「今日は前向きがいい…」
胡座を掻いた自分の上にクリアが乗る。
普段なら彼女の後頭部が見えているはずのこのポジションだが、今日は少し違う。
彼女がへそをこちらに向け、向かい合うように座っている。
何故か顔を真っ赤にして。
「なんで照れてんの?」
「だ、だって…」
目線も合わせてくれず、返事もロクに返ってこない。
なんなんだろう、と思いながら後ろに手をつき、ため息をつく。
「そ、の…してる…とき…みたいで………」
「ほほう、 詳しく。」
「何言ってんの…っ」
体を起こし、彼女に顔を寄せて聞く。
「何してる時って?」
「うるさ…っ」
思い出してしまったのか、頭から湯気でも上がりそうなほど顔を赤面させた。
「ふーん。へー。ほーん。」
適当な生返事を返しながら、彼女の背中に手を回す。
「っひ…」
下着の線を確認するように背筋に指を這わせる。
「…で?」
すっかり萎縮してしまった彼女は懐の中で小さくなっている。
「確認、しちゃっていいの?」
そう聞くと、こくんと小さい頷きを返してくれた。
「いつも…っ、なし崩し的になるんだ、からぁ…」
「いいじゃん。別に問題ないだろ?」
舌を絡め合わせながら途切れ途切れに会話する。
もう興奮しているのか、熱い息が顔に当たる。
キスをしながら、薄いTシャツの上に浮き出た下着の跡をなぞる。
引っ掛かりを見つけ、ぱちん、と外すと柔らかい物が当たる感触がした。
「…いつ、そんなの覚えて…っん」
「オリジナルだよ」
胸の突起が擦れて気持ちいいのか、もじもじと内腿を擦りはじめた。
「ぷ、は…っ」
荒い息を吐きながらキスを終えた彼女を間髪入れず
「はい、ぎゅっ」
「んぇ」
抱きしめる。
むにゅっ、と胸が当たる感触と、蚊のようなか細い声。
女性特有の甘い香りが頭を包む。
小さくても、とても柔らかい。
「っ…?」
恐る恐ると言った感じでこちらの背中に小さい手が回される。
足も、手も。弱々しい力が込められたモノが体を抱きしめてくれる。
「これだけで気持ちいいな?」
「うん…」
ふにゃっとした彼女の幸せそうな笑顔が可愛らしい。
もっともっと愛してあげたい。
「そろそろいい?」
そそり立った愚息を引きずり出し、彼女に見せつける。
「え、う、私、まだ準備出来てな…」
「ゆっくりするから。」
手早く彼女の短いズボンを脱がせ、下着をずらす。
「い、痛いかもだから、ぎゅーしててもいい…?」
「いいよ。」
あざとくて、可愛らしい申し出を受け入れたあと、割れ目に愚息をあてがう。
準備出来ていないと彼女は言っていたが、下着に染みが出来るほどぐしょ濡れだった。
それでもゆっくりすると約束したので
「先っぽ入った。わかる?」
少しづつ伝えてあげる。
「わ、わかるよ。」
そして亀頭が全て肉壁に包まれた辺りでも止めて、もう一度。
「ゆっくりしてるからね?」
「わっ、わかって…るから……」
また、少し彼女の息が荒くなってきた。
その間も手はこちらの袖を握っているし、足も腰の近くでぴんと伸びている。
快感に抗うように力が込められている手足が可愛らしい。
「あとは…最後まで…」
ヒダを掻き分け、膣奥まで愚息を突き刺す。
「ひ、っ…ん、んぅ、っ」
口を左手で塞ぎ、少し漏れた嬌声を抑える彼女。
先程まで伸びていた足は腰の後ろで交差され、体を固定していた。
「随分積極的だな?」
「ぎゅって、していいって、いった。狂歌が、」
ふるふると震えながら言うものなので
「あぁそうだな。ごめんごめん。」
頭を撫でてやりながらこちらも抱きしめてやる。
そして首元にキスマークを作ってみると、また小さく嬌声が漏れた。
「このままする?」
「…する。」
いつもなら彼女を下にして寝転がって交わるのだが、今日は存分に甘えたいようだ。
「ぎゅって、したら気持ちいいから。」
…どうやらそれだけでは無い様子で。
「ひっ…ん」
小さく奥を小突く。
膣奥を突かれるのが好きな彼女にとってこの体位は、すごく気持ちの良いものなのではないか、と考えた。
「奥、好きだもんな」
「いわ、ないっ、でぇ……っ」
最初はゆっくり腰を揺らす程度だったが、だんだんと激しくなっていく。
「ひっ…!?」
「ごめん、締まり過ぎて、気持ちよくて。」
彼女の軽い体を少し持ち上げ、そのまま腰を下ろさせる。
まるで彼女を自慰のための道具として扱っているかのように、奥を突き続ける。
引き抜き、また奥を突く。
始めは聞こえなかった水音はある時を境に鳴り出し、今はもうピストン運動に合わせて聞こえる程だ。
「ひっ、はひっ、まってっ、まって……っ」
「いやだ。」
「そ、んな…っすぐ、きちゃ…ぅ」
「イけ。イけ。」
くりくりと敏感な部分を弄りながら耳元で囁く。
「そこっ、ちが、ぁ、っあ、あ、ぁ…ああぁ…♡」
びくんびくんと体を震わせ、腟内を締める。
背中と腰に回された手足も、精一杯力が込められていた。
「俺まだだから」
まだ痙攣している膣奥を突く。
「ひっ…!?っあ、ひ…ぁ……」
かくかくと震える彼女の腰を抑えつけ、必死に腰を浮かせて彼女の膣内を感じる。
「これ、相当気持ちいいだろ。」
「気持ちいい、きもちぃっ、よ…っ…んっ、ふ…」
舌を少し出して喘ぐ彼女の口をキスで塞ぎ、もう少し激しく腰を振る。
彼女の唾液を搾り取り、キスだけでイかせるかのように激しくキスをする。
またびくびくと腟内が痙攣を始める。
精液がこみ上げてくる感触と、彼女がぎゅっと腰を締め付ける感覚が同時に訪れる。
「あ〜…イく。」
「わらひ、っも、いっ…っ、っ、っっ♡♡」
彼女の子宮口に亀頭を押し付け、直接子宮に精液を送り込む。
どくどくと注がれていく大量の精液を彼女の小さな子宮が受け入れる。
「はっ、あ、ふーっ…ふ…っ…♡」
その感触も快感に変換されるのか、彼女はまた少し体を跳ねさせた。
その背中を撫でてやりながら、最後まで貪欲に搾り取ろうとする膣内の快感を楽しんだ。
「すんごい足痺れる。」
「すごく足が疲れる。」
行為が終わってから2人がまず呟いた事はこれだった。
「…適度に、ね。」
「そうだな。」
抱き合ってするのはとても気持ちがいいが、体への負担が大きそうだ。
いつでも抱き合うことぐらいは出来るのだし、特別にやる必要も無いだろう。
対面座位は作者の性癖です。