12月の冬休み間近となった本日、期末試験の結果が返却された。
八幡「(数学は......よし、クリア!雪ノ下のおかげだな。他はいつもと変わら.........なん、だと?」
国語 1位
由比ヶ浜「ヒッキーどしたの?」
八幡「由比ヶ浜......今日から部活休むわ......」
由比ヶ浜「バイト忙しいの?それとも体調悪い?」
八幡「いや、それは大丈夫なんだが.........ちょっとな。」
由比ヶ浜「......サボり?」
八幡「......」
由比ヶ浜「......」
葉山「2人ともどうしたんだい?」
由比ヶ浜「あっ、隼人君。ヒッキーがね、部活サボろうとするの!」
葉山「まだ部活やってたんだな......んんっ、サボりはいけないな比企谷。何か出られない理由でもあるのかい?」
八幡「別に......お前には関係ないだろ。」
葉山「たしかにそうだが......それでも休むのなら理由は言うべきだ。違うか?」
八幡「......今日はやけに突っかかってくるな。」
葉山「俺も聞きたいことがあってね。結衣、先に俺の要件をいいかな?」
由比ヶ浜「いいけど......終わったらちゃんと理由言うしっ!」
葉山「すまないな。......単刀直入に言うよ。比企谷、国語の順位を教えてくれ。」
八幡「......何でお前に教えなきゃならん。」
葉山「いいじゃないか、減るものでもないし。前回から国語の順位が落ちていてね、『誰か』はわからないが興味があるんだ。」
コイツわかってて言ってんな?憎たらしい。しかも今回も俺が2位だと思ってやがる。残念、1位でした。でもこれは絶対に言えn......「うわー、ヒキタニ君国語1位とかマジパないわ〜!これキてるっしょ!」......おい馬鹿戸部!何勝手に見てんだよ!しかも大声で言っちゃってるし......みんなこっち見てんじゃねぇか!おい馬鹿戸部って語呂いいな......
葉山「......比企谷、本当か?」
八幡「...............おう。初めてとったわ。」
葉山「やっぱり君だったか......。部活に行かない理由はそれかい?」
八幡「考えてみろ。部活に行くだろ?雪ノ下がキレるだろ?血の雨が降るだろ?流れが決まってんじゃねぇか。虎穴に入るどころか100キロの重り背負って海に飛び込む様なもんだ。俺はお前と違ってMじゃない。」
「はやはちキマシタワー!」「ちょっ!海老名擬態しろしっ!」と聞こえるが気にしない。そっちを見てはいけない。
葉山「俺もMじゃないんだが......それはともかく、やっぱり君は部活に行くべきだ。雪ノ下さんに数学を教わっていたんだろ?なら君は逃げるべきじゃない。」
八幡「......わかったよ。行けばいいんだろ、行けば。」
葉山「でも、やっぱり君はすごいな。最後まで勝てなかったよ。」
八幡「......んな事ないだろ。俺がお前に勝てるところなんて友達の少なさくらいだ。」
葉山「そんな事ないさ。俺は君が羨ましいよ。......好きにはなれそうにないけどね。」
八幡「俺も嫌いだよ。」
葉山「はっきり言ってくれるね......いいさ、今度......よかったら君が変わった、変われた理由を教えてくれないか?」
八幡「......まぁ、気が向いたらな。」
葉山「そうかい?じゃあ、期待して待ってるよ。これ、俺の連絡先。またな、比企谷。」
八幡「......おう。」
由比ヶ浜には先に部室に行くと伝えて1人歩く。嫌だな〜...怖いな〜...と稲川風に考えながらも部室へ......着いてしまった。覚悟を決め、ドアを開け.........
八幡「......うす。」
雪ノ下「こんにちは。1位谷君。」
.........最初からぶっ込んできましたね。なんで知ってんの?俺のプライバシーどうなってんの?
八幡「1位谷ってなんだよ......あと何で知ってんの?エスパーなの?怖えよ。あと怖い。」
雪ノ下「失礼ね。考えなくても分かる事じゃない。葉山君が私に勝てるなんて万に一つもありえないわ。なら......くっ!......あなたしかいないじゃない」
冷静なフリしてるけど悔しくて堪らないのバレバレですよ?それにしても万に一つもありえないって......哀れ葉山。
雪ノ下「今回は、遺憾にも今回だけは負けてしまったけれど......次は負けないわ。学校の試験はもうないのでセンター試験で勝負ね。覚悟しておきなさい。」
八幡「.........いや、俺私立一本で決めてたからセンターは受けないぞ?」
雪ノ下「........................何ですって?」
八幡「.........いや、だk「負けた?この私が負けたまま?勝ち逃げをされる?あり得ないわ!比企谷君、センター試験を受けなさい!これは部長命令よ。」...............いや、無理だから。申し込み期間終わってるからね?」
雪ノ下「......」
八幡「......」
雪ノ下「......」
八幡「雪ノ下?」
雪ノ下「.....................ふふっ」
八幡「おっ、おい......」
雪ノ下「ふふふふふふふふふふっ」
ゆっ、雪ノ下が壊れた⁉︎怖えよ!マジ怖えよ!由比ヶ浜早く来て〜!
この後由比ヶ浜に止められるまで雪ノ下は笑い続けていた。みんな見てないで入って来てよ!助けてよ!
.....................夢に出そう。壊れかけのゆきのん。
冬休みも終わり早2月。来週末は大学の受験日だ。
俺達3年組が勉強をしている中、小町がやけに余裕そうなので試験の結果を出させた。結果は一言。
『散々』
由比ヶ浜程ではないにしろ、とにかく酷い。期末試験の結果次第で小遣いをカットすると言い渡すと、泣く泣く勉強し始めた。......このネタ使えるな。俺は変わらないペース。変わったのは学校が2月に入り自由登校期間になった程度だ。
八幡「そう言えば、来週の土曜日休み貰ってます。言い忘れてました。」
ちひろ「聞いてますよ。受験ですよね?」
八幡「そうっす。」
ちひろ「頑張ってくださいねっ!そんな比企谷君にはこれを差し上げます♪」
ちひろさんから貰ったのはエナドリ。しかも5本。...これ変な中毒性があるんだよな......一応礼を言いつつバッグにしまう。
ちひろ「そういえば、どこを受けるんですか?」
八幡「言ってませんでしたっけ?早○田です。」
ちひろ「えっ!?」
八幡「へっ?」
ちひろ「......」
八幡「......」
ちひろ「そういえば、どこを受けるんですか?」
八幡「いやいや、何でやり直すんすか......そんなに変ですかね?」
ちひろ「そんなことはないです。逆に納得しちゃいました♪凄く勉強出来るんですね!」
八幡「文系だけっすけどね。」
ちひろ「それでも凄いですよ。なかなか行ける大学じゃありませんから。」
八幡「......あざっす。よっぽどの事がない限り受かると思います。」
ちひろ「凄い自身ですね......。」
八幡「開き直ってるだけですよ。そんなわけで休ませてもらいます。」
ちひろ「はいっ♪頑張ってください!」
八幡「んじゃ、俺帰りますね。お先に失礼します。」
ちひろ「お疲れ様でした。」
ちひろ「比企谷さんは本当に優秀ですね。イケメンで頭が良くて賢くて、プロデューサーとしても将来有望。...............もしかしなくても優良物件ですね。」ニヤリ
武内「あの、千川さん?」
ちひろ「はひゃいっ!」
武内「どうかされましたか?」
ちひろ「いっ、いえ。あの、聞いてましたか?」
武内「何をですか?」
ちひろ「なんでもないですよ?気になさらないでください。」
武内「わかりました。千川さんも他に業務がないようでしたら上がってください。」
ちひろ「そうします。では、お先に失礼します。」
武内「お疲れ様でした。」
武内「......比企谷さんは本当に女性にモテるのですね。わかる気もしますが、正直羨ましいです......」
試験も終わり結果発表当日。会場に行き結果を見る......わけではなく、平日なので部室に集まり携帯で確認。あんな人の多い所行きたくないよね?
八幡「(...............自信はあるが緊張するな。受かっててくれよ......)」
受験番号を片手にサイトを確認していく。...........................................................................
八幡「...............あった。」
由比ヶ浜「ヒッキーおめでとう!」
雪ノ下「おめでとう。比企谷君。」
八幡「......おう。ありがとな。」
由比ヶ浜「ヒッキーが素直......」
雪ノ下「ここまで素直だと逆に気味悪いわね......」
八幡「.........こんな時くらいいいだろ。悪い、ちょっと電話してくるわ。それと先生に報告してくる。」
いってらっしゃ〜い!と由比ヶ浜に見送られつつ携帯片手に廊下へ。
Prrrrrr......
『もしもし?』
八幡「母ちゃん?俺だけど。」
母『馬鹿。あんた時差考えなさい。こっち今何時だと思ってんの?』
八幡「すっ、すまん。舞い上がってたみたいだわ。」
母『で、どうしたの?』
八幡「大学受かった。その報告だ。」
母「そう.....おめでとう。よく頑張ったわね。』
八幡「......おう。ありがとな。」
母『まずは手続き進めなさい。費用はこっちで済ませておくわ。』
八幡「悪いな。」
母『いいのよ。当たり前の事なんだから。』
八幡「......サンキュー。」
母『それと、卒業式は私も行くから。その時たくさん話を聞かせてちょうだい。』
八幡「......わかった。」
母『それじゃ、また後でね。』
八幡「......おう。」プッ......
この後平塚先生にも報告。自分の事の様に泣いて喜んでくれた。本当にいい人だ。雪ノ下も決めているし、後は由比ヶ浜だけか......大丈夫か?
時は流れ4月。無事に卒業式も終わり、大学へと入学した。由比ヶ浜も何とか合格しました。よかったね。
相変わらずボッチ生活を満喫しているが、話す奴がいない訳ではない。そして、今日も今日とて俺はバイトに勤しんでいる。
武内「比企谷さん。今からスカウトに行きます。付いてきて頂けますか?」
八幡「......いきなりっすね。」
武内「すみません。お願い出来ますか?」
八幡「わかりました。どこ行くんすか?」
武内「こちらの養成所に所属している島村さんをスカウトしに行きます。」
八幡「......てことはもう1人が見つかったんすね?」
武内「目星はつけました。2次オーディションの開催も行います。」
八幡「あいつ来ますかね?」
武内「今回はこちらから呼んでいますので、問題は無いかと。」
八幡「わかりました。同行させて頂きます。」
養成所に着き、受付で手続きをしている。しているのだが......
八幡「(受け付けの人めっちゃ怯えてんな。まぁ、俺と武内さんだし仕方ないか。)」
こちらのレッスンルームです。と案内され入室。ノックしないのかよ!
武内さん......何か喋りましょうよ。無言で行ったら怖いから!ほら!2人とも怯えてるじゃん!......俺も無言ですけどね。
近寄ってきたトレーナーさんに事情を話し一旦別室へ。そして再度レッスンルーム。や、だからノックしましょうよ。あっ、目があった。顔がだんだん青く......武内さん......無言で迫ったらホラーですよ。あの子殺されちゃうのん?「まっ、まっ、......ママー!」ぶほっ!リアルでこれ叫ぶ奴初めて見た!
武内「......島村卯月さんですね?」
ようやく喋りましたね......
俺も名刺を渡し移動。「プロデューサーさんとアシスタントさんっ⁉︎」と驚く島村。欠員が出たと適当に理由をつけ説明。受けて貰えるか確認すると即答。
島村「島村卯月。がんばりますっ!」
......何故にフルネーム?にしても嬉しそうだな。明日また資料を持ってきます。と伝え養成所を後に......
八幡「武内さん、あいつ嬉しそうでしたね。」
武内「はい。いい笑顔でした。」
八幡「その笑顔を......俺が一回つみとたんですね......」
武内「確かにそうです。ならば比企谷さんが彼女を、彼女達を笑顔にしてあげてください。あなたになら出来ます。」
八幡「......はい。」
武内「明日も一緒にお願いします。」
八幡「......わかりました。」
翌日、再度養成所をお訪れ資料とともに説明。CDは?ライブは?TVは?と質問が続き......何故私が?と島村。武内さんなら......
武内「笑顔です。」
ですよね〜。わかってました。わかってましたとも。......俺何も喋って無い。空気だな.........
最後に全員集まるまでは養成所でレッスンを。と伝え養成所を後にする。
武内「これからもう1人の方のところへ行ってみましょう。」
八幡「......うす。」
暫く歩いていると人だかりがみえる。中心にいるのは熱くなっているお巡りさんと泣いてる少年、そして......⁉︎
八幡「武内さん、あの子っす。」
武内「‼︎本当ですか⁉︎行ってきます。」
八幡「あっ、ちょっ!」
行ってしまった......いや、あなたが行ったら余計に拗れるからね?......しゃーない。頭をガシガシとかきながら少年の前に座り頭を撫でる。
八幡「おう。どうした?」
ちょっと君!とボンクラ(お巡り)に言われるがシカト。
八幡「泣いてるだけじゃわからんぞ?」
少年「ひぐっ......オモチャのネジ落としちゃって......お姉ちゃんに止まってもらったの。」
八幡「そうか。教えてくれてありがとうな。んじゃ、一緒に探すか?」
少年「いいの?」
八幡「おう。いいぞ。すんません、武内さん。ちょっと待っててください。」
武内「構いませんが......」
八幡「ありがとうございます。......お巡りさん、あんたもだ。」
お巡り「ひっ!はいっ!」
八幡「あんたも......悪いな、少し待っててくれ。」
??「いいよ......」
少年「あった!お兄ちゃんあったよ!」
八幡「おーそうか。よかったな。今度から気をつけろよ。」
少年「うんっ!お兄ちゃんありがとう!ばいば〜い!」
八幡「おう。じゃぁな。」
少年と別れ、お巡りを睨む。
八幡「あんた、何やってんの?」
お巡り「じっ自分は職務を......」
八幡「あ?職務?ふざけんな。頭ごなしに相手を疑って威圧すんのが職務か?大したもんだな。」
お巡り「そっ、その様な事は......」
八幡「無いって言えるか?彼女は別に何もしてないって言ってなかったか?あんたはなんて答えた?」
お巡り「その......何も無いはずないだろうと......」
八幡「はなっから疑ってんじゃねえか。ふざけんなよ?あんたの勘違いで彼女に悪い噂が立ったらどう責任とんだよ。お前責任取れんのか?」
お巡り「その......それは......」
武内「比企谷さん、もうその辺で。」
??「そうだよ。別に気にしてないから。」
八幡「......わかりました。ただこれは言わせてください。おい、あんた。彼女に謝罪しろ」
お巡り「は......はい。私の勘違いで......大変ご迷惑をお掛けしました。申し訳ございませんでした!」
??「別に......気にしてないから......」
お巡り「今後は気をつけます。」
それでは。と、お巡りは離れていき人だかりもなくなる。
??「なんか、巻き込んじゃったみたいで......」
八幡「......別に。こっちこそすまん。」
武内「申し訳ございません。返って事を大きくしてしまいました。」
「「「............」」」
武内「あの、私、こういう者ですが......アイドルに興味はありませんか?」
??「ない......なんだ、勧誘の人だったんだ......」
こりゃダメだな。完全なる拒否だ。アイドルなんてわけもわからないもの......と言いつつ行ってしまった。
八幡「......ダメでしたね。」
武内「はい。ですが諦めません。来ていただけるまで何度でもチャレンジします。」
八幡「......そうっすね。」
武内「それはそうと。比企谷さん、今回はやりすぎです。大事にはなりませんでしたが、気をつけてください。」
八幡「うっ.........すんません。」
武内「ですが......ありがとうございます。やはり比企谷さんはお優しいですね。」
八幡「......うす。」
武内さんは毎日アプローチをかけているらしいが、名刺すら受け取ってもらえないようだ。
同様に島村のところにも行っているらしい。毎日レッスンの指示しか出せず申し訳ないと言っていた。そんな中......
武内「比企谷さん。今日は同行をお願いします。」
八幡「わかりました。」
............これまずくないか?交差点で信号待ちをしている。しているのだが......その場で武内さんが資料を渡している。横の女子高生ズもヒソヒソチラチラと......視線が痛いよう......「名刺だけでも」と差し出す。
「ちょっと君!」
あん?誰だ?お巡りさんが2人。1人はこの前のボンクラじゃねえか。なんかこっち見てビクビクしてるし。
もう1人によると不審者がいると通報があったとのこと。......俺たちですね。わかります。わかってますよ......やべっ!連行さr「あっ、あのっ!......ちっ、違うんです。この人達は。」......助かったぁぁ〜ありがとう!名も知らぬ少女よ!まぁ、話し聞いてくれるみたいだし結果OKか?通報されたけど......グスン。
翌日、武内さんとともに養成所にいる島村のもとへ。クルッとターン。様になってますね。さすがです。「今日はなにを?」と食い気味の島村に「......レッスンを」と武内さん。あ、ずっこけた。うまいな。感心しているうちに話も進み何やら島村も付いてくることになった。
彼女、渋谷凛の自宅へ3人で向かう。花屋らしい。
到着と同時に本人が出てきた。おぉ、可愛いワンコじゃのう。島村も面識があるらしく近くの公園で話をすることになった。今は島村が渋谷と話している。子供達は元気だねぇ......
武内「そろそろ行ってみましょう。」
八幡「......うす。」
おっ!ワンコが!お〜よしよし、かわええのぉ。名前はハナコと言うらしい。
俺がハナコと戯れている横で武内さんが語っている。あえて聞かないように......だって聞いたら前の事思い出して泣いちゃうもん!こっそりと渋谷を見てみる......こりゃ落ちたな。
後日、渋谷の加入が決まり、本田がオーディションに来たため採用。
これでカードが全部揃った。CP本格始動だな。