ようこそ強姦魔のいる教室へ 作:生太郎
池君と山内君は顔面を蒼白にしていた。
私は二人を階段の踊り場、あまり目立たないところに呼び出していた。
傍には綾小路君がいる。
入試も実力テストも全教科五十点という得体の知れない人物だ。
「秘密って何なんだ?」
「綾小路君は知る必要はないわ」
「でも二人とも様子がおかしいぞ。お前ヤバいことしてないだろうな?」
「だとしたらどうするの?」
「友人を脅迫するのは見過ごせない」
「綾小路君も二人の噂を聞いているでしょう?」
綾小路君から疑いの目を向けられる。
私は表面上は普段通りの態度を貫いていたが、内心では困惑していた。
秘密をバラす。そう言われた二人はあからさまに狼狽していた。
私は秘密の内容をある程度までは推測していた。
池君と山内君には悪い噂があった。
クラスの女子を襲うと発言していたらしい。
彼の言っていた秘密とは、そのことと関係しているはず。
もちろん私の推測が的外れの可能性もある。
しかし二人の反応は噂話が真実だと裏打ちしているように思えた。
「正直なところ私は池君と山内君が退学になっても別に構わないと思っているわ」
「……退学って」
「嘘だろ、おい」
二人の顔が恐怖に引き攣っていた。
違和感のある反応だった。
池君たちは以前は一夜漬けで何とかなると笑っていた。退学という処分に現実感を抱いていない愚か者だった。
しかし今や二人は退学に怯えていた。
綾小路君も不審そうに目を細めていた。
「池、山内。お前ら一体何があったんだ?」
「な、何もねぇよ!」
「わかったよ! 勉強会に参加するから!」
綾小路君の呟きに、二人は違うと首を横に振っていた。
腑に落ちないが言質は取れた。
秘密の内容も気になるが、二人の口を割るのは難しそうだ。
「……クソッ。絶対に誰にも言うなよ」
池君が舌打ちしてから去って行った。
山内君は怯える目を私に向ける。
「田中から聞いたのか?」
「……田中?」
誰のことだと私は眉をひそめた。
田中なんて有り触れている苗字だった。学年に一人や二人はいるだろうが、文脈から察するに同じクラスのように思える。
クラスに田中という人物はいただろうか。まったく思い浮かばなかった。
「やっぱ言えないか。当たり前だよな」
山内君は自嘲するように苦笑してから池君の後を追いかけた。
「なぁ堀北。あれでよかったのか?」
「私は自分の出来ることをしているだけ。結果までは責任を持てないわ」
Aクラスに上がるために勉強を教えるだけ。
ビジネス的な付き合いはする。それ以上のことは興味はない。
「……田中か。気になるな」
綾小路君が二人が去った方向を眺めて呟いた。
放課後、俺は櫛田とカフェに足を運んでいた。
尾行する気配を感じていたが面倒なので放置。どうせクラスの連中だろう。
カフェに入った瞬間、俺は後悔した。
人が多い。
さながら蟻の巣の内部のようだ。いや、それは言い過ぎか。
「わぁ、美味しそう! 田中君はどれにする?」
櫛田がショーケースの前にしゃがみ込んで俺を見上げた。
別に俺は何でもいい。
安いからショートケーキかチーズケーキにしようかなと思っていた。
「ショートケーキ。コーヒーはアメリカンで」
「シンプルで田中君らしいチョイスだね。……あっ」
その時。櫛田の視線が一点に集中した。
視線の先は店員さんの後ろにあるポスターだった。
巨大なコップにハート型に合体したストローが突き刺さっている。
ジュースは着色料まみれの毒々しいピンク色だった。
どう見てもカップル用だ。あれを一人で飲む奴がいたら勇者だろう。
「あのっ! 田中君!」
「アメリカンで」
「ねぇ、あれ……」
「アメリカンで」
「……う、うん」
泣きそうな顔をされる。
演技かどうか見抜けないので俺の心が大激痛だった。
尾行者も無言のプレッシャーをかけてくる。……仕方ないか。
「すいません。あれ下さい」
俺はぷるぷる震える指でポスターを指し示す。
会話を聞いていた店員さんが苦笑しながら注文を取った。
「田中君っ!」
感激したように目をキラキラさせている櫛田。
櫛田ってこんなキャラだったっけ。
精神がゴリゴリ削られて俺にはもうよくわからなかった。
俺はショートケーキ、櫛田はフルーツのタルトを選び、空いている席を探す。
櫛田がとあるグループに声をかけると彼女たちは席を立ち退いて別のグループに合流。空席が出来た。こいつすごいな。
座っていいのか首を傾げながら席に座る。
席を譲ってくれた女子たちが櫛田に親指をぐっと立てていた。
どういう意味だ。グッドラックか。
「今日は付き合ってくれてありがとう」
「まぁ、これぐらいなら何時でも付き合ってやるよ」
一応はデートだ。
灰色の青春を送っていた前世を持つ俺にとっては初体験だった。
櫛田の真意がわからないにしても、美少女とのデートは普通に嬉しい。
「ホントに!? 私のことウザいって思ってない?」
「櫛田みたいな可愛い子に誘われたら誰だって喜ぶよ」
「……可愛いって、そんなことないよ」
櫛田が頬を染めている。かわいい。
謙遜するなよ。
自分が可愛いことぐらい自覚してるだろうが。
話をしていると店員が例のブツを運んできた。
ケーキもテーブルに並べられるが、それのインパクトに完全に負けている。
量は八百ミリリットルほどだろう。二人なら飲める量だ。
そして突き刺さったハート型に合体したストロー。
俺はゴクリと生唾を呑み込んだ。
なんだ、この罰ゲーム。恥ずかしすぎるぞ。
「田中君……」
櫛田が潤んだ瞳を俺に向ける。
俺が逃げたら泣き出しそうな顔だった。
俺は震える手でストローを持ち上げる。
なぜかカフェにいる全員が俺たちのことを凝視していた。なぜだ。
「……行くぞ」
「う、うん」
俺たちは同時にストローに口を付ける。
吸い込まれたジュースがストローをピンク色に染め上げた。
席を譲ってくれた女子たちが黄色い悲鳴を上げながら拍手していた。
それにつられて他の客も拍手している。スタンディングオベーションしてんじゃねぇぞ。
「おめでとう!」とか「お幸せに!」とか声が飛んできた。
ちょっと待て。
いや、俺たちは付き合ってるわけじゃないからな。
「意外と美味しいね」
「あ、ああ、そうだな。普通に飲めるのが驚きだ」
味はミックスジュースに近い。
薬品の味かもしれないが、それを言ったら自販機のジュースは全滅だろう。
「あ、このタルトも美味しいよ。田中君も食べてみて!」
櫛田がそんなことを言いながら俺の方にフォークを差し出してきた。
これは、伝説の「あーん」に違いない。
なんだ、この攻撃力。
櫛田は俺を悶絶死させようとしているのか。
「……田中君」
櫛田は怯えていた。
拒否されたら泣き出しそうだ。……天丼はやめてくれませんかねぇ。
俺は腹を括った。
気分はまな板の上の鯉だ。つまり逃げられないと言うことである。
俺が口を開けると、櫛田は救われたような顔をした。
「どうかな? 美味しい?」
「ああ、美味いな」
「だよね!」
パッと笑顔になる櫛田。かわいい。
それから俺がジュースを飲もうとすると、なぜか櫛田も同じタイミングでストローを吸ってきたりした。
偶然だよね。きっとそうだよね。
夕日が通学路を染め上げている。
五月半ばなので日中は暑いが、流石に夕方になると涼しかった。
「今日はありがとう。田中君と一気に仲良くなれた気がする」
「そうだな」
俺は櫛田を学生寮まで送っていた。
レイプされた少女を一人で帰宅させるほど俺は鬼ではない。
俺を利用するために演技している……ようには見えないんだよなぁ。
「あのっ! 田中君!」
また明日と別れようとしていると、櫛田が意を決したように話しかけてきた。
「相談したいことがあるの。部屋で話をしない?」
「……わかった」
俺はついにこの日がやって来たかと思った。
櫛田の相談事なんて一つしか思い浮かばない。
櫛田が先に部屋に入る。
「ちょっと散らかってるから待ってね」と言われた。
許可が出てから櫛田の部屋に足を踏み入れる。
こうして彼女の部屋に入るのは二度目……いや、池と山内を運び込むのをカウントしたら四度目になるのか。
「何か飲み物取ってくるね。田中君は楽にしてて」
「気を使わなくてもいいぞ」
俺がそう言っても櫛田は曖昧に微笑んでから冷蔵庫を開けに行った。
座布団があったのでその上に腰を下ろす。
櫛田は缶ジュースをテーブルに置いてから、座布団を手に俺の隣に腰を下ろした。
距離が異様に近かった。
互いの息遣いが聞こえるほどだ。
「えへへ。部屋に男の子を呼んだのはこれが初めて」
恥ずかしそうに頬を染める櫛田が最高に可愛かった。
おそらく櫛田はこの状況を演出している。
潤んだ瞳も、熱っぽい吐息も、俺を篭絡するための演技だろう。
……だよな? なんか自信なくなってきた。
「あんなことがあったのに田中君は何も聞かないでくれたよね。私を傷付けないように気を使ってくれたのかな」
池と山内にレイプされたことを言っているのだろう。
俺は内心で身構えた。
櫛田が自分から傷をさらけ出す意味。それ相応の覚悟をしていると言うことだろう。
「あれから池君と山内君が私を呼び出すことはなくなったんだ。たぶん田中君が手を回してくれたんだよね」
呼び出しがなくなったことと、俺を関連付けるのは当然だろう。
池たちが俺に怯えていたことも櫛田なら気付いているはずだ。
だから俺は肯定した。そこに多少の嘘を混ぜ込みながら。
「そうだな。あんな卑劣なことは見過ごせなかった。櫛田に手を出したら容赦はしないと脅しておいたよ。でも……」
「うん、わかってる。私を脅迫する材料はまだ向こうの手に残ってるんだよね」
携帯もSDカードもクラウドのデータも、脅迫材料は完膚なきまで破壊しておいたと言うことは黙っている。
櫛田のヘイトを池たちに向けさせるためだった。
それは成功していたのだが、俺はなぜか墓穴を掘ったような気がしてならない。
「俺には二人の行動を止めるのが精一杯だった。悪いな。あまり役に立てなくて」
「ううん、いいの! 田中君が謝ることじゃないよ!」
櫛田が俺に寄り掛かった。
大きな胸が俺の腕で潰れている。やばい。篭絡されちゃう。
「田中君。私、怖いよ」
「……櫛田」
「また池君と山内君に呼び出されるかと思うと夜も眠れないの。突然フッとあの地獄みたいな記憶が甦って、冷や汗が止まらなくなる。もうあんなのは嫌だよ」
俺は櫛田を慰めるために手を伸ばし――次の言葉で固まってしまった。
「池君と山内君は私のことを諦めたのかもしれない。けど、“黒幕”はどうなのかな?」
ヤバい。
まさか櫛田は俺のしたことに気付いた?
いや、そんな訳はない。証拠など一つも残さなかったはずだ。
それよりもポーカーフェイスを維持するべきだ。
俺は櫛田に心配そうな目を向けた。
「黒幕?」
俺は初めて聞く言葉のようにすっ呆ける。
「たぶん黒幕がいると思う。最初にレイプされた時の状況がおかしすぎるから」
「どう言うことだ?」
「私、ここで処女を奪われちゃったんだ」
櫛田が悲しそうな顔をした。彼女の瞳から一筋の涙がこぼれ落ちる。
「部屋のロックを解除するなんて池君と山内君にできるとは思えない。それに二人とも状況に困惑してるみたいだった。私が目を覚ましたタイミングもおかしかった。裸にされて両手をロープで縛られても目を覚まさなくて、池君たちに身体を触られたら目を覚ますなんて誰かにとって都合がよすぎるよ」
「その誰かと言うのが黒幕か」
櫛田は何も答えなかったが、その沈黙こそが肯定を意味していた。
ミスったか。あまりに適当にやりすぎた。
どうやら俺はチートスペックに胡坐を掻いて櫛田を見くびっていたようだ。
こんなことになるなら夜道を襲って拉致するべきだった。やはり部屋を襲撃するのは危険だ。ちょっとやそっとではバレないだろうが、万が一と言うことも有り得る。一瞬の油断が命取りと言うことだ。
「田中君。こんなことを言ったら迷惑だと思うけど」
とうとう櫛田が俺に抱き着いてくる。
柔らかい身体が俺の意識を思索から引き戻した。
「厚かましいお願いだとはわかってるけど」
櫛田が俺の手を取って、自分の胸に押し付けた。
指紋採取ですね、わかります……。
「お願い。私を助けて」
櫛田が涙をこぼしながら俺の唇にキスをした。
俺は彼女の肩越しに不自然なティッシュの箱を見付けてしまった。
箱の側面に小さな穴が開いている。
カメラを仕込んでいるんですね、わかります……。
あー、なるほど。
部屋の掃除と言って俺を待たせた理由がこれか。
俺は内心の動揺を隠して、櫛田を抱き締め返した。
「大丈夫だ。お前は俺が守る」
「……田中君」
「黒幕の指一本もお前に触れさせはしないから」
「うん。信じてる」
俺は表情をキリッとさせる。
櫛田は安心するように身体から力を抜いた。
黒幕って俺なんだけどね。ベッタリ触ってるんだけどね。
櫛田の本心が俺にはわからない。
風呂上り。
コンビニで買ってきたアイスを食いながらテレビを眺める。
「……れ…………れ……い…………ぷ……」
部屋の隅でダンブルドアが消えかけていた。
虚ろな目をしていて、ぶつぶつと何か言っている。
ジジイ、消えるのか。
いいぞ。さっさと成仏しろ。
俺はネットで調べたお経を読み上げた。
ジジイの身体がどんどん透けていく。これはいけるか?
「…………ぇ…………ぃ…………ぅ…………」
ついにジジイが消え去った。
俺はガッツポーズをしようとして、背後に気配を感じて振り返る。
「レェェェイプッ!」
「うわっ!」
ジジイが至近距離で大声を上げた。
ホラー映画さながらの光景に俺は後ろに転んでしまう。
食べかけのアイスがぼとっと床に落ちた。
ふざけんな。さっき消えたのは何だったんだ。ぬか喜びさせんな。
「貴様には失望したぞ、レイパータナカス」
「……タイムリミットか」
「然り。貴様は想像以上のヘタレじゃな。このレイパーの面汚しめ」
ジジイが偉そうに溜息を吐いている。非常にムカついた。
「しかしわしも鬼ではない。神じゃからな。貴様がどうしてもレイプしたくないと言うならわしにも考えがある」
俺の部屋のドアが勝手に開いた。
池と山内が入って来る。
二人とも虚ろな目をしていた。幽霊に取り憑かれたような雰囲気だ。
「こやつらに女をレイプさせる」
「……二人に何をした」
「貴様はレイパーの面汚しじゃが人を見る目はあったようじゃな。この二人は貴様よりもよほどレイプが上手い。こやつらに学校中の女をレイプさせてやる」
この神、頭おかしい。
……今更だな。
俺の指が透けている。
ジジイがその気になれば俺は今すぐにでも消されてしまう。
俺は溜息を吐いた。
「わかったよ」
「レイプ」
それは相槌なのだろうか。
「やってやるさ。やればいいんだろ」
ギリギリまで粘るつもりだったが、どうやらタイムリミットのようだ。
俺に神性特攻スキルが付いていたらよかったのに。
カンピオーネになりたい。いや、ダンブルドアの権能なんて欲しくないが。
どうせグリフィンドールに百点入れる程度の権能だろう。
ジジイが手のかかる子どもを慈しむような目をしていた。
「まったく。世話の焼けるレイパーじゃな」
透けていた指先が元に戻っていた。
俺は拳を何度か握り締めて握力を確かめる。
池と山内がゾンビみたいな動きで俺の部屋を出ていく。
なんか段々とこいつらが可哀想に思えてくる。犯罪者にも人権はあるんだよなぁ。
はぁ。気が進まないけどやるしかないのか。
日没後、一人の少女が買い物袋片手に学生寮に戻っていた。
すると突然、茂みの中から手が伸びて、少女を木陰に引きずり込んだ。
「――きゃっ!」
小さな悲鳴が上がるが、すぐに猿轡を噛まされる。
両手両足をロープで縛られ、芋虫のように転がされた。
俺は地面に落ちている買い物袋を拾い上げる。
卵が入っていたが一個も割れていなかった。最近の卵パックは優秀だ。
俺は買い物袋を片手に、少女を肩に担ぐと脇道を突っ切った。
その先には小屋があった。
コンクリートの建築物。入口は分厚い鉄の扉だった。遮音性もバッチリだ。
カードキーでロックされていたが俺にとっては何の問題もなかった。
櫛田の件でカードキーのリスクを思い知らされた俺だったが、今回狙った少女は櫛田ほど頭がキレるわけではない。多少手を抜いても問題ないだろう。
小屋の中にはロッカーのような機械が並べられている。よくわからないモニタが付いた機械や、データセンターのような巨大な黒い箱もあった。これらは上下水道の監視制御装置である。
俺はそこに――長谷部波瑠加を放り込んだ。
乱暴に落とされた長谷部がうめき声を上げている。
「ほっほっほ、レイプじゃレイプじゃ」
ジジイのテンションが高い。
俺は長谷部の猿轡を外してやった。
ここなら悲鳴を上げられても外には聞こえない。水道の制御装置を置くため、この建物は地震で壊れないよう頑丈に作られている。よしんば外に音が漏れても周りの木々が音を吸い取ってくれるだろう。
長谷部が俺を睨み付けた。しかしその表情は青ざめている。
「……あなたは誰なの。私に何をするつもり?」
俺は堀北と会う時の仮面ではなく、顔面を隠すタイプのガスマスクを被っていた。
服は黒コートだ。どこからどう見ても不審者である。
長谷部を選んだ理由は単純。
長谷部は仲のいい友達がいないのでレイプするのに都合がよかったが、それだけで彼女を選んだわけではない。
最終的には好みの問題だ。ヤリたいから長谷部にした。
巨乳っていいよね。堀北の美乳も嫌いではないが、たまには違うものが食べたくなる。
俺は長谷部のスカートをめくり上げると肉付きのいい尻を撫で上げた。
長谷部はスタイルがいい。
クラスの男子が勝手にやっていた巨乳ランキングで上位に昇っていた。
「――っ! やっぱりそういう目的なんだ」
長谷部の肌に鳥肌が立っていた。
「誰か! 誰か助けて!」
長谷部が大声を上げている。
俺は構わず彼女の制服のボタンを外していく。水色のブラを押し上げると、柔らかそうな巨乳がこぼれ落ちた。
「やめて、触らないで! 気持ち悪いのよ!」
両手で胸を揉み上げる。
柔らかい。堀北では楽しめなかった感触だ。やっぱ巨乳もいいな。
長谷部は身体をひねって俺から逃げようとする。
俺はローションで自分のブツを濡らした。
長谷部のショーツを脱がせて股の間にも塗りたくる。
「……ちょっと、嘘でしょ。冗談じゃないって」
両足を拘束しているロープを外し、彼女の腰をつかんで引き寄せた。
「――くっ、このっ」
長谷部が逃げようと暴れている。しかし俺の筋力の前には無意味だった。
黒人サイズの肉棒を押し付ける。
「いやっ! 誰か助けて! ああぁっ! いやぁ!」
ゆっくりと肉棒が入っていく。
やはり処女なのだろう。長谷部の中は窮屈だった。
「……はぁ……はぁ……どうして、こんな」
長谷部の膣から血が流れていた。
破瓜の血だけではない。少し裂けたようだ。
可哀想なので許してやりたくなるがジジイの目がある。
早く終わらせてやるしかないようだ。
「――っ、う、やめ、痛いっ! 動かないで!」
ピストンを始めた。
ローションに血が混じる。長谷部が悲鳴を上げている。
しかしジジイは満面の笑みだった。
俺が言えることではないがこいつはゲロ以下のクズだな。
「あぎっ、がっ、やめ、痛い、痛いっ、あぁっ、やだっ」
長谷部の巨乳を揉みながらパンパンと腰を叩き付けた。
彼女の顔は涙と鼻水で台無しだ。
しかし美少女を屈服させているという事実に俺の興奮も高まっていく。
やがて射精が近付いてくる。
俺は長谷部の身体を抱き締めてストロークの速度を上げた。
長谷部はその意味に気付いたのだろう。
青ざめた顔で俺を見上げて首を横に振っていた。
「もしかして……いやっ! いやあぁぁぁ!」
両足で俺を蹴っているが俺の動きは止まらない。
杭打機のように腰を叩き込む。
最奥に肉棒の先端を押し付けると、勢いよく射精した。
「熱っ! ……そんな……嘘でしょ……」
長谷部が顔面蒼白になって結合部を見下ろしている。
放出される精液がどくどくと子宮に流れ込んでいた。
肉棒を引き抜くと、ドロドロの精液があふれ出す。
「いや……やだ……」
とうとう長谷部がしゃくり上げて泣き出す。
俺は携帯のカメラで写真を撮っておく。
「グッドレイプ! グロチンドールに10点じゃ!」
いらねぇよ。
グロチン言うな。
と言うか採点厳しくないですかねぇ。