※この作品はR-18です。

オムニバス形式・ヒロインたちのその後   作:しゃもじん

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ようやく後編です。

今回はあっさりめですが、そもそも彼らは一晩で何回セックスをしているのでしょうか


残雪の宿で 後編(和奏)

 風呂上がって、冷蔵庫の中で冷やしていた瓶を開ける。そして改めて乾杯。今度は今日の観光中に買ったこの近所の地酒だ。

 

「あっ、これ飲みやすい。もう一口もらっていい?」

「飲みたいだけ飲んでいいよ」

 

 そんなにお酒が強くない、と本人は言っているがこれだけ飲むなら十分強い。嬉しそうに日本酒を飲む和奏を眺めていると、オレもどんどん酒が進んでしまう。気付いたら1本、そして2本目と、どんどん飲んでいってしまう。

 

「あれ、アタシ、今日これで何杯め……?」

 

 少しトロンとした目でこっちを見てくる。まずい、調子に乗りすぎた。勢いでたくさん飲みすぎたし、飲ませすぎてしまったらしい。

 

「柊史ぃ……好きぃ……」

「突然どうした」

「うひひ、言ってみたかっただけ。キスしよ」

 

 唐突に迫ってきた和奏にキスされる。一瞬その酒臭さにびっくりしつつも、迫ってくる様子を見てすべて受け止めるしかない。酔っているときの和奏は、小動物かのようにひっついてきては離れなくなる。今日もしがみついてきてはキスをせがんできて、今でも身体を擦り寄せてきている。

 

「あっ、柊史っ、んちゅっ……アタシ、頭がぼーっとして、気持ち良くて」

 

 しがみつきながらキスをし続けるから、体全体で柔らかな和奏の身体を味わう。すり寄ってきたときに乱れた着衣から可愛らしい乳房が見えて、オレの我慢も徐々に効かなくなっていく。徐々に固くなるオレのイチモツをちょっと押し当てるかのように抱きしめ返すも、本人はそれに気付いてるのかわからない。たまらず布団の上に押し倒す。それでもまだ手を伸ばしてキスをせがんでくるのだから、可愛らしくてたまらない。

 

「柊史ぃ……もっと、しよ?」

 

 手を伸ばし、また迫ってくる。オレの名前を呼びながらまだキスをせがんでくる様子に、言いようもない愛しさを覚えつつ、応える。口の中にそっと舌を差し入れ、お互いの唾液を交換する。自分から迫ってきたというのに、驚いたのか一瞬身を硬直させる。それでも火照った身体を掴み、強く抱きしめ逃さない。完全に上から四つん這いで押し倒す形になってしまった今、もう和奏の抵抗を許すことはない。

 

「和奏、オレもう我慢できない」

「えっ、ちょっ、柊史ったら……」

「だめ?」

「うひひ……もしアタシがここでダメって言ったらどうするの?」

「それは……」

 

酔っているという和奏に手玉に取られてしまった。こうなったら実力行使でそのまま押し切るしかない。はだけた浴衣を強引に奪うかのようにめくって、白い肌を顕にさせる。言葉とは裏腹に、抵抗することなく素直に服をはだけさせ、オレを受け入れる。

 はだけた服から現れた控えめな乳房には、すでにツンと蕾が張っていた。キスしている口を離して、今度はそこを舌先でいじる。快感に身を任せ、抑えること無く声を上げる様子は、普段の恥じらう乙女の様子とはまた違った。今はむしろ、獣のように快楽を求めてやまない。

 

「あっ、んんっ、良いよ……でも、柊史もいっしょに気持ち良く、なろ?」

 

 太ももでオレの股間を刺激して、誘ってくる。負けじと乳首を更にいじめて、和奏の余裕を奪おうとする。とはいえ、オレもこうやって刺激され続けては我慢できず下着の中に出してしまいそうだ。器用に片手でパンツを脱ぎ捨て、そそり立ったソレを外気に晒す。太ももに当たる感触が変わったことに少し喜びつつ、それでも和奏は太ももでの愛撫をやめようとしない。

 

「やっ、も、もう……柊史だって、もう我慢出来ないんでしょ、早くアタシの中に、欲しいから……」

 

 和奏の呼びかけには答えず、舐めるところを胸から腹へ、そしてショーツで覆われたその秘部へ。脱がさずに内股を少し舐めていると、そのショーツの内側からどんどん蜜が溢れてきていることが布越しにもわかる。少しずらし、更にギリギリを舐めると、切なそうな声を上げて挿入をせがんでくる。

 

「ずるいよ……アタシばっかり気持ち良くするなんて……早く、柊史も気持ちよくなろうよ」

 

 そう言いながらも、下半身に顔を埋めている今、和奏は何もすることができない。焦らすたびに上げる声をもっと味わいたいと思う気持ちもあるが、オレのももうそろそろ限界だ。いっきにショーツを剥ぎ取り、愛液でべとべとになった秘裂に肉棒を挿し込む。すでに体中から力が抜けてぐったりしている和奏の中に、それはすんなりと入っていった。

 

「ああっ、っ、んん……!柊史の、きたぁ……」

 

 奥まで一息に挿し込まれ、背中を弓のように反らしながら快感に浸る。普段よりも体温が上がっているのか、溶けそうなほど熱い膣内は、ただ挿入しているだけで快感が強すぎる。少し我慢しないとすぐに射精してしまいそうだ。

 

「柊史の、普段より大きい、かもっ……刺激が強くて、気持ち良くて、ああっ、もう何言ってるのかわかんない」

「和奏の膣内も、普段より熱くてすごい」

「そんなことっ、いわれひゃっ、んんんっ!もっと、もっと、柊史をいっぱい感じさせて」

 

 お互いの身体を貪り合うかのような熱いセックスを交わす。一突きするたびにお互いの境界が曖昧になるかのような。お互いにお酒も入って歯止めが効かない今、明日のことなど全く気にすること無く、お互いの愛液や唾液にまみれてただ快楽を貪る。

 

「ああっ、も、もうイッちゃうからっ!やっ、んんんんっ、柊史ぃ、アタシもうイッちゃうって、あっあああああああっ!」

 

 深く腰を打ち付けたとき、和奏の身体が大きく震え、秘裂から封を切ったかのように愛液が噴き上げる。お互いの体やシーツを濡らしているのも構わず、オレはまだ腰を動かし続ける。和奏の気持ち良いところを擦りつつも、オレも気持ちよくなる。イッたばかりで敏感になった膣内は、少し刺激するだけで激しく締め上げてくる。たまらず一気に中へと、オレの内なる奔流をぶちまける。

 普段ならこれで終わりだったが、今日はそうはいかなかった。お互いに一回の絶頂程度じゃ満足することはなく、お互いの精魂が尽きるまでずっと快楽を貪る。お互いの体液でお互いを汚し合いながらの性交はそのまま続いていった。

 

 

 

 身体が重い。それもそのはず、結局あのあと何度交わったかもう覚えていない。お互いに全裸で抱き合い、布団の中にいるから、起きたら目の前に和奏の寝顔があって、少し驚いてしまった。

 

「んんっ……ふわぁ……。っ、ほ、保科!?」

 

 寝顔を眺めてたら、突然起きた。しかもなぜか名字呼びで二重にびっくりだ。和奏もオレが真横に居るとは思っていなかったらしい。

 

「あぁ、ごめん……柊史、もしかして、昨日のアタシって」

「今までにないぐらい乱れていたよ」

「……!」

 

 顔を真赤にしつつ、胸に抱きついてきて隠そうとする。それはそれでまた可愛かった。普段の様子とはまた違って、こういう和奏も好きだ。

 




普段にはない長編でしたが、ありがとうございました。
元々これを本に載せるか悩んでた分なので、結果的にこっちで近い内に書けてよかったです。


後編短くねって...?
ごめんなさい本音のところちょっと力尽きました
またネタとか投げられていたのでそのうち書きます

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