史上初のフルダイブ型VRMMOゲーム【アダム】は盛大な開幕と同時、某宗教の過激派ハッカーに乗っ取られ、デスゲームと化した。
こういう類のライトノベルを知らしめた某有名作品のように、色々そこに行き着くまでに様々な葛藤や対立、プレイヤーの少なくない犠牲を経て、クリアを目指す攻略組、諦めて町に引き篭もって生計を立てるニート組、攻略を目指す程じゃないけどレベルを上げる中間組へと大まかに分類されるようになる。
そんな中、攻略組に全てを任せて自分は安全地帯である始まりの町に引き篭もるつもり満々だった一人の雑魚プレイヤーが何か偶々チートかバグを発見してゲーム序盤に最強になっちゃったのである。
そんな導入である。中身は察して欲しい。
プレイヤーがそれぞれの生活を始めてから、およそ二週間後。
始まりの国ホランドが王都、ガーライル。
セントラル商業区の一等地に、一件のプレイヤーショップがオープンした。
――他のクリエイト系プレイヤーは、いまだ露店で物を売り買いしている時期にだ。
「はいはい、いらっしゃい。片手剣、両手剣、槍にナイフに斧に日本刀、主立った系統なら何でも取りそろえてるよ~。金さえあればオーダーメイドも受け付けるよ、出せるもんならね~」
耐久度が図抜けたレア植物モンスターのドロップアイテムでこしらえた扉を開けば、店主がカウンター越しにやる気なさげで投げやりに出迎える声が響く。
いや、実際やる気など微塵もないのだ。
商売っ気皆無な様子を隠しもせず、カウンターに頬杖を付いてこの物語の主人公シンタロウは鎮座する。
時折目を細めたり唇を緩めたりと緩い百面相を披露する様子は控えめに言っても不審者でしかない。
しかしそんな店主とは対照的に、真剣なまなざしで棚や壁に陳列された商品のステータスを確認・吟味するプレイヤーたち。頭上にプレイヤーネームが表示されない、NPCと思われる騎士らも訪れ武器の品定めをしている。展示された剣や杖を手に取り、誰も彼もが感嘆の息を漏らしている。
それも当然。
店内にある商品たちは駆け出し冒険者レベル帯の武具であろうと最低限何らかのエンチャントを施され、本来なら最初の町で手に入れられる筈もない強化値付与・追加アビリティが付加された武具さえ店売りされている。
生半可なプレイヤーメイド品を軽々と凌駕する品揃え。しかも安価。
必然、多くのプレイヤーたちが序盤には分不相応なまでの武装を整え攻略が加速する。
シンタロウのショップがオープンするまでの2週間、オープンしてからの2週間。
グランドストーリーの進捗状況は劇的に好転した。
(チートコマンドによって)有り余る初期資金を使って最初の街にある職人街の一角を買い取り、当面は鍛冶職人として生きていく事を決めたシンタロウ。
これには一応、理由がある。
破格のステータスに設定した所為でレベルや熟練度を上げる必要が無い事。高過ぎるステータスが為にモンスターとの戦いに楽しみを見いだせない事(なお、下げる気は一切ない)。
上の理由からさて何を楽しみにしようかと引きこもっていた宿屋を抜け出し散策しているといまさらに気づく。今、目の前で生きている世界が倫理コード、ハラスメントコードが解除されたデスゲームである事。プレイヤー達は文字通り死に物狂いである。血眼になって生きのびようとするプレイヤー達の姿を眺めて、愉悦に浸るのも悪くないと認識したのだ。
愉悦に浸り、弱者を嬲り、リアルくっ殺女騎士を蹂躙したら楽しそうじゃない?という、基本ムーブが確立された頃でもある。
となれば、未だ弱者でしかないプレイヤー達を嬲っても楽しくない。くっ殺シチュエーションがレベル7の雑魚では興ざめである。その為、彼らを育て上げる一助として鍛冶屋を開く事にしたのだ。
カバーストーリーとして、デスゲームにハッキングされたと発覚した後、速やかに比較的遠方にある洞窟に出没するレアモンスター【キングオブキングミノタウロス】を狩り、ユニークドロップ【ミノタウロスの鎚】を手に入れた――設定にしている。
幸い発覚直後から宿屋に引き籠っておりプレイヤーとのコンタクトが絶無だったので、今のところ誰も怪しむ者はいない。
実態は勿論、設定されていたアイテムを【所持】状態にチェックしただけだ。
カンストまで嵩上げされた桁外れのステータスが作り上げる武具は言うまでもないが優秀で、安価という事もあり生きるための投資を惜しまないプレイヤー達に飛ぶように売れた。
誤算があったとすればシンタロウのステータスが余りに規格外の為、屑鉄からも名剣名刀が生まれてしまうという喜劇が発生した事くらいだ。
店に陳列された品は、失敗作と言うのも憚られる出来の武具ばかりではあったが、それでも他の鍛冶職プレイヤーや店売りの武具とは段違いの性能を持っている。
陳列された商品を一瞥しても、
・ショートソード+5(物理攻撃力5%アップ、神聖属性攻撃3%アップ、猛毒状態超確率で付与)。銅貨を熱してデコピン一発
・ブロードソード+7(物理攻撃力7%アップ、スキル威力小補正、裂傷状態確率付与)。空缶3個をピコハンで一発
など、熟練度を上げ始めたばかりの職人プレイヤーではどう足掻いてもたたき出せない数値と内容になっている。
どうすればしょぼい武器になるかと試行錯誤したシンタロウの、ある意味、苦心の作であった。ちなみにその後、スキル一覧の中から【鍛冶】のスキルを取得し、ある程度狙い通りの品物が作れるようになった。気付いた時に俺の1時間はなんだったのだとこっそり落ち込んだ。
閑話休題。
さてもそのように、シンタロウという突出した存在が居るために、他の職人プレイヤー達が不遇の扱いを受けたり嘲笑を浴びせられたりしているらしいが、知った事ではない。
シンタロウの態度に眉をひそめるプレイヤーは多いが、未だトップギルドやパーティでさえ踏み込んでいない洞窟をソロで狩ってきたと言うシンタロウに実力行使に出る訳にもいかない。というか実力行使したって今の彼らでは返り討ちだが。
結局、職人プレイヤーは大まかに言って二つの道を選ぶ事になる。
臥薪嘗胆の精神にて独力(又はシンタロウが関わらないギルドやパーティ内)で腕を磨くか、シンタロウの工房で熟練度を上げていくか。
金にあかせたシンタロウのプレイヤーショップに併設されている工房には鍛冶の男神と炉の女神より【鍛冶熟練度効率+50%】【鍛冶熟練度効率アップ+30%】という破格の祝福(重複は乗算される=95%アップ)が授けられていて、その事実が伝わるにつれて軍門に降るプレイヤーが増えている。
一応は弟子待遇となる職人達の共通点はただ一つ。
一人の例外もなく全ての弟子が女性プレイヤーである事だ。
その理由が何なのか――受け入れる際に、美醜で振るい落としているのだから他のプレイヤー達にも周知の事実だ。
今もやる気のない接客態度のシンタロウの足元、カウンターに隠れる形でシンタロウの陰茎を頬張る少女がいる。
奥の工房では初期装備である布のワンピースを纏うだけで下着の着用すら許されない女性プレイヤー達が、毎日シンタロウの欲望に晒されている。
彼女たちの悲哀は、多少の関心を持てば簡単に耳に入る。
――店内をある程度の時間見回せば、武器を物色するプレイヤー達の何人かは商品を吟味する合間合間に隠しきれない怒りや憤りを湛えてシンタロウを睨んだり、逆に酒池肉林を楽しむ姿を羨ましげに眺める者がいたり、シンタロウに対して実力行使に出ようとしたプレイヤーが高額で雇われた冒険者NPCに退店させられたりしている。
そんな視線を集める店主、シンタロウはそれらを気にも留めず足元に跪いている美少女プレイヤーに指示を送る。
「ふ、ぅ……サーシャ、そのまま空気吸うみたいに頬窄めて――そうそう、それで前後に首振って――…はは、すっげぇひょっとこ顔。エロスよりもワロス」
「名前…呼ばないで…っと、ふざけ……ぐ、ぅ……お、ぇ……ッ」
サーシャと呼ばわる少女の喉奥を腰を突き出し抉る。
それだけで、サーシャは涙を滲ませ口から陰茎を吐き出す。けれども、反射的なえずきで咳き込む時間すら惜しいと慌てて自らの唇を再度広げてシンタロウジュニアを迎え入れる。
「ふふ、いい子だサーシャ。お前が言ってきたんだもんなサーシャ? 何でもするから、今日の店番はアンネじゃなくて私にして欲しいって。そうだろうサーシャ?」
「だって…あんな………ん、ふ……っ、は」
舌先で鈴口を柔らかく舐り、擽りつつ中指と親指で作った輪で幹の根元を刺激する。たっぷりとまぶされた唾液に扱く指の輪が往復する度に、カウンター近くに零れる規則的な水音。
「な~んだよ、ちょっとお客様方の前で開脚背面座位して御開帳しただけだろ~?」
「あの、子……はじめて、だったのよ……」
「リアルは処女なんだからいいじゃん」
「ん、っふ……そういう、問題じゃ」
「ん? なら弟子止める?」
「………~~ッ! ……分かってる、くせに…………!」
少女が涙を浮かべながら陰茎から顔を上げると、自らの唾液と先走りで淫らな臭気を放つ幹に頬擦りしつつ、陰嚢にフレンチキッスを重ねて、媚びるかにリップノイズを鳴らす。
リアルの容貌が再現されたアバター、強気で快活さを感じさせる相貌は屈辱と羞恥と息苦しさと諸々の感情で朱色に染め上げられている。リアルで異性との口付けも知らない唇から震えながら伸ばされた舌。本心とは裏腹に唾液に濡れた朱色の粘膜が陰嚢をすくい、己の口腔内へと啜りあげる。
陰嚢を頬張り、奥に眠る珠玉を転がし撫でる。
「ん、そうそう。ふふ、可愛いよサーシャ」
少しだけ色が抜けたこげ茶色の髪に黒瞳。より正確に言えばシャギーが入った軽めのショートボブに釣り目がちの瞳。弟子入りする前には勝ち気な光を宿していた双眸は喉を犯され、唇を穢され悲嘆と涙に濁っている。
容貌が現実参照となっている事実、現実であれば言葉を交わす事もなかったであろう上位カーストの美少女が己に懸命に奉仕する姿に、ぞくぞくと背筋を這い上がる衝動に唇がゆがむ。。
勝ち気な外見に相応しく気も強く、さらには貞操観念も堅かったサーシャが奉仕する理由。
命が簡単に散るデスゲームに於いて、レベルと熟練度はすなわち命と等価であるといって過言ではない。
【鍛冶】で減少するスタミナを回復させるスタミナポーションが毎日支給され、下手な攻略組を超える給料を日払いで支払われ、素材確保のために危険な街の外に出る事も無い、なおかつ熟練度効率も格段に良いシンタロウの工房は、魅力的に過ぎた。
シンタロウのハラスメント行為を耐えてでも庇護下に入りたがる程に。
ただ、ある意味生きるために耐え忍ぶ有象無象の弟子たちと、今シンタロウの楔を口唇愛撫しているサーシャは在り方が異なっている。
他にも数人、同様の事情を抱えている女性プレイヤーがいるのだが、彼女たちは正確には他のパーティに属している。
その中の一人で、シンタロウが最近執心しているサーシャは、現実世界では高校生だったらしく、仲のいい男女のグループ数人と共にこの世界に訪れていた。
気心知れた仲である為に前衛後衛、生産の職業バランスを取ってのパーティを構成出来たのだが、問題が一つあった。
彼らのリーダー的存在が、思春期青年期にありがちな高潔な正義感の持ち主であり、若さゆえの万能感から抜け切れていない少年だったのだ。
当然のように攻略組に属する事を提案する彼に、賛同した仲間たち。
意気揚々と攻略を開始したのはいいが、元々の難易度に加えて未知の世界に対しての攻略情報が足りない事、フルダイブ型VRゲームの操作に慣れている割合が少なかった事もあり怪我を重ね、時には瀕死になりながらフィールドを開拓していた。
苦戦する友人たちを見かね、彼ら彼女らを守る為、職人ビルドをしていたサーシャは仲間達の反対を押し切って、弟子入りした経緯の持ち主だ。
心配そうに見送る同年代のプレイヤーたちに「弟子入り祝いだからってレンタルしてもらったから、使って」とシンタロウの店売り装備の中でもトップクラスに優秀な装備を贈って、快活に笑って見送ったのが一週間前。
いま、装備品レンタルの見返りとして求められるまま、喉まで男自身を飲み込んで一心不乱に奉仕していた。
肩に届くか届かないかの長さの髪が、喉まで楔を飲み込み、亀頭まで引き抜き、再度奥に飲み込む、都度跳ねる。
デスゲーム前には、楽しげに世界を見ていた筈の瞳は苦しげに目尻に涙を滲ませてきつく瞑られている。
絶え間なく水音が響く。
――じゅぷ、じゅぽ。
サーシャが弟子入りして一週間。
立場だけの師匠であるシンタロウの気性を理解してきている。
この男は、拒絶を強く顕したり、羞恥や屈辱の表情を浮かべる女を甚振るのが好きなのだ。
名を連呼したのも、初めての奉仕の際に呼ばないでと自分が言ったせいだろう。いつも、いつも名を呼ぶようになった。
その為、いちいち反応しないことに決めた。ただ男を達させることだけを考えて、サーシャは現実世界では知らなかった術、唇と舌、更には頬の粘膜を使って男に悦びを与えていく。
「っく、じゅ……っぷ、は……! っ、く、ぐ……」
「はっは、大分分かってきたじゃないかサーシャ」
かつてはいちいち口答えをしていた勝気な少女が、己の楔を頬張って一生懸命吸うあられもない姿にシンタロウは機嫌よく瞳をすがめる。
サーシャの推論は当たっている。シンタロウという人間が最も興奮を覚えるのは異性が屈辱を覚える姿にである。
であるから、ただ淡々と仕方なく受け入れる弟子よりも、仲間を想い仲間の為に耐えているサーシャが気に入るのも、シンタロウにとっては道理なのだ。
データの産物とは思えない髪に指を伸ばせば、艶やかな髪を掬ってこぼす。さらりと手触りのいいそれを眺め下ろしながら、囁く。懸命に楔を吸い立てるサーシャの耳元に。
「ショウ君、来てるよ」
「――……っ! っく………ぅ!」
淡々と、男を慰めていたサーシャの動きがびくりと強張る。
対照的にシンタロウはほくそ笑む。
そんな彼の様子を上目に見上げ、口いっぱいに楔を頬張りながらサーシャは渋面を浮かべる。
「嘘だけど」
「……そ、う…ん、っ、ふ」
「そっか。ショウ君狙いか」
「……ぁ」
口を閉じられたのなら、自らの失態にサーシャは歯噛みしたに違いない。シンタロウという男にひとつ、弱みを見せてしまったのだから。
この男なら、今の事実をろくな事に使わない。
彼の前で自分を嬲ったり、
彼に娼婦や他の女性プレイヤーを宛がって自分にその様子を見せたり、
或いはじわじわと嬲り殺される様子を見せつけられるかも知れない。
ぞわり、と。
碌でもない、けれど完全に外れているとも言い切れない予想にサーシャの背筋が凍る。
「頑張る。頑張る…から。感じる、トコ…教えてください………お師匠、さま。他の、人………なんか、見ないで。私、…見てて?」
「じゃ、気合い入れて吸ってよ。そろそろ、出そうだからさ。サーシャのアホっぽいひょっとこ顔見たいなー」
せめて。シンタロウの気紛れの慈悲を求めてこうべを垂れて甘えるように内腿に頬を摺り寄せ、甘い吐息を撫で掛ける。
それに気をよくしたシンタロウが次々に指示をしていく。
「口を窄めたまま前後に動かして」「舌で先っぽほじって」「雁首のトコ、舌先でぐにぐに舐め回して」
その度に、弟子入り当初はただ頬張るだけだった少女が自分なりの技巧を尽くして怒張を舐め、啜る。
いつの間にか妙に静まり返った店内に卑猥な水音が響く。
じゅぽ、じゅぽ、唾液で濡らした楔を口腔で出し入れしている音に紛れて、空気をぶぶぶっと一緒に吸い込む音や、苦しげに酸素を求める呼吸の音。
日常を過ごすプレイヤー達が――特にシンタロウの指示を心待ちにして来店している輩は――息を呑んで耳を傾けている。
やがてシンタロウの指示はなくなっていき、表情を蕩かせては「あぁ…そう、上手いじゃん」と褒める声に変わって行く。
真っ昼間から為されるそんな淫行に、男達の何人かは股間を硬くしていた。彼らに見えるのはカウンターに隠されたシンタロウの上半身だけ。にも関わらず、悦楽に小刻みに身体を震わせ始めたシンタロウを、羨望の或いは憤怒の輝きを宿して男達が見つめている。
「出す、ぞ……! 飲め、ッ、よ!!!」
「んぐぅ!? ぐ、ぇ……ん……っく………ん……ふ」
彼らの耳に、存分な量を吐き出された白濁を必死に嚥下しているのだろう喉の音がやけに大きく響く。
カウンターを挟んだ彼らを尻目にシンタロウは愉悦の表情で蕩け、サーシャは屈辱と呼吸苦から顔を真っ赤にして全てを飲み干していく。
たっぷりと、十を数えられる程の時間の後、カウンターの下、シンタロウ以外には見えない場所でサーシャは口をゆっくりと開く。
大方の白濁を飲み込んだものの、残滓が残っている口腔の中。口蓋と舌の間で伸びた唾液の糸はうっすらと白みがかっていた。そんな描写すら自然に行う【アダム】の演算能力の高さに驚く事もなくなったシンタロウは、至極面白い見世物を見たとでも言うように顔を綻ばせて、立ち上がる。
「どうだった?」
「――ぉ、いし、かった……です。ご指導、ありがとうございます………お、師匠。…っ、さま」
「だろ? あー、すっきりした」
一発抜いて気分穏やかになったシンタロウは、最早足元の存在に執着を無くしたようにぞんざいに剥き出しにしていた楔を仕舞い、工房へ繋がる扉を開いて消えた。
そうして残るのはカウンター下で喘ぐような呼吸で酸素を貪るサーシャの姿。
「う、ぅ……っく、ふ……あ、ぁ………うああぁぁぁぁぁ……!!」
サーシャの脳裏に、高校の友人達が浮かぶ。学校生活や、退屈だった登下校、部活で汗を流す相内翔太の顔などが浮かんでいく。
顔を真っ赤に染めて泣き崩れるサーシャは、やがてシンタロウの代わりに接客に出てきた女性プレイヤーの足元で懸命に声を殺し、気配を消そうとしていた。買い物をするプレイヤーの視界に間違っても入らないように小さく、小さく丸くなって。
シンタロウの消えた店内に、それでも止まらない、押し殺した嗚咽が響いていた。
余談。
本日もまた心を抉られた見えない美少女プレイヤー。カウンターに隠れた相手がどんな女性であるかを妄想していた男性プレイヤー。その内の何人かは店番をこなす女性プレイヤーの冷たい一瞥を物ともせず粘りに粘り、精神的ダメージに加えて【空腹】状態も併発しすっかり憔悴した女性プレイヤーが店から出て行く背に向けて【看破】する。
本日の店主の相手が【サーシャ】である事を確認し、調教の成果を嘲笑い、掲示板で悦び嗤う。
普段、一人で店番をこなす凛としたサーシャのスクリーンショットを添付して。
サーシャは【尺八演奏】スキルが1から2に上がった!
ショウ君にリアルで使用した場合、1分で白濁の感涙(汚い)