俺の連休も終わり、高校生組の試験も終了。
結果は全員無事?にクリア。試験が終わるまで、未央がゾンビのようになっていたが今は復活している。そして現在は......
武内「全員揃ったようですね。それでは出発しましょう。」
そう。合宿へ向かうのだ。合宿所は......千葉村。施設、費用、立地等検討した結果ここに決まった。ネックだった食事も追加料金ではあるがクリアできた。
移動は車2台で行う。11人乗ハイエースとアルファードを準備済み。武内さんのハイエースに10人、俺のアルファードに4人と荷物を乗せていく。いくのだが......
八幡「......ねえ君達、早く乗ってくれない?出発出来ないんですけど。」
卯月「助手席は私が乗るんです!」
凛「私が乗る。」
未央「いやいや、ここは未央ちゃんが!」
蘭子「私は後ろでいいです......」
これじゃいつになってもでらんねえな......
八幡「あれだ、蘭子。お前が前に乗れ。出発できん。」
蘭子「いいんですか⁉︎」
パァッと笑顔になる。......可愛いな、マジで。
「「「そんなぁ......」」」
蘭子「くっくっくっ......ならば、我が瞳を持って約束の地へと送り届けようぞ。(一生懸命ナビゲートします!)」
八幡「頼むわ。」
ようやく出発できる......しょんぼりする3人を詰め込みいざ!
八幡「あー蘭子、最初は首都高で、結構分岐が複雑なんだわ。しっかりナビ頼むな」
蘭子「我に任せよ!」
横で蘭子が一生懸命ナビしてくれる。今まであまり喋った事はなかったが......と言うか、避けられていたからな。
以前のみく未央事件と目で怖がられていると、武内さんに聞いた。それもあり、あえて今回俺の車に乗せコミュニケーションを取る作戦だ。
無事に首都高を抜け関越道に入る。
八幡「蘭子、助かったわ。お陰で間違えずに済んだ。ありがとな。」
蘭子「フッフッフッ......造作もなき事。(い、いえ、どういたしまして。)」
八幡「ホント、助かったよ。」なでなで
蘭子「あう......」
卯凛「「じー......」」
運転に集中するため手を離す。「ぁっ......」と聞こえるが仕方ない。
八幡「あと2時間程度だが、その......トイレとかは早めに言ってもらえると助かる。言いにくいかもしれんが、我慢してくれ。」
「「「「はーい」」」」
君達元気でいいですね。お兄ちゃん嬉しいよ。
蘭子「ところで我が友よ、彼の地は如何様な?」
八幡「じゃあ軽く説明するわ。おい、未央出番だ。」
未央「私にふるの⁉︎」
八幡「考えをまとめて言葉にするのも勉強だ。」
未央「べ......勉強......仕方ない。あんなのはもう嫌......千葉村はね、山の中!」
八幡「......0点。雪ノ下に補習頼んどくわ。」
未央「や......やめて!それだけはやめて!ちゃんと勉強するから!怒らないで!」
凛「......未央に何があったの?」
八幡「あとで教えてやる。......千葉村はだな、まず夏でも涼しい。平均気温は22度だ。まあ今回は使わないがキャンプ施設もある。」
凛「林間学校みたいな感じ?」
八幡「まさにその通りだ。だがそれだけじゃなく、一般的な宿泊施設もある。......温泉もな。」
「「「「温泉⁉︎」」」」
八幡「何で未央まで......まあいい。しかも体育館まで併設されているから、今回みたいな合宿にはもってこいな場所だ。」
卯月「すごいんですね......」
八幡「さすが千葉市所有の施設だな。さらに近くに綺麗な小川もあるから、そこでリフレッシュもできるぞ。」
蘭子「だから持ち物に水着が入ってたんですね......」
おい蘭子。標準語に戻ってるぞ......
八幡「今回はプロジェクトのチーム力強化も含んでるから、俺と武内さん以外は全員一緒の部屋で寝てもらう。」
未央「林間学校っていうか、修学旅行?」
八幡「たまにはいい事言うじゃねえか。」
未央「そうでしょ、そうでしょ〜!もっと褒めたまえ!」
八幡「......未央、今すぐ降りろ。窓開けてやるから。」
未央「ハッチー酷い!しかも窓から飛び降り⁉︎せめて止まってよ!」
止まればいいんかよ......
八幡「......半分冗談だ。」
凛「半分て......」
蘭子「禍々しき気が......(怖いです......)」
八幡「蘭子安心しろ。こんな事は未央とみくにしか言わんから。」
蘭子「!!はい!」
未央「私にももっと優しく......」
卯月「あ、あははは......」
こうして絶えず笑いながら進んでいく。
途中寄ったSAでソフトクリームをねだられたり、再度助手席争奪戦が始まったり(蘭子も参戦)したが、特に問題はない。因みに勝ち取ったのは未央だ。......うるせえ。
無事千葉村に到着し、各自荷物を持って移動。
まずは研修室に集まり今後の説明をする。
武内「皆さん、移動お疲れ様です。まずは昼食にしましょう。その後13時にレッスン着に着替えて体育館に集まってください。そしてこちらが皆さんに泊まっていただく部屋になります。私達はリーダー室になりますので覚えておいてください。それと新田さん。少しお話がありますので、昼食を取ったら応接室に来ていただけますか?」
美波「はい。」
武内「では皆さん、宜しくお願いします。」
全員「はいっ!」
昼食をとり応接室で美波に呼んだ理由を話す。
内容は『美波にリーダーを。まとめ役をやって欲しい。』だ。
武内「私はこれから別件で明日まで離れます。お願いできますか?」
美波「でも八幡君がいるのに......」
八幡「武内さんも俺も常にいるわけじゃない。だからこそリーダーが必要なんだ。
それに俺たちには相談できなくても、美波になら出来ることもあるだろ?そんな存在がいるってのは、他の奴らにとってかなり大きい。
全部抱えろってわけじゃない。手に負えなければ相談してくれていい。その分美波は自身の事を俺たちに頼ってくれて構わん。どうだ?」
美波「......わかりました。引き受けます。」
武内「ありがとうございます。では新田さんも時間まで自由にして下さい。比企谷さんも大丈夫です。」
美波とともに退室し、なんとなくロビーに向かう。
美波「......私、大丈夫かな?」
八幡「頼んどいてこう言うのもなんだが、あんまり気負うな。一応俺もいるしな。......役に立つかわからんが。」
美波「そんなことない!八幡君がいなかったら、私引き受けなかった。」
八幡「んなことねえだろ。」
美波「ううん。あるよ。さっき言ったじゃない。『そんな存在がいるってのは、他の奴らにとってかなり大きい。』って。今の私にとっては八幡君がそうなの。だから......私を助けてね?お兄ちゃん♪」
八幡「お、おう......つーか、お兄ちゃんて......」
美波「ふふっ!さ、体育館行こっ!」
集合時間を過ぎ、全員集まって......いない。
八幡「......莉嘉はどこに行った?」
智絵里「あ、あの......カブトムシ捕まえに......」
八幡「......恐れていたことが............武内さん、行って来ます。」
武内「......お願いします。先程の件は私から伝えておきますので。」
八幡「はい。」
はぁ......予想通りっちゃ予想通りだが......勘弁してくれ。
外に出て建屋の裏手に回る。と探すまでもなく莉嘉が戻ってきた。
莉嘉「あ!八幡くーん!見て見て!たくさん捕まえたー!すごいでしょ!」
八幡「......莉嘉、今何時だ?」
莉嘉「え?まだ......あっ......」
八幡「集合時間は何時だ?」
莉嘉「13時......」
八幡「今は?」
莉嘉「13時10分......」
八幡「......」
莉嘉「ごめんなさい。」
八幡「遊ぶなとは言わん。だが、時間は守れ。」
莉嘉「......うん。」
八幡「はぁ、お前の遅刻は初めてだから今回は許す。だが、次はないぞ?わかったか?」
莉嘉「うん!アリガトッ☆」
八幡「ほれ、早く行くぞ。みんな待ってる。戻ったらみんなにちゃんと謝れよ?」
莉嘉「はーい!」
なんもなくてマジ良かった......
体育館に戻ると武内さんがいない。すでに別件に向かったようだ。さて、俺は何しようかしら?やる事ないんだよな......
みく「そういえば、はっちゃんは何するにゃ?」
八幡「あ?何もしないが?見てるだけだ。」
みく「ずるいにゃ!ちゃんと仕事するにゃ!」
八幡「今回の俺の仕事は監督だ。見てんのが仕事なんだよ。」
みく「く、口じゃ勝てない......」
八幡「ほれ、早くレッスンしろ。」
みく「わかったにゃ......」
......ホント暇だな。そうだ、レッスン風景でも写真撮っとくか......
......結構撮ったな。さて、今は何時ですかーっと......そろそろ15時か......あいつらのドリンク買ってこよう。
スポドリを全員分買い戻ると、丁度休憩に入るタイミングだった。さすが俺。
八幡「ほれ、飲みモン買ってきたぞ。」
未央「お!ハッチー気がきくじゃん!」
美波「ありがとう。助かっちゃった。」
八幡「おう、気にすんな。それと、今日は移動の疲れもあるだろうから、早めに切り上げろよ?」
美波「うん。わかった。」
美波「はい!今日はここまで!」
全員「お疲れ様でした。」
八幡「お疲れさん。んじゃ、風呂入って19時に食堂な。あと、温泉だから楽しみにしとけよ?」
10人「温泉(ですか)!」
八幡「そうだ。ほれ、早く行け。」
全員「はい!」
夕食も済ませ今は自室でのんびり本を読んでいる。久しぶりにゆっくりだな......「コンコンコンッ」あ?誰だ?「ど〜ぞ〜」とユル〜く返事。入ってきたのは台風......ではなく、未央と卯月だ。
八幡「なんだよ。」
未央「ねえねえ、夏の定番のアレやろうよ!」
八幡「......肝試しか?」
未央「それもいいけど、今回は怖い話大会!」
八幡「......蘭子とか無理じゃね?」
未央「大丈夫!なぜか今回は乗り気だから!」
八幡「......知らねえぞ?」
そう言い放ち、みんなの待つ部屋へ。
はじまった。はじまったのだが......全然怖くねえ......正直つまらん。彼女らはキャーキャー言ってるがな......
未央「じゃ、次ハッチーね?」
八幡「......わかった。じゃあ、まず電気消せ。」
未央に電気を消しに行かせ俺は携帯のライトをつけておく。
未央「雰囲気でてるね〜!」
八幡「んじゃ、始めるぞ。
これは親戚のおじさんの話なんだがな。
その人はバスケとドライブが好きな人なんだ。
その人はチケットが手に入り、プロバスケの試合を見に行く事になった。んで、丁度いいから、ドライブしながらノンビリ行こうと考えたんだ。
でな、向かってる途中道を間違えちまったんだよ。まあ、適当に走れば大丈夫だろうって、その時は考えたんだがな。
少し走るとトンネルがあった。出口も見えるくらいの短いトンネルだ。
なんか気持ち悪いと思ったが、気にせずそのまま走った。
だが、トンネルに入った瞬間にいきなり全身に鳥肌がたった。
なぜかはわからんがすごく寒い。真夏なのに。
トンネルの出口も見えてるのに全然出られない。おかしい。なんでだ?って思った瞬間......
首を誰かに触られた。「ヒッ!」
驚いてバックミラーを見ても誰もいない。当たり前だ。1人なんだからな。
だが首はずっと触られている。意を決して、振り払おうと思って手を自分の首に近づけた瞬間......
ガッっと手首を掴まれた。「ひぃっ......」
思わず急停車して自分の手首を見ると......
白い手に掴まれている......うわっ!なんだこれ!腕を必死に振るが離れない。
しかもいつのまにか視線を感じる。車の前方だ。
その方向に恐る恐る顔を向けると......
女性が立っていた。............片腕がない女性が。「もういや......」
これはまずい。逃げないと!でも身体が動かない。
女性が近づいてくる。運転席の横まで来た。
バンッ「ひゃっ!」
『私の腕......返して......』
そこでその人は気を失った。
後から来た人に起こされ、この事を話したが信じてもらえなかった。
だが、車の窓を見ると......
べったりと手の跡が残っていた。
.......................以上だ。」
静寂。誰も喋らない。動かない。何人かは泣いている......
未央「......ハッチー、その話は反則じゃないかな......」
八幡「......まだたくさんあるぞ?次n「もういいよ!」......そうか?ほれ、はよ電気点けろ。」
しぶしぶ電気をつける未央。あ、いい事思いついた。戻ってきたタイミングで......
八幡「未央......」
未央「......何?」
八幡「首に手が......」
未央「い、いやぁぁぁぁ!とって!早く!」
八幡「......冗談だ。」
美波「八幡君今のはさすがに......」
未央「うぅ......今のはないよ......本気で焦ったじゃん......」
八幡「悪い悪い。すまんな」なでなで
未央「うぅ......なでなで気持ちいいから許す......」
八幡「サンキュ。で、蘭子さんに智絵里さんや、いつまで抱きついてるんですかね?」
蘭子「こ、怖すぎて......腰が......」
智絵里「私もです......グスッ」
八幡「ごめんな。」なでなで
蘭智「「うぅ......グスッ」」
美波「でも、本当に怖かったな......」
凛「今まで聞いてきた中で一番かも......」
李衣菜「でもその人、気を失っちゃうのはロックじゃないね。」
八幡「震えた声で言っても説得力ないぞ?」
李衣菜「ふ、震えてなんかないし?」
八幡「じゃあ、目から垂れてんのは?」
李衣菜「汗だし!」
八幡「じゃあ、後ろにいる人は?」
李衣菜「ヒィッ!」
美波「八幡君!もう、いないから安心してね?」
李衣菜「よかったぁぁ......」
八幡「ところで、さっきから会話に入ってこない奴ら大丈夫か?」
「..................」
凛「みんな気絶してる。」
「「「「「「「......」」」」」」」
八幡「この話すんのこれからやめるわ。」
凛「その方がいいね。」
智絵里「あ、あの......」
八幡「ん?どした?」
智絵里「......お、おトイレ、ついてきて下さい。その......怖くて......」
李衣菜「わ、私もついでだから行こうかな〜......なんて。」
蘭子「私も......」
八幡「......ついてってやるから。行きたいやつは勝手にしろ。」
結局全員ついてきました。
部屋まで送り届け、気絶した奴らを布団に寝かせる。ちなみに杏はただ寝てただけでした。同じ部屋に寝ろと散々言われたが、それだけは断ったよ?そんなの朝までもたないもん。美少女ばっかだよ?無理です。
さて......俺も部屋に戻って寝るとしますかね。
2日目
午前はユニット別練習。午後は全体曲の練習だ。だが、ここで問題が発生した。振り付けが全然合わない。ユニットごとにずれている。
解決策はあるがまだ黙っていよう。まあ、美波が相談してきたらヒントはやるが。
そのまま午後は終わった。練習中トイレに付き添ったのはご愛嬌。
昨日同様夕食後にくつろいでいると美波が訪ねてきた。
美波「八幡君、やっぱり私じゃダメなのかな?」
八幡「......どうしてそう思う?」
美波「全然まとめられないし、振りも合わせられない......」
八幡「そりゃそうだ。一人一人違うんだ。合うはずがない。」
美波「でもそれじゃ!」
八幡「まあ、とりあえずこれ見てみろ。」
全体練習の動画を見せる。これで気づいてくれればいいんだが......
八幡「......何か感じるか?」
美波「......やっぱりバラバラ......」
八幡「......なら今度は、ニュージェネの3人だけ見てくれ。」
美波「......あれ?合ってる?」
八幡「次はC-Iだ。」
美波「やっぱり合ってる......もしかして、ユニット別なら出来てるってこと?」
八幡「そうだ。それに気づいたから動画を撮っておいた。それで、どうする?」
美波「......」
八幡「......難しく考えすぎだ。自由に緩く考えてみろ。」
美波「自由に......緩く?」
八幡「そうだ。みんな合わないことで、合わせなきゃって意識しちまってる。まずそれをぶち壊せ。」
美波「なるほど......なら、みんなで遊んでみようかな?」
八幡「なぜそう思った?」
美波「......ユニット毎に固まることが多いから、でもそれだと他の子たちを深く知れないじゃない?だから知る為に混ぜちゃえばいいと思ったの。意識も薄れて気も紛れると思うし。」
八幡「正解だ。許可する。午後は特別練習と称して思いっきり遊べ。内容は任せる。」
美波「うん。任せて!」
八幡「頼もしいリーダーだよ。」
美波「八幡君こそ。頼もしいアシスタントさんだね!」
3日目
午前は昨日同様。そして午後、秘密のミナミン計画始動。特別練習と称して遊び始める。
まずはリレー。なぜにリレー?とも思ったが、任せた手前何も言わないでおく。みんな動揺している様子だが、まだ始まったばかり。これからだ。
次に飴食い競争。運動会か!と突っ込みたくなるが我慢。おっ?未央が気づき始めたか?
みんな顔が白くてシュール。
そして三人四脚。完全に運動会です......
純正ユニットはさすがに息ピッタリだ。おお、沢山のお山が......
だが、美波、アーニャ、蘭子の即席トリオはうまくいかない。ついには転倒......そしてそれを助ける......事はせず、応援し始める仲間達......
揃ってきたじゃん。さて、1つお節介しますか。俺は2つ武内さんに依頼をした......
少し休憩し、今度は小川へ......もう一度言おう。小川に来た。そして勿論......全員水着。水着です
............最高です。これはしっかりと撮影せねば!これは仕事だ。合宿風景の記録だ。断じて俺の趣味ではない!そう、断じて!俺は変態ではない!そんな目で見ないでっ!
ただ、一つ言いたい。卯月よ......なんで、なんでスク水⁉︎エロいよ!逆にエロいよ!まさか狙ったのか⁉︎卯月......恐ろしい子......
半日遊び倒して最後に体育館で合わせてみる。
しっかり合っている。こぼれ出す笑顔。溢れ出す涙。青春してんな......
美波「それじゃ、今日はここまで!」
全員「お疲れ様でした!」
八幡「お疲れさん。んじゃ、18時30分にロビーに集合な。」
未央「ん?ロビー?食堂じゃないの?」
八幡「来ればわかる。ほんじゃ、宜しく」
18時30分
八幡「全員集まったかー?」
全員「はい!」
八幡「んじゃ、ついてきてくれ。」
何も言わずに歩き出す。
少し歩くと武内さんが待ってくれていた。
八幡「ここだ。」
美波「これって......」
みく「バーベキュー......」
かな子「ですか?」
武内「はい。皆さんへのご褒美として、用意させていただきました。」
莉嘉「いいのー!」
武内「はい。楽しんでください。」
智絵里「プロデューサーさん、ありがとうございます。」
武内「いえ、私ではありません。比企谷さんからのご褒美です。」
八幡「なっ!それ言わない約束......」
武内「忘れました......」
八幡「嵌められた......ま、そういうことだ。気にせず食ってくれ。」
全員「はい!いただきます!」
くそっ。恥ずかしいじゃねえか。これは食って誤魔化そう。......それにしてもユニット毎にあった壁が見事になくなったな。これなら大丈夫だろ......
武内「比企谷さん、今回の引率お疲れ様でした。......うまくいったようですね。」
八幡「はい。美波がうまくやってくれたんで。」
武内「それは良かったです。新田さんにお任せして正解でしたね。ですが、比企谷さんも何かしたのではないですか?」
八幡「......それだと、俺がいつもやらかしてるみたいじゃないっすか......事実ですけど。ま、今回はホントにヒントを出しただけです。」
武内「そうですか。みなさん成長したのですね。」
八幡「ホントですよ。」
みんなを眺めて、しみじみと感じる。......年寄りくせえな。別にいいけど。
食事も終わりある程度片付けて、次は花火。これも準備しておいてもらった物だ。楽しめ、若者達よ。青春を謳歌するのだ。
そして2年前の俺よ、砕け散れなんて馬鹿なこと書くな。それでは俺が砕け散ってしまうぞ。
なんせ今の俺は『リア充』だからな。