さて......どうしたもんか......
整理してみよう。LIPPSにアインフェリア。TPの新曲に新ユニットのMasque:Rade
それと765さんが来た時の付き添い......
時間がまったく足りねえ......
どうする......大学休むか?......しかねえよな。
八幡「うぅぅ.......」
凛「......大丈夫?」
八幡「お? おぉ。大丈夫だ......」
奈緒「そうは見えないけど......」
凛「やっぱり忙しい?」
八幡「いや、問題n「嘘だね」......」
凛「ねえ、加蓮も忙しそうだけど......何かやってるの?」
八幡「......」
奈緒「なあ、あたしたちにも関係してくるんだからさ......教えてくれよ」
凛「言えない事?」
八幡「......わかった。ついてこい」
2人を引き連れとあるレッスンルームへ。
......あの地獄へ。
八幡「いいか。絶対に声出すなよ」
奈緒「それフリか?」
八幡「いや、マジだ。邪魔したら麗さんに何されるかわからんぞ」
凛「......わかった」
目的の扉を開けた瞬間......
「同じミスをするな! そんなんじゃ間に合わないぞ!」
2人「(ビクッ)」
そのまま2人を連れて中へ。
まさに地獄。
中には涙を流しながら踊る5人。
凛も奈緒も口を押さえて泣きそうになっている。尚も麗さんから怒鳴り声が続く。
クイクイと袖を引かれる。......出るか。
奈緒「な、なぁ......なんだよアレ......」
凛「異常だよ! 何やってるの!」
八幡「......」
奈緒「なあ!」
八幡「わかんねえか?」
凛「どう見たって普通のレッスンじゃない。ちゃんと教えて」
八幡「......新ユニットだ」
奈緒「そんなのは見ればわかるよ! なんであんな......」
八幡「......もともとはライブ後の予定だった。だがな......あいつらの希望でライブで披露することになった」
凛「何で!」
八幡「......加蓮の希望だ」
奈緒「加蓮の?」
八幡「ああ。冒険したいって言うな」
凛「っ!」
奈緒「何で今!」
凛「......八幡、私たちはどうすればいい?」
奈緒「凛⁉︎」
八幡「......支えてやってくれ。だが、甘やかすな」
凛「うん。わかった」
奈緒「何だよそれ! アレじゃ加蓮が......」
凛「......止めないよ」
奈緒「何で! わかんないよ......」
凛「私もわかるから。......TPをやるって決めた時と一緒」
奈緒「あっ......」
八幡「信じて待ってろ。加蓮ならやり遂げる」
凛「うん」
奈緒「でもあたしらの新曲だって......」
凛「きっと大丈夫。多分だけど......もっとよくなると思う」
八幡「俺もだ。奈緒、お前も気を抜くな」
奈緒「わかってるけどさ......」
八幡「そうじゃない。ソロのレッスンでレベルを上げてくる凛、新ユニットで一皮向けた加蓮。......今のままじゃお前浮くぞ」
奈緒「なっ!」
八幡「お前次第になる。TPを生かすも殺すも」
奈緒「......センパイ、あたしが受けられるレッスンあるか?」
八幡「おう。用意してある」
凛「準備いいね」
八幡「遅かれ早かれ、こうなるのはわかってたからな」
凛「そっか」
奈緒「あたしだってやるときはやるんだからな!」
凛「知ってるよ」
八幡「ヘタレだけどな」
奈緒「それは今言うなよ!」
八幡「モフモフしていいか?」
奈緒「いきなり何⁉︎」
凛「私もしたい」
奈緒「凛もかよ⁉︎」
八幡「よーしよしよし......」なでなでモフモフ
凛「よーしよしよし......」なでなでモフモフ
奈緒「や、やめろぉ......」
凛「そういえば八幡の方は?」なでなでモフモフ
八幡「......大学休むしかねえな」なでなでモフモフ
奈緒「お、おい......」
凛「それでなんとかなるの?」なでなでモフモフ
八幡「......するしかねえよ」なでなでモフモフ
奈緒「い、いい加減に......」
凛「誰かいないの? プロデューサーもキツそうだし......」なでなでモフモフ
八幡「武内さんもか......」なでなでモフモフ
......仕方ねえ、アイツらに頼むか。
八幡「とりあえず......専務に許可もらわねえとだな......」なでなでモフモフ
奈緒「もういいや......」
凛「あてはあるんだ」なでなでモフモフ
八幡「一応な」なでなでモフモフ
凛「なら良かった。............これクセになるね」なでなでモフモフ
八幡「だろ?この前からハマってんだ」なでなでモフモフ
凛「......」なでなでモフモフ
八幡「......」なでなでモフモフ
奈緒「うぅ......」
加蓮「......何やってんの?」
凛「......やる?」
八幡「......気持ちいいぞ」
加蓮「......やる」
奈緒「増えた⁉︎」
凛「......」なでなでモフモフ
八幡「......」なでなでモフモフ
加蓮「......いいねこれ」なでなでモフモフ
奈緒「もうやだ......」
加蓮の休憩が終わるまで3人でモフってました。てへっ。
専務に現状を話し、ライブ終了までバイトを雇う事を了承してもらった。CPとクローネで各1人。人選は俺の判断。
ならアイツらだろ。
八幡「雪ノ下! お前が必要だ!」
赤門の前で頭を下げる男がいる。
俺だ。
雪ノ下「ひ、比企谷君......その......気持ちは嬉しいのだけれど......場所を選んでもらえるかしら?」
八幡「場所なんか関係ねえ! 本気だ!」
雪ノ下「......ええ。わかったわ。その......は、八幡君」ポッ
「雪ノ下さんがOKした......」「う、嘘だろ......」「誰だアイツ......」「そんな......」
八幡「おう! じゃ、ついてきてくれ!」
雪ノ下の腕を掴み走り出す。
目的地は勿論......
八幡「武内さん! 優秀なアシスタントを連れてきました!」
武内「ありがとうございます。......たしか、雪ノ下さん......でしたよね?」
雪ノ下「は、はい。雪ノ下雪乃です」
武内「よろしくお願いします」
雪ノ下「......すみません。少しおまちいただけますか?」
武内「はい」
雪ノ下「比企谷君。これはどういう事かしら?」
八幡「あ? 言っただろ? お前が必要だって」
雪ノ下「そう......アシスタントとして私が必要という事ね?」
八幡「おう。お前は優秀だからな。来てくれてマジ助かったわ」
雪ノ下「ふっ......ふふふっ......」
八幡「ど、どうした?」
雪ノ下「ふふふっ......滑稽な自分に笑っているのよ。わかったわ引き受けましょう。一度受けてしまったもの。ただ比企谷君......」
八幡「な、なんだ?」
雪ノ下「覚えてなさい」ニッコリ
八幡「ヒィィィィ!」
雪ノ下「武内さん、よろしくお願い致します」
武内「こちらこそ。非常に助かります」
八幡「じ、じゃあ、武内さん。雪ノ下のことよろしく頼んます」
武内「はい」
に、逃げろ!
雪ノ下「......彼はどこへ?」
武内「比企谷さんは現在クローネのプロデューサーですので、こちらにはいません」
雪ノ下「そうですか......あの男......」
CPのヘルプは確保した。あともう1人......
Prrrrr......
『......我だ』
八幡「あ、すみません間違えました」
やべえ......着信欄の上にあったから間違えちまった......
Prrrrrrr......
『はーい♪ 愛しのいろはちゃんですよ〜♪』
八幡「......あざとい」
一色『あざとくないですぅ〜』
八幡「ま、そんなことはどうでもいい」
一色『どうでもいいって......で、急にどぉしたんですか?』
八幡「お前、バイト探してたよな?」
一色『はい。でもなかなかいいのなくって困ってたんですよぉ〜。せんぱいが紹介してくれればなぁ......』
八幡「ほう......じゃあ、やるか?」
一色『え? マジですか! せんぱいと同じ職場ですかやりますこれもう告白ですよねでも直接言って欲しいので今回は無理ですごめんなさい』
八幡「なんで俺フラれてんの? 意味わからん。......まあいい。んじゃ、今時間あるか?」
一色『はい! ちょぉヒマです!』
八幡「なら346プロまで来てくれ!」
一色『......え?』
八幡「ん? 場所わかんねえか?」
一色『いやいやいやいや、それ以前にどうして......』
八幡「あ?んなの俺の職場だからだ。んじゃ、待ってるわ。着いたら電話してくれ」
一色『ちょっt......
よし......もう1人もゲットだぜ! いろはすゲットだぜ! なんで由比ヶ浜じゃないかって? んなの......察しろ。
Prrrr......
八幡「はい」
材木座『我だ。酷いd「あ、リアル間違いなんだわ。じゃな」ま、まてh......
Prrrr......
しつけえな......あ、一色だった。
八幡「おう、着いたか?」
一色『は、はい......あ!川島瑞樹さん......』
八幡「とりあえず受付でパスもらってくれ。クローネの比企谷に呼ばれたって言えばもらえる」
一色『わ、わかりました......早く来てください! 緊張して......』
八幡「おう。すぐ行く。じゃな」
加蓮「どこに行くの?」
八幡「おぉぅ! 加蓮か......いきなり話かけんなよ......」
加蓮「ごめんね。お客さん?」
八幡「いや、臨時のバイトだ」
加蓮「ね、アタシも行っていい?」
八幡「時間は......あるな。かまわん」
加蓮「やった♪」だきっ
八幡「おい......」
加蓮「......久しぶりだね」
八幡「......だな。身体大丈夫か?」
加蓮「うん。でもちょっと挫けそうだから......充電させて」
八幡「......おう」
加蓮「〜〜♪」
......可愛いな。すげえ可愛い。
加蓮をぶら下げてエントランスに到着し、受付で一色の居場所を確認。......いた。
ぷふっ! ガッチガチに緊張してやんの。
加蓮「ねえ......女なの?」
八幡「まあな。高校の時の後輩だ」
加蓮「ふーん......」ギュウッ
八幡「ねえ、なんでつねられてんの?」
加蓮「知らないっ!」
加蓮様ご立腹です!
八幡「おう、待たせたな」
一色「もう! 遅いですせんぱ......い......」パクパク
八幡「え? なに? 池の鯉にでもなったの?」
一色「ほ、ほうじょ......北条加蓮ちゃん⁉︎ 腕組んで......ええ⁉︎」
加蓮「北条加蓮、八幡の彼女ですっ♪」
一色「か、かのっ!」
八幡「待ってね? 今さらっと嘘ついたよね? どうしたの?」
加蓮「待っててくれって事は......そういうことでしょ?」
八幡「いや、それh「どういう事ですかせんぱいっ!」......少しボリューム下げろって」
一色「す、すみません。ちょっと追いつかなくて......」
八幡「とりあえずPR行くぞ」
一色「あ、はい」
PRに向かいながら武内さんに連絡し、ちひろさんと雪ノ下も一緒に連れてきてもらう。高町も一旦戻るよう指示。40秒で戻ってきな! と言ったら「そりゃないよママ......」と返ってきた。......キモい。
俺たちとほぼ同時に武内さんたちも到着。中には......奈緒と唯か。ついでだ紹介しておこう。
八幡「まずはだが......雪ノ下、一色、急で申し訳ない」
最敬礼。2人とも本当にありがとう!
八幡「今765プロとの合同ライブの件で立て込んでて、ここにいる4人じゃどうにもならなくてな。......頼む、力を貸してくれ」
雪ノ下「比企谷君......」
一色「せんぱい......」
武内「どうか、よろしくお願いします」
2人「お願いします」
雪ノ下「......先ほども言いましたが、私は協力させていただきます」
一色「......わかりました。せんぱいからのお願いなんて初めてですから......私もやらせていただきます」
八幡「すまん! 助かる!」
まずは俺たちの立場を説明。2人とも俺の役に大層驚いていた。そして高町......
高町「お、お久しぶりです。雪ノ下さん」
雪ノ下「......たか......高田さんだったかしら?」
高町「高町です......」
八幡「ぶふっ!」
高町「いや、師匠も最初高何とかって言いましたからね?」
2人「ぷっ......」
八幡「いや、すまん横田」
高町「誰ですか⁉︎」
全員「ぷふっ!」
八幡「冗談だ」
雪ノ下「......随分と変わりましたね」
高町「はい。師匠のおかげです」
一色「あの......お2人は......」
八幡「同じ大学だ。んで、高町が雪ノ下n「しっしょーう! そーれは言わなくていいんですよぉ?」......だそうだ」
雪ノ下「彼に告白されたのよ」
全員「......」
一色「うわぁ......」
高町「......ぐすん」
奈緒「ゆ、雪ノ下センパイにいろはセンパイ......」
一色「あ、奈緒ちゃん久しぶり!」
奈緒「お、お久しぶりです!」
唯「あれ? 奈緒ちゃんの知り合い? あ、ゆいは大槻唯だよ〜♪」
雪ノ下「よろしく。大槻さん。私達は同じ高校よ。神谷さんは後輩になるわ」
加蓮「あ! 奈緒がいつも言ってた......超絶美女と美少女生徒会長!」
雪ノ下「......恥ずかしいわね」
一色「美少女生徒会長って......」
加蓮「あ! アタシ北条加蓮です。よろしくお願いします」
雪ノ下「ええ、よろしく。北条さん」
八幡「......まあ、他にもいるが順次紹介して行くわ。んで、2人にやってもらいたいのは......」
武内「CP側は私の補佐です。アイドルの付き添いやスケジュール管理となります」
雪ノ下「わかりました」
八幡「クローネ側は事務処理がメインだ」
一色「だから私なんですね」
八幡「て事だ。かなりバタバタしちまうが、少し我慢してくれ。わからない事があれば俺たちに聞いてくれていい。あやふやなままの作業はしないように。いいか?」
雪ノ下「ええ」
一色「はい」
八幡「んじゃ、よろしく頼む。高町、2人に主要箇所を案内してくれ」
高町「わかりました」
八幡「......雪ノ下」
雪ノ下「何かしら」
八幡「......迷子になるなよ?」
雪ノ下「......任せてちょうだい」
八幡「一色、首輪とリードつけとけ」
一色「......できるわけないじゃないですか」
ちひろ「......私も行きますね」
八幡「すんません」
一応人員は揃えた。業務に関してはだいぶ楽になるだろう。あとは......
雪ノ下が迷子にならないかが1番の問題だな。
2人が来るようになってから、単純に業務が楽になった。さすが一色。事務仕事はお手の物だ。
武内さんもだいぶ余裕が出来たと聞いている。早速雪ノ下は役に立っているらしい。まぁ......暇ができるとみくを愛でているらしいが......変わってねえ。
......志希に会わせたらどうなるか気になるな。
そしてライブまで残り2週間となった本日、麗さんに呼び出された。場所はいつものレッスンルーム。さて......どっちだろうか......
八幡「......うす」
麗「来たか。ここに座れ」
八幡「はい」
それだけ言って麗さんは離れる。
そして......
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
八幡「......」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
八幡「......」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
......終わった。
麗「......どうだ?」
八幡「......」
5人「......」
八幡「......最高ですね。震えましたよ」
麗「だろう? 私も驚いてるよ。」
八幡「お前ら......」
5人「......」
八幡「サイッコーだ!」
加蓮「ホントに!」
八幡「ああ!」
まゆ「嬉しいです......」
小日向「頑張った甲斐がありました!」ポロポロ
李衣菜「こんなに嬉しいの初めて!」
智絵里「本当に嬉しいです!」
八幡「間違いない!......早くみんなに聞かせてやりてえな」
加蓮「うん!」
八幡「みんな本当によく頑張ってくれた!」
5人「はい!」
麗「私も同意見だ。あとは細かいところの修正をして行く。最後まで気を抜くなよ!」
5人「はい!」
麗「比企谷、レッスンの頻度は落としていい。他もしっかり仕上げろ」
八幡「当然ですよ」
麗「楽しみだな」
八幡「ええ」
ようやくMasque:Radeの目処がついた。......何とか間に合ったな。だが、加蓮はTP。小日向はPCSもある。
八幡「小日向」
小日向「はい?」
八幡「PCSの仕上がりはどうだ?」
小日向「問題ありません! ここに参加させてもらってから、すっごく調子がいいんです!」
八幡「そうか。なら良かった」
小日向「八幡さんには本当に感謝してます!」
八幡「お、おう......なあ、なんでいきなり名前呼び?」
小日向「えっと......呼びたいからじゃ......ダメですか?」
八幡「べ、別に構わんが......」
小日向「ずっと気にしてくれて......私を成長させてくれて......八幡さんにこの歌を届けたいって......そう思ったんです!」
あ、あれ? なんかまずくね?
八幡「お、お前、プロデューサーが好きだったんじゃ......」
小日向「八幡さんもプロデューサーさんですよね!」
八幡「いや、そういう意味じゃなく......」
小日向「わたしのことも......美穂って呼んでください......」
八幡「み......美穂?」
美穂「はいっ!」
これダメなやつだろ......
美穂「八幡さんはまだ恋人いませんよね?」
八幡「お、おう」
美穂「わたし、頑張りますから!」
八幡「そ、そうか......」
智絵里「八幡さん!」
八幡「ど、どうした?」
智絵里「わ、わたしも......八幡さんに届けます!」にぎっ
美穂「あぁっ!」
加蓮「(イラッ)」
智絵里「ですから......その......見ていてください!」ウルウル
て、天使やああああああ! 天使がおるぅ!
八幡「......おう。ちゃんと見てるからな」なでなで
智絵里「えへへ♪」
はっ! 殺気⁉︎
まゆ「八幡さん......どういう事ですか? 加蓮ちゃんと藍子ちゃんだけじゃなく......この2人まで......まゆ......聞いてません......」
いつのまに後ろに......
八幡「お、俺も初耳だ......」
加蓮「ふーん......そうなんだ......ま、アタシが本命だもんね?」
2人「違いますよね!」
まゆ「まゆに決まってるじゃないですか......」
り、李衣菜助けて! コクンと李衣菜が首肯。おお! わかってくれたか!
李衣菜「ほ、本命はわたしだってさ。......照れちゃうな」
八幡「ちがーーーーーーーーーう!」
リーダーがとんでもねえもんぶっ込みやがった! 怖い! このユニット怖い!
麗「ふっ......若いっていいな......はぁ......結婚したい......」
ついに......ついに来た......これで天使を......
ふっ......ふふふ......
ふむ......そろそろいいタイミングだな。向かうはレッスンルーム。引きずるは衣裳ラック。かかっているのは......
八幡「うーす」
秋月「お、いいタイミングね。ちょうど終わったわよ」
八幡「狙って来たからな」
秋月「......何かあるの?」
八幡「オープニング組の7人を集めてもらえるか?」
秋月「いいけど......もしかして!」
八幡「おう。届いたぞ」
秋月「楽しみにしてたのよ!」
八幡「隣のレッスンルームにいるからな。連れて来てくれ」
秋月「リョーカイ!」
確か765側は真に雪歩。響と高槻、それと天海・如月・星井の7人だったよな。
さてさて、どう化けるか楽しみだ。
秋月「比企谷くーん、連れて来たわよー」
八幡「おう、こっちだ」
緊張した様子の7人。......少し脅かすか。
八幡「わざわざすまんな。その......お前たち7人なんだが......」
7人「......」ゴクッ
秋月「......」プルプル
八幡「......」
真「......わ、悪い話......ですか?」
八幡「その......だな......すまん雪歩。そこの布どけてもらえるか?」
雪歩「えっ......は、はい......」
八幡「......一気に行ってくれ」
秋月「......」プルプル
雪歩「......え、えいっ!」
布がなくなり......
八幡「衣裳が届いたんだわ......」
7人「......」
秋月「ブフッ!」
7人「紛らわしいです!」
秋月「あっははははは! 比企谷君、雰囲気作るのうますぎ! ぷふっ!」
八幡「お前らの専用衣装だ」
真「わ......わぁ! フリフリだ......」
雪歩「可愛いです!」
星井「この衣裳着てみたかったの〜♪」
高槻「うっうー! とーっても可愛いですぅ〜!」
天海「わぁ......素敵だねっ千早ちゃん!」
如月「少し恥ずかしい......」
響「シンデレラみたいだぞ!」
八幡「こんなとこで悪いが、着てみてくれ。俺は外に......って! 脱ぐの早えよ星井!」
星井「え〜! 美希早く着たいの〜!」
八幡「俺が出てから脱げ! まったく......」
秋月「ご、ごめんね......」
八幡「......終わったら呼んでくれ」
秋月「はーい!」
おしかっ......じゃなくて! 危なかった......少し見えてたな............でけえなおい......はっ! いかんいかん! 俺には!
......あぁ......そっか。俺アイツに惚れてんだ......こんな変なタイミングで気づくとは......何が起きるかわからんな。
......マジで? 勘違いじゃない? 思い出すと......
おおおおおおおお!! やべえ! どうする⁉︎ こんなんじゃ顔見らんねえよ!
まじか......まじかあああああああ!
秋月「ひ、比企谷君......大丈夫?」
八幡「お、おう......大丈夫だ?」
秋月「なんで疑問形?」
八幡「さあ?......んん! 終わったか?」
秋月「ええ!......最高よ!」
八幡「......入っていいか?」
秋月「ええ、どうぞ!」
ゴクリンこ......ど、どうだ?
八幡「......おぉ......いいな」
響「八幡どうだ? 似合うか?」
八幡「おう! バッチリだ!」
雪歩「あの......八幡さん......どうですか?」
八幡「ん?......グフッ......」
雪歩「だ、大丈夫ですか⁉︎」
八幡「だ、大丈夫だ。......秋月......れ、例のブツは?」
秋月「バッチリよ!」
八幡「また頼む」
秋月「任せて!」
雪歩「そ、その......どうでしょう?」
八幡「うむ。......天使だな!」
雪歩「て、てんっ! 恥ずかしいですぅ......」
か、可愛すぎる......天使の名は伊達じゃねえな......
星井「八幡! 美希はどぉ〜? 似合ってると思うの〜♪」
八幡「おぉ......いいじゃねえか! スタイルもいいからすげえ映えるな」
如月「くっ......」
星井「ありがとうなの! あ〜あ......ハニーにも見せたかったの......」
八幡「写真撮っていいぞ。それはもうお前の衣裳だからな」
星井「うんっ! そうするの!」
天海「比企谷さん......私たちは......どうですか?」
八幡「天海も如月も綺麗だ。よく似合ってる」
天海「そうはっきりと言われると......照れちゃいますね......」
如月「胸元が......恥ずかしい!」
八幡「如月、本当に綺麗だ。女神みたいだな......」
如月「め、女神って......(ボフッ)」フラッ
天海「ち、千早ちゃん大丈夫⁉︎」
高槻「お兄さん! 私はどうですか?」
八幡「可愛いぞ〜。お人形さんみたいだな!」
高槻「うっうー! 嬉しいですぅ! ありがとうございます!(がるーん)」
真「は......八幡さん......ボクは......」
八幡「......うん。お姫様だな」
真「本当ですか! ボクがお姫様......嬉しいなぁ......」
八幡「よく似合ってる。可愛いぞ」
真「あ、ありがとうございます! 八幡さんは魔法使いだったんですね!」
八幡「俺が......魔法使い?」
真「はい!」
秋月「いい事言うじゃない! まさにその通りね!」
俺が......俺が魔法使い......マジか......
マジかマジかマジか! やべえ......すっげえ嬉しい! 堪んねえな......
真「ど、どうかしましたか?」
八幡「......いや、ちょっと......すっげえ嬉しくてな」
秋月「泣いてるの?」
八幡「あれ? 目から汗が......」
真「どうして......」
八幡「......俺の尊敬する人が......魔法使いって呼ばれてんだよ。......ずっとその人を追いかけてきたんだ。......そんな人と同じ呼び名だぞ! 嬉しいに決まってんじゃねえか!」
雪歩「どうぞ。使ってください」
八幡「......サンキュ」
秋月「キミって結構熱い人だったんだね」
八幡「あ? 俺はいつだってクールだ」
響「泣きながら言っても説得力ないぞ!」
八幡「うっせ」
天海「一度きりの魔法ですけど!」
如月「立派なシンデレラになります」
高槻「この衣裳の時は!」
星井「美希たちもCPの一員なの!」
真「ボクたちは八幡さんのシンデレラ!」
7人で円陣を組み......
天海「シンデレラプロジェクト! 頑張ろう!」
全員「オーーーーー!!!!」
嬉しいじゃねえかクソッ!
秋月「それじゃ、みんな呼んでくるわね!」
八幡「おう。悪いな」
秋月「気にしないで。八幡君」
八幡「......サンキュ。律子」
その後全員揃ってお披露目会。765プロのエンディングメンバーは悔しがり、ウチのやつらは褒めちぎる。1つ言えることはみんな笑顔だってことだ。事務所も何も関係なく、ただの仲間。
最初は765プロに勝つことばっか考えてたが......一緒になって頑張って、お互いに意識して高め合う。今はそれでいいと思える。そうすればトップへの道も近づいてくる。
最終的には勝負になるかもしれんが、それは事務所内でも同じこと。
今回......いい事を学ばせてもらった。
ありがとう。みんな。