※この作品はR-18です。

ようこそ強姦魔のいる教室へ   作:生太郎

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18話

 俺たちはベースキャンプに適した地を探していた。

 

 浜辺は照りつける太陽のおかげで拠点には向いていない。

 島の気候は亜熱帯というところか。パラソルなどを使わずに真夏の砂浜に長時間いれば熱中症で倒れる者も出てくるだろう。

 

 ベースキャンプは一度決めると変更できない。だから慎重に選ぶ必要がある。

 

 須藤や池たちは率先して森の中に入って行った。

 あれで遭難したら笑えるな。

 実際、森の中は視界が悪かった。ある程度は管理されている気配を感じたが、素人目には判別が付かないだろう。

 

 と言うわけで俺たちも森の中に入って行った。

 

 平田たち男子が数人がかりでテントを背負って俺たちの前を歩いている。

 俺はマニュアルを持たされていた。俺が男子からヘイトを集めすぎているので、共同作業はやめておいた方がいいという平田からの心遣いだった。イケメンすぎる。惚れそう。

 

 綾小路は簡易トイレの箱を持っている。

 ちなみに須藤がうんこしたばかりだ。流石の綾小路も物凄く嫌そうな顔をしていた。

 

 鈴音は配布された簡易的な地図(ほとんど白紙)に島の地形をマッピングしていた。

 

「礼司君」

 

 鈴音が俺に声をかけた。

 まだ呼び慣れていないのか、その声には恥じらいがある。初々しくて可愛かった。

 

 原作では高熱を出すことになる鈴音だが、今のところその兆候は見られない。

 気付いたら手遅れになっていたと言うことがないように気を使っておくべきだろう。

 

「その……ベースキャンプに適した場所というのは、どういうところかしら?」

 

「そうだな。暑さが凌げる日陰で、飲み水が確保できる水源の近く。あとは傾斜がなくてテントやトイレが設置できる平地であること」

 

「そんな都合のいい場所があるの?」

 

 桔梗が小首を傾げながら俺に問いかける。

 

 俺が口を開く直前に鈴音がそれに答えていた。

 

「私はあると思うわ。これは学校が用意した試験よ。安全性は最大限に配慮されている。だから間違いなく都合のいい場所は存在しているはず」

 

「付け加えるなら、おそらくはスポットの周りに俺が言ったような好条件の場所があるはずだ」

 

 鈴音が呟きながら地図にボールペンを走らせようとする。

 

 俺はその手をそっと止めた。シャーペンの方がよかったかもな。

 

「ストップだ。歩幅から考えて三十メートル手前から右に十五度曲がっている」

 

「……あなたの頭の中には測量儀でも入っているの?」

 

 ジト目で睨まれる。

 チートですいません。

 

「簡易的な地図だから精度はそれほど必要ないはずよ」

 

「だな」

 

 森の中の拓けた場所に、先行していた平田たちが立ち止まっていた。

 最初から日陰で話をするつもりだったのだろう。俺たちを待っていたようだ。

 

「話し合いの続きをしたいんだけど大丈夫かな」

 

 男子たちは相変わらず俺を睨んでいる。

 一方、幸村はずっと何かを考えているように上の空になっていた。

 

 篠原たち女子が俺の周りに集まってくる。

 すっかり男女の対立構造が出来上がっていた。もちろん俺は女子派である。

 

「偵察に出ている須藤たちが不在だ。今は決定を出せないぞ」

 

「うん、わかってる。ただ僕の意見を聞いて欲しかったんだ」

 

 平田は重たいテントを運びながらも考えを練っていたらしい。イケメンすぎる。

 

「僕はトイレを含めて、ある程度のポイントの供出はやむを得ないと思っている。簡易トイレ一つで回すにはどう考えても無理があるからだ。これは効率よくポイントを消費するためのヒントなんじゃないかな」

 

 俺が言ったら非難轟々だろうに、平田が言えば角が立たないのが不思議だ。

 

 女子たちは当然として、男子も反論できずに黙り込んでいる。

 須藤や池がいないものあるし、幸村も黙り込んでいるのもあるが、平田の言葉が全員に浸透していった。

 

「俺は平田の意見に賛成する。その上で聞いてくれ」

 

 俺は地面にマニュアルを置いてそれを広げた。

 途端に周りに女子たちが群がってくる。篠原が俺の右側に身を寄せ、佐藤が俺の肩に手を置いてマニュアルを覗き込んできた。

 俺はニヤケてしまわないように鉄面皮を維持する。

 

 男子たちは顔を歪めていた。

 それでも俺の話を聞く価値があると思ったのか歩み寄ってくる。

 

 平田との差は何なんですかねぇ……。

 

「このタイミングでは言い辛いが、シャワー室も買っておいた方がいい。これも二十ポイントだ。あとは栄養食。これはクラス単位で一食六ポイント。ミネラルウォーターとセットなら十ポイントになる。水はどうなるかわからないが、今日ぐらいは食料を買っておくべきだと俺は思う」

 

「ちょっと待てよ。そんなにポイントを使ったら、残るもんが無くなるって!」

 

 男子の一人が抗議の声を上げる。

 やはり俺の意見は男子には通らないらしい。悲しいなぁ。自業自得なのだが。

 

「これはただの提案だ。別に今すぐ購入する必要もない。ただ覚えておいて欲しかったから言っておいた。皆にも考える時間が必要だからな」

 

 俺はマニュアルを閉じた。

 女子たちが顔を見合わせて相談に入っている。

 

 平田が話がまとめると、俺たちは島の探索に戻った。

 

 

 

 

 

 そうだよ、これだよこれ。

 チートってこういうもんだろ。最近おかしかったからな。

 

 椎名が病んだり、一之瀬が意味不明だったり、佐倉が想定外のレイプをされたり、綾小路に爆殺されかけたり、こんなの絶対おかしいよ。特に最後。

 

「ねぇ、田中君ってちょっとよくない?」

 

「今までノーマークだったけどカッコいいかも」

 

「地味で目立たなかったけど、堀北さんと櫛田さんの人の見る目は確かだったよね」

 

 ははは、もっと褒めろ。もっと俺を讃えるんだ。最高に気分がいいぞ。

 原作にちょっとだけ口を挟んで美味しいところだけを持っていく。これこそがチート主人公である。最低系と言われようが俺は止まらねぇぞ。ただ前に進み続けるだけでよかったんだ。

 

 一方、男子たちの反応は悪かった。

 

「ケッ、女子に媚びやがって」

 

「三股かけてるクソ野郎のくせに」

 

 平田が「まぁまぁ」と男子を取りなしている。

 

 それから業者が仮設トイレを運んできてベースキャンプに設置。

 男子たちが二つのテントを組み立てて設置していた。

 

 須藤のうんこが入った簡易トイレは離れた場所に設置された。

 男子はこれで我慢することになった。仮設トイレを女子と共用にするとまた揉め事が起こりそうだったし、さらに二十ポイント払うのは痛いからな。

 

 さて、俺もそろそろ動くとするか。

 

「鈴音。悪いが少し外すぞ。後は任せた」

 

「え、ちょっと!?」

 

 俺は鈴音の制止を振り切って茂みの中に入って行った。

 

 俺は嫌なことは先に済ませるタイプだ。

 今までも夏休みの宿題は最初の一週間で終わらせてきた。

 俺はピーマンを皿から消滅させる非情な男である。

 

「レイプじゃな」

 

 ジジイが何かを察したのか、俺の後ろで呟いていた。

 

 ふらっといなくなるくせに、こういう時には呼んでもいないのに現れやがる。

 レイプセンサーでも搭載しているのだろうか。

 

 ここでレイプしておけば夏休みが終わるまで自由を満喫できるからな。

 

 靴の中敷きの下に仕込んでいた避妊薬をポケットに移しておく。

 小さなジップロックにはガーゼに包まれた十錠ほどの錠剤が入っている。踏み潰してしまわないか冷や冷やしていたがガーゼのおかげで無事のようだ。

 

 まぁ、レイプするといっても相手を妊娠させる気はないからな。

 

 その袋には避妊薬と一緒にちょっとした小道具を入れていた。

 

 俺はそれを取り出して口に含んでおく。

 

「よう。こんなところでどうしたんだ?」

 

 声をかける。

 

 相手は大木にもたれかかって座っていた。

 

 たしかこの木の根元に無線機を埋めているのだったか。

 今はまだ放っておく。希望を根こそぎ奪ってしまうと心が折れる。リタイアされると困るからな。

 

 彼女は俺のことを興味なさげに一瞥すると、何も言わずにそっぽを向いた。

 

「Cクラスの伊吹澪だな」

 

 名前を呼ばれても伊吹は振り返りもしなかった。

 

 伊吹はショートヘアの男勝りな少女だ。

 龍園に本気で殴られており、頬が真っ赤に腫れ上がっている。龍園と仲違いしたフリをしてDクラスに潜入しようとしているのだ。

 Bクラスにも別のスパイが潜り込んでいる。これが龍園の策の一つだった。

 

 俺はクッと喉を鳴らした。

 不穏な気配を感じたのか、伊吹が俺を見上げながら睨み付ける。

 

「……なによ?」

 

「それ、何が入っているんだ?」

 

 俺はおもむろに伊吹が横に置いていた鞄に手を伸ばした。

 

「ちょ、触るな!」

 

 予想外の行動だったのだろう。

 伊吹は目を剥いて、慌てて俺の手を払った。

 

「何だよ、見せてくれてもいいだろ」

 

 わけのわからない変態染みた発言だった。自分でもキモいと思った。

 

 俺は一度手を払われても、諦めずに手を伸ばす。

 

 パンッと音がした。

 伊吹が俺の頬にビンタを放ったのだ。痛くはない。これではまだ足りないな。

 

「何すんだよ」

 

「そっちこそ頭おかしいんじゃないの?」

 

「いいから見せろって」

 

「――ッ! あんた、変態なの!?」

 

 伊吹が俺の身体に拳を打ち込む。違うんだ。身体じゃない。

 

 何発もの拳や蹴りが飛んでくる。

 格闘技を齧っているのだろう。女子にしては大した力だ。

 

 綾小路と比べたら蚊のようなものだが。

 

 数発のいい拳が俺の頬に突き刺さる。この程度でいいか。

 

「あーあ」

 

 俺は笑いながら口の中に含んでいた物をペッと手の平に吐き出した。

 

「奥歯が抜けたな。暴力行為は禁止だぞ。わかってるのか?」

 

 俺は試験の前に歯医者で親知らずを抜いて貰っていた。窓から捨てると言って抜かれた歯を貰っておいたのである。歯医者に「その歳でそんなことやってんの」とドン引きされたが、すべてはこのためだ。

 

 親知らずは虫歯の原因になるからね。抜いておいた方がいいよね。

 

 伊吹が目を見開いた。

 

「あんた、最初からこれを狙ってたの!?」

 

「Cクラスはこれで終わりだ。龍園にごめんなさいと謝るんだな」

 

 俺は意地悪く笑いながら踵を返す。

 

 伊吹が焦ったように俺の背中に声をかけてきた。

 

「待ってよ! そっちだって略奪しようとしたでしょ!」

 

「お前が勝手に誤解して殴りかかってきたんだろ」

 

 足を止めずに歩き続けると、慌てて伊吹が追いかけてくる。

 

 伊吹が俺の肩をつかんできた。

 

 俺は呆れた顔をして振り返った。

 

「何だよ。しつこいな」

 

 伊吹は俺に言い訳することもせず、いきなり拳をぶちこんできた。

 俺は顔面でそれを受け止める。

 軽い拳だ。綾小路の拳のように首を振って受け流す必要すらなかった。

 

 伊吹の魂胆はここで俺を潰して訴えを止めさせると言ったところか。

 無理がある作戦だとは思うが、伊吹もそれだけ追い詰められているようだ。

 

「ふっ、せあっ!」

 

 伊吹の蹴りを左腕で防ぐ。

 さらに伊吹は引き戻した足で、ガードの薄い脇腹に蹴りを入れようとする。

 

 俺は前に踏み込んだ。蹴り技は足の甲を当てないと威力が出ない。太股が俺の脇腹に命中するが、まったくダメージは入らなかった。

 

 右腕を彼女の首に引っかけて軽く投げた。

 合気道の入身投げだ。

 伊吹の頭を地面に落とさないように寸前で体操服の胸倉をつかんでおく。

 

「……っ、クソッ!」

 

 伊吹は俺を親の仇のように睨んでいた。

 

 威嚇する猫みたいに荒い息を吐いている。

 

 俺はニヤッと笑ってから、伊吹の水月に当身を叩き込んだ。

 

 伊吹が目を見開き、身体が脱力した。よし、落ちたな。

 

 俺は辺りの気配を探った。

 誰の気配もない。目撃者はゼロ人。これで気兼ねなくレイプできる。

 

「うほほっ、レイプじゃレイプじゃ!」

 

 俺は伊吹を肩に担いだ。

 

 祭りのように大騒ぎするジジイが鬱陶しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事前に目星を付けていた洞窟に伊吹を連れ込んだ。

 

 スポットの機械も何もないただの洞窟だ。

 その洞窟は自然によって巧妙にカモフラージュされている。初日に何者かが足を運んでくるようなことはないはずだ。

 

 伊吹の鞄の中を漁る。デジカメ、あとは着替えとタオルが入っていた。

 

 俺は伊吹の体操服とジャージを脱がせた。

 下着は水色だった。うん、似合っている。にしても――。

 

 ……貧乳だな。無乳でないのが救いだったが、これは鈴音よりも小さいか。

 

 何となく両手を合わせておいた。

 将来のご活躍をお祈りしています。たぶん成長期は終わってると思うけど。

 

 タオルで伊吹を後ろ手に縛り上げる。

 自分の道具で追い詰められるとは伊吹も可哀想な奴だった。

 

 ついでにデジカメで下着姿の伊吹を撮影しておく。

 

 そうこうしていると伊吹が目を覚ました。

 

「えっ!? どこ!?」

 

 伊吹は暗い洞窟に混乱しながら左右を見回し、やがて目が慣れてくると俺に気が付いた。

 

「……あんた、さっきの」

 

「よう。気分はどうだ?」

 

 伊吹は下着姿にされていることに気付いたのだろう。忌々しげに俺を睨み付ける。

 

「……最悪。これ、普通に犯罪だから」

 

「お前も俺を殴っただろ」

 

「――ッ! やっていいことの限度ぐらいわからないの! あんた馬鹿でしょ!?」

 

「あー、それ言っちゃう? 俺すっげぇ傷付いたんだけど」

 

 俺は伊吹の両胸に手を重ねた。わずかな膨らみを揉みしだく。

 

 伊吹はギリッと歯を鳴らすと、下から俺を蹴り上げた。

 

 崩れた姿勢から放たれた蹴りなどまったく怖くない。

 伊吹の蹴りが俺の身体を打っても、俺は微動だにしなかった。

 

「何でもかんでも暴力で解決しようとするなんて、とんだじゃじゃ馬だな。これはお仕置きをする必要があるか」

 

「――っ、やめろ! この変態! 触るなっ!」

 

 俺は伊吹の両足をつかんで引き寄せた。

 

 伊吹は必死に足をバタつかせ、身体をよじって俺から逃げようとする。

 

 このままでは突っ込めそうにないな。

 ペッティングも出来やしない。濡らすために伊吹の口に突っ込んだら噛み千切られそうだ。

 ローションがあれば別だが、そんなものまでは持ち込めなかった。

 

 俺は苦肉の策として手に唾を吐き出し、それを肉棒に塗り付けた。

 女にしゃぶらせている俺が言うべきではないかもしれないが、何となく嫌な気分だ。

 

「……あんた、まさか」

 

「悪いな。こっちにも事情があるんだ」

 

 俺はそう言いながら伊吹のショーツを横にずらした。

 

 肉棒の先端を膣口に押し付ける。

 

「ふざけるなっ! やめて! いやっ! あああああぁぁぁ!」

 

 伊吹が足をバタつかせて暴れているが、腰をぐっとつかんで身動きを取れなくする。

 

 ブチブチと未熟な膣を押し広げていく。

 小柄な身体をした十五歳の少女だ。伊吹の中はかなり窮屈だった。

 

 破瓜の血がこぼれ、お尻まで垂れ落ちていた。

 

「処女だったみたいだな。ごちそうさん」

 

「……嘘でしょ。こんな最低野郎が初めてなんて」

 

 伊吹は唖然としていた。

 顔面を蒼白にして、信じられないと言うように結合部を見下ろしている。

 

 俺は構わず腰を動かし始める。

 

 伊吹が苦痛の声を漏らしていた。

 

「あぎっ、やっ、やめっ! 動くな! 痛いっ! あぁぁっ!」

 

 久しぶりの本格的なレイプだ。

 

 ジジイは恍惚とした表情をしていた。

 ボケ老人のように口を半開きにして涎を垂らしている。

 

 ジジイを見ていたら萎えそうだったので、俺は伊吹に意識を戻した。

 

「ぐっ、つっ、痛いって、言ってるでしょ! 聞いてよ! あっ、あああっ!」

 

 流石にまだ苦痛しかないようだ。

 俺の大きな肉棒と、伊吹の狭い女性器では相性が悪い。

 

 初日はこんなものだろう。

 

 さっさと終わらせるために俺はピストンの速度を上げる。

 

「ああぁっ! 痛い! やめて! 痛いから! もうやめて! いやああぁぁぁ!」

 

 伊吹は涙目になって叫んでいた。

 いくら気が強いといってもレイプされればこうなるのも必定か。

 

 俺は伊吹の膣奥に肉棒を叩き付けると精を吐き出した。

 

「ふぅ」

 

 溜息が出てくる。気持ちいいと言うより疲れた感じだ。

 

「えっ?」

 

 俺の様子から察した伊吹が焦ったように俺を見上げる。

 

「ちょ、何やってんの? なんで出してるのよ!」

 

「いや、レイプは中出しが基本だろ」

 

 ジジイが「そうじゃレイプ」と頷いている。お前は黙ってろ。

 

 伊吹の目からぶわっと涙が溢れ出した。

 

「……絶対に潰してやる」

 

 俺はそれには答えず、伊吹の下着を剥ぎ取ってからデジカメで写真を撮っておいた。

 シャッター音がして暗い洞窟が照らされる。膣口から白濁液を垂れ流す伊吹の全裸写真の完成だ。

 

 伊吹がハッとして顔を上げた。

 

「やめろ! 撮るな!」

 

「初体験の記念写真だぞ。後で現像して分けてやろうか?」

 

「……このクソ野郎」

 

 伊吹の心はまだ折れていないようだ。俺のことを憎々しげに睨み付けていた。

 

 ここで仕上げだ。

 

 俺はデジカメを伊吹に見せ付けながら言い放つ。

 

「なら、勝負をしようか」

 

 伊吹が教師に報告すれば俺は破滅する。

 

 しかし伊吹は暴力の証拠を俺に握られている。

 教師に報告してもその証言には信憑性がない――と伊吹に思い込ませる。

 その上で思考を誘導してやる。

 

「この試験中に俺から一本でも取ることができたら、俺はお前に殴られたと教師にチクるのはやめてやるしデジカメも返してやる」

 

 勝負というのは伊吹が好きそうなフレーズだ。

 

 俺に勝てばすべてが解決するというように伊吹の思考を誘導する。

 

「ただしお前が負ける度に俺はお前をレイプするがな」

 

「……この変態。結局ヤリたいだけじゃない」

 

 レイプされた伊吹は思考力が低下している。

 洗脳と言うわけではないが、今の伊吹は操られやすくなっていた。

 

「さぁ、どうする?」

 

 俺は不敵に笑った。

 

 伊吹はしばらく黙り込んでいたが、ポツリと呟いた。

 

「手、ほどいて」

 

「わかった」

 

 伊吹を縛っていたタオルを解いてやる。

 

 瞬間、伊吹の蹴りが飛んできた。

 

 難なく片手で弾いてから、手刀を伊吹の喉元に突き付ける。

 手の平を上に向けた、中国拳法っぽい突き技である。

 

「今のは特別にノーカウントにしてやるよ。感謝するんだな」

 

「誰がするか!」

 

 伊吹は舌打ちしてから落ちていた服を拾い集めた。

 

 服を着ながら俺を横目で睨み付ける。

 

「覚悟しておきなさい。絶対に後悔させてあげるから」

 

 決まりだな。

 あとは一週間かけて伊吹を屈服させるだけだ。

 

 鈴音もすぐに落ちたし、たぶん大丈夫だろ。

 

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