今度は皆を一気に病ませて、複数人でのハーレム略奪モノのしたほうがいいかもね。
オカルト研究部の皆に慰められ、あの日は結局すぐに帰った。あの事件の後とあっては、正門から堂々と帰るのも気が引けてしまい、裏から逃げるようにして帰った。家についてベッドに横たわると、そのまま睡魔に襲われて深い眠りに落ちる。
「あれっ、着信……?」
起きたら時計の針は11時過ぎを指している。携帯を見ると、寝ている間にいくつか着信があったようだ。相手は仮屋だが、ステージの上で大々的に振った相手に電話するなんて、何の用事だ。冷やかして来るような奴だとは思っていないが、だからといってこっちからかけ直すのはちょっと怖いものがある。それにもう深夜だ。もう寝ていてもおかしくない時間だから、今日はやめておこう。どうせまた、週明けには学校で顔を合わさなきゃならない。
清々しいほど良い朝だ。それとは対照的に、オレの心は未だに沈んだままだが。ただ、今日学校をサボったら明日からも行けないような気がしている今、なんとかして布団から出た。
「おはよう、なんだよそんなやけに浮かない顔して」
「別に、月曜なんていつもそんなもんだろ」
「父さんはそんなことないぞ、だって土日も関係ないからな」
「ただの社畜じゃねぇか!」
いつものように食事を済ませて、家を出る。ライブも終わったことだし、今日からはベースを持っていく必要もない。ギターを返す約束もそろそろしないとな。ライブは終わったにせよ、まだオレがやらなければいけないことはいくつか残っている。
「おはよ、ブレイブマン」
「お前な」
「悪い悪い、おはよ柊史。先週は……まぁ、仕方ない。今度俺のおごりでメシ行こうぜ」
「オレの方こそ、あんだけ巻き込んでおいて済まない」
「良いって良いって、それより、今日からどうするんだよお前」
「どう、って今まで通りしか」
校門前で海道と出会い、そのまま教室へと向かう。周囲からちょくちょく好奇の目を向けられているのは感じているが、今回ばかりはオレの行動が原因だ。甘んじて受け入れるしかない。
「あっ……」
「おはよっ……って、俺まで何で避けられなきゃいけないんだよ!」
「まぁ俺を避けてお前だけ、ってわけにはいかないだろ」
教室で駄弁っていたら、仮屋がやってきた。オレと目があった瞬間、スッと露骨なまでに逸してまっすぐ自分の席に向かっていく。完全に避けられているな……。逆の立場ならオレだってそうするだろうから、そのことを責める気にもなれない。巻き添えで海道まで無視されてることにはちょっと悪いと思ったが。
「ま、まぁ。こういうのは時間が立てば、解決するからさ」
「経験者は語る、か」
「お前それを今言うか?」
無視をしてきた仮屋の行動とは裏腹に、さっきから妙な感情を向けられていることに気付いた。これは、まるであのライブハウスで感じたような。いやいや、それなら何で避けてくるのか。疑問を飲み込み、いつものように授業を受けることにした。
昼休みも、いつの間にか仮屋は教室から居なくなり、海道と二人きりになる。久々の男二人のメシだからか、妙にテンションが高い海道と、朝から沈んだままのオレ。傍から見たら本当によくわからないコンビだ。
「なぁ、柊史。今日ずっと和奏ちゃんがお前のこと見てたよな」
「……えっ?」
気付いてはいたが、敢えて知らないふりをする。海道、こういうときの目敏さは流石としか言えない。さて、果たしてどうやって切り抜けたものか……。
「俺もさ、お前らがこうギスギスしてるとやりにくいからさ。ちょっと上手いこと取り次げるように頑張ってみるわ」
「悪い、そんな面倒をかけることになるとは思ってなかった」
「良いって良いって、俺だってあれは成功すると思ってたよ。逆にあそこでこっぴどく振られて面白かった」
「面白かったって、お前ホントに」
冗談まじりに小突くと、屈託のない笑顔で返してくる。まぁ、海道のことだ。本当に言葉以上の意味はなくて安心できる。ここはおとなしく、海道に助けてもらうほうがことを早く解決できるだろう。
そして、放課後。一人そそくさと帰路につくと、海道に引き止められる。少し嫌な予感がしたが、向かった先に仮屋がいたことで、それは確信に変わった。
「……」
「……よう」
「ほ、保科。こんにちは」
「お前らそんな他人行儀だったか?早くサクッと、これからも友達で、ってことを言えよ」
ある意味押し付けがましい海道の発言だが、実際これは彼の本心だろう。オレたちの間に微妙な空気が流れ続ける限り、海道の心も穏やかではないだろう。
「この前はごめん!これからも、お願いだから友達でいてくれ」
「おっ、えっ……うん。これからも、よろしく」
一瞬の戸惑いはすぐに消え、いつもの仮屋が戻ってくる。今回はオレが告白して、フラれた側だ。オレからこれからも友達で、って言わない限りお互いが近づけるタイミングなんて一生訪れないだろう。これはこれで、気まずいような気もするが、少なくとも二人から感じる感情には悪いものはない。少なくとも今回はこれで正解だったみたいだ。
「よし、これで元通りだな!良かった、俺もひとりぼっちにならなくて済みそうだ」
「お前それが目的かよ」
眼の前でニコニコの海道に微妙な感情は抱いたものの、実際オレたちが妙な空気を作っているのは良くないだろうというのは想像に難くない。実際、海道から感じるストレスが相当減ったことは言うまでもない。
「そ、そうだ。今日はこの後暇?」
「ん?あぁ、部活は当分休みになりそうだし、今日は暇だけども」
「そ、そっか。できたら、お買い物に付き合って欲しいなって」
「すまん、俺はちょっと用事があるから帰るわ」
「そっか、じゃ保科と行くね」
あれ、さっきようやく告白をなかったことにできたはずなのに、また二人きり。一体何を考えているのか、感情は読めても、その意図までは読めないこの能力に少しイライラしてきた。仮屋が何を求めているのか、考えても答えが出ない。
そうこうしているうちに、なぜか二人でショッピングモールへ。ギターの弦を買ったり、仮屋の私服を買ったり。まるでデートだな、って思ってもそんなことは言えるわけがない。ただ、さっきから感じている感情はだいたいポジティブなもので、俺との時間を嫌だとは思っていないようで安心した。
「保科、これどうかな……似合うかな」
「うん、十分にあってると思う」
「そ、そっか。ならこれにしようかな」
完全にデートだ。これでフラれたというのだから、やっぱり女心と秋の空はわからない。オレにはまだ早かったのかもしれないな。
「あれっ、雨。雨宿りしなきゃ」
帰り道、突然の雨。オレの家はもう目の前だからダッシュするのも悪くはないが、仮屋がいる今、置いていくわけにもいかないからここで雨宿りしよう。
「ね、保科の家ってそこだよね?ちょっと雨宿りするために入っちゃっていいかな?」
「えっ、ま、まぁ片付けとかしてないけどそれでいいなら」
「今更そんなこと気にするわけ無いでしょ」
何故か、仮屋がオレの部屋にいる。いや、ちゃんと経緯はある。だが、なぜ仮屋が家に上がり込んでいるのか。今日確かに友達でいよう、なんて話はしたばかりだけれども、警戒心がなさすぎる。あっさりとあがってくるなんて。いやいや、オレだってただの友人を襲うほど節操のない人間ではないと信じている。だが、未だに事実が飲み込めずにいる。
「うわっ、ブレザーの中まで濡れちゃってる……気持ち悪い……」
「何ならシャワーでも使う?」
「うん、ごめん。ちょっと借りるね」
仮屋がシャワーへと向かう。ドアが閉じられ、壁越しに聞こえてくる音が響く。誰もいない部屋で、壁一枚隔てた先に裸の仮屋が……。いや、想像する訳にはいかない。そんなことは考えるな。あれは友達。もうそういう関係ではないんだ。そう言い聞かせても、興奮は止まる気配を知らない。
「シャワー借りました、保科は入らないの?」
「って、おい!お前、その格好は」
風呂から上がった仮屋は、バスタオル一枚でとても危なげな格好だった。まさか、こんな格好で出てくるなんて。誘ってるのか……?
「下着まで濡れちゃってたから、それより、保科は?」
「ちょっとまってて、女物なんてないけどとりあえずジャージぐらいは」
「適当に着れるものなら良いよ。ただ、お風呂終わったらちょっとだけ浴室乾燥借りていい?」
「そのぐらいなら良いよ、服持ってきたらオレも風呂入る」
衝撃的な姿に狼狽しつつ、シャワーを浴びる。あの姿を見せられてまともでいられるわけがない。シャワーを浴びている間もオレの股間に血流は集まり、どんどん太く、大きくなっていく。ちょっと落ち着いてから風呂を出ることにしよう。
「保科、背中流しに来たよ」
「ちょ、おわっ待てって」
後ろを振り向くと、まさかの全裸。一糸まとわぬ仮屋がそこにいた。すぐに目をそむけ、見なかったかのような態度を取る。
「だって体流すんだから、濡れちゃ困るでしょ」
「いや、そもそも男の家にすんなりとあがって来ること自体が」
「今更何言ってんのさ。ほら、背中流すよ」
本当にわけがわからない。何で、オレは彼女でも女の子に背中を流されているのか。しかも全裸で。真後ろにいるから、振り向くわけにも行かない。なんとかして感情を読もうとすると、普段のものとはまた違う、甘酸っぱいものに加えて何か鋭い辛さみたいなものを感じていた。悪い感情ではないにせよ、明らかに普通ではない。
「仮屋、お前どうして」
「あーもう、なんでここまでしてわからないかな!」
「だからちょっと、おわっ」
こっちが向き直るまでもなく、壁に押し倒され、全裸で向かい合う。目線がぶつかり、お互いに緊張が走る。そして、少ししてしゃがみこんだ仮屋がオレの股間に顔を埋め、限界まで怒張しきったペニスを咥えはじめた。
「んんっ、保科、ホントは好きっ。それなのに、あんなこといってごめんなさい。アタシを保科の好きにいい、よ」
「ちょっ、まってそんなことしながら言われてもっ」
「んっ……ぷはぁ、ここまでしないと伝わらないかもって」
「決して、仮屋とそういうことがしたいから告白したわけじゃないって」
「それじゃ、アタシからするね。保科がだいしゅき……はむっ」
告白の言葉を言い終わったが否か、またオレの陰茎を咥えてくる仮屋。蕩けきった目でこちらを見てくるその様子は、可愛らしいと同時に、何かに取りつかれ必死になっているかのような余裕の無さすら見て取れた。ただ、下半身から伝わる快感に耐えるのが限界で、今は仮屋への答えすらできないような状態になっている。
「んちゅっ、あれっ、答えずに先にイッちゃうほど、もしかして保科って早漏?」
「いやそういうわけじゃ、って、ちょっと待ってくれ」
少し動きが止まる。それによってようやく快感からも開放され、今度は上目遣いでこちらを見上げてくる仮屋に向かい直り、改めて告白を受け入れる旨の返事をする。突如、さっきまでオレの肉棒を求めてよがり狂っていた少女とは思えない様子で、涙を流し始めた。風呂の湿気があっても、その様子はしっかりと見える。一体、どういうわけだ。
「よかった……保科に、あんなひどいことして、それでこんなことまでしちゃったから……もう一回告白なんて許してくれないならどうしようかって」
「あのときはびっくりしたけど、仮屋が本当にオレのことを受け入れてくれないとは思えなかったから」
「……うん、でも、今日はお詫びに保科の好きにしていいよ」
少し涙が収まったかと思えば、今度はまたオレの下半身を愛撫し始める。手で根本をシゴきつつ、亀頭をゆっくりとなぞるように舐めてくるその様子はあまりにも蠱惑的で、同時に愛らしくて。やっぱりこの少女が好きなのだと再認識する。ただ、さっきからただの恋愛に関わる感情だけではないものが伝わってきていることだけが不安なのだが。
「んんっ、れる、れろっ。ほら、早くイッちゃって、アタシのお口の中に、保科の白いのいっぱいほしいから」
「んんっ、ちょ、もうそこはっ」
「うひひっ、ここが敏感なんだ……れろ、れろろ、ちゅっ」
仮屋に敏感なところを刺激され、限界を迎えたペニスから白濁した液体が迸る。すべて小さな口腔内にぶちまけられたが、一瞬驚いただけですぐに全て飲み干してしまった。
「けほっ、こほっ、うわぁ、保科の精液、苦い……でもクセになっちゃいそう」
少しだけむせつつ、それでも一回オレを絶頂に導いたことで満足したのか。その後は何事もなかったかのように体を洗われ、乾燥機を回すために手早く風呂を上がることにした。
風呂から上がり、一旦オレの部屋へと向かう。一旦オレのジャージを着ることになった仮屋だが、いかんせんサイズがあっていないのか相当にダボダボだ。とりあえず乾燥するまではこのままだ。ちょっと落ち着かないが、仕方ない。
「へぇ……ここが保科の部屋」
「そういえば、初めて上がるんだっけ」
「ね、ねぇ保科。さっきお風呂場でもうあんなことしちゃったし、いいよね?」
「えっ、ちょっと何を」
言い終わるかどうかというときに、仮屋にベッドへと押し倒される。いくらなんでも積極的すぎないだろうか、仮屋がこんな子だったとは思ってなかっただけに、少しびっくりしつつも、受け止める。すぐに唇を重ねてきて、お互いの唾液を交換し合う。徐々に足を絡め、そして腕で体全体を抱きしめてくる仮屋に応えるように、オレも背中に手を回し、密着できるように強く抱き返す。
「んんっ、ちゅっ、あっよだれ……たれちゃっ、んんー!」
「あれっ、好きにしていいって言ったのは仮屋じゃないっけ」
少し強く抱きしめつつ、舌を吸い上げたら苦しそうな顔で抵抗をしてくる。だが、オレの言葉ですぐに受け入れる態勢に。同時に、オレの太ももに自らの股間を擦り寄せてくる仮屋の様子に、オレの方が限界を迎えた。今日すでに1回お風呂で求められるがままに出したというのに、それでもまだ滾る何かがオレの中にはあった。
「あっ、もうぬれちゃってるから、ほら、ここに保科のおちんちん挿れて……お願い」
寝返りを打つ要領で、オレのほうが上になる。少しズボンに手を回しところで仮屋も察し、自らのズボンも下ろしてさらに秘部を手で拡げる。明かりも消していない部屋では、そのきれいなピンク色の肉壁と、白い指の対比がきれいだった。
「保科のおちんちん、想像して何度も……んんっ、はいって、るっ!」
先端をあてがうと、すでに愛液で濡れているおかげですんなりと入っていく。そのまま最奥を目指し、ひだをかき分け進んでいくたびに、より強い快感が伝わってくる。それはオレの感覚だけではなく、仮屋の快感でもある。
「んんっ、あっ、くぅっ……そこ、保科がアタシの中をぐちゃぐちゃにしてるのがわかって、気持ちいいよ……」
少し抵抗があったところを更に突き破り、そして最奥へと到達する。少し硬くなったそこを突くと、それだけで仮屋が色っぽい声で嬌声を上げることから、気持ちよくしたくて何度も刺激する。
「保科、もっと、もっとぉ……アタシの中をムチャクチャにしてっ。アタシ、保科がいないともうらめぇ……」
もはや舌が回らないほど、セックスに浸りきっている様子で狂う仮屋を前に、オレの理性も限界を迎えた。先程よりも激しいストロークで、乱暴に仮屋を犯す。膣壁とこすれるたびに快感と、わずかな痛みが襲ってくるが、今はそんなことを考えずにただ全てをオレのものにするかのように。声にならない叫び声を上げつつ、快感に浸る仮屋の様子があまりにも色っぽくて、何度も膣内にオレの子種をぶちまけた。そのたびに、仮屋が嬉しそうにこちらへと笑いかけてくるから、一度萎えたはずの陰茎がすぐに力を取り戻す。
「はぁ……保科、もしかして、そろそろ限界?」
「流石に、もう……」
何度目の射精か、疲れが体全身へと周り、強いめまいを覚える。そしてそのまま気絶するかのように挿入したまま倒れ込む。薄れゆく意識の中、耳元で仮屋がつぶやく。オレへの愛と、永遠の誓い。回り道をしてようやく結ばれた愛は、どうやら思っていたよりも重たいみたいだ。
「保科、らいしゅき……これから二人とも死ぬまで、アタシが保科を幸せにするから……絶対に、いなくなったりしないで、ね」
帰宅したのが深夜なのでこんな時間の更新になり申し訳ありません...
ちなみに、だいたい2~3日ほどファンボックスの方で早めに公開してるので、そちらから見ていただけるとめちゃくちゃ喜びます。