全員が寝静まった夜……コウはリビングの本体PCの前に立っていた。予め自室でダウンロードしておいたパッチをUSBに入れて接続している。暗いリビングに照らされいやらしい笑みを浮かべるコウ、見つめる画面内ではそれぞれ四人のパッチ適応画面が映っていた。
「せっかく種類があるんだし色々と楽しまないとなー……♪ささら、良いものを見つけてくれてありがとうほんと……! ……ふう、さてさていきなり性転換とかケモ化とかは厳しいか。そういうのは徐々に慣れさせてからじっくりとな?」
コウは早速自分を含めて四人に適応させるパッチを吟味し始めた。パッチを見つけてまだ一日も経っていないのにアダルトに手を出す節操の無さは置いておくとして最初はまだアブノーマルに手を出すつもりはないようだった。
最初は。つまりゆくゆくはアブノーマルのオンパレードになることは確定していたが。
「うーん、感度上昇系にも種類があったよな、体の一部とか全体とか……ちょっとノってきたから感度3000倍とかもダウンロードしちゃったけど最初にこれは無理がある……まあただの倍加だと寂しいから三倍くらいにしておこう。スタンダードでダウンロード数も多いし安全だろう、多分」
まずはスタンダード、アダルト関連ではあるが大それた効果ではない感度上昇をささらとつづみに適応させる。パッチをUSBのファイルから本体へと移し適応画面に持っていく。昼間に見た通りで全く問題はなかった。
「ふふふ……あれ?アダルトパッチはマスター権限がいるのか……まあこのPCなら問題ないけど。以後表示しない、適応っと♪」
そのまま二人は無断でパッチを適応、明日の朝を想像し思わずにやけてしまっていた。
「よし、と……明日が楽しみだな♪さて、俺とハシは……まあこっちもシンプルに精力絶倫とかでいいかな?ハシにも感度上昇つけてもいいけど今回はつづを堪能しようか。ハシもささらを堪能するといいよ♪」
先ほどと同じようにもう慣れた手付きでパッチを適応していく。まずはタカハシに適応、そして最後に自分……とエンターを押した瞬間身体の奥からドクンと衝撃が走る。
一気に熱が身体全体に伝わり思わず胸を押さえてふらつき、熱い吐息が漏れてしまう。興奮ですっかり忘れていた、パッチは適応されたら直ぐに効果が出ると。
「よーし、これで明日の朝は……ぐぅっ!?あ、やべ、直ぐに効果が……っ♡ぐ、ううぅぅ……♡な、なるほど精力絶倫だこれ、一瞬でガチガチになった……っ」
コウの肉棒は既に完全に勃起し寝間着の下のパンツにシミが出来ている。人間なら早すぎる反応だが彼らは実体化したソフト、プログラムによりあっという間に変化してしまうモノ。
身体を支配する熱に脳が蕩け、性欲が湧き上がって止まらない。朝起きたら悪戯するつもりがもう我慢できなくて堪らなくなってしまっている。
「そ、想像以上だった、これ……っ♡つ、つづ、つづのところ行かないと、行かないと……♡」
ふらふらと覚束ない足で垂れてくる涎もそのまま放置してコウはつづみの部屋へと向かう。あの小さくて大人しくて、でも押すときは押してくる可愛らしい少女を存分に貪るために……。
「ん、んぐ……なんだ、身体が熱い……?」
そしてタカハシも自室で同時に湧き上がる抵抗できない性欲に目を覚ましてしまった。むくりと寝惚け眼で起き上がると股間の異常に気付く。そしてそれを深く考えることも性欲に支配された頭ではできなかった。
「な、なんだこれ、なんでこんな勃って……♡あ、くぅ……♡や、やば、頭回らない……♡」
布団を捲ればゆったりとした寝間着を力強く持ち上げられ出来ているテントが見える。その先端が既に濡れていることから普通じゃないことはすぐに分かったがどうすればいいか全く分からない。
「ガ、ガチガチだ……いやなんでだよ、ささちゃんとシた時でもここまでなったのは少な───」
思わず思い浮かべてしまった愛しい少女、困惑で定まっていなかった性欲の矛先が定まる。あの小さくて可愛くておっとりしていてちょっとへんた……変わっているところもある素晴らしい身体の少女。そんな子との情事を思い出してしまえば湧き上がる性欲はさらに加速してしまうのは当然だった。
「あ、まず……♡さ、ささと、シたい……っ♡いや、流石に今行くのは、こんな時間だし無理……っ♡」
両腕で自分の身体を抱きしめ、ベッドから飛び出して愛しい少女の元に向かいたいのを必死に抑える。荒い息と涎が垂れてもそのままでいつ終わるか分からないこの性欲に耐え続けていた。
「フーッ、フー……ッ♡だめ、く……っ♡」
しかし性欲を押さえ続けているタカハシの部屋の扉が無情にもノックされる。
「……タカくん、なんか、体が変なの……!」
パッチが適応されて感度が上がり、眠れなくなったささらがタカハシを頼って部屋に来てしまった……。