昼下がりの穏やかな風が農場の草木を優しく撫でる。デオークを始め、飼育用魔物たちも食後の微睡の中にいて、おいかわ牧場は静けさに包まれている。畜舎の隣にある居住スペースでカエノは一人台所に立っていた。
「よし……人肌……だよな」
ボウルに張ったぬるま湯から白い筒状の物体を取り出す。色は純白で凹んだ底部の中央に人差し指ほどの穴が開いている。カエノは生唾を一つ飲み恐る恐る指の先端を差し入れる。
にゅるんっ!
「ざらざらしてる……形も崩れてない……上手くいったな……」
グラツァリの力でふたなりになってから数日、カエノは有り余る性欲に振り回されていた。手際の良さが幸いして作業の途中でトイレと偽って自慰に耽っても仕事に滞りはほとんどなく、しずくには用足しの回数が増えたとしか認識されていない。
「もう手だけじゃ……我慢できねぇよ……!」
街に住むひきこもり青年グリィトを一か八かで頼って正解だった。オナホール製造キットなる道具をしずくの友達のよしみで渡してくれた。オナホールの型と挿入部を形成するスティックを使ってお好みの素材で自分だけのオナホールを作るという触れ込みの童貞御用達の商品である。
「しずくのおっぱいで作ったオナホか……我ながら変態でキモいな」
本来なら赤ん坊のため、しずくは料理などに使うがどっちにしろ食用。しかし、カエノは自分の性欲の捌け口としてしずくの母性の象徴を使おうとしている。母乳に寒天を加えて固めた母乳オナホはほどよい弾力で、多少激しく使おうと破損する心配は無い。街に出かけたしずくはしばらくの間、帰ってこない。今日はじっくりと性欲を発散させる事が出来る。
「見るDVDは決まってんだ」
しずくが借金のカタに売りさばきこの地域一帯に拡散流通したDVDの一本。ゴンゾウの死後、遺産として譲り受けたテレビの再生ボタンを押すとブラウン管に映し出されるのはかつての介護対象者。夜、ドラマを見ながら気になっていた光景。棺桶に片足を突っ込んだ弛んだ皮膚の老人が自分の孫ほどのうら若い娘に覆いかぶさっている。
「はぁ……じーさんもあの年でお盛んだったよな……」
メイド服越しに整った乳房を揉みしだきながら母乳オナホの挿入口に亀頭を押し当てる。グリィトいわくもっともしずくの膣内に近いという整形スティックで形作られた膣内には同じくマニィトから渡されたローションが流し込んで馴染ませてある。
にゅるん!
「くぅ……うぅ……。」
わずかの抵抗を抜けるとざらついた凹凸とローションの滑りに敏感な亀頭が包まれる。うめき声と共にゆっくりとオナホールを下げると複雑な凹凸が亀頭粘膜を撫でていき最奥に到達する。
「あっ!あぁぁぁぁんっ!あぁっ!」
普段の女気もへったくれもないぶっきらぼうな口調とは裏腹な艶っぽい喘ぎ声。切れ長の眼もとろんと潤み蕾の様に結ばれている可憐な唇が悩ましげに開く。
にじゅっ!じゅぷぷんっ!ぬこっ!ずぷぷぅ!
徐々にオナホールで扱く速度を加速させていくとぞわぞわと悦楽の痙攣が下半身から脳天まで伝播する。寒天の硬めの感触が癖になる。
(くっ……気持ち良いっ……けど……本物はもっと……良いんだろうな……♥)
しずくそのものに包まれたカエノは際限なく昂っていく中、耐え難い空しさを感じていた。オナホも右手も所詮は代用品。どれほどの快楽を味わおうと本当のしずくの温もりに比べれば些末なものに過ぎない。
「はぁっ……しずくっ……しずくぅ……!」
愛しい少女の名前を自然と口が紡ぐ。ブラウン管の向こうのゴンゾウの腰が絶頂に向けて激しくなっていく。食事も散歩も介護を必要とする癖にしずくとのSEXに限っては下半身限定で若さを取り戻していた。
「はぁ……じーさん……オレも……そろそろイクよ」
ぬこんっ!ずぽぽっ!ぬぷんっ!じゅここっ!
「あっ!ダメっ!イクっ……」
腰が絶頂を前にして、痙攣しながら浮き上がる。亀頭が膨張し射精を目前にした刹那。子供が増えてシイノが焼き過ぎたというクッキーを詰め込んだバスケットを抱えたしずくがドアを勢いよく開けて飛び入ってきた。
「カエノさん、ただいま!シイノさんから焼きたてのクッキーをもらって……きたんです……けど……」
ブラウン管に映る自分と今は亡きゴンゾウが交わる姿。そして巨根に母乳オナホを嵌めてあられもないアへ顔を晒すカエノ。どれもが予想外でフリーズしたしずくはその場に立ち尽くしてしまう。
「あの……その……ご、ごめん……」
一番情けない場面をしずくに見られ、カエノの中の何かがぷつんとキレた。勃起ペニスに母乳オナホを嵌めたまま顔を覆い子供の様にベソをかきはじめる。スクリーンではゴンゾウが呻き声と共にしずくに中出しをする。
(カ、カエノさん……ちんちんが生えてるし……あの筒みたいなのは……オナホール?だよね)
グリィトの散らかった部屋で見かけた記憶がある。自分のHなDVDを見ていた事も含めて聞きたい事は山とあるが今は迷子の様に弱々しいカエノを慰める事が先決。
「カエノさん、よしよしっ!」
むずがる子を強引に抱き寄せてあやす母親の様にカエノの細い体をいわゆる”お姫様抱っこ”で抱え上げると頭を撫でながら勃起ペニスに嵌ったままの母乳をオナホを掴むとゆっくりと扱き始める。
「しずく……おまえ……」
しずくの慈愛がじんわりと胸に染み渡り切れ長の眼に涙が浮かぶ。
「良いんですよ。今はただ、気持ちよくなってください」
しゅしゅっ!ぬここっ!じゅぷぷぅ!
「あっ!あぁぁっ!!」
しずくにオナニー姿を見られたショックで引いていた射精感が再び下腹部の奥からせり上がってくる。何も聞かずに慰めてくれるしずくの慈母の優しさに包まれてカエノは赤ん坊に返った。
「まんま……むちゅっ……んっ!」
ウシ柄の布地に包まれた乳房に唇を尖らせて吸い付く。カエノの柔らかい唇と丸い歯の感触に乳首が勃起し始める。
「……おっぱいのみたいんでちゅか?」
ベルトを解き、胸を露出する。大きな胸に相応の幅広の綺麗なピンク色の乳輪。遠目から見ればカラス除けの眼玉の様に見えるため内心しずくのコンプレックスになっている。
「おっぱい……ちゅっ!むぅぅ~~!」
小指の先ほどの大きさになった固くし凝った乳首に小鳥が餌を啄む様に吸い付き乳児にはない歯でこりりと甘噛み。妊娠していないので母乳は一滴も滲んでこないがカエノは我を忘れて105cmのバストに吸い付いていく。
しゅこっ!ぬぷっ!ぬぽっ!ずこんっ!
ちゅぅっ!じゅっ!ちゅぱっ!ちゅっ!
オナホールで扱き上げる音。乳首を吸い上げる音がリビングに響き渡る。ふたなり女性への授乳オナホ扱きという異常なシチュエーションをいつしか自然と受け入れてお互いの行為に没頭していく。
(はぁ……オナホ越しに……しずくの体温が伝わってくる……もうイクっ……イクっ!)
(あっ!おちんちん、びくびくいってる……もう少しで出るんだ……)
にゅこっ!ずこぉっ!ぬぽぬぽっ!ずこんっ!ずここんっ!
「カエノさんっ!イッて下さい!」
じゅっ!ぢゅぅぅぅ~~
乳首を猛烈に吸い伸ばす事でしずくに応えたカエノに高速ピストンで止めを刺す。
じゅここっ!ぬぷんっ!ずここんっ!
激しい動きに等々オナホの天辺に亀裂が走り始める。ペニスが膨張し硬直。腹の奥で煮詰められた精液がついに解き放たれた。
(イクっ!出るぅっ!出ちまうっ!!)
どびゅるるるっ!どくんっ!ぶびゅるるるるるるるっっ!!!
最後のピストンでオナホを突き破った亀頭からおびただしい量の白濁液が四方八方に吐き散らされる。あまりの勢いにしずくには制御不能で辺り一面が濃厚な栗の花の臭いで噎せかりそうになる。
「すごい……量です……。」 射精が終わり鈴口でダマになって固まっていた精液が糸を引いてどろりと落ちる。
「気持ちよかったよ……しず……く」
身体の体液すべてを吐きだすような大量射精に細い腰が抜けてしまったカエノをソファーに寝かせると天井にまで飛び散った精液の飛沫を綺麗に掃除しながら手に残ったカエノのふたなりペニスの脈動を反芻する。
(カエノさんのおちんちん……ゴンゾウさんよりも……ニコラスさんよりも……太くて長くて……)
大きさだけでなく精液の量も今だかつてない。中に出されたらどうなるだろうか?。借金の返済のために要介護の老人から街の道具屋の入り婿。武器屋の倅、デオークを筆頭とする魔物たちと相手を問わず肌を重ねてきた。雄の欲望を受け続けて性感過多となった身体はカエノの巨根を求めていた。
(頭の芯が……ジンジンする……鼻が曲がりそう……)
カエノの端正な容姿からは想像も出来ない鼻孔の粘膜にこびりついて離れない濃い雄の精臭。妊娠させる能力があるかどうかは分からないが中に出されたら一発で孕ませられると雌の直感が感じ取る。
「あっ……濡れてきちゃった」
ショーツにじわじわと愛液の滴が滲む。カエノは泣き疲れて出し疲れて子供の様な無防備な寝息を立てている。床に飛び散った精液を掬い上げて指で伸ばして弄ぶとおもむろに口に運ぶ。
「ぴちゅっ……んっ……」
前歯で噛むとぷちぷちと精子が潰れる音。口の中に広げる生臭い味を納得するまで舌で転がした後、ゆっくりと飲み下す。しずくの甘い吐息が精液の匂いに上書きされる。
「はぁ……ダメ……一回しないと……私……おかしくなる」
健康的な白い頬がほんのりと赤く色づいて眼が発情で潤む。楕円形の染みが出来たショーツを下ろすと、濡れそぼった陰部に指を伸ばす。
にちゅっ!しゅしゅっ!ぬちゅるっ!
(あっ!良いっ!感じるっ!……そういえば自分でするのって久しぶりかも。)
ニコラスとの代理子作りや借金返済後も関係を続けている思春期真っ盛りで性欲猿化が止まらないタダシとのSEXで自分を慰める機会がここ数年ほとんどなかった事に今更ながらに気付く。
にちゅっ!にぢゃっ!にちゅるっ!
「あぁぁっ!指止まらないっ!気持ちいいっ!気持ちいいよぉっ!」
下から掬い上げる様に乳房を揉みしだき繊細な指を愛蜜を滲ませる肉の割れ目に夢中になって走らせていく。カエノがいつ起きるとも知れないため快感をコントロールして絶頂の瀬戸際でふわふわと漂うという愉しみ方は今はしない。
「あっ!ダメっ!もうイクっ!」
びくんっ!びくくんっ!
「ひゃぁぁぁんっ!あんっ!」
たちまち達して全身に快楽の痙攣が波の様に広がる豊かな臀部と胸がぶるんと揺れる。背筋を反らして悦楽の余韻に浸る。
(はぁっ……しずくが俺の精液舐めて……くぅぅ)
薄目を開けたカエノが再び勃起を始めたペニスを扱き上げる。うら若い肉体を持て余した乙女が二人。一つ屋根の下で起こる事は一つ。
こことは違う次元で眼鏡の少女がほくそ笑んだ。すべてはグラツァリ神のお導きのままに―
つづく