CPとクローネの合同......ってレベルじゃないなもう。まあ、とりあえず旅行前日、諸注意等の連絡のため全員を招集。さすがにすげえ人数......
確認事項はそこまで多いわけではなく、集合場所と時間、そして部屋割り、年少組に防犯ブザーの配布。その程度だ。
先日組んだ新ユニットの部屋は一緒にし、志希にゃんの世話係として凛は同室にした。コレなら美嘉の胃も安心......だろう。まあ、卯月と未央が寂しそうにしていたが仕方ない。拾ってきた者の責任だ。
以上で本日は全員終了。
そして当日。俺が集合場所に着くと......すでに全員集まっていた。......まだ30分前なんですけど。
八幡「......みんな早えよ」
藍子「あ、おはようございます。いい天気でよかったですね!」
八幡「おう。そだな。薄着だが大丈夫か? あっちは結構寒いぞ?」
藍子「はい。準備してありますので」
八幡「なら安心だな」
藍子「そ、それでなんですけど......」
八幡「ん? どした?」
藍子「その......バスの席......一緒に座りませんか?」
八幡「お? おう。別に構わんが」
藍子「はいっ! お願いしますね♪」
え、笑顔が眩しい!
一旦藍子と離れて武内さんと常務の元へ。しっかり挨拶しとかんと。
八幡「常務、武内さん。おはようございます」
常務「おはよう。今日からよろしく頼む」
武内「おはようございます。よろしくお願いします」
八幡「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」
常務「2人とも今回は余計な気は使わなくていい。しっかり楽しみなさい」
2人「ありがとうございます」
常務「ふふっ......温泉......」ボソ
思わず武内さんと目が合ってしまった......
温泉どんだけ楽しみなんだよ!
全員いるのはわかっているが、念のため点呼を取る。それと変装のチェック。なぜ藍子は変装してないんだ......トラブルの元じゃねえか......
未央「あ、あーちゃんは変装なしなんだ。」
藍子「うん。今日はいいかなぁって♪」
未央「ま、問題ないもんね〜」
八幡「大丈夫なのか?」
未央「ん? 問題ないよ? あーちゃんが変装なしで歩いてたら、声かけないのがファンのルールだからね!」
八幡「......それ逆にすげえな。どんだけ訓練されてんだよ......」
藍子「一度言ってみたら、皆さんその通りにしてくれたんですよ♪」
八幡「ホント凄えな」
未央「私が言ったらフリにしかならないもんね」
八幡「間違いねえな」
そうこうしているうちにバスが到着。みんなを順に乗せて行く。
藍子「八幡さんは......」
八幡「ん? 俺は最後だ。全員の乗車確認しねえとな」
藍子「そうですか......なら私も最後に」
八幡「いや、先に乗って席っとっといてくれ。なるべく後ろで窓際がいい」
藍子「はいっ! 任せてください!」
八幡「よろしくな」なでなで
藍子「ぁぅ......」ポッ
卯凛未美奏奈加「......」
奈緒「な、なあ。今の見たか?」
未央「あれはあーちゃん完全に落ちてますな......」
加蓮「八幡さんは違う気がするけど......」
美嘉「でも時間の問題って感じしない?」
卯月「それは言えてます......」
凛「藍子まで......」
奏「まったくあの男は......」
あ?アイツら何やってんだ?
八幡「なあ、早く乗ってくんない? お前らが乗んねえと俺も乗れないんだけど。」
全員「あ、はいっ」
何やってんだか......
全員乗り込んだのを確認して俺も乗り込み、添乗員さんにGoサインを出す。
藍子は......いた。通路を進み藍子の元へ......行かせてもらえない。......加蓮だ。
加蓮「八幡さんはココね♪」
八幡「いや、藍子と座るから」
加蓮「アタシと藍子さんどっちが大事なの?」
八幡「いや、そう言う問題じゃねえから。約束してんだよ」
加蓮「......じゃあ帰りは一緒に座って」
八幡「......わかった」
加蓮「約束だからね!」
八幡「......おう」
なんとか加蓮を引き剥がし藍子の元へ。
八幡「待たせた。席サンキューな。」
藍子「いえ......あの、よかったんですか?」
八幡「は? 何が?」
藍子「......加蓮ちゃんのことです。」
八幡「ああ、構わん。アイツだって先約を押しのけてまでは我儘は言わねえよ。......帰りの予約はされたけど。」
藍子「そうですか......よかったです。」こてん
肩に重みが......
藍子「すー......すー......」
......寝てる。なんだこの可愛い生き物......
なんか......藍子を見てたら俺まで......
八幡「Zzzzzz......」
卯月「......」
未央「......」
卯月「......なんだかムッとします!」
未央「うん。言いたいことはわかるよ。......2人とも幸せそうに寝おって......けしからん!」
奏「なら邪魔する?」
卯月「そ、それは......」
未央「......しにくいよね」
美嘉「いいなぁ......」
未央「おぉぅ......美嘉ねえまで......」
美嘉「えっ? アタシ何か言った⁉︎」
卯月「いいなぁって......」
美嘉「わ、忘れて! お願いだから!」
奏「無理があるわよ......」
八幡「......なぁ、全部聞こえてるんだが......」
4人「あ......」
八幡「声でけえよ......」
藍子「すー......すー......」
4人「......」
八幡「ま、周りに迷惑かけないようにしてくれ。」
4人「......はい」
まぁ......聞かなかった事にしておこう。
藍子「......すー......おさんぽ......」
グフッ......寝言まで可愛いのか......」
草津の前に346プロ御一行様は軽井沢へ寄り道。アウトレットに隣接するビュッフェレストランでまずは昼食。後にアウトレットを自由行動。うん、叔父さんありがとう。このルートまんま使わせてもったったわ。
何はともあれ、まずは腹ごしらえですね。
常務「......比企谷君、ここは......お酒は呑めるのか?」
八幡「手配しておきました」
常務「そうか......料理のオススメは?」
八幡「ローストビーフだそうです」
常務「......ワインに合うな」
八幡「楽しんでください」
常務「そうさせてもらう」
......常務が一番楽しんでねぇか? ま、いいけど。
楽しい昼食が始まる。みりあの面倒を見る美波。莉嘉を制御する美嘉。ありすと行動する文香さん。和やかだ......
卯月「......」
凛「......」
未央「......」
奈緒「......」
加蓮「......」
奏「......」
和やかだ......
藍子「八幡さん、ここいかがですか?」
八幡「お? おお。眺めもいいし、いいんじゃね?」
藍子「じゃあ、ここにしましょう♪」
八幡「おう」
6人「あぁっ!」
志希「り〜んちゃ〜ん! 食べるよ〜♪」ガシッ
凛「ちょ! 志希! 離して! ちょっと! あ〜......」ズルズル
5人「......」
藍子「お料理取りに行きましょう♪」
八幡「......だな」
未央「あーちゃん......なかなかやりますな......」
奏「......スキがないわね」
奈緒「いつもはスキだらけなのに......」
卯月「......侮れません!」
加蓮「八幡さ〜ん!アタシも一緒にいい?」
八幡「おう。かまわん」
藍子「よろしくね、加蓮ちゃん♪」
加蓮「うん! よろしく!」
4人「......」
未央「......やられた」
昼食が食べ終わったら自由行動。早く済ませて遊びに行くやつ、のんびり味わうやつ......呑んだくれる方々......様々だ。......うん。最後のは誰とは言わん。
俺はというと......
藍子「〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
鼻歌を奏でる藍子とお散歩中......
和むわ〜
わかるわ〜
川島さんかよ......
アウトレットの周りには森林浴できるところもあり、散歩にはうってつけ。都心よりはだいぶ寒いが......歩いていれば心地いい。
藍子「あっ!」パシャリ
何かを見つけては写真に収める藍子を眺めていると......うん。なんか心が洗われる気がする。危険な点はアレだ。ゆるふわタイムという固有結界。気づくと体感よりも大幅に時間が経過している。......集合時間には注意だな。
藍子「......可愛いっ♪」パシャリ
フグッ......自分の方が数倍可愛い事に気付いてないのか?
なら......
八幡「......」パシャリ
藍子「へ?」
八幡「ん?」
藍子「あ......な、なんで私を撮ってるんですか!」
真っ赤な顔で抗議してくる藍子も可愛い......病気だな。
八幡「えっと......つい?」
と言いつつさっきの写真を待ち受けに設定する。......おぉ!癒される!
藍子「ま、待ち受けにまで......あぅ......」
どうやらオーバーヒートしたようだ。
藍子「......私にも......撮らせてください」
八幡「えぇ......」
藍子「ず、ずるいですよ!」
八幡「......さすがに1人は勘弁してくれ」
藍子「なら......一緒ならいいんですか?」
八幡「ふぁっ⁉︎ い、一緒に......か?」
余計に緊張するじゃん!
藍子「......撮ってください」
八幡「......わかった」
藍子「ありがとうございますっ♪」
通りすがりの人に自分のスマホを渡して戻ってくる藍子。そのまま俺の左腕に絡みつき......
藍子「お願いします♪」
「じゃあ、とりますよー。3、2、1...」パシャリ
藍子「ありがとうございます♪」
幸せそうな顔しちゃって......
受け取ったスマホを操作し終わったようで、俺に画面を見せてくる。
八幡「ガハッ......」
藍子「だ、大丈夫ですか?」
八幡「......大丈夫だ。その写真......俺にも送ってくれるか?」
藍子「はい!」
やばい......さっきの写真の藍子はやばい......毎朝見て、そのまま天に昇っちゃうレベルだ。......ダメじゃん。「ピロン♪」もう送ってくれたようだ......もう一回......
八幡「グフォッ......」
藍子「ほ、本当に大丈夫ですか⁉︎」
八幡「あ、ああ。なんとかな......」
妙な行動をする俺を変な顔1つせず気遣ってくれるとは......そうか、藍子が女神だったか......
その後ものんびりとお散歩。......アウトレット意味ねえじゃん!てツッコミは無しだ。他のやつらは楽しんでるしな。うん。問題ない。
八幡「って! 時間!」
藍子「......え?」
八幡「急いで戻るぞ!」
藍子「はいっ!」
ゆるふわタイムおそるべし......
気をつけてたのにこのザマかよ!
集合時間にギリギリ間に合い一安心。全員の点呼を取り、確認した上で再出発。......ちひろさんの目が座っていたのは見なかった事にしよう......何アレ! めっちゃ怖いんだけど!
ココからホテルまでは一時間程度。峠のため道がクネクネと......酔うやつ出てくるかもな......
八幡「なあ、藍子は酔ったり......してるな」
隣を見ると真っ青な顔をした藍子がいた......さっきまでの女神はどこへ......
準備していた酔い止めと買っておいた水を渡す。
八幡「ほれ、これ飲んどけ」
藍子「す、すみません......うっ......」
八幡「......大丈夫か?」
藍子「......はい」
薬を飲みぐったりとしている......頑張れ! もう少しの我慢だ! すると再び肩に重みがかかる。
藍子「......八幡さんの匂いは落ち着きますね」
八幡「そ、そうか? 自分じゃわからんが......」
藍子「お日様みたいな......優しい香りがします」
八幡「......喋るの辛いだろ? ゆっくりしてろ」
藍子「......はい」
未央「あぁ! またあんなにくっついて!」
卯月「うぅ......藍子ちゃん羨ましいです......」
未央「でも、あーちゃん大丈夫かな......」
卯月「顔真っ青ですもんね......」
未央「まあ、薬も飲んだみたいだし......って! ああ!」
卯月「ど、どうしたんですか?」
未央「ハッチーが飲んでる水!」
卯月「普通の......水ですよね?」
未央「そうだけど、そうじゃないんだよ!」
卯月「い、意味が......」
未央「さっきあーちゃんが飲んでたやつ!」
卯月「!!!!」
奏「......それは本当?」
美嘉「マジで⁉︎」
未央「おおぅ......急に混ざってきたね......聞こえた?」
奏「聞いてたのよ」
美嘉「あ、アタシは別に......」
未央「......美嘉ねえ、自分の態勢確認してから言おうよ」
美嘉「......へ? って、いつの間に!」
奏「徐々に出て行ってたわよ」
美嘉「言ってよ! もう......」
未央「と、ともかく......公衆の面前で堂々と関節チューするとは......うらy......うらやまけしからん!」
卯月「未央ちゃん、言い直せてないです......」
未央「なっ⁉︎ しまむーにツッコまれるとは......」
奏「天気......大丈夫かしら?」
美嘉「崖崩れとか起きないよね?」
卯月「うぅ......みなさん酷いですぅ......」
未央「今のあの2人は危険だよ......ホテルに着いたら作戦会議するよ!」
3人「了解(です)!」
程なくして峠を抜け平坦路になった。藍子は大丈夫だろうか......あ、寝てますね。これなら安心。安心したところで水をもう一口。
あれ?この水......
藍子が飲んでたやつじゃねえか!うわぁ......気づかずにずっと飲んでたわ......おぉぅ......恥ずか死ぬ......だ、誰にも見られて......ないな。ふう......安心したぜ。
公然間接キスとかどんなリア充カップル......もといバカップルだよ。俺には絶対にできねえな。......この水どうしよう......捨てるのは勿体無いし、藍子に渡すわけにもいかん。......俺が飲み干すのが最善だな。うん。間違いない。ふぇぇぇ......意識したら緊張が......
「ガタンッ」
八幡「おおぅ!」
ガイド「失礼しました。この先道が荒れており、先ほどのような揺れもおきますので、御注意ください」
先に言ってくれ......
藍子「......うん......あ、すみません......また寝ちゃいましたね」
八幡「気にすんな。体調はどうだ?」
藍子「はい、もう大丈夫です」
八幡「もうあと10分程度だ。着いたらゆっくり休んでくれ」なでなで
藍子「ぁぅ......はい」
肩に頭を乗せたまま顔を赤くして微笑む藍子......やべえな......マジで惚れそう......
ホテルに着き、手続きを済ませる。入り口に「346プロ御一行様」と掲示されていたが......さすがに外してもらった。些細なことだが、トラブルの原因になりかねんからな。
各部屋のリーダーに鍵を渡し、ようやく解放される。
八幡「はぁ......着いた......」
部屋に入って早々にダラけてしまった......畳気持ちいいな......
武内「お疲れ様でした。すみません、全て任せてしまって」
八幡「いや、大丈夫ですよ。言出屁は俺ですから。武内さんはゆっくりしてください」
武内「では、今回はお言葉に甘えさせていただきます」
八幡「そうしてください」
武内「私も草津は初めてですが......いいところですね」
八幡「俺もですけど......なんか落ち着きますね」ゴロゴロ
武内「はい......」じー
八幡「......畳......気持ちいいっすよ」
武内「......そ、そうですか。では......」ごろん
八幡「......どっすか?」
武内「......いいですね。自宅に欲しくなります」
八幡「ですよね」
2人「......」
......自分で勧めといてなんだが......異様な光景だよな。
「コンコンコン」
八幡「どぞー」
嫌だ。動きたくない! 畳ちゃんと離れたくない!
「お邪魔しまーす!」
この声は未央か......
未央「ハッチーみんなで......おおぅ.....すごい光景......」
八幡「あ? なんか文句あるか?」
未央「ないけどさ。ハッチーはともかくプロデューサーが意外すぎて......」
武内「......」
八幡「いいじゃねえか。畳めっちゃ気持ちいいぞ」
武内「......はい」
未央「そ、そっか......」
八幡「んで、なんか用か?」
未央「そうだった......みんなで館内探検しようよ! 色んな施設あるみたいだし!」
八幡「えぇ......俺温泉行きたい。」
未央「いいじゃんいいじゃん! 行こうよ!」
八幡「......わかったよ。んじゃ武内さん、ちょっくら行ってきます」
武内「......はい」
あぁ......さようなら畳ちゃん......
武内「......畳いいですね」ゴロゴロ
未央に引き摺られていく俺......騒いで他のお客さんに迷惑かけないでね?そういやさっきみんなって言ってたよな......
八幡「......未央、他に誰がいるんだ?」
未央「しまむーとしぶりんとしきにゃんとみくにゃんとあーちゃんにゆーみん!」
八幡「なんか暗号みたいだな......」
未央「気にしない気にしない!」
そのまま未央に引き摺られてみんなのいる場所へ......エントランスかよ......てか、ここもすげえよな。
未央「みんなおまたせー!」
八幡「こら。でかい声出すんじゃない。迷惑だろうが」
未央「あ、ごめんごめん」
八幡「ったく......」
凛「やっと来たね」
八幡「畳が離してくれなくてな」
凛「なにそれ......」
志希「ハスハス......んん〜久しぶりのキミの匂い〜♪」
八幡「昨日も嗅いでたじゃねえか......」
相葉「毎日なんだ......」
八幡「いや、スキあらばハスハスしてくるぞ?」
相葉「あ、あはは......」
志希「凛ちゃんもいい匂いだけど、やっぱキミが1番かなぁ〜......んん?」
藍子に向かって行くしきにゃん......次のターゲットは藍子にしたようだ......
志希「ハスハス......ハスハスハスハス......」
藍子「え? えええ?」
志希「ん〜......アナタもいい匂い〜♪ あたしは一ノ瀬志希〜♪ しきにゃんだよ〜。アナタは?」
藍子「た、高森藍子です......」
志希「あいちゃんよろしくね〜♪ ハスハス......」
藍子「よ、よろしくお願いします。しき......にゃん?」
凛「こら志希! 大人しくしてなさい!」
志希「は〜い♪」
......完璧に飼い主と飼い猫だな。
みく「み、みくの猫キャラがピンチにゃ......」
八幡「安心しろ。お前はキャラで、アイツはただの猫だ。ベクトルが違う」
みく「なら安心......じゃないにゃ!完全に負けてるにゃ!みくのアイデンティティがぁ......」
相葉「み、みんな濃いなぁ......」
藍子「そ、そうですね......」
八幡「だからお前たちみたいなのが貴重なんだよ......」
相葉「比企谷君も苦労してるんだね......」
八幡「わかるか?」
藍子「なんとなくですけど......」
八幡「......お前たちは変わらないでくれ」
藍子「は、はい」
相葉「......うん」
八幡「んで、いつまでココで話してんだ?」
未央「そうだった......じゃあ、探検だー!」
6人「おー!」
八幡「好きにしてくれ......」
みんなの後についてトボトボと歩く。あぁ......畳ちゃんが恋しい......
まずはホテルの敷地内にある庭園散策。藍子と相葉は庭園が大層気に入ったようだ。続いて湯もみ風景の見学、そのあとは売店を冷やかして元いた場所へ。
......疲れた。とにかく疲れた。原因は主にしきにゃん。少しでも気を抜くとどこかに消え、スキあらば匂いを嗅いでくる......挙句の果てには一般客の匂いまで......凛ちゃん! ちゃんと躾しておきなさい!
八幡「......」
藍子「あ、あの......大丈夫ですか?」
八幡「な、なんとかな......」
相葉「お、お疲れ様......ねえ、いつもあんななの?」
八幡「......今日は志希単独だから全然マシだ。アレに周子とフレデリカが合わさると......もう手がつけられん」
相葉「そ、そうなんだ......」
藍子「あれ以上なんて......よく制御出来てますね」
八幡「俺1人じゃどうにもならん。文香さんと美嘉にはマジ助けてもらってる。......2人の胃が心配だが」
2人「あ、あははは......」
藍子と相葉の乾いた笑いが......
八幡「っと......いい時間だな。お前ら、取り敢えず温泉行ってこい。んで、19時に宴会場に集合な。二次会は参加自由だから適当に頼む」
未央「ハッチーは出るの?」
八幡「俺が出ねえでどうすんだよ......一応主催者だぞ?」
未央「そ、そうだった......」
八幡「まあ、ジュースは飲み放題だし、歌も歌い放題だ。任せる」
全員「はーい!」
八幡「んじゃ、解散!」
さぁて......俺も温泉に浸かりに行きますか......
夕飯もすみ今は二次会......
なんちゅう贅沢な二次会だ......今歌ってるのは凛。歌っている曲は......悪くない。そうか......面白そうだ。ふひっ。
未央「......は、ハッチーが悪い顔してる。何か思いついたの?」
八幡「まあな。ちょっくら常務んとこ行ってくるわ」
未央「い、行ってらっしゃ〜い......」
八幡「常務、ちょっといいっすか?」
常務「なんだ?」
八幡「こんな時に仕事の話で申し訳ないんすけど......あ、武内さんもいいっすか?」
武内「はい。なんでしょう?」
八幡「さっき思いついたんすけど.....................
........................なんてどうっすかね?」
常務「......面白い。君に任せる」
武内「思い切りますね。ですが......いいと思います」
八幡「やりとりは......武内さんに協力して欲しいんすけど」
武内「はい、お手伝いさせていただきます」
常務「ふっ......楽しみだ。比企谷君......喰らい尽くせ」ニヤリ
八幡「......はい」ニヤリ
未央「ね、ねえ、しまむー」
卯月「どうしました?」
未央「ハッチーの顔見て」
卯月「え?......わぁ......何か企んでますね......」
藍子「......常務さんも同じ顔してますね」
相葉「明らかに悪役だよね......」
未央「あ! こっち来た!」
八幡「......なに人の顔ジロジロ見てんだよ」
未央「い、いや。別に〜」
八幡「ま、いいけど」
凛「ね、次は八幡歌ってよ」
八幡「えぇ......やだよ」
未央「いいじゃん! ハッチー歌うまいし!」
......はっ! あのネタ出してみるか......最近マスターしたアレを......
八幡「わかった。......フヒッ!」
5人「(ビクッ)」
未央「何歌うんだろ......」
凛「さ、さあ......」
卯月「絶対に普通の歌じゃないです!」
美嘉「あ〜! こいかぜだ! 誰が歌うの?」
八幡「......俺だ」
全員「......え?」
常務「......」
武内「......は?」
「〜〜〜〜〜〜♪」
イントロがはじまった......
俺の歌を聞けえ!
八幡「〜〜〜〜〜〜♪」
常武「ぶーーーーー!!」
全員「楓さん⁉︎」
今常務と武内さん思いっきり噴いたぞ......
八幡「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
全員「............」
常務「ほう......」ふきふき
武内「......そっくりですね」ふきふき
八幡「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
八幡「......ふう」
全員「何その新芸⁉︎」
八幡「......は?」
全員「似すぎでしょ(ですよ)!」
ふふふ......ウケたようだな。練習してた甲斐があったわ。
常務「君は何を目指しているんだ?」
八幡「ただの一発芸ですよ」
武内「常務、男性アイドル部門を立ち上げて比企谷さんを売り込むのはどうでしょう?」
常務「ふむ......検討しよう」
八幡「はぁっ⁉︎ ちょ! 何考えてんすか!」
武内「冗談です」
常務「くくっ......君も慌てるのだな」
八幡「この酔っ払いどもめ......」
やられた......
こうして激動の1日目は終わった......