メンバー全員のCDデビューも無事?にすみ。夏のアイドルフェス開催も決まったとある日のこと......
武内「比企谷さん、少しよろしいでしょうか?」
八幡「あ、はい。大丈夫っす。」
武内「ではこちらへ。」
プロデューサールームに案内される。
......俺何かやらかした?やらかしたといえばみくと未央の件くらいだが......十分じゃねえか。怒られんの覚悟だな!そうと決まればやることは1つ!先に謝ってしまえ!
武内「ではこちらへ。」
着席を促される。前にいるのは武内さんとちひろさん。よし、今だ!
武内「実h「すんませんっした!」......はい?」
八幡「......へ?」
ちひろ「なんでいきなり謝ってるんですか?」
八幡「......やらかした件で怒られるんじゃ......」
武内「違います。落ち着いてください。」
八幡「......うす。」
武内「比企谷さんには、今月は残り全てお休みをとっていただきます。」
八幡「......戦力外通告っすか?」
武内「違います!比企谷さんにはいていただかないと困ります!」
ちひろ「比企谷君はご自身が社内で何て呼ばれているかご存知ですか?」
八幡「......いえ。」
ちひろ「1つ目は魔法使いの杖。2つ目は武内の懐刀。3つ目は秘密兵器です。」
八幡「......俺は何と戦ってるんすか......」
ちひろ「ふふっ!まあ、それは置いといて、こちらをご覧ください。」
八幡「......何すか?これ。」
武内「比企谷さんの今月分の出勤記録です。」
八幡「......全部出てるじゃないすか。」
武内「はい。」
八幡「......」
武内「......」
ちひろ「......」
八幡「......知りませんでした。」
ちひろ「し、知らずに仕事してたんですか⁉︎」
八幡「......はい。俺も今見て愕然としてます。」
武内「大学の成績は......」
八幡「それは全く問題ないっす。」
武内「そ、そうですか。」
ちひろ「ともかく!休んでいただきます!と言うか休んでもらわないと労基が......」
そんなこと聞きたくなかったよ!なんで?なんでなの?なんで全出勤してんの?......俺もあの両親の子だったか......
武内「と言うわけですので、明日からゆっくり休んでください。」
八幡「......うす。」
武内「それとも1つ。こちらは相談ですが、アイドルフェス前に合宿を行おうかと考えています。
八幡「......いいと思います。」
武内「ありがとうございます。それで開催地ですが予算の関係もあり、決めかねていまして。どこかご存知でしょうか?」
八幡「俺に聞かれても......」
ふと2年前の夏を思い出す。あそこは......アリかもな。
八幡「......千葉村。」
ちひろ「千葉村?」
あ、ちひろさんいたんすね。
武内「千葉のどちらに?」
八幡「あ、いや。千葉じゃないっす。群馬です。」
ちひろ「千葉なのに群馬?比企谷君、頭大丈夫ですか?」
八幡「さらっと失礼な事言わんでくださいよ。群馬県の水上にあるんすよ。よく林間学校なんかでも使われるんで、費用面は問題無いと思います。」
武内「そうですか......施設はどのようなものが?」
八幡「確か、キャンプ関係の施設や設備が一通りと一般宿泊施設、会議室、体育館がありますね。大広間も確かあります。レッスンや宿泊に関しては問題ないっす。近くに小川もあるんで、息抜きに水浴びなんかもできますし。ただ......」
武内「ただ?」
八幡「......自炊です。」
ちひろ「......なんで引っ張ったんですか?」
八幡「やってみたかっただけです。」
武内「そうですか。候補の1つにしましょう。」
八幡「うす。......俺からも一個いいすか?」
武内「どうぞ。」
八幡「高校生組なんですが......成績大丈夫っすか?期末で赤点とって合宿行けません。とかシャレにならないっすよ?」
武内「......」
ちひろ「......」
八幡「......」
武内「千川さん、高校生達を呼んでいただけますか?」
ちひろ「......ただちに。」
高校生だよ全員集合。8時じゃないよ?10人だよ?とりあえず全員揃ったな。
未央「プロデューサー、急にどったの?」
ふっ、呑気にしてられるのも今だけだぞ未央。
武内「皆さんに確認があります。中間試験の成績は、いかがでしたでしょうか?」
時が止まる。あるのは静寂。固まる未央。ぷっ!予想通りだ。
未央「な、なぜいきなり成績などと......」
武内「......アイドルフェスの前に合宿を行う予定ですが、その......」
八幡「赤点とって補習で来れませんとか、シャレにならんだろ?その為の事前確認だ。わかったか?未央」
未央「なぜ私を名指しで......」
八幡「あ?言っていいのか?」
未央「......言わないでください。」
みく「偉そうな事言ってるけど、はっちゃんこそ大丈夫にゃ?」
八幡「あん?余裕に決まってんだろ。」
みく「あんなに仕事してるのに......詐欺にゃ......」
八幡「ほれ、さっさと成績表持ってこい。ない奴はメモでも構わん。」
部屋を出て行く面々。武内さんも若干不安そう。
5分とたたず全員分集まる。ほうほう......
卯月、中の中。全部普通だ......
凛、中の中。ただし国語と英語は危険域。
未央、は最後にするか。
みく、上の上。ほーん、やるな。
かな子、上の下。問題ないな。
智絵里、上の中。優秀だ。さすが癒し枠。
アーニャ、上の下。完全に国語が足を......
李衣菜、下の上。危険なのは数学か......
きらり、中の上。卯月の上位互換だ......
杏、なっ⁉︎総合1位......だと?
再度未央、............こらダメだ。
未央に近づく。蹲っている未央の前に座り、優しく手を肩にのせ、満面の笑顔で俺は伝えた。
八幡「未央......合宿は諦めろ。」
未央「ぐはっ......」
あ、死んだ。
八幡「あー、あれだ。まずは、卯月、きらり、みく、杏、かな子、智絵里。お前らは問題ないな。期末試験もこの調子で頑張ってくれ。」
ホッとする5人とドヤ顔の杏。なんかムカつくな......
八幡「次に凛とアーニャと李衣菜。凛は国語と英語、アーニャは国語、李衣菜は数学。最近の手ごたえはどうだ?」
凛「......英語と現代文は大丈夫。ただ古文漢文が不安かな。」
アーニャ「日本語、難しいです。」
李衣菜「ちょっとやばいかも......」
八幡「そうか......まずアーニャは引き続き美波に教わってくれ。」
アーニャ「да。」
八幡「次に李衣菜だが......武内さんかちひろさん高校数学いけます?」
武内「......忘れてしまっています。」
ちひろ「私はⅡBまでならなんとか......」
八幡「李衣菜。お前文系だよな?」
李衣菜「うん。今やってるのはⅡB。」
ちひろ「じゃあ、私が教えますねっ!」
李衣菜「お願いします!」
八幡「んで凛。お前は俺だ。」
凛「うん。お願い。」
未央「そんなこと言って〜、ハッチーできるの?」
あ、復活した。人をからかう時は元気だな。
八幡「あ?総武高校の国語元1位舐めんなよ?」
未央「総武!ハッチー総武の1位だったの⁉︎」
卯月「総武?有名なんですか?」
未央「け、県内有数の進学校......大学進学率98%。そのうちの9割以上がストレート合格するバケモノ校だよ......」
みく「そこまでだったにゃんて......」
八幡「ま、以上だな。できるときにやるから準備はしとけよ?」
3人「はい。」
未央「ま、まって!私は......」
八幡「諦めろ。無理だ。」
未央「そんなー!助けてよハッチー!ハッチー様ぁ!」
武内「......比企谷さん、何とかなりませんか?」
八幡「......策がないことはないんですが......」
武内「どのようなことですか?」
八幡「......俺の友達に頼みます。武内さんも一度会ってます。ただそれをやっていいもんかと......」
武内「......背に腹は変えられません。お願いできますか?」
八幡「......聞いてはみます。ただ、引き受けてくれたとしても問題が......」
武内「どの様な問題でしょう?」
八幡「......未央が耐えられるかどうかっす。」
武内「......えっ?」
未央「大丈夫!大丈夫だから!お願いします!」
八幡「......後悔すんなよ?すんません。ちょっと聞いてきます。」
武内「はい」
部屋を出てあいつの名前を呼び出す。......緊張すんな。prrrrr......
『もしもし。』
八幡「雪ノ下か?比企谷だ。急にすまんな。」
雪ノ下『あなたからかけてくるなんて珍しいわね。何?ようやく私と付き合う気になったのかしら?』
八幡「......すまん。」
雪ノ下『冗談よ。それで?何か困りごとかしら?』
八幡「話が早くて助かる。アイドルの1人に勉強教えて欲しいんだわ。頼めるか?」
雪ノ下『ええ。構わないわ。ところで誰?みくにゃんかしら?嬉しいわね。あの可愛らしい子に会えるなんて。』
八幡「......残念だがあいつは優秀だ。未央だよ。本田未央。」
雪ノ下『みくにゃんでないのは残念だけれど......彼女はどの程度のレベルなのかしら?』
八幡「......」
雪ノ下『比企谷君?』
八幡「......由比ヶ浜級だ。」
雪ノ下『......あなた私に恨みでもあるの?』
八幡「ち、ちがう。そんなもんはない!......お、お前にしか頼めないだろ、こんなの。」
雪ノ下『そう......それならお受けするわ。』
八幡「助かる。やりとりする為にも
番号教えて構わないか?」
雪ノ下『ええ。構わないわ。楽しみにしていると伝えてちょうだい。』
八幡「おう。サンキュ。んじゃ、また連絡する。」
雪ノ下『ええ。待っているわ。さようなら。』
よし。なすりつけ完了だ。......戻りますか。
武内「どうでしょうか?」
八幡「オッケーです。」
未央「よかった〜。で、どんな人?」
八幡「雪ノ下雪乃。東大生だ。お前も知ってんだろ?」
卯月「ひっ!」
何?なんで?なんで卯月が涙目になってんの?震えてるし......
八幡「......どしたの?」
卯月「な、なんでもないです!」
八幡「ならいいんだが......とりあえずこれ、あいつの番号な。すまんが直接やりとりしてくれ。」
未央「ハッチーありがとー!ゆきねえが先生か〜......よーし、頑張るぞー!おー!」
......その元気、いつまで持つかな?楽しみだ......
お勉強会初日。そして俺の休日初日。会場はPR。結局きちゃった!てへっ。
教材の準備は完璧だ。なんせ小町の使ってなかった綺麗なままの物があるからな!こら、小町ちゃん!ちゃんとお勉強しなさい!お小遣い減らすわよ!
凛と並んで座り、問題集を開く。
八幡「まずはこれやってみてくれ。時間は15分な。」
凛「うん。やってみる。」
素直でいい子だのう。......改めて見ると整った綺麗な顔してるし......なんかいい匂いするし......はっ⁉︎これじゃただの変態じゃねえか!お、落ち着け俺!
凛「八幡......」
八幡「ひゃいっ!」
凛「ジッと見られてるとその......やりにくい......」
八幡「す、すまん。続けてくれ。」
凛「......うん」
バレてた......やべぇな。こんな時は戸塚を数えよう。戸塚が1人、戸塚が2人......何それ天国......
凛「八幡終わったよ。」
八幡「お、おう。そうか。じゃあちょっと見せてくれ。」
凛「はい、これ。」
凛から問題集を受け取り内容を確認する。単語理解は問題ない。文法と活用形がイマイチだな......よし。だいたいわかった。
八幡「まずここなんだが................となるんだ。」
凛「へえー。凄くわかりやすい。ならこれは......こう?」
八幡「そうだな。なんだ、お前出来んじゃん。俺必要無くね?」
凛「そんなことないよ。八幡の教え方が上手だからだよ。」
美波「うん。私もそう思う。聞いてて凄くわかりやすい。参考にさせてもらうね。」
いつのまにか美波とアーニャが向かいで勉強していたらしく、会話に混ざってくる。
凛「八幡て先生に向いてるかもね。」
......あの尊敬する先生と同じ教科で褒められるってのは、正直嬉しい。だが......
八幡「ありがとよ。ほれ、続きやるぞ。」
凛「はーい。」
わからないところを凛が聞き、説明しながら俺が答える。美波もたまに「どう教えればいい?」と聞いてくる。......ふと、いつのまにかすぐ横に凛の顔が......
卯月「むー......。凛ちゃんと八幡さん近すぎです!もうちょっと離れてください!」
「「‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」」
八幡「す、すまん!気づかなかった!」
凛「わ、私も......集中してて......」
卯月「気をつけてください!なので私も一緒にお勉強します!」
八幡「いや、意味わかんねえよ。『なので』がどこにもかかってないからね?」
卯月「いいんです!私も一緒にするんです!」
凛「卯月......」
八幡「勝手にやってろ。聞かれれば答えるから。」
卯月「はいっ!頑張ります!」
凛「優しいね。」
八幡「......うっせ。」
ん?もう大分いい時間だな。卯月は先に帰ったし、凛もそろそろ帰らせるか......
八幡「......今日はこの辺にしとくか。」
凛「そうだね。今日はその......アリガト。」
八幡「気にすんな。ほれ、はよ片付けろ。送ってくから。」
凛「いいよ。悪いし。」
八幡「こんな時間に一人で帰らせらんねえよ。大人しく送られとけ。」
凛「......うん。じゃあ、よろしく。」
この時期、昼間は暑いが夜になると涼しい。俺はロンTに薄手のジャケット。凛はブラウスのみ......
少し寒そうだな......ジャケット貸すか?いやいや、そんなこと俺がやったら引かれるわ。どんなラブコメだっての。でもまあ、風邪ひかれるよりはマシか......
八幡「ほれ、これ羽織っとけ。少し冷えるからな。」
凛「そんな、悪いよ。別に寒くないから。」
八幡「嘘つくなっての。さっき腕さすってたじゃねえか。」
凛「......見てたんだ。」
八幡「見てたんじゃない。見えたんだ。早くしろ。」
ジャケットを渡し、バッグを受け取る。ってしっかり着るんか!
凛「......あったかい。」
八幡「そうかよ。」
凛「ふふっ。」
八幡「何?どしたの?」
凛「なんか、恋人同士みたいだなって。」
八幡「ぶっ!お、お前何言っちゃってんの?」
凛「いいじゃん。女の子はこういうのに憧れるものなんだよ。」
八幡「......他所でそんな事言うなよ?勘違いされちゃうからな?」
凛「......はい。先生。」
八幡「うむ。わかればよろしい。」
凛「〜♪」
楽しそうだな。こんなのもたまにはいいか。って、最近こんなんばっかだったな。
こんなに充実してんのは初めてだ。それも武内さんとこいつらのおかげかもな......
凛が鼻歌を歌い一緒に歩く......
そして一件の花屋。凛の家だ。スカウトの時に来たから覚えている。
凛「ここが私の家。ちょっと寄って行きなよ。お茶出すから。」
八幡「いや、大丈夫だ。それに、こんな時間にあがったら迷惑だろ。」
凛「そんな事ないよ。気にしないd「凛〜、帰ったの〜?」......うん。ただいま。」
凛母「お帰り凛......彼氏?」
凛「ちっ、違うよ!事務所の人!」
凛母「慌てちゃって〜。そのジャケット、彼氏さんのでしょう?」
八幡「申し遅れました。私、346プロダクション CPアシスタントの比企谷八幡です。宜しくお願い致します。」
同時に名刺を差し出す。
凛母「これはどうもご丁寧に。娘がいつもお世話になっております。そう、あなたが八幡さんね?」
八幡「そ、そうですが......何かありましたか?」
凛母「いやね、いつも凛g「お母さん!八幡もう帰らないとだから!」......あらそう?残念ね。また今度ゆっくり来てね?」
八幡「は、はあ。」
凛「......これ、アリガト。」
八幡「......おう。ほれ、バッグ。」
凛「ごめん、ずっと持たせてたね。」
八幡「気にすんな。んじゃ、帰るな。」
凛「うん。気をつけて。」
八幡「おう。じゃあな。」
さーて、帰りますか。明日何すっかな......
とりあえず本屋に行って......そうだ、車に乗ろう。最近乗ってなかったからな。少し慣れておかねば。なら、車で千葉だな。よし、それで行こう。
フンフンフフーン♪ちーばちばー♪
予定通り今日は千葉に来ている。車の運転も問題ない。車庫入れに若干手こずったが......
さてさて、まずは本屋に行きましょうかね。
えーと、ほう。本屋大賞発表されてたか。1位のは読んでない......買いだな。ん?一冊で4回泣けます?俺への挑戦状だな。こいつもだ。あとはラノベを......あった。まあこんなもんか。
本屋を後にし、久々の千葉散歩を楽しむ。
プラプラとあてもない散歩。
八幡「(俺、千葉好きすぎだろ。まあ千葉への愛なら誰にも負けんがな。フッ!......んあ?ありゃ総武の生徒か?)」
少し先で(元)うちの女子生徒が絡まれている。野郎2人に......めんどくせえな。見なかったこt「離せよ!」......事にできんわな。
メガネを外す。小町曰く、腐りは取れたが相変わらず怖いらしい。3人に近づき声をかける。
八幡「お前ら、何やってんの?」
ナンパ男1「なんだ?お前にはかんけ......ヒッ!」
ナンパ男2「どうした!なんだおま......ヒィッ!」
八幡「あ?最後まで喋れよ。」
ナ男1「な、なんだお前は!」
ナ男2「そ、そうだ。関係ねぇだろ。邪魔すんな!」
八幡「まあ、関係ねえわな。ただ後輩が嫌がってんのに見過ごせねえわ。それ充分暴行罪だしな。そうだな......どうするか選ばせてやるよ、
1、ここで素直に帰る。
2、警察の厄介になる。
3、社会的に消される。ほれ、選べ」ニヤリ
「「......」」
真っ青になり固まる2人。
八幡「選べないか?なら、選んでやるよ。3の「「すんませんっした!!」」......行っちまった。」
怖がり固まる少女。なんだこいつ。マジ可愛いな。少し太い眉毛が似合ってる。スタイルもいいし。髪は少し癖っ毛か?まあ、こんだけ可愛けりゃナンパもされるわな。」
少女「か......かわいい。あたしが、かわいい......」
ん?なんかブツブツ言ってんな?ま、いいか。メガネをかけて......
八幡「じゃ、気いつけてな。」
ターン、そして一歩前へ!よし!離脱成功。
......初めてキまったぜ。なんか感動。
少女「あのっ!」
キまってませんでした......俺の感動返して!
八幡「あ?」
少女「後輩ってことは総武の先輩ですか?」
八幡「......卒業生だ。」
少女「そうですか!あの、名前教えてください!」
八幡「......比企谷。」
少女「あたし、神谷奈緒って言います。助けてくれて、ありがとうございました!比企谷先輩!」
あれ?このタイミングあのセリフ言えね?ここで言ったら超クールだろ!少しアレンジするか。
八幡「あん?俺は助けてねえよ。お前が一人で勝手に助かっただけだ。」
フッ!言ってやったぜ。......言ってみたかったんだよ!これ!さすがにお嬢ちゃんは言えんが......
八幡「ま、さっきも言ったが気いつけてな。今度こそ帰るわ。」
神谷「......」
うむ。ハッタリが効いてよかった。ぶっちゃけ、2と3てつながってるだけなんだが。あの馬鹿どもが勘違いしてくれて楽に進んだ。
でもまあこんなことはやりたくないわな......
せっかくの休みだったのに......
神谷「あれ?比企谷?」
俺の休日最終日。そしてお勉強会3回目。
事件は起きた。
小町「お兄ちゃんたっだい......ま?」
八幡「おう。おかえり。」
小町「......」
八幡「......」
凛「......」
卯月「えへへ......」
小町「......お兄ちゃんこの状況何?」
八幡「......勉強会?」
小町「......意味わかんないよ。」
八幡「俺も今ので分かられたら怖いわ。」
凛「あ、渋谷凛です。お邪魔してます。」
卯月「し、島村卯月、17歳。宜しくお願いします。」
小町「あー、どもども。妹の比企谷小町です。
よろしく......ってそうじゃないよお兄ちゃん!何がどうしてこうなってるの!ちゃんと説明して!」
八幡「お、おう。説明すっから。落ち着け。後みんな座れ。」
床に座っている俺の右に凛。左に卯月。テーブルを挟んで小町。
八幡「んじゃ、説明する。
発端は前回の勉強会だ............
凛「八幡、ここ教えて。」
八幡「そこはだな、k「八幡くーん!見て見て!これ良くない⁉︎」......莉嘉、今凛の勉強中だから後にしろ。」
莉嘉「はーい。」
八幡「すまん凛。で、そこはこうだ。」
凛「なるほど......」
八幡「......」
凛「ねぇ、これは?」
み卯「「じー............」」
八幡「......それはこうだ。最後に気をつけろよ。」
凛「うん。」
み卯「「じー...............」」
凛「......ねえ、この単語初めて見た。」
八幡「......それは、この単語と意味は同じだが使う人物の性別が違う。こっちなら女性、いつものなら男性だ。
凛「そっか、じゃあこれはこの女性からのラブレターなんだ。」
み卯「「⁉︎⁉︎」」
八幡「そうなるな。」
凛「古文ていいね。響きがすごく綺麗。」
八幡「そうだな。恋の歌が多いからそう感じるのかもしれんが。」
凛「うん、そうかも。」
みく「卯月チャン、あの2人あんなに近くに......まるで恋人同士にゃ」ヒソヒソ
卯月「そうなんです!前回もあんな風に2人で......」ヒソヒソ
みく「しかも段々と近づいてるにゃ......」ヒソヒソ
卯月「前回なんてキスしちゃうんじゃないかってくらい近づいてました......うぅ。」
みく「け、けしからんにゃ!」
八幡「......」
凛「......」
凛「......ねえ、次回から場所変えない?」
八幡「......そうだな。あそこのたぬきとネズミがうるさくてかなわん。」
凛「ふふっ、たぬきって卯月のこと?」
八幡「おう、似合うだろ。」
凛「......ピッタリかも。」
卯月「凛ちゃんも八幡さんもひどいです!私たぬきじゃありません!しまった!」
凛「卯月バレバレだから......そこにネズミの耳も見えてるし。」
みく「ネズミってみくのことだったにゃ⁉︎みくは猫ちゃんにゃー!」
八幡「はいはい。んでどこでやる?」
凛「んー、静かな所がいい。でも図書館は話しにくいから却下ね。」
みく「みくを無視するにゃー!」
八幡「ハードル高えよ。そんなの店の個室か家しかねえじゃん」
凛「......いいね。家でやろ。八幡の。」
八幡「はっ?」
卯月「えっ?」
みく「にゃっ⁈」
凛「行ってみたい。八幡の家。」
八幡「......いやいやいやいや、ダメだろそれは。絶対にまずい。つーか、武内さんが許すわけないだろ。」
凛「プロデューサーが許可したらいいの?」
八幡「いや、それh「聞いてくる」......」
行ってしまった......まあ許可出ないから大丈夫だろう。大丈夫だよな......大丈夫だよ......ね?
視線が痛い......たぬきと猫の視線が痛い......
凛が戻ってきた......表情は......読めない。くっ!どっちだ......
凛「ダメ......「よかった......」じゃないって。今OKくれたよね?ちゃんと聞いたよ。」
八幡「なん......だと?」
凛「迷惑......かな?」
ぐふっ!「がはっ!」君の涙目上目遣いは反則です......隣のみくニャンも瀕死ですよ。
八幡「......はぁ、わかったよ。」
凛「うん。よろしくね。」
卯月「わ、私もっ!」
八幡「もうなんでもいいわ......」
みく「じゃあ、みk「お前は仕事だ」......そうだったにゃ......」
......て事があって現在に至る。」
小町「......よくわからないけどわかったよ。で、なんでお兄ちゃんと凛ちゃんはそんなにピッタリしてるの?」
凛「そう?最近こんなもんだけど。」
八幡「まあ、そうだな。別に違和感ねえわ。」
小町「はぁ、卯月さん、ちょっと小町と来てもらっていいですか?」
卯月「は、はい!」
そう言って2人は小町の部屋へ。
八幡「どしたの?あいつら。」
凛「......さあ。」
八幡「まあいい。俺らは勉強するぞ。」
凛「うん。」
.........いつのまにか2人も戻り真面目に勉強している。小町が俺の視線に気づき、唐突に2人を夕飯に誘う。2人ともうなづき小町は準備へ。
程なくして夕飯ができたため席に着く。
八幡「俺の正面が小町の席だから。あとは適当に座ってくれ。」
凛「うん」
卯月「はいっ!」
すかさず卯月が俺の隣に。
凛「あっ......」
ニコニコする卯月。ムッとしている凛。ニヤニヤする小町......なにこれ......怖いんだけど......
小町「いやー、やっぱりそうですかー。しかも自分の気持ちに気付いてない。たのしいですなー。うへへへへへへ。」
八幡「ちょっと?小町ちゃん?笑い方が気持ち悪いわよ?」
小町「いやー、ごめんごめん。面白くって。あ、こういう時『ウケる!』って言うんだっけ?」
八幡「ウケねえよ。人の持ちネタ奪うなよ。」
凛「あんた達兄妹、面白いね。私、一人っ子だからちょっと羨ましい。」
卯月「私もです。お兄ちゃん欲しかったなぁ......そうだ!はい、お兄ちゃん。あーん。」
八幡「......お前何やってんの?」
卯月「今は八幡さんの妹です!だから、あ〜ん。」
凛「ちょ!卯月!」
小町「まあまあ、お兄ちゃん食べてあげなよ。妹の好意なんだから。」ニヤニヤ
八幡「くっ!逃げ場がない............一回だけだからな。」
卯月「はい!あ〜ん♪」
八幡「あ、あーん。」パシャッ
やられた。仕組まれてた......こういう事だったのか!くっ......殺せ。
卯月「やったー!小町ちゃん!ありがとうございました!」
小町「いえいえ。喜んでもらえてよかったです。」
凛「......」
卯月「......凛ちゃん?」
凛「............ぃ。」
卯月「り、凛ちゃん?」
凛「ずるい。卯月だけずるい!八幡!私も!」
八幡「お、おい。落ちt「落ち着いてる!ほら、あ、あ〜ん......」............あ、あーん。」パシャッ
凛「ど、どう?」
八幡「ん。うまい。」
凛「よかった......」
3人「「「ぐはっ!」」」
八幡「凛、それは......」
卯月「可愛すぎます......」
小町「反則です......でもええのう」パシャッ
凛「???」
気付いてないとか......何て罪な子なの⁉︎
このあとはしっかり夕飯を済ませた。小町も2人に懐き、互いに仲良くなった模様。帰りはちゃんと車で家まで送ったよ?
本日も平常運行。
比企谷八幡、明日からも頑張ります!......って卯月かよ。