くそっ......
なんも思い浮かばねえ......
どうすればいいんだ?
旅行先。
......ふざけました。てへっ。
しかし実際悩んでいるのは確かだ。こんなふざけた企画は前例が無いため参考にするものがない......
文香「......あの......どうか......されましたか?」
八幡「文香さん......参考までになんですが、文香さんはどこか行きたい場所ってあります?」
文香「えっ......わ、私は......連れて行っていただけるのでしたら......どこへでも......その......嬉しいです。」
ん?なんで文香さん顔赤いんだ?なんかモジモジしてるし......
はっ⁉︎まさか今の......
周子「おやおやぁ?白昼堂々デートのお誘いですか?やりますねぇ......」ニヤニヤ
やっぱりかあああああああ!
フレデリカ「えー!フレちゃんも?フレちゃんも?」
奏「私は誘ってくれないのかしら?」
唯「アタシも行く〜!」
ありす「私も行きたいです!お兄さん!」
奈緒「あ、あたしは......別に......行ってあげなくもないかな?......うん。」
加蓮「アタシも誘ってくれるよね?」
八幡「......」
凛「......」
アーニャ「......」
八幡「......てかなんで全員いんの?呼んだの凛とアーニャだけだよね?しかも今日休息日だよ?何?暇なの?」
卯月「......」
凛「それよりさ、なんで卯月が隣に座ってるの?」
全員「そういえば......」
卯月「え?え?」
あ、ホントだ。ナチュラルにいすぎて気づかなかったわ......
八幡「まあ......この前好きに来いって言ったし、いいんじゃね?」
凛「そ、そうだけど......でも!」
加蓮「あれ〜?凛、嫉妬?」
奈緒「愛しの先輩の隣がとられちゃって嫉妬かー!凛も可愛いトコあるよな!」
凛「なっ!ちょっ!違うからっ!」
奏「隠さなくてもいいじゃない。もうバレてるんだし。」
凛「......」
周子「うわ〜。凛ちゃん顔まっか〜!」
八幡「......その辺にしといてやれ。」
4人「はーい。」
やっぱここは恐ろしい......一瞬で餌食にされる......
ありす「ところでお兄さん、何を悩んでいたんですか?」
八幡「......企画をな。考えてんだが......」
いつのまにかありすまで横に来ている。なんとなく膝の上に乗せて頭をなでる......ふむ。重さと頭の位置がちょうどいいな......
ありす「むふー......」
八幡「......」なでなで
卯月「むー......」
八幡「あ、悪い。」なでなで
卯月「♪」
ありす「シンデレラの休息日?」
ありすがPCに表示されている文字を読み上げる。......あれ?こいつらに言っていいんだっけ?
凛「この前言ってた企画?」
八幡「......おう。行き先が思い浮かばなくてな。」
アーニャ「アーニャ、星、綺麗な所、行きたいです。」
八幡「星か......」
凛「私は......落ち着いた雰囲気のところかな?」
八幡「ほう......お前ららしいな。卯月はあるか?」
卯月「私は......八幡さんとだったらどこでもいいです。」
そう言いながら俺の肩に頭をのせてくる......
か、可愛い......
唯「ね、ねえ、あの2人って......そーゆーこと?」ボソボソ
奏「聞いたわけじゃないけど......そうとしか見えないわね。」ボソボソ
あの......聞こえてますからね?
周子「ねーねー。それなんの企画なん?」
八幡「......CPの全体旅行だ。修学旅行みたいなもんだな。」
フレデリカ「えー、ずるいー!フレちゃんも行きたいなー♪♪」
八幡「お前はクローネだろ......まあ、これが好評なら定番化するんじゃね?」
奈緒「修学旅行かぁ......いいなぁ。あたし行けなかったから......」
加蓮「奈緒......」
奏「私と唯もね......」
そっか......こいつらもだったな......
八幡「......いっそのこと合同でやっちまうか?」
唯「マジで!いいの?」
八幡「......武内さんに聞いてみるわ。」
Prrrrrr......
武内『はい、武内です。』
八幡「比企谷です。いきなりすんません。」
武内『いえ、大丈夫です。どうされましたか?』
八幡「旅行の件なんすけど、クローネメンバーも合同ってありですかね?」
武内『私はいいと思います。』
八幡「ありがとうございます。んじゃ、その方向で考えてみますね。」
武内『お願いします。』
八幡「はい。では、失礼します。」
あっさりだな。さすが武内さん。
八幡「てわけだ。案くれ。」
奈緒「すごい行動力だ......」
唯「ホントにね......」
奏「さすが私達のプロデューサーね。」
奈緒「ならさ!あたし京都行きたい!」
周子「え〜、地元じゃ〜ん。旅行ってより......帰省?」
奈緒「そっかぁ......」
ほらー、奈緒がしょんぼりしちゃったじゃん!周子なんとかしなさい!
と、俺の視線に気づいたのか周子が慌ててフォローしだす。
周子「で、でもありなんじゃない?京都と言えば定番だしさ!落ち着いてるし、星も綺麗だし!」
八幡「そういやそうだった。......ラーメンうまかったし。」
凛「なんでラーメン......八幡らしいけど。」
卯月「でもいいんですか?京都って......」
凛「あっ......」
そういやこいつら知ってんだったな......
八幡「問題ない。昔の事だ。」
卯月「ならいいんですけど......」
八幡「んじゃ、京都って事で進めてみるわ。」
全員「お願いします!」
京都か......あそこで......
やり直すのもアリかもな。
今度はマジなやつを。
CPの事務所で武内さんと対峙する......
武内さんと俺の周りはCPとクローネのメンバーで囲まれている......
書類を凝視する武内さん......
ペラ......ページがまた一枚めくられる。
そして置かれる書類。
ゴクリんこ......
武内「......いいと思います。」
八幡「うっわぁ......マジ緊張しました......」
わっと騒ぎだすメンバー達。さすがにこの人数だとうるせえな......
武内「一部修正は必要ですが、内容としては問題ないでしょう。あとは......常務次第です。」
八幡「そこっすよね......」
盛り上がっていた事務所が一瞬でシンとなる。こいつらのためだ。何とかしよう。
八幡「ま、出すだけ出しましょう。いざとなれば土下座でも靴舐めでも何でもしますよ。」
武内「いえ......何もそこまで......」
みく「本気の度合い間違ってるにゃ......」
八幡「企画を通してみく以外の全員で行きましょう。」
みく「にゃ!さらっとみくを省くにゃー!」
八幡「すまんな。1割冗談だ。」
みく「ほとんど本気にゃ!」
笑いに包まれる。
武内「さあ、修正してしまいましょう。」
八幡「はい。」
莉嘉「ねーねー!みてもいい?」
八幡「おう。ほれ。」
きゃっきゃする彼女たちを尻目に書類の修正を進める。まあ、ほとんど直すところはないのだが。
さほど時間もかからず修正が済んだため、一応常務に連絡を取るとこれからもってこいとのことだ。いきなりっすか......
八幡「んじゃ、常務んとこ行ってくるわ。」
武内「行ってきます。」
全員「いってらっしゃ〜い!」
みんなに見送られ、大魔王の根城へ......
常務室
着いてしまった......何度来ても緊張する。
八幡「常務、企画書をお持ちしました。」
常務「見せてみなさい。」
八幡「はい。」
企画書を渡す。
静かだ......常務の表情を観察する。
あ、顔しかめた......ん?今度は悔しそう?
意味わからん......
ぱさっと企画書が置かれる......
常務「どういう事だ?」
八幡「......なんのことでしょう?」
常務「なぜクローネまで参加になっている?」
八幡「......それはですね。......奏と唯と奈緒。この3人も修学旅行に行けてないんすよ。ならいっそのこと、合同でやったらどうかと思いまして。今後の部署間の連携の為にも、親睦を深めるのにいいと思ったんです。」
常務「......なるほど。筋は通っているな。」
武内「私も賛成させていただきました。」
常務「......」
ん?何考えてんだ?
常務「......気に入らん。」
八幡「えっ......」
常務「......クローネが行くのに、なぜ私がメンバーに入っていない。」
八幡「......は?」
武内「......え?」
常務「クローネの現プロデューサーは私だ。おかしいだろう。」
八幡「えっと......常務も行きたいってことっすか?」
常務「そうではない。常識で物事を考えろと言っているんだ。」
......ダメだ。面白すぎる......ただ自分が行きてえだけじゃねえか!
常務「......何がおかしい。」
八幡「な、にゃんでもないっす......ぷっ......」
常務「......」
武内「......」
八幡「......ぷっ!」
常務「......ともかく、私も入れろ。そうすれば許可する。」
武内「わ、わかりました。」
八幡「喜んで。」
常務「......以上だ。」
武八「では、失礼します。」
武内さんと並んで戻る。俺の笑いは収まっていない。......だって面白すぎんだろ!
これからメンバー達がどんな顔するかも見ものだな。
八幡「戻りましたよーっと。」
武内「戻りました。」
ちひろ「いかがでした?」
武内さんと目を合わせ黙り込む。驚かそうと思い事前に打ち合わせ済みだ。武内さんが演技なしに困り顔をするので緊張感が増す。
ちひろ「ダメ......だったんですか?」
みく「そんにゃ〜......」
八幡「......その......通ったわ。」
全員「......」
奏「え?OKってこと?」
武内「はい。」
全員「紛らわしい!」
八幡「すまんな。んで、もいっこ報告なんだが、常務も行くことになった。」
全員「......え?」
ぶほっ!みんなすげえ顔!
もう一回......
八幡「ぶほぁっ!」
ちひろ「笑った⁉︎」
凛「なんで⁉︎」
八幡「み......みんなすっげえ顔......ブフッ!」
武内「......(プルプル)」
未央「プロデューサーまで!」
武内「......笑ってません。」
全員「うそ(だ)っ!」
八幡「まあ、さっきも言ったが、常務も参加だ。あんま気にしないでくれ。」
ちひろ「で、でも......正直意外というか......」
八幡「ま、そうっすよね。実際、武内さんも俺も多分みんなと同じ顔しましたよ。理由は......言っていいんすかね?」
武内「いいのではないですか?」
八幡「......クローネの現プロデューサーは自分だから、自分がメンバーに入ってないのは非常識だ。って理由です。」
全員「......」
奈緒「めちゃくちゃだ......」
加蓮「常務かわいい......」
八幡「ま、多分行きたいだけだな。」
全員「プッ!」
八幡「そんなわけだ。全員のスケジュールはちゃんと調整するからな。全力で楽しもうぜ。」
全員「はいっ!」
旅行の企画も通り、旅のしおりの作成も終わった。メンバー全員に配布して残りは常務。今はいるとの事なので、常務にも届けに来たのだが......
八幡「常務、旅のしおりです。」
常務「ご苦労。............なかなか良くできているな。」
八幡「ありがとうございます。」
常務「......これとは別に、君に頼みたいことがある。」
八幡「......なんでしょう?」
常務「クローネのメンバーを含めた他部署との混成ユニットを2組作れ。始動は4月だ。有望な人材がいれば、スカウトしてきても構わない。君の裁量に任せよう。」
八幡「......メンバーの人数は?」
常務「それも任せる。」
八幡「スカウトした場合の所属は?」
常務「そのままクローネ預かりとしよう。」
八幡「......わかりました。やってみます。」
常務「期待している。」
八幡「はい。では、失礼します。」
常務室を後にし、歩きながら1人後散る。
八幡「くそっ!また面倒なこと押し付けやがって......」
美嘉「あれ?八幡さん?怖い顔してどうしたの?」
八幡「美嘉か......常務にまた面倒ごとをな......」
美嘉「あ、あははは......優秀なプロデューサー代理さんは大変だね......それで、どんなこと?」
八幡「それがな、他部署との......お前だ!」
美嘉「(ビクッ)えっ!何?いきなりどうしたの⁈」
八幡「美嘉!お前が必要だ!付き合ってくれ!」
美嘉「えっ?えっ?急にそんな......心の準備が......でも......八幡さんなら......」
八幡「俺の作るユニットに入ってくれ!」
美嘉「......え?」
八幡「......へ?」
あら?俺なんか間違えた?
美嘉「......バ、バカ!紛らわしい言い方しないでよ!勘違いしちゃったじゃん......」
八幡「勘違い?.............はっ!す、すまん!」
バカか!さっきのじゃただの告白じゃねえか!バーカバーカ!俺のバーカ!
美嘉「......で、どう言うこと?」
八幡「そうだな......今時間あるか?」
美嘉「ん。大丈夫。」
八幡「ならうちのPRで話そうぜ。その方が都合がいい。」
美嘉「オッケー★」
所変わってPR
凛とアーニャと唯以外はいるか......
八幡「すまん。みんな集まってくれ。」
奏「どうしたの?」
八幡「とりあえず1人ずつ美嘉と並んで立ってもらえるか?」
奏「構わないけど......」
八幡「んじゃ、頼む。」
全員「????」
まずは美嘉と奏。......これは間違いないな。
次に周子。......いいな。
フレデリカ。......ありだな。
文香さん。......これは違う。美波か?
ありす。......違うな。
奈緒と加蓮は見慣れすぎてて面白味がない。
八幡「......」
美嘉「ね、ねえ。どう言うこと?」
八幡「すまん。次は中央に奏、右に周子。その隣にフレデリカ。美嘉は奏の左だ。」
悪くない。が、バランスが悪い。......あと1人欲しいな......」
奏「あと1人?そろそろ説明してくれるかしら?」
八幡「おお、すまん。常務にいきなり命令されてな。クローネメンバーを含む新ユニットを2組作るんだ。」
周子「新ユニット⁉︎」
八幡「ああ。でな、たまたま美嘉に会って連れてきたんだが......お前ら4人は確定したい。だが、あと1人欲しい......」
奏「そう言うこと......その、美嘉さんが入る前提で話しているけど、大丈夫なの?」
八幡「お?おお。忘れてた。どうだ?美嘉がよければ、プロデューサーには話しつけるが。」
美嘉「うん!やってみたい!」
八幡「助かる。あとで話し通しとくわ。」
美嘉「よろしくねっ★」
フレデリカ「でもあと1人でしょ〜?どーするの?」
八幡「ま、急ぎじゃないからな。そのうちみっけてくるわ。あ、あと......文香さん。」
文香「......私......ですか?」
八幡「はい。CPの美波と組んでみません?」
文香「大丈夫......でしょうか?」
八幡「やってみなきゃわかんないっすよ。ただ......相性はいいと思います。」
文香「......考えてみます。」
八幡「美波にも話しときますんで、一度あいつと話してみてください。」
文香「......はい。」
八幡「んじゃ、以上だ。悪かったな急に。」
美嘉「気にしないで!面白そうだし!あと、アタシの事は美嘉でいいから!」
5人「はい。」
美嘉「じゃ、またね〜★」
奈緒「......あっという間に話が決まったな。」
加蓮「八幡さんてホントに優秀だよね......」
ありす「すごいです......」
八幡「あん?優秀なのは俺じゃない。お前らだ。だからサクサク決まるんだよ。」
奈緒「しかもすぐこうやって......」
加蓮「持ち上げてくる......」
周子「本物の天然タラシだよね〜......」
八幡「......周子。明日からレッスン3倍な。」
周子「か、勘弁して!もう言わないから!」
奏「こりないわね......」
文香「ふふっ......また、楽しくなりそうですね。」
ま、大体目星はつけたし、何とかなるだろ......
常務の新たな爆弾投下から2週間経った......
正式に書類となって出てきたため、もう逃げ道はない。
??「すんすん」
あの話はあれから進んでいない。
八幡「(どうすっかな......美波と文香さんは結構乗り気になってくれたが......)」
??「ハスハス......」
ちなみに、美嘉のプロデューサーは大手をふるってOKしてくれた。......若干。いや、かなりのごますり感があって気持ち悪かった......
そして現在書類を片手に考えているのだが......
??「ハスハス......」
八幡「......」
??「ハスハスハスハス......」
八幡「......」
??「ハスハスハスハスハスハス......」
八幡「......おい、フレデリカ。こいつどこで拾ってきた。」
フレデリカ「えー?なんでアタシに聞くの?」
八幡「......今お前しかいねえじゃん。」
フレデリカ「あれー?バレた?」
八幡「バレたってお前......まあいい。んで、どこで拾ってきた?」
??「ハスハス.....」
フレデリカ「んー?ついてきた?」
八幡「なんで疑問形なんだよ......」
フレデリカ「なんかねー、いい匂いがする〜ってついてきたの。」
??「ハスハスハ......?ハスハスハスハス」
八幡「いい加減やめい!」
??「??」
八幡「んで、お前だれ?」
??「志希ちゃんは志希ちゃんだよ〜。」
八幡「ほう。志希ちゃんとやら。君はなんでここにいるんだい?」
志希ちゃん「ん〜とね〜、あの子からいい匂いがしたからついてきたの〜!そしたらここに匂いの素がね〜......ハスハス......」
だ、だめだこいつ......何とかしないと......
志希ちゃん「ところでキミ、何やってる人?」
八幡「知らないでここまできたんかよ......一応アイドルのプロデューサーだ。」
志希ちゃん「へぇ〜。ねね、アイドルって面白い?」
八幡「......面白いんじゃねえの?」
志希ちゃん「なら志希ちゃんもやるー♪ねね、いいでしょー?」
八幡「......」
志希ちゃん「ねーねー。やーるーのー!」
八幡「わ、わかったから離せ!」
志希ちゃん「やったー♪あたしはね〜、一ノ瀬志希♪キミは?」
八幡「比企谷八幡だ。」
志希「よろしくね〜♪」
八幡「あとそこにいるのが宮本フレデリカだ。」
志希「フレデリカ〜......フレちゃんだー♪」
フレデリカ「フレちゃんだよ〜♪志希ちゃんはー......志希にゃんだ〜♪」
志希「志希にゃんだよ〜。ほらほらキミ〜、にゃんにゃん。」
八幡「は、離れろ......ほれ、フレちゃんと戯れてなさい。」
志希「はーい。フレちゃ〜ん♪」
......まずった?いや、だがあのコンビなかなか......ありだな。いやいや、あんなのがいたら俺の胃に穴が開く......誰かになすりつけるか......
そうか、あの4人と組ませれば......うむ。いいバランスだ。若干ぶっ飛びすぎな気もするが......
美嘉の胃に穴があきそうだな......
ま、組ませてみてだな。
八幡「フレデリカ。とりあえず志希にゃん連れてレッスン行ってこい。」
フレデリカ「はーい。志希にゃん行くよー。」
志希「はーい♪レッスン楽しい?楽しい?」
フレデリカ「楽しいよー♪」
八幡「......不安だ。」
社内をプラプラしながら考える。
新たに志希にゃんを迎え、1組目は決まった。リーダーを奏とし、まずはユニット名を決めるよう指示してある。問題はもう1組。
美波、文香さんに加えありすを投入し3人。できればもう1組も5人で行きたいのだが......
八幡「さて......どうしたもんか......」
??「どうかしたんですか?」
八幡「んあ?ああ、高森か......」
高森「何かお悩みですか?」
八幡「悩みというか......まぁ、そうかもな......」
高森「比企谷さんでも悩むことがあるんですね。」
八幡「いや、悩んでばっかだからね?」
高森「そうは見えないです。比企谷さんの凄いお話は色々な子から聞きますよ?」
八幡「......忘れてくれ。」
高森「ふふっ。ところで何をそんなに悩んでたんですか?」
八幡「......新ユニットのメンバーをな。どうしたもんかと......」
高森「そうですか......今は何人集まってるんですか?」
八幡「美波と文香さんとありすの3人だな。あと2人なんだが......」
高森「皆さん温和で清楚な感じですね......」
八幡「温和で清楚......あっ......」
高森「??どうしました?」
八幡「目の前にいんじゃん。」
高森「え?」
八幡「高森。俺のユニットに入ってくれ!」
高森「ええっ!私がですか?」
八幡「おう!お前なら間違いない!」
高森「で、でも......」
八幡「嫌ならいいんだが......」
高森「嫌ではないです。けど......なんで私を?」
八幡「自分で言っただろ?温和で清楚って。そのコンセプトなら、ゆるふわ空間を持ってるお前にピッタリだ!だから、頼む!」
高森「わ、わかりましたから!頭をあげてください!」
八幡「やってくれるか!助かる!んじゃ、あとで連絡する。サンキューな。愛してるぜ!」
高森「あ、あいし......ええっ⁉︎」
よし!よし!温和で清楚ならもう1人はあいつだ!
某PRに来た。ここのプロデューサー苦手なんだよな......
八幡「いきなりすみません。ちょっとご相談が......」
P「何?また何か面白い企画?」
八幡「面白いかどうかはわかりませんが、聞いてもらえます?」
P「いいわよ。話してみて。」
八幡「えっとですね、部署横断型の新しいユニットを組む事になりまして、是非相葉を組み込みたいなと......」
P「へぇ......他のメンバーは誰がいるの?」
八幡「CPの新田をリーダーとしてクローネからは鷺沢と橘。それとさっき高森を勧誘しました。」
P「......また面白い組み合わせね。」
八幡「はい。温和で清楚なメンバーを集めて逆のことをやったら......インパクト強くないっすか?」
P「いいじゃない。始動はいつから?」
八幡「4月です。まだ期間もあるので調整は問題ないかと。」
P「そうね......夕美を連れてくるわ。待ってて。」
八幡「うす。」
感触はいいな。うむ。日頃の行いのおかげだろう。......すみません。調子乗りました。
P「戻ったわ。」
相葉「失礼します。あれ?比企谷君?」
八幡「おう。久しぶり。」
相葉「どうしたの?」
P「私から説明するわ。夕美。比企谷君のユニットに参加しなさい。」
いきなり命令かよ......
相葉「え?ユニット?」
P「ええ。すごいメンバーよ。CPの新田さんにクローネの鷺沢と橘さん。それに高森さんよ。」
相葉「......わ、私でいいんですか?」
八幡「おう。お前しかいないと思ってな。ここに来たんだ。」
相葉「な、なら、よろしくお願いします!」
P「決まりね。この企画はウチにもメリットがあるわ。こう言うチャンスがあると思えばみんな頑張ってくれるもの。」
出たよ腹グロ......これが苦手なんだよな......
八幡「ありがとうございます。んじゃ、4月からよろしく頼みます。合同レッスンは先に始まると思いますが、事前に連絡しますんで。」
P「こちらこそよろしくね。」
相葉「よろしくお願いします!」
八幡「では、失礼します。」
相葉「ホント、同い年と思えないです......」
P「そうね。彼は本当に優秀だわ。それに4月からクローネの正プロデューサーになるらしいわよ?......新卒のアシスタントをつけて。」
相葉「うわぁ......」
P「でも、あなたにとって大きなチャンスだわ。頑張りなさい。」
相葉「はいっ!」
よし、揃った。あとは企画書出して終わりだ。と、その前に高森のプロデューサーに話しつけねえと。
なんにせよ、これで心置きなく旅行に行ける!いやっほぃ!