ホテルのベッドルーム全体にしずくとニコラスの体臭が複雑に混じり合った性臭が充満している。激しい性交の後の余熱を冷ますためにベッド横の鏡台の上の水差しを手に取るとそのまま豪快にラッパ飲みする。今の様な小休止と食事、排泄以外はひたすら肌を重ね合わせた事で体液を消耗しつくしたニコラスは唇の端から水がこぼれる事も厭わず貪る様に飲み乾していく。
「ニコラスさん……私にも……お水」
まだ膣奥にニコラスのペニスの感触が残っているのか股をもじもじとすり合わせる。度重なる情交でからからになった喉からは熱い吐息が途切れ途切れに漏れ出る。
「しずくちゃん……今、飲ませるよ」
水差しの水をぐいと煽って下顎に水を溜めると仰向けになったしずくに覆いかぶさると半開きになった唇を奪い、水を流し込む。
「むっ……んんっ♥」
ニコラスの唾液が混じった水は甘露の様に喉に染み込んで渇きを潤していく。そのままディープキスに移行してお互いに納得のいくまで互いの口中を弄り合う。
「ちゅっ……はぁっ♥」
「もう一回しようか?」
ディープキスだけで勃起を取り戻した肉茎の先端がしずくの臍の窪みをちょんと小突く。
「はい……ニコラスさん」
しずくの言葉と共に愛しさのままに張り詰めた男根を嵌め込むと何故か愛しい妻の顔が浮かんだ。
にじゅるるるぅ!
「うぐっ!あぁぁっ!」
街でも評判のおしどり夫婦。幼馴染でお互いに隙あっていた仲で自分から熱烈なプロポーズで結婚に至り、長女まで儲けた。よく気の利く出来た女房で自分にはもったいないと常々思っている。
「しずくちゃんっ……しずくちゃんっっ!!!」
情熱的にかき抱くとニコラスの厚い胸板に砲弾型のバストがひしゃげて広がる。首筋に痕が残るほどに唇で吸い付きながら腰を深く打ち付ける。
「ニコラスさんのおちんちん奥まできてますっ♥」
長女が出来たまでは順調だったが道具屋の跡取りになる男の子がどうしても出来なかった。不妊のプレッシャーで夜の生活もどこか遠慮がちなぎこちないものになっていた所に今腕に抱いている少女、しずくが現れた。
ぱんぱんっ!にじゅっ!じゅにゅんっ!
(くぅぅ……ちんぽに馴染む……堪らないっ……!)
妻が夜の営みにノリ気でない理由の一つとして密かに悩んでいた平均以上のサイズの男根を膣奥まで易々と飲み込んで若さに満ちたぷりぷりの膣肉が扱き上げる。
「はぁぁぁんっ♥あんっ♥あぁぁんっ♥」
妻から街で顔を合わせる程度の関係でしかなかった少女と子作りを勧められた最初こそ戸惑ったがラブホ営業の合間に昼と夜と無く交わす性行為耽溺して待望の長男どころか10人にも達する子供を作ってしまった。
今回の”出張”でおそらく新しい命がしずくに宿る事だろう。
(シイノ……これが君の望んだ事なのか……シイノ……!)
最愛の妻の名を呼びながらニコラスはしずくの肉体に溺れていく。同時刻、生まれたままの姿のカエノとシイノ我を忘れて肌を絡ませあっていた。
(くそ……今何時だ……どれくらいの時間が立った……?)
時間の感覚が失せて久しく快楽の波が引くほんの刹那の間にカエノはそんな事をぼんやりと考えた。何度抱いても飽きが来ないシイノの肢体を弄り、背中に爪を立てて強く抱きしめる。普段しずくと愛し合っているベッドはシイノの汗ですっかり上書きされていた。
(はぁ……悔しいけど本当に綺麗な顔……)
悦楽に蕩けながらもため息が出る美貌に対する嫉妬の念と共にえいと万力の様に膣圧を上げるとカエノが甘ったるい絶叫を上げる。
「あひぃ♥また締まってぇぇ♥あっ♥あぁぁんっ♥ひゃあん♥」
にじゅっ♥ぱんぱんっ♥ずここっ♥ぱんぱんっ♥
(可愛い声……もっと愛想良くすれば街の男たちがほっとかないのに)
猛りくる腰の動きから想像も出来ない乙女そのものな声に今まで忌々しく思っていたカエノを始めて可愛いと思えた。
(はぁ……うぅ……髪……良い匂い……しずくよりも……)
汗で首筋に張り付いた髪に鼻先を突っ込み甘い芳香を胸いっぱいに吸い込む。しずくと正面から抱き合うと大きすぎる胸で口づけも一苦労。しかし、シイノの場合はスレンダーな身体つきでより深く愛を交わす事が出来る。
「ちゅっ♥んんっ♥ちゅちゅっ♥」
最初のシイノを屈服させ様とする苛立たしい気持ちはどこかにいってしまって、感情のままに細首にキスの雨を降らせると、啄む様なキスに応える様にシイノも耳たぶの端に丸い前歯を立てる。
「どうしたの?……私を……滅茶苦茶にするんじゃないの?」
柄にもなく甘い気持ちに酔いながらカエノを挑発する。
「はっ!このぉ……まだ懲りて無いっていうのかよ……それならこうしてやるぜっ!」
我に返ったカエノはシイノを乱暴に仰向けにすると背中に覆いかぶさる。恋人の様にいちゃいちゃするのは似合わないこういう交わり方がお似合いだとカエノに見えない様に微笑みを浮かべる。
ずぬぬんっ♥すぱぱんっ♥ぱんぱんぱんっ♥
「あぅぅん!……おらおらっ!減らず口はどうしたっ!……くぅぅ♥」
喘ぎ声を必死に噛み殺して雄々しい腰使いで腰を胸と比べれば比較的ボリュームのある臀部に括れた腰を叩きつけていく。張りのある瑞々しい肌同士が弾け合う音が響き渡る。
(あぁぁぁっ!なんでこんなに気持ちいいんだよっ!)
奥歯が砕けるほどに歯を食いしばらなければたちまち媚びの入った雌の声が上がる。体位的には主導権を握っているとはいえ完全に理性をシイノの極上の名器に持っていかれている。
(あぁっ!なんで一番気持ちいい所が分かるの……私もイッちゃいそうっ!!)
カエノとの一昼夜ぶっとしのSEXは既に結婚してからのニコラスとの情事の回数を超えていた。お互いの本来のパートナー以上にお互いの性感を熟知した動きで今だかつて経験したことが無い悦楽の極みに上りつけていく。性癖を満足させた膣肉は本領を発揮してグラツァリの祝福を受けたふたなりペニスに気が狂わんばかりの快楽を与え続ける。
「くぅぅっ!あはぁぁ、ほら出すぞ、出すぞ!!」
獣じみた激しい性交が長続きする訳も無くあっというまにこみ上げてきた射精衝動を亀頭の強張りを膣奥で感じて子宮口が開きカエノのザーメンを受け入れようとする。
「きて!きてぇぇぇぇぇっ!」
どびゅるるっ♥どくくんっ♥びゅるるるっ♥どくんっ♥
シイノの本心からの叫びに応える様に十数回目の射精とはとても思えない夥しい量の精液をシイノの膣奥にぶちまける。熱い精液の奔流にシイノもたちまち昂った性感が炸裂した。
「くぅぅん♥……あはぁ……」
とうとう腰が抜けてへなへなと反ったシイノの背中に覆いかぶさる。汗の滲んだシーツに突っ伏すカエノの耳朶に必死に甘い声を堪えた熱い吐息が掛かる。
(すごいまだ……出てる……お腹熱い……上の子を妊娠した時みたい……)
ザーメンがじわじわと子宮の一番深い所に染み込む感覚は一回目の妊娠の時の感覚と酷似していた。繋がり合ったまま長々と余韻を味わうとすっかり皺の酔ったシーツの上でだらしなく四肢を投げ出してだらだらとお互いの性器を弄り合う。
お互いの阿吽の呼吸が分かっているしずくとニコラスは適度に休憩を取っていたが初めての浮気SEXに耽溺する二人は一切の飲食を取らずにお互いの体液で喉を潤していた。
「こんなに良いもん持っててなんで旦那とよろしくやらないんだよ」
ごぽりと精液がこぼれる膣口に指を挿しいれれば複雑に絡みついてくる。子供が出来ないのはしょうがないとして子作りは子作りで普通に旦那と夫婦生活をすればいいでは無いか。胸は無いけどあそこは極上の具合だし、やっぱり胸はないけど美人で洒落気もあるのだからいくらでも旦那の気なんていくらでも引けるではないかとカエノは納得がいかない。
「……愛する夫が自分よりも若くて綺麗な娘と獣みたいにまぐわって子供こさえて……一滴も血が流れない子を店を継がせるために汗水流して育てて……夜は一人寂しく自分を慰める……考えただけでゾクゾクするぅ♥」
夢見る少女の様な目の輝きとは裏腹なNTR嗜好の性的倒錯者の告白は理解できないのではなく理解したくない領域で呆れてため息も出ない。
「……それで良いのかよ。おまえは」
何を言っても無駄だと分かっていても聞かずにはいられない。
「そう、それが良いの、きっとしずくちゃんもニコラスもそして貴女もきっと分かってくれるわ」
ゆるゆると扱いていたペニスが固さを取り戻す。精力が強い部類のニコラスも最大記録は6回だった。ふたなりだからとしか説明出来ない底抜けの絶倫ぶりに背筋にぞくりと甘い痺れが走る。
「ニコラスとしずくちゃんが帰ってくるまでまだ時間があるわ。もっと楽しみましょ♥」
まだ半萎えのペニスに跨ろうとするシイノの長年連れ添った愛人の様な口ぶりに反発するが抜けた腰は全く言う事を聞かない。諦めと共にため息をつきシイノの成すがままになる。
「好きにしろ。その内、思い知らせてやるからな」
「うふふ♥いつでも受けて立つわよ。カ♥エ♥ノ」
呼び捨てにされてもそれほど嫌な気分がしなかったのがカエノには不思議だった。シイノはカエノの今のところの敗北宣言を聞いた優越感でいたずらっぽく笑うとゆっくりと腰を下ろしていく。極上の名器に包まれた途端に海綿体がの急速な膨張を味わいながら腰に上下のひねりを入れながら動かし始める。
(おっ♥犯ってる犯ってる♥片田舎のシスターには格好のオナネタね♥)
二人の鬼の様な性欲に付き合いきれず仮眠を取りに行っていたシィも英気を養って再び出歯亀に復帰。邪なグラツァリの信徒の視線を感じ取り、この借りはいずれ返すとカエノは強く心に決める。
ベッドが大きく軋むアグレッシブな動きにも関わらず凪いだ海面の様な平坦な胸を凝視しながらカエノはシイノの差し出してくる両手に応えて指を絡ませあうと腰の動きに身を任せて再び媚肉の喜びに浸るのであった。
つづく