よろしければぜひご覧ください。
ちなみに紹介された小説は「チンポに突き刺さるディストピア感」というやつです。
https://monokaki.everystar.jp/review/webnovel/1517/
肺腑に染み渡るほど吸う。頭が冴えわたり、体が軽くなったような気がした。そして湧き出る多幸感。ふうと白煙を吐き出す。実に気分がいい。
「これは素晴らしいな」
「お褒めにあずかり光栄です、お兄様」
俺の称賛にシャリリーゼが控えめに微笑む。
今俺が吸っているのはシャリリーゼの回復薬を葉巻にした逸品だ。本来なら困難極まる調合もシャリリーゼの固有魔法ならば成し遂げることができる。全く本当に便利な魔法だ。
シャリリーゼは回復薬で割った蒸留酒を飲む。
「イクアにも渡しているのだろう、どうだ調子は?」
「ええ、彼女もずいぶんと気に入っているようですよ。毎日欠かさず飲んでいるようですから」
俺はソラリに命じてイクアを呼びよせる。イクアは怯えた様子で部屋に入ってきた。何か粗相をしでかしたのかと心配しているのだろう。
「ここで働き始めてからそれなりに時間が経ちますが仕事にも慣れたようですね。エミリカ達から話は聞いています」
「ありがとうございます」
シャリリーゼの労いにイクアは深く頭を下げた。
「それで今回貴女を呼んだのはこれです」
シャリリーゼが回復薬の入った小瓶を軽く振る。
「最近渡す量が増えていますが仕事がつらいのですか?」
「いえ、そういうわけではございません。ただ、それを飲むと疲れも取れるし気分も良くなるのでつい飲んでしまうのです。貴重な薬を頂いているのに簡単に飲んでしまい申し訳ありませんでした」
「ああ、イクア。別に責めているわけではないのです。これは試薬。幾らでも差し上げますから量が増える分には構わないのです。ただ、その理由が多忙からくるものならば良くないことだと心配になっただけですから」
「あ、ありがとうございます!」
感激に涙ぐみながらイクアが深く頭を下げる。彼女にとって俺達は人生を劇的に変えてくれた恩人なのだろう。まあ間違ってはいない。
シャリリーゼはエミリカに指示して黄緑色の回復薬の入った小瓶をイクアに渡す。これまでの回復薬よりやや色が濃い。
「これは今までのものよりも濃度を高めてより強い薬効の得られる回復薬です。どうかこちらも試してみてください」
「ありがとうございます」
「それと折角なのでこちらは今飲んでみてください」
今度は深緑色の回復薬の入った小瓶を渡す。少し躊躇ったものの、イクアはそれを飲み干した。
「味はどうですか」
「これまでのものよりも甘い気がします」
「飲みやすいように甘味を強めましたからね。そして気分はどうですか」
「今までが曇っていたのかと思うほど目の前が澄み渡りました。とても爽快です」
「それ以外にはどうですか」
「それ以外ですか……」
イクアが頬を赤らめる。
「あるなら正直に言ってください。貴女の感想が頼りなのですから」
「そ、その、いやらしい気持ちになります……」
「まあ、それは大変です!」
シャリリーゼが小気味よいほど驚きのこもってない驚きを見せる。
「その責は私が取らなくてはなりません、と言いたいところですが私は女。ここには私よりも適材がおります。お兄様にその劣情を鎮めてもらうことに致しましょう」
「どれ、可愛がってやろうか」
「やめ、あっ、ああっ!」
茶番に乗った俺はイクアを抱きしめ服越しに乳房を揉みしだく。それだけでイクアの膝はいともたやすく力を失くした。彼女の体を支える。どうやらずいぶん発情しているようだ。
瓶底に残ったイクアが飲んだ回復薬を一舐めすると沸々と獣欲が湧いてくる。なるほど、これを一瓶飲んでしまえばそれはもうたまらないだろう。
そのまま愛撫を続けるとイクアは簡単に気を遣り、反抗する気配もない。もし反抗したなら権力を笠に着て無理矢理犯してやろうと思っていたので少し残念だ。
秘所に手を差しこむ。すっかり濡れていた。俺はイクアの服を剥ぎ取り、その玉門に突き入れた。嬌声。彼女の中がきつく締まる。入れただけで気を遣ったようだ。
「ア゛、ア゛ア゛! ヒッ、アッ、ア゛ー!」
俺が抽挿を始めるとイクアは面白いくらい気を遣り続けた。獣のような野太い嬌声をあげる。どんなに乱暴に抜き差ししても悦ぶばかりで、玉門のみならず目鼻口からも体液を撒き散らす。そのぐじゃぐじゃに歪んだ笑顔を見て、嗜虐の炎が激しく燃え盛っていった。
「お兄様、実は先程の回復薬には発情させるための媚薬が入っていまして」
「ああ、それはわかる」
「ついでに妊娠を誘発する薬も入れておきました」
シャリリーゼが満面の笑みを浮かべる。
イクアの理性が僅かに息を吹き返し、その意味を理解する。彼女の顔が快楽以外の感情で歪んだ。
俺はイクアが何か意味のある言葉を発する前に問いかける。
「ああ、それは大変だ。どうするイクア、このままだと孕んでしまうぞ。嫌ならやめるしかないな」
一際強く突きあげる。きゅっと中が締まる。
「いっ……!」
イクアが叫ぶ。
「いいです! やめないでっ、やめないでくださいぃぃぃぃ!」
それは懇願の絶叫。僅かな理性など淫欲に跡形もなく溶かしつくされ、残ったのは交尾を
「この阿婆擦れ」
シャリリーゼが嬉しそうに罵倒する。
「いいんですよ。理性を剝ぎ取る薬効。貴女の御蔭で私の薬の効果がきちんと証明されたわけですから」
シャリリーゼはイクアの目の前で回復薬を垂らす。床に緑色の水たまりができる。
「舐めなさい」
イクアは俺に突かれながら必死に回復薬を舐め、啜る。その姿はさながら犬畜生のようだ。いや、犬畜生ですらこんなに浅ましい真似はしまい。性交に喘ぎながら床を舐め啜るとは尊厳をかなぐり捨てた所業だ。
実に、愉快だ。
「イクア、幸福か?」
「ひゃい、イクアはとっても、イクアはとっても幸福です!」
俺が問いかけると、イクアはひゃんひゃんと喘ぐ。
「ようし、ご褒美だ。孕め」
俺はイクアの中で吐精する。イクアはその壮絶な快楽に絶叫し、失神した。
「どうです、この回復薬は?」
「素晴らしいな。量産できるのか?」
「材料自体はさして高額な物は使っておりませんが、調合手順が難解なので問題は人手ですね。ですがこれはお兄様が調合用の奴隷を作ってくだされば解決しますので、量産は可能です」
「ふむ、それなら準備しようじゃないか」
「お兄様、私はこの回復薬に貧者の幸福という名前をつけようと思います。この貧者の幸福さえあれば、どんなに愚かで貧しい者でも幸福になることができるのです」
「貧者の幸福か。良い名前だ。これからより多くの貧者に幸福をばら撒いてやろうではないか」
俺はシャリリーゼを抱き寄せ、深く口づける。俺のものはまだ硬いままだ。これから愛しい妹と睦み合うことに何ら支障はなかった。
まさぐるとシャリリーゼもしとどに濡れている。前戯などいらなかった。俺はシャリリーゼを深く突き刺した。
シャリリーゼの口から喘ぎ声が漏れる。甘い声だ。俺の脳髄を蕩かすような声だ。
シャリリーゼが貧者の幸福を口に含み、俺に接吻し、口移しで飲ませる。ケタケタと笑う顔がやけにあどけなかった。全く、どうしてこいつはこんなにも可愛いのだろう、うっかり殺してしまいそうだ。
荒れ狂う衝動を獣欲に変えてシャリリーゼに叩きつける。シャリリーゼも積極的に腰をくねらせてどこまでを俺を迎え入れる。壮絶な悦楽が俺達を襲う。その中で互いが互いのよすがであり貪り尽くす餌でもあった。
お兄様、と高い
シャリリーゼの中は俺を貪欲に締め上げ、執拗に子種を催促した。膨れ上がる衝動。反射的にそれを抑えこもうするが気づく。どうして抑える必要がある。吐き出せばいい、全てを。
叫んだ声は意味をなさず、嗚呼、知性も理性も必要ない。溶け合って二人、ただの獣になる。
彼女の細い喉から最後が零れた。それが合図だった。炸裂する、白。意識が逸楽に塗りつぶされ、全てになる。
流れて、流れて、流れて、それが自分の汗だと気づく。熱いほど抱きあっていた。意味もなく両腕に力をこめればそこに愛があった。
久しぶりに名前を呼ばれた。愛していると言われた気がした。シャリリーゼ、と呼ぶ。はい、と返る。
そのまま二人、朝が迎えに来るまで抱きあって眠った。
ちなみにここからが完全未公開になります。
ようやく貧者の幸福を登場させることができて嬉しいです!