※この作品はR-18です。

オムニバス形式・ヒロインたちのその後   作:しゃもじん

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こんなに長くなるとは思っていなかったぞ......とは言え無事完結です。
七海ちゃんのR-18シーン、実は結構激しめなんだけどなかなか喘ぎ声のパターンに困りがち





兄妹の決断:後編(七海)

 親父は七海を危険から遠ざけたい。それは俺も同じだ。正直、七海が俺と同じ任務につき続けているのは怖い。もとからあった肉親としての情だけでなく、今は恋人という立場からしても。唐突にこういう形で、その選択肢を突きつけられたから困惑しているのであって、いつかは家族で考えなければならない問題だった。

 

「ん、こんな時間に、しかも通常で。どうした」

「結局寝付けなくて」

「そうか……まぁ、わざわざこっちにかけてきたってことは、あくまで俺に、親としての助言を求めにきた、ってことか」

「まぁ……そんなところかな」

 

 実家にいた頃から、親父の生活はだいたい把握していた。人からしたら非常識な時間の電話だが、親父の声は明瞭で、寝ていたところを叩き起こした、と言ったような罪悪感はない。それに、仮に寝てたとしてもこのモヤモヤは吐き出さないと寝られるわけがなかった。

 

「それで、俺はお前たちにこうしろ、ああしろって言ったほうがいいのか」

「別にそういうつもりはないけれども」

「ちょっと意地悪な質問だった。ただ、もうお前たちだっていい年だから、自分たちのことは自分で決断するしかないと思うぞ」

 

 言われて黙り込むしかない。そう、これは俺達の問題。もちろん一義的には七海のものだが、今後を考えれば俺にも関係がある。一方で親父にとっては子どもたちの問題なだけであって、親の立場を利用してアレコレ言うようなものではない。特班の室長として何を言うかは別問題だ。今はあくまで俺達の親として、言うべきことを言っている。

 

「じゃ、せめて俺からは考える手伝いをしてやろう。暁、お前は七海がこの任務を続けることに賛成か、それとも反対か」

「それは、七海の意思が」

「七海が、じゃない。お前がどう思うかだ」

 

 言われて黙り込む。結局、それすらも俺の中で結論は出せていなかった。七海の判断を優先、と言いつつ結局は俺が判断をしたくないだけだ。もちろん危ないことはさせたくない

。この任務の危険度は、俺も親父も重々承知の上だ。ただ、一方で俺と七海、そして親父を繋いでいたものの一つにこの特班があったことも事実。もともとこの関係だって、橘花での任務がなければ一生気づかないままだったかもしれないぐらいだ。

 

「俺は……」

「まぁ、今すぐ電話口で結論を出せって言う気はない。それに、答えは俺なんかより、七海ちゃんに直接伝えるべきだからな」

 

 思考がフリーズする直線で親父からの声で我に返る。結局、二度目の電話でも俺は答えを言い出せなかった。俺の判断、それは……

 

 

 

 カーテンの隙間から漏れる光はうっすらだが明るく、早朝と言っていい時間になっていた。そんな時間になってからようやく襲ってきた睡魔に身を任せ、強引に考え事を切り上げて目を閉じる。次に目が覚めたのは昼過ぎ、それも夕方と言っても差し支えがない時間だった。

 

「ふあぁ……あれ、お兄ちゃん?」

「ちょっと夜遅くまで起きてたからな、どうせ休みだし」

「そっか、実はわたしもさっき起きたばかりで……」

 

 まだ寝巻き姿で、なおかつ所々にクセがついているというのだからその言葉に嘘はない。眠たそうに目をこすりつつ、こっちを向く七海の表情はやはりというべきか、かなりの暗さだった。

 

「七海、もしかしてお前も」

「……隠してても分かっちゃうよね。昨日もらった資料を読んで、それからずっと考え事をしてたらもう朝になっちゃってて」

 

 俺と全く同じ理由。しかもこっちは当事者だ。悩まないわけがない。ただ、だからこそ俺から、俺の答えを言わなければならない。七海に判断を押し付けたいわけではなく、あくまで俺からの、七海へのお願い。

 そして、俺がそのことを言い出そうとした瞬間、聞き慣れない音が鳴り響く。音の出処は、壁面のスピーカーから。まさか、なにか事件が。

 

「お兄ちゃん……これ」

 

 指差す先に映るのは、明らかに雰囲気にそぐわない黒服の男たちが理事長2人を囲む姿。つまり、この警報音は曽我理事長から発せられたものだ。すぐさま電話をとり、親父に電話をかける。

 

「親父、理事長が」

「あぁ、すでにこっちで把握している。この街の外に出る道はすでに警察が封鎖した。お前たちは自室からその車を追ってくれ」

「了解、何かあったらまた連絡します」

 

 画面に映る車は2台。片方に理事長達、もう一方は護衛だろうか。

 

「七海、追跡は」

「市内のNシステムはすでに掌握済。オービスもクラックして無条件に写真を取らせた上に画像処理できるようにしておいたよ」

 

 そんなことして大丈夫なのか、という野暮なことはさておき。七海のクラッキング技術には舌を巻くしかない。あっさりと市内に監視ネットワークを構築してしまい、もうこれでテロリストたちを逃がすことはないだろう。

 

「よくやった、現在地は」

「さっきの地点からおよそ2キロ……待って、ここは検問がない!」

 

 逃走ルートの分析で、犯人たちの狙いは見えた。市外に二人とも連れ去って、その上で何らかの犯行声明を上げるつもりだろう。ただ、そう簡単に逃がすつもりはこっちにもない。

工事関係者にしか知らされていない専用道は警察も把握していなかったのか。思ったよりも下調べがしっかりしている。やはり、橘花学院を襲ったときの連中と同じ筋か。ふと、映像記憶の中からこの街の地図を開く。この工事用道路に今から間に合うのは……やはり、俺が行くしかないみたいだ。

 

「七海、家から道路までそんなに距離はないよな」

「うん、でも、相手は大体6人ほどいるよ」

「とりあえず俺が時間を稼ぐ。その間に警察なりを動かしてくれ」

「……うん、わかった。お兄ちゃん、気をつけてね」

 

 一瞬見せた七海の不安そうな顔が脳裏から消えない。とはいえ、今は任務を果たすしかない。急いでその地点まで向かう。あの地点まで、おそらく時間は数分もかからないだろう。先回りして、そこらの工事用のバリケードなりを拝借して、時間を稼ぐ余裕ぐらいはありそうだ。

 

 

 

 現場についたものの、辺りは驚くほど静かだ。とりあえずは車が通れないようバリケードを築く。ヘッドセットで七海から、ターゲットの到着時間を知らされつつ作業に取り掛かる。そしてあと3分ほど、という声が聞こえたかどうかという頃に、即席ながら足止めにはバッチリなバリケードが完成した。適当に重量物を並べただけだが、これをぶち破ることなんて、あの車じゃ無理だ。

 

「レヴィ6、現場は完全に封鎖した」

「レヴィ9了解。ターゲットは予想進路上を以前移動中……あれ、さっき2台いたはずが」

「なんだって、もう一台はどこに」

「それが、5分ぐらい前からロストしたままで……」

 

 俺達が追跡していたのは理事長たちの車。その後ろについていたはずの護衛が別ルートを取るとは。しかもこれだけ密な監視網から逃れたというのだから更に謎が深まる。予想外の事態に少し混乱していると、突然大きな音がスピーカー越しに聞こえる。これは、まさか。

 

「レヴィ9!応答しろ!」

「……」

「レヴィ9!」

 

 少しの間ノイズが走り、そして無音に。盲点だった。理事長たちを捕らえるために下調べしているとしたら、俺達の存在がバレている可能性も考えておくべきだった。任務のためとは言え、戦闘はあまり得意ではない七海を一人にした判断を恨む。急いで親父に連絡を取ろうとするより早く電話が入ってくる。

 

「レヴィ6、直ちに指定地点に迎え。レヴィ9の非常ビーコンが作動した」

「……了解、急行します」

「俺も急ぎ向かう。まずはレヴィ6が先行し、現場の確認を優先してくれ」

「レヴィ9は無事なんですか」

「テロリストの身元はもう割れた。あいつらの目的は、理事長とその関係者を人質に取ることだ。殺しはしないだろう」

 

 少しだけ安心した、と言うのは偽らざる本心だった。ただ、依然として危険な状態なのは間違いない。急ぎ現場に向かい、七海を救出しないと。

 

 

 

「こちらレヴィ6、指定地点に到着。人質は理事長と、その他一般学生と思わしき2名、あとはレヴィ9です」

「了解。犯人は何人いる」

「ここから見えるだけで、8人です」

「了解。間もなく到着する。到着後、こちらの合図で突入しろ」

 

 特班の展開を待ち、そして指示にあわせて突入。メモリー繊維で全員透明化した人影が犯人を取り押さえるも、わずかにタイミングがずれ、反撃の態勢を取られる。

 

「くっ……!」

 

 乱射された銃はまともな狙いではなかったが、俺の左腕を少し抉る。しかし、痛覚を一時的に麻痺させていた俺はそのことにも気付かず、一気に犯人を殴り倒す。即座に拘束し、人質を解放。以前ならこの状態で警察に引き渡す必要があったが、こんな学園都市が建てられるぐらいだ。警察ほどではないにせよ特班にも多少の捜査権も認められた。

 

「大丈夫ですか」

「あぁ……すまない。まさか君たちに迷惑をかけるとは」

「いえ、とりあえずは外へ」

 

 後から入ってきた親父が曽我理事長を外に連れ出す。残る特班の面々も同じように人質を解放していく。俺はというと、銃創に気づいたもののここで解除すると伊勢理事長や一般人にすらバレてしまいかねない危険を鑑み、透明化を解除せずにバックヤードへ避難する。

 

 

 

「レヴィ6、大丈夫か!?」

「銃創はそんなに大きくないです。弾も貫通してるので」

「そうか……とにかくレヴィ9を今すぐ向かわせる。お前たちは一旦そこで待機しろ」

 

 初めて銃で撃たれたというのに、俺の頭はびっくりするほどスッキリしていた。それに、今は七海が無事だったことだけが一番大事で、俺の身のことなどほとんど考えられないような状態だ。痛みもまだ襲ってくる様子はなく、とりあえずは物陰で体を休めることにした。

 

「お兄ちゃん、しっかりして」

「七海か、すまん。一人にして」

「それよりも、その傷」

「大丈夫、この程度なら擦りむいたのと変わらない」

 

 血相を変えて近寄る七海と、腕から少しばかり血を垂らして壁際に座り込む俺。傍から見たら重傷を負っているようにしか見えないかもしれない。七海に消毒を施され、そしてすぐにアストラルで治療。これで元通りだ。

 

「七海、部屋は」

「ドアを強引にこじ開けられて、土足で踏み入ってきた以外は特に大丈夫。ただ、修理にちょっと時間がかかりそうだから今日はホテルって」

「そうか……それならよかった」

「良かったじゃなくて!お兄ちゃんが目の前で撃たれたとき、どうしようって」

「だからあの距離じゃ致命傷はないって」

「そういう問題じゃなくて……もう、お兄ちゃんのバカぁ……」

 

少し泣きそうな顔をしている七海を抱き寄せる。まだ左手に血はついているから、逆の手でその体を掴む。七海もすぐに抱き返してきて、そのまま泣き始める。

 

「もしお兄ちゃんが死んだらって思ったら……もう、怖くて……グスッ」

「大丈夫、俺は死なないから」

「ほんとお兄ちゃんちゃんのバカぁ……」

 

 結局親父から連絡が入るまで、ずっと七海が俺を抱きかかえて離さなかった。俺も、七海を慰めるためか俺が満足するためか、分からないまま結局長い間抱きしめ続けていた。

 

 

 

 時間は経って、今は理事長が手配したホテル。俺達にはスイートツインの部屋を割り当てられ、とりあえずドア等の修理が終わるまではここで過ごすことになった。

 いつもと違う部屋で二人きり、すでに同じ家で過ごしているのに、こうなると少し緊張してしまう。ただ、これはある意味俺のはなしを伝える好機だ。

 

「七海、話があるんだ」

「ん?どうしたのお兄ちゃん」

「この前理事長からもらったあの案内のことなんだけど」

「あぁそのことなら……もう断ってきちゃった」

 

 あっさりとした様子で俺にそう話す。びっくりするほどあっけなく、それでいて俺の意思とは反する答えに言葉を失った。もちろん、俺の意思を強要しようと思っていたわけではない。ただ、七海がまさかこうもあっさり決めてしまうなんて、俺には想像ができなかった。

 

「だって……お兄ちゃんったら、わたしがいないと今日みたいな無理したときどうするつもりだったの」

「そりゃ、その時に……」

「嘘。お兄ちゃんはそういうときいつも先走って、大怪我しちゃうでしょ」

 

 こう言われては言い返せない。実際、今回も七海がいるからこんな強引なことができた。それは間違いなく事実だ。だから、俺は七海になにか言うことができなかった。

 

 

 

 結局その後はいつもの二人、と言った感じに戻った。親父は事件の事後処理に駆り出されているらしく、とりあえず今晩はこっちに顔を出せないと言う話だ。俺は報告書を免除されたこともあって、手持ち無沙汰になってしまった。

 

「お兄ちゃん、どうしたの?」

「いや、任務の後なのに何も書かないのがちょっと不思議な気分で」

「だからって、そんなにそわそわしてると気が散っちゃうでしょ。部屋にお風呂あるから先に入ってて」

 

 言われるがまま風呂に入る。わざわざスイートルームをあてがわれたということもあってか、部屋にはしっかりとしたお風呂があった。おそらくはここにきた教授向けの豪華な部屋なのだろう。ありがたく使わせてもらう。

 しばらく一人で広い浴槽を満喫していると、ドアがノックされる。この部屋には七海しかいないはずだが。

 

「お兄ちゃん、入っていい?」

「えっ、ちょ」

 

 ドアが開かれ、裸の七海が入ってくる。何度も体を重ねたときに裸を見ているはずだったのに、改めて見るとその大きな乳房に目が奪われる。

 

「今日は……わたしを助けてくれたお兄ちゃんにお礼をしようかな、って」

 

 軽く体を流してから風呂桶に入ってくる。二人で入ってもまだ十分なスペースがある浴槽だが、七海は俺に密着してくる。肌同士が触れ合い、そのたびにそのみずみずしい皮膚の感触がダイレクトに伝わってきた。

 

「お兄ちゃんとお風呂、もしかして初めて、かな」

「そりゃ……確かに」

「ふふっ、ちょっと楽しいかも」

 

 珍しくちょっとはしゃぎ気味な七海を見つつ、並んで肩まで浸かる。すぐとなりなのに湯気で少しだけ霞む視界越しにも、頬を赤くした七海がよく見える。

 

「お兄ちゃん……先に、キスして、ほしいな」

 

 伏目がちにお願いされて、俺も我慢ができなかった。少し抱き寄せて、接吻を交わす。風呂桶よりも熱い口内に舌を引き込まれ、唾液を絡ませる。ベッドで交わすときよりも気持ち激しいその行為は、お互いの顔面を少しばかり汚してしまった。

 

「ちょ、七海、激しっ」

「お風呂だから、いつもより汚しちゃっていいかなって……んんっ」

 

 更に激しくなるその接吻に呼応するかのように、俺の下半身に熱がこもる。それに気付いた七海は、片手を湯の中に入れ、そして俺のものを握って弄び始めた。

 

「お兄ちゃんの、ちゅっ、もう大きくなっちゃってる」

「そりゃ、こんな姿見せられたら」

「それじゃ、気持ちよくしてあげるからね」

 

 柔らかな指で竿を掴み、上下にゆっくりとこする。伝わる快感が更に増していき、気を抜いたら湯船の中で果ててしまいそうだ。負けじと、こちらも片手で七海の秘部を慰めようとする。湯の中ですら分かるほどに蜜を垂らしたその膣口を指で少しずつ開き、敏感な豆に触れる。一瞬体を震わせ、すぐに今度は仕返しにと握る手を強める七海。お互いが、お互いに気持ちよくし合うこの状態が続く。

 

「ひゃっ、ッ、お兄ちゃん、今日はッわたしがお兄ちゃんを気持ちよくするんだから」

「七海も気持ちよくしたいから、それに、もうこんなに」

「それは、んひゃっ、そんな敏感なところをさわられたらっ!」

 

 徐々にろれつが怪しくなる七海の様子をすこし楽しみつつ、俺も我慢ができなくなってくる。このままだと風呂桶にぶちまけてしまいそうだ。少し体をよじらせ、なんとか七海の手から逃げようとするも逃してはくれなかった。

 

「だぁめ、お兄ちゃんはわたしが気持ちよくしてあげるんだからぁ」

 

 逃すまいと今度は俺の太ももにまたがってくる。さっきまで愛撫されていたおかげで、すでに七海の股は愛液で滑りが良くなっている。そのまま、俺の太ももにこすりつけてくる。

 

「あっ……ッ、お兄ちゃんの、もう入れちゃっていいかな」

 

 さっきまで俺のペニスを気持ちよくしていた手を使って、自分の膣内に膨張したそれを導く。先端が触れた瞬間、一気に腰を下ろしてきて根本まで包まれた。七海の膣内はびっくりするほど熱く、さっきの手よりも激しく締め付けてくる。気を抜いたらすぐに暴発してしまいそうだ。

 

「はぁぁぁっ、ッ、お兄ちゃんの、おちんちん入ってきて、気持ちいいのぉ……」

 

 さっきまでの余裕はどこへやら、今は快感に身を悶える七海がそこにいた。正面で抱き合う形になると、今度は七海の乳房と触れ合う。大きいその双丘が俺の体に触れ、そして動くたびに揺れる。風呂桶の中ということで激しく動くことはできないが、今、どちらかが激しく動いたらすぐに双方ともに絶頂を迎えてしまいそうだ。

 

「あっ、ッ、イクっ、お兄ちゃんの気持ちよすぎて、イッちゃうッ、気持ちよくて、もうとまらないから」

 

 ゆっくり七海の体を持ち上げ、そして一気に下ろす。膣奥をコツンと突かれて、そのたびに嬌声を上げる七海の様子は俺を狂わせるのに十分だった。その秘密の園をすべて蹂躙するかのように、徐々にペースを上げていく。密着した体から伝わる鼓動が高まり、そしてシンクロするその感覚を味わいつつ、中に自らの子種を吐き出した。

 

「ああああっっ、出てる、でてるの、おにいちゃんの、いっぱいでてる……わたしのなか、もういっぱいになってるぅ」

 

 もはや理性など残っていなかった。一度射精したというのにまだ硬さを残したそれを一旦抜き、七海を後ろに向かせ、壁に手を突かせる。そして今度はバックで犯し始めた。腰を動かすたびにちゃぷちゃぷと湯が揺れる音が聞こえ、肉を打つ音が部屋にこだまする。片手で七海の可愛らしく勃ったクリトリスを、そしてもう片手で乳頭をつまみ、快感を与える。

 

「あ゛あ゛ッ、そこはらめぇ、気持ちよすぎておかしくなっちゃう」

 

 普段からじゃ想像もできないような声を上げながら快楽に浸る七海を貪り続ける。つまむたび震える膣内の感触を楽しみつつ、今度はさっきよりも激しくストロークしていく。もはや声にならない声しか上げられない七海を満喫して、更に中出しする。もはやたっているのが精一杯といった様子の七海はそのまま崩れ落ち、俺が支えつつ浴室から出る。膣口から垂れた精液の量がその激しさを物語っていた。

 

 

 

 風呂から上がってもお互いに快楽を求めて交わり、お互いに疲れて寝たのは日付が変わる直前だった。後から気付いた話だが、痛みの抑制のために脳内を相当な興奮状態にしていたことが性欲亢進に繋がっていたらしい。

 

「……んんっ、おはよう、お兄ちゃん」

「おはよう」

「もう、昨日はやりすぎだって……今もちょっと痛むんだけど」

「自分でそういうのは治せないのか」

「治せるけど……でもいいかな」

 

 少し膨れてみせるも、まんざらでもなさそうな顔をしている七海を見て、少しだけ安心する。俺は俺で、朝起きたときに七海がいる幸せを改めて噛み締めた。

 

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