズボンがもっこり……してたの見ちゃいましたから」
隠していたつもりが、全く隠せていなかった。言われてしまったからには、ゆっくりとズボンを下ろしてみる。トランクス越しにもわかるぐらいに盛り上がったそれを、今まさにカメラ越しに見られているという事実が刺さる。なのに下半身に血液はまだまだ集まっていく。
「センパイの……おっきくなって辛そう」
「めぐるを見てたらもう……」
「そ、その。めぐる、昔聞いたことあるんですけど、カメラ越しにお互いの、お、オナニーを見せ合うなんてのが……」
聞いたことはあったが、お互いが微妙に遠慮して言えなかったワードだった。この前海道が話してたっけ、最近だとチャットでお互いにオナニーし合うなんてものもあるらしい。もしかして、今めぐるはとんでもないことの提案をしてきているのでは……
「センパイ、めぐるも脱ぎますからセンパイもいっせーので脱ぎましょ?」
「ちょっとまってそれは」
「ほら、いっせーのっ」
もはややけくそというべきか、有無を言わさずブラを剥ぎ取っためぐるに合わせるかのように、オレもパンツを脱ぎ捨てる。大きいわけではないが、形の良いおっぱいがカメラの向こうに現れる。カメラの向こうのめぐるも、オレの下半身に視線が集中して、お互い無言の空間が広がる。
「うわぁ……こんなのがめぐるの中に……」
「ちょっと言い方」
「ああっ、ごめんなさいごめんなさい。でもセンパイの、おっきくて……」
「めぐるはズボン脱がないの?そのままじゃ、お、オナニーできないでしょ」
「……!」
言われるまで気付かなかったのか、少しためらってから、一気にパンツごとズボンを下ろす。手入れされきれいな秘部がカメラに写る。流石に恥ずかしかったのか、すぐに手で隠してしまう。自然と自分の下半身に手が伸び、すでに痛いほどそそり立ったそれをゆっくりと、見せつけるようにシゴキ始める。
「わわっ、センパイのお、オナニーなんて、初めて見ました……」
「オレだって、人に、ましてや好きな人に見られながらなんて」
「それじゃ、めぐるもお返ししないと、ですよね」
おずおずとカメラの前に座り直し、開脚する。そしてカメラの前にめぐるの陰裂が晒された。恐る恐るのばす指が、その隙間に挿し込まれては引き抜かれる。そのたびにカメラ越しにも分かるほど、蜜で浸されていることがわかる。
「センパイっ……センパイっ!センパイのせつなそうな顔、見てたらめぐるまでエッチな気分になっちゃいました」
「一緒に気持ちよくなりたいから、一緒にオナニーしよう」
「ああっ、こんなエッチな子じゃないのに、指、止まらないですぅ……」
クレヴァスに指が挿し入れられるたびにぐぽっ、という音がする。水気を帯びたその音に興奮を高めつつ、ひたすら自らの一物を慰める。普段は見ず知らずの女優とかでしかこういったことはしたことがないのに。一番、何もかも知ってる彼女の秘め事を見ながらこんな行為に及ぶ、その背徳感が普段よりも早い絶頂の予感をもたらした。
「んっ……」
「しぇ、しぇんぱいっ、めぐるのおまんこ見て、シコシコしてはやく気持ち良くなってくださいっ……!」
2本の指で器用に広げられたヴァギナからは、とめどなく愛液が溢れてくる。充血し敏感なところを指し示すかのように膨らんだ蕾の周りを濡らし、僅かな明かりを集めてはその湿り気を伺わせる。カメラさえなければ、この小さな膣口にオレの陰茎を挿し込み、今すぐに二人で気持ちよくなりたいのに。
「めぐるっ、イクから、めぐるも一緒に気持ちよくなって」
「センパイのオナニーで、めぐるもイッちゃいますっ!好きな人の前で、こんなはしたない姿、見せたくないのに、もう我慢できなくてっ……!」
膨らんだクリトリスをつまむだけでは飽き足りず、すでに限界まで大きさをました乳首を片手でつまんでは離す。さらなる快感を得ようと必死なめぐるの姿はあまりに扇情的だ。指先が豆に触れるたび、体が大きく跳ね上がる様子がまた愛おしい。オレと一緒に気持ち良くなりたがっていることがカメラ越しにも伝わってくる。
「いいよ、めぐるも気持ち良くなって。その大きくなったクリトリスを触って、一緒に気持ち良くなって」
「めぐるのおまんこ、もう気持ちよすぎて、センパイが恋しくて、ヒクヒクしちゃってっ。もう、我慢できないですから、センパイも、我慢しないで」
お互いの手が速度を上げ、自分で自分の敏感なところを激しくいじめる。カメラ越し、お互いの秘め事を明かし合うこの背徳的な状態。それが普段よりも激しい刺激を与えている事実に驚きつつ、我慢の限界を迎え、カメラの前で激しく白濁液を吐き出してしまう。同時にめぐるも体をのけぞらせ、もはや空気が含まれていないような声を上げてはぐったりと倒れ込む。その間もカメラには、めぐるの愛液でびしょ濡れの秘部が晒され続けている。
「はぁ……センパイも、気持ち良くなりましたか……?」
「めぐるのおかげで、オレも気持ち良くなったよ」
「そ、そうですか、よかった、めぐるだけが気持ち良くなったんじゃなくて」
絶頂を向かえたあとの秘部をお互いに拭いて、服を着る。それからはいつものような他愛のない話をしては、お互いに笑い合っていた。
「せ、センパイ……もしよかったら、今度はちゃんと、直接触ってくださいね?」
「……もちろん」
次に会った時、めぐるからいきなり襲われそうだ。今から楽しみにしておこう。
いつぞやの飲み会で出た、千咲ちゃんのアフター良いよねというお話を回収しました。
感想・評価のほどお願いします。
余談ですが、普段原稿に適当な題名をつけて保存してるのですが今回のはしっくり来ちゃってそのまま採用しました。