※この作品はR-18です。

八幡奮闘記   作:ナマケモノmkⅡ

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10話?

 メンバー全員のCDデビューも無事?にすみ。夏のアイドルフェス開催も決まったとある日のこと......

 

武内「比企谷さん、少しよろしいでしょうか?」

 

八幡「あ、はい。大丈夫っす。」

 

武内「ではこちらへ。」

 

 プロデューサールームに案内される。

 ......俺何かやらかした?やらかしたといえばみくと未央の件くらいだが......十分じゃねえか。怒られんの覚悟だな!そうと決まればやることは1つ!先に謝ってしまえ!

 

武内「ではこちらへ。」

 

 着席を促される。前にいるのは武内さんとちひろさん。よし、今だ!

 

武内「実h「すんませんっした!」......はい?」

 

八幡「......へ?」

 

ちひろ「なんでいきなり謝ってるんですか?」

 

八幡「......やらかした件で怒られるんじゃ......」

 

武内「違います。落ち着いてください。」

 

八幡「......うす。」

 

武内「比企谷さんには、今月は残り全てお休みをとっていただきます。」

 

八幡「......戦力外通告っすか?」

 

武内「違います!比企谷さんにはいていただかないと困ります!」

 

ちひろ「比企谷君はご自身が社内で何て呼ばれているかご存知ですか?」

 

八幡「......いえ。」

 

ちひろ「1つ目は魔法使いの杖。2つ目は武内の懐刀。3つ目は秘密兵器です。」

 

八幡「......俺は何と戦ってるんすか......」

 

ちひろ「ふふっ!まあ、それは置いといて、こちらをご覧ください。」

 

八幡「......何すか?これ。」

 

武内「比企谷さんの今月分の出勤記録です。」

 

八幡「......全部出てるじゃないすか。」

 

武内「はい。」

 

八幡「......」

 

武内「......」

 

ちひろ「......」

 

八幡「......知りませんでした。」

 

ちひろ「し、知らずに仕事してたんですか⁉︎」

 

八幡「......はい。俺も今見て愕然としてます。」

 

武内「大学の成績は......」

 

八幡「それは全く問題ないっす。」

 

武内「そ、そうですか。」

 

ちひろ「ともかく!休んでいただきます!と言うか休んでもらわないと労基が......」

 

 そんなこと聞きたくなかったよ!なんで?なんでなの?なんで全出勤してんの?......俺もあの両親の子だったか......

 

武内「と言うわけですので、明日からゆっくり休んでください。」

 

八幡「......うす。」

 

武内「それとも1つ。こちらは相談ですが、アイドルフェス前に合宿を行おうかと考えています。

 

八幡「......いいと思います。」

 

武内「ありがとうございます。それで開催地ですが予算の関係もあり、決めかねていまして。どこかご存知でしょうか?」

 

八幡「俺に聞かれても......」

 

 ふと2年前の夏を思い出す。あそこは......アリかもな。

 

八幡「......千葉村。」

 

ちひろ「千葉村?」

 

 あ、ちひろさんいたんすね。

 

武内「千葉のどちらに?」

 

八幡「あ、いや。千葉じゃないっす。群馬です。」

 

ちひろ「千葉なのに群馬?比企谷君、頭大丈夫ですか?」

 

八幡「さらっと失礼な事言わんでくださいよ。群馬県の水上にあるんすよ。よく林間学校なんかでも使われるんで、費用面は問題無いと思います。」

 

武内「そうですか......施設はどのようなものが?」

 

八幡「確か、キャンプ関係の施設や設備が一通りと一般宿泊施設、会議室、体育館がありますね。大広間も確かあります。レッスンや宿泊に関しては問題ないっす。近くに小川もあるんで、息抜きに水浴びなんかもできますし。ただ......」

 

武内「ただ?」

 

八幡「......自炊です。」

 

ちひろ「......なんで引っ張ったんですか?」

 

八幡「やってみたかっただけです。」

 

武内「そうですか。候補の1つにしましょう。」

 

八幡「うす。......俺からも一個いいすか?」

 

武内「どうぞ。」

 

八幡「高校生組なんですが......成績大丈夫っすか?期末で赤点とって合宿行けません。とかシャレにならないっすよ?」

 

武内「......」

 

ちひろ「......」

 

八幡「......」

 

武内「千川さん、高校生達を呼んでいただけますか?」

 

ちひろ「......ただちに。」

 

 

 

 高校生だよ全員集合。8時じゃないよ?10人だよ?とりあえず全員揃ったな。

 

 

未央「プロデューサー、急にどったの?」

 

 ふっ、呑気にしてられるのも今だけだぞ未央。

 

武内「皆さんに確認があります。中間試験の成績は、いかがでしたでしょうか?」

 

 時が止まる。あるのは静寂。固まる未央。ぷっ!予想通りだ。

 

未央「な、なぜいきなり成績などと......」

 

武内「......アイドルフェスの前に合宿を行う予定ですが、その......」

 

八幡「赤点とって補習で来れませんとか、シャレにならんだろ?その為の事前確認だ。わかったか?未央」

 

未央「なぜ私を名指しで......」

 

八幡「あ?言っていいのか?」

 

未央「......言わないでください。」

 

みく「偉そうな事言ってるけど、はっちゃんこそ大丈夫にゃ?」

 

八幡「あん?余裕に決まってんだろ。」

 

みく「あんなに仕事してるのに......詐欺にゃ......」

 

八幡「ほれ、さっさと成績表持ってこい。ない奴はメモでも構わん。」

 

 部屋を出て行く面々。武内さんも若干不安そう。

 5分とたたず全員分集まる。ほうほう......

 

 卯月、中の中。全部普通だ......

 

 凛、中の中。ただし国語と英語は危険域。

 

 未央、は最後にするか。

 

 みく、上の上。ほーん、やるな。

 

 かな子、上の下。問題ないな。

 

 智絵里、上の中。優秀だ。さすが癒し枠。

 

 アーニャ、上の下。完全に国語が足を......

 

 李衣菜、下の上。危険なのは数学か......

 

 きらり、中の上。卯月の上位互換だ......

 

 杏、なっ⁉︎総合1位......だと?

 

 再度未央、............こらダメだ。

 

 未央に近づく。蹲っている未央の前に座り、優しく手を肩にのせ、満面の笑顔で俺は伝えた。

 

八幡「未央......合宿は諦めろ。」

 

未央「ぐはっ......」

 

 あ、死んだ。

 

八幡「あー、あれだ。まずは、卯月、きらり、みく、杏、かな子、智絵里。お前らは問題ないな。期末試験もこの調子で頑張ってくれ。」

 

 ホッとする5人とドヤ顔の杏。なんかムカつくな......

 

八幡「次に凛とアーニャと李衣菜。凛は国語と英語、アーニャは国語、李衣菜は数学。最近の手ごたえはどうだ?」

 

凛「......英語と現代文は大丈夫。ただ古文漢文が不安かな。」

 

アーニャ「日本語、難しいです。」

 

李衣菜「ちょっとやばいかも......」

 

八幡「そうか......まずアーニャは引き続き美波に教わってくれ。」

 

アーニャ「да。」

 

八幡「次に李衣菜だが......武内さんかちひろさん高校数学いけます?」

 

武内「......忘れてしまっています。」

 

ちひろ「私はⅡBまでならなんとか......」

 

八幡「李衣菜。お前文系だよな?」

 

李衣菜「うん。今やってるのはⅡB。」

 

ちひろ「じゃあ、私が教えますねっ!」

 

李衣菜「お願いします!」

 

八幡「んで凛。お前は俺だ。」

 

凛「うん。お願い。」

 

未央「そんなこと言って〜、ハッチーできるの?」

 

 あ、復活した。人をからかう時は元気だな。

 

八幡「あ?総武高校の国語元1位舐めんなよ?」

 

未央「総武!ハッチー総武の1位だったの⁉︎」

 

卯月「総武?有名なんですか?」

 

未央「け、県内有数の進学校......大学進学率98%。そのうちの9割以上がストレート合格するバケモノ校だよ......」

 

みく「そこまでだったにゃんて......」

 

八幡「ま、以上だな。できるときにやるから準備はしとけよ?」

 

3人「はい。」

 

未央「ま、まって!私は......」

 

八幡「諦めろ。無理だ。」

 

未央「そんなー!助けてよハッチー!ハッチー様ぁ!」

 

武内「......比企谷さん、何とかなりませんか?」

 

八幡「......策がないことはないんですが......」

 

武内「どのようなことですか?」

 

八幡「......俺の友達に頼みます。武内さんも一度会ってます。ただそれをやっていいもんかと......」

 

武内「......背に腹は変えられません。お願いできますか?」

 

八幡「......聞いてはみます。ただ、引き受けてくれたとしても問題が......」

 

武内「どの様な問題でしょう?」

 

八幡「......未央が耐えられるかどうかっす。」

 

武内「......えっ?」

 

未央「大丈夫!大丈夫だから!お願いします!」

 

八幡「......後悔すんなよ?すんません。ちょっと聞いてきます。」

 

武内「はい」

 

 部屋を出てあいつの名前を呼び出す。......緊張すんな。prrrrr......

 

『もしもし。』

 

八幡「雪ノ下か?比企谷だ。急にすまんな。」

 

雪ノ下『あなたからかけてくるなんて珍しいわね。何?ようやく私と付き合う気になったのかしら?』

 

八幡「......すまん。」

 

雪ノ下『冗談よ。それで?何か困りごとかしら?』

 

八幡「話が早くて助かる。アイドルの1人に勉強教えて欲しいんだわ。頼めるか?」

 

雪ノ下『ええ。構わないわ。ところで誰?みくにゃんかしら?嬉しいわね。あの可愛らしい子に会えるなんて。』

 

八幡「......残念だがあいつは優秀だ。未央だよ。本田未央。」

 

雪ノ下『みくにゃんでないのは残念だけれど......彼女はどの程度のレベルなのかしら?』

 

八幡「......」

 

雪ノ下『比企谷君?』

 

八幡「......由比ヶ浜級だ。」

 

雪ノ下『......あなた私に恨みでもあるの?』

 

八幡「ち、ちがう。そんなもんはない!......お、お前にしか頼めないだろ、こんなの。」

 

雪ノ下『そう......それならお受けするわ。』

 

八幡「助かる。やりとりする為にも

番号教えて構わないか?」

 

雪ノ下『ええ。構わないわ。楽しみにしていると伝えてちょうだい。』

 

八幡「おう。サンキュ。んじゃ、また連絡する。」

 

雪ノ下『ええ。待っているわ。さようなら。』

 

 

 よし。なすりつけ完了だ。......戻りますか。

 

 

武内「どうでしょうか?」

 

八幡「オッケーです。」

 

未央「よかった〜。で、どんな人?」

 

八幡「雪ノ下雪乃。東大生だ。お前も知ってんだろ?」

 

卯月「ひっ!」

 

 何?なんで?なんで卯月が涙目になってんの?震えてるし......

 

八幡「......どしたの?」

 

卯月「な、なんでもないです!」

 

八幡「ならいいんだが......とりあえずこれ、あいつの番号な。すまんが直接やりとりしてくれ。」

 

未央「ハッチーありがとー!ゆきねえが先生か〜......よーし、頑張るぞー!おー!」

 

 ......その元気、いつまで持つかな?楽しみだ......

 

 

 

 お勉強会初日。そして俺の休日初日。会場はPR。結局きちゃった!てへっ。

 教材の準備は完璧だ。なんせ小町の使ってなかった綺麗なままの物があるからな!こら、小町ちゃん!ちゃんとお勉強しなさい!お小遣い減らすわよ!

 凛と並んで座り、問題集を開く。

 

八幡「まずはこれやってみてくれ。時間は15分な。」

 

凛「うん。やってみる。」

 

 素直でいい子だのう。......改めて見ると整った綺麗な顔してるし......なんかいい匂いするし......はっ⁉︎これじゃただの変態じゃねえか!お、落ち着け俺!

 

凛「八幡......」

 

八幡「ひゃいっ!」

 

凛「ジッと見られてるとその......やりにくい......」

 

八幡「す、すまん。続けてくれ。」

 

凛「......うん」

 

 バレてた......やべぇな。こんな時は戸塚を数えよう。戸塚が1人、戸塚が2人......何それ天国......

 

凛「八幡終わったよ。」

 

八幡「お、おう。そうか。じゃあちょっと見せてくれ。」

 

凛「はい、これ。」

 

 凛から問題集を受け取り内容を確認する。単語理解は問題ない。文法と活用形がイマイチだな......よし。だいたいわかった。

 

八幡「まずここなんだが................となるんだ。」

 

凛「へえー。凄くわかりやすい。ならこれは......こう?」

 

八幡「そうだな。なんだ、お前出来んじゃん。俺必要無くね?」

 

凛「そんなことないよ。八幡の教え方が上手だからだよ。」

 

美波「うん。私もそう思う。聞いてて凄くわかりやすい。参考にさせてもらうね。」

 

 いつのまにか美波とアーニャが向かいで勉強していたらしく、会話に混ざってくる。

 

凛「八幡て先生に向いてるかもね。」

 

 ......あの尊敬する先生と同じ教科で褒められるってのは、正直嬉しい。だが......

 

八幡「ありがとよ。ほれ、続きやるぞ。」

 

凛「はーい。」

 

 わからないところを凛が聞き、説明しながら俺が答える。美波もたまに「どう教えればいい?」と聞いてくる。......ふと、いつのまにかすぐ横に凛の顔が......

 

卯月「むー......。凛ちゃんと八幡さん近すぎです!もうちょっと離れてください!」

 

「「‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」」

 

八幡「す、すまん!気づかなかった!」

 

凛「わ、私も......集中してて......」

 

卯月「気をつけてください!なので私も一緒にお勉強します!」

 

八幡「いや、意味わかんねえよ。『なので』がどこにもかかってないからね?」

 

卯月「いいんです!私も一緒にするんです!」

 

凛「卯月......」

 

八幡「勝手にやってろ。聞かれれば答えるから。」

 

卯月「はいっ!頑張ります!」

 

凛「優しいね。」

 

八幡「......うっせ。」

 

 

 ん?もう大分いい時間だな。卯月は先に帰ったし、凛もそろそろ帰らせるか......

 

八幡「......今日はこの辺にしとくか。」

 

凛「そうだね。今日はその......アリガト。」

 

八幡「気にすんな。ほれ、はよ片付けろ。送ってくから。」

 

凛「いいよ。悪いし。」

 

八幡「こんな時間に一人で帰らせらんねえよ。大人しく送られとけ。」

 

凛「......うん。じゃあ、よろしく。」

 

 この時期、昼間は暑いが夜になると涼しい。俺はロンTに薄手のジャケット。凛はブラウスのみ......

 少し寒そうだな......ジャケット貸すか?いやいや、そんなこと俺がやったら引かれるわ。どんなラブコメだっての。でもまあ、風邪ひかれるよりはマシか......

 

八幡「ほれ、これ羽織っとけ。少し冷えるからな。」

 

凛「そんな、悪いよ。別に寒くないから。」

 

八幡「嘘つくなっての。さっき腕さすってたじゃねえか。」

 

凛「......見てたんだ。」

 

八幡「見てたんじゃない。見えたんだ。早くしろ。」

 

 ジャケットを渡し、バッグを受け取る。ってしっかり着るんか!

 

凛「......あったかい。」

 

八幡「そうかよ。」

 

凛「ふふっ。」

 

八幡「何?どしたの?」

 

凛「なんか、恋人同士みたいだなって。」

 

八幡「ぶっ!お、お前何言っちゃってんの?」

 

凛「いいじゃん。女の子はこういうのに憧れるものなんだよ。」

 

八幡「......他所でそんな事言うなよ?勘違いされちゃうからな?」

 

凛「......はい。先生。」

 

八幡「うむ。わかればよろしい。」

 

凛「〜♪」

 

 楽しそうだな。こんなのもたまにはいいか。って、最近こんなんばっかだったな。

 こんなに充実してんのは初めてだ。それも武内さんとこいつらのおかげかもな......

 凛が鼻歌を歌い一緒に歩く......

 そして一件の花屋。凛の家だ。スカウトの時に来たから覚えている。

 

凛「ここが私の家。ちょっと寄って行きなよ。お茶出すから。」

 

八幡「いや、大丈夫だ。それに、こんな時間にあがったら迷惑だろ。」

 

凛「そんな事ないよ。気にしないd「凛〜、帰ったの〜?」......うん。ただいま。」

 

凛母「お帰り凛......彼氏?」

 

凛「ちっ、違うよ!事務所の人!」

 

凛母「慌てちゃって〜。そのジャケット、彼氏さんのでしょう?」

 

八幡「申し遅れました。私、346プロダクション CPアシスタントの比企谷八幡です。宜しくお願い致します。」

 

 同時に名刺を差し出す。

 

凛母「これはどうもご丁寧に。娘がいつもお世話になっております。そう、あなたが八幡さんね?」

 

八幡「そ、そうですが......何かありましたか?」

 

凛母「いやね、いつも凛g「お母さん!八幡もう帰らないとだから!」......あらそう?残念ね。また今度ゆっくり来てね?」

 

八幡「は、はあ。」

 

凛「......これ、アリガト。」

 

八幡「......おう。ほれ、バッグ。」

 

凛「ごめん、ずっと持たせてたね。」

 

八幡「気にすんな。んじゃ、帰るな。」

 

凛「うん。気をつけて。」

 

八幡「おう。じゃあな。」

 

 さーて、帰りますか。明日何すっかな......

 とりあえず本屋に行って......そうだ、車に乗ろう。最近乗ってなかったからな。少し慣れておかねば。なら、車で千葉だな。よし、それで行こう。

 

 

 

 フンフンフフーン♪ちーばちばー♪

 予定通り今日は千葉に来ている。車の運転も問題ない。車庫入れに若干手こずったが......

 さてさて、まずは本屋に行きましょうかね。

 

 えーと、ほう。本屋大賞発表されてたか。1位のは読んでない......買いだな。ん?一冊で4回泣けます?俺への挑戦状だな。こいつもだ。あとはラノベを......あった。まあこんなもんか。

 

 本屋を後にし、久々の千葉散歩を楽しむ。

 プラプラとあてもない散歩。

 

八幡「(俺、千葉好きすぎだろ。まあ千葉への愛なら誰にも負けんがな。フッ!......んあ?ありゃ総武の生徒か?)」

 

 少し先で(元)うちの女子生徒が絡まれている。野郎2人に......めんどくせえな。見なかったこt「離せよ!」......事にできんわな。

 メガネを外す。小町曰く、腐りは取れたが相変わらず怖いらしい。3人に近づき声をかける。

 

八幡「お前ら、何やってんの?」

 

ナンパ男1「なんだ?お前にはかんけ......ヒッ!」

 

ナンパ男2「どうした!なんだおま......ヒィッ!」

 

八幡「あ?最後まで喋れよ。」

 

ナ男1「な、なんだお前は!」

 

ナ男2「そ、そうだ。関係ねぇだろ。邪魔すんな!」

 

八幡「まあ、関係ねえわな。ただ後輩が嫌がってんのに見過ごせねえわ。それ充分暴行罪だしな。そうだな......どうするか選ばせてやるよ、

 1、ここで素直に帰る。

 2、警察の厄介になる。

 3、社会的に消される。ほれ、選べ」ニヤリ

 

「「......」」

 

 真っ青になり固まる2人。

 

八幡「選べないか?なら、選んでやるよ。3の「「すんませんっした!!」」......行っちまった。」

 

 怖がり固まる少女。なんだこいつ。マジ可愛いな。少し太い眉毛が似合ってる。スタイルもいいし。髪は少し癖っ毛か?まあ、こんだけ可愛けりゃナンパもされるわな。」

 

少女「か......かわいい。あたしが、かわいい......」

 

 ん?なんかブツブツ言ってんな?ま、いいか。メガネをかけて......

 

八幡「じゃ、気いつけてな。」

 

 ターン、そして一歩前へ!よし!離脱成功。

 ......初めてキまったぜ。なんか感動。

 

少女「あのっ!」

 

 キまってませんでした......俺の感動返して!

 

八幡「あ?」

 

少女「後輩ってことは総武の先輩ですか?」

 

八幡「......卒業生だ。」

 

少女「そうですか!あの、名前教えてください!」

 

八幡「......比企谷。」

 

少女「あたし、神谷奈緒って言います。助けてくれて、ありがとうございました!比企谷先輩!」

 

 あれ?このタイミングあのセリフ言えね?ここで言ったら超クールだろ!少しアレンジするか。

 

八幡「あん?俺は助けてねえよ。お前が一人で勝手に助かっただけだ。」

 

 フッ!言ってやったぜ。......言ってみたかったんだよ!これ!さすがにお嬢ちゃんは言えんが......

 

八幡「ま、さっきも言ったが気いつけてな。今度こそ帰るわ。」

 

神谷「......」

 

 うむ。ハッタリが効いてよかった。ぶっちゃけ、2と3てつながってるだけなんだが。あの馬鹿どもが勘違いしてくれて楽に進んだ。

 でもまあこんなことはやりたくないわな......

 

 せっかくの休みだったのに......

 

神谷「あれ?比企谷?」

 

 

 

 

 俺の休日最終日。そしてお勉強会3回目。

 事件は起きた。

 

小町「お兄ちゃんたっだい......ま?」

 

八幡「おう。おかえり。」

 

小町「......」

 

八幡「......」

 

凛「......」

 

卯月「えへへ......」

 

小町「......お兄ちゃんこの状況何?」

 

八幡「......勉強会?」

 

小町「......意味わかんないよ。」

 

八幡「俺も今ので分かられたら怖いわ。」

 

凛「あ、渋谷凛です。お邪魔してます。」

 

卯月「し、島村卯月、17歳。宜しくお願いします。」

 

小町「あー、どもども。妹の比企谷小町です。

よろしく......ってそうじゃないよお兄ちゃん!何がどうしてこうなってるの!ちゃんと説明して!」

 

八幡「お、おう。説明すっから。落ち着け。後みんな座れ。」

 

 床に座っている俺の右に凛。左に卯月。テーブルを挟んで小町。

 

八幡「んじゃ、説明する。

 

 

 発端は前回の勉強会だ............

 

 

 

凛「八幡、ここ教えて。」

 

八幡「そこはだな、k「八幡くーん!見て見て!これ良くない⁉︎」......莉嘉、今凛の勉強中だから後にしろ。」

 

莉嘉「はーい。」

 

八幡「すまん凛。で、そこはこうだ。」

 

凛「なるほど......」

 

八幡「......」

 

凛「ねぇ、これは?」

 

み卯「「じー............」」

 

八幡「......それはこうだ。最後に気をつけろよ。」

 

凛「うん。」

 

み卯「「じー...............」」

 

凛「......ねえ、この単語初めて見た。」

 

八幡「......それは、この単語と意味は同じだが使う人物の性別が違う。こっちなら女性、いつものなら男性だ。

 

凛「そっか、じゃあこれはこの女性からのラブレターなんだ。」

 

み卯「「⁉︎⁉︎」」

 

八幡「そうなるな。」

 

凛「古文ていいね。響きがすごく綺麗。」

 

八幡「そうだな。恋の歌が多いからそう感じるのかもしれんが。」

 

凛「うん、そうかも。」

 

みく「卯月チャン、あの2人あんなに近くに......まるで恋人同士にゃ」ヒソヒソ

 

卯月「そうなんです!前回もあんな風に2人で......」ヒソヒソ

 

みく「しかも段々と近づいてるにゃ......」ヒソヒソ

 

卯月「前回なんてキスしちゃうんじゃないかってくらい近づいてました......うぅ。」

 

みく「け、けしからんにゃ!」

 

八幡「......」

 

凛「......」

 

凛「......ねえ、次回から場所変えない?」

 

八幡「......そうだな。あそこのたぬきとネズミがうるさくてかなわん。」

 

凛「ふふっ、たぬきって卯月のこと?」

 

八幡「おう、似合うだろ。」

 

凛「......ピッタリかも。」

 

卯月「凛ちゃんも八幡さんもひどいです!私たぬきじゃありません!しまった!」

 

凛「卯月バレバレだから......そこにネズミの耳も見えてるし。」

 

みく「ネズミってみくのことだったにゃ⁉︎みくは猫ちゃんにゃー!」

 

八幡「はいはい。んでどこでやる?」

 

凛「んー、静かな所がいい。でも図書館は話しにくいから却下ね。」

 

みく「みくを無視するにゃー!」

 

八幡「ハードル高えよ。そんなの店の個室か家しかねえじゃん」

 

凛「......いいね。家でやろ。八幡の。」

 

八幡「はっ?」

 

卯月「えっ?」

 

みく「にゃっ⁈」

 

凛「行ってみたい。八幡の家。」

 

八幡「......いやいやいやいや、ダメだろそれは。絶対にまずい。つーか、武内さんが許すわけないだろ。」

 

凛「プロデューサーが許可したらいいの?」

 

八幡「いや、それh「聞いてくる」......」

 

 行ってしまった......まあ許可出ないから大丈夫だろう。大丈夫だよな......大丈夫だよ......ね?

 視線が痛い......たぬきと猫の視線が痛い......

 凛が戻ってきた......表情は......読めない。くっ!どっちだ......

 

凛「ダメ......「よかった......」じゃないって。今OKくれたよね?ちゃんと聞いたよ。」

 

八幡「なん......だと?」

 

凛「迷惑......かな?」

 

 ぐふっ!「がはっ!」君の涙目上目遣いは反則です......隣のみくニャンも瀕死ですよ。

 

八幡「......はぁ、わかったよ。」

 

凛「うん。よろしくね。」

 

卯月「わ、私もっ!」

 

八幡「もうなんでもいいわ......」

 

みく「じゃあ、みk「お前は仕事だ」......そうだったにゃ......」

 

 

 ......て事があって現在に至る。」

 

小町「......よくわからないけどわかったよ。で、なんでお兄ちゃんと凛ちゃんはそんなにピッタリしてるの?」

 

凛「そう?最近こんなもんだけど。」

 

八幡「まあ、そうだな。別に違和感ねえわ。」

 

小町「はぁ、卯月さん、ちょっと小町と来てもらっていいですか?」

 

卯月「は、はい!」

 

 そう言って2人は小町の部屋へ。

 

八幡「どしたの?あいつら。」

 

凛「......さあ。」

 

八幡「まあいい。俺らは勉強するぞ。」

 

凛「うん。」

 

 .........いつのまにか2人も戻り真面目に勉強している。小町が俺の視線に気づき、唐突に2人を夕飯に誘う。2人ともうなづき小町は準備へ。

 程なくして夕飯ができたため席に着く。

 

八幡「俺の正面が小町の席だから。あとは適当に座ってくれ。」

 

凛「うん」

 

卯月「はいっ!」

 

 すかさず卯月が俺の隣に。

 

凛「あっ......」

 

 ニコニコする卯月。ムッとしている凛。ニヤニヤする小町......なにこれ......怖いんだけど......

 

小町「いやー、やっぱりそうですかー。しかも自分の気持ちに気付いてない。たのしいですなー。うへへへへへへ。」

 

八幡「ちょっと?小町ちゃん?笑い方が気持ち悪いわよ?」

 

小町「いやー、ごめんごめん。面白くって。あ、こういう時『ウケる!』って言うんだっけ?」

 

八幡「ウケねえよ。人の持ちネタ奪うなよ。」

 

凛「あんた達兄妹、面白いね。私、一人っ子だからちょっと羨ましい。」

 

卯月「私もです。お兄ちゃん欲しかったなぁ......そうだ!はい、お兄ちゃん。あーん。」

 

八幡「......お前何やってんの?」

 

卯月「今は八幡さんの妹です!だから、あ〜ん。」

 

凛「ちょ!卯月!」

 

小町「まあまあ、お兄ちゃん食べてあげなよ。妹の好意なんだから。」ニヤニヤ

 

八幡「くっ!逃げ場がない............一回だけだからな。」

 

卯月「はい!あ〜ん♪」

 

八幡「あ、あーん。」パシャッ

 

 やられた。仕組まれてた......こういう事だったのか!くっ......殺せ。

 

卯月「やったー!小町ちゃん!ありがとうございました!」

 

小町「いえいえ。喜んでもらえてよかったです。」

 

凛「......」

 

卯月「......凛ちゃん?」

 

凛「............ぃ。」

 

卯月「り、凛ちゃん?」

 

凛「ずるい。卯月だけずるい!八幡!私も!」

 

八幡「お、おい。落ちt「落ち着いてる!ほら、あ、あ〜ん......」............あ、あーん。」パシャッ

 

凛「ど、どう?」

 

八幡「ん。うまい。」

 

凛「よかった......」

 

3人「「「ぐはっ!」」」

 

八幡「凛、それは......」

 

卯月「可愛すぎます......」

 

小町「反則です......でもええのう」パシャッ

 

凛「???」

 

 

 気付いてないとか......何て罪な子なの⁉︎

 

 このあとはしっかり夕飯を済ませた。小町も2人に懐き、互いに仲良くなった模様。帰りはちゃんと車で家まで送ったよ?

 

 本日も平常運行。

 

 比企谷八幡、明日からも頑張ります!......って卯月かよ。

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