フィギュアのめぐる、どういうシーンなら胸はだけさせてドライヤー使うのかと思った結果、こんな感じのシーンになりました。エロはそのうち書くかも
放課後、今日は職員会議があるからと部活が中止になった日のことだった。チャイムが鳴り、カバンを手にして帰ろうとしたら教室の前でめぐるが立っていた。すでにクラスでは、毎朝やってくる1年生の女の子、として十分すぎるほどに有名になっていた彼女だが、そんなことを気にするわけもなく、いつもどおり彼女はやってくる。
「センパイ、今日は部活もないですし、一緒に帰りましょう」
「それはいいけど、ちょっと目立ちすぎないか?」
「いいんです、むしろ、センパイの彼女はめぐるだって、もっともーっとアピールできちゃうんですから」
教室の前に立っているめぐるは、周りからの目を気にすることなく俺に抱きついてきた。すでに慣れているとはいえ、衆人環視の環境下、いきなりの愛情表現に一瞬ビックリするも、しっかりと抱きとめて、強く抱き返す。
「はいはい、ごちそうさま」
「アタシたちはお邪魔みたいだし、またね!」
そんなオレたちを横目に見ながら、級友たちはそそくさと帰り支度を済ませていく。まるでそれが当然の光景かのように扱われるのも、もう慣れてしまった。
「そういえば、今日は親父が遅くなるって言ってたし、うちでご飯食べていく?」
「えっ、いいんですか?」
「めぐるの親がOKしてくれるなら」
「わかりました、ちょっと連絡しておきますね」
そう言って彼女が携帯を取り出し、素早い手付きでメールを打つ。その間も、彼女は俺の手にしがみついたままで、控えめながらもしっかりと形の良い乳房を腕に押し付けている。正直、そこまでされるとそろそろ周りの人の目が痛いが……だが、それでもめぐるの愛情表現のほうが嬉しく思えてしまうのは惚れてしまった性というものか。
「……それじゃ、今日はセンパイの家にお邪魔しちゃっていいですか?」
「良かった、それなら行こうか」
「はい……あと、その……えっと一回家に帰ってもいいですか?」
「どうかしたの」
「それが、せっかくだから泊まっていったらって言われて」
彼女の提案に乗って、一旦の目的地は彼女の家になった。メールの文面では「早く彼氏を紹介しろ」みたいなせっつかれ方もしていたようだが、流石にオレも恥ずかしいからと、なんとかのらりくらりやり過ごすことにした。
「それじゃ、帰りましょう。センパイ!」
彼女に手を引かれ、いつもの帰路を一緒に歩いていく。誰が見ていようとお構いなし、そんな彼女の甘えっぷりに、いつしかオレも遠慮なく、ベタベタと彼女にひっついて離したくなくなってしまった。
「あっ、今日はここ寄ってみませんか? 前から気になってたんですよ」
「ここは……マカロニ屋?」
マカロニ専門店とは一体なんだろうか。という疑問は隅においておくとして、せっかくこの店に寄るなら今日の晩御飯はマカロニグラタンにしようか、なんてことを考えてみる。せっかくめぐるが家にやって来るんだから、ちょっとは手の混んだ料理を用意しても悪くないだろう。
「前から気になってて、せっかくセンパイと一緒に帰るなら、ちょっと見てみたいなって」
「それなら今日の晩御飯もここで決めちゃおうかな」
「センパイの手料理……普通は逆ですけど、とっても楽しみにしてますよ」
ニッコリと笑う彼女の表情を見ていると、それだけで幸せな気持ちになる。結局、店は本当にマカロニをはじめとする卵を素材とする食べ物を売っている店で、デザートとしてプリンを買ったり、生産所直販の卵を買ったりと、それはそれで楽しい時間だった。
「センパイ、これだけマカロニ買ってどうするんですか?」
「今日はグラタンにしようかな」
彼女と歩きながら、そんな晩ごはんの相談をしてみる。家の冷蔵庫の中身を思い出しつつ、こうやって二人で並んで帰ると、本当に新婚の夫婦みたいだな、なんてことが頭の中をよぎりつつ。
「……なんか、二人で帰りながら晩ごはん考えるって、結婚したてみたいだよね」
「け、け、結婚……うぅ……センパイ、いきなりずるいですよ」
「ごめんごめん、本当にただ、そう思っただけなんだ」
「でも、センパイとなら楽しい家族になれそうだと思います」
「オレもそう思うよ」
お互いとても恥ずかしいことを言っている自覚はない。言い終わってから、お互い気づいて顔を真赤にするところまでそっくりだ。でも、彼女がいつも家で待ってくれているならそれだけで幸せな生活が送れる。そう思えるのは事実だった。
「……センパイ、そんなこと言ってないで、早く帰りましょ」
「分かってる」
恥ずかしさに我慢できなくなっためぐるが帰路を急ぐ。すぐに彼女の家にたどり着き、とりあえずオレは彼女を見送って、路地に身体をもたれかけた。この間に一旦、家に帰ろうかと提案してみたが「センパイが着替えてないのがいいんです」という謎理論を振りかざされ、とりあえずはめぐるが着替えて出てくるのを待つことにした。
家に帰り着いてすることは一つ。センパイのためにまずは髪を整え直して、そして着替えを済ませて、そして……。その場に投げ捨てたカバンはそのままに、履いていた飾り気のない黒いハイソックスを脱ぎ、スカジャンのボタンを外していく。
「今日は寝坊しちゃいましたから……センパイの家に行くんだし、もっとおめかしをして……」
そんな独り言を言いながら、急いでセンパイ好みのコーディネートに切り替えていく。軽くスプレーを拭いてから、ドライヤーで簡単に乾かし、学校では怒られてしまいそうなぐらいに髪をふわっとさせてみる。センパイに可愛いって言ってもらいたいから、こうやって……。
「あとは……っと」
鏡の前で自分の全身を見てみる。幸いにも今日のブラはセンパイに見せるために前買った……思い出すだけで身体が熱くなる。センパイにいっぱい好きって言ってもらいたくて、今日もこうやって身支度を整える。
「センパイを待たせるのも悪いですし、もう出ちゃいましょうか」
即座に着替えを済ませ、センパイが待つ道へと戻る。きっと、センパイは真面目だからめぐるが待ってと言ったらずっとその場で待ってしまう。そんなセンパイをがっかりさせない程度にはしっかりと格好を整えられたことを、改めて鏡で確認してから家のドアを開く。
今日はどれだけ、センパイに好きって言ってもらえるかな。そんな事を思いながら、センパイの家に行って、一杯愛してもらいたいな。