七海ちゃん、だいたいの話との親和性が高いので都合がいい女(語弊のある言い方)
実際、この子のこんな様子が見てみたいというのを考える上では非常になんでもできちゃう優秀な可愛い子だと思います。
静かな部屋に淫らな水音だけがこだまする。お兄ちゃんは仕事で家を空けることが多くなってきていて、昼間はわたし一人で過ごすことがほとんどだ。誰も居ないからと、昼間から服をはだけさせ、自らの陰部を指で弄ぶ。皆は仕事をしているのに、ひとりで快楽を貪ることに罪悪感がなかったわけではないけれども、それよりもお兄ちゃんを思って疼く体を抑えるにはこうするしかなかったと、自己弁護するほかない。
結婚を機にバックオフィスでの仕事をメインに切り替えたのはこれからの事も考えてだったけれども、お兄ちゃんが居ない家がこんなに寂しいなら、無理してでもついていくべきだった。そんな後悔も、クリトリスをいじるたびに一瞬で弾け飛ぶ。最近は大規模な事件の捜査で、お兄ちゃんもお父さんも帰ってこない日が増えている。そんな中、わたしだけがお兄ちゃんに甘えることなんてできるわけもなく、かなりご無沙汰ではあった。
「あっ……お兄ちゃん、ここ、ぁ……」
寂しさを紛らわせるための自慰だと自分に言い聞かせているのに、その実はただ快楽に弱い心をごまかす言い訳でしかない。誰も来ないのを良いことに、ショーツは床に脱ぎ捨ててしまい、自らのぱっくりと口を開いた膣口に指を出し入れしてみる。自分の細い指じゃなく、もっと太くて、熱くて……。お兄ちゃんのソレを思い出して、ちょっと乱暴に指を動かしてみても、満足できそうにない。
お兄ちゃんが今でも、いつでも愛してくれていることは分かっていても、形にしてくれないと寂しくなったり、不安になったりするのはわがままだろうか。分かっていても、お兄ちゃんにもっと甘えたい。いっぱいセックスもしたいし、抱きしめて欲しい。そんな欲求をぶつけるように、自らの指を汚し慰めるしかない。
「はぁ……あ、っ、っっっ! そこ、お兄ちゃん、こんなに気持ちいいなんて……もぉ……」
そこにいるはずのないお兄ちゃんを呼びながら、また指を出し入れする。絡みつく蜜はさっきよりもより粘り気を強め、クリトリスは触るたびに体中がしびれるような快感を伝えてくる。薄いTシャツを脱いだら、たゆんと揺れるおっぱいが現れ、その乳首も触れなくても分かるぐらいにツンと張っていた。
「お兄ちゃん……大好きだから……もっともっと、触れて、ぁ……!」
疼くアソコから一回指を引き抜き、軽く舐めてみる。しょっぱいような、なんとも言えない味。お兄ちゃんが舐めてくれたときは甘いなんて言ってたような気がするけど、ボーッとした頭では思い出すこともできない。軽く唾液を絡め、また指を入れる。今度は中指と薬指を一緒に、そして膣の上側の壁をこするように……掌にクリトリスが触れ、腰が跳ねる。誰も見ていないこの部屋で、自分だけが気持ちよくなる背徳感がたまらなく良い。
大きく息を吐き、フラフラとソファに体を横たえる。昼の陽光が差し込んでくる室内は暖かいというよりももはや暑いという方が良い頃合いだ。シャツにも汗が滲みはじめてきたことからも、一度大きな波がやってきたら終わりにしてシャワーを浴びたいという気持ちが勝ってきた。
「っ、ぁっ、ぁああああっっっ! んん~~~~……」
唾液や愛液でヌルヌルになった指で、クリトリスを撫でると意識が飛びかける。手を生暖かい液体で汚していく。もしかしたらソファにまで散っちゃったかもしれないけれど、そんなことを気にする余裕なんてない。体で息をしながら、余韻が引いていくのをゆっくりと待つ。乱雑に脱ぎ捨てたショーツやシャツを拾い上げ、ふらふらと一人でお風呂場に向かっていった。
昼間からオナニーしていて、汗をかいたからシャワーを浴びたなんて、人に言えるわけがない。それでも、あの快感がまだ忘れられそうにない。シャワーをちょっとだけ弱くして、自分のアソコに当ててみると、またピリピリと痺れが伝わってくる。さっきあんなに気持ちよくなったのに、まだ満足していない。欲求に従い、シャワーの水圧をちょっと強くして、もう一度押し当ててみる。
「ぁっ、ひゃぁぁっ、おにいひゃ、ん……だめ、わらし、お風呂で、こんなことしてる」
細い水の糸が敏感なところをダイレクトに刺激し、姿勢を崩しお風呂場の床にへたり込む。言葉も怪しくなりながら、それでもなお陰部にシャワーを当て続け、また快楽を得ようとする。こんなに欲求不満なわたしを見て、お兄ちゃんは幻滅しないかな。そんな不安も、何もかも押し流すようにわたしの手は動くことをやめない。
シャワーの水の中に、明らかに粘り気のある水が交じる。水音はシャワーでかき消されているとはいえ、仮にそれがなかったら、ぴちゃぴちゃと大きな音が出ていたことは容易に想像される、そんな大きな水音をたてながら、まだまだ秘部をこする。お兄ちゃんを思って、何度も何度も膣に指を出し入れし、そしてシャワーでその周辺を刺激する。二度目の絶頂はそう遠くないうちに訪れた。
「あああっ、わたし、おっきいの、くる、きちゃ、っ!」
腰がひときわ大きく跳ね、狭いお風呂場なのに後ろにのけぞる。ドアのプラスチックにもたれかかるような形で止まったわたしは、足をM字に開いたままいろんな液体を膣口から垂れ流し、横では弱い勢いでチョロチョロと流れるシャワーヘッドが倒れている。まだお昼なのに、お兄ちゃんがいないだけでこんなエッチなことばかりしている。もしいま、お兄ちゃんが突然帰ってきたら……その予感はこういうときに限って的中する。
「七海、ただいま」
「お、おにいちゃ……ん……」
血の気が引いていく。せめて、部屋の片付けぐらいしておけばよかった。お風呂場で動けなくなるわたしがお兄ちゃんに見つかるのは、それから少したってからのことだった。