※この作品はR-18です。

俺と妹の悪徳が栄えまくる   作:笹谷 爽

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更新が滞っててすみません。
体調が全く快復しないのでつらい……。体調が戻り次第更新を進めていきたいです。


第18話 コヨミハルカの保険

 つつがなくトトノトリアとの初夜が終わった翌日、俺はお供を引き連れてダートン山脈に向かった。俺に同行するのはソラリ、ラコーニコフ、チャンチャの三人だ。数日遅れてガリウスも来ることになっている。

 

 蟲袋にした影響でチャンチャの精神はすっかり壊れていたが、俺の隷属魔法があればその修復など容易い。「正気に返れ」と命じるだけだ。おかげでチャンチャは冒険者であった頃のようにすっかり快活な女になっている。

 戻ったのは正気だけではない。シャリリーゼにより妊婦のように蟲がつまった腹もひっこみ体型も元通りだ。もっとも中にはちゃんとシャリリーゼが厳選した蟲が蠢いている。俺が一度(ひとたび)命じれば穴という穴から蟲を産み出すだろう。

 

 ダートン山脈までの道のりは実に鄙びたものだった。何も面白味がない。となれば自ら愉しみを創造しようとすることは道理に適っている。

 

 暗い夜だった。細い三日月は薄雲に隠れ、これからの起こる悪行に対して目を塞ぎ天上の瑣事に思いを巡らせていた。一方、地に残る夜営の篝火は煌々と輝き年端もいかぬ少女の泣き顔を照らしていた。

 

 猿轡を噛まされた少女はただただ恐怖に泣いている。白昼、ほんの少し村を離れただけで拉致されるとは予想だにしていなかったことだろう。だが人生というのは儘ならぬもので、いつどこに奈落への落とし穴があるかわからない。少女は偶然ラコーニコフの目に留まってしまっただけだ。

 

「実によい夜だ。そう思わないか」

 

 ラコーニコフは少女に語りかける。少女は喋れない。俺はソラリに命じて猿轡を外してやった。

 

「今夜はよい夜だ」

 

 ラコーニコフは繰り返す。

 

「元々俺は太陽というものがどうも好きになれない。ああ、忌々しい太陽め。我が物顔で天にのさばりおって」

 

 ラコーニコフがこちらを見て許可を求めてきたので俺は鷹揚に頷いてやった。

 

 ラコーニコフがさっそく少女の衣服を剥ぎとり、未成熟な肉体を暗夜に晒す。少女の悲鳴は広大な夜に拡散し、けれどどこにも届くことはなかった。

 

 ラコーニコフは前戯もなしに自分を少女の玉門に挿入する。破瓜の激痛に少女が苦痛を叫ぶがそんなことはラコーニコフにとってなんら障害にならなかった。そのまま少女を荒々しく犯し続ける。

 

 俺はラコーニコフを手伝ってやることにした。犯される少女の右手を掴み短剣で小指の先を切り落とす。陶器のように滑らかな爪のついた指先がころりと地面に転がる。

 

 少女の絶叫が俺達の耳朶の奥に響く。ああ、なんて甘美なものか!

 

 少女の指はラコーニコフに犯されるごとに短くなり、ラコーニコフが存分に犯しぬいた時には彼女の両手は掌(てのひら)だけになっていた。少女の血がラコーニコフの体にべたべたとついている。

 

「このまま血を流させるのもよくないでしょう」

 

 ラコーニコフは少女を放り捨てて篝火から松明を一本取ってきたかと思うと、それを躊躇なく彼女の右の掌に押しつけた。じゅうっと人肉の焼ける音と臭いがする。少女はぐるりと白目をむいて醜い表情を張りつけたまま気絶した。

 

 構わずに左の掌にも松明を押しつける。傷口がぐちゃぐちゃに爛れてピンクと黒が入り混じっている。だがおかげで強引ながら止血された。これで少女が失血死することはないだろう。

 

「ローレンス様、道中この娘を飼ってよいですか」

「まあいいだろう。それくらいの余興があって悪くない」

「ありがとうございます」

 

 俺が許可すると、ラコーニコフはにんまりと下卑た笑みを浮かべた。

 

「たす、けて」

 

 目を覚ました少女が懇願する。

「助けて、ください……どうして、こんな非道いことを」

「俺がしたいからさ」

 

 ラコーニコフは髪を引っ張って少女を持ち上げると、その頬をぶん殴る。豚みたいな悲鳴をあげて少女が倒れると足蹴していたぶった。

 

「俺という確固たる個人が何かをなそうとすることに善も悪もない。ただ、俺とその行為があるだけだ。人を虐げることが悪なのか? 犯すことが悪なのか?殺すことが悪なのか? 全く近頃の村娘の頭には馬糞でも詰まっているに違いない。

 

 夜の営みを見ろ、夫が妻を犯すことはごく自然なことだ。戦争を見ろ、敵兵を傷つけ殺すことは尊ぶことだ。これらのことを悪とされるのは、ある人間が悪と評価するからだ。本来、人間の行為は個人の意思に規律された純粋なものなのだ。それを自分の正しさを補完するために善だの悪だのと色付けしようとするから世の中が混沌とするのだ。

 なるほど、そうとはいえ相互に作用しあう社会という檻において行為をただ行為として受容するには支障があるやもしれない。であれば、自分にとって利になる、害になる、これによって判断すべきだ。これであれば行為を個人の観点から適切に把握できるからな。

 

 さて、ここでもう一度立ち返るに、ハハ、確かに俺の行為はお前にとって害であるかもしれないな。頭に馬糞が詰まっているというのは言い過ぎだったかもしれない。まあ、どちらにせよ結論は同じだ。お前の懇願を汲むつもりなど毛頭ない」

 

 ラコーニコフは酷薄な笑みをもって少女の舌を切り取り、口淫に邪魔な歯を抜き取っていく。その意を察した俺は、ソラリとチャンチャを使って少女の手足を寸刻みにしていく。そうして完成したのは肘と膝の先を失い人並みの生活を送る術を持たず、更には舌と歯もないため助けを発声することもできぬ愉快な玩具だった。

 

 俺は仕上げに少女の両目を抉ってから「笑え」と命じた。少女は鮮血の涙を流しながら幸福そうな笑みを浮かべた。

 

 その笑顔に俺のものを突き入れる。唾液と血液に溢れた口内は温かく心地よい。歯茎で甘噛みされると玉門とは違う絶妙な快感が脳髄に走る。

 

 俺は少女の頭を掴み、獣欲のまま喉奥まで突き入れる。少女の頭は小さく、両手で押さえて使うにちょうどよかった。

 

 そうして吐精した後、持ち運びやすくするためもっと少女の四肢を短く詰めろとソラリに命じた。

 

 それからの道のりは実に楽しいものであった。五体のうち頭部しかまともに残っていない少女をラコーニコフと代わる代わるに犯しては嬲る。

 

 玩具に与える餌などない。少女が食すのは俺達の糞尿だ。たとえばラコーニコフが便意を催した時、少女は直接ラコーニコフの若気に口づけ、排泄される大便を受け止める。最初は強く忌避し口にするなりすぐに嘔吐してしまっていたが、段々と積極的に排泄物を食べるようになった。排泄物を食べるときは暴力を振るわれないし、それが彼女の唯一の食事だったのだ。

 

 しかし糞尿だけしか与えずに嬲り続けていたので当然どんどん衰弱していき、ダートン山脈の麓の村に着く二日程度前にとうとう死んでしまった。俺達は最後にその屍を存分に弄んだ後、野獣の餌にでもなれと放り捨てた。

 

 

 

 ダートン山脈の麓には冒険者の拠点として開拓村が幾つか存在する。俺達がコヨミハルカと合流する村はエアコ村という麓では一番大きい村だった。

 

 冒険者ギルドを訪れるとコヨミハルカが待っていた。応接室は一応の体裁を整えているものの粗野でみすぼらしい。怜悧な美しさを持つコヨミハルカとは不釣り合いだった。もっともこの村のギルドマスターである中年の男にはよく似合っていたが。

 

「どれくらいの冒険者が集まったんだ?」

「村を拠点にしている冒険者を中心に十五名程度集まりました。普段からダートン山脈に出入りしている者が多いので探索に支障はないかと思います」

 

 中年のギルドマスターが答える。しかしコヨミハルカの意見は違った。

 

「ですがフレイムリザードの亜種が現れた場合、この面子では太刀打ちできない可能性があります。いえ、フレイムリザードだけならともかく、ダートン山脈という土地柄もあってどんな不測の事態が起こるかわかりません」

「一度発見した鉱脈の調査だ。それに俺も出る。領主様の身に危険が及ぶこともない」

「レッツライ殿、私は貴方やここにいる冒険者の力量を疑っているわけではありません。ただこの度の探索がゴールドマン領の趨勢を左右しうる重要な探索であることを踏まえると、戦力や保険は多いに越したことはないだろうと思っているのです」

「だからどうした」

 

 コヨミハルカはあくまで冒険者ギルドを運営する事務方であるため力が必要な舞台に立つことはない。しかしそれ故に自分達の力量を過信せず冷静な采配をすることができた。

 

「ランク5の上級冒険者を呼びました」

「なんだって!」

 

 コヨミハルカの返答に、レッツライが大声を上げた。無理もない。俺も驚いている。

 

 リートヒンド冒険者ギルドは冒険者個人とそのパーティーをランク分けすることで管理している。個人に与えられるランクは7が最高で、現在ランク7の冒険者は2人しか登録されていない。ランク6も極数人で、ランク5でさえその数は限られている。

 

 そのため大体ランク3かランク4であればまっとうな冒険者として扱われており、以前エペ村で会ったコラッド達のパーティーはランク3であったが、小人数で相応の実力を有していたので、もしも無事だったらじきにランク4になっていただろう。

 

 得意分野にもよるが、ランク5ともなれば大抵の魔物を個人で討伐できるほどの力量を備えている。しかし、リートヒンド冒険者ギルドの勢力圏の縁(ふち)にある辺境伯領には一人もいなかったはずだ。

 

 俺の疑問を察したのか、コヨミハルカが淡々と説明を続ける。

 

「幸いにも普段はゴルデア帝国を拠点にしていたのですが、護衛の依頼でたまたま辺境伯領近い国境付近にいるとのことだったので、今回の探索に参加するよう依頼しました。素行に多少問題があるようですが、彼女がいれば万が一の事態でも大丈夫でしょう。ひとまず彼女らが到着したら私のところに来るように伝えてあります」

「そうだな、貴重なランク5の冒険者だ。俺も一度会っておいて損はないだろう。して、その冒険者の名前は?」

 

 俺は尋ねる。

 

「クレハ。鮮血のクレハです」

 

 

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