サマーフェスから早一月。
CPの新しいアルバムサンプルが届いた。内容は一部メンバーのソロ曲とフェスで発表した全体曲。
各々手に取り盛り上がっている。
早く聴きたい!とか、楽しみ!と平和な事を言っている中、卯月がとんでも発言をブッ込んで来る。
両親、祖母、親戚、友達、自分の分全てを買うらしい。
待て。家族と親戚はわかる。だが友達って......何人いんだよ......
そんな事を言いながらも、実は俺も3枚は常に買っている。1枚買えば小町に奪われ、2枚目は小町の布教用として奪われる。そしてようやく3枚目で自分の手元に......ちゃんとお小遣いあげてるのに......ぐすん。
盛り上がっていると誰かが入ってきた......女性と今西部長。それと見覚えのないおっさん。
そういえば、今日常務が来るって言ってたっけ......挨拶せねばと思い立ち上がる......
常務と思われる女性を......何だ?この人......なんかおかしい......
八幡「おはようございます。」
若干の気持ち悪さを抱えながらも、なんとか挨拶を済ませる。
同時に武内さんがプロデューサールームから出てきた。
部長が改めて紹介してくれる。やはり常務だった。
なんだこの違和感......雪ノ下さん......とは違う?似ているが......仮面じゃない。ただ似ている......似ている?
ああ、そうか......
常務「ニュージェネレーションズ。島村卯月さん、本田未央さん、渋谷凛さん。頑張りなさい。」
!!嘘だ。心にも思っちゃいねえ。こいつ......
常務「君は?」
八幡「......アシスタントの比企谷八幡です。」
視線が気持ち悪い......いや、気持ち悪いなんてもんじゃない。飲み込まれそうだ......
常務「......面白いな。今君は何を考えている?」
八幡「......多分常務が思っている通りです。」
常務「ほう......比企谷君と言ったな。覚えておこう。」
八幡「......光栄です。」
常務「レッスン室と衣装室も見ておきたい。案内してくれ。」
おっさん「こちらです。」
......やっと出ていった。
八幡「はあ......」
武内「比企谷さん今のは......」
八幡「うぷっ......ちょっと......待ってもらっていいすか?」
武内「どうされました!」
卯凛「八幡(さん)!」
武内さんが駆け寄って来る。側にいる卯月と凛がフラつく俺を支えてくれた。危ねえ......ぶっ倒れるかと思った......
武内「大丈夫ですか?まずは座ってください。」
八幡「......すんません。」
卯月と凛に支えられながらソファーに座る。みんなも心配そうに俺を見ている。まずったな......心配かけちまってる......
武内「いったい何が......」
八幡「ここで話せる様な事じゃないっす......」
武内「では、落ち着いたら移動しましょう。もう少しここで休んでください。」
八幡「......うす。」
凛「大丈夫?」
八幡「......ああ。」
卯月「何か飲みますか?」
八幡「......すまん。水もらえるか?」
卯月「はい!」
未央「ねえ、ハッチー。なんでここじゃ言えないの?」
八幡「......未央、お前にはあの人......美城常務はどう見えた?」
未央「んー......できる女!って感じ?」
八幡「だろうな。だから言えないんだよ。」
未央「んん?ま、いいや。その内わかるんでしょ?」
八幡「......嫌ってほどにな。」
卯月「お待たせしました!どうぞ。」
八幡「悪い。助かった。あとでなんかお返しするわ。」
卯月「い、いえ!気にしないでください!」
卯月にもらった水を一口......だいぶスッキリできたな......
八幡「もう大丈夫です。行きましょう。」
武内さんとプロデューサールームに水を片手に移動する。正直言って今も少し気持ち悪い......
武内「では、話していただけますか?」
八幡「......はい。まずあの人......ニュージェネの3人に労いの言葉をかけましたよね?」
武内「はい。」
八幡「ありゃ嘘です。これっぽっちも頑張れだなんて思ってませんよ。......2人には。」
武内「すみません。意味が......」
八幡「あの人は、うちのアイドルのことなんか目に入ってません。ある1人を除いて。」
武内「まさか......」
八幡「そのまさかっす。3人組だから1人だけ褒めたら角が立つ。だからでしょうね。ほぼ真正面にいたから目の動きで分かったんすけど。」
武内「......そうでしたか。その1人と言うのは......どなたでしょうか?」
八幡「......凛です。」
武内「わかりました。では、比企谷さんとのやりとりは?」
八幡「あれは品定めっす。思い出すだけで気持ち悪い......」
武内「なるほど......考えている事とは?」
八幡「今言ったこと全部っすよ。バレてたっぽいんで、敢えてそのまま返しました。」
武内「そうでしたか......その、本当に大丈夫ですか?」
八幡「もう大丈夫です。それより気をつけてください。あの人絶対引っ掻き回してきますよ。」
武内「......わかるのですか?」
八幡「内容まではわかりませんが、確証はあります。......ある部分がよく似た人を知っているので。」
武内「わかりました。このことは他言しないようにしましょう。」
八幡「言えることじゃないっすからね......」
そう。この時は気付けなかった。引っ掻き回されるどころではない事に......
10月目前。まだ常務に動きはない。ただ、別の問題が......
どうやら武内さんが何かに取り憑かれているらしい......
背後に人影が見えるとか、心霊写真が撮れたとかなんとか......
八幡「んで、何で俺まで呼び出されてんの?」
みく「Pチャンの一大事にゃ!アシスタントのはっちゃんが来るのは当然にゃ!」
八幡「どう言う理屈だよ......」
この場にいるのはニュージェネと凸レーションとみく。さらにみくに呼び出された道明寺と背中にぶら下がっている白坂。......もうそこ定位置ですね。
八幡「白坂に道明寺、いきなり呼び出したりしてすまんな。」
白坂「大丈夫......いつでも......呼んで。」
道明寺「だ、大丈夫でしゅ!あっ!ま、みゃたきゃんじゃった!あっ!」
......このかみ具合、シンパシーを感じる。
八幡「道明寺......わかるぞ......俺もよく噛むからな......」
道明寺「ひ、比企ぎゃやしゃん......」
見つめ合い......固い握手を交わす。
道明寺「一緒にがんばりまひょう!」
八幡「ああ......宜しくたのみゅ。」
全員「......」
2人して盛大に噛んだ。
そして武内さんのお祓いが始まる......祓う側は道明寺。......巫女服いいな。......はっ!いかんいかん......
白坂「ねえ......なに......やってるの?」
みく「なにって......お祓いにゃ。」
白坂「......誰を?」
みく「誰って、Pチャンを......」
白坂「......何も......憑いてない......よ?」
んなこったろうと思ったよ......
白坂「八幡さん......には、憑いてる......けど。」
八幡「......え?」
白坂「え......」
全員「えええええええええ!」
八幡「......マジで?」
白坂「......うん。」
全員「......」
みく「はっちゃんをお祓いにゃ!」
道明寺「は、はひっ!」
俺かよ......そう言えば......なんか最近妙な視線感じるなと......
武内さんと位置を変わり俺が祓われることになる。
道明寺「では、はじめましゅ!」
また噛んでる。可愛い......左右に振られる腕。それに付随して揺れるお山......そうか、ここがヘヴンか......
凛「......八幡、顔がいやらしい......」
八幡「そ、そんなことないじょ?」
道明寺「えぇっ⁉︎あっ!」
動揺して凛の方を振り向いたタイミングで袴の裾を踏みバランスを崩す。
八幡「あぶなっ」
道明寺が倒れる寸前に止めることができた。後ろから抱きかかえるようにささえる。
八幡「(あっぶねぇ。)」
道明寺「あっ......」
おい、変な声出すな。変な気分に......あれ?
道明寺「あぁっ!」
柔らかい?あとちょっと固い?なにこれ?
道明寺「だ、だめですっ!ひきっ!あぁん!」
手の行方を見てみる。......ん?手が見えない?って!お山触ってる⁉︎つーか俺直に触ってんじゃねえか!直に?
八幡「すすすすすまん!」
慌てて手を引っ込める。
道明寺「いいいいいいええええ!、事故でしゅから!ききき気にしにゃいでくだしゃい!」
八幡「おっ、おう。わ、悪いにゃ。つ、つーかお前...s「こ、こんなにゃとこりょで言わにゃいでくだしゃい!」......す、すまん。」
卯月「2人とも......慌ててどうしたんですか?」
八幡「い、いや。なんでもない。」
卯月「?ならいいんですけど......」
八幡「心配かけたな。すまん、続き頼むわ......」
道明寺「ひ、ひゃいっ!」
無事俺のお祓い?も終わり......てか、ホントにお祓いできたんだな。道明寺って......
去り際に道明寺が近づいてくる......
道明寺「あ、あの、比企谷しゃん......せ、責任、とってくだしゃいね?」
と言い逃げする道明寺。それを追う白坂......
あ、道明寺転んだ。
ど、どうしよう......
未央「プロデューサーには何も憑いてないとすると......もしかしてストーカーとか⁈」
未央め......また余計な事を......
そしてまた別の場所へ連れて行かれる......これいつまで付き合わされんの?
CPメンバーの探偵ごっこが始まって数日......
八幡「あいつら......なかなか飽きないっすね。」
武内「皆さん楽しそうですし......いいのではないでしょうか?」
八幡「......ま、そっすね。」
そしてCPの探偵ごっこが終わった数日後......
ついにあの人が動きだした......
10月頭。久しぶりに大学に行ってからバイトに向かう。
社内が妙に慌ただしい。引っ越し業者も多数入っている。そしてPR。
そこには何もなかった。あるのは事務所移動の通知のみ。
八幡「......ここまでやるか。」
通知に記された場所に着く。
『資料室』
もはや事務所ですらない。一度総務に行き、鍵を借りる。開けて中を見ると......数年は放置されているのだろう。夥しいホコリの量。
八幡「......これまたすごいな。マスク......買って来とくか。」
戸締りを済ませ。買うものを買って戻る。資料室に向かうと武内さんと鉢合わせたため、2人そろって資料室へ向かう。
武内「お待たせしました。」
八幡「お前ら、入る前にこれ付けとけ。」
未央「......マスク?」
八幡「おう。武内さんもどうぞ。」
武内「ありがとうございます。」
解錠。そして入室。一度俺は見ていたため大丈夫だが、みんなはさすがにショックのようだ。
武内さんが前に立ち、他全員で対峙。
話された内容はこうだ。
一つ、全てのプロジェクトの解体。
一つ、常務の企画に適合したアイドルを選出、強化。
一つ、既存の仕事に関しては継続。
一つ、デビュー等は一時凍結。
そして、プロジェクト解体を防ぐ為に対抗案の提出。
八幡「......やってくれましたね。」
武内「......はい。」
八幡「まさかここまでとは思いませんでした。」
未央「え?どゆこと?」
八幡「覚えてるか?常務と会ったときのこと。」
未央「ハッチーが倒れかけた時だよね?」
八幡「......そうだ。そん時言ったろ?後で嫌ってほどわかるって。」
未央「!!こうなる事わかってたの⁉︎」
八幡「いや、引っ掻き回されるだろうとは思ってたが、まさかぶっ壊してくるなんてな。想像以上だ......」
全員「......」
武内「ともかく、なんとかします。信じて待ていてください。......比企谷さん、手伝っていただけますか?」
八幡「......うす。」
数日たったが、社内は慌ただしい。ほとんど見ることのなかった先輩アイドル達も、最近よく目にする。
勿論CPにも余波は来ている。環境も良くない。日に日に笑顔の少なくなるメンバー達......
武内「比企谷さん、少しよろしいですか?」
八幡「はい、大丈夫です。」
今は俺たちしかいない。
武内「こちらを見ていただけますか?」
八幡「あ、はい。......企画書、ですか?」
武内「はい。」
『シンデレラの舞踏会』
内容を確認する。なんか......武内さんらしい。ただ......一手足らない気がする。だがそれがわからない。
武内「......いかがでしょう?」
八幡「武内さんらしいっすね。ただ......もう一手。何かパンチが欲しいっすね。なんも思い浮かばないんすけど......」
武内「......やはりそうですか。」
八幡「コンセプトはいいと思います。さすがっすね。」
武内「そんなことは......この内容で皆さんの個性を活かせるかどうか......」
八幡「個性を活かす......」
個性?
例えば卯月、あいつなら正統派路線。
例えばみく、キャラ設定。
例えば李衣菜、あいつならロック......
夏樹と李衣菜......同じ個性で組ませる......
これだ!
八幡「......武内さん。」
武内「何でしょう?」
八幡「単なる思いつきなんですが......例えば、卯月と小日向、みくと安倍さん、李衣菜と夏樹......組ませたら面白くないですかね?」
武内「他部署の方と......同じ個性を集めてより強く......という事でしょうか?」
八幡「はい。他にも色々と応用できると思いますし......会社の方針を良く思ってないPも多いと思うんで、協力してもらえると思います。」
武内「......いいですね。その案を組み込みましょう。」
八幡「......ありがとうございます。」
先日武内さんと打ち合わせした企画書が通った。ある条件はつけられたが......
企画が成功すればプロジェクト存続。失敗すれば解体。
待っているだけならどのみち解体だ。やらない理由はない。
その間に社内で騒ぎになった事もある。
楓さんの常務企画お断り事件。後から断った理由を聞いたが、凄かった。李衣菜じゃないが、本当にロックな人だ。......ぶっ飛んでいるが。
CPの企画に乗ってくれる部署も出て来ている。ウサミンやお笑い、忍者にエスパーなんでもありだ。非常に濃......個性豊かだ。
そんな中、武内さんが番組企画を持ってきた。......相当無理をしたのだろう。なんせ常務の考えと真逆の番組だ。
出演は先生役としてきらり。生徒役として莉嘉とみりあ。
今日は『とときら学園』のリハーサル。同行は俺。武内さんは蘭子に付いている。
スタジオでアイドル達が出てくるのを待っている。お、でてき......ぶふぉっ!園児か!まんま園児じゃねえか!
一部変更するとは聞いてたがコレかよ......
みりあは問題ないだろうが莉嘉は......やっぱりか。姉を目標にしてるあいつだ。衣装に納得できんだろうな。
......リハもやはり微妙。いつもの元気がない......
八幡「莉嘉、どうした?」
莉嘉「八幡君、あの......なんでもない......」
八幡「そっか......」
莉嘉「......うん」
俺には言いにくいか。なら......
八幡「きらり、ちょっといいか?」
きらり「ん?ハッチャンどうしたのぉ〜?」
八幡「......莉嘉のこと頼めるか?俺には言いにくいみたいでな。まあ、理由はあの服だろうが......どんな服着ようが、莉嘉は莉嘉だってことを気づかせてやってほしい。アイツらしく出来る様に......」
きらり「うん!任せて〜!やっぱりハッチャンは、何でもわかっちゃうんだにぃ〜!」
八幡「......何でもはわかんねえよ。わかることだけだ。すまんが、頼むわ。」
莉嘉の事も心配だが、もう一つ心配がある。みりあだ。最近あのエンジェルスマイルに陰りが出ている。普段は気にならないが、ふとした瞬間に表れる。......明日少し話してみるか。
翌日、今日は休みの日だが、みりあの件もあり会社には来ている。莉嘉に関しては、きらりから事務所(仮)で元気付けるから任せてにぃと、連絡が来た。
四つ葉のクローバーを探していた智絵里にみりあの居場所を聞くと、どうやら美嘉とどこかへ行ったらしい。......美嘉なら大丈夫か。でもアイツも最近常務の余波受けてるしな......
陽も落ちかけ、諦めようと思い近くの公園をとぼとぼ歩く。......あれ?美嘉とみりあ?
「お兄ちゃん!」とみりあに発見された。
八幡「珍しい組み合わせだな。どしたの?」
座って〜!と言いながらスペースを空ける美嘉とみりあ。え?真ん中?端にしてよ......と思いながらも、言葉には出さず大人しく座る。
みりあ「今日はね!美嘉ちゃんと遊んできたの!」
八幡「そうか。よかったな。美嘉もありがとうな。」
美嘉「ううん。アタシも楽しかったし。......スッキリしちゃった。」
八幡「......2人とも何があった?」
少しの間が空き、みりあが話しだす。
みりあ「......わたしね、今お姉ちゃんなの。妹ができて、お母さんそっちばっかりになっちゃうの。」
美嘉「あー、わかるなー。」
八幡「そうだな。」
みりあ「え?」
美嘉「アタシも莉嘉が生まれてからは、莉嘉が泣いてるから美嘉はあとでって......」
八幡「......お決まりだよな。」
沈んでいたみりあの顔に花が咲く。
みりあ「そう!そうなのっ!」
3人「お兄ちゃん(お姉ちゃん)て、辛いよな(ねっ)。」
ぴったり揃い、思わず笑う。
美嘉「これからお兄ちゃん、お姉ちゃん同士、協力していこっ!辛い事があったらいつでも聞いてあげる!」
八幡「俺にも頼ってくれていいからな。」
みりあ「じゃ、お兄ちゃんも美嘉ちゃんも辛い事あったら言ってね!」
美嘉「あたしは......辛い事なんて何にも......」
八幡「......じゃあ、その涙は何だろうな。」
美嘉「え?あれ......」
みりあが立ち上がり美嘉を抱きしめる。......みりあもちゃんとお姉ちゃんなんだな......
俺もこいつらの兄的存在として、頑張んねえとな......
涙を流す2人をなでながら......
八幡「美嘉もみりあも何があってもお前らはお前らだ。忘れんなよ。」
美嘉「......何があってもアタシはアタシ。......そっか。アタシはアタシなんだ......」
八幡「......おう。」
美嘉「......ホント、頼りになるお兄ちゃんだなぁ。」
きらり達の番組も順調。その番組内でのきらりと杏の凸凹コンビもいい調子だ。
他には智絵里とかな子のインタビューの仕事も、トラブルはあったが何とか成功。CPは着々と社内評価(常務を除く)を上げている。
さて、俺は俺でこいつ仕上げまs『Prrrrr.....』あ?美嘉?
八幡「おう、どした?」
美嘉『あ、八幡さん?今大丈夫?』
八幡「問題ない。」
美嘉『じゃあさ、レッスンルーム来てくれない?アタシの後輩紹介したいから!』
八幡「......わかった。んじゃな。」
しゃーない、行きますか......
レッスンルームに着き、一応ノック。どうぞーと聞こえたので遠慮なくドアを開ける。
八幡「おう、来たぞー。」
美嘉「ごめんね。いきなり。」
八幡「大丈夫だ。なに?お前らもいたの?」
ニュージェネの3人がなぜかいる。ま、こんな状況だから一緒にレッスンでもしてたのだろう。
美嘉「紹介するね。k「比企谷先輩⁈」えっ......」
5人「せんぱいっ?」
んあ?こいつどっかで見覚えが......あぁ、あんときの。
八幡「あー、確か.......か、か......神山奈緒子だったか?」
神山?「おしい!一文字ずつ多い!って覚えてないのかよ!」
八幡「すまん、わざとだ。」
神谷「そっか、なら、しかた......なくねえよ!もっとたち悪いよ!」
未央「すごいツッコミだ......」
八幡「悪い悪い。神谷奈緒だったよな?」
神谷「......そうです。」
卯月「お2人とも......お知り合いですか?」
神谷「い、いや、その......前にナンパされてるとこを......助けてもらって.....」
??「好きになっちゃった?」
神谷「......うん。」
美卯凛「「「えっ?」」」
神谷「はっ?ち、違う!そうじゃない!変なこと言うな!」
八幡「......話し進めてくんない?」
美嘉「ご、ごめん。奈緒の事は知ってるみたいだからいいよね。この子は北条加蓮。2人ともアタシの後輩!」
2人「宜しくお願いします!」
凛「この人は、CPのアシスタントで大学生の比企谷八幡。」
八幡「......おう。宜しく。」
神谷「比企谷先輩って、比企谷小町って知って...ますか?」
八幡「話しにくかったらタメ口でいいぞ?んで、小町は俺の世界一可愛い妹だ。」
凛「えっ?小町のことも知ってるの?」
神谷「同じクラスだし。知ってるよ。」
凛「そうだったんだ......」
北条「そっか、奈緒の先輩か......北条加蓮です!加蓮って呼んでください!八幡さん♪」
八幡「......あざとい。」
卯月「あ、あざといって......」
北条「あれ?」
八幡「お前程度のあざとさは、小町と一色の足元にも及ばん。出直してこい。」
北条「そっかー、効かないかー。」
神谷「一色って......あの美人生徒会長?」
八幡「......そのあざと会長だ。ところで、これいつまで続くの?君たちレッスンは?」
全員「あっ......」
八幡「あっ、じゃねえよ。」
美嘉「ご、ごめん。八幡さん、この子たちの歌聞いてあげて。結構いい感じなんだっ★凛、一緒にお願いしていい?」
凛「うん。」
八幡「ほーん。んじゃ、頼むわ。」
ほう、ニュージェネの曲か......
!!......嘘だろ?
いい感じなんてもんじゃねえよ......
引き込まれる。すまんが本家よりも......
上だ。
??「すまないな」
誰だ?......常務?聞かれた?今のを?まずい......まずいまずいまずい!
凛が......
取られる。