CPのメンバーも集まり、今日は初の顔合わせとなる。事務所にいるのは武内さん、ちひろさん、俺。それと11人のメンバー達。最後の3人は後から合流とのこと。そして恒例の自己紹介タイム。......ふぇぇぇ。嫌だよう。
武内「当プロジェクトプロデューサーの武内です。皆さん、これから宜しくお願いします。」
八幡「......アシスタントのひきぎゃ......比企谷八幡でしゅ。」
......やっちまったぁぁ!ちひろさんは相変わらず笑ってるし、メンバーも何人かプルプルしてる。......はちまんもうお家帰る。
ちひろ「ぷっ......事務担当の千川ちひろです。宜しくお願いします。これは、お近づきのしるしに。」
そう言いながら順にエナドリを配っていく。
......ちょっと待て。その小さいバッグのどこに11本も入ってたの?物理法則完全に無視してるよね⁉︎
武内「では、皆さんも順にお願いします。」
みりあ、莉嘉、前川、諸星、新田さん、アナスタシア、三村、多田、緒方と続きあと2人か......長えな。......次は確か神崎とか言ったか?
神崎「フフフ…我が名は神崎蘭子。血の盟約に従い、我と共に魂の共鳴を奏でん。フッ…宴の始まりぞ。」
ぶほっ!マジだ!こいつマジもんの中2病だ!材木座かよ!いや、美少女なだけ神崎のがマシだな......
武内「すみません神崎さん。仰っている意味がよく......」
八幡「.....あー、多分ですが、『神崎蘭子です。皆さん、これから一緒に頑張りましょう。』って感じだと思います。」
全員「..................」
武内「なるほど......わかりました。」
何かを手帳にメモる武内さん。そして神崎が目をキラキラさせながらこっちを見ている。多分今まで誰にも伝わらなかったのだろう......まぁ、当然だな。あれ?1人足んなくね?
周りを見ていると諸星が双葉を持ってきた。言葉通りだ。『持ってきた。』こうして双葉の挨拶も終わり一通り完了。この後は宣材写真を取ることになっている。付き添いは俺だけだ。......緊張するよぅ。
八幡「じゃあ、すまんが、移動するからついてきてくれ。」
前川「どこに行くにゃ?」
八幡「スタジオだ。これから宣材写真を撮ってもらう。」
「お仕事?お仕事なの?」と、はしゃぐみりあの頭を一撫でし、手を繋いでスタジオに向かう。
新田「そうしていると、親子みたいですね。」
八幡「......勘弁してくださいよ。せめて兄妹っすよ。まだ俺18で大学1年ですからね?」
新田「うそっ!私より上だとばかり......すみません比企谷さん。」
八幡「いや、気にしてないっすよ。それなんで、敬語とか使わなくていいですから。」
新田「そう?なら比企谷君も普通に話してね?年も一つしか変わらないことだし。」
八幡「......おっ、おう。」
前川「ところではっちゃんは、どこの大学に行ってるにゃ?」
八幡「はっちゃんて誰だよ。人造人間?」
前川「何言ってるかよくわからないにゃ......はっちゃんは八幡だからはっちゃんにゃ!」
八幡「別に構わんが......あー、大学は早○田だ。」
新前「「......えっ?」」
やっぱりその反応なんすね......
前川「う、嘘にゃっ!」
八幡「あ?嘘ついて何になるんだよ......ほれ、学生証。」
前川「ま......負けたにゃ......。」
崩れ落ちる前川。いいリアクションですね。つーか、何に負けたんだよ......
八幡「ほれ、早く来ないとおいてく上に猫耳全部へし折るぞ?」
と言いつつ歩き出す。「なんて事するにゃ!」と聞こえるがスルー。......いじりがいあるな。
スタジオに到着し、まずはスタッフさん達に挨拶。挨拶は基本だからね?ちゃんとやりますよ?
メンバーをスタイリストさんに預けスタジオで待機。撮影も順調に進んでいる。おぉ......やはりみりあは天使だ......そろそろ武内さん来るかな?
武内「比企谷さん、お待たせしました。」
八幡「いや、大丈夫です。」
武内「ご存知だとは思いますが、最後の3人をご紹介します。」
島村「島村卯月、17歳です。えっと......頑張ります!」
渋谷「渋谷凛です。よろしく。」
本田「本田未央、高校1年!よろしくねっ!」
八幡「......アシスタントの比企谷八幡だ。」
「「「「............」」」」
本田「それだけ?」
八幡「他に何言うんだよ......」
島村「あ、あの〜......比企谷さんはおいくつですか?」
八幡「......18。大学1年だ。」
渋谷「意外と若いんだね。」
八幡「意外ってなんだよ......」
渋谷「お巡りさん言い負かした時の印象が強いから。」
八幡「......忘れろ。」
本田「ヒッキー何かやったの?」
八幡「何もやってねえよ。あとヒッキーはやめろ。何でお前がその呼び方知ってんだよ......」
本田「じゃぁ......ハッチー?」
八幡「何?俺みなしごなの?昆虫になっちゃったの?......はぁ、まあそれで構わん。好きに呼んでくれ。」
渋谷「あんた、面白いね。」
武内「......そろそろ行きましょう。」
すんません。と謝り控え室へ向かう。
そして三度始まる自己紹介......長えなぁ......しかもそんなところに乱入者が......美嘉だ。莉嘉はいつもの流れで抱きつく。仲良いですね。
それにしても美嘉さん......露出がすごいですね......目のやり場に困ります。
撮影は残り3人。しかしまぁ......硬いな。あいつらの良さが全然出てない。見かねた武内さんが休憩を要請する。
八幡「あいつら硬いっすね。」
武内「はい。」
カメラマン「どうするんだい?プロデューサーさん」
武内「そうですね......比企谷さん、何か案はありますか?」
八幡「......あいつらの良さを引き出せれば良いんすよね?なら......3人で遊ばせてみたらどうっすかね?」
武内「遊ばせる......ですか?」
八幡「はい。適当に......そこのボール使ってとか。」
カメラマン「面白い事言うねー!プロデューサーさんどうだい?」
武内「そうですね。それで行きましょう。」
3人一緒にとカメラマンさんが指示を出す。戸惑う3人に向かってボールを投げる。本田ナイスキャッチ!おっ、良い感じに遊びだした。.....表情もほぐれてきたな。これなら大丈夫だろう。
美嘉「初めてにしてはイイ感じじゃん!......ねぇ、八幡さん、あの子達、今後のスケジュール決まってるの?」
八幡「いや、まだなんもだ。」
美嘉「そっか......なら..............」
撮影も終わり、所変わってPR。いるのは今西部長、武内さん、ちひろさん、美嘉、俺。そして、島村、渋谷、本田の8人。
先ほどの美嘉からの提案について話をしている。提案の内容はこうだ。島村、渋谷、本田の3人を次のライブのバックダンサーとして起用したいとの事。美嘉のプロデューサーの許可はすでにとっているらしい。
俺は正直あまり乗り気ではない。武内さんの顔を見るが同意見だろう。3人は乗り気のようだが......
だが、決まってしまった。今西部長の「やってみるといい」の一声で。............嫌な予感しかしねぇ。
ライブに向け、あいつらのレッスン自体は問題なく進んでいる。ちょいちょい前川がちょっかいをかけているらしいが......
それよりも気になるのが前にいる武内さんだ。何か資料を持って考え込んでいる。ちひろさんも気にしているようで......
ちひろ「何か気になることでも?」
武内「あ......いえ......」
ちひろ「バックダンサーのあの子達ですか?」
武内「はい......正直、早いように思えて......」
八幡「俺も同意見です。もう一つ懸念もありますが......」
武内「懸念......ですか?」
八幡「はい......今回のHappy Princessのライブなら......超満員は確定っすよね?」
ちひろ「はい。そうなりますね。」
八幡「......そんな中でバックダンサーとして出演。勘違いしなきゃいいなと。」
ちひろ「勘違い......ですか?」
八幡「自分達の力と勘違いしてデビューしたら......って思っちゃうんすよ。デビューライブなんてほとんど客来ませんよね?」
ちひろ「流石にそれは......」
八幡「ないっていい切れます?特に本田なんてお調子者ですから。可能性は一番高いです。」
武内「......私も失念していました。それに関してはあり得る事ですので、注意しておきましょう。」
八幡「......うす。」
ちひろ「はい。」
GWそう連休だ。連休?なにそれ?俺今日しか休みないんだけど......今日一日ダラダラt......Prrrrrrr......誰だ!俺の貴重なy............戸塚ぁぁぁぁ!
八幡「もっ!もひもひっ!」
戸塚『あっ!八幡?久しぶり!』
八幡「おっ、おう!久しぶりだな。」
戸塚『急で悪いんだけど、今日空いてるかな?久しぶりに会いたいな。』
八幡「おっ、おう。全然問題ないぞ!何時にどこだ?」
戸塚『よかった〜。○○の電車でそっち向かうから東京行こうよ!僕、八幡の大学見て見たいな♪」
八幡「わ、わかった。あとで何両目に乗ってるか連絡くれ。それじゃ、またな。」
戸塚『うん!またね、八幡!』
いやっほーーーーーーーーー!戸塚だ!戸塚だぁ!
小町「......お兄ちゃん気持ち悪いよ?」
八幡「..........小町ちゃん、見てたの?」
小町「見てたもなにも最初から前にいたでしょ?」
そうでした。思わず忘れちゃった。てへっ!......すまん。キモいな。
八幡「と言うわけで、お兄ちゃんは戸塚とお出かけしてきます。」
小町「はいはい。行ってらっしゃい。」
八幡「小町ちゃん?お兄ちゃんの扱いが雑よ?もう少し丁寧に扱ってね?」
小町「お土産よろしくね〜」
聞いてねぇ。酷いわ、小町ちゃん......ぐすん。
戸塚と合流し久々に会話を楽しむ。楽しいなぁ〜、幸せだなぁ〜!なんて思っていると駅に着いていた。......早えよ。
戸塚「わぁー!やっぱり東京は人がすごいね!」
八幡「そうか?慣れちまって感覚麻痺してるわ。」
戸塚「そっかー。八幡はすっかり東京の人になってるね!」
八幡「そっ、そんな事ないぞ。俺は千葉への愛は一切w...「あれ?比企谷?」......あん?」
??「やっぱり比企谷だ。」
八幡「.........渋谷か。」
渋谷「なにやってんの?今日休みでしょ?」
八幡「......友達と遊びに来てんだよ。」
渋谷「友達?比企谷友達いたの?」
戸塚「八幡、この子は?」
......どうする。なんて説明すれば.....「しぶりんお待たせー!」oh......本田まで来やがった......
本田「しぶりん、どったの?」
渋谷「比企谷にたまたま会ってさ。卯月は?」
本田「もう来るよ。ほら」
島村「お待たせしました。凛ちゃん!未央ちゃん!えっ⁉︎比企谷さん?」
八幡「......おう。」
まずい。余計説明しにくくなった......とりあえず......
八幡「あー、高校の時の友達の戸塚だ。」
戸塚「はじめまして。戸塚彩加です。」
渋谷「はじめまして。渋谷凛です。」
島村「島村卯月。17歳です!」
やっぱり年言うんですね。
本田「本田未央。高校1年生です!この可愛い人はハッチーの彼女かな?かな?」
八幡「あー、戸塚は男だ。」
「「「......えっ?」」」
本田「......は、ハッチーは冗談がうまいなー!」
戸塚「えっと.....僕、男の子です。」
「「「......うそ...」」」
君らホント仲良いね。
渋谷「ひ、比企谷達はどこ行くの?」
無理やり変な空気壊したな。よくやった渋谷。
八幡「あー、一応俺の大学を戸塚が見たいって言うんでな。今から見に行くんだ。」
戸塚「そうなんだ。すっごく楽しみ!」
島村「そうなんですか....私も大学見てみたいです!」
渋谷「私も興味あるかも。」
本田「えー、つまんないよー。ところでハッチーどこの大学行ってるの?」
八幡「あ?早○田だが?」
「「「.....えっ?」」」
何?君ら三姉妹なの?息合いすぎでしょ。戸塚も苦笑いしてんじゃん。なにそれ可愛い。とつかわいい......
八幡「もう慣れたからいいが......戸塚どうする?」
戸塚「僕は全然いいよ?人数多い方が楽しいし♪」
八幡「そうか。と言うわけだ。ほれ、行くぞ。」
「「「はーい」」」
戸塚「八幡の大学楽しみだな〜♪」
楽しいことないと思うんだが...まぁいいか。
一通り校内を見て回り昼時。
八幡「昼、どうする?」
戸塚「八幡に任せるよ。」
八幡「どうすっかな......」
本田「ハッチーあそこ行こうよ!」
八幡「えっ⁉︎お前ら来んの?」
本田「えっ?」
八幡「えっ?」
島村「あははは......」
渋谷「なんか......ごめん。」
八幡「......構わん。戸塚、いいか?」
戸塚「僕は全然いいよ!そうだ八幡!ご飯食べたらテニスしようよ!」
八幡「.....おう。」
昼も食い終わり、テニスのできる施設へ向かっている。......あそこだ、ラウン○ワン。なぜか5人で......どうしてこうなった。「楽しみだねっ!八幡!」楽しみです!
渋谷「戸塚さん可愛い......」
渋谷......きこえてるぞ。顔を赤くしてるお前も十分可愛いぞ。」
渋谷「比企谷!いきなり何言ってんの!」
どうした渋谷。いきなり叫んで。
八幡「あん?」
本田「ハッチー気づいてない?」
八幡「何をだ?」
島村「声に出てました......」
戸塚「いつもの八幡だね!」
八幡「......マジか。」
渋谷「......」
八幡「......すまん。」
渋谷「......別に。」
本田「しぶりん顔真っ赤!」
言ってやるなよ......
戸塚「あ、あはははは......」
八幡「ほ、ほれ。早く行くぞ。」
逃げるが勝ちだ!............
.....................................
戸塚「やっぱり八幡テニス上手だね!」
八幡「そうか?まぁ、戸塚には敵わん。」
「「「.......」」」
八幡「あん?どしたのお前ら?」
本田「......ハッチーが運動できるとか意外すぎて。」
八幡「何?お前喧嘩売ってんの?」
戸塚「八幡は本当に何でもできるよね!バスケも凄く上手だったし。」
島村「バスケットですか〜。比企谷さんがやってるところ見てみたいです!」
戸塚「じゃあ、次はバスケやろうよ!」
八幡「お、おう。そうするか。」
「「「.......」」」
八幡「はぁ......」
やはりバスケはいいな。リョーちんに憧れドリブルを必死に練習し、ミッチーに憧れてスリーを練習しまくった。......見せたことはほとんどないが。
渋谷「比企谷......あんたうますぎでしょ。」
八幡「......そうか?」
島村「すごいです!かっこいいです!」
八幡「......お、おう。」
本田「いや〜、意外ですなぁ。ガリ勉キャラと思わせておいて、実はスポーツまでできる。ホントにハッチーは面白いよ。」
このっこのっ!と言いながら脇を突いて来る。ウゼェ......こいつのレッスンだけ3倍にしてやろうか?
戸塚「そういえば、みんなはどういう繋がりなの?」
忘れた......説明してなかったわ......
八幡「あー、バイト先n「本田未央!この間アイドルになりました!ハッチーにはお世話になってます!」......おい、馬鹿本田。何言っちゃってんの?」
本田「あれ?まずかった?」
八幡「......」
本田「あ、あははははは......ごめんなさい。」
八幡「......はぁ、ちょっと移動するぞ。ついてこい。」
そう伝え歩き出す。確かカラオケもあったよな?あそこなら誰にも聞かれんだろう。
4人には先に部屋で待っててもらう。全員分のドリンクを取り部屋へ......ちゃんと説明しないとな。
八幡「おう。待たせたな。悪いな戸塚、今から説明するが絶対に他人には言わないでくれ。」
戸塚「言わないよ。八幡との約束は絶対に守るから。」
八幡「助かる。まず、俺のバイト先は346プロだ。知ってるか?」
戸塚「勿論だよ!じゃぁ、彼女達は346プロのアイドルなの⁉︎」
八幡「ああ。まだデビューしてないがな。でな、俺はこいつらが所属する部署で......プロデューサーのアシスタントをしている。」
戸塚「それは......あまり言える事じゃないね。」
八幡「だから今まで黙ってた。すまん。」
戸塚「教えてくれてありがとう。言えなかったのは仕方ないから気にしないで。」
八幡「サンキュ。お前ら。改めて自己紹介しろ。」
島村「はっ、はい!島村卯月。17歳です!」
渋谷「渋谷凛です。15歳。よろしく。」
本田「本田未央。15歳。よろしく......あの......ハッチー、ホントにごめんなさい。」
八幡「気にすんな本田。ただ、次から気をつけろ。どうなるかわからんからな。」
本田「うん。ありがとう、ハッチー。」
八幡「......おう。そんなわけだ。よかったら応援してやってくれ。」
戸塚「勿論だよ!ねっ!ライブの予定とかはないの?僕絶対行くよ!」
本田「戸塚さん!ありがとうございます!今度出るんですよ!美嘉ねぇのバックダンサーで!......あっ」
島渋「「未央(ちゃん)......」
本田「あっあはははは......ごめん。」
戸塚「もしかしてHappy Princessのライブ⁉︎」
八幡「............ああ。」
戸塚「僕チケット取ったよ!そっか!すっごく楽しみだよ!みんな頑張ってね!」
「「「あっ、ありがとうございます!」」」
本田のバカで色々バレちまったが......しょうがねえか。ま、みんな笑顔だし今回は......いいか。いいのか?いいって事にしよう。うん。
この後はみんなでカラオケを楽しんだ。
「「「比企谷(さん)(ハッチー)!歌うますぎ!」」」
どうしてこうなった......