※この作品はR-18です。

八幡奮闘記   作:ナマケモノmkⅡ

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21話?

 くそっ......

 なんも思い浮かばねえ......

 

 

 どうすればいいんだ?

 

 

 

 旅行先。

 

 ......ふざけました。てへっ。

 しかし実際悩んでいるのは確かだ。こんなふざけた企画は前例が無いため参考にするものがない......

 

文香「......あの......どうか......されましたか?」

 

八幡「文香さん......参考までになんですが、文香さんはどこか行きたい場所ってあります?」

 

文香「えっ......わ、私は......連れて行っていただけるのでしたら......どこへでも......その......嬉しいです。」

 

 ん?なんで文香さん顔赤いんだ?なんかモジモジしてるし......

 はっ⁉︎まさか今の......

 

周子「おやおやぁ?白昼堂々デートのお誘いですか?やりますねぇ......」ニヤニヤ

 

 やっぱりかあああああああ!

 

フレデリカ「えー!フレちゃんも?フレちゃんも?」

 

奏「私は誘ってくれないのかしら?」

 

唯「アタシも行く〜!」

 

ありす「私も行きたいです!お兄さん!」

 

奈緒「あ、あたしは......別に......行ってあげなくもないかな?......うん。」

 

加蓮「アタシも誘ってくれるよね?」

 

八幡「......」

 

凛「......」

 

アーニャ「......」

 

八幡「......てかなんで全員いんの?呼んだの凛とアーニャだけだよね?しかも今日休息日だよ?何?暇なの?」

 

卯月「......」

 

凛「それよりさ、なんで卯月が隣に座ってるの?」

 

全員「そういえば......」

 

卯月「え?え?」

 

 あ、ホントだ。ナチュラルにいすぎて気づかなかったわ......

 

八幡「まあ......この前好きに来いって言ったし、いいんじゃね?」

 

凛「そ、そうだけど......でも!」

 

加蓮「あれ〜?凛、嫉妬?」

 

奈緒「愛しの先輩の隣がとられちゃって嫉妬かー!凛も可愛いトコあるよな!」

 

凛「なっ!ちょっ!違うからっ!」

 

奏「隠さなくてもいいじゃない。もうバレてるんだし。」

 

凛「......」

 

周子「うわ〜。凛ちゃん顔まっか〜!」

 

八幡「......その辺にしといてやれ。」

 

4人「はーい。」

 

 やっぱここは恐ろしい......一瞬で餌食にされる......

 

ありす「ところでお兄さん、何を悩んでいたんですか?」

 

八幡「......企画をな。考えてんだが......」

 

 いつのまにかありすまで横に来ている。なんとなく膝の上に乗せて頭をなでる......ふむ。重さと頭の位置がちょうどいいな......

 

ありす「むふー......」

 

八幡「......」なでなで

 

卯月「むー......」

 

八幡「あ、悪い。」なでなで

 

卯月「♪」

 

ありす「シンデレラの休息日?」

 

 ありすがPCに表示されている文字を読み上げる。......あれ?こいつらに言っていいんだっけ?

 

凛「この前言ってた企画?」

 

八幡「......おう。行き先が思い浮かばなくてな。」

 

アーニャ「アーニャ、星、綺麗な所、行きたいです。」

 

八幡「星か......」

 

凛「私は......落ち着いた雰囲気のところかな?」

 

八幡「ほう......お前ららしいな。卯月はあるか?」

 

卯月「私は......八幡さんとだったらどこでもいいです。」

 

 そう言いながら俺の肩に頭をのせてくる......

 か、可愛い......

 

唯「ね、ねえ、あの2人って......そーゆーこと?」ボソボソ

 

奏「聞いたわけじゃないけど......そうとしか見えないわね。」ボソボソ

 

 あの......聞こえてますからね?

 

周子「ねーねー。それなんの企画なん?」

 

八幡「......CPの全体旅行だ。修学旅行みたいなもんだな。」

 

フレデリカ「えー、ずるいー!フレちゃんも行きたいなー♪♪」

 

八幡「お前はクローネだろ......まあ、これが好評なら定番化するんじゃね?」

 

奈緒「修学旅行かぁ......いいなぁ。あたし行けなかったから......」

 

加蓮「奈緒......」

 

奏「私と唯もね......」

 

 そっか......こいつらもだったな......

 

八幡「......いっそのこと合同でやっちまうか?」

 

唯「マジで!いいの?」

 

八幡「......武内さんに聞いてみるわ。」

 

 Prrrrrr......

 

武内『はい、武内です。』

 

八幡「比企谷です。いきなりすんません。」

 

武内『いえ、大丈夫です。どうされましたか?』

 

八幡「旅行の件なんすけど、クローネメンバーも合同ってありですかね?」

 

武内『私はいいと思います。』

 

八幡「ありがとうございます。んじゃ、その方向で考えてみますね。」

 

武内『お願いします。』

 

八幡「はい。では、失礼します。」

 

 あっさりだな。さすが武内さん。

 

八幡「てわけだ。案くれ。」

 

奈緒「すごい行動力だ......」

 

唯「ホントにね......」

 

奏「さすが私達のプロデューサーね。」

 

奈緒「ならさ!あたし京都行きたい!」

 

周子「え〜、地元じゃ〜ん。旅行ってより......帰省?」

 

奈緒「そっかぁ......」

 

 ほらー、奈緒がしょんぼりしちゃったじゃん!周子なんとかしなさい!

 と、俺の視線に気づいたのか周子が慌ててフォローしだす。

 

周子「で、でもありなんじゃない?京都と言えば定番だしさ!落ち着いてるし、星も綺麗だし!」

 

八幡「そういやそうだった。......ラーメンうまかったし。」

 

凛「なんでラーメン......八幡らしいけど。」

 

卯月「でもいいんですか?京都って......」

 

凛「あっ......」

 

 そういやこいつら知ってんだったな......

 

八幡「問題ない。昔の事だ。」

 

卯月「ならいいんですけど......」

 

八幡「んじゃ、京都って事で進めてみるわ。」

 

全員「お願いします!」

 

 京都か......あそこで......

 

 やり直すのもアリかもな。

 

 今度はマジなやつを。

 

 

 

 CPの事務所で武内さんと対峙する......

 

 武内さんと俺の周りはCPとクローネのメンバーで囲まれている......

 

 書類を凝視する武内さん......

 

 ペラ......ページがまた一枚めくられる。

 

 そして置かれる書類。

 

 ゴクリんこ......

 

武内「......いいと思います。」

 

八幡「うっわぁ......マジ緊張しました......」

 

 わっと騒ぎだすメンバー達。さすがにこの人数だとうるせえな......

 

武内「一部修正は必要ですが、内容としては問題ないでしょう。あとは......常務次第です。」

 

八幡「そこっすよね......」

 

 盛り上がっていた事務所が一瞬でシンとなる。こいつらのためだ。何とかしよう。

 

八幡「ま、出すだけ出しましょう。いざとなれば土下座でも靴舐めでも何でもしますよ。」

 

武内「いえ......何もそこまで......」

 

みく「本気の度合い間違ってるにゃ......」

 

八幡「企画を通してみく以外の全員で行きましょう。」

 

みく「にゃ!さらっとみくを省くにゃー!」

 

八幡「すまんな。1割冗談だ。」

 

みく「ほとんど本気にゃ!」

 

 笑いに包まれる。

 

武内「さあ、修正してしまいましょう。」

 

八幡「はい。」

 

莉嘉「ねーねー!みてもいい?」

 

八幡「おう。ほれ。」

 

 きゃっきゃする彼女たちを尻目に書類の修正を進める。まあ、ほとんど直すところはないのだが。

 さほど時間もかからず修正が済んだため、一応常務に連絡を取るとこれからもってこいとのことだ。いきなりっすか......

 

八幡「んじゃ、常務んとこ行ってくるわ。」

 

武内「行ってきます。」

 

全員「いってらっしゃ〜い!」

 

 みんなに見送られ、大魔王の根城へ......

 

 

 

 常務室

 

 着いてしまった......何度来ても緊張する。

 

八幡「常務、企画書をお持ちしました。」

 

常務「見せてみなさい。」

 

八幡「はい。」

 

 企画書を渡す。

 

 静かだ......常務の表情を観察する。

 あ、顔しかめた......ん?今度は悔しそう?

 意味わからん......

 

 ぱさっと企画書が置かれる......

 

常務「どういう事だ?」

 

八幡「......なんのことでしょう?」

 

常務「なぜクローネまで参加になっている?」

 

八幡「......それはですね。......奏と唯と奈緒。この3人も修学旅行に行けてないんすよ。ならいっそのこと、合同でやったらどうかと思いまして。今後の部署間の連携の為にも、親睦を深めるのにいいと思ったんです。」

 

常務「......なるほど。筋は通っているな。」

 

武内「私も賛成させていただきました。」

 

常務「......」

 

 ん?何考えてんだ?

 

常務「......気に入らん。」

 

八幡「えっ......」

 

常務「......クローネが行くのに、なぜ私がメンバーに入っていない。」

 

八幡「......は?」

 

武内「......え?」

 

常務「クローネの現プロデューサーは私だ。おかしいだろう。」

 

八幡「えっと......常務も行きたいってことっすか?」

 

常務「そうではない。常識で物事を考えろと言っているんだ。」

 

 ......ダメだ。面白すぎる......ただ自分が行きてえだけじゃねえか!

 

常務「......何がおかしい。」

 

八幡「な、にゃんでもないっす......ぷっ......」

 

常務「......」

 

武内「......」

 

八幡「......ぷっ!」

 

常務「......ともかく、私も入れろ。そうすれば許可する。」

 

武内「わ、わかりました。」

 

八幡「喜んで。」

 

常務「......以上だ。」

 

武八「では、失礼します。」

 

 

 武内さんと並んで戻る。俺の笑いは収まっていない。......だって面白すぎんだろ!

 これからメンバー達がどんな顔するかも見ものだな。

 

 

八幡「戻りましたよーっと。」

 

武内「戻りました。」

 

ちひろ「いかがでした?」

 

 武内さんと目を合わせ黙り込む。驚かそうと思い事前に打ち合わせ済みだ。武内さんが演技なしに困り顔をするので緊張感が増す。

 

ちひろ「ダメ......だったんですか?」

 

みく「そんにゃ〜......」

 

八幡「......その......通ったわ。」

 

全員「......」

 

奏「え?OKってこと?」

 

武内「はい。」

 

全員「紛らわしい!」

 

八幡「すまんな。んで、もいっこ報告なんだが、常務も行くことになった。」

 

全員「......え?」

 

 ぶほっ!みんなすげえ顔!

 もう一回......

 

八幡「ぶほぁっ!」

 

ちひろ「笑った⁉︎」

 

凛「なんで⁉︎」

 

八幡「み......みんなすっげえ顔......ブフッ!」

 

武内「......(プルプル)」

 

未央「プロデューサーまで!」

 

武内「......笑ってません。」

 

全員「うそ(だ)っ!」

 

八幡「まあ、さっきも言ったが、常務も参加だ。あんま気にしないでくれ。」

 

ちひろ「で、でも......正直意外というか......」

 

八幡「ま、そうっすよね。実際、武内さんも俺も多分みんなと同じ顔しましたよ。理由は......言っていいんすかね?」

 

武内「いいのではないですか?」

 

八幡「......クローネの現プロデューサーは自分だから、自分がメンバーに入ってないのは非常識だ。って理由です。」

 

全員「......」

 

奈緒「めちゃくちゃだ......」

 

加蓮「常務かわいい......」

 

八幡「ま、多分行きたいだけだな。」

 

全員「プッ!」

 

八幡「そんなわけだ。全員のスケジュールはちゃんと調整するからな。全力で楽しもうぜ。」

 

全員「はいっ!」

 

 

 

 旅行の企画も通り、旅のしおりの作成も終わった。メンバー全員に配布して残りは常務。今はいるとの事なので、常務にも届けに来たのだが......

 

八幡「常務、旅のしおりです。」

 

常務「ご苦労。............なかなか良くできているな。」

 

八幡「ありがとうございます。」

 

常務「......これとは別に、君に頼みたいことがある。」

 

八幡「......なんでしょう?」

 

常務「クローネのメンバーを含めた他部署との混成ユニットを2組作れ。始動は4月だ。有望な人材がいれば、スカウトしてきても構わない。君の裁量に任せよう。」

 

八幡「......メンバーの人数は?」

 

常務「それも任せる。」

 

八幡「スカウトした場合の所属は?」

 

常務「そのままクローネ預かりとしよう。」

 

八幡「......わかりました。やってみます。」

 

常務「期待している。」

 

八幡「はい。では、失礼します。」

 

 

 常務室を後にし、歩きながら1人後散る。

 

八幡「くそっ!また面倒なこと押し付けやがって......」

 

美嘉「あれ?八幡さん?怖い顔してどうしたの?」

 

八幡「美嘉か......常務にまた面倒ごとをな......」

 

美嘉「あ、あははは......優秀なプロデューサー代理さんは大変だね......それで、どんなこと?」

 

八幡「それがな、他部署との......お前だ!」

 

美嘉「(ビクッ)えっ!何?いきなりどうしたの⁈」

 

八幡「美嘉!お前が必要だ!付き合ってくれ!」

 

美嘉「えっ?えっ?急にそんな......心の準備が......でも......八幡さんなら......」

 

八幡「俺の作るユニットに入ってくれ!」

 

美嘉「......え?」

 

八幡「......へ?」

 

 あら?俺なんか間違えた?

 

美嘉「......バ、バカ!紛らわしい言い方しないでよ!勘違いしちゃったじゃん......」

 

八幡「勘違い?.............はっ!す、すまん!」

 

 バカか!さっきのじゃただの告白じゃねえか!バーカバーカ!俺のバーカ!

 

美嘉「......で、どう言うこと?」

 

八幡「そうだな......今時間あるか?」

 

美嘉「ん。大丈夫。」

 

八幡「ならうちのPRで話そうぜ。その方が都合がいい。」

 

美嘉「オッケー★」

 

 

 所変わってPR

 凛とアーニャと唯以外はいるか......

 

八幡「すまん。みんな集まってくれ。」

 

奏「どうしたの?」

 

八幡「とりあえず1人ずつ美嘉と並んで立ってもらえるか?」

 

奏「構わないけど......」

 

八幡「んじゃ、頼む。」

 

全員「????」

 

 まずは美嘉と奏。......これは間違いないな。

 次に周子。......いいな。

 フレデリカ。......ありだな。

 文香さん。......これは違う。美波か?

 ありす。......違うな。

 奈緒と加蓮は見慣れすぎてて面白味がない。

 

八幡「......」

 

美嘉「ね、ねえ。どう言うこと?」

 

八幡「すまん。次は中央に奏、右に周子。その隣にフレデリカ。美嘉は奏の左だ。」

 

 悪くない。が、バランスが悪い。......あと1人欲しいな......」

 

奏「あと1人?そろそろ説明してくれるかしら?」

 

八幡「おお、すまん。常務にいきなり命令されてな。クローネメンバーを含む新ユニットを2組作るんだ。」

 

周子「新ユニット⁉︎」

 

八幡「ああ。でな、たまたま美嘉に会って連れてきたんだが......お前ら4人は確定したい。だが、あと1人欲しい......」

 

奏「そう言うこと......その、美嘉さんが入る前提で話しているけど、大丈夫なの?」

 

八幡「お?おお。忘れてた。どうだ?美嘉がよければ、プロデューサーには話しつけるが。」

 

美嘉「うん!やってみたい!」

 

八幡「助かる。あとで話し通しとくわ。」

 

美嘉「よろしくねっ★」

 

フレデリカ「でもあと1人でしょ〜?どーするの?」

 

八幡「ま、急ぎじゃないからな。そのうちみっけてくるわ。あ、あと......文香さん。」

 

文香「......私......ですか?」

 

八幡「はい。CPの美波と組んでみません?」

 

文香「大丈夫......でしょうか?」

 

八幡「やってみなきゃわかんないっすよ。ただ......相性はいいと思います。」

 

文香「......考えてみます。」

 

八幡「美波にも話しときますんで、一度あいつと話してみてください。」

 

文香「......はい。」

 

八幡「んじゃ、以上だ。悪かったな急に。」

 

美嘉「気にしないで!面白そうだし!あと、アタシの事は美嘉でいいから!」

 

5人「はい。」

 

美嘉「じゃ、またね〜★」

 

奈緒「......あっという間に話が決まったな。」

 

加蓮「八幡さんてホントに優秀だよね......」

 

ありす「すごいです......」

 

八幡「あん?優秀なのは俺じゃない。お前らだ。だからサクサク決まるんだよ。」

 

奈緒「しかもすぐこうやって......」

 

加蓮「持ち上げてくる......」

 

周子「本物の天然タラシだよね〜......」

 

八幡「......周子。明日からレッスン3倍な。」

 

周子「か、勘弁して!もう言わないから!」

 

奏「こりないわね......」

 

文香「ふふっ......また、楽しくなりそうですね。」

 

 ま、大体目星はつけたし、何とかなるだろ......

 

 

 

 常務の新たな爆弾投下から2週間経った......

 正式に書類となって出てきたため、もう逃げ道はない。

 

??「すんすん」

 

 あの話はあれから進んでいない。

 

八幡「(どうすっかな......美波と文香さんは結構乗り気になってくれたが......)」

 

??「ハスハス......」

 

 ちなみに、美嘉のプロデューサーは大手をふるってOKしてくれた。......若干。いや、かなりのごますり感があって気持ち悪かった......

 そして現在書類を片手に考えているのだが......

 

??「ハスハス......」

 

八幡「......」

 

??「ハスハスハスハス......」

 

八幡「......」

 

??「ハスハスハスハスハスハス......」

 

八幡「......おい、フレデリカ。こいつどこで拾ってきた。」

 

フレデリカ「えー?なんでアタシに聞くの?」

 

八幡「......今お前しかいねえじゃん。」

 

フレデリカ「あれー?バレた?」

 

八幡「バレたってお前......まあいい。んで、どこで拾ってきた?」

 

??「ハスハス.....」

 

フレデリカ「んー?ついてきた?」

 

八幡「なんで疑問形なんだよ......」

 

フレデリカ「なんかねー、いい匂いがする〜ってついてきたの。」

 

??「ハスハスハ......?ハスハスハスハス」

 

八幡「いい加減やめい!」

 

??「??」

 

八幡「んで、お前だれ?」

 

??「志希ちゃんは志希ちゃんだよ〜。」

 

八幡「ほう。志希ちゃんとやら。君はなんでここにいるんだい?」

 

志希ちゃん「ん〜とね〜、あの子からいい匂いがしたからついてきたの〜!そしたらここに匂いの素がね〜......ハスハス......」

 

 だ、だめだこいつ......何とかしないと......

 

志希ちゃん「ところでキミ、何やってる人?」

 

八幡「知らないでここまできたんかよ......一応アイドルのプロデューサーだ。」

 

志希ちゃん「へぇ〜。ねね、アイドルって面白い?」

 

八幡「......面白いんじゃねえの?」

 

志希ちゃん「なら志希ちゃんもやるー♪ねね、いいでしょー?」

 

八幡「......」

 

志希ちゃん「ねーねー。やーるーのー!」

 

八幡「わ、わかったから離せ!」

 

志希ちゃん「やったー♪あたしはね〜、一ノ瀬志希♪キミは?」

 

八幡「比企谷八幡だ。」

 

志希「よろしくね〜♪」

 

八幡「あとそこにいるのが宮本フレデリカだ。」

 

志希「フレデリカ〜......フレちゃんだー♪」

 

フレデリカ「フレちゃんだよ〜♪志希ちゃんはー......志希にゃんだ〜♪」

 

志希「志希にゃんだよ〜。ほらほらキミ〜、にゃんにゃん。」

 

八幡「は、離れろ......ほれ、フレちゃんと戯れてなさい。」

 

志希「はーい。フレちゃ〜ん♪」

 

 ......まずった?いや、だがあのコンビなかなか......ありだな。いやいや、あんなのがいたら俺の胃に穴が開く......誰かになすりつけるか......

 そうか、あの4人と組ませれば......うむ。いいバランスだ。若干ぶっ飛びすぎな気もするが......

 美嘉の胃に穴があきそうだな......

 ま、組ませてみてだな。

 

八幡「フレデリカ。とりあえず志希にゃん連れてレッスン行ってこい。」

 

フレデリカ「はーい。志希にゃん行くよー。」

 

志希「はーい♪レッスン楽しい?楽しい?」

 

フレデリカ「楽しいよー♪」

 

 

 

八幡「......不安だ。」

 

 

 

 社内をプラプラしながら考える。

 新たに志希にゃんを迎え、1組目は決まった。リーダーを奏とし、まずはユニット名を決めるよう指示してある。問題はもう1組。

 美波、文香さんに加えありすを投入し3人。できればもう1組も5人で行きたいのだが......

 

八幡「さて......どうしたもんか......」

 

??「どうかしたんですか?」

 

八幡「んあ?ああ、高森か......」

 

高森「何かお悩みですか?」

 

八幡「悩みというか......まぁ、そうかもな......」

 

高森「比企谷さんでも悩むことがあるんですね。」

 

八幡「いや、悩んでばっかだからね?」

 

高森「そうは見えないです。比企谷さんの凄いお話は色々な子から聞きますよ?」

 

八幡「......忘れてくれ。」

 

高森「ふふっ。ところで何をそんなに悩んでたんですか?」

 

八幡「......新ユニットのメンバーをな。どうしたもんかと......」

 

高森「そうですか......今は何人集まってるんですか?」

 

八幡「美波と文香さんとありすの3人だな。あと2人なんだが......」

 

高森「皆さん温和で清楚な感じですね......」

 

八幡「温和で清楚......あっ......」

 

高森「??どうしました?」

 

八幡「目の前にいんじゃん。」

 

高森「え?」

 

八幡「高森。俺のユニットに入ってくれ!」

 

高森「ええっ!私がですか?」

 

八幡「おう!お前なら間違いない!」

 

高森「で、でも......」

 

八幡「嫌ならいいんだが......」

 

高森「嫌ではないです。けど......なんで私を?」

 

八幡「自分で言っただろ?温和で清楚って。そのコンセプトなら、ゆるふわ空間を持ってるお前にピッタリだ!だから、頼む!」

 

高森「わ、わかりましたから!頭をあげてください!」

 

八幡「やってくれるか!助かる!んじゃ、あとで連絡する。サンキューな。愛してるぜ!」

 

高森「あ、あいし......ええっ⁉︎」

 

 よし!よし!温和で清楚ならもう1人はあいつだ!

 

 某PRに来た。ここのプロデューサー苦手なんだよな......

 

八幡「いきなりすみません。ちょっとご相談が......」

 

P「何?また何か面白い企画?」

 

八幡「面白いかどうかはわかりませんが、聞いてもらえます?」

 

P「いいわよ。話してみて。」

 

八幡「えっとですね、部署横断型の新しいユニットを組む事になりまして、是非相葉を組み込みたいなと......」

 

P「へぇ......他のメンバーは誰がいるの?」

 

八幡「CPの新田をリーダーとしてクローネからは鷺沢と橘。それとさっき高森を勧誘しました。」

 

P「......また面白い組み合わせね。」

 

八幡「はい。温和で清楚なメンバーを集めて逆のことをやったら......インパクト強くないっすか?」

 

P「いいじゃない。始動はいつから?」

 

八幡「4月です。まだ期間もあるので調整は問題ないかと。」

 

P「そうね......夕美を連れてくるわ。待ってて。」

 

八幡「うす。」

 

 感触はいいな。うむ。日頃の行いのおかげだろう。......すみません。調子乗りました。

 

P「戻ったわ。」

 

相葉「失礼します。あれ?比企谷君?」

 

八幡「おう。久しぶり。」

 

相葉「どうしたの?」

 

P「私から説明するわ。夕美。比企谷君のユニットに参加しなさい。」

 

 いきなり命令かよ......

 

相葉「え?ユニット?」

 

P「ええ。すごいメンバーよ。CPの新田さんにクローネの鷺沢と橘さん。それに高森さんよ。」

 

相葉「......わ、私でいいんですか?」

 

八幡「おう。お前しかいないと思ってな。ここに来たんだ。」

 

相葉「な、なら、よろしくお願いします!」

 

P「決まりね。この企画はウチにもメリットがあるわ。こう言うチャンスがあると思えばみんな頑張ってくれるもの。」

 

 出たよ腹グロ......これが苦手なんだよな......

 

八幡「ありがとうございます。んじゃ、4月からよろしく頼みます。合同レッスンは先に始まると思いますが、事前に連絡しますんで。」

 

P「こちらこそよろしくね。」

 

相葉「よろしくお願いします!」

 

八幡「では、失礼します。」

 

 

 

相葉「ホント、同い年と思えないです......」

 

P「そうね。彼は本当に優秀だわ。それに4月からクローネの正プロデューサーになるらしいわよ?......新卒のアシスタントをつけて。」

 

相葉「うわぁ......」

 

P「でも、あなたにとって大きなチャンスだわ。頑張りなさい。」

 

相葉「はいっ!」

 

 

 

 よし、揃った。あとは企画書出して終わりだ。と、その前に高森のプロデューサーに話しつけねえと。

 

 なんにせよ、これで心置きなく旅行に行ける!いやっほぃ!

 

 

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