「ふぅ、牧場の仕事っていうのも大変ね」
畜舎内の箒掛けを終えたシイノはうっすらと汗が滲んだ拭う。流石は道具屋の女房だけあって細い体で大の男でも難儀する楽々と力仕事を易々とこなしていく。
(ふん、認めたくねぇけど、二人でやるとやっぱ捗るな)
資材を抱えて強引に牧場に押し掛けると畜舎に運び込みついでだからと強引に掃除を始めたシイノをカエノは忌々しげに睨みつける。
「……服は洗濯してまとめておいた。茶を用意してやるから、それを飲んだら大人しく帰れよ」
「はぁい!、後は水拭きだけだからすぐ行くわよ」
(なにがはぁい、だ図々しい奴!)
変に突き放すよりも適当に茶でも振舞って貸し借り無しにした方が後腐れが無いと安易に家の敷居を跨がせたことをカエノはすぐに後悔する事になる。
(あら……これ、夢の中で食べたのと同じ味)
文句のつけようのない完璧な掃除で窓のサッシついと撫でて嫁に難癖を付ける姑の様な真似も出来ず犬猿の仲同士でティータイムと洒落ち込んでいる。重労働の後なだけあって美味しい美味しいと連呼しながらバクバクと甘いミルククッキーを口に運んでは紅茶で流し込んでいくシイノにカエノは呆れ顔。
「細い癖に良く食うな」
「カエノさんだって、ほっそい身体でそんなの付けて……たくさん食べなきゃダメなんじゃない?」
皮肉っぽく笑うとすっとシイノのつま先がカエノの股間に伸ばされる。股間を弄られる前にががたんと椅子を鳴らして後退する。
「な、何考えてる!ふざけるなよっ!」
「ふざけてなんてないわ。また大きくしてんるんでしょ?」
「くぅ……それは……」
クッキーを摘まんで口に運ぶ細指、咀嚼する艶っぽい唇、そして掃除でかいた人妻の甘い汗の匂いに性的なイメージを掻き立てられて肉茎を熱くさせていた事実に息をのむ。
「あんなに大きいのに、右手に独り占めさせてていいの?。」
「お、お前だって旦那とSEXレスじゃないか!しずくから聞いてるぞ!」
「むむっ、それは……」
今度はシイノが痛い所を付かれてぐぬぬと唇を噛む。険悪な雰囲気と共に二人を奇妙な興奮が包み込んでいく。二人同時に椅子から派手な音を立てて立ち上がると
「旦那に相手にされないからオレと犯ろうって魂胆か!そうはいかないからなっ!」
「ふん!あなただって私の口であんなによがり狂って!しずくちゃんとする時より興奮してたじゃない!」
「いい加減な事を言うな!お前だってっ!」
カエノが怒鳴りながらシイノの襟元を掴み掛かるとシイノは呆気居ないほど床にばたんと倒れる。頭のベレー帽が飛び、顎のあたりで内跳ねになった髪がふぁさと床に広がる。
「きゃっ!……乱暴ね……しずくちゃんとする時もそんな感じなの」
余裕な横顔と四肢を投げ出してあえて無防備な姿を見せるシイノに思わずムキになる。
「うるさい!……むっ!うぅぅ~~」
首に腕を回されたと思ったら成すすべなくカエノはシイノに抱き寄せられる。顔が息の届く距離まできたかと思う間もなく唇を奪われる。カエノが動転した隙に固く閉じた唇をこじ開けて口内を舌で弄る。奥に引っ込もうとする舌を絡めとって熱く抱擁する。
「むぅぅっ……ぶはっ!」
「甘い唇ね。しずくちゃんが独り占めしたくなる気持ちもわかるわ」
短く激しい接吻に潤んで荒い息を吐くカエノの羞恥に歪む表情を舐める様に見ながら唾液の糸を引いて離される。再び瑞々しい唇を腰を落とすと下腹部を隆起した肉茎の先端がくすぐる。
「月並みなセリフだけど……下は正直なのね」
白魚の指でエプロンまで我慢汁を滲ませている勃起の先端を撫で回すとカエノの腰が浮いてくる。カエノを言いなりにするリモコンを手に入れたシイノの口元が大きく歪む。
「しずくちゃんには及ばないかもしれないけど……夫とした時はすごく気持ちよさそうな顔をしてたのよ」
カエノの下着を下ろしてワンピースを捲り上げて勃起をさらけ出す。久しぶりの性交に歓喜した女陰から愛液が染み込みねっとりとショーツに糸を引く。
「ベッドで可愛がろうと思ったけど……ここでいただきまぁす♥」
「お前待てっ!いきなり……あぁぁぁっ!」
カエノに濡れそぼる割れ目を見せつけながらゆっくりと腰を落とす。淫婦と化したシイノから逃れようとするとペニスを細指に絡めとられると甘い電流が下半身に走って腰が腑抜けになってしまう。亀頭粘膜と女陰粘膜が口づけを交わすと二人の腰が感電したように同時に痙攣する。
じゅにゅるるるっ♥ずぷんっ♥
「―あぁっ!―はぁっ……!!」
喉が引きつり喘ぎ声も出せない。無数のぷりぷりとした肉粒が情熱的に亀頭を撫で上げ絶妙な膣圧で陰茎に吸い付いて扱き上げる。極上の膣感に慣れる暇も無く肉胴は別の生き物の様に絡みついたかと思えば膣肉が上下に波の様に戦慄いて膣奥に引き込まれる。
(なんだこれ……気持ちよすぎて何も考えられねぇ……やばいっ!ちんぽ溶けるっ!)
ニコラスと床を共にした時には半分の実力も出せていなかった膣穴が不妊の焦りや性癖のしがらみがなくなり本来の極上の締め付けを十二分に発揮する。
「んぐぅっ……夫のより大きい……このおチンポでしずくちゃんをたぶらかしたのね」
無理矢理余裕を取り繕って笑みを浮かべる。みちみちと下腹部を圧迫する巨根に大きく呻きながら腰をグラインドさせる。凶悪に張ったカリ首のエラが膣肉を容赦なく抉り、自慰以外で使っていなかった膣穴に本来の用途を思い出させる。
「あぁぁぁんっ!気持ち良い……久しぶりのちんぽぉっっ!!」
下腹部から湧き上がる性感に焦がれて大きく喉をのけ反らせる。カエノを翻弄するはずの腰は自らの劣情を満たすために貪欲な動きを見せ始める。
ずぬんっ!ずんっ!じゅにゅぅぅぅっ!
「あぐっ!うぐぅぅっ!あがぁぁぁっ!」
ぷちぷちと肉粒が陰茎に吸い付いて執拗に撫で回す。あまりの性感に獣じみた絶叫がカエノの細い喉から上がる。ブリッジ状に浮き上がる腰を体重を掛けたピストンで抑え込む。
「んふふふ……お澄まし顔もすっかり歪んじゃって……かっわいい♥」
「やめろ見るな!見るんじゃねぇよぉ!」
冷たささえ感じる切れ長の眼はとろんとと目尻が下がり悦楽の涙で潤み、きゅっと結んださくらんぼの唇は。で必死に顔を覆い隠す弱々しさに支配欲と優越感を刺激されて夫には決して見せられない淫蕩な微笑みを浮かべる。
(可愛いリボン……いつも付けてるけど、しずくちゃんのプレゼントかしら)
ふと黒髪に映える緑のリボンが目につく、粗野な雰囲気とぶっきら棒な口調のカエノには不釣り合いなファンシーなリボンに興味をそそられて何の気なしに指を伸ばす。
「この寝取られ女!それに触れるんじゃねぇっ!!!」
誕生日にもらったしずくの大事なプレゼントをレイプ同然に跨ってきている女に無遠慮に触られて頭蓋が一瞬で沸騰する。魔王の四天王の力を限定的に解放して羽毛の様に軽いシイノを組み敷いくと、今までの鬱憤をぶつける様に破城槌の様な勢いで腰を叩きつけていく。
ぱんぱんっ!にじゅっ!ずぬぬんっ!ずぱんっ!
「くぅぅっ!おまえなんてっ!このっ!こうだっ!ふぅぅんっ!おほぉ……♥」
ピストンのたびに情熱的に絡みついてくる膣肉に強気な口調が徐々に尻窄みになり、既にはち切れそうな射精衝動に脳を灼かれる。
「あら、どうしたの?私をお仕置きするんじゃないの?」
押し倒された時は驚いたが快楽に溺れるカエノに再び余裕を取り戻すと両足を頼りなくなったカエノの腰に回してより深く膣奥にインサートする。
にじゅぅぅぅぅ!
「おぅっ!うぅぅ~~♥」
「そろそろ出したら?受け止めたげる」
破裂しないのがおかしいくらいにパンパンに張り詰めた亀頭が開き出した子宮口と熱烈なキスがスイッチになってシイノの言葉を待つまでも無く濁流の様な精液が子宮口に注ぎ込まれる。
どびゅるるっ!どくんっ!どぎびゅるるるるっ!!
「熱っ!あはぁぁんっ!わたしもイ、イクゥゥ!」
ニコラスとした時でも味わったことのない精液の奔流にシイノも性感が爆ぜてめくるめく絶頂に至る。荒い吐息がお互いの顔に掛かる。極上の名器は絶頂後も射精で萎えてなお長大なカエノのふたなりペニスに甘く吸い付き即座に勃起を回復させる。
「……てめぇ、これで終わらせないからな。二度と変な気起こさない様に……徹底的に滅茶苦茶にしてやる!」
こいつとは白黒はっきりつけなければならないとしずくと交わる時の癖で乳房を掴もうとして掌が空を切る。舌打ちの後、ギリギリ感じられる膨らみを寄せ上げて摘み上げる様に鷲掴みにすると再び腰を動かし始める。
(それでいいわ……しずくちゃんの隣は私の夫だけなの♥)
まさかニコラスもしずくも”出張”の最中に犬猿の中の二人が不貞を行うなど予想だにしないだろう。肉体関係をほのめかして悶々とさせてもいいし逆にオープンにしてニコラス×カエノ、しずく×シイノとスワッピングを公然と行うのも背徳感があって良い。
自分だけでなく周囲も寝取り寝取られの坩堝の中に引きずり込む。それが可能な力が今のシイノにはある。グラツァリへの感謝と念と共に夫以上に膣に馴染むカエノの暴力的なまでのふたなりペニスのピストンに我を忘れて喘いだ。
つづく