※この作品はR-18です。

オムニバス形式・ヒロインたちのその後   作:しゃもじん

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書いてたらやたら長くなりそうなので分割投稿です
元々本に載っけるつもりだったけど、これ載せてたら一冊単価がもう50円ぐらい上がりそうだし、結果的にこっちで良かった説すらある


残雪の宿で 前編(和奏)

 高速バスに揺られ、おおよそ2時間、山あいの温泉街へと向かう。たまにデートに行くことはあっても、こういう温泉旅行というのは始めてだ。

 

「それにしても、まさか柊史がそんなの当てちゃうなんてね」

「オレだってびっくりしたよ、普通当たるかあんなの」

「まぁでも、こうやって旅行に誘ってくれたのは嬉しいな」

「あっ、あぁ……」

 

 実のところ、最初は親父に渡してしまおうかと思っていた。まぁ、結果的にこういうことになったのは良かったのだが。

 

 

 

「……おい、柊史。どこかでスリか何かでもしたのか?」

「いきなり息子を犯罪者呼ばわりするな!」

 

 チケットを見せたときの一言目はこれだった。普段から仕事で疲れている親父に、くじ引きで当選した温泉旅行券を渡そうとしただけというのに。一体どんな息子と思われているのか、ちょっと気になる。

 

「まぁ、気持ちは嬉しいが……。俺もこの時期忙しくてな、なかなか予定が合いそうにない。それに、親孝行なんて働いて数年してからで良いからな?」

「別に親孝行なんて……」

「そう言うなって、ともかく、お前だって友達の一人や二人はいるだろ?もしかして友達がいないから親父に押し付けようとしたのか」

「息子に対して辛辣すぎる!」

 

 つくづく、失礼な親父である。ともあれ、親ではなく他に友達とかを誘って行けということになった以上、候補はほぼ一人しかいなかった。海道に声をかけてみようか、とも思ったけれども、アイツはアイツで忙しそうだったからな。

 

 

 

 というわけで、和奏を誘ってみたら快諾してくれた。あっちの親に反対されることもなく、結局二人きりではじめてのお泊りデートになった。

 テンションが高まってることもあって、バスに乗っている時間は本当にあっという間だった。バスを降りると、街の方とは全く違う、まだ雪もまばらに残っている様子だった。

 

「うわっ寒っ」

「えいっ」

 

 寒さに驚いていると、後ろからオレのポケットに何かが入ってくる。その小ささとぬくもりからして、和奏の手だろう。完全に後ろから不意をつかれた形になって一瞬ポカンとしていると、後ろから笑い声が聞こえてきた。

 

「……うひひ、あったかい」

「なにかと思ったら……このあとどうしよう、すぐに宿に向かう?」

「んー、チェックインの時間までまだあるし……あそこの観光案内所でガイドブック貰おうよ」

 

 

 

 そんな感じで周囲の観光名所を回りつつ、時間を潰していると、宿へのチェックインの時間になった。宿の入り口はいかにも古そうで、なおかつそれ相応に高いようだ。

 

「うわぁ……ホントに昔ながら、って感じ」

「案内見たときから相当古いって聞いてたけど、まさか……」

 

 正直、学生二人だと微妙に浮くぐらいの空気だった。とはいえ閑散期ということもあってか、あんまり人はいないようだった。チェックインをして、お部屋に通される。窓からは一面の冬山が見える。大浴場もあるらしいが、この部屋は露天風呂つきということもあって、わざわざ行く必要はなさそうだ。

 

「こんなに豪華とは思ってなかった……」

「ね、ねぇホントにアタシを誘ってよかったの…?こういうのってお父さんとか」

「最初は渡してみたんだけど、見事に断られちゃって」

 

 部屋の広さに驚きつつ、とりあえずは荷物をおろす。少し汗もかいているし、お風呂に入ろうかと準備をする。

 

「和奏、先に風呂入っていい?さっき歩いたときにちょっと汗かいちゃったし」

「うん、アタシはあとから入るね」

 

 脱衣所で手早く服を脱ぎ、軽く身体を流してから湯船に入る。部屋からこっちの様子は見えないようになっているみたいだ、いわゆる貸切温泉の部屋とはちょっと違った。

 

「おーい柊史、お風呂どう?」

「どう、って。ちょうどいい温度で気持ちいいよ」

 

 竹柵の向こうから声がする。部屋側のベランダから話しかけてきているみたいだ。ずっと前から考えていたけれども、この竹柵の隙間からなんとか頑張って覗く、ってのは出来ないのだろうか。意外と目も粗いから、近寄ればなんとか。

 

「……あっ、見えた」

「って和奏が覗いてるのか!?」

 

 考えることは同じだったらしい。完全にくつろいでるオレの姿を見られてしまった。とはいえ、ほとんど湯船に浸かっていて顔ぐらいしか見えないだろうが。

 外の景色を眺めつつ、当分お風呂に入ったままぼーっとしていた。さて、そろそろのぼせちゃうから上がらなければ……。

 

「おそーい!」

 

 後ろを振り向くと、もう服を脱いだ和奏がいた。ふと室内の時計を見ると、かれこれ15分ぐらいは経っていたらしい。流石に待たせすぎてしまったからか、ちょっと膨れながらこっちにやってくる。

 

「ごめんごめん、気づいたらめっちゃ時間経ってた」

「全く……さっきベランダ出たとき、ちょっと寒かったから早く入りたくなっちゃった」

 

 そう言うなり、身体を流してすぐ横に滑り込んでくる。2人で入るにはちょっと狭いぐらいのサイズの湯船だから、お互いの身体が触れ合うほどの距離まで近寄ることになった。オレとは違って、ハリ・ツヤのある白い肌にお湯がかかるたび、ちょっと見とれてしまう。やっぱりきれいだなぁ……。

 

「ん?どうしたんの、柊史。アタシをジロジロ見て」

「あっ、いや……肌きれいだなぁって」

「…!!」

 

 風呂に入っていることで元から赤みがかっていた顔が更に赤くなる。すかさず照れ隠しかのようにお湯をかけられる。何を、とやり返して更にお湯を掛け返すうちにエスカレートしていってしまう。

 

「そうだ、アタシを待たせた柊史に、バツとして背中を流してもらおう」

「はいはい」

 

 洗い場だけは室内にあるおかげで、風呂から出てもそんなに寒くはない。椅子に座った和奏の背中をボディタオルでゴシゴシと洗う。そしてお湯で流してあげると、やっぱりその白い背中にドキドキしてしまう。本人はそんなオレの様子をつゆ知らず、安心しきって背中を預けている。

 

「ふぅ……気持ちよかったぁ、あっ、前は自分で流すからね。変なこと考えてないよね」

「べ、別にそんなことは」

「ふーん……」

 

 ちょっと残念そうに見えたのは気の所為だったのだろうか、ともかくオレからボディタオルを受け取った和奏はそそくさと全身を洗っていく。オレもまだ身体を洗っていなかったから、すぐとなりで手早く身体を洗う。その間もさっきの背中が脳裏をよぎってはドキドキが止まらない。見慣れた、と言うほどではないにせよ裸は何度も見たはずなのに、さっきみたいに、明るいところでしっかりと見たのは始めてかもしれない。徐々に下半身に血が集まってきては、これは……。落ちつくために、ゆっくりと湯船に入っていると、髪まで洗い終わった和奏が入ってきた。この狭さでは隠しきれないが……

 

「……ジーッ」

「あっ、こ、これは」

「はぁ……まぁ、アタシも一緒にお風呂入ろうって思ったときから、ちょっとはそういうのもある、かなって思ってたけど。ここまで欲望に忠実とは……」

 

 言い返す言葉がない。和奏に勃起しているのを見られてからもずっとそれは維持されたままで、ごまかしようがない。かくいう和奏も顔を赤らめてこっちを見てくる。気まずい空気が流れる中、抱きついてキスをする。突然の行為に目を白黒させながらも、徐々に舌を入れて応えてくれる。腕を背中に回し、片手で腰の方を掴んで、正面から向かい合う形に向き直させる。ちょうどオレの膝の上に座らせる形になってから、更に続けてキスを続ける。

 

「んんっ、柊史、今日はちょっと積極的すぎっ」

「だって、和奏がかわいいから」

「んちゅっ、あっよだれ、たれちゃっ、じゅるっ」

 

 浴槽に二人向かい合って浸かりながら、熱いキスを交わす。お湯の温度よりも遥かに熱い口の中を蹂躙するように、舌で頰の裏側をなぞる。そのたびによだれがこぼれそうになりつつも、すかさず吸い上げて一滴もこぼさない。和奏の手がオレの背中に回って、首根っこ辺を掴んでくる。そしてその手は更に上に伸びて、後頭部を抱き寄せるようにして、更に密着度を高めた。

 

「んっ、和奏っ」

 

 口を一旦離し、今度はお互いの肩に顎を乗せ合う形になる。密着度が増し、胸が触れ合い、和奏の柔らかな腹部にイチモツが当たる。そのままじっと、お互いの体温を味わう。そのままじっとしていたいような、早く挿入したいような、先に動いたのは和奏だった。

 

「ほら、柊史の……早く、したいんでしょ」

 

 片手でゆっくりと陰茎を掴み、そのまま自らの秘部へと誘導していく。少し腰を浮かせてたかと思えば、ペニスと陰裂が触れ合ってすぐにスルリと入っていく。お風呂の中というのに、その粘り気を帯びた蜜壺はオレのをすぐに飲み込んでいった。

 

「こんなにガチガチにしちゃって……柊史のおちんちん、気持ち良くて好き……」

「和奏の膣内、気持ちよすぎるっ」

「柊史、気持ちよさそう。アタシがもっと気持ち良くしてあげるからね」

 

 お風呂の中で動きにくいのに、和奏がゆっくりと腰を振り始める。床に膝をついて、一番奥から抜ける寸前まで、大きくストロークしていく。そのたびに水面が波立つのもおかまいなしに、ひたすらオレを気持ち良くしようとしてくれる少女を見ていると、更に愛おしさが強まる。すでにオレの形を覚えてくれている膣が、気持ちの良いところをピンポイントで刺激してくる。

 

「早く出しちゃっ、て……アタシが、全部受け止めてあげるから。柊史の精液、いっぱいちょうだい」

 

 腰を最大限密着させて、今度は横に揺さぶるかのように腰をグラインドさせる。根本から蜜壺に飲み込まれたオレのペニスは、その刺激に耐えきれず射精を促される。こんな小さな身体で、すべてを受け止めてくれる。それだけで興奮は限界まで高まっているというのに、イチモツに激しい刺激が加わってしまえば、せり上がる精を止めることは困難だった。

 

「んっ、和奏、大好きだっ」

「アタシも、柊史のこと、大好きっ、いっぱい出して、アタシの中を柊史でいっぱいにして」

 

 めまいがするほど、一気に射精した。頭がクラクラする。すでに膣内は精液と愛液で一杯だ。今抜いたら浴槽内に精液が流れ出てしまう。それに、まだ和奏もオレに抱きついて射精の余韻に浸っている。

 

「まだ和奏はイッてない、よね」

「えっちょっと、アタシは柊史に気持ちよくなってほしくてっ、ちょ、今そんなのされたらっ!」

 

 クラクラする頭を抑えつつ、挿入したまま立ち上がる。駅弁の態勢から、風呂桶のヘリに座れるところを見つけ、座らせてからピストンを続ける。射精後の敏感な状態でも、和奏を気持ち良くさせたい、その一心でひたすら奥まで犯していく。

 

「ちょ、柊史、そんなのされたらっ」

 

 それだけでは飽き足らず、片手で和奏を支え、空いた片手でクリトリスを直接触る。ふやけてしわくちゃになった手だと加減が難しく、ともすれば普段より激しい愛撫になっているかもしれない。必死で声を抑えつつ、体中を痙攣させるかのように感じる和奏の姿を見て、腰を動かす速度がどんどん上がっていく。お互いの体液が混ざり合い、泡立つのも気にせず、自分たち以外誰もいない空間に、ただ肉と肉がぶつかりあう音を響かせる。

 

「あっ、ひゃっ、柊史のおちんちん、気持ちよすぎて声出ちゃうよ、あっ……そこっ、強すぎてイッちゃう」

「オレを気持ち良くさせてくれたんだから、和奏も気持ち良くしたいんだ」

「だからって、あっ、んんっ……もう、イッちゃうっ」

 

 膣内とクリトリス、更に触れ合う肌から伝わる鼓動、すべてが和奏を気持ち良くさせていく。そして脳に電撃が走るような感覚を覚えて、同時に膣内が急激に収縮する。一回出したあとの、オレの陰茎に残った精液を余さず吸い上げるようなキツさだった。

 

「はぁ……イッちゃった、柊史にイカされちゃった……」

「やっと和奏も気持ち良くなってくれた」

 




前編だけですでに一回セックスしたけど、この後まだ2回ぐらい残してます(宣言)
ちなみに、私は今年の2月に同級生の野郎とこんな感じで温泉行ってきました。こんな豪華じゃなかったけどネ。所々の描写はその時の経験から引用してます。

俺も和奏ちゃんと温泉に行きてぇよ......。
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