※この作品はR-18です。

オムニバス形式・ヒロインたちのその後   作:しゃもじん

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本文の最後の解釈はおまかせします。
七海ちゃんの愛の重さ、結構ヤバめな気がしてます。


侵入者(七海)

 ふと目が覚めると、腕の自由が完全に奪われていた。こんな事をされても目が冷めなかったところを見るに、おそらくは寝る前に何か盛られたとみるのが自然だろうか。ともかく、こんな危険な状況は今すぐにでも脱さなければ。

強引にアストラルを使って頭をハッキリさせていく。次第に慣れてきた目で周囲を見回すも、それは見慣れた部屋だったことに少しだけ安堵する。拉致られた線はここで消える。しかし、それならばどうやってこの部屋に侵入して、そしてこんな行動に出たのか。

第一に考えられるのは、俺の存在を知っている者が妨害させないよう、先に俺の口封じを狙ったパターン。だとしたら次に危険なのは七海だ。強引に手錠を引きちぎろうとするも、その硬さに驚き、背中に冷たいものが走る。これは、特班が特殊な任務で使うアストラル対策用のものではないか。副次的な能力として馬鹿力を出せる程度の俺じゃ、これを外すことなんてできるわけがない。

 

ふいに、ベッドの下で何かが動く音に気づく。今の俺は五感を限界まで働かせているから、ネズミがそこを走った程度でも気付ける程度には敏感になっている。だた、今の音は明らかに人ほどのサイズがないと出せない音だ。強引にベッドの柵ごとへし折ってしまうか、しかしそんな事をしたら後からどう誤魔化すか。そもそもこのベッドもアストラル対策の品という可能性すらあり得る。

 

「……参ったな」

 

 危機的状況にも関わらず、口からはびっくりするほど緊張感のない声色で言葉が出てくる。人間、どうしようも無いときは諦念混じりのため息みたいな声が出るものなのだろうか。今は、下にいる人間がおとなしく俺の目の前に現れるのを待つべきだと分かっているからこその、人に聞かせるための独り言。

 

「さて、どうしようもないならベッドの柵ごと……」

「ま、待って」

「……おい」

 

 間違えるわけもない。その声は俺の相棒で、そして妹のそれだ。しかし、だとしたらもしや、二人揃ってこの部屋に軟禁されているという可能性も……。確かに一人ぐらいなら放り込んでしまえそうな隙間があるこのベッドなら、それもあり得る。

 

「七海、大丈夫か」

「お兄ちゃん、もう目が覚めちゃったんだ」

「目が覚めたって、こんな状態になっても目が覚めなかったら異常だろ」

「そうだね、てっきり現を抜かして警戒が緩んでたわけじゃないんだ」

 

 その声はひどく無機質で、よく知った七海のそれではない。恋に現を、というのは一体どういう意味だろうか。確かに、この学院に入ってからいろんな人と知り合い、そして今まではなかった楽しい学校生活を送れている。それとこれは何の関係があるんだ。

 

「お兄ちゃんは、わたしと任務に行くの、嫌だったの?」

「そんなわけ、無いだろ」

「そうだよね、お兄ちゃんはわたしが居ないとなんにも出来ないんだから」

「……そこまでじゃないけどな」

 

 流石にそこまでけなされては少し反論もしたくなる。しかし、その言葉を聞くやいなや、ベッドがはね飛ぶ。下から七海が蹴飛ばしたらしく、身構えていなかった俺はモロにその衝撃を背中で受け止めた。

 

「ぐっ……ごほっ、七海、一体どういう」

「お兄ちゃんがいけないんだからね」

 

 ベッドの下から転がり出た七海は、任務のときの服を着ていた。メモリー繊維はオフにされているおかげで、暗闇の中でもしっかりと表情を見ることはできた。窓から射し込む月明かりに照らされた七海の表情は、絶望にすべてを塗りつぶされたかのように無表情で、元々色白な肌がより一層青白く光っていた。

 

 一瞬にして、命の危険を感じる。背筋が凍り、口を噛み合わせることもままならない。今までどんな任務でも感じたことのない、身体の奥底からの震えが止まらない。目の前にいるのは妹であって、妹ではない。七海はたしかにそこに居て、そして任務のときと同じ格好をしていて、手には得体のしれない器具が。左の薬指には手錠の鍵と思わしきリングがぶら下がっていて、ようやくこの拘束が七海によるものだと気づいた。

 

「お兄ちゃんは、わたしが居ないと自分の世話すら出来ないんだから」

「ちょっと、七海」

 

 思うように力が入らない。薬の効果は強引に抜いたつもりが、身体が物理的に拘束されていた。腕だけではない。いつしか身体の関節という関節がベッドに縫い付けられたかのように動かない。

 

「メモリー繊維って便利だよね。逃げちゃうお兄ちゃんを捕まえるために、こんな使い方もできちゃうんだ」

 

 前にもこんな能力を、思い出した。これは茉優先輩が……まさか、あのときのメモリー繊維でこんなことまで。回収を七海に任したことは覚えているが、隠れてこんなことまでやっているとは思ってなかった。身体の自由を奪われた今、七海が弄るように服の上から手を動かすのをただ眺めているしかない。ゆったりとした寝間着はすぐに剥がされ。ベッドの上で下着だけの姿にさせられる。

 

「七海、これ以上はもう」

「言ったじゃない、お兄ちゃんはわたしが居ないとなんにも出来ないんだから」

「だからって服を」

「食事も、着替えも、お風呂も……お手洗いも、何もかもお兄ちゃんの世話をしてあげるから」

 

 彼女の目はすでに俺ではない何かを捉えているようで、その異常性については言うまでも無い。言うなれば人形のような、心ここにあらずといった七海の様子に次なる可能性を疑い始める。誰かに操られている可能性……だとしたらなおのこと脱出しないと。

 

「あれ、お兄ちゃん。もしかしてわたしが何か操られてるなんて思ってるの?」

「……まさか」

「大丈夫、わたしはわたしだよ。お兄ちゃんの世話をしてあげる、優しい妹だよ」

 

 これのどこが優しいと言うのか。そんなツッコミをしようものなら今すぐ首でも締められそうだから口を閉じる。しかし、七海の手がパンツにかかったタイミングでいよいよ危機感を覚え始めた。

 

「わたしはお兄ちゃんの……恋人になれないならせめて、お兄ちゃんが間違いを犯さないために」

「おい、待てそれは……っ!」

 

抵抗虚しく、下着が剥がされ俺のモノが七海の顔の前に晒される。それに七海が口づけをはじめるものだから、未知の感覚に身体が震え、そして身悶えしたくなる。柔らかな、そして熱い彼女の口はしっとりとしていて柔らかく、意図せずとも勃起を誘発してしまいそうな気持ちよさだ。

 

「お兄ちゃんも素直になればいいのに……わたしは、お兄ちゃんのすべてを世話してあげる」

「だからって、お前と、俺は兄妹で」

「兄妹でも……これは、お兄ちゃんが間違ったことをしないようにするためだから」

 

 徐々に硬さを帯びてきたそれに満足したのか、七海は一度口を離し、今度は俺の唇に自分のを重ねてきた。みずみずしく、柔らかで血を集め朱く染まった口唇は、その感触だけでめまいがしてしまいそうになる。

 

「それに、わたしのここはお兄ちゃんのおかげでこんなになっちゃってるんだよ」

「……っ、今、自分が何をしてるか分かって」

「分かってるから、お兄ちゃんに見せてあげているのに」

 

 俺の胸の上にある、不可視の板に七海は腰掛け、そして俺の眼前で股の間を見せつけてくる。そこにあるはずのショーツはなく、しっとりと濡れた産毛と、そして綺麗な割れ目がそこにはあった。

 彼女の手はゆっくりと自らの秘部に伸びていって、その細い指でかき分け始めた。これが女の子のオナニーなのだという事を理解するまでそう時間はかからなかったが、理性が必死で理解を拒んでくる。

 

「んぁ……はぁ、はぁ……お兄ちゃん、ここ、もうお漏らししたみたいに」

 

 割れ目の中に指が飲み込まれていく。粘性を帯びた液体が時折隙間から溢れては、七海の臀部へと伝っていく。彼女の透き通るような白い肌に流れる液体は、月明かりを照らしてより一層の艶めかしさを出していた。

 

「わたしは……お兄ちゃんのこと、こんなに好きなのに、ねぇ……んっ、ぅぁっ、はぁ……」

「七海、お前もう」

 

 俺が声をかけても、七海には届かない。彼女は、俺の目の前で自らの恥ずかしいところをさらけ出して自慰にふけっていた。そのことに凄まじい陶酔感を覚えているのか、もはやそこに俺が居ないかのように、ひたすら肉芽をつまみ、充血して朱い膣肉をかき混ぜ、情欲のままに喘ぎ声を上げていた。

 

「んっ……あああっ、おまんこ、こんなにグチュグチュになって、んっ、んんっ!」

 

 指が彼女の露出したクリトリスに触れた瞬間、身体を硬直させ、震わせながらのけぞる。指で広げた隙間から見える膣口が一気に収縮し、そして痙攣し始める。愛液で濡れぼそった媚肉はすでに男のソレを受け入れる準備ができているようだった。

 

「ふぁっ、はっ、はぁ……はぁぁっ……」

 

 息も絶え絶えになりながら、七海が俺の上でぐったりとする。まだアストラルは解除されていないようで、俺の身体の自由は奪われたままだ。未だ眼前には彼女の濡れた陰唇があり、しかも断続的に蜜を垂れ流しているような状態だ。この状況で勃起を我慢できるわけがなく、ちょうど七海の頭部あたりで急速にモノがそそり立っていく。

 

「んっ、はぁっ……お兄ちゃんのここ、ようやく元気になったんだ、んっ……じゅるっ……」

 

 俺の反応に気づいたらしく、こちらに尻を向けたままそそり立つ剛直に目を向ける。すでに体中に満ち満ちているリビドーに抗うことの出来ない七海は、一息にソレを飲み込み、味わうように舌で転がし始めた。

 未知の感触に体中が暴れ始める。妹が俺のものを咥え、そして卑猥な音を立てながらすするその様を見て、正気を失うなと言う方が無理だ。彼女の舌使いはぎこちないが、それでいて執拗だった。まるで獲物を見つけた肉食獣のような、そんな激しい口淫を前に耐えろというほうが難しい。

 

「んじゅるっ、んっ……お兄ちゃんのおちんちん、こんなに大きくて、いっぱい溜まってて……ちょっとしょっぱいかも」

 

 先端からすでに出ていた我慢汁を味わうようにして、そしてすぐにまた深く飲み込む。喉奥でペニスを咥えこんで、また音を立てながら抜く。単調ながらも眼前に見える秘部やその淫靡な音も相まって、身体の奥からこみ上げてくるザーメンを押さえつけることができなくなる。

 

「んっ、じゅるるっ、わらひの、お口の中で……ほらっ、んっ……」

 

 咥えたまま言葉を発されたことがきっかけで、溜まっていた白いマグマのような何かが噴出し始める。濃く、ドロリとしたソレが七海の中に充満していく感触がたしかにあり、すぐに冷静さを取り戻そうとしても、あまりの量に目眩がしてしまう。

 

「んっ……ぷぁっ、ぁ、はぁ……んっ、けほっ……こんなに溜まってて……お兄ちゃんがおかしな事をする前に、わたしが抜いてあげないと」

「俺はそんなこと……」

「妹のお口に、こんなに出して?」

 

 結局欲求に負けて七海の口に射精してしまった。その背徳感は体中を駆け巡り、すぐに下半身に伝わる。一度出したはずなのに、まだ硬さを保ったソレを見た七海が、指先で少しなぞる。その感触が苦しく、身体を拘束されているのに必死で動こうとしてしまう。

 

「だーめ……お兄ちゃんはわたしのものなんだからね」

 

 それから、七海によって一晩中精を絞り尽くされ、そして日が昇る頃になってようやく彼女の限界がきた。薄れゆく意識の中、最後に見たのは七海の涙だった。その訳をいつか聞こうと思いながら、長い眠りについてしまった。

 

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