※この作品はR-18です。

オバロR18もの   作:しうか

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後悔してもマジ知らんぞ?(T_T


1 はじめての…… エンリ

 

 リ・エスティーゼ王国、エ・ランテル北東に位置するカルネ村にほど近いトブの大森林に一人のユグドラシルプレイヤーが舞い降りた。見た目は10~12歳ほどの幼い少年だが、中身はおっさんだった。幼女でないだけまだ良心が残っていたと本人は本気で信じており、「被弾面積は小さい方が有利」との建前でキャラメイクしていた。見た目は黒髪黒目と色をいじらず、顔立ちは幼いころの自分をほんの少しかっこよくした程度で平凡な顔つきだった。

 

 そしてこの男は曰く廃人であった。課金ガチャこそ最初は「たかがデータに現金突っ込むのかよ」と抵抗があったものの、どうしても欲しいアイテムが出てきた頃にはすっかり給料をつぎ込んでいた。

 

 最終日にはアイテムを買いあさり、最後の時をゲーム内で迎えた男は突然現れたリアルな森の中という境遇に特に動揺はせず、むしろ歓喜した。ゲーム終了時に転移でもしないものかと備えていたほどだ。古典とも呼べるほど古いラノベを好んで読み、異世界転生条件の一つに賭けていたのだ。

 

「とりあえず、《I wish(我は願う)》 わが身を不老にせよ」

 

 見える範囲で自分の状態を確認し、ゲームキャラクターそのものだとわかると、当然とばかりに《流れ星の指輪(シューティング・スター)》を使い、指輪に刻まれた模様がひとつ減るのを見て男はさらに歓喜に震えた。そしてメニューやアイテムボックスなどの仕様を確かめ、魔法やスキルも使えることを確かめると飛び跳ねた。

 

「いよっっっしゃああああああああああああああああ」

 

 しかし、そこで我に返る。他のプレイヤーが同じように転移してきている可能性に思い当たったのだ。そして《流れ星の指輪(シューティング・スター)》を指から外すとアイテムボックスへと収め、能力隠蔽系の指輪をはめ、装備も見た目のおとなしいものに変更した。

 

 そう、男のキャラクターは特段強いわけではなかった。レベルこそカンストしており、課金による強化はされているものの、ガチビルドのように完全に尖らせたものはない。相手が同じLv100だとすると、有効な攻撃手段は剣のみ、有効な防御手段は回避のみ、対魔法や回復、補助手段に関してはそれなりだが博打要素が大きく、PvPなどを行って硬直したら負ける可能性が高くなる。本人は上の下を自負しているが器用貧乏だった。

 

 男は装備の変更を終えると、《物体発見(ロケート・オブジェクト)》を使って民家を探し、《転移(テレポーテーション)》を使って移動した。

 

 

 

 カルネ村では今日もいつもと変わらぬ日常が始まろうとしていた。この村に住むエンリ・エモットは朝から井戸へと水汲みに歩いていた所、突然目の前に現れた男の子に驚き、持っていた水がめを危うく落としそうになった。

 

 男はユグドラシルの中ではかなり没個性的な装備を身に纏っていたが、エンリから見た男の子の服装は見たこともないような豪奢な服装だった。細かく銀の刺繍の施された仕立てのよい黒の外套の中にはフリルのついた真っ白なブラウスと仕立てのよい黒いズボン、ヒザ下まで覆うこげ茶のブーツにも装飾が施されており、手には皮の手袋、頭にかぶっている狩人が使うような三角帽子にまで刺繍がほどこされている。腰に佩いている男の子が持つには長すぎる剣のいたるところにまで細かい装飾が施されていた。

 

「あの、すいません。ここはどこですか? 転移の魔法にひっかかってしまったようで……」

「え? 転移の魔法……?」

「あ、魔法って聞いたことないですか?」

「いえ、村に時々来られる薬師の、わたしの友人が魔法を使えますけど……」

 

 少年の格好からエンリは貴族と勘違いした。しかし、少年の気安さからそこまでかしこまる事もなかった。エンリは自分ではどうしようもないと思い一度家に連れて帰ることにした。家に着くまでの間に互いに自己紹介したのだが、少年は自分の剣に目をやったあとオチバと名乗った。ちなみにその剣は別のゲームに出てくるものを元にデータクリスタルをつぎ込んで作ったオリジナルで名前は落葉(らくよう)である。まったくの偽名であった。

 

 エンリが両親に相談するとのことでオチバはエンリからエンリの家族構成に質問し、両親とネムという妹がいる事を知った。両者はエンリの家に着き、両親に相談したが、両親もエンリと同じように考え結局はエンリの両親によって村長の家まで行くことになった。

 

 村長の家でオチバはエンリに語ったように同じ説明をし、オチバと名乗り、転移前は狩人をしていたと自己紹介した。村長からこの世界の常識を出来る限り引き出すと冒険者になることに決めた。ユグドラシル金貨がこのあたりでは見かけないと言われたため、生活のための現地貨幣獲得に一番手っ取り早いと考えたからだ。

 

 しかし、オチバは村長からこの辺りはゴブリンやオーガが出るが、街道沿いは冒険者が見回っているから安心だとは言われたが一番近い冒険者組合のある街まで徒歩で二日かかると聞き、さすがに一人で二日かかる道を見知らぬ場所まで歩くのは危険だと判断した。

 

 実際オチバなら何の問題もなくその日のうちに到達できる距離であったがその点には気付かなかった。それにゴブリンやオーガなど物の数ではないが、オチバは「エリアボスでも出てきたら怖い」と考えたからだ。村長夫妻も狩人を名乗る貴族のような格好をした子供を一人でエ・ランテルまで行かせるのは危険だと考え、村から馬車が出るか誰か行商にでも来るまで滞在するよう提案した。

 

 オチバは村長夫妻から貨幣価値を聞いていたので、ユグドラシル金貨を一枚渡そうと思ったが、そこからユグドラシルプレイヤーがいるとバレるのも癪だと思い、力任せに金貨を潰し、いくつかにちぎった後、《道具上位鑑定(オール・アプレイザル・マジックアイテム)》をかけ、ただの金と確認すると村長夫妻に滞在費として渡した。

 

 オチバの奇行に村長夫妻は驚いたが、ただの金の価値としても多いほどであったため、村長夫妻は恐縮しながらも受け取った。この時点で村長夫妻はほいほいと金貨をつぶして渡す少年の行動と見た目から転移前は高名な貴族だったのかもしれないと考えていた。

 

 方針が決まる頃には日も落ちてきていたため、オチバはそのまま村長夫妻の家に泊まった。次の日は特にやることもなかったためオチバは村や畑を回った。その中で、エンリが一番おいしそうだなと考えると、その次の日からは《完全不可視化》を使い、エンリのストーキングを始めた。

 

 

◇

 

 それから三日後、ついにチャンスが訪れた。エンリが薬草採集のため森へと入ると、オチバも後を付けて入った。オチバはしばらく森の中を進みながら《生命感知(ディテクト・ライフ)》で他にいないか探り、エンリ以外誰もいないとわかり、エンリが薬草採取のためにしゃがみこんだ所で声をかけた

 

「やぁ、エンリ。こんな所で何してるの?」

「えっ!? あ、オチバさん。驚かさないでください。薬草採取です」

 

 突然姿を現したオチバに驚いたものの、エンリは笑顔で手に取った薬草をオチバに見せた。オチバは「へぇ」と言いながらエンリが手にしている薬草を近くで見るように近づき、同じようにしゃがみこんだ。

 

 エンリはオチバが興味本位で付いてきてしまったのだと思った。オチバは12歳程度にしかみえない。16歳のエンリにとってオチバは10歳の妹よりちょっと年上程度であり、まだまだ子供だった。

 

「ここら辺はわりと安全ですけど、森の中は危険ですよ?」

 

 そうエンリは薬草に興味を示しているオチバに帰るよう促したが、オチバは「そう……」とつぶやくと、手を掲げ、エンリと自分の間を基点に《生命拒否の繭(アンティライフ・コクーン)》と《矢守りの(ウォール・オブ・プロテ)障壁(クションフロムアローズ)》をかけた。

 

「守りの魔法をかけたよ。これで安全になったね」

「えっと……、ありがとうございます」

 

 オチバがニコニコしながらエンリに魔法の説明をしたが、エンリは見た事のない魔法を子供が使ったことに戸惑った。

 

 ただの薬草採取に魔法まで使うなんて、やっぱり貴族様だったのかな?

 

 そんな事を考えつつもこのまま薬草採取を続けるにはちょっとやり辛さがあった。そこでエンリは友人のンフィーレアに昔教えてもらった薬草の見分け方をオチバに教えよう口を開いた瞬間、オチバはエンリを押し倒し、口で口を塞ぎ、舌を滑り込ませた。

 

 エンリにとっては一瞬の出来事で、呆気に取られたが、口の中にあるぬるぬるとした感触、目の前にある黒い髪、身体にかかる重みを感じるが理解するまでしばらく時間がかかった。

 

「んー、んんーーーー!」

 

 え? ちょっと、なに? やめてやめてやめて!

 

 エンリは口を口でふさがれまともに声を出せなかったが、激しく抵抗した。それでもオチバはレベル差から来る余裕で、じたばたと暴れるエンリの顔を両手で押さえながら一方的なディープキスを楽しんでいたのだが、エンリが自分の舌を噛もうと顎に力を入れたのを感じ、口を離した。

 

「オチバ! なんてことするの! なんでこんなひどいこと……!」

 

 エンリは涙を流し、口に入ってしまった汚物を吐き出すように唾を吐いて自分の唇を手の甲でごしごしとこすりながらオチバを睨む。もはやエンリにオチバに対する敬愛や年下に対する気持ちはない。いきなり唇を奪われ、舌まで入れられたことにショックを受けていた。

 

「ん? そうだな。エンリがかわいいからじゃないかな? ごめんね、嫌だった? でも暴れられても困るし初めてだから魔法で拘束させてもらうね。《風の拘束(エア・バインド)》」

 

 エンリの四肢に巻きつくように風が発生すると、エンリは逃げることはおろか、もがくことしかできなくなった。オチバはそのままエンリの長いスカートをめくりあげるとエンリの健康的な太ももを撫で、下穿きに手をかけた。

 

「イヤアアア! ダメ! やめて! お願いだからやめて!」

 

 エンリは絶叫し、足をばたつかせて抵抗するが、風の拘束すら通り抜けて質素な下穿きが脱がされてしまう。そして目の前でその下穿きのにおいをかがれ、両足のひざを無様に開かされ、ワレメを見られるとエンリは顔を逸らし、泣き始めた。

 

 オチバはそんなエンリを見ながら楽しむように、エンリのぴっちりとキレイに閉じたワレメを指でさわり、くにくにと柔らかさを堪能し、2本の指でワレメを開き、覗き込んだ。

 

 エンリは真横を向いて早く終わることを祈りながら喉をひくつかせながら泣いていたが、自分の知らない場所が外気に触れ、思わず視線を自分の股に戻してしまった。そこで目に入ったのは自分の股に顔を突っ込み、今まさに舐めようとオチバが舌を出している所だった。

 

「やめて! そんな所舐めないで! お願い! もうやめてよぉ!」

 

 エンリの声に気付いたオチバはエンリと視線を合わせながらエンリのクリトリスをぺろっと舐めた。

 

「ひぐっ……、やっ、いやっ……、いやぁっ……」

 

 エンリはクリトリスを舐められるたびに身体を走る快感に抵抗もできず、びくっびくっと体を痙攣させ、されている事に対する嫌悪感と自分の大事な所を目の前で舐められている事に対する羞恥心で頭がごちゃごちゃになり、再び顔を横に向けて目を固く閉じた。

 

 オチバはしばらくエンリの嬌態を楽しむと、さっさと全裸になったが、エンリは顔をそらし、未だに甘くしびれる身体をなんとか落ち着かせようと荒い息を吐いていたため気付かなかった。

 

 オチバが硬くなった肉棒を愛撫で濡れたエンリのワレメにこすりつけ始めると、新しい感触にエンリは再び自分の股に視線を戻し、目を見開いた。

 

「ひっ! ダメっ! それだけは絶対にダメ! お願いだからそれだけはやめてください!」

「ん? やっぱダメかな?」

 

 充分にエンリの汁で濡れた肉棒を未だに閉じた穴にそえ、先を穴の入り口にくにくにと出し入れさせながらそんな事を言った。エンリはこれから行われる事に恐怖を感じながらそれでも何とかやめてもらえるよう真摯に訴える。

 

「お願いです。まだわたし処女なんです。今やめてくれたらこの事は誰にも言いませんからもうやめてください。お願いします」

「そっかー」

 

 顔を赤くしながら嫌悪感を感じる相手に処女だと告白したエンリに、オチバは笑顔を向け、少しだけ腰を引くとエンリは助かったと思い少し力が抜けるのを感じた。しかし、次の瞬間。

 

「初めて同士でよかった、ねっ」

「ひぐぅぅぅぅっ!」

 

 一気に突きこまれた痛みにエンリは身体をそらせた。

 

「あはは、ホントに血が出るんだ」

 

 エンリは痛みの中、オチバの声に自分の股を見た。自分の血と体液でぬめぬめとした赤い色の肉の棒が自分の股を何度も挿している光景に一瞬信じられず絶句し、そのあと今までにない絶叫をあげた。

 

「イヤアアアアアアアアアアアアアア!!!! なんでっ! うわあああああん、お母さああああん!」

「ああー。気持ちいいよエンリ!」

 

 オチバはエンリの服の上から抱きつきエンリの胸の上に顔をうずめながら腰を打ちつけ、時にはぐりぐりとかき回した。

 

「痛い! えぐっ、痛いの! オチバっ、もうやめてよ! ううぅぅぅう……」

「ごめんね、エンリっ。もうっ、でちゃいそうっ……中に出すねっ」

「だめっ、それだけは本当にだめっ! 赤ちゃんできちゃ……え……?」

 

 ひと際腰を押し当てられ、エンリは自分の中でドクッドクッドクッドクッと肉棒の脈動を感じた。

 

「中に、中に出てる……、イヤァァァ……。助けて、助けてよ、ンフィー……」

 

 エンリはほとんど無意識に幼馴染の名前を言うと、激しく抵抗していた身体もほとんど動かなくなり、涙をボロボロとこぼし続けるだけになった。

 

「はぁぁぁ、気持ちよかったよ、エンリ。でももう少ししよっか」

 

 オチバは目の前にある布越しのふくらみを取り出そうと上着をはだけさせ始めたがエンリは中に出されたショックと諦めであまり抵抗できず虚空を見つめていた。オチバはあまり抵抗しなくなったエンリの胸を舐め、乳首を吸い、再び挿入した。

 

「あ、また出てる……、いっぱい汚されちゃった……。うう、ううぅ……」

 

 オチバはそれから2度中に出し、すっかり満足すると、ようやくエンリから身体を離した。

 

 エンリは「ぜったい許さないから……」と言いながらようやく自由になった身体をのろのろと動かし、オチバに背を向けると胸元を直し、スカートで隠しながらがに股になった。そして自分の血と二人の体液でまみれ、痛む股間に手を沿え、痛みを我慢しながら恐る恐る指を挿れ、そっと中に出されたモノを掻き出し始めた。

 

 背中側からその光景を見ることは出来ないが、エンリの身体の動きからオチバは何となく察すると、おもむろにスカートをめくった。

 

「うっはー、エロいね!」

「やめてよ! バカ! 変態!」

「いいじゃん、見せてよ」

「もうやめてよっ! うぅ……」

 

 エンリのお尻の下に落ちるピンク色の液体にあっという間に肉棒が硬さを取り戻したが、エンリは自分のスカートにかかっているオチバの手を払い、作業を再開しようとした。しかし、何度もスカートをめくられ、諦めたエンリはそのまま泣きながら残った精子を掻き出し続けた。

 

「そういえばさ、エンリ。避妊薬持ってるんだけど飲む? 副作用で傷とか病気なんかも治るよ」

 

 エンリが掻き出すのを諦めた頃、オチバはそんな事をいいながら赤い液体の入ったキレイな装飾のされた小瓶、下級治癒薬(マイナー・ヒーリング・ポーション)をフリフリとエンリに見せ付けた。

 

 オチバはからかい半分で言ったのだが、エンリはそれがただのポーションだとは夢にも思わない。この世界にあるポーションは全て青く、赤いポーションなど聞いたことも見たこともなかったからだ。それにオチバが貴族かどこかの金持ちだと思っていたくらいなのでそんな便利なものもあるのかなと信じた。

 

 そして、あるなら早く出せと思いつつ「飲む」と一言だけ言い、それを取ろうとするが、オチバはひょいっとエンリの手をかわした。そんなオチバをエンリは睨むがオチバはニコニコと笑顔を絶やさない。

 

「でも二つだけ条件があるんだ」

「言ってみなさいよ」

「まずは二人だけの秘密にすること。大丈夫、僕も言わないからさ。次に僕がエ・ランテルに行くまでの間、また何度かお願いしたいな。ああ、もちろん毎回終わったら避妊薬は渡すから……。どうかな?」

「そんな事――ッ」

 

 「いいわけないでしょ!」と反射的に口に出す直前、エンリは考えた。避妊薬をもらえなかったらいくら中に出されたモノを掻き出しても妊娠する可能性は残る。それに相手はどう見ても自分よりいくつも年下なのに力が強く、その上自分の知らない位階すらわからない魔法を使う魔法詠唱者(マジックキャスター)だ。その気になればまた襲われてもおかしくない。それに自分より年の近い妹のネムが襲われるのはもっとイヤだ。

 

「――多くても一日一度にしてくれるなら……、あとできれば何日か空けて……。あと家族には手を出さないで……」

「うんうん、いいよ。はい、どうぞ」

 

 オチバが笑顔でエンリに手渡すとエンリはそれを飲み干した。すると強姦された際に付いた傷や膣の痛みがあっという間に取れた事に驚いた。どんな高価な傷を癒すポーションでもここまで早いものはないはずなので本物だと思い安心した。

 

 それを見届けたオチバはうんうんと頷き、アイテムボックスから無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)を取り出すと「つめたっ」とか言いながら身体についた汗やほこりを落とし、エンリに「使う」と無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)を差し出した。

 

 エンリは急に出てきたマジックアイテムに驚きつつも局部や足を洗った。本当はオチバに舐められた胸も洗いたかったが、ここで全裸になるのも気が引け、服が濡れるのもイヤだったため我慢した。

 

 オチバの《上位転移(グレーター・テレポーテーション)》でエンリは初めてオチバと出会った村の近くに移動すると驚きながらもそこでオチバと別れ、暗い顔をしながら家に戻った。エンリは家に戻ると桶に水を入れ、服を脱ぐと泣きながら身体を拭いた。そしてそのまま精神的な疲れとショックから何もする気になれず、寝間着に着替え、ベッドへもぐりこんだ。

 

 仕事を終えて戻ってきた両親や妹のネムに心配されたが、「ちょっと具合が悪くなったけど大丈夫だから心配しないで」と眠りにおちた。

 

 

 

 

 次の日は前日のことがなかったように朝から元気にふるまっていたエンリだったが、時々暗い表情をしたり周りを確認する仕草に家族は何かあったのか心配になった。しかし、どうしたのかと聞いてもエンリは「ううん、なんでもないの」と苦笑いを返すだけだった。

 

 そしてその日結局オチバは一度もエンリの視界に入らなかった。エンリはオチバが約束を守る事を意外だと思いながら眠りについた。

 

 

◇

 

 しかし、その次の日の夜。その日もオチバが視界に入らなかった事を少し疑問に思いながらもベッドへ入り、眠りにつくと、ごそごそとベッドに誰かが入ってくる感触にエンリはうっすらと目を覚ました。

 

「ネム、眠れないの……? お姉ちゃん眠いから起こさないで……」

 

 エンリはまどろみの中、妹のネムが自分のベッドにもぐりこんできたのだと思い、もぞもぞ動くネムをギュッと抱きしめた。しかし、ネムは抱きしめられながらもしつこく自分のお尻や頭をさわり、最後には舌を入れたキスをしてきた。

 

 そこでエンリは覚醒し、真っ暗な部屋の中、僅かに見えた目の前に写る黒い髪からネムではなくオチバだとわかった。

 

「んんんっ(オチバッ)」

「ぷはっ、きちゃった」

「きちゃ……」

 

 オチバは最初から声をひそめていたが、自分の発した小さな声が意外と大きく聞こえためエンリも声をひそめた。

 

「――来ちゃったじゃないでしょ。どうやって入ったのよ。それにこの部屋にはネムもいるのよ?」

「それはほら、テレポーテーションなら大体一度行った所には行けるから。それにネムちゃんなら寝てるみたいだし静かにやれば大丈夫だよ」

「大丈夫なわけッ……んぅっ……」

 

 オチバは《完全不可視化》で元々エモット家に侵入を果たしていた。そしてエンリの家族がベッドに入ると《睡眠(スリープ)》をかけた。そのため、エンリの家族はどんなに騒いでも攻撃するか魔法の効果が切れるまで起きることはない。しかし、そんな事など知らないエンリは焦りながらも再び口で口をふさがれ、舌を絡められながらベッドの中で上に乗られた。

 

 暗い部屋の中、ネムが起きないか心配しつつ、ネムだと思って回していた自分の手の感触がオチバはすでに全裸だと伝えてきた。そして自分の股の間にオチバの足が入り込み、どんどんと足を広げられていく。オチバが動くたびワンピース状になっている寝間着はどんどんとはだけられ、太ももを優しくなでられながら舌を絡めるキスを続けているうちに、エンリは自分のアソコが濡れてきている事に嫌悪感を感じた。

 

 オチバの硬くなった肉棒が湿った下穿きの上から押し付けられると、ピリッと甘い刺激がエンリの身体をはしった。

 

「ふー、ふー、んぐぅっっ……」

 

 そして何度も何度も下穿きの上から敏感なところをこすられ、ついに身体が勝手に跳ね、エンリは声をあげてしまいそうになった。

 

「エンリ、下、脱がすね。腰あげて?」

「う、うん。やさしくしてね」

 

 オチバは恥ずかしがるエンリを暗視スキルでじっと見ながらエンリの下穿きを脱がし、そっとアイテムボックスに収納した。そして、自分の固くなった肉棒をエンリの入り口へと誘導し、上と下で同時に軽くキスをする。

 

「できるだけ優しくするね」

「ああっ、んんっ……んうぅっ……」

 

 初めてと違い、真っ暗闇の中で行われたやさしい前戯の刺激にエンリの中にあった嫌悪感は薄れ、エンリの膣内はぬめり、熱をもっていった。ゆっくりと出入りするオチバの肉棒にエンリの経験の少ない膣内は本人の意思に関係なく、年相応の成人男性に比べると小さなオチバの肉棒をぬるぬるときつくしごいた。

 

 エンリは甘い快楽の中、無意識にもっと欲しいと腕をオチバの背中に回し、足を絡め、自分から舌を絡めるキスをし始めた。その頃にはもうエンリの子宮口が肉棒に触ろうと降りてきていた。ゆっくりとした腰の動きにエンリの身体が何度も軽く跳ね、その度に肉棒の先と子宮口が軽いキスをし、再びエンリの身体が跳ねる。

 

 エンリの意外な攻勢にオチバはついに耐え切れず、ディープキスしたままエンリの中に射精する。エンリの膣内と子宮はビクビクと暴れる肉棒とドクンドクンと流れ込んでくる精液に身体が反応し、エンリの頭は快楽で真っ白にはじけ、エンリは身体をのけぞらせた。

 

「んんんぅっ……あ、ああああ……んんぅぅぅ……はぁ、はぁ、はぁ……」

「エンリ、気持ちよかった」

「うん、わたしも、きもちよかった……かも」

 

 さわさわとエンリを触ると絶頂したばかりのエンリ身体は恥ずかしそうにピクピクと反応した。そんなエンリがかわいく見え、オチバは片方の手でエンリの胸を触りながらもう一つの乳首に吸い付き、顔をうずめながら、もう片方の手でエンリの膣内とクリトリスをさわった。

 

「ちょっ、今はやめて。……あんっ、ねぇ、……おねがいっ、だから、ちょっとまって……」

「エンリの声聞いてたらまたたっちゃった。もう一回入れるね」

「待ってっていってるのにっ……あああああ!」

 

 それからぐちゅぐちゅという体液が混ざる音とエンリの嬌声がしばらくのあいだ部屋に響いたが、エンリは気にするだけの余裕がなかった。結局エンリはそのあとエンリは2回中に出された。そして意識を朦朧とさせながらもオチバからポーションをもらい飲み干すとオチバの首に抱きつくようにして眠りに落ちた。

 

 

 

 カルネ村の朝は早い。エンリもいつものように朝早く目を覚ました。そして昨晩の事を思い出し頬を染め、自分の肩口と半身にかかる重みに顔を向け、黒い髪が視界に入りさっと血の気が引いた。

 

「ちょっ、オチバ! 起きて!」

 

 エンリはオチバの身体をゆすりながら隣の部屋にいるであろう両親やまだ寝ているネムに聞こえないよう声をひそめつつ怒鳴った。しかし、オチバは幸せそうに顔を緩め、すりすりと顔を胸にうずめた。あまりの緊急事態。それに対するオチバの態度。エンリはオチバに軽い殺意が沸いた。

 

「ちょっとオチバ! ネムが起きる前に起きてよ! ねぇ!」

「んー……おはよう、お姉ちゃん……」

 

 ネムの「んー」という寝ぼけた声が聞こえた瞬間、エンリはオチバをシーツの中に隠し、何とかオチバを剥がしながら上半身を起こした。そして何食わぬ顔でネムに「おはよう、ネム」と朝の挨拶をしたが心臓がうるさいほどバクバクと鳴っていた。

 

「あれ? お姉ちゃん。なにかへんな匂いしない?」

「き、気のせいじゃないかな? お姉ちゃんちょっと片付けてから行くから今日は先にお母さんのお手伝いお願いね」

 

 エンリはシーツの中にオチバを埋め、寝ぼけまなこのネムとオチバの間に自分の体を挟み、できるだけ自分のベッドがネムの視界に入らないようネムの着替えを手伝い、さっさとネムを部屋から追い出した。

 

 そして、木窓を開け、とりあえずにおいの元を何とかしようとシーツを剥がすと全裸のオチバがもぞもぞしていた。エンリはこぶしを握るとオチバの顔面に落とす。そこに慈悲はない。しかし、痛みを感じたのは無常にもエンリだけだった。

 

「おはよう、エンリ。大丈夫?」

「ぐっ、な、なんで隣で寝てるのよ。早く出て行きなさいよ!」

 

 声をひそめながら怒るエンリにオチバは「まぁまぁ」と言いながらアイテムボックスから無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)とコップを二つ出し、片方をエンリに渡すと両方に水を注ぎ、呆然と受け取ったままのエンリのコップにチンッと当てると一気に飲んだ。

 

 そう、朝の一杯の水は格別においしい。冷えていればなおさらだろう。エンリもそんな事を考えながら一気に飲み干すとオチバにグラスを返すために差し出した。そのエンリの仕草を見て、オチバはおかわりを入れようとしたが、エンリの「いいからバレる前に出て行って!」という言葉に肩をすくめ、無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)をベッドの横に置き、《転移(テレポーテーション)》を唱えるとその場から消えた。

 

 エンリは少しビックリしたが、無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)を置いていってくれたことには感謝した。ベッドから布をすべて剥ぎ、シーツに無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)の水をかけるとそれで体を拭いた。

 

 そして、服を着替え、寝間着とシーツ類をすべてタライに入れると無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)の水をどばどばとかけ、証拠隠滅に尽力した。ただひたすらに「両親が来ませんように」と祈りながら……。

 

 

 

 一方、井戸の近くに全裸で転移したオチバは周りを見回し、まだ誰もいない事をいいことに井戸から水を汲み、そのまま頭から水浴びしていた。無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)をあと何個か持っていたが、井戸水の方がまだ温かいかもしれないと思ったからだ。そしてアイテムボックスからどんな汚れもふき取るという狩人垂涎の効果が付加されたタオルで全身を拭くと、「ん?」と違和感を感じた方向へと顔を向けた。

 

 人の叫び声が聞こえ、堂々と井戸端で全裸になっていたのがバレたのかと思い、ズボンだけでもと履いていると、今度は馬のいななきと人の悲鳴が聞こえた。

 

「《魔法効果範囲拡大化(ワイデンマジック)・敵感知(センス・エネミー)》、あらら……」

 

 着替えを続行しようと思いながらもとりあえず《敵感知(センス・エネミー)》を使うと脳裏に敵に判別されたモノの場所が映し出された。困ったことにエンリの家に向っているモノもいる。初めてのときは行きずりの関係で終わらせるつもりだったが、二回肌を重ねて惜しくなっていた。

 

 エンリの家に向いつつブーツと上着は諦め、指輪と皮手袋をはめ、外套を羽織り、三角帽をかぶると最後に抜き身の落葉(らくよう)をアイテムボックスから抜き出した。走りながら落葉(らくよう)をパイィンと二刀にし、カイィンとまたひとつに戻し、使用感を確かめるとまさに目の前でエンリの母に剣をつきたてようとしている騎士の剣の持ち手を握りつぶし、エンリの父に向っている騎士の横腹に落葉(らくよう)を突きこんだ。

 

「があああああああ!」

「ぐっ、がっ、ご、ごふっ……」

「横殴りすまんね? まぁカンストしてるから意味ないんだけどさ」

 

 右手を剣の柄ごと握りつぶされた騎士は痛みに腕を抱えながらうずくまり、横腹から肺を通り、重要な血管を切り裂かれた騎士はヘルムの中で血を吐いて死んだ。オチバはゲーム脳がはじき出した言葉をそのまま口にし、落葉(らくよう)を振り回しながらうずくまった騎士の首を刎ねた。ちらりとエンリの家の中を見てエンリが怖がるネムを抱えているのを確認すると、「ちょっとひと狩り行ってくる」とニヤリと笑い、煙のように消えた。

 

 バハルス帝国の騎士の格好をし、カルネ村を襲っていた騎士たちは薄ら笑いを浮かべ外套を羽織っただけの少年に狩られていったがほとんど村人を追っていたため、その姿を瞳に移すまえに死んでいった。周りから追い込みをかけていた騎士たちから順々に少数ずつ狩られ、バラバラに配置されていた騎士たちは予定通り広場へと集まっていたが、それを追うようにオチバもそこへたどり着いた。

 

 少年に見える年齢の相手が、煙のように消え、そのたびに村人を包囲していた騎士たちが斬殺されていく。その現象を怖れ、逃げ出そうとした騎士の前に煙が回りこむと少年が姿を現す。そしていつの間にか剣を左手に移し、空いた右手が金属製の鎧をつきやぶり、はらわたをぐちゃぐちゃとかき回すと、あまりの出来事に棒立ちになっていた騎士に投げつけられ、二人の騎士がひとつに潰れた。

 

「なんなんだアレは!?」

「いやだいやだいやだ!」

「神よ、お助けください……」

「か、神よ……」

 

 一度止まったオチバは剣についた血を振り払うと、再び顔をあげる。その顔は、全身は返り血にまみれ、三角帽の先端からはポタポタと血が滴り落ちている。そのすさまじい姿と表情は騎士たちに怖気を抱かせた。

 

「ひぃぃぃぃ、ま、待て、待ってくれ。お金あげましゅ! たしゅけてくだしゃい!」

「ベリュース隊長……」

 

「ふむ。無条件降伏するならかまわんよ? とりあえず武装解除してもらおうか」

 

 無様な姿でいち早く降伏したベリュース隊長に他の騎士からは呆れと軽蔑の声が漏れたがオチバの言葉で数人が剣を落とした。その間にオチバは三角帽を一度手に取り、パッパと血を落とすと再び三角帽をかぶった。その間が降伏の最後の機会だった。

 

 騎士隊の士気はがた落ちだったが、実質的な隊長とも呼べるロンデス・ディ・グランプには撤退するだけの気力と希望がまだ残っていた。しかし命令を出そうとした瞬間、再び未だ剣を持っていた騎士たちの首や臓物が舞い、ロンデスもいつの間にか首を刎ねられた。彼が最後に見たのは剣を持ったまま首から血を噴き出す自分の体だった。

 

 オチバは降伏した騎士たちに下着一枚になって伏せてろと指示を出すと、中身が空いている無限の背負い袋(インフィニティ・ハヴァザック)をアイテムボックスからこっそり取り出し、騎士たちが持っていた剣を回収していった。見える範囲のものをすべて拾い終えると、伏せている騎士をロープで後ろ手に縛り余ったロープで足も縛りつけた。

 

 そして村長に空いてる納屋にでも繋いで置くように頼み、けが人を広場に集めておくように言い、再び煙のように消えた。淡々としたオチバの物言いに村人達は粛々と従った。あれほど脅威だった騎士たちがあっさりと残虐に殺されたことも起因していた。

 

 カルネ村を遠巻きにしていた残りの騎士たちはあっさりとオチバに見つかり、殺され、身ぐるみを剥がされるとそのまま放置された。集まっていた撤退用の軍馬たちは連れて行くのも面倒くさかったので、《魔法効果範囲拡大化(ワイデンマジック)・全種族魅了(チャームスピーシーズ)》を使いカルネ村へと送った。

 

 再び《転移(テレポーテーション)》でカルネ村に戻るとけが人が集まっていた。広場に移動できたのは動ける者だけだった。その事を村長から聞くと、オチバは《集団軽傷治癒(マス・スライト・キュアウーンズ)》でさっさと治療し、村長の案内で重傷者の所へ行き、《大治癒(ヒール)》で片っ端から治して周り、すべて終わった頃にはオチバのMPは枯渇寸前でふらついていた。

 

「これで最後です。オチバ様」

「だから様付けは……。あー、もうなんでもいい。MP尽きたみたいなんで寝ます。アトハマカセター」

 

 オチバは最後の力を振り絞って井戸の近くに移動すると、水をくみ出す気力も沸かず、無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)で頭から水をどばーっとかぶると、その場にぱたりと倒れた。

 

 

 

 井戸端で寝てしまったカルネ村の恩人に村長は頭を悩ませた。本来ならば村長が村長宅で丁重にもてなすべきなのだが、今は人が足りず、村長自身にも多くの仕事がある。カルネ村の復旧作業や遺体の弔いなど仕事は山ほどあり、家族を失くした家の人間は泣き崩れる者も少なくない。

 

 そんな時、エンリは両親に断ってオチバを探していた。両親は村の復興のため働く必要があり、ネムは一人になることを怖がったが、すぐに戻るからと何とかなだめ、オチバを探した。と言っても大抵基点にしているのが井戸の近くだったのであっさりと見つかった。

 

 両親の危機を目の前であっという間に救い、見ることは適わなかったが他の知人もたくさん救い、オチバは英雄だったんだと嬉しくなり、つり橋効果もあいまってエンリは恋に落ちた。順番は色々とひどかったがこの短時間でエンリの心の中を占めるのはオチバ一色だった。

 

 そんなオチバが小さい体を井戸端に横たえているのを見て、エンリは心が痛くなった。「こんなになるまで……」とつぶやきながらオチバのもとに行くと、村長がエンリに声をかけた。

 

「おお、エンリか。君ならオチバ様とも面識があるだろう? ちょっと頼まれてくれないかね。さすがにここに寝かせておくわけにいかんと思うのだが……」

 

 エンリは二つ返事で話を受けるとオチバの片隅に落ちている無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)を手に引っ掛け、オチバをお姫様抱っこで家まで運んでいった。エンリは気付かなかったがエンリのレベルもなぜか上がっていた。

 

 

◇

 

 エンリがオチバを連れて帰るとネムが一瞬息を飲んだ。ネムには刺激が強かったんだろうなと思ったがネムをあやすより先にオチバを自分のベッドに寝かせた。

 

「お姉ちゃん。その人……」

「恩人よ。わたしたち家族全員、カルネ村の恩人よ。疲れてるみたいだから寝かせてあげましょうね」

「うん」

 

 エンリはなぜかキレイになっているオチバの外套を脱がし、体や顔に残っている返り血を丁寧に拭い始めた。ネムはエンリの様子を見ながら、規則的に上下するオチバの胸を見て、幸せそうに眠る顔を見て、なんとなくオチバの唇をツンツンと指でさわっていた。

 

 エンリは体を拭うのに集中していたため、そんなネムの様子に気付かなかったが、ネムがオチバの唇をツンツンしていると、突然指をペロッと舐められ、ネムは驚いて「きゃっ」とかわいい声を上げた。

 

「何してるの? イタズラしちゃダメよ?」

「うん」

 

 そして、再びエンリが目を離すと、ネムはオチバの唇をツンツンし、ペロッと舐められる。しかし、今度はそのまま舐められるままに指をくにくに動かし、最後には指に吸い付かれるままに口の中に入っていった。

 

 オチバの舌の感触と似たような年頃の男の子の口の中に自分の指が入っているという状況にネムの心臓は鼓動を増し、その熱を口からハァ、ハァ、と吐き出した。結局エンリに見つかり怒られて部屋から出されてしまったがネムはそっとドアを少し開け、ずっとのぞいていた。

 

 エンリは「もう、ネムったら」と言いながらオチバの身体を拭き終えると、オチバの黒髪をそっと撫で、唇を合わせた。そして一度離すと「家族に手を出しちゃダメよ」とつぶやくと再び唇を重ね、ネムの指が入っていた口の中へ自分の舌を差し入れた。

 

 無意識に反応するオチバの舌にエンリは自分の舌を絡ませ続け、自分とオチバの混ざった唾液をオチバがこくんと嚥下したのをみて興奮し、エンリも唾液をすすりこくんと飲み込み、舌を絡ませ続けた。そしてキスだけでは物足りなくなってきたエンリは無意識に自分の敏感な部分をそっと下穿きの上からさすりはじめた。

 

 ネムが見ているとも知らず、オチバが寝ている事をいいことにエンリはどんどん大胆になっていった。空いているもう片方の手をオチバのズボンに手をかけ、そっと脱がしていき、あらわになった肉棒にそっと手を添えると自分の秘所をさするのと同時に肉棒をさする。

 

「んっ……んっ……んっ……オチバ……もっと……」

 

 肉棒がだんだん硬くなっていくのを手のひらに感じると、エンリは唇を離し、スカートをたくし上げると下穿きを脱ぎ捨て仰向けに眠るオチバの上に跨った。そしてスカートをふわりと広げ、オチバの下半身を隠すと濡れてしまった自分の秘所をオチバの竿にこすりつけ始めた。

 

「オチバ……んぅっ……今度は……わたしがっ、するね……あうぅ……」

 

 オチバの肉棒がすっかりエンリの愛液で濡れまみれ、それを感じたエンリは前かがみになりオチバの肉棒を受け入れた。

 

「ん、あああああ……」

 

 エンリの膣内がくちゅりと音を出し、エンリはストンと腰を押し付けると嬌声をあげないよう自分の舌を再びオチバの口内に挿しいれた。

 

 くちゅりくちゅりと水音を出しながらエンリはゆるゆると腰を動かし快感をむさぼった。しかし、腰を動かせば舌が疎かになり、舌を動かせば腰が疎かになり、中々同時に動かせないことでエンリはなかなか上りつめられない事にもどかしさを感じた。

 

 もう少しなのに。もう少しなのにっ!

 

 エンリは舌の動きを諦め、腰の動きを大胆にしながら体を起こし、胸元をはだけると乳房を外気にさらし乳首をいじり始めた。

 

「んっ、あんっ、あんっ、あぁ……ん、声……出ちゃう……」

 

 そして再び前かがみになると、エンリは左の乳首をいじりながら右の乳首をオチバの口に含ませた。この時そっとオチバは目を覚ましたが、自分の上に乗っているエンリの姿と自分の感じている快楽に思考が溶け、夢うつつのまま差し出されたエンリの乳房に吸い付いた。

 

「あぐぅっ、これすごいっ……イっちゃう……汚しちゃダメなのに……イっちゃう……あぐっ……あぐぅぅぅうううう」

 

 言葉とは裏腹にエンリの腰の動きと膣内のうごめきが激しくなり、降りきった子宮口にオチバの肉棒が激しいキスをすると、オチバの肉棒から熱い体液がエンリの膣内を満たし始めた。その衝撃にエンリは大きすぎる快楽にバチッと頭が真っ白になり、プシッと短い水音と共に愛液を噴き出し、咆哮を我慢するようなエンリの苦しそうな声が漏れた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……。オチバ、大好き……」

 

 なおも続く射精に最後の一滴まで吸い取ろうとエンリはゆるゆると腰を動かし、エンリの膣内も感情のままうごめき、キュッキュと締め付ける。そして肉棒が精液を出しつくし、ふにゃっと垂れるとエンリのワレメはくぱくぱと別れを惜しみつつ奥に届かなかった精液をタラリと垂らした。

 

 大きな波がだんだん落ち着き、エンリは自分の乳房をオチバの口元から離し、再びキスをしようと顔を近づけると、オチバの目がボーっと開いていることに気付いた。自分のやった行為に気付かれたとわかったエンリは顔を真っ赤にして混乱したが、そんなかわいいエンリを見てオチバはエンリの顔を引き寄せ、唇を合わせるだけの軽いキスをした。

 

「おはよう。気持ちよかったよ、エンリ」

「お、おはよう。その……なんていうか……ごめん」

「いや、夢みたいに気持ちよかった。またシて欲しいな」

「もうっ……。その、機会があったら、ね? その、今のは助けてくれたお礼だから!」

「そっかー。じゃあまたがんばらないとな……」

 

 オチバはそうつぶやき、アイテムボックスからポーションを取り出してエンリに渡すと再び眠りについた。

 エンリは避妊薬と聞かされている赤いポーションを受け取るとオチバの上から降り、温かく感じる自分の胎を服の上から丁寧になでる。そして、意を決したように赤いポーションを使いどころのなかった布に丁寧にくるみ、そっと自分の私物入れにしまった。

 

 そして汚してしまったオチバを再びキレイに拭き、ズボンを戻すと今度は同じ布で自分の股から垂れる愛液と精液をそっとぬぐった。ぐっしょりと濡れてしまった自分の下着と拭ったばかりの布を桶に入れると、すっかり愛用の品となった無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)の水にひたし、自分も色々な体液を拭った。最後に換気のために木窓を開けようとして全開になっている事に気付き、エンリは口を押さえながら声にならない悲鳴をあげた。

 

 一部始終覗いていたネムはいつの間にか自分の手が股をいじり、少女にとっては大きすぎる―――エンリにとっては物足りない程度だが―――甘い刺激がネムの全身を駆け巡っていた。エンリの情事が終わり、ネムも荒くなった息をなんとか落ち着かせようとしていた。

 

 エンリが木窓に近づき口を押さえ、木窓から外を確認するために顔を出した所で、ネムは見ていたこと、自分がしてしまった事がバレないようそっとドアを閉めた。

 

 ネムの下着も濡れてしまっていた。しかし、着替えるためにはエンリがいる部屋に入る必要があるためネムはこの場で何とかするしかなかった。ネムは水がめから水をすくうと布を濡らして秘所を拭き、再び水をすくって布をざっと洗って絞り、最後はその布を自分の股と下着の間に挟んで我慢するしかなかった。

 

 

 

 エンリの両親はエモット家で娘達がそんなことになっているとは露知らず、村の復興を手伝っていた。父は遺体の搬送の手伝いや墓掘り、母は村の人達と共同で炊事洗濯に精を出していた。それらが概ね片付き、そろそろ日が赤くなってくる時間。騎士風の者達が近づいている事を野伏のラッチモンが察知した。

 

 ラッチモンはすぐに村長へと報告し、二人で話し合ったが、もし相手が同じ手合いだった場合、取れる手段は二つしかない。再びオチバに頼むか、村民総出で抵抗するかだ。逃げるという手段を取っても相手が騎馬では他の二つより生存確率が減る。数人だけなら森に隠れしばらく生きることはできるだろうがそれでも危険性は高い。

 

 そもそも疲労で倒れたとはいえ帝国兵を一人で殲滅したオチバがいる限り、まずは頼ってみるのが正しい選択だろう。時間があまりなかったため村長とラッチモンはエモット家に直接行くことにした。

 

 エモット家を訪ねるとネムに遅れてエンリが出てきた。村長はまだオチバの状態が思わしくなくエンリは看護していたのだと勘違いしたが、実際は添い寝していて出遅れただけだった。村長がエンリに用件を言うと、エンリとネムは今朝の出来事を思い出し、表情を硬くした。

 

 「呼んで来ます」と言ってエンリはオチバの眠る部屋へと入る。すると、先ほどまで寝ていたオチバはすでに起きており、服を着替えていた。ベッドに腰掛け、ブーツを履くと、腰に剣帯を巻き、サーベルのような拵えの落葉(らくよう)を長短二本吊り下げる。そして最後に三角帽を目深にかぶるとエンリに向って「行ってくる」とだけ告げ家の出口へと向った。

 

 エンリがベッドから降りた時に目を覚まし、家の入り口で村長とエンリの会話を聞いたオチバはすぐさま準備に取り掛かった。あっという間にほとんど着替え、後半はエンリが来るのに合わせてわざと遅めに準備した。今夜ももしかしたらエンリが上に乗ってくれるかもしれない。そんな事を考えたオチバ渾身の演出。Lv100を誇る素早さを最大限無駄にしたカッコつけだった。

 

 ただ、効果は抜群で、エンリだけでなくこっそり覗いていたネムにまで影響を与えていた。

 

「村長、話は聞いた。他の村人たちは村長の家に集まってもらったほうがいいだろう。僕と村長は広場でお出迎えかな。今回も護るよ」

「おお、ありがとうございます、オチバ様。ラッチモン、皆に知らせてきてくれ」

「はいっ! オチバ様、村長、ご武運を!」

 

 ついでに村長とラッチモンにも影響を与えていた。オチバにとっては想定外だった。

 

 回復したMP量は2割ほど、魔法の無駄遣いはできない。そんな事を考えながらオチバは村長と広場へ向い、いずれ来るであろう騎士風の者たちを待ち受けた。

 

「全員騎兵か。確かに鎧が違う。20~30前後かな、案外多い。味方かもしれないな。寝てればよかった」

「よく見えますね。一人じゃ怖いのでお願いしますよ?」

「うん」

 

 村長とオチバが話していると、騎士達は村へ入り、馬の速度を落として広場に入った。その中から一人進み出ると自らを王国戦士長ガゼフ・ストロノーフと堂々と名乗り、任務内容を伝え、状況を村長に尋ねた。

 

 村長はしどろもどろながらもガゼフに説明を行った。アインズ様であれば自ら自己紹介し、状況説明を行ったのだが、オチバはぱっと見でガゼフたちを味方だと考えたが、一応味方だけならば《敵感知(センス・エネミー)》一回だけで済むからと念のため無詠唱化した《敵感知(センス・エネミー)》を使って敵味方識別を行っていた。そして別に引っかかった敵性の存在の方に気が行っていた。

 

「君がオチバ殿か。若いな。転移の罠で偶然来たとの事だが君がいてくれてよかった。この村を救っていただき、感謝の言葉もない」

「あ、どうも」

 

 わざわざ馬から降り、頭まで下げた戦士長に対し、気もそぞろなオチバの態度はガゼフの部下達をイラだたせたが、ガゼフが気にしていないのだから自分達が何か言うことはできないと我慢した。

 

「戦士長、周囲に複数の人影。村を囲むような形で接近しつつあります」

 

 部下の報告にガゼフは嫌な予感を覚えた。

 

「時間はありそうですか? 捕虜がいるので同じ勢力なら何か分かるかもしれません」

「それは本当か! 部下を数人つける、村長殿、部下の案内を頼む」

 

 捕虜の尋問を行った部下の報告を聞き、ガゼフは怒りを覚えた。だがあくまで冷静に今後の方針を決めるため、一度村の中に分かれて隠れる事になった。ガゼフと報告に来た部下、そしてオチバは一番村の外側の家に入った。

 

「確かにいるな」

「村全体を等間隔で包囲しています」

「帝国の装備は偽装でスレイン法国の六色聖典か……。私も嫌われたものだな……。オチバ殿、よければ雇われないか? 報酬は望まれる額を約束しよう」

 

 オチバは何となく疎外感を感じ、陽光聖典の出した炎の上位天使(アークエンジェル・フレイム)を見ていたため、急に振られた話に驚いた。オチバにとってはどうせ敵なのだから皆殺しの予定だった。むしろ話などせずさっさと行ってさっさと片付けてエンリのベッドで寝たい。

 

 だが、現状カルネ村の客人でしかないオチバにとってガゼフの言葉は渡りに船である。どうせやることは変わらないのに報酬が出るというのだ。もはやどんな報酬を請求しようか考え始めた。

 

 オチバが急に悩み始め、ガゼフは内心落胆した。村長が言っていた「転移の罠に飛ばされてきた」という話を正直に信じたわけではないが、村を守った事は現実に起こった事だと村長が断言したためオチバの実力は年齢不相応であろうと期待していた。それに自分と同じ南方の血が流れているであろう黒髪にも親近感を覚えていた。

 

「そうですね。まずは僕が殺した人間の所持品の所有権。僕の身分の保証と敵の首ひとつにつき銀貨10枚、エ・ランテルまでの同行。あとできればこの村の保護をお願いします。高すぎますか?」

「いや、ずいぶんと安いものだ。了解した」

「死体の回収は任せます。よろしくお願いしますね? では行ってきます」

「「え?」」

 

 焦らされ続けたオチバはさっさと狩りに出かけた。炎の上位天使(アークエンジェル・フレイム)など物の数ではない上に、よほどの大物でも出てこない限り前衛のいないマジックキャスターなどさっさと間合いを詰めて殺すに限る。その点原作のクレマンティーヌに通じる所があった。

 

 そして、原作のデスナイトですらアインズ様の命令を聞いて突っ込んで行ったというのに、ちゃんと雇われ、報酬を貰う約束をしたにも関わらず作戦も命令も聞かずに突っ込んでいくオチバの知能はデスナイト未満なのかもしれない。

 

 ガゼフは部下に集合するよう命令した。自らも戦う決意をするしかなかった。しかし、窓の外が見えていた部下はガゼフの命令が耳に入らなかった。

 

「せ、戦士長。包囲がやぶれています!」

「なんだと!?」

 

 ガゼフが窓から身を乗り出すと確かに端から順に赤い噴水が吹き上げている。そこでガゼフの思考は停止した。

 

 

 ニグン・グリッド・ルーインと陽光聖典の隊員は混乱の極致にいた。

 

「なんだ! 何が起こっている!?」

「わ、わかりません!」

「ひ、ひぃ……」

「撃て、とにかく撃て!」

 

 正体不明な襲撃。ガゼフ・ストロノーフを村ごと囲んでいたはずのニグン率いる陽光聖典は数を減らし続けていた。貴重な陽光聖典の隊員が減り続ける。獲物が目の前にいようとも敵がわからない以上、撤退も視野にいれなければならない。すでに部下には包囲を解き、集合するよう命令を下した。

 

 白い煙が吹き抜け、一瞬黒尽くめの小柄な人間が姿を表すと一人の命が失われる。集合したことでようやく事体を把握したニグンは切り札を切る決意をした。

 

「最高位天使を召還するぅ!」

「それいいね、ナイスドロップ」

 

 ニグンが魔封じの水晶を懐から出した瞬間、水晶を持っていた彼の左手はなくなり、首も飛んだ。魔封じの水晶はそのままオチバのアイテムボックスに放り込まれた。価値の高いドロップアイテムは出来る限り回収するのがオチバの信条であり、もはやクセになっていた。

 

 ニグンがあっという間に死んだことで一瞬思考が止まり、隊員達は逃げの体制に入ったがすでに遅かった。それほど時をおかず、陽光聖典は全滅した。

 

 ガゼフが何とか再起動を果たし、集まり出した陽光聖典の動きを見たガゼフが部下を引き連れ馬を飛ばしてオチバに合流した時にはすでに終わっていた。ガゼフや部下達は戦慄を隠せなかった。もしオチバが敵だったらと考えると化け物にしか見えなかった。

 

「ふふん! 全部いただきだね。回収まかせていいかな?」

「あ、ああ。感謝する」

「それじゃ、また」

 

 切り札っぽいものはすでに入手しているため、オチバは面倒くさそうな後処理をすべて任せ、機嫌よさそうに手を振ると、《転移(テレポーテーション)》でその場から消えた。

 

 

 

 

 




《風の拘束(エア・バインド)》
多分今作品オリジナル。他作品にあったらごめんなさい。アース・バインドの風版。レイプ用に開発された便利なR-18専用拘束系鬼畜魔法。拘束範囲:その時の状況次第 効果時間:その時のry 効果:そのry
 
落葉(らくよう)
ブラッドボーンに出てくるかっこいい武器。時計塔のマリア様が使うとさらにかっこいい。ブラボやったことないけどダンまち×ブラボクロス小説を書こうと思い、ブラボに関して調べまくった時の名残。なぜかオバロ世界でマリア様プレイする小説を書き始め、導入が書き終わったときに間違いに気付いてお蔵入りしていた。

煙のように移動
同じくブラッドボーンにて何か骨を使うと可能になる移動方法。古の狩人はデフォで可能らしい。アニメ版のデスナイトもそれっぽい動きをしていたので可能だと思った。

横殴り
MMORPGなどのオンラインゲームで他人が戦っているモンスを横から攻撃し経験値やタゲを取って邪魔をする行為。昔はよくあった。今はあるか知らない。初心者は気をつけましょう。でも困っていそうなら声をかけてあげましょう。今回は横から殴っ……ってないけど突き刺したので横殴りとかけてみました。

ちょっとひと狩り行ってくる
モンスターをハントする有名なゲームのCMとかに出てくるセリフ。ひとかり行こうぜ! でしたっけ? 一(ひと)狩りと人狩りをかけたダジャレ。


オチバ「あたらなければどうという事はない!(キリッ」
エンリ「当たっちゃったかも……////」
オチバ「当てて避けるのが僕のキャラメイク!(キリッ」
エンリ「ちょっ! 避けないで!?」

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